JPH0648941A - 赤血球減少症治療剤 - Google Patents

赤血球減少症治療剤

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JPH0648941A
JPH0648941A JP4199693A JP4199693A JPH0648941A JP H0648941 A JPH0648941 A JP H0648941A JP 4199693 A JP4199693 A JP 4199693A JP 4199693 A JP4199693 A JP 4199693A JP H0648941 A JPH0648941 A JP H0648941A
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JP
Japan
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phenyl
pyrazolo
pyridine
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JP4199693A
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English (en)
Inventor
Masao Kudome
正生 久留
Takanori Oe
孝範 大江
Hiroyuki Sueoka
廣幸 末岡
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Welfide Corp
Original Assignee
Welfide Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1−メ
チルエトキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−酢酸およびそのエチルエステルによ
り代表される縮合型ピラゾール化合物、その光学異性体
またはその医薬上許容し得る塩を有効成分とする赤血球
減少症治療剤。 【効果】 本発明の医薬は骨髄移植または抗癌剤や放
射線照射による赤血球数の減少を回復促進させる作用を
有し、赤血球数の減少に対する治療薬として有用であ
る。または再生不良性貧血、先天性貧血、腎性貧血、骨
髄性貧血などの治療に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、とりわけ赤血球
数の減少に対する治療薬に関する。
【0002】
【従来の技術】赤血球の産生を促進する造血因子である
エリスロポエチンが、主に腎性貧血の治療に使用されて
いる。一方、再生不良性貧血や骨髄異形成症候群など骨
髄障害に起因する広範囲の血液障害には、骨髄移植と同
時に顆粒球コロニー刺激因子などの他の造血因子との併
用が行われており、好中球数の回復を促進させている
が、赤血球数の減少期間を短縮させるなど赤血球数の回
復を促進させるには至っていない。一方、特開平2−8
5258号公報には白血球数回復能を有する縮合型ピラ
ゾール化合物またはその医薬上許容し得る塩が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】骨髄障害に起因する広
範囲の血液障害(貧血を含む)には、ある一定以上の数
の骨髄細胞を移植する必要があるが、新鮮な骨髄細胞の
供給量には限度がある。また、安全性の面でも血液中に
種々のウイルスが混入し、このウイルスが引き金になっ
て新たな感染にさらされる危険性もある。今後、広い分
野において貧血の改善と輸血量の減少を可能にさせる薬
剤の開発が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を行ったところ、特開平2−8
5258号公報に開示された化合物、およびその新規な
光学活性体が赤血球数の回復を促進させることを見出
し、本発明を完成させるに至った。
【0005】すなわち、本発明は一般式
【0006】
【化8】
【0007】〔式中、Xは=N−または=CH−であ
り、Rは水素、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲンを
示し、Y1 は式:
【0008】
【化9】
【0009】により表される基、フェニル基またはハロ
ゲン、アルキル基もしくはアルコキシ基の1〜3個によ
り置換されたフェニルを表す。Y2 は式:
【0010】
【化10】
【0011】により表される基、式:−A2 −B2 によ
り表される基、水素、アルキル基、フェニルアルキル
基、フェニル核がハロゲン、アルキル基もしくはアルコ
キシ基の1〜3個により置換されたフェニルアルキル
基、フェニル基またはハロゲン、アルキル基もしくはア
ルコキシ基の1〜3個により置換されたフェニル基、ア
ルコキシアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキ
シカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アシ
ルオキシアルキル基を示す。ただしY1 ,Y2 のうち、
いずれか一方、または両方が式:
【0012】
【化11】
【0013】または式:
【0014】
【化12】
【0015】により表される基であるとする。ここで、
1 ,Z2 は同一または異なって−O−,−S−または
−NR3 −(ここで、R3 は水素またはアルキル基を示
す。)を示し、A1 ,A2 は同一または異なってアルキ
レン基を示し、B1 ,B2 は同一または異なってカルボ
キシル基、アルコキシカルボニル基、フェニルアルコキ
シカルボニル基(当該フェニルはハロゲン、アルキル基
またはアルコキシ基の1〜3個により置換されていても
よい)、アシル基、水酸基、アシルオキシ基または式:
【0016】
【化13】
【0017】または
【0018】
【化14】
【0019】(ここで、R1 ,R2 は同一または異なっ
て水素、アルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基であるか、またはR1 ,R2 が隣接
する窒素原子とともに複素環を形成する基を表す。)に
より表される基を示す。L1 ,L2 は同一または異なっ
て水素、ハロゲン、アルキル基またはアルコキシ基を示
す。〕により表される縮合型ピラゾール化合物、その光
学異性体またはそれらの医薬上許容し得る塩を有効成分
とする赤血球減少症治療剤に関する。
【0020】さらに、本発明は、(+)−3−〔4−
(2−ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢
酸およびそのエチルエステルまたはそれらの医薬上許容
し得る塩を有効成分とする赤血球減少症治療剤に関す
る。
【0021】本明細書において、ハロゲンとは塩素、臭
素、フッ素、ヨウ素を示し、アルキル基とは炭素数1〜
8個の直鎖状または分枝状アルキルを意味し、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、第3級ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル
などがあげられる。アルコキシ基とは炭素数1〜8個の
直鎖状または分枝状アルコキシを意味し、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソ
ブトキシ、第3級ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペン
チルオキシ、ヘキシルオキシなどがあげられる。アルキ
レン基とは、炭素数1〜8個の直鎖状または分枝状アル
キレンを意味し、メチレン、エチレン、1,1−ジメチ
ルエチレン、トリメチレン、プロピレン、2−メチルト
リメチレン、2−エチルトリメチレン、テトラメチレ
ン、ペンタメチレン、ヘプタメチレンなどがあげられ
る。フェニルアルキル基とはそのアルキル基が炭素数1
〜4個の直鎖状または分枝状のアルキルであって、ベン
ジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、3−
フェニルプロピル、4−フェニルブチルなどを示し、か
つ、それらのフェニル環上には1〜3個のハロゲン基、
炭素数1〜8個の直鎖状または分枝状アルキル基または
炭素数1〜8個の直鎖状または分枝状アルコキシ基で置
換されていてもよい。アルコキシアルキル基とはそのア
ルコキシ基およびアルキル基がそれぞれ炭素数1〜4個
