JPH06507075A - バシラス属中の遺伝子発現 - Google Patents

バシラス属中の遺伝子発現

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新しい遺伝子、ベクター並びに酵素の過剰産生に有用な、該遺伝子およ びベクターにより形質転換されたバシラス属に関する。特に、本発明は、酵素の 過剰産生を相乗的に誘発する、突然変異型または野生型のいずれかの未結合遺伝 子の特定の組合せに関する。
発明の背景 工業的に重要な多くの産生物が、バシラス属の構成員から産生される。これらの うちのいくつかは、プロテアーゼ、アミラーゼ、およびベーターグルカナーゼを 含む(ブリースト、1977、細菌学レビュー、41 : 711−753 ) 。これらの酵素のほとんどは、胞子形成後に、または定常期の徴候とともにバシ ラス属により産生される。
枯草菌1−168は、最も広く研究されているバシラス属の一員であり、長年の 学術的な研究の結果として十分に発達した遺伝子システムを有する。その結果、 細胞外酵素の発現に関する著しい量の知識が蓄えられ、これらの酵素の発現にお いて変更される枯草菌1−168の多くの突然変異体が存在する。そこには、細 胞外酵素の発現を調節するタンパク質をコードするいくつかの異なる既知の遺伝 子がある。この調節の正確な分子機構は完全には理解されていないが、これらの 遺伝子の産生物は、標的酵素の転写水準で直接的または間接的に相互作用するこ とが明確である(フエラリら、1988、J、バクチリオル、 170 : 2 89−295 ;ヘナーら、1988、J、バクチリオル、 170 : 29 B −300)。
プロモーターの周囲のDNA領域は、ある転写制御因子と活発に相互作用でき、 特定プロモーターの強度と能率を効果的に調節できる。この相互作用は、その特 定標的遺伝子の転写の刺激または抑制のいずれかとなる。結果として、これらの 転写制御因子をコードする遺伝子、または相互作用する染色体領域のいずれの突 然変異は、多かれ少なかれ標的遺伝子のmRNAを産生ずることが予期される。
これは次には細胞により合成された酵素の量が多いか少ないかということになる 。
遺伝子操作技術の出現により、枯草菌l−168中の別の種から、または他のバ シラス種から遺伝子をクローンまたは発現することが可能となった。これらの研 究のほとんどでは、クローニングベクターとしての多重コピープラスミドを使用 している。クローンしたタンパク質の産生は、野生型宿主における産生を超えて 著しく増大せしめられたが、突然変異誘発により得られた産生菌株に報告された 酵素の産生よりは大きく下回った。これはまた、酵素が、枯草菌から誘導された 強い転写および翻訳要素の調節下にあったときの場合であった。明らかに、プラ スミドを複製する、多重コピーから得られた酵素の産生は、ある突然変異体、す なわち、いくつかの分泌酵素の過剰産生を誘発できると記載された5acU ( Hy) 、5acQ (Hy)およびhpr(デドンダーら、微生物学197B 、D、シュレシンジャー(E d) 、5g−89頁、アメリカの微生物協会、 ワシントン、DC,バルバら、1983、FEMS微生物レターし、17 :  1ll−85;フェラリ、未出版の報告)の存在には影響されなかった。これら の調節遺伝子は、影響された酵素のために構造遺伝子に結合されず、それゆえ、 それら遺伝子は、遺伝子が多重コピープラスミド中に存在する場合にも多大に刺 激活性を用いることを予期すべきである。
サブチリシン遺伝子転写と直接的または間接的に相互作用することが知られてい る異なる調節遺伝子には少なくとも6つある: 5acUSsacQ、prtR Shpr、sinおよびabrB。
5acU遺伝子のある突然変異体は、これら全ての既知の調節遺伝子の中で最も 多面作用的な効果を有する修飾ポリペプチドをコードする。例えば5acU(H y)突然変異体を担持する菌株は、高水準のグルコースの存在下で胞子形成でき 、非常に低い形質転換能率を有し、べん毛を欠如しており、いくつかの分泌酵素 の過剰産生の原因でもある(テンダーら、微生物学1976、上記)。
