JPH0648062U - 貯留硬貨供給装置 - Google Patents

貯留硬貨供給装置

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JPH0648062U
JPH0648062U JP8252892U JP8252892U JPH0648062U JP H0648062 U JPH0648062 U JP H0648062U JP 8252892 U JP8252892 U JP 8252892U JP 8252892 U JP8252892 U JP 8252892U JP H0648062 U JPH0648062 U JP H0648062U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬貨の残留を防止でき、硬貨の貯留収納量が
多い場合でも硬貨の送出を確実にする。 【構成】 硬貨を貯留収納する収納部32を設ける。収納
部32の底部に、回転円盤61を設ける。回転円盤61の周縁
に、硬貨送出通路82を設ける。収納部32の側壁を構成す
べく硬貨送出通路82の設置側の回転円盤61域上方に、貯
留硬貨に上方への移動を与えるベルト101 を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、硬貨を貯留収納するとともにその貯留硬貨を供給する貯留硬貨供給 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の貯留硬貨供給装置は、例えば、特開昭64−19494号公報に記載 されているように、循環式硬貨入出金機の機体内に装着されて硬貨の補充および 回収に使用されたカセット構造の金庫が知られている。
【0003】 この金庫は、硬貨を貯留収納する収納部の底部から側壁上部に設けられた送出 口にわたって繰出ベルトが張設されており、この繰出ベルトの回動により、繰出 ベルト表面から突出する突起で貯留硬貨を1枚ずつ係止して、収納部の底部から 送出口に送り出すようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の装置では、繰出ベルトで送出するため、例えば繰出ベルトの移 動方向と直交する側壁に硬貨が寄り掛かった硬貨立ちが生じると、繰出ベルトが 回動しても、その硬貨立ち状態のまま硬貨は回転するだけで倒れず、硬貨の残留 が生じる問題がある。
【0005】 また、硬貨の貯留収納量が多いと、硬貨重量が繰出ベルトに加わるため、繰出 ベルトの回動が困難になる場合がある。
【0006】 本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、硬貨の残留を防止でき、硬 貨の貯留収納量が多い場合でも硬貨の送出を確実に行なえる貯留硬貨供給装置を 提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、硬貨を貯留収納する収納部32と、この収納部32の底部 を構成する回転円盤61と、この回転円盤61の周縁に形成される硬貨送出通路82と 、前記収納部32の側壁を構成すべく前記硬貨送出通路82の設置側の回転円盤61域 上方に設けられ、貯留硬貨に上方への移動を与えるベルト101 とを備えたもので ある。
【0008】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の構成を、循環式硬貨入出金機の機体1 内に着脱可能に装着して硬貨の補充回収用として使用可能とするカセット構造に 設けたものである。
【0009】
【作用】
請求項1記載の考案では、回転円盤61の回転力により、収納部32内の硬貨が硬 貨送出通路82へ送出される。このとき、収納部32内の硬貨収納量が多く、その重 量が回転円盤61に加わっても、回転円盤61の回転には影響は少ないとともに、ベ ルト101 の移動により硬貨がかき上げられ、回転円盤61に加わる硬貨重量が緩和 され、回転円盤61の回転により硬貨が確実に送出される。また、回転円盤61によ る回転送出であるため、硬貨量が少なくなった場合でも、硬貨は倒れやすく、硬 貨立ち等による硬貨残留が生じるのが防止される。
【0010】 請求項2記載の考案では、請求項1記載の構成をカセット構造とすることによ り、循環式硬貨入出金機の機体1内に着脱可能に装着して硬貨の補充回収用とし て使用可能となる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照して説明する。
