JPH064262B2 - 複合射出成形体及びその成形方法並びに複合射出成形装置 - Google Patents

複合射出成形体及びその成形方法並びに複合射出成形装置

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JPH064262B2
JPH064262B2 JP1066542A JP6654289A JPH064262B2 JP H064262 B2 JPH064262 B2 JP H064262B2 JP 1066542 A JP1066542 A JP 1066542A JP 6654289 A JP6654289 A JP 6654289A JP H064262 B2 JPH064262 B2 JP H064262B2
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mold
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resin
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俊行 金井
伸男 神農
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複合射出成形体及びその成形方法並びに複合射
出成形装置に開し、更に詳しくは少なくとも二種類の第
1の樹脂及び第2の樹脂から成る複合射出成形体及びそ
の成形方法並びに複合射出成形装置に関する。
(従来の技術) 近年においては、自動車、家庭用電気機器、カメラ、容
器等の軽量化の要請から各種機械、装置等を構成する部
品が金属製から樹脂製に変換されつつある。
かかる樹脂製の部品は、通常、複数個の成形体(以下、
一次成形体と称する)が組付けされて構成されており、
一次成形体の組付け部分には、そのシール性を保つた
め、或いはクッション性又は防滑性を付与するためにシ
リコーンゴム、ウレタンゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム等の弾性重合体から成るシール部材(以下、二次成形
体と称する)が設けられている。
従来、この様な二次成形体は、一次成形体とは別途に成
形されてから人手によって一次成形体に組付けられてい
るため、組付精度が劣り且つ組付工数が極めて大きくな
る等の欠点があった。
かかる欠点を解消し得る方法として、特開昭60−52322
号公報或いは特開昭63−104809号公報には、射出成形に
よって表面に凹部が形成されている一次成形体を得、次
いで前記一次成形体の凹部に二次成形体を形成する弾性
重合体を射出充填する複合射出成形方法が提案されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 前記複合射出成形方法によれば、一次成形体とシール部
材等の二次成形体とが組付けられている複合成形体が射
出成形によって一度に成形することができるため、組付
精度の大幅な向上及び組付工数の著しい低減を図ること
ができる。
しかしながら、一次成形体は射出成形によって成形され
るため、射出成形機からの成形品取出等のハンドリング
性を良好に保つべく、得られる一次成形体の凹部は、そ
の壁面が底面に対して略垂直状態となる様に形成され
る。
かかる一次成形体の凹部に射出充填された二次成形体
は、前記凹部壁面に何等の抜け止め手段が形成されてい
ないため、外力によって容易に抜き出され易い。
このため、この様な一次成形体の凹部に二次成形体を強
固に固着するためには、前掲の特開昭63−104809号公報
に提案されている如く、一次成形体の凹部底面と二次成
形体との間に反応性エラストマー層やプライマー層を形
成して両者を接着させることを要する。
そこで、本発明の目的は、一次成形体と二次成形とから
成る複合成形体が射出成形によって成形され、且つ二次
成形体が一次成形体の凹部に接着層を介することなく強
固に固着されている複合射出成形体及びその成形方法並
びに複合射出成形装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、前記目的を達成すべく種々検討を重ねた
結果、射出成形で得られる一次成形体に形成される凹部
の周辺部を押圧しつつ凹部壁面を凹部内に突出させてア
ンダーカット部を形成し、次いで前記一次成形体の凹部
に二次成形体を形成する樹脂を射出充填することによっ
て、一次成形体凹部壁面に二次成形体の抜け止め部が形
