JP2629174B2 - 自動車用窓装置 - Google Patents

自動車用窓装置

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JP2629174B2
JP2629174B2 JP61228557A JP22855786A JP2629174B2 JP 2629174 B2 JP2629174 B2 JP 2629174B2 JP 61228557 A JP61228557 A JP 61228557A JP 22855786 A JP22855786 A JP 22855786A JP 2629174 B2 JP2629174 B2 JP 2629174B2
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光継 五反田
勲 苻川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は自動車用窓装置に係り、特に、窓材とこの窓
材の周縁に装着された軟質樹脂製のモールとから成る自
動車用窓装置に関する。
(従来の技術) 近年自動車では、車体の空気抵抗を軽減させたり風切
音を軽減したり、更には、車体の外観意匠を向上させる
ため、車体と窓材との間を面一的にすることが勘案され
ている。
このため、例えば、自動車のクオークウインド等の窓
装置(第5図参照)では、特開昭8−113482号公報記載
のように構成されている。即ち、第6図に図示したよう
に、窓装置10は、ガラス製の窓材11と、この窓材11の周
縁に装着された軟質樹脂製のモール13と、窓材11の端面
に係止され軟質樹脂製のモール13に覆われた窓材固定用
のリテーナ14とから成る。そして、窓材11を車体12の窓
開口に嵌装した上で、リテーナ14により車体12に固定す
るようにしている。尚、軟質樹脂製のモール13と車体と
の間にはシール剤15が配されている。
このように窓材11と軟質樹脂製のモール13が予め一体
とされているので、車体外部から窓装置10を容易に組み
つけできると共に、軟質樹脂製のモール13の肉厚が薄く
て済み、車体12と窓材11とが比較的面一的となつてい
た。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来技術では、窓材11の表面周縁
に沿つて配された軟質樹脂製のモール13の表面部分16は
窓材11の表面から突出している。このため、窓材11と軟
質樹脂製のモール13との間で段差が発生しており車体12
と窓材11とが面一的に言うには甚だ不充分であつた。
また、窓材11はガラス製であるため加工性が悪く、モ
ール装着のために種々の細工を行うことが実質上困難で
もあつた。
そこで、本発明は、樹脂部材の持つ良好な加工性と機
械的強度に注目して窓材を所定の剛性を有する硬質樹脂
性とすることにより、上記従来記述の問題点を解決する
ことを、技術的課題とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) この課題解決のために本発明では次の手段を講じた。
即ち、硬質樹脂製の窓材と、該窓材の周縁に一体成形に
より成形され且つ装着された軟質樹脂製のモールと、前
記窓材に固定され前記窓材を車両ボデーに固定するため
のリーテナとから成し、前記窓材の周縁表面側に前記周
縁を薄肉として段差部が設けられると共に該段差部に前
記リーテナが介挿される貫通穴を形成し、前記モールの
表面部分が前記貫通穴に介挿された前記リテーナの頭部
を覆うように前記段差部に配設して前記窓材の表面と前
記モール表面が面一的とした。
(作用) このように、本発明では、窓材を硬質樹脂製としたの
で、従来のガラス製に比して窓材の機械的強度が向上す
る。従つて、窓材の周縁を薄肉にして段差部を形成でき
る。そして、この段差部にモールの表面部分を配設する
ので、窓材とモールとの表面が面一的となる。
(実施例) 以下添付図面に従つて本発明の実施例を、窓装置とし
てクオータウインドウに適用した場合を以て説明する。
第1図に図示したように、第1実施例のクオータウイ
ンドウ20では、窓材21が所定の剛性を持つ硬質樹脂製
で、窓開口の形状に合わせて型成形されている。型成形
時、窓材21の周縁表面側には、その全周にわたり周縁が
薄肉とされ段差部21aが設けられている。この段差部21a
部分には、軟質樹脂製のモール23が窓材21に対する樹脂
一体成形により装着されている。軟質樹脂製のモール23
は断面略コ字状を呈し、段差部21aを挟持する。軟質樹
脂製のモール23の表面部分23aは段差部21a内に配され、
窓材21の表面と面一とされている。また、表面部23aの
外周側端縁23bは、車体12のフランジ部側面に弾性的に
当接するようにされている。
以上から成るクオータウインドウ20は、次のようにし
て形成される。まず、硬質樹脂材の型成形により窓材21
を形成する。このとき、窓材21の周縁に沿つて段差部21
aを設けておく。次に、窓材21の周縁の段差部21a部分の
表面と裏面とにわたり接着剤を塗布した上で、段差部21
aに軟質樹脂材を一体成形してモール23を形成する。
尚、モール23を予め成形しておき、窓材21の周縁に装着
するようにしても良い。この点は、後述する各実施例も
同様である。
クオータウインドウ20は、車体12の窓開口内に車体外
方から嵌装された上で、車体12のフランジ部21との間に
配された接着剤(図示せず)により車体12に固定され
る。この車体12への組みつけ後には、窓材21と車体12と
