JPH0649829B2 - 複合充▲填▼剤およびその製法 - Google Patents

複合充▲填▼剤およびその製法

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JPH0649829B2
JPH0649829B2 JP25868485A JP25868485A JPH0649829B2 JP H0649829 B2 JPH0649829 B2 JP H0649829B2 JP 25868485 A JP25868485 A JP 25868485A JP 25868485 A JP25868485 A JP 25868485A JP H0649829 B2 JPH0649829 B2 JP H0649829B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複合充填剤およびその製造方法に関する。更
に詳しくは、各種樹脂やゴムへの配合に適した複合充填
剤およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の無機充填剤を用いた硬化物は一般に研磨性が不良
であるかまたは研磨性が良い場合は硬さが低下するとい
う報告が平澤らによりなされている(「歯科理工雑
誌」、22巻59号(1981年))。
そこで各種樹脂やゴムへの親和性を高め、それらへの配
合に適した複合充填剤として、無機充填剤を有機物質で
被覆した複合充填剤が種々検討されており、本出願人も
また、無機充填剤粉末および分子中に3個以上の重合性
二重結合を有するアクリル系単量体をラジカル重合開始
剤の存在下で重合させ、得られた硬化物を粉砕して複合
充填剤を製造する方法を先に提案している(特開昭56-2
0066号公報)。
このような方法によつて製造された複合充填剤は、アク
リル系単量体中に3個以上の重合性二重結合が存在する
ため、それらが全部完全に重合することなく、その一部
が残存し、従つて得られた複合充填剤は反応性に富み、
各種樹脂やゴムと化学的に結合して、それらの衝撃強度
や曲げ強度の低下を防止することができ、また複合充填
剤中の無機充填剤の分散が良好に保たれるので、配合物
の剛性、硬度などが効果的に改善されるという効果を奏
する。
このように、先に提案された複合充填剤は、好ましい性
質を示しているが、用途によつては架橋度が高すぎるた
め、複合充填剤およびそれの配合物が脆くなつて困ると
いう問題もみられた。そこで分子中に3個以上の重合性
二重結合を有するアクリル系単量体の一部を、分子中に
2個の重合性二重結合を有するアクリル系単量体で置換
することにより前記の好ましい改質効果を実質的に損う
ことなく、脆さの点を改善させることの提案もなされて
いる(特開昭60−71621号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記特開昭60-71621号に記載の複合充填
剤は場合によつては改良の効果が不足な場合があつた。
例えば、複合充填剤中のマトリツクスと無機充填剤(例
えば超微粒シリカなど)との接着力が不足しているなど
改良の余地が残されていた。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
そこで、本発明はより優れた複合充填剤およびその製法
を提供することを目的として研究の結果、本発明を完成
したのである。
すなわち、本発明の粉末状複合充填剤は、1分子中に2
個以上の(メタ)アクリロイルオキシル基を有する多官
能性(メタ)アクリレート系単量体成分(A)および1分
子中に少なくとも2個のヒドロキシル基を有するアルカ
ンポリオールまたはポリオキシアルカンポリオールのう
ちの少なくとも1個のヒドロキシル基が(メタ)アクリ
ル酸のエステルを形成し、かつ少なくとも1個のヒドロ
キシル基が少なくとも3個のカルボキシル基を有する芳
香族ポリカルボン酸の1個のカルボキシル基とエステル
を形成した構造を有する(メタ)アクリロイルオキシル
基含有芳香族ポリカルボン酸またはその酸無水物成分
(B)から形成される硬化性樹脂マトリクス中に無機充填
剤微粉末(C)を含有することを特徴としている。
また、本発明の複合充填剤の製法は、1分子中に2個以