3つの異なるバシラス属からの5acQ遺伝子をクローニングして特徴付けた( アモリーら、19117、J、バクチリオル、169.234 ;ヤンら、19 86、J、バクチリオル、16B 、133 ;および富岡ら、1985、J、 バイオチクノル3.85)。枯草菌から単離した遺伝子は、46のアミノ酸から なるポリペプチドをコードする。5acQ遺伝子は、プロモーター中の突然変異 のために過剰発現されたとき、または多重コピープラスミド中に存在するときに 、アルカリ性プロテアーゼを含むある細胞外酵素の過剰産生を生じる(ヤンら、 1986、J、バクチリオル186 、113−119 )。
prtR遺伝子は、6oのアミノ酸からなるポリペプチドをコードする。この遺 伝子が多重コピープラスミド中の枯草菌に存在するときに、タンパク質の産生が 増大する。しかしながら、5acQとは違って、プロテアーゼの産生を増大せし めるこの遺伝子のデータに対する染色体突然変異体はない(ヤンら、1987、 J、バクチリオル、 169.434−437)。
hpr遺伝子は203のアミノ酸からなるタンパク質をコードし、この遺伝子中 のある突然変異体はアルカリ性プロテアーゼの産生を刺激する。この遺伝子産生 物の損失を生じる突然変異体がサブチリシン遺伝子の転写を刺激することを確立 した(ペレゴおよびホック、198g、J、バクチリオル170.2580−2 567)。それゆえ、hpr遺伝子の産生物は、おそらくサブチリシン遺伝子の リプレッサーであろう。また、5coC遺伝子とあるいはcatA遺伝子はhp rと同一であることも分かった。これ以後、hprという表記はhpr、5co CまたはcatAと呼ばれる3つの対立遺伝子のいずれかを称するのに用いる。
sin遺伝子は111のアミノ酸からなるポリペプチドをコードする(ボアら、 198B、J、バクチリオル、168:860−869 )。遺伝子の挿入不活 性化は、高水準のアルカリ性プロテアーゼの産生を引き起こし、この遺伝子がア ルカリ性プロテアーゼの発現のリプレッサーとして作用もすることを示唆してい る。
最後に、abrB遺伝子は97のアミノ酸からなるポリペプチドをコードする。
またこの遺伝子に関して、これはアルカリ性プロテアーゼの転写のリプレッサー であり、この遺伝子の一時性の調節に重要な役割を有するという証拠がある。
発明の概要 驚くべきことに、これらの遺伝子の突然変異体の組合せを担持する菌株中に相乗 効果が達成できることを発見した。
そのような有機体は、発現される酵素がそのすべての調節領域に関してプロモー ターの制御下にある、組込みベクターまたはプラスミドにより形質転換される場 合、複製多重コピープラスミドまたは上述した調節突然変異遺伝子の1つのみの いずれかの使用から予期されるよりも多い酵素を発現する。
したがって、本発明は、 a) 酵素遺伝子配列、 b) 該酵素遺伝子配列に操作可能に結合した酵素遺伝子の発現を制御する機能 的プロモーター遺伝子配列、および C) 各個々の突然変異遺伝子が酵素の発現の増大を誘発している、前記プロモ ーターの転写調節に必要な2つ以上の突然変異遺伝子であって、好ましくは、h pr、5acQ、5acU、s in、abrBsまたはprtRからなる群よ り選択される突然変異遺伝子、からなる、酵素を過剰産生できるバシラス属に関 する。
本発明はまた、新しい遺伝子からなるベクター、該ベクターにより形質転換され た細胞、および酵素の製造方法に第1図はpSAR遺伝子の構成を示す。
第2図はpSAICM遺伝子の構成を示す。
第3図はpsAIcM遺伝子の枯草菌染色体中への組込本出願人は、突然変異ま たは野生型遺伝子、ベクター、および酵素の過剰産生を誘発する能力が特有な遺 伝子とベクターで形質転換されたバシラス属の新しい組合せを証明した。上述し たような2つの突然変異遺伝子を、適切なプロモーターと遺伝子配列を担持する 菌株中に導入する。プロモーター配列と酵素の遺伝子配列を、組込みベクターを 用いてそのような宿主菌株中に導入する。そのようなベクターは、組込みにより 増幅されていても、されていなくてもよく、宿主ゲノムの一部としてしっかり保 持され、細胞内で染色体の必須の部分を複製する。組込みは、限定されるもので はないが、特定の構成に用いられるプロモーターと相同な領域を含む染色体の異 なる領域に生じ得る。そのような宿主は、元の酵素配列、または所望の酵素産生 に有害で、標準技術により欠失または効果のないように作られた他の遺伝子配列 を有するかもしれない。