の直鎖状または分枝状のアルコキシおよびアルキルであ
って、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、3−
メトキシプロピル、3−エトキシプロピル、メトキシメ
チル、4−エトキシブチルなどがあげられる。ヒドロキ
シアルキル基とはそのアルキル基が炭素数1〜4個の直
鎖状または分枝状のアルキルであって、2−ヒドロキシ
エチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロ
ピル、2−ヒドロキシ−1−メチルエチル、2,3−ジ
ヒドロキシプロピルなどがあげられる。
【0022】アルコキシカルボニルアルキル基とはその
アルコキシ基およびアルキル基がそれぞれ炭素数1〜4
個の直鎖状または分枝状のアルコキシおよびアルキルで
あって、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニ
ルメチル、2−メトキシカルボニルエチル、3−エトキ
シカルボニルプロピルなどがあげられる。カルボキシア
ルキル基とは、そのアルキル基が炭素数1〜4個の直鎖
状または分枝状のアルキルであって、カルボキシメチ
ル、2−カルボキシエチル、1−カルボキシエチル、3
−カルボキシプロピルなどがあげられる。アシルオキシ
アルキル基とはそのアシル基が炭素数2〜5個の直鎖状
もしくは分枝状アルカノイルまたはベンゾイルであり、
アルキル基が炭素数1〜4個の直鎖状または分枝状のア
ルキルであって、2−アセチルオキシエチル、3−アセ
チルオキシプロピル、1−ベンゾイルオキシメチルなど
があげられる。
【0023】ジアルキルアミノアルキル基とはその各ア
ルキル基が炭素数1〜4個の直鎖状または分枝状のアル
キルであって、2−ジメチルアミノエチル、2−ジエチ
ルアミノエチル、3−ジメチルアミノプロピル、3−ジ
エチルアミノプロピルなどがあげられる。アルコキシカ
ルボニル基とはそのアルコキシ基が炭素数1〜4個の直
鎖状または分枝状アルコキシであって、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イ
ソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、第3級
ブトキシカルボニルなどがあげられる。フェニルアルコ
キシカルボニル基とはそのアルコキシ基が炭素数1〜4
個の直鎖状または分枝状アルコキシであって、ベンジル
オキシカルボニル、2−フェニルエトキシカルボニル、
3−フェニルプロポキシカルボニル、4−フェニルブト
キシカルボニルなどがあげられる。アシル基とは炭素数
2〜5個の直鎖状または分枝状アルカノイル(アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、ピバロイル、バレリルな
ど)またはベンゾイルである。
【0024】アシルオキシ基とはそのアシル基が炭素数
2〜5個の直鎖状または分枝状アルカノイルまたはベン
ゾイルであって、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブ
チリルオキシ、ピバロイルオキシ、バレリルオキシ、ベ
ンゾイルオキシなどがあげられる。R1 ,R2 が隣接す
る窒素原子と結合して形成される複素環としては複素原
子として、さらにアルキル基もしくはヒドロキシアルキ
ル基で置換されていてもよい窒素、酸素または硫黄を少
なくとも1個有していてもよい5〜7員環であり、1−
ピロリジニル、ピペリジノ、1−ピペラジニル、4−メ
チル−1−ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリ
ノ、4−エチル−1−ピペラジニル、4−(2−ヒドロ
キシエチル)−1−ピペラジニル、1−ホモピペラジニ
ル、4−メチル−1−ホモピペラジニル、2−オキソ−
1−ピロリジニルなどがあげられる。
【0025】一般式(I)の化合物の医薬上許容し得る
塩とは塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、ギ酸
塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、
酒石酸塩、リンゴ酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン
酸塩、トルエンスルホン酸塩などの酸付加塩、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カル
シウム塩などの金属塩、アンモニウム塩、トリエチルア
ミン塩などのアミン塩(第4級アンモニウム塩も含
む)、アルギニン塩、リジン塩、オルニチン塩などのア
ミノ酸との塩などがあげられる。また、水和物(1水和
物、1/2水和物、3/2水和物など)やその他の溶媒
和物も本発明に包含される。
【0026】一般式(I)に含まれる本発明の化合物と
しては、次に示すものが挙げられる。
【0027】◎ 1−〔4−(3−ジメチルアミノプロ
ポキシ)フェニル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点133〜
136℃ ◎ 3−(4−ブロモフェニル)−1−〔4−(2−ジ
エチルアミノエトキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点135〜
140℃ ◎ 1−〔3−(3−ジメチルアミノ−2−メチルプロ
ポキシ)フェニル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点134〜
136℃ ◎ 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェ
ニル〕−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点138〜
140℃ ◎ 3−(4−フルオロフェニル)−1−〔3−(3−
ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−インダ
ゾール・マレイン酸塩、融点110〜112℃
【0028】◎ N,N−ジエチル−3−〔3−(4−
フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−イル〕フェノキシ酢酸アミド、融点102
〜105℃ ◎ 1−〔4−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン・マレイン酸塩、融点123〜126℃ ◎ 1−〔4−(4−ジメチルアミノブトキシ)フェニ
ル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン・マレイン酸塩、融点112〜115℃ ◎ 1−〔4−(2−ジエチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン・マレイン酸塩、融点110〜115℃ ◎ 1−〔4−(3−ジメチルアミノ−2−メチルプロ
ポキシ)フェニル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点143〜
146℃
【0029】◎ 3−(4−クロロフェニル)−1−
〔4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸
塩、融点162〜165℃ ◎ 3−(4−ブロモフェニル)−1−〔4−(3−ジ
メチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点162〜
165℃ ◎ 1−〔3−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン・2マレイン酸塩、融点117〜120℃ ◎ 1−〔3−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェ
ニル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン・マレイン酸塩、融点120〜123℃ ◎ 1−〔3−(2−モルホリノエトキシ)フェニル〕
−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン・マレイン酸塩、融点140〜142℃
【0030】◎ 3−(4−クロロフェニル)−1−