成されるため、二次成形体が一次成形体に強固に固着さ
れることを見い出し、本発明に到達した。
即ち、本発明の第1の発明は、少なくとも二種類の第1
の樹脂及び第2の樹脂から成り、前記第1の樹脂から成
る一次成形体に形成された凹部と、第2の樹脂から成る
二次成形体に形成された前記凹部と嵌合する凸部とによ
って凹凸係合して構成される複合射出成形体において、
該一次成形体の凹部には、前記一次成形体の凹部周辺部
に加えられた押圧に因る変形によって、前記凹部の側壁
の少なくとも一部が前記一次成形体を成形する金型の離
型方向に対して横切る方向に凹部内に突出してアンダー
カット部が形成され、且つ前記凹部内に第2の樹脂が充
填されて二次成形体の前記凸部が形成されていることを
特徴とする複合射出成形体にある。
また、本発明の第2の発明は、少なくとも二種類の第1
の樹脂及び第2の樹脂から成り、前記第1の樹脂から成
る一次成形体に形成された凹部と、第2の樹脂から成る
二次成形体に形成された前記凹部と嵌合する凸部とによ
って凹凸係合して構成される複合射出成形体を射出成形
する際に、該一次成形体を成形する金型の型開きの際
に、前記金型が容易に離型し得る形状の凹部が前記二次
成形体との接合面となる部位に開口された一次成形体を
成形し、次いで、前記一次成形体の凹部周辺部の少なく
とも一部を押圧して前記凹部を形成する側壁を、前記一
次成形体を成形する金型の離型方向に対して横切る方向
に凹部内に突出させてアンダーカット部を設け、その
後、前記凹部及び二次成形体を成形する金型によって形
成されるキャビティ内に第2の樹脂を射出充填し二次成
形体を成形することを特徴とする複合射出成形方法にあ
る。
更に、本発明の第3の発明は、少なくとも二種類の第1
の樹脂及び第2の樹脂から成り、前記第1の樹脂から成
る一次成形体に形成された凹部と、第2の樹脂から成る
二次成形体に形成された前記凹部と嵌合する凸部とによ
って凹凸係合して構成される複合射出成形体を射出成形
する複合射出成形装置であって、該二次成形体との接合
面となる部位に凹部が開口された一次成形体を成形する
一対の金型と、得られた一次成形体の凹部の周辺部の少
なくとも一部を押圧して前記凹部の側壁を、前記一次成
形体を成形する一対の金型の離型方向に対して横切る方
向に凹部内に突出させてアンダーカット部を形成する押
圧部が設けられた金型と、収容した前記一次成形体との
間で二次成形体用のキャビティを形成すると共に、前記
キャビティ内及び一次成形体の前記凹部内に第2の樹脂
を射出充填し二次成形体を成形する一対の金型とを具備
することを特徴とする複合射出成形装置にある。
かかる本発明の第1の発明である複合射出成形体におい
て、一次成形体に形成された凹部が溝状凹部であって、
前記溝状凹部の開口縁の一方側周辺部が押圧され、前記
溝状凹部の側壁の一方が前記開口縁の一方側全縁に亘っ
て凹部内に突出してアンダーカット部が形成されている
ことによって、一次成形体に固定する二次成形体がシリ
コーンゴム等の弾性重合体から成る弾性変形可能の二次
成形体であっても、両者を強固に連結することができ
る。
特に、一次成形体に形成された凹部を形成する側壁の開
口部周辺が凹部開口部の全周に亘って押圧され、前記凹
部の側壁の一部が開口部全周に亘って凹部内に突出して
アンダーカット部が形成されていることが、一次成形体
とシリコーンゴム等の弾性重合体から成る弾性変形可能
の二次成形体とを更に一層強固に連結できる。
また、本発明の第2の発明である複合射出成形方法にお
いて、一次成形体の凹部周辺部の押圧が金型に設けられ
ている突起部による押圧、又は凹部周辺部に予め形成さ
れている凸部の押圧によって、一次成形体の凹部にアン
ダーカット部を容易に形成できる。
この一次成形体の凹部が溝状凹部である場合、前記溝状
凹部の開口縁の一方側周辺を、前記開口縁の一方側全縁
に亘って押圧することによって、一次成形体とシリコー
ンゴム等の弾性重合体から成る弾性変形可能の二次成形
体とを強固に連結することができる。
特に、第2の樹脂の射出充填を一次成形体の凹部開口部
の全周辺部を押圧しつつ行うことによって、二次成形体
の成形時に発生し易いバリを効果的に防止できる。
更に、本発明の第3の発明である複合射出成形装置にお
いて、一次成形体を成形する一対の金型を、凹部開口部
の周辺部に凸部が形成された一次成形体を成形する金型
とすること、又は一次成形体を成形する一対の金型が、
凹部開口部の周辺部に凸部が形成された一次成形体を成
