JPH0648018B2 - クラツチカバ−組立体 - Google Patents

クラツチカバ−組立体

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JPH0648018B2
JPH0648018B2 JP61036035A JP3603586A JPH0648018B2 JP H0648018 B2 JPH0648018 B2 JP H0648018B2 JP 61036035 A JP61036035 A JP 61036035A JP 3603586 A JP3603586 A JP 3603586A JP H0648018 B2 JPH0648018 B2 JP H0648018B2
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JP
Japan
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clutch cover
diaphragm spring
pressure plate
lever
clutch
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清一 北野
安信 深谷
正明 浅田
一彦 米田
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株式会社大金製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はクラッチカバーに軸支されたレバーでレリーズ
操作を行なうクラッチカバー組立体の改良に関するもの
である。
(従来技術及びその問題点) この種のクラッチカバー組立体では、従来から第4図に
示すような構造が知られている(特開昭57−7933
1号)。
斯かる従来例では、プレッシャープレート100を覆う
クラッチカバー102の外方に変形ダイヤフラムスプリ
ング104とレバー106を設けて、レバー106のレ
バー比で変形ダイヤフラムスプリング104のばね力を
倍力化するようになっている。
しかしながら、レバー106のレバー比の分だけ変形ダ
イヤフラムスプリング104のたわみ量が大きくなり、
初期状態からクラッチの摩耗限度迄の所謂ウェアイン代
が小さくなるという不具合がある。
また、変形ダイヤフラムスプリング104に作用する応
力が大きくなり、変形ダイヤフラムスプリング104の
強度上不利になるという問題もある。
そこで、本件出願人は以上の従来例の問題点を解決し
た、この種のクラッチカバー組立体を開発し、既に出願
している(特開昭62−46024号、62−4602
5号、62−46026号、62−49022号、61
−74659号)。
ところで、これらの先行技術では実際の製品として設計
する場合に、レリーズ用のレバー及びダイヤフラムスプ
リングをコンパクトにクラッチカバーに配置するという
点で未だ改良の余地が残っている。
(発明の目的) 本発明は、レリーズ動作用のレバー及び環状板形のダイ
ヤフラムスプリングを備えたクラッチカバー組立体にお
いて、レバーとダイヤフラムスプリングをコンパクトに
配置できるクラッチカバー組立体を提供することを目的
としている。
(発明の構成) (1)技術的手段 本発明は、クラッチディスク12を押圧するプレッシャ
ープレート14を覆うクラッチカバー10と、クラッチ
カバー10に保持されたダイヤフラムスプリング16
と、プレッシャープレート14とダイヤフラムスプリン
グ16の両者に関連して設けられクラッチカバー10に
軸支されたレリーズ操作用のレバー18とを備えたクラ
ッチカバー組立体において、前記ダイヤフラムスプリン
グ16をクラッチカバー10とプレッシャープレート1
4の間に設け、ダイヤフラムスプリング16を内周部が
クラッチカバー10の内周部に1対のワイヤーリング3
0を介して支持された環状板形に形成し、前記レバー1
8の支点ピン19aをクラッチカバー10のプレッシャ
ープレート14と反対側外方に設けるとともに、レバー
18の前記支点ピン19aよりもクラッチカバー半径方
向外方先端部にクラッチカバー10の窓孔11bからプ
レッシャープレート側内方に伸びてプレッシャープレー
ト14を押圧するプレッシャープレート押圧部19cお
よび前記支点ピン19aよりもクラッチカバー半径方向
内方でダイヤフラムスプリング16の外周部に圧接する
ダイヤフラムスプリング作用部19bを形成し、クラッ
チカバー10の環状の内周縁部42を半径方向内方へ行
くにつれてクラッチディスク12へ接近するように屈曲
して剛性を高めていることを特徴とするクラッチカバー
組立体である。
(2)作用 ダイヤフラムスプリングをクラッチカバーの内方に配置
し、レバーをクラッチカバーの外方に配置したので、レ
リーズ動作用のレバーとダイヤフラムスプリングを備え
たクラッチカバー組立体の効果を損わずに、コンパクト
になる。
(実施例) 第1図を参照して本発明を適用したクラッチカバー組立
体の概略構造を説明する。
第1図中で10はクラッチカバーであり、このクラッチ