【0012】 図4は貯留硬貨供給装置を適用する循環式硬貨入出金機を示し、まず、この循 環式硬貨入出金機の構成を説明する。
【0013】 図において、1は機体で、この機体1の前面上部に硬貨取引口2が開口され、 この硬貨取引口2はシャッタ3によって開閉される。硬貨取引口2の下方に硬貨 受部4が配設され、この硬貨受部4の底部には放出口5が設けられているととも に側部には受入口6が設けられ、放出口5はシャッタ7で開閉される。
【0014】 硬貨受部4の下方に放出口5から放出された硬貨を受取るとともに1枚ずつ繰 り出す硬貨繰出部の繰出ベルト8が配設されている。
【0015】 また、硬貨受部4の受入口6には受入口6に臨む一端を支点として揺動可能と する放出ベルト9が配設されており、この放出ベルト9は、通常時は下降揺動し た図中実線位置にあり、図中2点鎖線位置に上昇揺動して後述する搬送ベルト20 から硬貨を受取り、硬貨受部4に放出するようになっている。
【0016】 繰出ベルト8の繰出側に硬貨識別分類通路10が配設され、この硬貨識別分類通 路10は、通路板11の上方に搬送ベルト12が張設されていて、この搬送ベルト12で 送り込まれた硬貨を搬送する。硬貨識別分類通路10には、硬貨の適性、不適性、 金種等を識別する識別部13が設けられているとともに、リジェクト硬貨を振り分 ける選別部14、金種別に硬貨を振り分ける選別部15およびオーバーフロー硬貨を 振り分ける選別部16が上流側から順に設けられている。
【0017】 リジェクト硬貨の選別部14の下方には、図示しないが、選別された硬貨を案内 するシュートと、このシュート内に硬貨を放出ベルト9または回収箱17に切り換 え放出する切換板が設けられている。
【0018】 金種別硬貨の選別部15の下方には、選別された硬貨を重積収納する金種別の一 時保留部18が配設されているとともに、この一時保留部18の下側に金種別に硬貨 を重積収納する出金硬貨収納部19がそれぞれ配設されている。一時保留部18と出 金硬貨収納部19との間には図示しない投出部材が配設されており、投出部材で一 時保留部18の底面を構成して一時保留硬貨を支持するとともに投出部材の後退で 一時保留硬貨の出金硬貨収納部19への収納を許容し、投出部材の進退で出金硬貨 収納部19の最上位の硬貨を搬送ベルト20上へ投出する。なお、一時保留部18は移 動によって一時保留硬貨を搬送ベルト20上へ放出可能であり、出金硬貨収納部19 は図示しない昇降機構によって硬貨収納時には重積硬貨を下降させるとともに硬 貨投出時には重積硬貨を上昇させるようになっている。
【0019】 搬送ベルト20は、出金硬貨収納部19の側方で上下方向に昇降可能に配設されて おり、その上下方向の停止位置は、放出ベルト9に硬貨を供給する上位の位置A 、一時保留硬貨および投出硬貨を受収する中間の位置B、補充硬貨を受収する下 位の位置Cとされる。そして、位置Aまたは位置Bにおいて、搬送ベルト20の回 動により、硬貨を放出ベルト9または図示しないシュートを介して回収箱17に放 出する。
【0020】 なお、回収箱17は、選別部14で選別された硬貨や搬送ベルト20から放出される 硬貨を収納してなり、底部には図示しない回転円盤または繰出ベルトを用いた送 出手段を備え、位置Cの搬送ベルトに対して収納された硬貨を放出できる。
【0021】 オーバーフロー硬貨の選別部16の下方には、切換板21が設けられており、選別 部16で選別された硬貨を、傾斜切換姿勢で搬送ベルト20に案内するとともに垂直 切換姿勢で固定ガイド22を介して後述する補充回収カセット31の収納部32に案内 する。
【0022】 硬貨識別分類通路10の末端にはリジェクト案内筒23が配設され、硬貨識別分類 通路10から放出される硬貨を補充回収カセット31のリジェクト硬貨収納部33に案 内する。
【0023】 補充回収カセット31は、詳細については後述するが、補充硬貨または回収硬貨 を収納する収納部32と、リジェクト硬貨を収納するリジェクト硬貨収納部33とを 備えており、収納部32内の硬貨を位置Cの搬送ベルト20へ放出可能となっている 。そして、機体1の後部から引き出した載置台34に対して補充回収カセット31を 着脱搭載して機体1内に着脱可能となっている。
【0024】 次に、この循環式硬貨入出金機の作用について説明する。