形する金型であること、或いは一次成形体を形成する一
対の金型のうち、一次成形体を形成してから型開きする
際に、一次成形体が付着残留する側の金型を、一次成形
体の凹部にアンダーカット部を形成する押圧部が設けら
れた金型と組合わせる金型に共有することによって、容
易に一次成形体の凹部内にアンダーカット部を形成でき
る。
この複合射出成形装置において、一次成形体に形成され
た溝状凹部の周辺部を押圧する金型に、前記溝状凹部の
開口縁の一方側周辺部を、前記開口縁全縁に亘って押圧
する押圧部が設けられていること、又は第2の樹脂を射
出充填する金型に、一次成形体の凹部開口部の全周辺部
を押圧する押圧部が設けられていることによって、一次
成形体に固定する二次成形体がシリコーンゴム等の弾性
重合体から成る弾性変形可能の二次成形体であっても、
両者を強固に連結することのできるアンダーカット部を
一次成形体の凹部内に容易に形成できる。
尚、本発明において言う「アンダーカット部」とは、凹
部開口面と底面との間の凹部内に、凹部底面の幅よりも
狭い部分が少なくとも1カ所存在することを指称する。
(作用) 本発明によれば、予め成形された一次成形体の凹部の開
口部周辺部に外力等を加えることによって凹部壁面部を
凹部内に突出せしめてアンダーカット部を形成して二次
成形体の凸部の抜け止め部を設けた後、前記凹部に第2
の樹脂を射出充填して二次成形体の凸部するため、得ら
れる複合射出成形体の一次成形体の凹部と二次成形体の
凸部とが強固に凹凸係合されるのである。
しかも、一次成形体を成形した金型を型開きする際に、
前記金型が容易に離型し得る形状の凹部が形成された一
次成形体を成形した後、得られた一次成形体の凹部開口
部の周辺部を押圧することによって、一次成形体を成形
する金型の離型方向に対して横切る方向に凹部側壁を凹
部内に突出させてアンダーカット部を形成できる。この
ため、一次成形体を成形する金型によって直接成形する
ことが困難なアンダーカット部を一次成形体の凹部に容
易に形成でき、一次成形体と二次成形体とが強固に凹凸
係合された複合射出成形体を容易に得られる。
また、一次成形体の凹部のアンダーカット部は、一次成
形体を収容する金型と一次成形体の凹部周辺部を押圧す
る押圧部を有する金型とを型締めすることによって容易
に形成することができる。
(実施例) 本発明を図面を用いて説明する。
第1図(a)は、本発明の複合射出成形体の一例を示す
斜視図、第1図(b)は第1図に示す複合射出成形体の
X−X面における断面図を各々示す。
第1図において、ガラス繊維含有のナイロン6から成る
第1の樹脂によって形成されている一次成形体Aのフラ
ンジ部に、シリコーンゴムから成る第2の樹脂によって
形成されているシールリングである二次成形体Bと複数
個のボルト穴10とが設けられている。
かかる一次成形体Aの二次成形体Bとの接触面には凹部
3が形成されており、凹部3を形成する側壁は上方ほど
凹部3内に突出している。
このため、凹部3の断面形状は、第1図(b)に示す様
に、凹部3の開口部近傍4が最狭で且つ開口部近傍4か
ら凹部3の底部に接近するほど広くなる。いわゆる逆テ
ーパ型であって、底部近傍5がアンダーカット部とな
る。
この様な凹部3には、シリコーンゴムから成る第2の樹
脂が充填されており、凹部3に充填された第2の樹脂は
二次成形体Bの凸部を形成する。
従って、二次成形体Bの凸部は、底部近傍5にアンダー
カット部が形成されている一次成形体1の凹部3に嵌合
されており、凹部3の開口部近傍4の突出部が二次成形
体Bの抜け止め部となるため、二次成形体Bは一次成形
体Aの凹部3に強固に固着されているのである。
かかる第1図に示す複合射出成形体は、第2図に示す射
出成形方法によって得ることができる。
即ち、先ず凹部13が形成されている一次成形体Aを、
一次成形体Aが成形される一対の金型の一方である金型
Zに残留させる〔第2図(a)〕。かかる金型Zに残留
された一次成形体Aの凹部13は、一次成形体Aの上面
に開口されている。
この様な凹部13の断面形状は、第2図(a)に示す様
に、凹部13の側壁が底面に対して略垂直である長方形
状であるため、金型Zと対になって一次成形体Aを形成
する他方の金型は、型開の際に一次成形体Aから容易に
離型することができ、一次成形体Aを金型Zに残留させ
ることができる。
次いで、突起部6と二次成形体用キャビティ7とが具備
されている金型Yと一次成形体Aが残留されている金型
Zとを型締することによって、一次成形体Aの凹部13
の開口部周辺部を押圧する〔第2図(a)、(b)〕。
