JPH0648305U - 自走台車の速度制御装置 - Google Patents

自走台車の速度制御装置

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JPH0648305U
JPH0648305U JP6144793U JP6144793U JPH0648305U JP H0648305 U JPH0648305 U JP H0648305U JP 6144793 U JP6144793 U JP 6144793U JP 6144793 U JP6144793 U JP 6144793U JP H0648305 U JPH0648305 U JP H0648305U
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JP
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speed
self
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control device
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JP6144793U
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泰明 安部
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一走行経路上にある自走台車の全てを任意
に設定した走行速度で同速走行させるための制御装置を
提供すること。 【構成】 台車走行経路にそって設けられた信号線10
と、この信号線に速度指令信号18aを供給する手段1
8とを備え、自走台車には、信号線10から速度指令信
号18aを受信する手段11,19、現在速度検出手段
7,21、速度比較手段22、及び走行用モータ6の速
度制御装置23が設けられ、速度制御装置23は、受信
手段11,19を介して信号線10から与えられる速度
設定値19aと現在速度検出手段7,21により検出さ
れた速度現在値21aとを速度比較手段22で比較した
結果に基づいて、両速度値19a,21aが一致するよ
うに、走行用モータ6を制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、同一走行経路上にある自走台車の全てを任意に設定した走行速度で 同速走行させるための制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
組立ラインに於けるワークの搬送は、その日の生産計画量などに応じて任意に 設定されたワーク搬送速度に基づいて行うことが望ましい。従って組立ラインに 於けるワーク搬送手段としては、搬送速度を任意に変更することが出来るタイプ の搬送装置が必要である。
【0003】 従来は、この種の搬送装置として例えばスラットコンベヤ、ベルトコンベヤ、 トロリーコンベヤなどを使用していたが、最近では、搬送ラインのレイアウト変 更やライン長さの増減が容易であるばかりでなくワークの積み降ろしに好都合で ストレージも可能な軌道式自走台車を利用することが考えられている。しかし従 来の軌道式自走台車は、例えば特公昭38−6661号公報に記載されているよ うに、予め定められた区間毎に走行速度を自動切り換えすることは出来ても、同 一走行経路(区間)上での走行速度を外部からの指令に従って任意に変更し、同 一走行経路上の全ての自走台車を任意の設定速度で同速走行させることは出来な かった。従って従来の軌道式自走台車は、組立ラインに於ける搬送手段としては 活用されていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記のような従来の問題点を解決し得る自走台車の速度制御装置を提 案するものであって、その特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して 示すと、本考案の自走台車の速度制御装置は、台車走行経路にそって設けられた 信号線(10)と、この信号線(10)に速度指令信号(18a) を供給する手段(18)とを備 え、台車走行経路にそって自走する自走台車(1) には、信号線(10)から速度指令 信号(18a) を受信する手段(11,19) 、現在速度検出手段(7,21)、速度比較手段(2 2)、及び走行用モータ(6) の速度制御装置(23)が設けられ、速度制御装置(23)は 、受信手段(11,19) を介して信号線(10)から与えられる速度設定値(19a) と現在 速度検出手段(7,21)により検出された速度現在値(21a) とを速度比較手段(22)で 比較した結果に基づいて、両速度値(19a,21a) が一致するように、走行用モータ (6) を制御するものである、点に特徴を有する。