【0025】 まず、初期補充処理は、初期補充硬貨を収納した補充回収カセット31を機体1 内に装着し、この補充回収カセット31から硬貨を位置Cの搬送コンベヤ20に放出 し、硬貨を受収した搬送コンベヤ20が位置Aに上昇するとともに放出ベルト9が 上昇(2点鎖線位置)し、搬送コンベヤ20上の硬貨が放出ベルト9、硬貨受部4 、繰出ベルト8を通じて硬貨識別分類通路10へ1枚ずつ送り込まれる。
【0026】 そして、硬貨識別分類通路10を搬送される硬貨は、識別部13で識別され、対応 する金種の選別部15で分類されて出金硬貨収納部19に重積収納される。不適性と 識別されたリジェクト硬貨は、通路末端からリジェクト案内筒23を通じて補充回 収カセット31のリジェクト硬貨収納部33に収納される。
【0027】 なお、補充処理としては、途中補充があり、この途中補充は、後述する補充回 収カセット31の詳細説明で述べるが、補充回収カセット31を通じて行なわれる。
【0028】 次に、入金処理は、硬貨受部4に投入された硬貨が、繰出ベルト8を通じて硬 貨識別分類通路10に1枚ずつ送り込まれ、識別結果に基づいて対応する選別部15 で金種別に分類されるとともに一時保留部18に一時保留され、出金硬貨収納部19 に収納不可の金種のオーバーフロー硬貨は選別部16で分類されて切換板21を通じ て位置Bの搬送ベルト20上に一時保留される。
【0029】 そして、入金承認時には、一時保留部18の保留硬貨が出金硬貨収納部19に収納 され、搬送ベルト20上の硬貨が回収箱17に収納される。また、入金キャンセル時 には、一時保留部18の保留硬貨が搬送ベルト20上に放出され、搬送ベルト20の位 置Aへの上昇および放出ベルト9の上昇により、硬貨が硬貨受部4に返却される 。
【0030】 次に、出金処理は、出金指令に基づいて、対応する金種枚数が出金硬貨収納部 19から位置Bの搬送ベルト20上に投出され、搬送ベルト20の位置Aへの上昇およ び放出ベルト9の上昇により、出金硬貨が硬貨受部4に出金される。なお、出金 異常の場合、位置Bの搬送ベルト20に投出された硬貨を回収箱17に収納し、再度 投出動作を行なう。
【0031】 次に、回収処理は、全ての出金硬貨収納部19から位置Bの搬送ベルト20上に全 収納量分が投出され、搬送ベルト20が位置Aへ上昇および放出ベルト9が上昇さ れ、回収硬貨が硬貨受部4、繰出ベルト8を通じて硬貨識別分類通路10に1枚ず つ送り込まれ、選別部16から垂直切換姿勢に切り換えられた切換板21および固定 ガイド22を通じて補充回収カセット31の収納部32に収納される。リジェクト硬貨 が識別された場合には、通路末端からリジェクト案内筒23を通じてリジェクト硬 貨収納部33に収納する。
【0032】 さらに、回収箱17から位置Cの搬送コンベヤ20に硬貨を放出し、上述と同様に して補充回収カセット31に回収する。
【0033】 次に、補充回収カセット31の詳細について説明する。
【0034】 補充回収カセット31の枠体41は、前面板部42、後面板部43、両側面板部44およ び底面板部45から四角形枠状に形成されており、内部に収納部32が形成されてい る。
【0035】 枠体41の上部は前側が段状に切欠された口部46が上方に開口形成されている。 この口部46の一側には、前記選別部16で選別されて固定ガイド22等で導かれる硬 貨を収納部32に受入れる受入口47が開口形成されている。口部46の上部他側には 、リジェクト収納箱48を着脱可能に取付ける取付部49が設けられている。このリ ジェクト収納箱48には、前記リジェクト案内筒23で導かれるリジェクト硬貨を内 部のリジェクト硬貨収納部33に受入れる開口部50が上面に開口形成されており、 この開口部50は開口部50の下側に差し込み装着されるシャッタ51によって開閉さ れる。なお、開放されたシャッタ51は後面板部43の外面側に折り込まれる。
【0036】 収納部32の底部には回転円盤61が配設されている。この回転円盤61は、枠体41 の取付けられた支持部材62に回転軸63が回転自在に支持されており、回転軸63の 上部には凸部材64が取付けられている。なお、この回転円盤61の上面に臨んで、 硬貨を検知するS1 が配設されている。
【0037】 この回転円盤61の円盤駆動手段65は、回転軸63に大径のギヤ66が固着され、こ のギヤ66に回転軸67のギヤ68が噛合し、この回転軸67の下端は枠体41の底面板部 45の図示しない開口部に臨ませられている。そして、補充回収カセット31を載置 台34に搭載して機体1内にセットした際に、回転軸67の下端部に機体1内の駆動 機構のジョイント69が連結され、その駆動機構から回転円盤61に駆動力が伝達さ れる。
