JPH0646819Y2 - 組立容器 - Google Patents

組立容器

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JPH0646819Y2
JPH0646819Y2 JP1990026795U JP2679590U JPH0646819Y2 JP H0646819 Y2 JPH0646819 Y2 JP H0646819Y2 JP 1990026795 U JP1990026795 U JP 1990026795U JP 2679590 U JP2679590 U JP 2679590U JP H0646819 Y2 JPH0646819 Y2 JP H0646819Y2
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wall
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standing
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幸一 尾曲
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株式会社大食美術
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば食品等を収納するための収納容器で
あって、六角形の収納容器を組立てた状態でそのまま二
つに折畳み、使用時には簡単に拡げて収容容器として使
用出来る組立容器に関する。
(従来の技術) 従来、収納容器は、一定の形状に裁断され、あらかじめ
折目の付けられた厚紙等の板状紙を使用時に現場で組立
てるか、または、予め組立てておいた収納容器をその組
立てられた状態で使用していた。しかし、使用時に収納
容器を組立てる場合は、手間がかかつて作業が煩わし
く、また、予め組立てた収納容器を使用する場合は、嵩
張って運搬や保管に不便であるという課題があつた。
そこで、収納容器を組立てた状態で、そのまま二つに折
畳めるように構成したものとして第14図に示すような六
角形の組立容器100が存在する。
この従来の組立容器100は、六つの立壁121〜126が折目
線を介して連成して周壁101を形成し、この周壁101の相
対峙する一対の立壁123,126の底縁から折目線133,136を
介して架設板143,146がそれぞれ連成され、この相対向
する架設板143,146が折込線(図示せず)を境として連
結されるている。
そして、一対の相対峙する立壁122,125の底縁から折目
線132,135を介して、先端部に略V字形の切欠部142A,14
5Aが形成され、かつ上記架設板143、146の折込線(図示
せず)と対応して組立容器100を二つに折り畳む折込線
(図示せず)が設けられた係合板142、145が連成されて
いる。
さらに、一対の相対峙する立壁121、124の底縁から折目
線131、134を介して前記係合板142,145上に重畳する重
合板141,144が連成している。
そして、これら一対の重畳した重合板141,144と係合板1
42,145が組立時に架設板143,146上で係合するよう構成
されている。
この組立容器100は、前記構成によりA−A線から周壁1
01を二つに折り畳むと一対の重畳した重合対141,144と
係合板142,145及び架設板143,146が折込線(図示せず)
を境に起伏し、組立容器100を平たく二つに折り畳むこ
とができる。
(考案が解決しようとする課題) 前記、従来の折り畳み可能な組立容器100は、組立容器1
00の底部を指で下から持ち上げて上方向の力を加えると
一対の重畳した重合板141,144と係合板142,145及び架設
板143,146が折込線(図示せず)を境に折れ曲がって起
立し、容易に組立てた状態が壊れる。
このように上記従来の組立容器100は、組立容器の底部
が上方向の力に弱く使い勝手が悪いという課題があつ
た。