上の(メタ)アクリロイルオキシル基を有する多官能性
(メタ)アクリレート系単量体成分(A)、1分子中に少
なくとも2個のヒドロキシル基を有するアルカンポリオ
ールまたはポリオキシアルカンポリオールのうちの少な
くとも1個のヒドロキシル基が(メタ)アクリル酸のエ
ステルを形成し、かつ少なくとも1個のヒドロキシル基
が少なくとも3個のカルボキシル基を有する芳香族ポリ
カルボン酸の1個のカルボキシル基とエステルを形成し
た構造を有する(メタ)アクリロイルオキシル基含有芳
香族ポリカルボン酸またはその酸無水物成分(B)および
無機充填剤微粉末(C)からなる混合物を、重合開始剤の
存在下に重合させ、得られた硬化物を粉砕することを特
徴としている。
本発明の複合充填剤は研磨性、硬さおよび可とう性に優
れ曲げ強度および圧縮強度の向上がはかられているため
例えば歯科用硬質レジンの充填剤として用いたとき、大
きな金属鋳造冠の上にレジンを焼き付けても、硬化レジ
ンにクラツクなどが入らないという利点がある。
成分(A)の多官能性(メタ)アクリレート系単量体成分
は、まず分子中に2個の(メタ)アクリロイルオキシル
基を有するアクリル系単量体としては、エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリメチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ビスフエノールAジ(メタ)ア
クリレート、2,2−ビス〔p−(メタ)アクリロキシエ
トキシフエニル〕プロパン、2,2−ビス〔p−(メタ)
アクリロキシポリエトキシフエニル〕プロパン、ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートと脂肪酸または芳香族ジイソ
シアネートとの2:1付加物などが用いられ、特にポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレート−ジイソシアネート付
加物が好ましい。
また、上記以外に成分(A)として用いることのできる分
子中に3個以上の(メタ)アクリロイルオキシル基を有
するアクリル系単量体としては、トリアクリレート、ト
リメタクリレート、テトラアクリレート、テトラメタク
リレートなどが用いられ、例えばグリセリン、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトールなどのトリまたはテトラ置換アクリレートまた
はメタクリレートなどが用いられ、特にトリメチロール
プロパンのトリアクリレートまたはトリメタクリレート
が好ましい。
次に、成分(B)を構成する1分子中に少なくとも2個の
ヒドロキシル基を有するアルカンポリオールとしては、
エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3
−プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシ
レングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトールなどを例示することができ
る。また、1分子中に少なくとも2個のヒドロキシル基
を有するポリオキシアルカンポリオールとしては、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、ジブチレ
ングリコール、ジトリメチロールプロパン、ジグリセリ
ン、トリグリセリン、ジペンタエリスリトールなどの他
などを例示することができる。
同じく成分(B)を構成する(メタ)アクリル酸成分とし
てはアクリル酸またはメタクリル酸であり、さらに少な
くとも3個以上のカルボキシル基を有する芳香族ポリカ
ルボン酸成分としては少なくとも2個のカルボキシル基
が芳香核上の隣接する炭素原子に結合した芳香族ポリカ
ルボン酸であることが好適であり、具体的にはヘミメリ
ツト酸、トリメリツト酸、プレニト酸、メロフアン酸、
ピロメリツト酸などを例示することができる。
このようにして構成された成分(B)自体としては、4−
(メタ)アクリロイルオキシメトキシカルボニルフタル
酸またはその酸無水物、4−(メタ)アクリロイルオキ
シエトキシカルボニルフタル酸またはその酸無水物、4