【0038】 回転円盤61の周囲には、収納部32内の硬貨を回転円盤61上に導くホッパ部材71 が配設されている。このホッパ部材71の上部側は中央側に傾斜する傾斜面72に形 成されているとともに下部側は回転円盤61の周縁に沿って垂直面73に形成されて いる。なお、ホッパ部材71の一側は枠体41の側面板部44の内壁面に連結され、す なわち回転円盤61の一側は側面板部44の内壁面で構成されている。
【0039】 そして、枠体41の一側の側面板部44と、この側面板部44に略平行に対向して回 転円盤61の上方に突設された通路板81との間に硬貨送出通路82が形成されている 。この硬貨送出通路82に臨む枠体41の前面板部42には送出口83が開口形成されて いる。なお、この送出口83には、硬貨の送出を検知するセンサS2 が配設されて いる。
【0040】 送出口83はシャッタ84によって開閉され、このシャッタ84は開閉駆動手段85に よって前面板部42に沿って水平移動するようになっている。開閉駆動手段85は、 駆動プーリ86と、前面板部42の裏面両側に配設されたプーリ87と、その他の複数 のプーリ88との間に張設されたベルト89に取付けられ、駆動プーリ86の回転軸90 の下端が枠体41の底面板部45の図示しない開口部に臨ませられている。そして、 補充回収カセット31を載置台34に搭載して機体1内にセットした際に、回転軸90 の下端部に機体1内の駆動機構のジョイント91が連結され、その駆動機構からベ ルト89およびシャッタ84に駆動力が伝達される。
【0041】 また、回転円盤61の前側上方にはベルト101 が配設されている。このベルト10 1 は、枠体41の横幅よりやや狭い幅に形成され、上下一対のローラ102 間に張設 されており、ベルト幅方向の一端は硬貨送出通路82の上方域に位置する。ベルト 101 の表面には複数の突起103 が突設されている。
【0042】 このベルト101 を回動させるベルト駆動手段104 は、前記回転軸67に設けたプ ーリ105 と回転軸67に平行な垂直方向の回転軸106 に設けたプーリ107 とに伝達 ベルト108 が張設され、回転軸106 の上端に設けたベベルギヤ109 に水平方向の 回転軸110 に設けたベベルギヤ111 が噛合し、この回転軸110 に設けたプーリ11 2 とローラ102 に設けたプーリ113 との間に伝達ベルト114 が張設されている。 したがって、回転円盤61の回転時に、ベルト101 の収納部32に臨む表面が上方に 移動するように回動される。
【0043】 また、ベルト101 の両側および上側を覆ってホッパ板121 が取付けられ、この ホッパ板121 には、ベルト101 が露出する開口部122 が形成されているとともに 、開口部122 の上縁部に突起103 が移動可能とする切欠部123 が形成されている 。
【0044】 また、枠体41の後面板部43の中央域には開口部131 が形成され、この開口部13 1 に引出枠132 が配設されている。この引出枠132 は、開口部131 を閉塞する板 部133 の両側から略三角形状の側板部134 が折曲形成され、両側板部134 の下部 が支軸135 で枠体41に揺動可能に軸支され、後方への揺動時に側板部134 の先端 に設けた段部136 が枠体41から突設されたピン137 に当接して規制されるように なっている。なお、この引出枠132 は枠体41に対して施錠可能になっている。
【0045】 次に、補充回収カセット31の作用を説明する。
【0046】 前記初期補充時に、収納部32内に初期補充硬貨が収納された補充回収カセット 31を、機体1の後方に引き出された載置台34に搭載した後、機体1内に押し込み セットする。なお、このセット時、シャッタ51は開放し、リジェクト収納箱48の 開口部50は開口させる。
【0047】 この補充回収カセット31のセットにより、機体1内の駆動機構の各ジョイント 69,91が各回転軸67,90にそれぞれ接続される。
【0048】 そして、初期補充処理に対応した硬貨送出時、ジョイント91を介して駆動力が 伝達されてシャッタ84が開放移動されて放出口83が開口されるとともに、ジョイ ント69を介して駆動力が伝達されて回転円盤61およびベルト101 が駆動される。
【0049】 回転円盤61の回転力により、回転円盤61上の硬貨が回転円盤61の周縁に沿って 移動しつつ通路板81にガイドされて、硬貨送出通路82を通じて送出口83から位置 Cの搬送ベルト20上に送出される。