〔3−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニル〕−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、
融点140〜143℃ ◎ 1−〔2−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン・マレイン酸塩、融点153〜157℃ ◎ 1−〔2−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェ
ニル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン・マレイン酸塩、融点123〜125℃ ◎ 3−(4−フルオロフェニル)−1−〔3−(2−
ピペリジノエトキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点149〜
151℃ ◎ 3−(4−フルオロフェニル)−1−〔3−(3−
ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩・1/2水和
物、融点102〜105℃
【0031】◎ 3−(4−クロロフェニル)−1−
〔3−(3−ジメチルアミノ−2−メチルプロポキシ)
フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・
マレイン酸塩、融点150〜152℃ ◎ 1−〔3−(2−ジエチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン・マレイン酸塩・1/2水和物、融点86〜90
℃ ◎ 3−(4−フルオロフェニル)−1−〔3−(3−
ピペリジノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・フマル酸塩、融点73〜75
℃ ◎ 3−(4−フルオロフェニル)−1−〔3−(3−
ジメチルアミノ−2−メチルプロポキシ)フェニル〕−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩
・1/2水和物、融点128〜130℃ ◎ 3−(4−フルオロフェニル)−1−〔3−(3−
ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点110
〜112℃
【0032】◎ 3−(4−クロロフェニル)−1−
〔3−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・フマル酸塩、
融点170〜172℃ ◎ 1−〔3−(4−ジメチルアミノブトキシ)フェニ
ル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン・フマル酸塩・1水和物、融点140〜143℃ ◎ 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェ
ニル〕−1−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン・マレイン酸塩、融点132〜135℃ ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−1−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン・マレイン酸塩、融点137〜141℃ ◎ 4−{3−〔3−(4−フルオロフェニル)−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−イル〕フェノ
キシアセチル}モルホリン、融点141〜143℃
【0033】◎ 1−(4−メチルフェニル)−3−
〔4−(3−ジメチルアミノ−2−メチルプロポキシ)
フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・
マレイン酸塩、融点170〜171℃ ◎ 1−メチル−3−〔4−(3−ジメチルアミノプロ
ポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン・マレイン酸塩、融点128〜129℃ ◎ 6−メチル−1−〔3−(3−ジメチルアミノ−2
−メチルプロポキシ)フェニル〕−3−フェニル−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融
点123〜125℃ ◎ 1−〔3−(3−ジメチルアミノ−2−メチルプロ
ポキシ)フェニル〕−3−フェニル−1H−インダゾー
ル・マレイン酸塩・2/5酢酸エチル和物、融点58〜
63℃ ◎ 1−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)フェニ
ル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン、融点135〜138℃
【0034】◎ N−(2−ジメチルアミノエチル)−
4−(1−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−3−イル)フェノキシ酢酸アミド・マレイン酸
塩、融点169〜171℃ ◎ N−(2−ヒドロキシエチル)−3−〔3−(4−
フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−イル〕フェノキシ酢酸アミド、融点161
〜163℃ ◎ N−(2−ジエチルアミノエチル)−3−〔3−
(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−イル)フェノキシ酢酸アミド、融点
137〜138℃ ◎ 1−{3−〔3−(4−フルオロフェニル)−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−イル〕フェノ
キシアセチル}−4−メチルピペラジン、融点132〜
135℃ ◎ N−(2−ジエチルアミノエチル)−4−(1−フ
ェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−3−
イル)フェノキシ酢酸アミド・フマル酸塩、融点152
〜154℃
【0035】◎ 4−メチル−1−〔4−(1−フェニ
ル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−3−イ
ル)フェノキシアセチル〕ピペラジン・マレイン酸塩、
融点187〜189℃ ◎ 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融点
176〜177℃ ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノエチルアミノ)フ
ェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融
点165〜167℃ ◎ 1−メチル−3−〔4−(2−ジメチルアミノエチ
ルアミノ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン・マレイン酸塩、融点88〜90℃ ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融点1
32〜134℃
【0036】◎ 1−(4−クロロベンジル)−3−
〔4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸
塩、融点136〜138℃ ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点115〜
117℃ ◎ N,N−ジメチル−3−〔4−(3−ジメチルアミ
ノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−イル酢酸アミド・マレイン酸塩、融
点165〜167℃ ◎ 1−(2,4−ジクロロベンジル)−3−〔4−
(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニル〕−1H−ピ
ラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点1
36〜138℃ ◎ 1−ブチル−3−〔4−(3−ジメチルアミノプロ
ポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン・マレイン酸塩、融点112〜113℃
【0037】◎ 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロ
ポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸エチル・マレイン酸塩、融点108〜
110℃ ◎ 1−アセトニトリル−3−〔4−(3−ジメチルア
ミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4
−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点119〜121℃ ◎ 1−(4−フルオロフェナシル)−3−〔4−(3
−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラ
ゾロ〔3,4−b〕ピリジン・3/2フマル酸塩、融点
165〜169℃ ◎ 1−(2−クロロベンジル)−3−〔4−(2−ジ
メチルアミノエチルアミノ)フェニル〕−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン・フマル酸塩、融点155〜
157℃ ◎ 1−(2−ジメチルアミノエチル)−3−〔4−
(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニル〕−1H−ピ
ラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・2マレイン酸塩、融点
96〜98℃
【0038】◎ 1−〔3−(3−ジメチルアミノプロ
ポキシ)フェニル〕−3−〔4−(3−ジメチルアミノ
プロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン・2フマル酸塩、融点145〜148℃ ◎ 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−〔4−
(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・2マレイン酸塩、融
点127〜130℃ ◎ 1−〔3−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−3−〔4−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・2フ
マル酸塩、融点115〜118℃ ◎ 1−(4−メチルフェニル)−3−〔4−(2−ジ
メチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融
点139〜140℃ ◎ 6−メチル−1−(4−メチルフェニル)−3−
〔4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン
【0039】◎ 6−メチル−1−(4−メチルフェニ
ル)−3−〔4−(3−ジメチルアミノ−2−メチルプ
ロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン ◎ 1−(3−メチルフェニル)−3−〔4−(3−ジ
メチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン ◎ 1−(3−メチルフェニル)−3−〔4−(3−ジ
メチルアミノ−2−メチルプロポキシ)フェニル〕−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン ◎ 1−(2−メチルフェニル)−3−〔4−(3−ジ
メチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン ◎ 1−(2−メチルフェニル)−3−〔4−(3−ジ
メチルアミノ−2−メチルプロポキシ)フェニル〕−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン
【0040】◎ 1−〔3−(2−ジメチルアミノ−1
−メチルエトキシ)フェニル〕−3−フェニル−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融点
118〜120℃ ◎ 2−(4−メチルフェニル)−3−〔4−(2−ジ
メチルアミノ−2−メチルエトキシ)フェニル〕−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩、融
点126〜128℃ ◎ 1−〔3−(2−ジメチルアミノ−2−メチルエト
キシ)フェニル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・3/2フマル酸塩、融点13
9〜142℃ ◎ 3−(4−フルオロフェニル)−1−〔3−(2−
ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・フマル酸塩、融
点148〜149℃ ◎ 3−(4−フルオロフェニル)−1−〔3−(2−
ジメチルアミノ−2−メチルエトキシ)フェニル〕−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・3/2フマル酸
塩、融点174〜176℃
【0041】◎ 3−(4−クロロフェニル)−1−
〔3−(2−ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)フ
ェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・フ
マル酸塩、融点150〜152℃ ◎ 3−(4−クロロフェニル)−1−〔3−(2−ジ
メチルアミノ−2−メチルエトキシ)フェニル〕−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・3/2フマル酸
塩、融点148〜150℃ ◎ 1−〔3−(3−ジメチルアミノ−2−メチルプロ
ポキシ)フェニル〕−1−フェニル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩・2/5酢酸エ
チル和物、融点58〜60℃ ◎ 1−(2−ヒドロキシエチル)−3−〔4−(3−
ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン・1/2フマル酸塩、融点1
62〜163℃ ◎ 1−(2−アセトキシエチル)−3−〔4−(3−
ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン・フマル酸塩、融点122〜
124℃
【0042】◎ N−メチル−3−〔4−(3−ジメチ
ルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン−1−イル酢酸アミド・2フマ
ル酸塩、融点102〜105℃ ◎ 6−{3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキ
シ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン−1−イル}ヘキサン酸メチル、NMR(CDCl3)δ: 1.33
-2.70(m,12H), 2.24(s,6H), 3.60(s,3H), 4.07(t,2H),
4.53(t,2H), 6.93-8.51(7H) ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢
酸エチル・マレイン酸塩、融点138〜140℃ ◎ 4−{3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキ
シ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン−1−イル}酪酸エチル・2フマル酸塩、融点121
〜124℃ ◎ 3−{3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキ
シ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン−1−イル}プロピオン酸エチル・フマル酸塩、融点
105〜107℃
【0043】◎ 2−メチル−2−{3−〔4−(3−
ジメチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン−1−イル}プロピオン酸エ
チル、NMR(CDCl3)δ: 1.10(t,3H), 2.03(s,6H), 1.96-
2.40(m,2H), 2.30(s,6H), 2.52(t,2H), 4.01(t,2H), 4.
