JPH064581A - 電子ファイリングシステムにおけるページめくり方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿をイメージデータとして格納し、ディス
プレイに表示を行う電子ファイリングシステムにおい
て、連続ページめくりあるいはページ飛ばしめくりによ
り、目的の原稿（イメージ）を高速に探す。 【構成】 ユーザのキーボード３からの入力をキー入力
制御ソフトウェア６で受けつけ、入力された数値をイメ
ージ制御ソフトウェア４に伝達し、現在表示中の原稿の
ページ番号に、伝達された数値を加算あるいは減算した
ページ番号の原稿を補助記憶装置１から読み出し、ディ
スプレイ２に表示し、任意のページ数を飛ばしながら表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は原稿をイメージスキャナ
で読み取り、そのイメージデータを補助記憶装置に格納
し、そして読み出したイメージデータをディスプレイに
表示する電子ファイリングシステムのページめくり方式
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の電子ファイリングシステムでは、
イメージスキャナにより原稿を読み取り、そのイメージ
データを光ディスクなどの大容量の補助記憶装置に格納
する。そして、検索時には、所望のファイルを指定し、
１ページ目からページ順に１ページずつ、順次読み出
す、いわゆる連続ページめくりにより、ディスプレイに
表示するものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子フ
ァイリングシステムでは、その連続ページめくりの操作
は登録されている大量の枚数の原稿を１枚ずつディスプ
レイに表示させて確認しながら、目的のページを探すと
きである。その場合は高速に表示し、速く探せることが
重要であるが、１ページずつ順番に表示を行ったので
は、性能に限界があり、目的のページが後方にある場合
には、見つかるまでに時間を要するという問題点があっ
た。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明に係る電子ファイ
リングシステムにおけるページめくり方式は、原稿をイ
メージスキャナで読み取り、そのイメージデータを格納
する記憶手段と、この記憶手段に格納されたイメージデ
ータを読み出してディスプレイに表示する手段と、ユー
ザのキーボード入力を受けつけ、入力された数値をイメ
ージ制御ソフトウェアに伝達する手段と、現在表示中の
原稿（イメージ）のページ番号に伝達された数値を加算
あるいは減算したページ番号の原稿（イメージ）を記憶
手段より読み出してディスプレイに表示する手段とを有
している。

【０００５】

【作用】本発明はページを１枚ずつ連続的にめくり、内
容を確認することができ、しかも任意のページ数を連続
的に飛ばしながら表示することができる。

【０００６】

【実施例】図１は本発明に係る電子ファイリングシステ
ムにおけるページめくり方式の一実施例を示す概略構成
図である。同図において、１は図示せぬイメージスキャ
ナにより原稿（図示せず）を読み取り、そのイメージデ
ータを格納する光ディスクなどのイメージ格納用の補助
記憶装置、２はこの補助記憶装置１から読み出された原
稿のイメージデータ（以下、イメージ原稿と言う）を表
示するディスプレイ、３はユーザがキー入力するキーボ
ードである。

【０００７】４はイメージ制御ソフトウェアであり、補
助記憶装置１に格納されているイメージデータを読み出
し、イメージメモリ５に展開してディスプレイ２に表示
し、そして、現在表示中のイメージ原稿のページ番号
に、下記のキー入力制御ソフトウェアにより伝送された
数値を加算あるいは減算したページ番号のイメージ原稿
を補助記憶装置１から読み出してディスプレイ２に表示
する機能を有する。

【０００８】６はキーボード３から入力したキーの数値
を認識し、この入力された数値をイメージ制御ソフトウ
ェア４に伝達する機能を有するキー入力制御ソフトウェ
ア、７は上記イメージ制御ソフトウェア４およびキー入
力制御ソフトウェア６からなるソフトウェアとイメージ
メモリ５のハードウェアから構成するイメージ制御装置
である。

【０００９】なお、上記ソフトウェアは補助記憶装置
１、ディスプレイ２およびキーボード３の周辺機器、イ
メージメモリ５をそれぞれ制御する。

【００１０】次に、上記構成による電子ファイリングシ
ステムにおけるページめくり方式の動作について図２を
参照して説明する。まず、イメージ制御ソフトウェア４
は、連続ページめくり処理時には、補助記憶装置１から
読み出すイメージ原稿のページ番号を「１」ずつ加算
（あるいは減算）する。