ここに用いているような、「酵素遺伝子配列」は、一般的にバシラス属に非相同 また相同のいずれかである酵素の発現のためにコードするDNA配列を称する。
いくつかの酵素が知られており、限定されるものではないが、この教示の範囲に は、バシラス レングス(lentus)、バシラス アミロリクエファシェン ス(amyloliquefaciens)(例えば、ATCC23844)、 バシラス リケニホルミス(1i chen i f o rmi s)(例え ば、ATCC21415) 、バシラス アル力ロフィラス(alcaloph ilus)(例えば、ATCC21522)、枯草菌(例えば、ATCC605 1)およびバシラス セレウス(cereus)(例えば、ATCC21768 )からの好ましい酵素を含む。また、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、エ ステラーゼ、エンドグリコシダーゼ、等をコードする酵素のようなバシラス中で 発現されることのできる全ての遺伝子を含む。好ましい酵素はサブチリシンであ る。他の好ましい酵素は、ストレプトミセス属種からのエンドグリコシダーゼH およびシュードモナス メンドチノ(mendoc 1no)ATCC5355 2(MD、 、ロックビル、アメリカ型培養コレクションから得られる)からの リパーゼを含む。高いpHで最適に作用するサブチリシンのような酵素は、好ま しい酵素の中の1つである。また、それぞれの転写調節遺伝子により影響を受け る(すなわち、過剰産生ずる)プロモーターは、本発明に包含することを意図す るのも言うまでもない(例えば、aprEおよびnprE)。酵素遺伝子配列は また、遺伝子配列中の1つ以上のアミノ酸の置換、挿入または欠失をコードする 突然変異DNA配列を産生ずるように修飾された、自然に生じた酵素遺伝子配列 をコードするDNA配列を含む。適切な修飾方法が、例えば、1985年1月9 日に発行された欧州特許公開第0130756号に開示されている。
サブチリシンは、一般的にタンパク質またはペプチドのペプチド結合を開裂する ように作用する細菌アルカリ性プロテアーゼである。ここで用いているような「 サブチリシン」は、自然発生サブチリシンまたは組換えサブチリシンを意味する 。一連の自然発生サブチリシンは、様々な細菌種により産生されたりしばしば分 泌されることが知られている。この系の構成物のアミノ酸配列は、完全には相同 ではない。しかしながら、この系のサブチリシンは、同一または類似の種類のタ ンパク質分解活性を示す。この綱のセリンプロテアーゼは、これをキモトリプシ ン関連網のセリンプロテアーゼと区別する触媒二連構造を定義する共通のアミノ 酸配列を共有する。サブチリシンおよびキモトリプシン関連セリンプロテアーゼ の両者は、アスパラギン酸塩、ヒスチジンおよびセリンからなる触媒二連構造を 有する。
サブチリシン関連プロテアーゼにおいて、アミノ基からカルボキシル基までを読 む、これらのアミノ酸の相対的な順番は、アスパラギン酸塩−ヒスチジン−セリ ンである。しかしながら、キモトリプシン関連プロテアーゼにおいて、相対的な 順番は、ヒスチジン−アスパラギン酸塩−七リンである。それゆえ、ここにおけ るサブチリシンはセリンプロテアーゼを称する。
「組換えサブチリシン」は、サブチリシンをコードするDNA配列が、自然発生 サブチリシンアミノ酸配列において1つ以上のアミノ酸の置換、欠失または挿入 をコードする突然変異DNA配列を産生ずるように修飾されているサブチリシン を称する。そのような修飾を行なう適切な方法は、欧州特許公開第013075 8号とここに開示した方法を含む。例えば、アミノ酸残基50.124および2 22でのメチオニンがそれぞれフェニルアラニン、イソロイシンおよびグルタミ ンで置換されたサブチリシン多重突然変異体は、欧州特許公開第0130758 号に開示された残基222(Gln−222)でのグルタミンが置換された組換 えサブチリシンから誘導されたものと考えられる。それゆえ、多重突然変異体は 、Gln−222組換えサブチリシンにおいて、残基50のメチオニンをフェニ ルアラニンで、残基124のチメオニンをイソロイシンで置換することにより産 生ずる。