【0050】 このとき、収納部32内の硬貨収納量が多く、その重量が回転円盤61に加わって も、回転円盤61の回転には影響は少ないとともに、ベルト101 の表面が上方に移 動して複数の突起103 により硬貨をかき上げて、回転円盤61に加わる硬貨重量を 緩和するため、回転円盤61の回転により硬貨を確実に送出することができる。
【0051】 しかも、ベルト101 の表面が上方に移動して複数の突起103 により硬貨をかき 上げることにより、例えば収納部32の内壁面間でブリッジ状態となる硬貨を崩し 、硬貨を回転円盤61上に確実に供給することができる。
【0052】 また、回転円盤61による回転送出であるため、硬貨量が少なくなった場合でも 、硬貨は倒れやすく、硬貨立ち等が生じるのを防げ、硬貨残留が生じるのを防止 することができる。
【0053】 なお、硬貨送出後は、送出口83がシャッタ84で閉塞される。
【0054】 一方、受入口47には、前記回収処理時等に、選別部16で選別されて固定ガイド 22等で導かれる硬貨が放出されてきて、収納部32に収納される。すなわち、回転 円盤61上に収納されるとともに、この回転円盤61上に貯留された硬貨上に収納さ れる。
【0055】 また、リジェクト収納箱48の開口部50には、リジェクト案内筒23で導かれるリ ジェクト硬貨が放出されてきて、リジェクト硬貨収納部33に収納される。
【0056】 また、循環式硬貨入出金機の処理途中で、例えばある金種硬貨が不足した場合 、途中補充を行なう。この途中補充では、機体1の後面を開いて引出枠132 を解 錠し、引出枠132 を後方に回動開放し、必要とする補充硬貨を収納部32に投入す る。そして、シャッタ84の開放、回転円盤61およびベルト101 の回動により補充 硬貨が機体1内へ送出される。
【0057】 また、機体1内の硬貨の補充回収カセット31への回収完了後は、機体1の後面 を開いて載置台34とともに補充回収カセット31を後方に引出し、補充回収カセッ ト31をを載置台34から取外す。なお、載置台34の引出時、機体1内の駆動機構の 各ジョイント69,91が各回転軸67,90からそれぞれ外れる。
【0058】 なお、前記実施例では貯留硬貨供給装置を循環式硬貨入出金機に適用した例を 示したが、計数機のホッパなどにも適用することができる。
【0059】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、収納部内の貯留硬貨を回転円盤の回転力により送出 するため、収納部内の硬貨収納量が多くその重量が回転円盤に加わっても、回転 円盤の回転には影響は少ないとともに、ベルトの移動により硬貨がかき上げてら れ、回転円盤に加わる硬貨重量が緩和され、回転円盤の回転により硬貨が確実に 送出することができる。また、回転円盤による回転送出であるため、硬貨量が少 なくなった場合でも、硬貨は倒れやすく、硬貨立ち等による硬貨残留が生じるの が防止される。
【0060】 請求項2の考案によれば、請求項1記載の構成をカセット構造とすることによ り、循環式硬貨入出金機の機体内に着脱可能に装着して硬貨の補充回収用として 使用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の貯留硬貨供給装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】同上実施例の図1のA−A断面図である。
【図3】同上実施例の図1のB−B断面図である。
【図4】同上実施例の貯留硬貨供給装置を適用した循環
式硬貨入出金機の断面図である。
【符号の説明】
1 機体 32 収納部 61 回転円盤 82 硬貨送出通路 101 ベルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨を貯留収納する収納部と、 この収納部の底部を構成する回転円盤と、 この回転円盤の周縁に形成される硬貨送出通路と、 前記収納部の側壁を構成すべく前記硬貨送出通路設置側
    の回転円盤域上方に設けられ、貯留硬貨に上方への移動
    を与えるベルトとを備えたことを特徴とする貯留硬貨供
    給装置。
  2. 【請求項2】 循環式硬貨入出金機の機体内に着脱可能
    に装着して硬貨の補充回収用として使用可能とするカセ
    ット構造に設けたことを特徴とする請求項1記載の貯留
    硬貨供給装置。
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