かかる凹部13の周辺部の押圧によって、凹部13の両
側壁面が凹部13内に突出する。この突出の程度は、第
2図(b)の斜線部8に示す様に、凹部上方ほど大であ
るため、凹部の断面形状は逆テーパ状に変形する。この
様に断面形状が変形した凹部3には、底部近傍5にアン
ダーカット部が形成され、開口部近傍4には抜け止め部
が形成される。
更に、かかる凹部3及び金型Yのキャビティ7に第2の
樹脂を射出充填してから金型Yと金型Zとを型開するこ
とによって、二次成形体Bが一次成形体Aの凹部3に強
固に固着されている複合成形体を得ることができる〔第
2図(b)、(c)〕。
本実施例の様に、二次成形体Bを形成する第2の樹脂と
して、シリコーンゴムの如く、表面張力が極めて低い樹
脂を用いる場合には、第2の樹脂は5μ程度の極めて狭
い間隙にも進入するため、二次成形体Bの周辺にバリが
発生し易いという欠点を有している。
この点、本実施例においては、一次成形体Aの凹部3の
開口部全周に亘って、その周辺部を金型Yの突起部6で
押圧しつつ凹部3及びキャビティ7に第2の樹脂を射出
充填することによって、凹部3の全周辺部のシール性が
格段に向上するため、二次成形体Bの周辺部に発生する
バリを防止することができる。
金型Zに残留されている一次成形体Aに形成されている
凹部13の周辺部を押圧してアンダーカットを設ける方
法としては、第2図に示す金型Yに設けられている突起
部6で凹部13の周辺部を押圧する方法の他に、第3図
に示す方法によっても凹部13にアンダーカット部を形
成することができる。
第3図に示す方法は、予め一次成形体Aの凹部13の開
口部周辺部に凸部9を設けておき〔第3図(a)〕、前
記凹部9を二次成形体用キャビティが設けられている金
型Yの下面で押圧する方法である(第3図(a)、
(b)〕。
この方法によれば、一次成形体Aの上面に残留する押圧
痕が、第2図に示す金型Yの突起部6で押圧する場合に
比較して小さくすることができる〔第3図(b)、
(c)〕。
かかる第2図及び第3図に示す方法を併用してもよく、
その例を第4図及び第5図に示す。
第4図は、一次成形体Aの凹部13の開口部周辺部を、
予め凹部13の開口部周辺部に形成されている凸部9と
金型Yに設けられている突起部6とによって、二重に押
圧する方法である。
また、第5図は、凹部13の開口部周辺部の各側を、予
め凹部13の開口部周辺部に形成されている凸部9又は
金型Yの突起部6によって押圧する方法である。
かかる押圧方法において、第5図に示す方法が凹部13
の壁面の凹部内への突出する程度を最も大とすることが
できる。
尚、本実施例においては、凹部13の断面形状を略長方
形状としたが、金型Zと対になって一次成形体Aを形成
する金型が型開の際に、一次成形体Aから容易に離型で
きる限り、凹部13の断面形状を抜きテーパ状、半円、
四角形、半楕円状等任意の形状としてもよい。
また、金型Yに設ける突起部6の断面形状は、楔形、半
円形、半楕円形、台形等のものであってもよく、特に楔
形とすることが一次成形体Aの凹部13の周辺部に突起
部6が食い込み凹部壁面を容易に突出せしめることがで
きるため好ましい。
更に、予め一次成形体Aの凹部13の周辺部に形成する
凸部9の断面形状も、同様に、楔形、半円形、半楕円
形、台形等任意の形状とすることができる。
これら突起部6及び/又は凸部9は、一次成形体Aの凹
部13の開口部全周に亘って、その周辺部を押圧する様
に設けてもよく、凹部13の周辺部の少なくとも一部を
押圧する様に設けてもよい。要は一次成形体Aの凹部の
周辺部を押圧して凹部壁面を突出させるものであればよ
い。
この様に、一次成形体Aの凹部13の周辺部を押圧して
アンダーカット部を有する凹部3に変形させるために
は、金型Yが金型Zに残留付着している一次成形体Aの
面とその凹部を除き密着するものであることが、金型Y
と金型Zとを型締する際に、容易に凹部壁面を突出せし
めることができる。
かかる金型Yには、第6図に示す如く、一次成形体Aの
凹部及びキャビティ内に二次成形体Bを形成する第2の
樹脂を射出充填する射出孔11が設けられていてもよ
い。
尚、この様な射出孔11は金型Yとは別個の金型に設け
られていてもよい。
第6図は、本実施例の複合射出成形体を成形することが
できる、複合射出成形装置を示す。
第6図に示す射出成形装置は、機台30上に一次成形用
射出装置20と二次成形用射出装置21とが併設されて
おり、可動盤24と固定盤22との間に金型W、Y、Z
が設けられている。