−〔2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシ
プロポキシカルボニル〕フタル酸またはその酸無水物、
2,3−ビス(3,4−ジカルボキシベンゾイルオキシ)プロ
ピル(メタ)アクリレートまたはその酸無水物、2−
(3,4−ジカルボキシベンゾイルオキシ)1,3−ジメタク
リロイルオキシプロパンまたはその酸無水物、 〔式中、Rは水素原子またはメチル基を示す〕またはこ
れらの酸無水物などを例示することができる。これらの
中では4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシカルボ
ニルフタル酸またはその酸無水物が好ましく、特に4−
メタクリロイルオキシエトキシカルボニル無水フタル酸
が好ましい。
さらに、無機充填剤微粉末である成分(C)としては、一
般に有機樹脂やゴムの無機充填剤として認識されている
ものを意味し、例えばシラン被覆ガラス、アルミナ、石
英、シリカ、炭酸カルシウム、カーボンブラツク、クレ
ー、タルク、けい藻土、けい砂、軽石粉、スレート粉、
雲母粉、アスベスト、硫酸アルミニウム、硫酸バリウ
ム、リトボン、硫酸カルシウム、二硫化モリブデン、グ
ラフアイト、ガラス繊維、フライアツシユ、シラスバル
ーン、チタン酸カリ、カーボン繊維、氷晶石があげられ
る。シリカ、特に疎水性を付与するための表面処理を施
したシリカが好ましい。本発明では、これらの無機充填
剤を微粉末にして用いる。
また、本発明の新規な複合充填剤の製造方法は、成分
(A)、(B)および(C)の混合物をロールで混練し、続いてヒ
ートプレスで加熱した後、ボールミルで粉砕して粉末状
にすることにより構成されている。
さらに、成分(A)、(B)および(C)からなる混合物を重合さ
せるための重合開始剤としては通常のラジカル開始剤ま
たは光ラジカル開始剤を使用することができる。ラジカ
ル開始剤として具体的には、ジアセチルペルオキシド、
ジプロピルペルオキシド、ジブチルペルオキシド、ジカ
プリルペルオキシド、ジラウリロイルペルオキシド、ジ
ベンゾイルペルオキシド、p,p′−ジクロルベンゾイル
ペルオキシド、p,p′−ジメトキシベンゾイルペルオキ
シド、p,p′−ジメチルベンゾイルペルオキシド、p,p′
−ジニトロジベンゾイルペルオキシドなどの有機過酸化
物を例示することができる。これらのジアルキルペルオ
キシドのうちでは、ジベンゾイルペルオキシドが好まし
い。該有機過酸化物を使用する場合には、必要に応じて
N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルトルイジン、N,
N−ジエチルトルイジン、N,N−ジメチル−p−tert−ブ
チルアニリン、N,N−ジメチルアニシジン、N,N−ジメチ
ル−p−クロルアニリンなどの芳香族アミン類を併用す
ることもできるし、ベンゼンスルフイン酸、o−トルエ
ンスルフイン酸、p−トルエンスルフイン酸、エチルベ
ンゼンスルフイン酸、デシルベンゼンスルフイン酸、ド
デシルベンゼンスルフイン酸、クロルベンゼンスルフイ
ン酸、ナフタリンスルフイン酸などの芳香族スルフイン
酸またはその塩類を併用することもできる。また、本発
明の複合充填剤において、無機充填剤の配合割合が比較
的少量、たとえば35重量%以下である場合には、硬化
剤として光ラジカル開始剤を使用することもできる。光
ラジカル開始剤として具体的には、ジアセチル、2,3−
ペンタンジオン、ベンジル、ジメトキシベンジル、4,
4′−ジクロルベンジル、カンフアーキノンなどのα−
ジケトカルボニル化合物などを例示することができる。
該α−ジケトカルボニル化合物を光ラジカル開始剤とし
て使用する場合には、必要に応じてトリエチルアミン、
トリメチルアミン、トリプロピルアミン、N,N−ジメチ
ルアニリン、N−メチルジフエニルアミン、4−ジメチ
ルアミノベンズアルデヒド、4−(メチルヘキシルアミ
ノ)ベンズアルデヒド、4−ジメチルアミノ安息香酸、
4−(メチルシクロヘキシルアミノ)安息香酸、4−ジ
メチルアミノ安息香酸メチルなどのアミン類を併用する
こともできる。
以下、実施例および比較例に従つて、本発明の複合充填
剤およびその製法、さらにこれを使用して硬化物を作成
するための使用方法について詳述する。