また、一対の重畳した重合板141、144と係合板142,145
が係合した状態は容器としての美観上好ましくないばか
りでなく、このように底面に凹凸があると収納物を収納
しにくいという課題もあつた。このため、組立容器100
を使用する場合、この組立容器と一回り小さい合成樹脂
製の収納容器(図示せず)を内嵌して使用する必要があ
る。
この考案はかかる課題を解決するためになされたもの
で、収納容器を組立てた状態で、そのまま二つに折畳め
ると共に、底部が上方向の力に強くて使い勝手が良く、
美観上も優れ、しかも、収納物の収納もし易い組立容器
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る組立容器は、6つの立壁が折目線を介して
連成されるとともに6つの立壁の底縁から折目線を介し
て各々底部板を連成した六角形の組立容器において、該
組立容器の相対峙する一対の第3立壁と第6立壁に連成
された架設板が組立容器を折り畳むための折込線を境と
して連結され、前記第3立壁に隣接する第4立壁に連成
される一方の屈曲板には前記と同様な折込線が設けられ
るとともに、この一方の屈曲板に前記第6立壁に隣接す
る第5立壁に連成される重合板を連結して前記一対の架
設板の上面上に設けられ、前記第6立壁に隣接する第1
立壁に連成される他方の屈曲板には前記と同様な折込線
が設けられるとともに、前記第3立壁に隣接する第2立
壁に連成される底面板の下面にこの他方の屈曲板を連結
し、該底面板を前記第3〜5立壁の底縁に接しかつ第5
立壁と第6立壁間の折目線と第1立壁と第2立壁間の折
目線をほぼ直線で結ぶ大きさに少なくとも形成し、前記
各々の底部板により形成される六角形の容器底部上に前
記底面板を重ね、前記一方の架設板および一対の屈曲板
に設けられた折込線を境に二つに折り畳んで構成したも
のである。
また、上記組立容器の底面板の外周縁に1ないし2以上
の係止突起を形成すると共に、該係止突起と対応して周
壁の底縁部に係止切欠を形成している。
さらに、上記組立容器の周壁の底縁部にスリットを設
け、該スリットに底面板の外周縁部が係合するように形
成している。
(作用) 本考案においては、一対の架設板が組立容器を折り畳む
ための折込線を境として連結され、一方の屈曲板と重合
板を連結して前記一対の架設板の上面上に設け、底面板
の下面にこの他方の屈曲板を連結し、該底面板を前記第
3〜5立壁の底縁に接しかつ第5立壁と第6立壁間の折
目線と第1立壁と第2立壁間の折目線をほぼ直線で結ぶ
大きさに少なくとも形成し、前記各々の底部板により形
成される六角形の容器底部上に前記底面板を重ねたこと
から、組立容器の底部に上方向の力が加わってもこれに
抗する力が働き、各々の底部板の起立を押さえる。
また、底面板の外周縁に1ないし2以上の係止突起を形
成すると共に、該係止突起と対応して周壁の底縁部に係
止切欠を形成し、これらの係止突起と係止切欠が係合す
ることにより、組立容器の底部に上方向の力が加わって
もさらに確実にこれに抗する力が働き底面板や架設板等
の起立を押さえる。
また、組立容器の周壁にスリットを設け、底面板の外周
縁部が該スリットと係合するように形成したことから、
底面板の外周縁部とスリットの係合によって組立容器底
部に対する上方向の力に対して底面板や架設板等の起立
を確実に押さえる。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例に図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の組立容器の第1実施例の斜視図、第2
図はこの第1実施例の組立容器の展開図である。
まず、この第1実施例の組立容器の概要を説明すると、
1は第1実施例の組立容器を示し、この組立容器1の第
1から第6立壁21〜26が折目線31〜36を介して連成し、
正六角形の組立容器の周壁20を形成している。
この第1から第6立壁21〜26の底縁から折目線41〜46を
介して底部板51〜56を連成している。すなわち、前記組