【0005】 このような本考案の制御装置に於いては、走行速度を状況に合わせて任意に設 定し、これを速度指令信号(18a) として信号線(10)に供給しておくことにより、 当該速度指令信号(18a) を、信号線(10)を備えた台車走行経路上にある全ての自 走台車(1) に受信手段(11,19) を介して与えることが出来、各自走台車(1) は、 速度制御装置(23)による走行モータ(6) のフィードバック制御により速度指令信 号(18a) によって与えられる設定速度で走行させることが出来る。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付の例示図に基づいて説明すると、図1に於いて 、1は自走台車であって、ガイドレール2とこれに係合する車輪3とによって一 定経路を走行する。4は台車走行経路にそって敷設されたラックギヤ5と咬合す る走行駆動ギヤであって、モータ6に連動連結されている。7はラックギヤ5と 連動連結するパルスエンコーダ(現在速度検出手段)である。8は台車走行経路 にそって敷設された給電線であって、自走台車1の集電子9を介してモータ6に 電力を供給する。走行駆動ギヤ4とラックギヤ5とを使用する代わりに、車輪3 の少なくとも一つをモータ6で駆動するようにしても良い。
【0007】 10は台車走行制御区間に於いて台車走行経路にそって敷設された信号線であ って、自走台車1の集電子(速度指令受信手段)11を介して当該自走台車1に 速度指令信号を与える。12は自走台車1の前端に付設された光電式距離センサ ーであり、13は自走台車1の後端に取り付けられた反射板である。14は自走 台車1に取り付けられた車間距離指令信号受信手段であって、台車走行制御区間 の起点またはその手前の一定位置に受信手段14に対応するように設置された車 間距離指令信号発信手段15から車間距離指令信号15aを受信し、2進数値化 された車間距離設定値14aを、次に新しい車間距離指令信号15aを受信する まで継続的に出力する。
【0008】 光電式距離センサー12は、前方の自走台車1の反射板13からの反射光線を 受信することにより当該反射板13までの距離、即ち前方台車との車間距離Lに 相当する出力12aを得るものであって、当該出力12aは、図2に示すように 変換部16に於いて2進数値化された車間距離現在値16aに変換される。比較 部17は、車間距離指令信号受信手段14から出力される車間距離設定値14a と車間距離現在値16aとを比較し、速度補正値17aを出力する。
【0009】 図2に示すように信号線10には、変換部(速度指令供給手段)18によって 直列パルス信号に変換された速度指令信号18aが供給されており、集電子(速 度指令受信手段)11によって受信された直列パルス信号から成る速度指令信号 18aは変換部(速度指令受信手段)19により2進数値化された速度設定値1 9aに変換される。速度設定値補正部20は、比較部17からの速度補正値17 aによって速度設定値19aを補正し、速度目標値20aを出力する。
【0010】 パルスエンコーダ(現在速度検出手段)7の出力7aは、変換部(現在速度検 出手段)21によって速度現在値21aに変換され、比較部(速度比較手段)2 2に於いて速度目標値20aと比較される。この比較部22は、速度目標値20 aと速度現在値21aとの差に応じて当該速度目標値20aを補正した速度制御 値22aを出力するものであって、この速度制御値22aによってモータ6の回 転速度制御装置23が制御され、速度現在値21aが速度目標値20aに等しく なるようにモータ6の回転速度が自動調整される。即ち、所謂フィードバック制 御が行われる。
【0011】 上記の構成によれば、同一走行経路上を走行する各自走台車1が台車走行制御 区間の起点またはその手前一定位置を通過するとき、車間距離指令信号受信手段 14が発信手段15からの車間距離指令信号15aを受信し、次段の比較部17 へ車間距離設定値14aを送る。そして当該自走台車1が台車走行制御区間に進 入すると、集電子11が信号線10に供給されている速度指令信号18aを受信 し、変換部19から速度設定値19aが出力される。
【0012】 一方、各自走台車1の光学式距離センサー12と次段の変換部16との働きで 車間距離現在値16aが比較部17に送られており、この比較部17に於いて車 間距離設定値14aと車間距離現在値16aとが比較され、その偏差に相当する 速度補正値17aが次段の速度設定値補正部20に送られる。この速度補正値1 7aは、速度設定値補正部20に於いて速度設定値19aに加減算され、速度目 標値20aが出力される。この速度目標値20aは、車間距離現在値16aが車 間距離設定値14aより大きい場合は速度設定値19aより大きくなり、逆に車 間距離現在値16aが車間距離設定値14aより小さい場合は速度設定値19a より小さくなるように補正される。そしてその補正量は、車間距離現在値16a と車間距離設定値14aとの偏差に比例する。
【0013】 自走台車1の走行速度、即ちモータ6の回転速度は、前記のように速度現在値 21aが速度目標値20aに等しくなるように、速度制御装置23によりフィー ドバック制御されるので、自走台車1は、前方台車との車間距離Lが車間距離指 令信号15aにより与えられた設定車間距離よりも大きい場合は速度指令信号1 8aにより与えられた設定速度よりも高速で走行し、車間距離Lが設定車間距離 に近づくに従って減速され、車間距離Lが設定車間距離に等しくなったとき設定 速度で走行することになる。また、前方台車との車間距離Lが設定車間距離より も小さい場合は設定速度よりも低速で走行し、車間距離Lが設定車間距離に近づ くに従って増速され、車間距離Lが設定車間距離に等しくなったとき設定速度で 走行することになる。このような制御により同一の台車走行制御区間上にある各 自走台車1は、設定された速度と設定された車間距離を自動的に維持しながら走 行することになる。