の間において軟質樹脂製のモール23は平面的に配設され
車体12と窓材21とが面一となる。
次に、第2図に図示された本発明の第2実施例につい
て説明する。クオータウインドウ30は、硬質樹脂製の窓
材31と軟質樹脂製のモール33とから成り、窓材31の周縁
には段差部31aが設けられている。この段差部31a内にモ
ール33の表面部33aが窓材31と面一となるように一体成
形されている。窓材31の段差部31a部分には、リテーナ3
4の角形の頭部34aが埋設されて窓材31と一体結合されて
いる(第7図参照)。モール33の裏面部分33bは、窓材3
1の裏面と車体12のフランジ部との間に介在し、窓材31
が車体12のフランジ部に直接当接しないようにしてい
る。
このクオータウインドウ30では、リテーナ34が硬質樹
脂製の窓材31の段差部分31a内に埋設されており、リテ
ーナ34が窓材31へのインサート成形により確実且つ容易
に窓材31と一体となる。また、窓材31の段差部31aは、
モール33が一体成形されその表面33aで覆われる。この
ような段差部33aにリテーナ34を埋設したので、リテー
ナ34がモール33により車外から覆われることとなる。
尚、車体12には、リテーナ34が螺着されることによ
り、固定される。
第3図に図示された本発明の第3実施例について説明
する。このクオータウインドウ40では、硬質樹脂製の窓
材41の周縁に段差部41aが設けられると共に、この段差
部41aにリテーナ44装着用の穴41bも形成されている。こ
の穴41bに介挿された上で、リテーナ44の角形状頭部44a
が窓材41に固着されている。更に、軟質樹脂製のモール
43が、窓材41の段差部41aに一体成形されている。よつ
て、モール43の表面部分43aが窓材41と面一となる。ま
た、リテーナ44がモール43の表面部43aにより覆われ
る。尚、リテーナ44の頭部44aが角形のため、窓材41に
対してリテーナ44が回り止めされる。
第4図に図示された本発明の第4実施例について説明
する。このクオータウインドウ50では、硬質樹脂製の窓
材51の周縁にリテーナ54取付け用の段差部たる凹所51a
が、窓材51の周縁に沿つて適宜間隔で設けられている。
この凹所51aには、リテーナ用穴51bが夫々形成されリテ
ーナ51が介挿される。そして、窓材51の周縁に沿つて軟
質樹脂製のモール53が一体成形されている。よつて、モ
ール53の表面部53aは、凹所51a中に肉厚を確保できるの
で、さして窓材51の表面から突出せず窓材51とモール53
とが面一的になる。また、リテーナ54がモール53により
覆われることとなる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明では、窓材を硬質樹脂製
としたので、従来のガラス製に比して窓材の機械的強度
が向上する。従つて、窓材の周縁表面側にその周縁を薄
肉にして段差部を形成できる。そして、この段差部にモ
ールの表面部分を配設しているので、窓材とモールとの
表面が面一的となる。
又、モールを窓材に一体成形により成形且つ装着して
おり、更に、モールの表面部分が配設される段差部を窓
材の周縁を薄肉として設けているので、窓装置としての
全体厚を大きくすることなく且つ窓材の成形バラツキを
吸収してモールの表面と窓材の表面とを確実に面一化す
ることができる。
しかも、窓材を硬質樹脂製としたので、従来のガラス
製と比して窓装置が軽量化且つ耐衝撃性に優れたものと
なる。また、窓材に軟質樹脂製のモールを一体成形によ
り形成する際、型保持力や樹脂成形圧により窓材が破損
せず、モールの成形性が良好となるという種々の優れた
利点もある。
その上、リテーナを窓材の段差部に形成された貫通穴
内に介挿し、モールの表面部分をリテーナの頭部を覆う
ように且つ窓材の表面と面一的に窓材の段差部に配設し
てモールを窓材と一体成形したので、安価な構造でリテ
ーナの窓材に対する十分な取付強度を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の第1乃至第4実施例を示す
断面図、第5図はクオータウインドウを示す車両側面
図、第6図は第5図のVI−VI線に沿い且つ第1図乃至第
4図に相当する従来装置の断面を示す断面図、第7図は
リテーナを示す斜視図である。 10,20,30,40,50……クオータウインドウ(窓装置), 11,21,31,41,51……窓材, 12……車体, 13,23,33,43,53……モール, 14,24,34,44,54……リテーナ, 15……シール剤, 16……表面部, 21a,31a,41a,51a……段差部, 23a,33a,43a,53a……表面部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質樹脂製の窓材と、該窓材の周縁に一体
    成形により成形され且つ装着された軟質樹脂製のモール
    と、前記窓材に固定され前記窓材を車両ボデーに固定す
    るためのリーテナとから成り、 前記窓材の周縁表面側に前記周縁を薄肉として段差部が
    設けられると共に該段差部に前記リーテナが介挿される
    貫通穴を形成し、前記モールの表面部分が前記貫通穴に
    介挿された前記リテーナの頭部を覆うように前記段差部
    に配設されて前記窓材の表面と前記モール表面が面一的
    にされた、自動車用窓装置。
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