金型Zは型締シリンダ27に直結する型締ピストン26
によって移動可能である可動盤24にボルト止めされて
おり、金型Zはスライド板にボルト止めされている金型
W又は金型Yと連結・型締され、或いは型開される。
また、スライド板25は固定盤22上に設けられている
油圧シリンダ23によってスライドし、金型W又は金型
Yが金型Zと連結・型締することができる位置にスライ
ドされる。
第6図に示す射出成形装置において、第6図(a)に示
す様に、型締シリンダ27及び型締ピストン26によっ
て可動盤24が右方に移動して金型Zと金型Wとが型締
された後、一次成形用射出装置30が前進して金型Zと
金型Wとで形成される一次成形用キャビティにガラス繊
維含有の溶融ナイロン6が射出充填される。
かかるガラス繊維含有の溶融ナイロン6は、一次成形用
射出装置20上に設けられているホッパー29から供給
される固形のペレット状ナイロン6樹脂(ガラス繊維含
有)が一次成形用射出装置20内で溶融されたものであ
る。
射出充填されたナイロン6が冷却・固化し、一次成形用
射出装置20が後退した後、可動盤24が左方向に移動
して金型Zと金型Wとが型開きされる。この際に、一次
成形体Aは、凹部13が一次成形体Aの上面に開口しつ
つ金型Zに残留する。
次いで、金型Zに残留する一次成形体Aは、第6図
(b)に示す様に、スライド板25のスライドによって
移動された金型Yと連結・型締される。
金型Yは、第6図(a)に示す如く、二次成形体用キャ
ビティ7の周辺部に突起部6が設けられており、シリコ
ーンゴムから成る第2の樹脂の射出孔11が前記キャビ
ティ7に連結されている。
更に、金型Yの中央部近傍に凹部40が設けられてお
り、かかる凹部40は、第6図(b)に示す様に、一次
成形体Aに形成されるスプル33を、金型Zと金型Yと
の型締の際に、収納するものである。
尚、スプル33は、一次成形体Aを形成する際に、一次
成形用射出装置20のノズル先端から一次成形体用キャ
ビティ間に設けられている溶融樹脂通路133に充填さ
れた第1の樹脂が冷却・固化したものである。
金型Zと金型Yとの型締の際に、金型Yに設けられてい
る突起部6が一次成形体Aの凹部13の開口部周辺部を
押圧し、凹部13を逆テーパー状の凹部3に変形させ
る。
かかる凹部3及びキャビティ7に、二次成形用射出装置
21が前進してシリコーンゴムから成る第2の樹脂を注
入し二次成形体Bを成形する。
第2の樹脂は、シール材供給装置28のポット31から
シリコーンゴムを、ポット32から硬化剤等を各々の二
次成形用射出装置21に供給し、二次成形用射出装置2
1内で両者を混合してから凹部3及びキャビティ7に射
出充填される。射出充填された第2の樹脂は凹部3及び
キャビティ7内で硬化する。
かかる第2の樹脂は熱硬化性樹脂であるため、二次成形
用射出装置21を冷却し、金型Yを120〜150℃程
度に加熱しておくことが、第2樹脂を二次成形用射出装
置21内で硬化させることなく凹部3及びキャビティ7
内で迅速に硬化させることができる。
また、金型Yの前記温度の範囲では、第1の樹脂として
使用する熱可塑性樹脂であるナイロン6に対しては特に
影響を与えることがない。
一方、一次成形体Aを形成する金型Wは、熱可塑性樹脂
である第1の樹脂を迅速に冷却・固化させるため、80
〜90℃程度に維持しておくことが好ましい。
第6図の装置では、一次成形体Aに形成される凹部13
の開口部周辺部の押圧が金型Yの突起部6でなされてい
るが、一次成形体Aの凹部13の開口部周辺部に予め形
成される凸部9の押圧による例を第7図に示す。
尚、第7図に示す装置は、第6図に示す装置と同様に、
型締・型開時に金型Z及びノズル120、121が横方
向に移動する横型装置であり、図面上での上下方向の移
動は実際には横方向への移動である。
第7図(a)に示す様に、金型Zと金型Wとによって形
成される一次成形体用キャビティに一次成形用射出装置
20のノズル120から溶融されている第1の樹脂が射
出され、一次成形体Aの凹部13の開口部周辺部には凸
部9が形成される。
次いで、金型Wと金型Zとが型開された後、凸部9が形
成されている一次成形体Aが残留する金型Zと、スライ
ド板25の移動によって移動した金型Yとが型締される
ことによって、一次成形体Aの凸部9は金型Yの下面で
押圧され、凹部13の断面形状が逆テーパ状に変形して
アンダーカット部を有する凹部3が形成される。更にか
かる凹部3及び二次成形体用キャビティに、第2の樹脂
を射出充填し、二次成形体Bを形成する。
