JPH0640498Y2 - 自動車用内装部品 - Google Patents

自動車用内装部品

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JPH0640498Y2
JPH0640498Y2 JP15915788U JP15915788U JPH0640498Y2 JP H0640498 Y2 JPH0640498 Y2 JP H0640498Y2 JP 15915788 U JP15915788 U JP 15915788U JP 15915788 U JP15915788 U JP 15915788U JP H0640498 Y2 JPH0640498 Y2 JP H0640498Y2
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thickening pad
pad
thickening
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憲一 須藤
一司 安江
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は自動車用ドアトリム等の自動車用内装部品に
関するもので、クッション性が要求される部位に増厚用
パッドを使用した自動車用内装部品に関する。
《従来の技術》 通常、自動車の車体パネルに内装される内装部品は、形
状保持性ならびにパネルへの取付を考慮して十分な剛性
を備えた芯材の表面側を装飾性を有する表皮材により被
覆するという構成のものが一般的であり、また、製品に
ソフト感を与えるために芯材と表皮材との間にポリウレ
タンフォーム等のクッション材を介装することが通常行
われている。さらに、最近では、クッション材を必要部
分のみに限定して使用することにより材料節約,軽量化
を図る試みがなされている。
例えば、自動車用ドアトリムを例示して説明すると、第
5図に示すようにドアトリム1は、所要の曲面形状に成
形された芯材2と、その外表面に真空成形等により一体
貼着される表皮材3とからなっており、クッション性が
必要されるアームレスト部4に増厚用パッド5が介装さ
れている。
《考案が解決しようとする課題》 しかし、芯材2の上面に接着剤等を介して増厚用パッド
5を取付固定した後、それらの外表面に沿って表皮材3
を真空成形等により一体貼着する際、増厚用パッド5の
コーナ部に、大きな力が加わり、コーナ部に稜線(ハイ
ライト線)が形成されず、丸みを帯びた形状となり、見
栄えの低下を招くという不具合が指摘されている。
さらに、周縁部のみに高硬度の材質を使用すれば外観は
若干向上するもののコストアップとなるため有効な対策
ではなく、また増厚用パッド5の外周を樹脂等で被包し
た場合には、クッション性がなくなり、感触が悪くなり
有効な対策ではない。
本考案は上述の事情に鑑みてなされたもので、本考案の
目的とするところは、クッション性が必要な部位にのみ
増厚用パッドを設定した自動車用内装部品において、外
表面を表皮材により被覆貼着する際、多大な力が加わっ
ても、増厚用パッドのコーナ部の変形が可及的に防止で
き、シャープな稜線が形作られ、極めて意匠性に優れた
自動車用内装部品を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、所要形状に成形
された芯材の所定部位に、クッション性を付与する増厚
用パッドを取付固定し、それらの外表面に表皮材を一体
貼着してなる自動車用内装部品において、 前記増厚用パッドが取付けられる芯材に、上記増厚用パ
ッドを収容する凹部が形成され、この凹部の周縁には、
凹部の底面よりも高く形成された段部が設定されている
とともに、上記段部上に位置する増厚用パッド周縁の厚
みが増厚用パッド一般部に比べ薄肉に形成されているこ
とにより、増厚用パッド一般部と薄肉部との表面が面一
に設定されていることを特徴とする。
《作用》 以上の構成から明らかなように、増厚用パッド周縁は薄
肉に形成され、この薄肉部は芯材に形成された段部の上
面に位置決めされ、増厚用パッド一般部と薄肉部との表
面を面一に設定した状態でそれらの外表面に表皮材が一
体貼着されるため、増厚用パッド外周縁の厚み寸法は、
増厚用パッド一般部に比べ極めて小さいため、変形が小
さく、よって、増厚用パッド周縁のコーナ部形状として
シャープな稜線を形成することができる。
《実施例》 以下、本考案に係る自動車用内装部品の実施例について
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案を自動車用ドアトリムに適用した実施例
を示す一部切欠斜視図、第2図ないし第4図は本考案の
要部を示す各実施例の縦断面図である。
第1図において、自動車用ドアトリム10は、所要の曲面
形状に成形された芯材11と、芯材11のアームレスト部12
上面に取付固定されるポリウレタンフォーム等の増厚用
パッド13と、芯材11ならびに増厚用パッド13の外表面を
被覆するように、真空成形等により一体貼着される表皮
材14とから大略構成されている。
さらに詳しくは、上記芯材11は、ポリオレフィン樹脂と
木粉とを適宜配合比で混合撹拌した後、Tダイ押出し成
形機によりシート状に押出し、加熱軟化させた後、所望
のコールドプレス成形用金型内でプレス成形され、ま
た、表皮材14は、ABS樹脂を混入したPVC樹脂シートから
なり、所望ならば裏面側にポリエチレンフォーム,ポリ