立容器1の相対峙する一対の第3立壁23と第6立壁26の
底縁から折目線43と折目線46を介して一対の架設板53,5
6がそれぞれ連成され、この相対向する一対の架設板53,
56が組立容器1を折り畳むための折込線63を境として連
結されている。
そして、第3立壁23と第6立壁26に隣接する一対の相対
峙する第4立壁24と第1立壁21の底縁から折目線44と折
目線41を介して一対の屈曲板54,51が連成されている。
さらに、第4立壁24と隣接する第5立壁25の底縁から折
目線45を介して上記一方の屈曲板54と重畳する重合板55
が連成されると共に、第2立壁22の底縁から折目線42を
介して前記他方の屈曲板41を重畳する底面板52が連成さ
れている。
そして、この底面板52の外周縁に3つの係止突起71,72,
73が形成されると共に、該係止突起71,72,73と対応して
第4立壁24と第5立壁25の内壁20A側の底縁部に係止切
欠81,82,83が形成され、係止突起71,72,73と係止切欠8
1,82,83が係合することにより底板52の起伏を押させて
いる。
前記の組立容器1は、第2図に示す如く裁断された厚紙
や段ボール紙からなる板状紙より組立られたもので、表
面に合成樹脂フィルムをラミネートしたり、必要に応じ
てこの表面に任意の色彩や模様が施されている。尚、第
2図は、前記のようなラミネートが施されていない裏面
側である。
次に展開した板状紙の詳細を説明すると、長尺状の内周
壁20Aの下縁から山折りの折目線40を介して外周壁20Bが
連成されている。
そして、内周壁20Aは、第2図の右側から順次、矩形の
第1立壁の内壁21A、第2立壁の内壁22A、第3立壁の内
壁23A、第4立壁の内壁24A、第5立壁の内壁25A,第6立
壁の内壁26Aからなり、第2立壁の内壁22Aと第3立壁の
内壁23A、第3立壁の内壁23Aと第4立壁の内壁24A、第
5立壁の内壁25Aと第6立壁の内壁26Aとはそれぞれ折目
線33,34,36を介して連成されている。
外周壁20Bは、同じく第2図の右側から矩形の第1立壁
の外壁21B、第2立壁の外壁22B、第3立壁の外壁23B、
第4立壁の外壁24B、第5立壁の外壁25B、第6立壁の外
壁26Bが、それぞれ折目線32〜36を介して連成されてい
る。
第4立壁の内壁24Aの右上側部と、第5立壁の内壁25Aの
上部両側部に底面板52の三つの係止突起71,72,73と係合
する矩形の係止切欠81,82,83が形成されると共に、第1
立壁の内壁21Aと第2立壁の内壁22A、第4立壁の内壁24
Aと第5立壁の内壁25Aとの間に切欠85,86が形成されて
いる。
また、第1立壁の内壁21Aと外壁21Bの一側端から折目線
31を介して連結片57及び連結片58が各々連成されると共
に、第6立壁の内壁26Aに連結片57と同形の切欠87が形
成されている。
尚、前記第1立壁の外壁21Bの連結片58には表面側と裏
面側に貼着部98が形成されている。
さらに、外周壁20B裏面(第2図に現れている面)には
内周壁20Aと外周壁20Bを貼着する貼着部90,90…が形成
されている。
第1立壁の外壁21Bと第4立壁の外壁24Bの底縁から折目
線41及び折目線44を介して該底縁を底辺とする台形状に
形成して屈曲板51及び屈曲板54が連成されている。この
屈曲板51,54には、架設板53の折込線63と対応して組立
容器12を二つに折り畳む折込線61,64が形成されてい
る。即ち、この折込線61,64は、屈曲板51,54の上辺の中
央から折目線32と折目線41、折目線35と折目線44が交わ
る交点方向へ斜めに傾斜して形成されている。
この折込線61,64から左側の三角形の部分は屈曲板51,54
の貼着片51A,54Aであって、この貼着片51A,54Aに貼着部
91,94が設けられ底面板52や重合板55が重畳して貼着で
きるよう構成されている。
第2立壁の外壁22Bの底縁から折目線42を介して正六角
形の板状紙の一部が略菱形に裁断された底面板52が連成