かかる第2の樹脂は、二次成形用射出機21のノズル1
21から射出孔11を介して射出充填される〔第7図
(b)〕。
金型Yには、第7図(b)に示す如く、一次成形体Aに
形成されるスプル33を収納する凹部40が設けられて
おり、金型Zと金型Yとの型締をする際に、スプル33
を切断することなく行うことができる。
また、第6図に示す装置においては、金型W及び金型Y
が個々にスライド板25にボルト止めされているもので
あるが、第8図に示す如く、金型Wと金型Yとを一体構
造としたスライド板25にボルト止めしてもよい。
尚、かかるスライド板25をロータリタイプのものに代
えてもよく、ロータリータイプのものでは金型X、Yが
回転しつつ金型Zと連結・型締する位置に移動する。
これまで説明してきた実施例は、一次成形体Aの凹部1
3の両側部上面を押圧し、凹部13の断面形状を変形さ
せるものであったが、凹部13の両側部又はその一方が
肉薄であるため、両側部の上面を押圧することによって
凹部13の断面形状を変形させることができないものの
例を説明する。
第9図、第10図は、一次成形体Aの凹部13を形成す
る側部の一方(第9図の50)が肉薄であって、その上
面を押圧することができない場合である。
この場合には、第9図に示す様に、押圧することができ
る側部51の上面において、凹部13の開口縁の一方側
周辺部を押圧することによっても、凹部13にアンダー
カット部を凹部13の開口縁一方側全縁に亘って設ける
ことができる。
或いは、第10図に示す様に、上面を押圧することので
きない側部50に接する金型Yの面52を傾斜させ、こ
の面52で側部50を凹部13上内に押圧しつつ他方の
側部51の上面を金型Yの突起部6で押圧することによ
っても、第10図に示す凹部13を第4図等に示す逆テ
ーパー状の凹部に変形させることができる。
かかる第9図に示す方法は、第11図に示す様に、底部
にシール部材220が設けられているキャップ100を
射出成形によって成形せんとする際に用いることができ
る。
即ち、一次成形体の凹部13を形成する側部50、51
は共に肉薄であって、その上面を押圧することは不可能
であるため、他方の側部110の上面を押圧することに
よって、凹部13の壁面の一方を変形させアンダーカッ
ト部を有する凹部3を形成することができる。
更に、第10図に示す方法は、第12図に示す様に、肉
薄の側部50、51の上方を、金型Yの曲面52によっ
て共に凹部13内に押圧し、アンダーカット部を有する
凹部3とすることができる。
また、第13図及び第14図は、二重管において、外管
と内管との間に二次成形体Bを射出成形せんとする場合
である。
この場合において、第13図の様に、内管の一部を変形
することができるときには、金型Yの棒状突出部55の
底部近傍56をテーパ状とし、かかるテーパ状の底部近
傍56によって、内管の一部を凹部13内に変形させ、
アンダーカット部を有する凹部3とする。
他方、第14図の如く、内管を変形することができない
ときには、金型Yに設けられているピン57を突出さ
せ、外管の一部を変形させて凹部3にアンダーカット部
を設けることができる。
この様な第13図及び第14図に示す方法を、第15図
に示す様に、併用することができる。第15図に示す方
法によれば、更に一層確実にアンダーカット部を凹部3
に設けることができ、且つ二次成形体を射出充填する際
に、バリの発生を防止することができる。
尚、凹部13の両側部又は一方を押圧する場合におい
て、凹部全周に亘って押圧してもよく、或いはその一部
であってもよい。
更に、第16図には、一次成形体Aの凹部が大溝部13
0と小溝部13との二段溝となっており、小溝部13の
開口部周辺部のみを押圧してアンダーカット部を有する
凹部3としてから大溝部130及び凹部3に二次成形体
を形成する樹脂を射出充填せんとする場合を示す。
この場合には、第6図において、金型Yに設けられてい
る射出孔11を金型Yとは別個の金型Y′(図示せず)
に設けること、つまり金型W、Y、Zに加えて射出孔1
1が設けられている金型Y′を設けることによって達成
できる。
即ち、金型W、先ずZで第16図(a)に示す二段溝の
凹部が設けられている一次成形体Aを成形する。
次いで、第16図(b)に示す如く、金型Zに付着残留
している一次成形体Aの小溝部13の周辺部を金型Yに
設けられている突起部6で押圧して小溝部13の壁面部
のみを凹部内に突出させアンダーカット部を形成する。
その後、金型Y′と金型Zとが対になって金型Y′に設
