JPH0641857Y2 - 自動車用内装部品 - Google Patents

自動車用内装部品

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JPH0641857Y2
JPH0641857Y2 JP2108289U JP2108289U JPH0641857Y2 JP H0641857 Y2 JPH0641857 Y2 JP H0641857Y2 JP 2108289 U JP2108289 U JP 2108289U JP 2108289 U JP2108289 U JP 2108289U JP H0641857 Y2 JPH0641857 Y2 JP H0641857Y2
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JP
Japan
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cushioning material
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interior panel
door trim
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JP2108289U
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JPH02112510U (ja
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永盛 高松
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は樹脂成形体からなる内装パネルの裏面側にス
ペーサ機能並びに低級音防止機能を備えたブロック状の
緩衝材を設置した自動車用内装部品に関する。
《従来の技術》 周知のように、自動車の車体パネルの内面側には自動車
用ドアトリム等の各種内装部品が装着されている。
第5図は内装部品の代表的なものとして自動車用ドアト
リム1を示すもので、この自動車用ドアトリム1は、合
成樹脂を射出成形することにより所要形状に成形されて
おり、このドアトリム1を室内側からインナーパネル側
に外力を加えた場合、樹脂の弾性により容易に撓まない
ように、いわゆるベコツキ感を防止するために、第6図
に示すようにチップウレタン等の緩衝材2が接着固定さ
れており、また、第7図に示すように走行中の振動等に
よりドアトリム1と車体パネル3との間でビビリ音,ガ
タツキ音等の低級音の発生を防止するために、ドアトリ
ム1の端末部分の裏面側にウレタン等の緩衝材4が接着
固定されている。
また、この低級音対策として、ウレタン等の緩衝材の代
わりに、適度な弾性を備えた不織布テープ,ウレタンテ
ープ等のテープ状の緩衝材が使用される場合もある。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上述した従来構造のドアトリム1にあっ
ては、スペーサ機能並びに低級音防止機能を備えた緩衝
材2,4を接着固定する際、例ええばスペーサとして緩衝
材2を固定するには、ドアトリム1と車体パネル3との
間の間隙寸法が大きいため、この緩衝材が外力により剥
がれ易くなる傾向にあり、充分なスペーサ機能を満足し
ないばかりか、強度を保持するためには、緩衝材2の寸
法を大きく設定しなければならず、材料費の高騰に伴う
コストアップを招来する不具合が指摘されている。
また、低級音対策としての緩衝材4にあっては、貼付位
置が不明確なため、貼付作業が手間取り、作業性を低下
させる不具合が指摘されているとともに、製品端末より
これら緩衝材4がはみ出した場合、著しく美観を損なう
ため慎重な貼付作業が要求され、このことも作業性の低
下を招く一因となっていた。
本考案はこの様な事情に鑑みなされたもので、本考案の
目的とするところは、樹脂成形体からなる内装パネルの
裏面側にスペーサ機能並びに低級音防止機能を備えたブ
ロック状の緩衝材を設定するタイプの内装部品におい
て、緩衝材の取り付け作業が簡単かつ迅速に行えるとと
もに、かつ、取り付け強度も充分に保証でき、小型化さ
せた緩衝材によっても、機能を満足するなど極めて実用
的な自動車用内装部品を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、車体パネルの室
内側に所定クリアランスを隔てて内装される所要形状に
成形された樹脂成形体からなる内装パネルと、内装パネ
ルの表面側に加わる押圧荷重を吸収するとともに、車体
パネルとの間の摩擦音を低減するため、内装パネルの裏
面所定箇所に取付けられるブロック状の緩衝材とから構
成される自動車用内装部品において、 前記内装パネル裏面側の緩衝材設置箇所に上記緩衝材の
側面を挾着保持する緩衝材保持用リブが内装パネルの裏
面側所定箇所に立設形成されていることを特徴とする。
《作用》 以上の構成から明らかなように、本考案によれば、内装
パネルの裏面側にブロツク状の緩衝材の側面を挾着保持
する緩衝材保持用リブを設定したため、緩衝材の設置箇
所が明確となり、緩衝材をこのリブ内に嵌め込むだけの
簡単な作業で足りるため、緩衝材の取り付け作業が容易
かつ迅速に行なえる。
また、緩衝材の取り付け強度は緩衝材保持用リブにより
確保されるため、緩衝材の寸法を大きく設定しなくて
も、強固な取り付け強度が期待できる。
《実施例》 以下、本考案に係る自動車用内装部品の実施例について
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案を適用した自動車用ドアトリムの一部切