〔実施例〕
実施例1 成分(A)としてトリメチロールプロパントリメタクリレ
ート(以下TMPTと略記する)5重量部および2,2,4−ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアナートと2−ヒドロ
キシエチルメタクリレートの1:2付加体(以下UDMAと
略記する)5重量部、成分(B)として4−メタクリロイ
ルオキシエトキシカルボニルフタル酸無水物(以下4-ME
TAと略記する)0.5重量部、成分(C)としてアエロジルOX
50(日本アエロジル株式会社製)16重量部およびラジ
カル発生剤として過酸化ベンゾイル0.15重量部の混合物
を2本ロールで混練し、固いペースト状物を作成した。
これをヒートプレスを用いて120℃、100kg/cm2-G加重下
で10分間重合させ板状物としさらにボールミルで粉砕
して平均粒径10μの粉末状複合充填剤を得た。
比較例1 実施例1において4-METAを添加しなかつたほかは、実施
例1と同様にして、平均粒径約10μの粉末状複合充填剤
を得た。
比較例2 実施例1において、4-METAの代わりにγ−メタクリロイ
ルオキシプロピルトリメトキシシランを用いた他は、実
施例1と同様にして粉末状複合充填剤を得た。
比較例3 実施例1において4-METAの代わりにイソプロピルジメタ
クリルイソステアリルチタネートを用いた他は実施例1
と同様にして平均粒径11μの粉末状複合充填剤を得た。
実施例2 実施例1において4-METAの添加量を0.26重量部とし、1
6重量部のアエロジルOX50の代わりに8重量部のアエロ
ジルOX50および4.2重量部のアエロジルR972を用いるこ
とにより粉末状複合充填剤を得た。
比較例4 実施例2において4-METAを添加しないほかは、実施例2
と同様にして粉末状複合充填剤を得た。
比較例5 実施例2において4-METAの代わりにγ−メタクリロイル
オキシプロピルトリメトキシシランを用いたほかは実施
例2と同様にして粉末状複合充填剤を得た。
実施例3 実施例1、比較例1、2および3に従つて得られた粉末
状複合充填剤のそれぞれについて以下の方法に従つて硬
化物を作成し、さらに物性の測定に供した。結果を表1
に示す。
(硬化物の作成方法) 粉末状複合充填剤50重量部、30重量部のアエロジル
RM50、モノマーとしての50重量部の2,2−ビス(メタ
クリロイルオキシポリエトキシフエニル)プロパンと5
0重量部のUDMAおよび開始剤としてパーイソブチルベン
ゾエート1重量部とを混合し、ペースト状物を作成し
た。これをテフロン型に填入し、オートクレーブ中に
て、140℃、4.5kg/cm2−G加重下で10分間重合させ、
φ:4mm×高さ:3mmの円柱状硬化物および3mm×3mm×25
mmの四角柱状硬化物を得た。円柱状硬化物で硬さおよび
圧縮強度を、四角柱状硬化物で曲げ強さを測定した。
実施例4 実施例1、2、比較例1、4および5に従つて得られた
粉末状複合充填剤のそれぞれについて、以下の方法に従
つて硬化物を作成し、さらに物性の測定に供した。結果
を表2に示す。
(硬化物の作成方法) 複合充填剤185重量部、UDMA100重量部およびカン
フアーキノン0.05重量部を混和し、ペースト状物を作成
した。これをテフロン型に填入し歯科用のキセノンラン
プ(商品名:デンタカラー、***国のKulzer社製)にて
90秒間光照射し、φ:4mm×高さ:3mmの円柱状硬化物
と3mm×3mm×25mmの四角柱状硬化物を作成した。円柱状
硬化物で硬さおよび圧縮強さを、四角柱状硬化物で曲げ
強さを測定した。
実施例5 成分(A)としてTMPT50重量部およびUDMA50重量部、
成分(C)としてアエロジルOX50を80重量部とアエロジ
ルR972を40重量部、成分(B)として4−メタクリロキ
シエトキシカルボニルトリメリツト酸無水物1.5重量部
およびラジカル開始剤として過酸化ベンゾイル1重量部
とをロールで混練した後、ヒートプレスを使用し、120
℃、100kg/cm2-G加重下で10分間重合させた。これを
ボールミルで粉砕し、平均粒径10μの粉末状複合充填
剤を得た。次に、この充填剤205重量部、モノマーと
してUDMA75重量部および6−メタクリロキシカプロン
酸とジペンタエリスリトールとの6対1エステル(以下