ここに用いているように、「酵素遺伝子配列に操作可能に結合した酵素遺伝子の 発現を調節する機能プロモーター配列」は、バシラス属の暗号配列の転写と翻訳 を調節するプロモーター配列を称する。このプロモーター配列は、配列が発現の ために選択された微生物中で機能的であるように選択される。例えば、ラムダP (ルノー等、遺伝子15.81 [1981] )並びにtrp(ラッセル等、 遺伝子20.23[1982] ) !タハt a c (デボア等、PNAS 、USA80゜21 [1983] )から形成されたプロモーター配列(リポ ソーム結合部位を含む)は、操作可能に暗号配列に結合せしめられ、大腸菌中に アルカリ性プロテアーゼを発現する。枯草菌1−168が発現宿主である場合、 その発現が記載した上流の調節遺伝子により影響を受ける、枯草菌アルカリ性プ ロテアーゼプロモーター(スタール等、J、バクチリオル1511.411−4 18 [1984] )、枯草菌のアルファアミラーゼプロモーター(シン等、 1983、核酸Res、11.237−249 )またはバクラス アミロリヶ ファシェンス(ターキネン等、J、B t o 1. Ch em、 25g  、1007−1013[1983] ) 、枯草菌からの中性プロテアーゼプロ モーター(シン等、J、バクチリオル、J、60.15−21 [1984]  )または枯草菌もしくは他の関連バシラス属からの別のプロモーターが用いられ る。本発明の好ましいプロモーターは、aprEプロモーターである。またはn prEプロモーターも好ましい。
ここに用いられている、「転写調節遺伝子」は、その産生物が酵素プロモーター からの転写の水準に影響を与えるあらゆる遺伝子を称する。これらの遺伝子産生 物は、プロモーター水準(例えば、AbrB)で、または直接的または間接的に その上流か下流の領域(例えば、hp「、5aeU、5aeQ、PrtR,5i n)と相互作用できる。
上述した定義は、広範囲の遺伝子産生物またはその欠如および特定のプロモータ ーの転写水準(例λば、多重コピー)を増大せしめる可能な突然変異体である。
この定義は、プロモーター領域中のある突然変異体に限定するものではないが、 良好な相互作用または調節遺伝子もしくは転写概構(例えば、転写を妨害する遺 伝子産生物の産生を減少ぜ17めるRNAポリポリーセ、突然変異体)での相互 作用の欠如により、転写中に増大する標的遺伝子のプロモーター領域の下流また は上流を含むことを意味する。これらの遺伝子とその突然変異体の影響はすでに 述べCいる。これらの特定の組合せは、いずれかの単一の突然変異体のみから予 期i−た結果と比較jまたときに相乗効果を示l−2ている。
高水準で酵素を発現し、これらの調節突然変異体の制御下でより効果的に発現を 行なうために、プロモーターは、宿主バシラス属細胞のゲノム中に組み込まれる か、またはおそらく低いコピー数のプラスミドにより担持される必要がある。酵 素遺伝子を担持する高いコピー数の複製プラスミドは、調節突然変異体のいくつ かを生じる菌株中で不十分にしか許容されないように思われ、そのプラスミドは 失われるか、または非常に高い頻度で再配列せしめられる。
高水準で発現される酵素をコードする遺伝子を、宿主バシラス属細胞のゲノム中 に組み込むことが好ましい。
「発現ベクター」は、適切な宿主中のDNAの発現に影響を与えられる適切な調 節配列に操作可能に結合せしめられたDNA配列を含有するDNA構成物を称す る。そのような調節配列は、転写に影響するプロモーターまたはそのような転写 を調節する任意の操作配列、適切なリポソーム結合部位(RBS)をコードする 配列および転写と翻訳の終了を調節する配列を含み得る。ベクターは、プラスミ ド1、ファージ粒子、または潜在的なゲノム挿入物であってもよい。一度適切な 宿主に形質転換されると、ベクターは複製され宿主遺伝子とは独立して機能する か、または遺伝子それ自身に組み込まれる。好まl2、いベクターはpsAIで ある。