12(q,2H), 6.98-8.51(7H) ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1−メチルエト
キシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン−1−酢酸エチル、NMR(CDCl3)δ: 1.25(t,3H), 1.
33(d,3H), 2.33(s,6H), 2.34-2.78(m,2H), 4.21(q,2H),
4.55(q,1H), 5.26(s,2H), 6.98 〜8.51(7H) ◎ 4−(1−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−3−イル)フェノキシ酢酸エチル、融点
118〜120℃ ◎ 4−(1−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−3−イル)フェノキシ酢酸、融点220
〜222℃ ◎ 3−〔3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラ
ゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−イル〕フェノキシ酢
酸エチル、融点130〜131℃
【0044】◎ 3−〔3−(4−フルオロフェニル)
−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−イル〕
フェノキシ酢酸、融点225〜226℃ ◎ 4−(3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−イル)フェノキシ酢酸エチル ◎ 4−(3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−イル)フェノキシ酢酸 ◎ 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェ
ニル〕−1−プロピオニル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン・3/2フマル酸塩、融点155〜157
℃ ◎ 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−
酢酸、融点221〜223℃
【0045】◎ 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロ
ポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸、融点221〜223℃ ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1−メチルエト
キシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン、融点130〜132℃ ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1−メチルエト
キシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン−1−酢酸エチル NMR(CDCl3)δ: 1.25(t,3H), 1.33(d,3H), 2.33(s,6H),
2.34-2.78(m,2H), 4.21(q,2H), 4.55(q,1H), 5.26(s,2
H), 6.98 〜8.51(7H) ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1−メチルエト
キシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン−1−酢酸、融点210〜211℃ ◎ 2−メチル−2−{3−〔4−(3−ジメチルアミ
ノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−イル}プロピオン酸、融点187〜
190℃
【0046】◎ 3−{3−〔4−(3−ジメチルアミ
ノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−イル}プロピオン酸・1/2水和
物、融点86〜90℃ ◎ 6−{3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキ
シ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン−1−イル}ヘキサン酸、融点96〜100℃ ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノエチルアミノ)フ
ェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1
−酢酸 NMR(CDCl3)δ: 1.20(t,3H), 2.40(s,6H), 2.56(t,2H),
3.20(t,2H), 4.20(q,2H), 5.30(s,2H), 6.63〜8.56(7H) ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノエチルアミノ)フ
ェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1
−酢酸、融点240〜242℃ ◎ 3−フェニル−1−(4−トリフルオロアセチルア
ミノフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン、融点172〜174℃
【0047】◎ 1−〔4−(2−ジメチルアミノエチ
ルアミノ)フェニル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・マレイン酸塩・1/2水和
物、融点80〜88℃ ◎ 1−〔4−(3−ジメチルアミノプロピルアミノ)
フェニル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン・2マレイン酸塩、融点145〜146℃
【0048】一般式(I)において、Xが=N−および
/または、Z1 およびZ2 の少なくとも一方が酸素であ
る化合物が好ましい。一般式(I)の化合物およびその
医薬上許容し得る塩のより好ましい化合物として、次の
化合物が例示される。
【0049】◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1
−メチルエトキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,
4−b〕ピリジン−1−酢酸、 ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1−メチルエト
キシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン−1−酢酸エチル、 ◎ 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−
酢酸、 ◎ 3−〔4−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢
酸エチル、 ◎ 1−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェ
ニル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン、
【0050】◎ 1−〔3−(3−ジメチルアミノ−2
−メチルプロポキシ)フェニル〕−3−フェニル−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、 ◎ 1−(4−メチルフェニル)−3−〔4−(3−ジ
メチルアミノプロポキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン、 ◎ 1−〔3−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル〕−3−〔4−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、 ◎ N−(2−ジエチルアミノエチル)−3−〔3−
(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−イル〕フェノキシ酢酸アミドおよび ◎ 3−{3−〔4−(3−ジメチルアミノプロポキ
シ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン−1−イル}プロピオン酸ならびにその光学異性体、
またはそれらの医薬上許容し得る塩。
【0051】本発明に使用される化合物の大半は、特開
平2−85258号公報に記載された方法により製造さ
れ、この公報を本明細書に参考として引用する。また、
その光学異性体は、光学活性な原料を用いるか、得られ
たラセミ体を光学分割することにより得られる。本発明
の目的を達成するためには、有効成分化合物としては、
3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1−メチルエトキ
シ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン−1−酢酸およびそのエチルエステル、それらの光学
活性体またはそれらの医薬上許容し得る塩が好ましい。
【0052】さらに、本発明の目的を達成するための化
合物(I)の光学活性体としては、(+)−3−〔4−
(2−ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢
酸およびそのエチルエステルまたはそれらの医薬上許容
し得る塩などが挙げられる。これらの光学活性体は以下
の方法により製造できる。すなわち、特公昭49−19
252号公報により公知の光学活性な(+)−1−ジメ
チルアミノ−2−プロパノールと、たとえば2−クロロ
−3−(4−フルオロベンゾイル)ピリジンをベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ピリジン、エタノール、イソ
プロピルアルコール、エチレングリコールジメチルエー
テル、ジメチルホルムアミド、ジオキサンなどの反応に
不活性な溶媒中、必要に応じて水酸化ナトリウム、水素
化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンなど
の脱酸剤を用い、0〜250℃の温度で反応することに
よって(+)−2−クロロ−3−〔4−(2−ジメチル
アミノ−1−メチルエトキシ)ベンゾイル〕ピリジンを
得、次いで、上記化合物とヒドラジンをベンゼン、トル
エン、キシレン、ジオキサン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル、ピリジンなどの適当な溶媒中で、必要
に応じて適当な脱水剤や脱酸剤を用いて、還流すること
によって(+)−3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1
−メチルエトキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,
4−b〕ピリジンを得る。得られた上記ピラゾロ〔3,
4−b〕ピリジン化合物とクロロ酢酸エチルをベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ピリ
ジン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタ
ン、メタノール、エタノールなどの反応に不活性な溶媒
中、必要に応じて、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、トリエチルアミンなどの脱酸剤を用
い、0〜250℃の温度で反応することによって、
(+)−3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1−メチル
エトキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン−1−酢酸エチルが得られる。また、上記酢酸
エチル化合物を酸またはアルカリの存在下、加水分解す
ることによって、(+)−3−〔4−(2−ジメチルア
ミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸とすることができ
る。このようにして得られる(+)−3−〔4−(2−
ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸および
そのエチルエステルは塩酸、硫酸、臭化水素酸、リン
酸、ギ酸、酢酸、フマル酸、マレイン酸、クエン酸、酒
石酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、トル
エンスルホン酸などの無機酸、有機酸などと常法により
処理することにより対応する酸付加塩とすることができ
る。本発明の医薬を製するにあたって、本化合物は治療
上有効な量が含有されているのが好ましく、当該医薬は
これら有効成分の他に、医薬上許容され得る担体、賦形
剤、希釈剤、溶解補助剤、崩壊剤、結合剤などと混合し
て錠剤、散剤、カプセル剤、注射剤、坐剤、点滴剤など
とすることにより経口的または非経口的に安全に患者に
投与することができる。投与量は、通常1日当り成人に
対し、経口投与で2.5〜100mg、静脈内投与で
0.5〜20mg程度である。特に、(+)−3−〔4
−(2−ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢
酸エチルエステルは経口投与による吸収率がよく、しか
も、生物学的利用率にすぐれていて、経口製剤として適
用することができる。
【0053】
【作用および発明の効果】一般式(I)の化合物は赤血
球数を回復させる作用があり、従って、本発明の医薬は
骨髄移植または抗癌剤や放射線照射による赤血球数の減
少を回復促進させる薬剤として有用である。または、再
生不良性貧血、先天性貧血、腎性貧血、骨髄性貧血など
の治療に用いられる。
【0054】
【実施例】以下、製造例、製剤処方例および実験例によ
り本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに
限定されないことはいうまでもない。
【0055】製造例1 (1)トルエン150mlに60%水素化ナトリウム2
7gを懸濁し、(+)−1−ジメチルアミノ−2−プロ
パノール75g含有トルエン200mlの混液を50〜
60℃で滴下する。これを冷却し、ジメチルホルムアミ
ド200mlを加え、−10〜−5℃で2−クロロ−3
−(4−フルオロベンゾイル)ピリジン182gを数回
に分けて投入する。3時間を要し、徐々に温度を40℃
まで上昇させ、さらに40℃で2時間加温、攪拌させる
ことにより反応を完結させる。水を加え、トルエン層を
分集し、水洗する。トルエン層を希塩酸にて抽出する。
抽出液を炭酸カリウムにてアルカリ性とし、遊離する油
状物をトルエンで抽出する。トルエンを留去すれば粗製
の2−クロロ−3−〔4−(2−ジメチルアミノ−1−
メチルエトキシ)ベンゾイル〕ピリジン190gを油状
物として得る。
【0056】(2)上記粗製品190g、ピリジン60
0ml、ヒドラジンヒドラート92gを12時間、還
流、攪拌する。ピリジンを留去し、残留物にトルエン5
00mlを加え、40〜50℃に加温して溶解させる。
温水にて洗浄し、トルエンを留去する。残留物にイソプ
ロピルエーテルを加えて結晶化し、濾取後、イソプロピ
ルエーテルとイソプロピルアルコールの混液より再結晶
すれば、融点125〜127℃の(+)−3−〔4−
(2−ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン100.