けられている射出孔11から二次成形体Bを形成する第
2の樹脂を、第16図(b)の様に、凹部及びキャビテ
ィ内に射出充填することによって、一次成形体Aと二次
成形体Bとを一体化せしめることができる。
以上、説明した本実施例においては、一次成形体Aを形
成する第1の樹脂として熱可塑性樹脂であるナイロン6
を、二次成形体Bを形成する第2の樹脂として熱硬化性
樹脂であるシリコーンゴムを各々用いたが、本発明にお
いては更に多くの樹脂を用いることができる。
例えば、熱可塑性樹脂としては、ポリエステル、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の汎用樹脂
を用いることができ、熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル等を用いることができる。
また、前記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂との組み合わせ
に限らず、熱可塑性樹脂においても、ポリエステルとポ
リプロピレンとの様に、互いに非相溶性の樹脂を用いて
複合成形体を射出成形せんとする際にも本発明を適用す
ることができる。
かかる本発明によれば、第17図に示す様に、複雑な形
状の一次成形体Aに、二次成形体Bである弾性重合体か
ら成るシール部材が強固に固着されている複合成形体
を、射出成形によって容易に得ることができる。
第17図に示す二次成形体Bはシール部材として使用し
たが、その弾性を利用してクッション部材としても使用
することができ、更に防滑部材としても使用することが
できる。
その際に、各部材に最適な重合体を適宜選択することが
できることは勿論のことである。
尚、本実施例においては、可動盤24等が左右方向に移
動する横型射出成形機を用いたが、可動盤24等が上下
方向に移動する縦型射出成形機にも本発明を適用するこ
とができる。
(発明の効果) 本発明によれば、複雑な形状を呈する一次成形体に、二
次成形体であるシール部材、クッション部材、或いは防
滑部材等が強固に固着されている複合成形体を、バリの
発生を抑制しつつ射出成形によって容易に得ることがで
きる。
このため、シール部材等を一次成形体に人手で組付ける
こと或いは発生するバリを取り除く等の工数を著しく減
少させることができ、成形の工程を極めて簡略化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複合射出成形体の一実施例を示す斜視
図及び断面図、第2〜第5図は本発明の複合射出成形方
法を説明する説明図、第6〜8図は本発明の複合射出成
形装置を説明する説明図、第9〜第16図は本発明の他
の実施例を示す説明図、第17図は本発明の複合射出成
形体の他の実施例を示す斜視図を各々示す。 図において、 A・・・一次成形体、B・・・二次成形体、 3・・・アンダーカット部を有する凹部、 5・・・アンダーカット部が形成されている凹部 3の底部近傍、 W・・・一次成形体A用の金型、 Y・・・金型Zに付着残留する一次成形体Aの凹 部の周辺部を押圧する金型、 Z・・・一次成形体Aが付着残留する側の金型。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも二種類の第1の樹脂及び第2の
    樹脂から成り、前記第1の樹脂から成る一次成形体に形
    成された凹部と、第2の樹脂から成る二次成形体に形成
    された前記凹部と嵌合する凸部とによって凹凸係合して
    構成される複合射出成形体において、 該一次成形体の凹部には、前記一次成形体の凹部周辺部
    に加えられた押圧に因る変形によって、前記凹部の側壁
    の少なくとも一部が、前記一次成形体を成形する金型の
    離型方向に対して横切る方向に凹部内に突出してアンダ
    ーカット部が形成され、 且つ前記凹部内に第2の樹脂が充填されて二次成形体の
    前記凸部が形成されていることを特徴とする複合射出成
    形体。
  2. 【請求項2】一次成形体に形成された凹部が溝状凹部で
    あって、 前記溝状凹部の開口縁の一方側周辺部が押圧され、 前記溝状凹部の側壁の一方が前記開口縁の一方側全縁に
    亘って凹部内に突出してアンダーカット部が形成された
    請求項第1項記載の複合射出成形体。
  3. 【請求項3】一次成形体に形成された凹部の開口部周辺
    が凹部開口部の全周に亘って押圧され、 前記凹部の側壁の一部が開口部全周に亘って凹部内に突