【0014】 台車走行制御区間上を一定の車間距離を保ちながら走行する複数台の自走台車 1の内、先頭の自走台車1は車間距離現在値16aが無限大またはゼロになるの で、正常な制御を行うことが出来ない。従って、台車走行制御区間の起点または その手前適当位置で、先頭になる自走台車1に先頭台車であることの信号を与え たり、先頭になる自走台車1には車間距離指令信号15aを与えないで車間距離 設定値14aを持たない台車は先頭台車であると判断させ、或いは車間距離検出 手段が前方台車との車間距離を検出しない状態(車間距離現在値16aが無限大 またはゼロになる状態)を以て先頭台車であることを判断させるか、若しくは別 に付加したセンサーにより前方台車の有無を検出させて先頭台車であることを判 断させ、先頭台車となる自走台車1は、速度設定値補正部20の機能を無くして 常に速度目標値20aを速度設定値19aと等しくし、以て常に設定速度で走行 させるようにしなければならない。
【0015】 なお、上記実施例では車間距離をも任意に設定し、設定された車間距離となる ように各自走台車1の走行速度を自動調整するように構成したが、この車間距離 維持のための走行速度の自動調整は本考案必須の用件ではない。従って速度設定 値補正部20を省き、速度設定値19aをそのまま比較部(速度比較手段)22 に入力せしめ、自走台車1を車間距離に関係なく設定速度で走行させるようにす ることも出来る。また、速度指令信号受信手段は集電子11及び変換部19によ って構成し、更に現在速度検出手段はパルスエンコーダ7及び変換部21によっ て構成したが、これら各手段は実施例のものに限定されない。
【0016】 更に本考案の制御装置は、自走台車1に搭載したマイクロコンピュータを使用 するプログラム制御により実施することが出来る。
【0017】
【考案の作用及び効果】
以上のように本考案の自走台車速度制御装置によれば、同一の台車走行経路上 にある全ての自走台車を任意に設定した速度で同速走行させることが出来る。し かも速度指令信号を信号線に供給しさえすれば良いので、一定地点を通過する自 走台車各々に対して速度切り換え操作を与えなければならない場合と比較して速 度切り換え制御が簡単容易であるばかりでなく、台車走行経路上にある全ての自 走台車の走行速度を瞬時に切り換えることが出来る利点がある。
【0018】 従って、本考案装置を利用することにより、搬送手段として他の一般的なコン ベヤと比較してメリットの大きい自走台車を組立ラインに於ける搬送手段として 活用し、ワークを生産計画に適応した速度で搬送することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自走台車の構成を示す概略平面図である。
【図2】 制御系を説明するブロック線図である。
【符号の説明】
1 自走台車 4 走行駆動ギヤ 5 ラックギヤ 6 モータ 7 パルエンコーダ(現在速度検出手段) 8 給電線 10 速度指令信号伝送用信号線 11 集電子(速度指令信号受信手段) 12 光学的距離センサー 13 反射板 14 車間距離指令信号受信手段 14a 車間距離設定値 15 車間距離指令信号発信手段 15a 車間距離指令信号 16a 車間距離現在値 17 比較部 17a 速度補正値 18 変換部(速度指令信号を供給する手段) 18a 速度指令信号 19 変換部(速度指令信号受信手段) 19a 速度設定値 20 速度設定値補正部 20a 速度目標値 21 変換部(現在速度検出手段) 21a 速度現在値 22a 速度制御値 23 モータ回転速度制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車走行経路にそって設けられた信号線(1
    0)と、この信号線(10)に速度指令信号(18a) を供給する
    手段(18)とを備え、 台車走行経路にそって自走する自走台車(1) には、信号
    線(10)から速度指令信号(18a) を受信する手段(11,19)
    、現在速度検出手段(7,21)、速度比較手段(22)、及び
    走行用モータ(6) の速度制御装置(23)が設けられ、 速度制御装置(23)は、受信手段(11,19) を介して信号線
    (10)から与えられる速度設定値(19a) と現在速度検出手
    段(7,21)により検出された速度現在値(21a) とを速度比
    較手段(22)で比較した結果に基づいて、両速度値(19a,2
    1a) が一致するように、走行用モータ(6) を制御するも
    のである自走台車の速度制御装置。
JP6144793U 1993-10-20 1993-10-20 自走台車の速度制御装置 Pending JPH0648305U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016042784A (ja) * 2008-12-29 2016-03-31 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 乗物位置制御方法及びシステム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936010A (ja) * 1972-08-11 1974-04-03

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