本発明の目的とするバシラス属宿主細胞は、発現ベクターを機能上受容できるバ シラス属宿主である。好ましくは、それらの宿主が所望の酵素に有害な他の酵素 を分泌できなくするという欧州特許公開第0130756号に開示された方法に より産生される。サブチリシンを発現する好ましい宿主細胞は、酵素的に活性な 中性プロテアーゼとアルカリ性プロテアーゼ(未変性サブチリシン)が欠失した 枯草菌菌株BG2036である。菌株BG2036の構成は、欧州特許公開第0 130758号に詳細に記載されており、さらにヤン等(1984) J、バク チリオル、 16015−21に記載されている。サブチリシンを発現する他の 宿主は、枯草菌l−168の誘導体とそのようなシステムが作動するバクラス属 の他の構成物(すなわち、バクラス アミロリクエファシェンスおよびバクラス  リケニホルミス(欧州特許公開第0130758号))を含む。
ここに使用している「操作可能に結合」は、2つのDNA領域の間の関係を記載 したものであり、それらが互いに機能的に関連していることを意味する。例えば 、プロモーターが配列の転写を適切に調節する場合には、プロモーターはアルカ リ性プロテアーゼをコードする遺伝子配列に操作可能に結合されている。
以下の実施例は限定を意図するものではない。当業者は、別のプロモーターを選 択でき、他の突然変異体を発見または使用でき、バクラス属中に他の酵素を発現 できる。また、当業者は、一般的に得られる材料で本発明の教示を模写できるこ とが容易に分かる。したがって、ここに使用されている菌株で預けられているも のはない。
実 施 例 サブチリシン遺伝子のクローニング ウェルス等、1983、核酸Re s 、 11 : 7911−7925に記 載されているように、バクラス アミロリクエファシェンスからサブチリシン遺 伝子を単離した。手短に言うと、バクラス アミロリクエファシェンスからの部 分的5au3A切断染色体DNAをBamHI切断pBS42に連結し、大腸菌 を形質転換するのに用いた。pBS42は、それ自体枯草菌によりコニされるよ うなpUBlloからの複製の起源、大腸菌中でプラスミドの複製が行なえるp  BR322からの複製の起源、および大腸菌と枯草菌の両者においてCmRを 発現できる、スタフィロコ力ス オーレウス(堀内およびウニイスプラム、19 82)からの完全に特徴付けられたプラスミドである、pc194からのクロラ ムフェニルコル(chloramphenicol)アセチルトランスフェラー ゼ(CATまたはCmR)からなるプラスミドベクターである。サブチリシンの 既知のアミノ酸配列から設計された合成りNAプローブを用いて、遺伝子のDN A暗号を担持するプラスミド(p54)を単離した。
単離したDNA断片は、枯草菌に形質転換されるときにサブチリシン産生をコー ドでき、アルカリ性プロテアーゼの公表されているアミノ酸配列に一致させるよ うにDNA配列を翻訳した(ウェルズ等、1983、核酸Re s、 11:  7911−7925) 。
遺伝子の3′末端の後に信号配列の8番目のコドンから250bpまでのサブチ リシン構造遺伝子(全てバクラスアミロリクエファシエンスDNA)からなる、 pS4−5(pS4の誘導体)からの5au3A BamHI断片を、プロモー ターと、枯草菌サブチリシン遺伝子の翻訳配列の最初の8コドンを担持する75 0 bp EcoRI−Sau3A断片に融合した(第1図)。バクラスDNA のみを含有するEcoRI−BamHI断片中に担持され、そのような再構成さ れた遺伝子を、BamHI−EcoRI切断したpBS42中に挿入し、プラス ミドpSARを産生した。このプラスミドが、枯草菌中にサブチリシンを産生で きることが分かった。
バクラス アミロリクエファシェンスサブチリシン遺伝子に融合される枯草菌a p rEプロモーターを担持する、pSARからのEcoRI−BamHI断片 を、EcoRl−BamHI切断pJH101に連結した(フェラリ等、J、バ クチリオル、154巻、1513−1515)。枯草菌ではなく大腸菌中で複製 できる、生成プラスミドをpsAlと称した。枯草菌中に形質転換と続いてのク ロラムフェニルコルにより、このプラスミドをaprEプロモーターと相同な部 位で染色体中に組み込む。
1.6キロ塩基(Kb)Clal断片中に含まれた、pC194からのCmR遺 伝子を、C1al切断pBR322中にクローニングした。EcoRIとHin dIIIの切断により、このプラスミドは、pBR322起源のいくつかの塩基 対を側腹に有するCmR抵抗遺伝子を放出する(以下参照)。