    出してアンダーカット部が形成された請求項第1項記載
    の複合射出成形体。
  4. 【請求項4】少なくとも二種類の第1の樹脂及び第2の
    樹脂から成り、前記第1の樹脂から成る一次成形体に形
    成された凹部と、第2の樹脂から成る二次成形体に形成
    された前記凹部と嵌合する凸部とによって凹凸係合して
    構成される複合射出成形体を射出成形する際に、 該二次成形体との接合面となる部位に開口された一次成
    形体を成形し、 次いで、前記一次成形体の凹部周辺部の少なくとも一部
    を押圧して前記凹部を形成する側壁を、前記一次成形体
    を成形する金型の離型方向に対して横切る方向に凹部内
    に突出させてアンダーカット部を設け、 その後、前記凹部及び二次成形体を成形する金型によっ
    て形成されるキャビティ内に第2の樹脂を射出充填し二
    次成形体を成形することを特徴とする複合射出成形方
    法。
  5. 【請求項5】一次成形体の凹部周辺部の押圧が金型に設
    けられている突起部によってなされる請求項第4項記載
    の複合射出成形方法。
  6. 【請求項6】一次成形体の凹部周辺部の押圧が前記凹部
    周辺部に予め形成されている凸部を押圧することによっ
    てなされる請求項第4項記載の複合射出成形方法。
  7. 【請求項7】一次成形体の凹部が溝状凹部であって、前
    記溝状凹部の開口縁の一方側周辺部を、前記開口縁の一
    方側全縁に亘って押圧する請求項第4項記載の複合射出
    成形方法。
  8. 【請求項8】第2の樹脂の射出充填が一次成形体の凹部
    開口部の全周辺部を押圧しつつなされる請求項第4項記
    載の複合射出成形方法。
  9. 【請求項9】少なくとも二種類の第1の樹脂及び第2の
    樹脂から成り、前記第1の樹脂から成る一次成形体に形
    成された凹部と、第2の樹脂から成る二次成形体に形成
    された前記凹部と嵌合する凸部とによって凹凸係合して
    構成される複合射出成形体を射出成形する複合射出成形
    装置であって、 該二次成形体との接合面となる部位に凹部が開口された
    一次成形体を成形する一対の金型と、 得られた一次成形体の凹部の周辺部の少なくとも一部を
    押圧して前記凹部の側壁を、前記一次成形体を成形する
    一対の金型の離型方向に対して横切る方向に凹部内に突
    出させてアンダーカット部を形成する押圧部が設けられ
    た金型と、 収容した前記一次成形体との間で二次成形体用のキャビ
    ティを形成すると共に、前記キャビティ内及び一次成形
    体の前記凹部内に第2の樹脂を射出充填し二次成形体を
    成形する一対の金型とを具備することを特徴とする複合
    射出成形装置。
  10. 【請求項10】一次成形体の凹部周辺部を押圧する金型
    の押圧部が突起部である請求項第9項記載の射出複合成
    形装置。
  11. 【請求項11】一次成形体を成形する一対の金型が、凹
    部開口部の周辺部に凸部が形成された一次成形体を成形
    する金型である請求項第9項記載の複合射出成形装置。
  12. 【請求項12】一次成形体に形成された溝状凹部の周辺
    部を押圧する金型に、前記溝状凹部の開口縁の一方側周
    辺部を、前記開口縁の一方側全縁に亘って押圧する押圧
    部が設けられた請求項第9項記載の複合射出成形装置。
  13. 【請求項13】一次成形体を形成する一対の金型のう
    ち、一次成形体を形成してから型開きする際に、一次成
    形体が付着残留する側の金型を、一次成形体の凹部にア
    ンダーカット部を形成する押圧部が設けられた金型と組
    合わせる金型に共用して成る請求項第9項記載の複合射
    出成形装置。
  14. 【請求項14】一次成形体を形成する一対の金型のう
    ち、一次成形体を形成してから型開きする際に、一次成
    形体が付着残留する側の金型を、二次成形体を成形する
    一対の金型のうち一次成形体を収容する金型に共用して
    成る請求項第9項記載の複合射出成形装置。
  15. 【請求項15】第2の樹脂を射出充填する金型に、一次
    成形体の凹部開口部の全周辺部を押圧する押圧部が設け
    られた請求項第9項記載の複合射出成形装置。
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