カバー10はエンジン側のフライホイール20に固定さ
れている。クラッチカバー10の内方にはクラッチディ
スク12に断続するプレッシャープレート14が配置さ
れている。プレッシャープレート14の後面にはファル
クラムランド部15aが形成されており、前面に圧接面
15になっている。
クラッチカバー10とプレッシャープレート14の間に
空間にはダイヤフラムスプリング16(荷重発生部材)
が設けられている。ダイヤフラムスプリング16は略環
状板形をなし、ダイヤフラムスプリング16の半径方向
内周部は、環状の2本のワイヤーリング30、スタッド
ピン32を介して、クラッチカバー10に保持されてい
る。ダイヤフラムスプリング16の半径方向外周部はク
ラッチカバー10の外周部にまで伸びており、リング1
7aが固着されている。ダイヤフラムスプリング16の
外径はD1に設定されている。
クラッチカバー10の外方にはレバー18が詳しくは後
述するように、クラッチカバー10の円周方向に等間隔
を隔てて例えば3箇所に配置されている。レバー18は
中央部をピン19a(支点)で軸支されており、ピン1
9aを中心として揺動自在である。レバー18の基端
部、すなわち図中における上端部はレリーズベアリング
(図示せず)で押圧されてレリーズ動作を行なうように
なっている。一方レバー18の中央部、すなわち図中に
おける中央部にはダイヤフラムスプリング作用部19b
とプレッシャープレート押圧部19cが形成されてい
る。
ダイヤフラムスプリング作用部19bはクラッチカバー
10の窓孔11bからクラッチカバー10の内方に伸び
ており、ダイヤフラムスプリング16のリング17aに
圧接している。プレッシャープレート押圧部19cも同
様にプレッシャープレート14のファルクラムランド部
15aに圧接している。プレッシャープレート押圧部1
9cとピン19aの間には距離L1が隔てられており、
ダイヤフラムスプリング作用部19bとピン19aの間
には距離L2が隔てられている。距離L2は距離L1よ
り長く設定されている。
したがってダイヤフラムスプリング16のばね力P1
は、距離L2:距離L1のレバー比で倍力化されて、フ
ァルクラムランド部15aに大きな圧接力P2は働かせ
るようになっている。
前記クラッチカバー10は板金製の部品であり、クラッ
チカバー10とプレッシャープレート14はクラッチ円
周方向に伸びたストラッププレート24で連結され、ス
トラッププレート24の弾性力でプレッシャープレート
14は後方に引張られている。クラッチカバー10のレ
バー18が配置されている部分には窓孔11bが設けら
れている。窓孔11bは両側面の壁11cを外方に折曲
げて形成されており、2枚の壁11c間にピン19aが
壁11cを貫通して架設されている。
レバー18は例えば鍛造製の部品であり、レバー18の
基端部、すなわち第1図中の上端部にはピボット19d
が固定されている。
レバー18は第2図に示すように、先端部の幅が広くな
った略倒立T字型をなし、前記クラッチカバー10の壁
11cの間にピン19aで軸支されている。壁11cは
板金製のクラッチカバー10の一部を切り起こして形成
されており、更に壁11cの側面には補強用のリブ34
が例えばプレス加工等で張出し成形されている。なお、
第1図は第2図中のI−I断面図である。
レバー18のダイヤフラムスプリング作用部19bはB
1の幅にわたって略鞍形に形成されている。またプレッ
シャープレート押圧部19cはB1より更に広いB2の
幅にわたって同様に略鞍形に形成されている。
以上のレバー18が配置されている部分のクラッチカバ
ー10には窓孔11bが開口しており、この窓孔11b
から前述のようにダイヤフラムスプリング作用部19
b、プレッシャープレート押圧部19cがクラッチカバ
ー10に内部に伸びている。また、クラッチカバー10
に内周部には略正3角形の開口40が形成されており、
開口40の縁部42は第1図の前方に折曲げられて、ク
ラッチカバー10の剛性を向上させるようになってい
る。前記レバー18のピボット19dは開口40にまで
伸びている。更に縁部42の近傍のクラッチカバー10
の内周部には、前記スタッドピン32がレバー18の間
に3本1組で合計9本、クラッチカバー10を貫通して
いる。
レバー18が配置されている部分のクラッチカバー10
の外周部には、前記ストラッププレート24がクラッチ
円周方向に伸びて設けられている。ストラッププレート
24は第3図に示すように、クラッチカバー10とフラ
イホイール20の間に形成された開口44に配置されて
おり、図中の左端部のピン46でプレッシャープレート
14に連結され、右端部のピン48でクラッチカバー1
0に連結されている。
次に作用を説明する。第1図の実線で示すクラッチ接続
状態から、レリーズベアリング(図示せず)でピボット
19dを押し、図中の2点鎖線で示すR状態にまでレバ
ー18を回動させると、プレッシャープレート押圧部1
9cは比較的大きな切れ代C1の範囲で後方に移動し、
プレッシャープレート14はストラッププレート24の