され、この底面板52の角部α1,α2,α3の外周縁部に矩
形の係止突起71,72,73が形成されている。この底面板52
は、前記第3〜5立壁の底縁に接しかつ第5立壁と第6
立壁間の折目線と第1立壁と第2立壁間の折目線をほぼ
直線で結ぶ大きさに少なくとも形成されている。
第3立壁の外壁23B及び第6立壁の外壁26Bの底縁から折
目線43及び折目線46を介して前記一対の架設板53,56が
連成されているが、第3立壁23に連成する架設板53は台
形の板状紙の底辺側が折目線43を介して外壁23Bと連成
すると共に、上辺に折込線63を介して矩形の貼着片53A
が連成し、該貼着片53Aに貼着部93が設けられている。
尚、外壁26Bに連成する架設板56は正方形の板状紙の一
部に三角形に裁断部分があるが、この裁断部分は必ずし
も必要ではなく、また全体形状も必ずしもかかる形状で
ある必要はない。
次に、前記構成の展開した板状紙の組立手順を第3図か
ら第7図に基づいて説明する。
まず、第3図の如く、組立容器1の内周壁20Aが外周壁2
0Bの内側になるように内周壁20Aを折目線40から折曲
げ、貼着部90,90…によって内周壁20Aと外周壁20Bを貼
着し周壁20を形成する。
尚、貼着部90,91,93,94,98には両面テープを貼着する
か、接着剤や糊等を塗布する。
このようにして内周壁20Aと外周壁20Bを折り重ねた周壁
20を第4図のように直角に起立する。
そして、第1立壁21を折目線32から内側に60度折り曲げ
て底面板52が屈曲板51上に重畳するように貼着する。そ
の際、屈曲板51の折込線61が、第1立壁21と第2立壁22
の60度の内角を2等分する位置で、しかも、折込線61の
延長線上に底面板52の角部α2がくるように貼着する。
さらに、第5立壁25を折目線35から60度内側に折り曲げ
屈曲板54の折込線64が第4立壁24と第5立壁25の60度の
内角を2等分し、重合板55が屈曲板54上に重畳するよう
貼着する。
そして、第5図に示す如く、第3立壁23と第6立壁26と
が平行に相対峙するように折目線34,36を折り曲げ、架
設板53,56を折込線63を境として相対向させて、架設板5
3の貼着片53Aを架設板56に貼着し連結する。
さらに、第6図及び第7図に示すように第2立壁22を内
側に60度折り曲げ、連結片57,58を切欠87によって露出
した貼着部90に貼着して周壁20の両端を連結すると共
に、第7図に示すように底面板52を前記各々の底部板51
〜56により形成される組立容器1の六角形の容器底部上
に前記底面板52を重ねることより、組立は完了する。そ
の際、第1図に示すように底面板52の係止突起71〜73を
垂直に折り曲げると共に、該係止突起71〜73と係止切欠
81〜83とを係合する。
第8図は、完成した組立容器1の底面図であつて、同図
において上下方向の点線は、架設板53のの折込線63と、
屈曲板51,54の形成された斜めに傾斜する折込線61,64で
ある。
このよう組立たてられた状態で二重に折畳むには、第8
図のB−B線から上記折込線61,63,64を境に架設板53,5
6、屈曲板51,54、重合板55、底面板52を周壁20内に起立
させて対接する。
第9図は、前記のようにして二重に折畳んだ状態を示
し、点がふられた部分はラミネートの無い板状紙の裏面
を示し、点がふられていない部分は表面を示している。
このようにして、折り畳まれた状態から容器として使用
するには、折込線61,63,64を境に架設板53,56、屈曲板5
1,54、重合板55、底面板52を倒伏しつつ底面板52を容器
の底部に敷設し、係止突起71〜72を係止切欠81〜83を係
合する。
第10図は本考案の第2実施例の組立容器の板状紙の展開
図、第11図は同第2実施例の組立容器を組立た状態の平
面図である。
この第2実施例は、底面板52に隣接して屈曲板51を連成
した場合の底面板52を大きくできる理想的な大きさであ
る。即ち、この底面板52は屈曲板51の貼着片51Aとして
必要な部分を削ったものである。