7gを得る。〔α〕D 23=+15.3°(1%、メタノ
ール)
【0057】(3)トルエン46mlに60%水素化ナ
トリウム2.7gを懸濁させ、氷冷下にジメチルホルム
アミド31mlを加え、次いで(+)−3−〔4−(2
−ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン18gを2〜3
回に分けて投入する。15分間攪拌後、クロロ酢酸エチ
ル8.2g、トルエン16mlの混液を滴下し、室温で
1時間、40℃で1時間反応させる。冷後、水を加えト
ルエン層を分集し、水洗、乾燥する。トルエンを留去す
れば、粗製の(+)−3−〔4−(2−ジメチルアミノ
−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸エチル20.8gを
油状物として得る。
【0058】(4)粗製の(+)−3−〔4−(2−ジ
メチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸エチル2
0.8gを酢酸エチル150mlに溶解し、15%塩酸
−エタノール溶液13gを加えて塩酸塩とする。生成し
た結晶を酢酸エチル−エタノールの混液により精製する
と、融点165〜166℃の(+)−3−〔4−(2−
ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸エチル
・塩酸塩17.2gを得る。〔α〕D 25=+16.1°
(1%、エタノール)
【0059】製造例2 上記製造例1(3)の粗製品20.8gをメタノール4
3mlに溶解し、水酸化ナトリウム2.4g、水21m
l溶液を加えて室温にて1時間攪拌する。希塩酸にてp
H7に調製し、メタノールを留去後、残留物をダイアイ
オンPH−20を用いて精製する。含水イソプロピルア
ルコールより再結晶(結晶水を含む)後、エタノールを
加えて加温すれば、融点212〜213℃の(+)−3
−〔4−(2−ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)
フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−
1−酢酸を得る。〔α〕D 22=+25.7°(1%、メ
タノール)
【0060】製造例3 (1)(−)−1−ジメチルアミノ−2−プロパノール
を用いて製造例1の(1)、(2)と同様に反応処理す
れば、融点125〜127℃の(−)−3−〔4−(2
−ジメチルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジンを得る。〔α〕
D 23=−15.0°(1%、メタノール)
【0061】(2)(−)−3−〔4−(2−ジメチル
アミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1H−ピラ
ゾロ〔3,4−b〕ピリジンを用い、製造例1の(3)
および実施例2と同様に反応処理すれば、融点212〜
214℃の(−)−3−〔4−(2−ジメチルアミノ−
1−メチルエトキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸を得る。〔α〕D 23
=−25.0°(1%、メタノール)
【0062】以下の製剤処方例、実験例において化合物
A、化合物Bおよび化合物Cとは次のものを示す。
【0063】化合物A=(±)−3−〔4−(2−ジメ
チルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸
【0064】化合物B=(+)−3−〔4−(2−ジメ
チルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸
【0065】化合物C=(+)−3−〔4−(2−ジメ
チルアミノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸エチル・塩
酸塩
【0066】製剤処方例1
【0067】化合物A10gおよび塩化ナトリウム9g
を注射用水10リットルに溶解し、無菌濾過後、10m
lを取り、アンプルに充填、熔封し、高圧蒸気滅菌を施
し注射剤とする。
【0068】製剤処方例2
【0069】化合物Bを用い、製造処方例1と同様にし
て、化合物B含有の注射剤を製造する。
【0070】製剤処方例3
【0071】化合物C50mgを乳糖98mgとトウモ
ロコシデンプン45mg、ヒドロキシプロピルセルロー
ス3mgと練合機中で十分に練合する。練合物を200
メッシュの篩に通し、50℃で乾燥し、さらに24メッ
シュの篩に通す。タルク3mgおよびステアリン酸マグ
ネシウム1mgと混合し、直径9mmの杵を用いて重量
200mgの錠剤を得る。この錠剤は必要に応じ、糖衣
またはフィルムコート処理することができる。
【0072】実験例1:X線照射マウスでの赤血球数の
回復促進作用(予防効果)
【0073】4〜5週齢のBALB/cマウスに4.0
Gyの放射線を全身照射した。化合物AはX線照射3日
前から前日までの3日間連続静脈内投与した。X線照射
後19および22日目に、マウス眼窩静脈叢から採血
し、赤血球数を自動血球計数装置で測定した。実験は1
群8匹で行い、結果は平均値±標準偏差で示した。
【0074】
【表1】 表 1 ──────────────────────────────────── 処置 被検体 用量 赤血球数(104 /mm3 ) (mg/kg) 19日目 22日目 ──────────────────────────────────── X線照射 − 0 506 ± 175 696 ± 192 X線照射 化合物A 0.01 835 ± 102 904 ± 45 X線照射 化合物A 0.1 837 ± 118 916 ± 86 X線照射 化合物A 1 856 ± 118 932 ± 86 無処置 − 0 1021 ± 75 994 ± 43 ────────────────────────────────────
【0075】表1から明らかなように、X線照射マウス
に化合物Aを投与すると赤血球数の回復が促進し、ほぼ
正常レベルにまで回復することが判った。
【0076】実験例2:X線照射マウスでの赤血球数の
回復促進作用(治療効果)
【0077】4〜5週齢のBALB/cマウスに4.0
Gyの放射線を全身照射した。化合物AはX線照射後翌
日から9日目までの9日間連続静脈内投与した。X線照
射後14日目に、マウス眼窩静脈叢から採血し、赤血球
数を自動血球計数装置で測定した。実験は1群6匹で行