DPCMと略記する)25重量部とを混和してペースト状物
とした。これを歯科用キセノンランプ(前記のもの)で
90秒間光照射して硬化物を得た。
比較例6 実施例5において、モノマーとしてUDMA/DPCM=75/25の
混合物の代わりにUDMAのみを用いたほかは、実施例5と
同様にして硬化物を得た。
実施例6 実施例5において、モノマーにDPCM50重量部とHO-MPP
U(商品名:HO-MPPU日本化薬株式会社製で式(I)で示さ
れる構造を持つ)50重量部を用いたほかは実施例5と
同様にして硬化物を得た。
比較例7 実施例6においてモノマーとしてDPCM/HO-MPPU=50/50
を用いた代わりにHO-MPPUのみを用いたほかは実施例6
と同様にして硬化物を得た。
実施例7 実施例5においてモノマーとしてUDMA70重量部、DPCM
20重量部およびトリエチレングリコールジメタクリレ
ート(3Gと略記する)10重量部を用いたほかは実施例
5と同様にして硬化物を得た。
実施例8 実施例5において、モノマーとしてUDMA25重量部およ
びDPCM75重量部を用いたほかは実施例5と同様にして
硬化物を得た。
なお、実施例5〜8、比較例6および7の硬化物は各々
につき、その硬化時にφ:4mm×高さ:3mmの円柱状硬化
物と3mm×3mm×25mmの四角柱状硬化物を作成し、円柱状
硬化物で硬さおよび圧縮強さを、四角柱状硬化物で曲げ
強さを測定した。また同様にして硬化時に作成した2mm
厚の板で600mμの光透過率を、φ4mmの穴をあけた
10mmのステンレス板中につめて光照射し、硬化物をと
り出し、未硬化部をプラスチツクのスパチユラで削りと
つて硬化部の深さで硬化深度を測定した。結果を表3に
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33/04 LHU 7921−4J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1分子中に2個以上の(メタ)アクリロイ
    ルオキシル基を有する多官能性(メタ)アクリレート系
    単量体成分(A)および1分子中に少なくとも2個のヒド
    ロキシル基を有するアルカンポリオールまたはポリオキ
    シアルカンポリオールのうちの少なくとも1個のヒドロ
    キシル基が(メタ)アクリル酸のエステルを形成し、か
    つ少なくとも1個のヒドロキシル基が少なくとも3個の
    カルボキシル基を有する芳香族ポリカルボン酸の1個の
    カルボキシル基とエステルを形成した構造を有する(メ
    タ)アクリロイルオキシル基含有芳香族ポリカルボン酸
    またはその酸無水物成分(B)から形成される硬化性樹脂
    マトリクス中に無機充填剤微粉末(C)を含有する粉末状
    複合充填剤。
  2. 【請求項2】成分(A)が二官能性(メタ)アクリレート
    と三官能性(メタ)アクリレートとの混合物であるか、
    場合によつてはさらにそれ以上の多官能性(メタ)アク
    リレートとの混合物であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の粉末状複合充填剤。
  3. 【請求項3】1分子中に2個以上の(メタ)アクリロイ
    ルオキシル基を有する多官能性(メタ)アクリレート系
    単量体成分(A)、1分子中に少なくとも2個のヒドロキ
    シル基を有するアルカンポリオールまたはポリオキシア
    ルカンポリオールのうちの少なくとも1個のヒドロキシ
    ル基が(メタ)アクリル酸のエステルを形成し、かつ少
    なくとも1個のヒドロキシル基が少なくとも3個のカル
    ボキシル基を有する芳香族ポリカルボン酸の1個のカル
    ボキシル基とエステルを形成した構造を有する(メタ)
    アクリロイルオキシル基含有芳香族ポリカルボン酸また
    はその酸無水物成分(B)および無機充填剤微粉末(C)から
    なる混合物を、重合開始剤の存在下に重合させ、得られ
    た硬化物を粉砕することを特徴とする粉末状複合充填剤
    の製法。
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