プロピレンフォーム等の発泡層を裏打ちして、ドアトリ
ム10全体にソフト感を与えるようにしてもよい。
さて、本例においては第2図に示すように、芯材11に、
増厚用パッド13を収容する凹部15が形成され、この凹部
15を形成するように、芯材11は凹部15の周縁に沿って凸
条16ならびに段部17が形成され、凹部15の周縁部は凹部
15の底面よりも一段高く設定されている。
そして、芯材11に形成された凹部15内に増厚用パッド13
を設置する際、凹部15に収容される増厚用パッド13a
と、凸条16ならびに段部17上面に設置される増厚用パッ
ド13bとを分割しても良く、このようにすれば、表皮材1
4を真空成形等により芯材11ならびに増厚用パッド13の
外表面を被覆する際、芯材11は凸条16により底上げされ
ているため、増厚用パッド13a,13bの表面は面一に設定
されているとともに、増厚用パッド13bは厚み寸法が小
さいため、変形量が少なく、コーナ部分(図中Aで示
す)はシャープな稜線を形成することができ、外観意匠
性が著しく向上する。
また、段部17上面に接着固定される増厚用パッド13bも
同じく段部17により底上げされているため、厚み寸法が
小さく、図中符号Bで示す境界部分は段差になりにく
い。このことは、増厚用パッド13bの厚み寸法1が小
さいため、寸法誤差が出にくいためと思われる。
以上のように外観上の利点の他に、本考案においては、
凹部15内に増厚用パッド13aを収容し、凸条16ならびに
段部17の上面に増厚用パッド13bを載置するというもの
であるから、増厚用パッドの位置決めが簡単に行なえ
る。
さらに、増厚用パッド13a,13bを同一材質としてもよい
が、硬度を相異させ、増厚用パッド13bの高度を増すよ
うにすれば、より変形は抑えられ、意匠性がさらに向上
する。
次に第3図は、増厚用パッド13の変形例を示すもので、
上下に2分割した実施例を示す。本例においても、上述
実施例同様、凸条16ならびに段部17上面に固定される部
分の増厚用パッド13bの厚み寸法が小さいため、変形が
抑えられ、コーナ部の稜線がシャープに形成でき、また
これら増厚用パッド13の設置が簡単に行なえるという上
述実施例と同様の作用効果が得られる。
次に第4図に示すものは増厚用パッド13として、モール
ド成形されたポリウレタンフォームを示すもので、上述
した各実施例のものに比べて一体成形品なので、上述し
た実施例の作用効果に加えて、セットがより一層簡単に
行なえるとともに、内部に比べ外部の方が高密度なた
め、硬度が高く、同一材質でありながら、硬度を相異さ
せることが可能となる。
《考案の効果》 以上記載したように本考案による自動車用内装部品によ
れば、所要形状に成形された芯材の所定部位に、クッシ
ョン性を付与する増厚用パッドを取付固定し、それらの
外表面に表皮材を一体貼着してなる自動車用内装部品に
おいて、前記増厚用パッドが取付けられる芯材に、上記
増厚用パッドを収容する凹部が形成され、この凹部の周
縁には、凹部の底面よりも高く形成された段部が設定さ
れているとともに、上記段部上に位置する増厚用パッド
周縁の厚みが増厚用パッド一般部に比べ薄肉に形成され
ていることにより、増厚用パッド一般部と薄肉部との表
面が面一に設定されているから、表皮材の一体貼着時、
増厚用パッドの外周縁に多大な力が加わっても、増厚用
パッド外周縁の変形が極めて小さくなり、コーナ部に沿
うシャープな稜線を形成することができるとともに、平
坦部における増厚用パッドと芯材の段差が生じにくいた
め、増厚用パッド外周縁の美観が著しく向上する利点が
ある。
さらに、増厚用パッドを、芯材の凹部内に収容するよう
にセットするため、増厚用パッドのセット作業が簡単に
行なえ、作業能率が向上するとともに、硬度を相異させ
た2種類の増厚用パッドを用いる従来工法に比べコスト
ダウンを招来する等種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を自動車用ドアトリムに適用した実施例
を示す一部切欠斜視図、第2図ないし第4図は本考案の
要部を示す各実施例の断面図、第5図は従来の自動車用
ドアトリムを示す一部切欠斜視図である。 10……自動車用ドアトリム 11……芯材 13(13a,13b)……増厚用パッド 14……表皮材 15……凹部 16……凸条 17……段部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要形状に成形された芯材の所定部位に、
    クッション性を付与する増厚用パッドを取付固定し、そ
    れらの外表面に表皮材を一体貼着してなる自動車用内装
    部品において、 前記増厚用パッドが取付けられる芯材に、上記増厚用パ
    ッドを収容する凹部が形成され、この凹部の周縁には、
    凹部の底面よりも高く形成された段部が設定されている
    とともに、上記段部上に位置する増厚用パッド周縁の厚
    みが増厚用パッド一般部に比べ薄肉に形成されているこ
    とにより、増厚用パッド一般部と薄肉部との表面が面一
    に設定されていることを特徴とする自動車用内装部品。
JP15915788U 1988-12-07 1988-12-07 自動車用内装部品 Expired - Fee Related JPH0640498Y2 (ja)

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