サブチリシン遺伝子を担持するpSARまたはpsAIのいずれかからのEco RI−BamHI断片を、pUC9の合成ポリリンカー領域のEcoRI−Ba mH1部位にサブクローニングした。EcoRIとHindIIIの切断により 、このプラスミドは、一方の側腹に合成リンカ−の17bpを有するサブチリシ ン遺伝子を担持する2、2kb断片を放出する(第2図)。
これらの2つのEcoRI−Hindl I I断片をともに連結し、CmRを 選択する、枯草菌を形質転換するのに用いた。PBSI形質導入に示したように 、形質転換により、このプラスミドを染色体に組み込む(第3図)。枯草菌中の 最終的な構成は、pci94からの1.8kbと短いリンカ−領域によりともに 連結されたサブチリシン遺伝子からなる。1つのリンカ−は、pUC9からの2 0bpからなり、他のものは、EcoRIとClal部位の間に含まれるpBR 322からの17bpからなる。
我々が関心を持っているプロテアーゼを主に産生ずる菌株を得るために、ストー ルとフェラリ(1984) 、J、バクチリオル、 158 : 411−41 8およびヤン等(1984) 、J。
バクチリオル、 180 : 15−21に記載されているように、はとんど全 でのバクラス属に存在する2つの主なプロテアーゼ(アルカリ性プロテアーゼと 中性プロテアーゼ)を欠失した。次いで上述したプラスミドを、CmRを選択す る形質転換によりBG2036中に導入した。pSAIに類似したこのプラスミ ドを、枯草菌サブチリシンプロモーターにより与えられた相同領域中で染色体( 複製プラスミドはまったく検出できなかった)に組み込む(第3図)。適切な制 限酵素で切断した染色体DNAのサザンプロット分析とPBSI遺伝子地図作成 により、組込みと適切なサイズの断片の存在を確認した。
過剰産生を行なうために、コンピテント細胞形質転換またはPBSI形質導入の いずれかにより、分泌酵素の水準を増大せしめることが知られている染色体突然 変異を取り入れた。これら両者の技術は、枯草菌における遺伝子研究に通常用い られている。産生じた菌株は、バクラス アミロリクエファシェンスサブチリシ ン遺伝子と染色体中に組み込まれるpc194からのCmR遺伝子を担持する枯 草菌l−168(カタログ番号1−A1、バクラス属遺伝子貯蔵センター)の原 栄養胞子形成誘導体である。
Hpr97.5coCSCatA菌株の構成標準枯草菌遺伝子技術を用いて、こ こに記載した全ての菌株を構成した。アナグネストボウロスおよびスピチーゼン (J、バクチリオル、81 : 741−746.1961)により記載された 方法にしたがって、形質転換を行なった。ホッチ等(J、バクチルオル、93  : 1925−1937.1967)により記載された方法にしたがって、バク テリオファージPBSIを用いて形質導入を行なった。形質転換により、組込み プラスミドpSAIを菌株BG2097 (aprEおよびnprE遺伝子が欠 失した、公に得られる菌株)に導入し、菌株BG3002を産生じた。BG30 02がら調製したDNAを用いて、クロラムフェニコル抵抗性に対してそれぞれ 5coc1、catAまたはhpr−97突然変異を含む菌株IPCC7698 (バスチャーインスティテユート培養コレクション、パリ、フランスから得られ る)、lA151(バクラス属遺伝子貯蔵センター、コロンブス、オハイオ州か ら得られる)およびHpr97 (Dr、J。
A、ホッチ、スクリブスクリニックの研究所、ラジョラ、カリフォルニア州から 得られる)を形質転換した。生成したクロラムフェニコル抵抗菌株を、親菌株の 特性(SCOC%catおよびhpr突然変異の存在による)となる過剰プロテ アーゼの検出のためにスキムミルクを含有する固体媒質上(トリプトース血液ア ガー塩基対、TBAB)にスコアした。PBS−1溶解産物(上記)を、標準公 開技術(ホッチ等1967、上記)により、pSAI組込みプラスミドを担持す る5coC,CatAおよびHpr菌株上に調製した。これらの溶解産物を用い て、菌株BG2097を形質導入した。これらの形質導入により、プラスミドp SAIにより染色体に組み込んだサブチリシン遺伝子をBG2097に導入し、 またaprE遺伝子(すなわち、pSAI)への連結で5cocまたはcatA またはhpr突然変異を移入した。約10−20%のクロラムフエニコル抵抗形 質導入物が、多量のプロテアーゼ産生物を示し、これらの菌株が実際に5coC またはcatAまたはhpr過剰産生表現型を得たことを示唆している。