また、この第2実施例では、連片58が第1立壁の外阿部
21Bのみに連成され、該連結片58が第6立壁の内壁26Aと
外壁26Bとの間に挾持された貼着できるように形成さ
れ、周壁20の両端が体裁よく連結できるように構成され
ている。
その他、第2実施例は、前記第1実施例と係止突起71〜
74や係止切欠81〜84の数、屈曲板51や貼着片53Aの形状
が多少異なるが、その作用効果に違いは無い。
尚、この第2実施例の組立手順は前記第1実施例の組立
手順と同じである。
第12図は、本考案の第3実施例の組立容器の板状紙の展
開図、第13図は同第3実施例の組立容器を二つに折り畳
んだ状態の正面図である。
この第3実施例と前記第1実施例及び第2実施例の違い
は、底面板52を正六角形に形成した点である。このた
め、この第3実施例の組立容器では容器の底部全体を底
面板52で覆うことが出来る。
尚、この第3実施例では屈曲板51と連成する第1立壁21
は第立壁26の左側端に折目線37を介して連成されてい
る。また、底面板52には、該底面板を折り畳むため角部
α1と角部α5を結ぶ折込線62が形成されている。
そして、角部α1〜角部α4の外周縁に矩形の係止突起
71〜74が形成されると共に、この係止突起71〜74と対応
して第4立壁24、第5立壁25、第1立壁21の内壁20Aに
係止切欠81〜84が形成されている。
前記第1実施例から第3実施例の係止突起71〜74や係止
切欠81〜84の形状は矩形であるが、その形状は三角形や
台形であっても良く、その数も実施例の数に限定される
ものではなく、しかも形成位置も前記実施例の位置に限
定されるものではない。
また、第1実施例から第3実施例の係止突起71〜74と係
止切欠81〜84の代わりに、周壁20の下端部に切れ込みを
入れて不連続なスリット(図示すせず)形成すると共
に、底面板52の外周縁に該スリットと対応する突起(図
示せず)を形成し、スリットと底面板52の外周縁部が係
合できるように構成してもよい。
さらに、内周壁20Aの幅を外周壁20Bの幅より僅かに小さ
く形成し、内周壁20Aの底縁部に底面板52の厚味だけ隙
間を設けてスリット(図示せず)とし、該スリットに底
面板52の外周縁が係止するようにしてもよい。
但し、この考案は、必ずしも前記第1実施例から第3実
施例のような係止突起71〜74や係止切欠81〜84、さらに
は前記実施例のような突起やスリットを必要とせず、底
面板の周壁と接する外周縁が周壁の底縁部に当接するよ
う形成したものであってもよい。
このように、底面板の外周縁と周壁の外縁部とが当接す
るよう形成したものであっても組立容器の底部に上方向
の力が加わった場合、底面板の外周縁と周壁の底縁部と
の摩擦によってこの上方向の力に抗する力が働き、底面
板や架設板等の起立を押さえることができる。
また、前記第1〜第3実施例は、周壁20を内周壁20Aと
外周壁20Bの二重の壁によって構成しているが、前記ス
リットを形成した実施例では一重ないし三重以上であっ
てもよい。
また、第1〜第3実施例も必ずしも二重壁である必要は
ない。
尚、前記第1実施例から第3実施例には組立容器1の上
部開口に蓋体が設けられていないが、これらの実施例の
上部開口部を蓋体で施蓋してもよいことは言うまでもな
い。
(考案の効果) 本考案は、前記構成に示す如く、6つの立壁が折目線を
介して連成されるとともに6つの立壁の底縁から折面線
を介して各々底部板を連成した六角形の組立容器におい
て、該組立容器の相対峙する一対の第3立壁と第6立壁
に連成された架設板が組立容器を折り畳むための折込線
を境として連結され、前記第3立壁に隣接する第4立壁
に連成される一方の屈曲板には前記と同様な折込線が設
けられるとともに、この一方の屈曲板に前記第6立壁に
隣接する第5立壁に連成される重合板を連結して前記一
対の架設板の上面上に設けられ、前記第6立壁に隣接す
る第1立壁に連成される他方の屈曲板には前記と同様な
折込線が設けられるとともに、前記第3立壁に隣接する
第2立壁に連成される底面板の下面にこの他方の屈曲板