【００１１】このため、図２に示すように、イメージ原
稿の１ページ（Ｐ．１）から順次２ページ（Ｐ．２）、
３ページ（Ｐ．３）、４ページ（Ｐ．４）と連続的に複
数ページのイメージ原稿を読み出し、ディスプレイ２に
表示して、あたかも手でページをめくるように表示の制
御を行うことができる。

【００１２】そして、５ページ目も表示処理実行中に、
キーボード３から、テンキー（数字キー）が入力され、
例えば、数字キー「３」が入力されると、キー入力制御
ソフトウェア６が、入力された数値「３」を認識し、イ
メージ制御ソフトウェア４に伝達する。そこで、このイ
メージ制御ソフトウェア４は次に表示を行うイメージ原
稿のページ番号に「３」を加算し、８ページ（Ｐ．８）
のイメージ原稿を表示する。

【００１３】引き続き、「３」ずつ加算しながら、１１
ページ（Ｐ．１１）、１４ページ（Ｐ．１４）、１７ペ
ージ（Ｐ．１７）と表示を行う。そして、２０ページ目
の表示処理実行中に、キーボード３から数字キー「５」
が入力されると、イメージ原稿のページ番号に「５」が
加算され、２５ページ（Ｐ．２５）が表示される。そし
て、引き続き、「５」ずつ加算しながら、３０ページ
（Ｐ．３０）、３５ページ（Ｐ．３５）、４０ページ
（Ｐ．４０）、・・・と表示を行うことができる。

【００１４】それ以降、次の数字キーによる数値が伝達
されるまで、読み出し表示するイメージ原稿のページ番
号をその数値分だけ加算（あるいは減算）しながら連続
的にページ飛ばしを行い、該当するイメージ原稿を読み
出し、ディスプレイ２に表示することで、所望のページ
の表示を制御することができる。

【００１５】このように、連続的にページめくりを実行
しながら、キー入力された数値により、飛ばすページ数
を変更することが可能である。そして、この飛ばすペー
ジ数は任意の値を指定可能であり、めくりながら値を増
やしていって、大幅なページめくりに変更してもよく、
また、値を減らしていって、小刻みなページめくりに変
更することもできる。

【００１６】また、ページ番号の大きい方へ進行する場
合（次ページが次々に表示される）と、ページ番号の小
さい方へ進行する場合（前ページが次々に表示される）
の両方に使用できることはもちろんである。

【００１７】このため、特に大量の枚数の原稿の中から
探す場合などで、原稿の内容の前後の関連や日付けなど
により、目的のページがその近辺か否かがわかる場合に
は、目的のページの近辺になるまで、ページを飛ばして
高速にめくり、近辺になった時点で１枚ずつめくってい
くことにより、目的の原稿を高速に探すことができるこ
とはもちろんである。

【００１８】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る電子ファイリングシステムにおけるページめくり方式
によれば、連続ページめくり時に、キーボードで指定し
たページ数を飛ばしながら表示を行うことにより、ユー
ザがディスプレイに表示された原稿（イメージ）を確認
しながら、目的のページの原稿（イメージ）を高速に探
すことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る電子ファイリングシステムにおけ
るページめくり方式の一実施例を示す概略構成図であ
る。

【図２】図１のページめくり動作およびページ飛ばし動
作を説明するための図である。

【符号の説明】

１ 補助記憶装置 ２ ディスプレイ ３ キーボード ４ イメージ制御ソフトウェア ５ イメージメモリ ６ キー入力制御ソフトウェア ７ イメージ制御装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原稿をイメージスキャナで読み取り、そ
   のイメージデータを記憶装置に格納し、そのイメージデ
   ータを読み出してディスプレイに表示する電子ファイリ
   ングシステムにおいて、複数枚の原稿を前記記憶装置か
   らページ順に連続的に読み出してディスプレイに表示す
   る第１の手段と、ユーザのキーボード入力を受けつけ、
   入力された数値を伝達する第２の手段と、現在表示中の
   原稿のページ番号に、この第２の手段から伝達された数
   値を加算あるいは減算し、そのページ番号の原稿（イメ
   ージ）のを前記記憶装置から読み出してディスプレイに
   表示する第３の手段とを備えたことを特徴とする電子フ
   ァイリングシステムにおけるページめくり方式。