形質導入物のいくつかを1.6%のスキムミルクを含有するプレート上でスクリ ーニングし、BG3002と比較した。これらの型のプレート上に大きなかさを 産生できる形質導入物を選択し、菌株BG3008、BG3005およびBG3 007を得た。突然変異体5coc1、catAまたはhpr97がそれぞれ存 在する場合には、これらの菌株の遺伝子型は、hpr遺伝子を除いて同質遺伝子 型(h i 5ASap rE、np rESpSAI : : CmR)であ る。普通ブイヨン媒質を用いて、この形質導入の代表物を振とうフラスコ中で試 験した場合、その代表物は、約19−17mg/Lのサブチリシン、または過剰 産生突然変異体を含まない菌株よりも5−10倍多い量のサブチリシンを産生じ た。
5acU(Hy)菌株の構成 5acU(Hy)菌株の特性の1つは、べん毛を産生じ、運動型となる能力が欠 如していることである。PBS−1は運動型べん毛に付着しているので、5ac U(Hy)菌株上でPBS−1作用溶解産物を調製することは不可能である。運 動型であり、そのプロテアーゼ過剰産生表現型を保持した自然発生した変異体の 単離により、この問題を回避した。運動型となる突然変異体の性質は知られてい ない。
運動型5acU(Hy)菌株上で溶解産物を調製した。この溶解産物を用いて、 psAIプラスミドを含有するいずれかのBG3002 (Δapr、Δnpr 、hisA)をヒスチジンプロトトロピー(prototropy)に形質導入 した。5acU遺伝子とhisA遺伝子は形質導入により結合しているので、あ る程度の量の形質導入物が5acU (Hy)32遺伝子を含有することが予期 された。
この突然変異体の存在はスキムミルクプレート上で確認した;約90%の形質導 入物が過剰産生表現型を示した。普通ブイヨン媒質中で成長する場合、5acU (HY)突然変異体を含有する代表菌株は35−45mg/Lを産生じた。5c oCまたはcatA突然変異体を含有する菌株が5acU(Hy)菌株上に調製 されたPBSI溶解産物により形質導入されたときに、同一の一般工程を施した 。5coc(BG3008)およびca tA (BG3005)突然変異体を 含有する菌株は首尾よ< s a cU (Hy)に形質導入できた。5acU  (Hy)32および5coCまたはCatA突然変異体のいずれかの両者を含 有する菌株は、個々の突然変異体を含有する菌株のいずれよりも、スキムミルク プレート上で大きな透明帯を示した。これらの菌株は普通ブイヨン媒質中で約5 5mg/Lを産生じた。
5acQ(Hy)菌株の構成 溶解産物を5acQ(HY)菌株上で調製した。この溶解産物を用いて、ある菌 株をスレオニンプロトトロピーに形質導入した。再度、thr遺伝子と5acQ (Hy)遺伝子は形質導入により結合しているので、ある程度の量の個体群が過 剰産生5acQ(Hy)遺伝子を含有することが予期された。同じ方法を用いて 、5acQ(Hy)突然変異体単体のみまたは5coCまたはcatA突然変異 体のいずれかの組合せを含有する菌株を構成した。
三重変異体の構成 5acU (Hy)32.5acQ(Hy)およびsc。
CまたはcatA突然変異体のいずれかを含有する菌株は、上述した方法の組合 せを使用することにより構成できた。
一般的に、catA/5coC突然変異体は、プラスミドpsAIとともに1つ の工程で導入され、続いて5acQ(Hy)突然変異体の導入が行なわれ、最終 的に5acU(Hy)突然変異体が菌株に導入された。
結 果 酵素水準振とう 菌 株 フラスコ’ (mg/I) BG3002(野生型) psAI 0.5BG 30045acU(Hy)、 pSAl 40sacU (Hy) 、psAI 、pBS7AS 3BBG  3005 catA、ps^12BG 3006 catA、 5acU(Hy )、pSAI 58BG 3007 hpr97 、psAl 101 媒質:  5chaef’ferの普通ブイヨン+0.1%グルコース FIG、 1 ◆ FIG、 3 国際調査報告 フロントページの続き (51) Int、C1,5識別記号 庁内整理番号Cl2N 15/75 //(C12N 1/21 C12R1:07) I