ばね力でクラッチディスク12から離れる。
ダイヤフラムスプリング16のばね力P1は、距離L
2:距離L1のレバー比で倍力化されて、ファルクラム
ランド部15aに大きな圧接力P2が働くため比較的小
さな発生荷重で良く、またピボット19dを押す荷重は
L:L2のレバー比によって軽くすみ、クラッチペダル
の踏力は軽い。
長期の使用によってクラッチディスク12のフェーシン
グが摩耗した場合には、レバー18のピボット19dを
第1図中の後方へWの位置まで倒して、大きなウエアイ
ン代C2の範囲で調整可能である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明のクラッチカバー組立体は、
クラッチカバー10の内方にダイヤフラムスプリング1
6を配置し、クラッチカバー10の外方にレバー18を
配置したので、この種のクラッチカバー組立体におい
て、クラッチカバー10とプレッシャープレート14の
間の空間にダイヤフラムスプリング16を配置すること
ができ、第4図に示す従来例と比較してクラッチカバー
組立体の幅Bcを狭くすることができる。したがって、
クラッチの軸方向長さが短縮され、ハウジングのスペー
スが狭い車両にも容易に搭載できる。
切れ代C1及びウェアイン代C2を大きく設定し得るの
で、クラッチの切れ不良が発生する恐れはなく、クラッ
チディスク12のフェーシングが摩耗しても長期にわた
って正常な作動を保証できる。
ダイヤフラムスプリング16のばね力P1は、距離L
2:距離L1のレバー比で倍力化されて、ファルクラム
ランド部15aに大きな圧接力P2が働くので、クラッ
チペダルの踏力を軽くすることができる。
更に本発明によると、ダイヤフラムスプリング16の内
周部が1対のワイヤーリング30により全周に亘り支持
されているので、ダイヤフラムスプリング16の全体が
円滑なばね作用を発揮し、動作が円滑になる。又クラッ
チカバー10の内周全体に環状の内周縁部42を設けた
ので、剛性が増大し、クラッチ作動中におけるワイヤー
リング30の位置の変動を可及的に防止する事ができ、
又レバー18の前方への変位量を増加する事ができる。
又、ダイヤフラムスプリング16がクラッチカバー10
の内部に隠されるので、汚れないし、作動が安定する。
(別の実施例) (1)本発明は以上のように鍛造製のレバー18を使用
した場合に限らず、例えば板金製のレバー18を使用す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるクラッチ組立体を示す縦断面略
図、第2図は第1図のII矢視図、第3図は第2図のIII
矢視図、第4図は従来例を示す縦断面略図である。10
……クラッチカバー、14……プレッシャープレート、
16……ダイヤフラムスプリング、18……レバー、1
9b……ダイヤフラムスプリング作用部、19c……プ
レッシャープレート押圧部、C1……切れ代、C2……
ウェアイン代
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−46024(JP,A) 特開 昭62−46025(JP,A) 特開 昭62−46026(JP,A) 特開 昭62−49022(JP,A) 特開 昭61−74659(JP,A) 特開 昭57−79331(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチディスク12を押圧するプレッシ
    ャープレート14を覆うクラッチカバー10と、クラッ
    チカバー10に保持されたダイヤフラムスプリング16
    と、プレッシャープレート14とダイヤフラムスプリン
    グ16の両者に関連して設けられクラッチカバー10に
    軸支されたレリーズ操作用のレバー18とを備えたクラ
    ッチカバー組立体において、前記ダイヤフラムスプリン
    グ16をクラッチカバー10とプレッシャープレート1
    4の間に設け、ダイヤフラムスプリング16を内周部が
    クラッチカバー10の内周部に1対のワイヤーリング3
    0を介して支持された環状板形に形成し、前記レバー1
    8の支点ピン19aをクラッチカバー10のプレッシャ
    ープレート14と反対側外方に設けるとともに、レバー
    18の前記支点ピン19aよりもクラッチカバー半径方
    向外方先端部にクラッチカバー10の窓孔11bからプ
    レッシャープレート側内方に伸びてプレッシャープレー
    ト14を押圧するプレッシャープレート押圧部19cお
    よび前記支点ピン19aよりもクラッチカバー半径方向
    内方でダイヤフラムスプリング16の外周部に圧接する
    ダイヤフラムスプリング作用部19bを形成し、クラッ
    チカバー10の環状の内周縁部42を半径方向内方へ行
    くにつれてクラッチディスク12へ接近するように屈曲
    して剛性を高めていることを特徴とするクラッチカバー
    組立体。
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