欠斜視図、第2図,第3図は同自動車用ドアトリムの要
部断面図、第4図は本考案の別実施例を示す要部断面図
である。
第1図において、本考案による自動車用ドアトリム10
は、合成樹脂の射出成形体からなり、所要の曲面形状を
備えた内装パネル20と、内装パネル20の裏面側に設置さ
れるスペーサ機能を有する緩衝材30と、低級音防止機能
を有する緩衝材31とから構成されている。
上記緩衝材30,31は、本例ではチップウレタンを使用し
ているが、フェルト等を適用しても良く、特にその材質
を特定するものではない。
さらに、本考案は、この緩衝材30,31の取付構造に特徴
がある。すなわち、上記緩衝材30,31を保持する緩衝材
保持用リブ21,22が内装パネル20の裏面側に突設形成さ
れている。
従って、第1図中拡大して示すように、車体パネル40と
のスペーサ機能を有する緩衝材30については、所定間隔
を有する一対の板状リブ21により緩衝材30を挾着保持す
る構成であり(第2図参照)、リブ21の先端よりやや緩
衝材30が突出しており、車体パネル40とこの緩衝材30の
先端が当接することにより、ドアトリム10のベコツキ感
を解消して、有効なスペーサ機能を有するように構成さ
れている。
また、走行中のビビリ音,ガタツキ音等の低級音対策と
して、使用される緩衝材31については、第3図に示すよ
うに、内装パネル20の端末部分に立設されたこれも一対
の板状リブ22により緩衝材31が挾着され、車体パネル40
とこの緩衝材31と当接することにより、上記した低級音
の発生を未然に防止している。
本考案は以上のように構成されているため、リブ21,22
に、緩衝材30,31を嵌め込み、接着固定すればよいた
め、従来のように緩衝材の貼着位置が不明確なため、作
業が面倒である等の従来不具合を有効に解決することが
でる。
さらに、スペーサ機能を有する緩衝材30においては、リ
ブ21により強度が保証されているため、このリブ21に挾
着保持される緩衝材30はその寸法を小さく設定しても、
ぐらつくことなく、充分な強度を有する。
また、第4図に示すようにリブ21の中間位置に中間壁23
を設定して、緩衝材30をさらに小型化するようにして、
材料を節約することも可能である。
《考案の効果》 以上説明した通り、本考案による自動車用内装部品は、
スペーサ機能並びに低級音防止機能を備えたブロック状
の緩衝材を内装パネルの裏面に取り付けるにあたり、こ
れら緩衝材の取り付け箇所である、低級音発生部位や変
形発生部位に緩衝材保持用リブを突設形成し、このリブ
によりブロック状の緩衝材の側面を挾着保持するという
ものであるから、以下に記載する格別の作用効果を有す
る。
.本考案によれば、緩衝材保持用リブにブロック状の
緩衝材を嵌め込み接着すれば良いため、緩衝材の取付け
位置が明確となり、また取り付け作業も簡単かつ迅速に
行え、作業性が著しく向上する利点がある。
.本考案によれば、特にスペーサ機能を有する緩衝材
について、緩衝材保持用リブにより強度が保証されるた
め、緩衝材の寸法を小さく設定しても、充分な取り付け
強度が得られ、緩衝材を小型化でき、材料費の節約によ
るコストダウンが期待できる効果がある。
.本考案によれば、緩衝材保持用リブにブロック状の
緩衝材を嵌め込み接着する構成なので、製品端末から、
緩衝材がはみ出すことがなく、美麗な製品外観を得るこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した自動車用ドアトリムを示す一
部切欠斜視図、第2図は第1図中II-II線断面図、第3
図は第1図中III-III線断面図、第4図は本考案の別実
施例を示す要部断面図、第5図は従来の自動車用ドアト
リムを示す部分斜視図、第6図は第1図中VI-VI線断面
図、第7図は第5図中VII-VII線断面図である。 10…自動車用ドアトリム 20…内装パネル 21,22…緩衝材保持用リブ 23…中間壁 30,31…緩衝材 40…車体パネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体パネル(40)の室内側に所定クリアラ
    ンスを隔てて内装される所要形状に成形された樹脂成形
    体からなる内装パネル(20)と、内装パネル(20)の表
    面側に加わる押圧荷重を吸収するとともに、車体パネル
    (40)との間の摩擦音を低減するため、内装パネル(2
    0)の裏面所定箇所に取付けられるブロック状の緩衝材
    (30,31)とから構成される自動車用内装部品におい
    て、 前記内装パネル(20)裏面側の緩衝材(30,31)設置箇
    所に上記緩衝材(30,31)の側面を挾着保持する緩衝材
    保持用リブ(21,22)が内装パネル(20)の裏面側所定
    箇所に立設形成されていることを特徴とする自動車用内
    装部品。
JP2108289U 1989-02-23 1989-02-23 自動車用内装部品 Expired - Lifetime JPH0641857Y2 (ja)

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JPH02112510U JPH02112510U (ja) 1990-09-10
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JP2013060142A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用内装部品

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