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.酵素の過剰産生に使用するバシラス属であって、a)酵素構造遺伝子、 b)プロモーターが操作可能に前記酵素構造遺伝子に結合した、機能的プロモー ター配列、およびc)個々の突然変異体が、突然変異転写調節遺伝子を欠如した 細胞により産生されるよりも高い水準で酵素の増大した産生を誘発する、前記プ ロモーターの転写調節に必要な2つ以上の突然変異調節遺伝子からなることを特 徴とするバシラス属。
  2. 2.前記転写調節遺伝子が、hpr、sacQ、sacU、sin、abrBお よびprtRからなる群より選択され、選択された調節遺伝子の1つがsacQ またはsacUである場合、追加の転写調節遺伝子が、hpr、sin、abr B、およびprtRからなる群より選択されることを特徴とする請求の範囲第1 項記載のバシラス属。
  3. 3.前記産生された酵素がサブチリシンであることを特徴とする請求の範囲第1 項記載のバシラス属。
  4. 4.前記産生された酵素がエンドグリコシダーゼHまたはリパーゼであることを 特徴とする請求の範囲第1項記載のバシラス属。
  5. 5.前記酵素の増大した産生が、前記転写調節遺伝子を過剰発現することにより 行なわれることを特徴とする請求の範囲第1項記載のバシラス属。
  6. 6.前記hpr対立遺伝子がhpr97、scoC1またはcatA変異体であ ることを特徴とする請求の範囲第2項記載のバシラス属。
  7. 7.前記sacU対立遺伝子がsacU(Hy)32変異体であることを特徴と する請求の範囲第2項記載のバシラス属。
  8. 8.前記sacQ対立遺伝子がsacQ(Hy)36変異体であることを特徴と する請求の範囲第2項記載のバシラス属。
  9. 9.前記酵素遺伝子が少なくとも第2の遺伝子の一部に融合せしめられているこ とを特徴とする請求の範囲第1項記載のバシラス属。
  10. 10.前記酵素の増大した産生が、sacQおよびprtRからなる群より選択 される前記転写調節遺伝子の多重コピーで前記バシラス属を構成することにより 行なわれることを特徴とする請求の範囲第2項記載のバシラス属。
  11. 11.前記プロモーターがaprEまたはnprEプロモーターであることを特 徴とする請求の範囲第1項記載のバシラス属。
  12. 12.前記プロモーターがバシラス層プロモーターであることを特徴とする請求 の範囲第1項記載のバシラス属。
  13. 13.枯草菌I−168から誘導されることを特徴とする請求の範囲第1項記載 のバシラス属。
  14. 14.バシラス属中に酵素を過剰産生する方法であって、a)酵素構造遺伝子、 プロモーターが操作可能に前記酵素構造遺伝子に結合した、機能的プロモーター 配列、および個々の突然変異体が、突然変異転写調節遺伝子を欠如した細胞によ り産生されるよりも高い水準で酵素の増大した産生を誘発する、前記プロモータ ーの転写調節に必要な2つ以上の突然変異調節遺伝子からなるバシラス属を構成 し、 b)前記酵素の発現のために適切な媒質中でバシラス属を成長せしめることを特 徴とする方法。
  15. 15.前記プロモーターがaprEまたはnprEプロモーターであることを特 徴とする請求の範囲第13項記載の方法。
  16. 16.前記転写調節遺伝子が、hpr、sacQ、sacU、sin、abrB およびprtRからなる群より選択され、選択された調節遺伝子の1つがsac QまたはsacUである場合、追加の転写調節遺伝子が、hpr、sin、ab rB、およびprtRからなる群より選択されることを特徴とする請求の範囲第 14項記載の方法。
  17. 17.前記酵素が、サブチリシン、エンドグルコシダーゼHおよびリパーゼから なる群より選択されることを特徴とする請求の範囲第14項記載の方法。
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