い、結果は平均値±標準偏差で示した。
【0078】
【表2】 表 2 ──────────────────────────────────── 処置 被検体 用量 赤血球数 (mg/kg) (104 /mm3 ) ──────────────────────────────────── X線照射 − 0 327 ± 121 X線照射 化合物A 0.01 535 ± 98 X線照射 化合物A 0.1 686 ± 72 無処置 − 0 939 ± 69 ────────────────────────────────────
【0079】表2から明らかなように、X線照射マウス
に化合物Aを投与すると、赤血球数はほぼ正常レベルに
まで回復することが判った。
【0080】実験例3:骨髄移植マウスでの赤血球数の
回復促進作用
【0081】6〜8週齢のICRマウスに8.0Gyの
放射線を全身照射し、その後107個の同系マウス骨髄
細胞を移植した。化合物Aは骨髄移植の翌日から9日間
連続静脈内投与した。骨髄移植後11日目に、マウス腹
大動脈からヘパリン加血液を採血し、赤血球数を自動血
球計数装置で測定した。実験は1群5匹で行った。
【0082】
【表3】 表 3 ─────────────────────────────────── 前処置 被検体 用量 赤血球数 (mg/kg) (104 /mm3 ) ─────────────────────────────────── X線照射のみ − 0 550 ± 119 X線照射+骨髄移植 − 0 637 ± 40 X線照射+骨髄移植 化合物A 0.01 699 ± 51 X線照射+骨髄移植 化合物A 0.1 714 ± 56 無処置 − 0 722 ± 105 ───────────────────────────────────
【0083】表3から明らかなように、骨髄移植マウス
に化合物Aを投与すると、赤血球数はほぼ正常レベルに
まで回復することが判った。
【0084】上記実験例から明らかなように、X線照射
または骨髄移植動物に化合物Aを投与すると、赤血球数
の減少を回復促進させる。
【0085】実験例4:急性毒性実験
【0086】化合物A、化合物Bおよび化合物Cをラッ
トに経口投与したところ、それぞれ1000mg/kg
で死亡例は観察されなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、Xは=N−または=CH−であり、Rは水素、
    アルキル基、アルコキシ基、ハロゲンを示し、Y1
    式: 【化2】 により表される基、フェニル基またはハロゲン、アルキ
    ル基もしくはアルコキシ基の1〜3個により置換された
    フェニル基を表す。Y2 は式: 【化3】 により表される基、式:−A2 −B2 により表される
    基、水素、アルキル基、フェニルアルキル基、フェニル
    核がハロゲン、アルキル基もしくはアルコキシ基の1〜
    3個により置換されたフェニルアルキル基、フェニル基
    またはハロゲン、アルキル基もしくはアルコキシ基の1
    〜3個により置換されたフェニル基、アルコキシアルキ
    ル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルア
    ルキル基、カルボキシアルキル基、アシルオキシアルキ
    ル基を示す。ただしY1 ,Y2 のうち、いずれか一方、
    または両方が式: 【化4】 または式: 【化5】 により表される基であるとする。ここで、Z1 ,Z2
    同一または異なって−O−,−S−または−NR3
    (ここで、R3 は水素またはアルキル基を示す。)を示
    し、A1 ,A2 は同一または異なってアルキレン基を示
    し、B1 ,B2 は同一または異なってカルボキシル基、
    アルコキシカルボニル基、フェニルアルコキシカルボニ
    ル基(当該フェニルはハロゲン、アルキル基またはアル
    コキシ基の1〜3個により置換されていてもよい)、ア
    シル基、水酸基、アシルオキシ基または式: 【化6】 または 【化7】 (ここで、R1 ,R2 は同一または異なって水素、アル
    キル基、ジアルキルアミノアルキル基、ヒドロキシアル
    キル基であるか、またはR1 ,R2 が隣接する窒素原子
    とともに複素環を形成する基を表す。)により表される
    基を示す。L1 ,L2 は同一または異なって水素、ハロ
    ゲン、アルキル基またはアルコキシ基を示す。〕により
    表される縮合型ピラゾール化合物、その光学異性体また
    はそれらの医薬上許容し得る塩を有効成分とする赤血球
    減少症治療剤。
  2. 【請求項2】 (+)−3−〔4−(2−ジメチルアミ
    ノ−1−メチルエトキシ)フェニル〕−1H−ピラゾロ
    〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸およびそのエチルエ
    ステルまたはそれらの医薬上許容し得る塩を有効成分と
    する赤血球減少症治療剤。
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CA002136228A CA2136228A1 (en) 1992-05-21 1993-05-19 Use for treating thrombocytopenia, use for treating erythropenia and optically active fused pyrazole compound
EP93910357A EP0641564A4 (en) 1992-05-21 1993-05-19 OPTICALLY ACTIVE CONDENSED PYRAZOLE COMPOUND FOR THE TREATMENT OF THROMBOCYTOPENIA AND ERYTHROPENIA.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019502763A (ja) * 2016-01-21 2019-01-31 ジーボ・バイオポーラー・チャンシェン・ファーマシューティカル・カンパニー・リミテッドZibo Biopolar Changsheng Pharmaceutical Co. Ltd. ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤

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