を連結し、該底面板を前記第3〜5立壁の底縁に接しか
つ第5立壁と第6立壁間の折目線と第1立壁と第2立壁
間の折目線をほぼ直線で結ぶ大きさに少なくとも形成
し、前記各々の底部板により形成される六角形の容器底
部上に前記底面板を重ね、前記一方の架設板および一対
の屈曲板に設けられた折込線を境に二つに折り畳んで構
成したことから、周壁により囲繞されて形成される六角
形の収容内容を組立た状態で二つに折り畳むことがで
き、保管に場所を取らず、しかも、組立も容易であると
共に、組立容器の底部の美観が優れ、収納物の収納がし
やすくなるという効果を有する。
さらに、一対の架設板が組立容器を折り畳むための折込
線を境として連結され、一方の屈曲板と重合板を連結し
て前記一対の架設板の上面上に設け、底面板の下面にこ
の他方の屈曲板を連結し、該底面板を前記第3〜5立壁
の底縁に接しかつ第5立壁と第6立壁間の折目線と第1
立壁と第2立壁間の折目線をほぼ直線で結ぶ大きさに少
なくとも形成し、前記各々の底部板により形成される六
角形の容器底部上に前記底面板を重ねる構成としたこと
から、組立容器の底部を指で下から持ち上げて上方の力
を加えても底面板や架設板等の起立が押さえられ、組立
容器の底部が上方向の力に強く使い勝手が良いという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例の組立容器の斜視図、第
2図は第1実施例の組立容器の展開図、第3図から第6
図は第1実施例の組立手順を示す平面図、第7図は、組
立完了後の組立容器の平面図、第8図は、その組立容器
の底面図、第9図は、組立てた状態で2つに折り畳んだ
状態の正面図、第10図は、第2実施例の組立容器の展開
図、第11図は、第2実施例の組立完了後の組立容器の平
面図、第12図は、第3実施例の組立容器の展開図、第13
図は、第3実施例を組立てた状態で2つに折り畳んだ状
態の正面図、第14図は、従来の組立容器の斜視図であ
る。 1……組立容器、20……周壁、41〜46……折目線、52…
…底面板、71〜74……係止突起、81〜84……係止切欠

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】6つの立壁が折目線を介して連成されると
    ともに6つの立壁の底縁から折目線を介して各々底部板
    を連成した六角形の組立容器において、該組立容器の相
    対峙する一対の第3立壁と第6立壁に連成された架設板
    が組立容器を折り畳むための折込線を境として連結さ
    れ、前記第3立壁に隣接する第4立壁に連成される一方
    の屈曲板には前記と同様な折込線が設けられるととも
    に、この一方の屈曲板に前記第6立壁に隣接する第5立
    壁に連成される重合板を連結して前記一対の架設板の上
    面上に設けられ、前記第6立壁に隣接する第1立壁に連
    成される他方の屈曲板には前記と同様な折込線が設けら
    れるとともに、前記第3立壁に隣接する第2立壁に連成
    される底面板の下面にこの他方の屈曲板を連結し、該底
    面板を前記第3〜5立壁の底縁に接しかつ第5立壁と第
    6立壁間の折目線と第1立壁と第2立壁間の折目線をほ
    ぼ直線で結ぶ大きさに少なくとも形成し、前記各々の底
    部板により形成される六角形の容器底部上に前記底面板
    を重ね、前記一方の架設板および一対の屈曲板に設けら
    れた折込線を境に二つに折り畳んで構成したことを特徴
    とする組立容器。
  2. 【請求項2】底面板の外周縁に1ないし2以上の係止突
    起を形成すると共に、該係止突起と係合する係止切欠を
    周壁の底縁部に形成した請求項1記載の組立容器。
  3. 【請求項3】周壁の底縁部にスリットを設け、該スリッ
    トに底面板の外周縁部が係合するように形成した請求項
    1記載の組立容器。
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