JPH0244978Y2 - - Google Patents

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JPH0244978Y2
JPH0244978Y2 JP1983157893U JP15789383U JPH0244978Y2 JP H0244978 Y2 JPH0244978 Y2 JP H0244978Y2 JP 1983157893 U JP1983157893 U JP 1983157893U JP 15789383 U JP15789383 U JP 15789383U JP H0244978 Y2 JPH0244978 Y2 JP H0244978Y2
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shaped main
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JP1983157893U
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両において運転席と助手席の間
に装着される車両用コンソールボツクスに関す
る。
(従来技術) 車両用コンソールボツクスは、シフトレバー周
辺の美確向上および小物収納を目的として運転席
と助手席の間に装着される。そのコンソールボツ
クスは、第1図のように凹形状の小物収納部aを
有する箱状の本体11と、ヒンジ等で本体11に
取り付けられ、小物収納部aの上部開口部を開閉
する蓋体12とから構成されている。なお、bは
シフトレバー用開口部である。
ところで従来のコンソールボツクスは、その形
状保持を可能とする剛性が求められるため、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)
樹脂等の硬質プラスチツクより形成され、製品表
面の硬度はシヨア硬度Dタイプで70程度と硬いも
のであつた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、最近の自動車用内装品がソフト化傾向
にある中でコンソールボツクスのみが硬く、違和
感を生じていた。しかもそのコンソールボツクス
は、硬質プラステツク特有の安物感が有りこの点
でも好ましいものではなかつた。一方ソフト化傾
向に合わせるため、硬質プラスチツクの硬度を低
くしようとしても、材質上および形状保持の点か
ら容易ではなかつた。
さらに、コンソールボツクスは他の内装品との
調和を考慮して所望の色に着色されるが、原料着
色品にあつては色合わせが難しく、塗装後にあつ
ては脱脂等の処理が必要となり、いずれの方法に
よつても容易なものではなかつた。
この考案は、前記の点に鑑みてなされたもの
で、ソフトな感触を有しながらも製品形状保持が
可能で、且つ所望の色とするのが容易な車両用コ
ンソールボツクスを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案は、上面に
凹部状の小物収納部を有する箱状の本体と、該小
物収納部の上部開口部を覆う蓋体とからなる車両
用コンソールボツクスにおいて、該箱状本体が裏
面に補強用リブを有する反応射出成形(RIM)
ウレタン樹脂からなる基材と、型内塗装により該
基材表面に形成された塗膜とから形成されて、該
箱状本体の表面硬度がシヨア硬度Dタイプで25乃
至50、曲げ弾性率が1000乃至2000Kg/cm2からな
り、前記蓋体が硬質プラスチツク製の基板と、こ
の基板上に積層された弾性体と、その弾性体を被
覆する合成樹脂シート製の表面材とから構成され
るものとしたのである。
(作用) この考案品は、箱状本体を、反応射出成形ウレ
タン樹脂からなる基材と、その表面の塗膜から構
成したため、その箱状本体の表面硬度をシヨア硬
度Dタイプで25乃至50とすることができ、箱状本
体の表面感触をソフトにできたのである。
また、蓋体を硬質プラステツク製の基板と、そ
の基板上に積層された弾性体と、その弾性体を被
覆する合成樹脂シート製の表面材とから構成した
ため、その弾性体により蓋体の表面感触をソフト
にすることができ、前記箱状本体のソフトな表面
感触と相俟つてコンソールボツクス全体の表面感
触をソフトなものとできたのである。
なお前記箱状本体を、蓋体と同じように硬質プ
ラスチツク製基板、弾性体および表面材の三層構
造にすると、箱状本体の成形時に箱状本体が有す
る深い凹凸によつて表面材部分に皺等を生じ易
く、良好な製品が得難くなる。
また箱状本体の基材を、前記のように反応射出
成形ウレタン樹脂から形成するとともに、その基
材裏面に補強用リブを設け、該箱状本体の曲げ弾
性率を1000乃至2000Kg/cm2としたため、前記ソフ
トな表面感触を保持しつつ、箱状本体の形状保持
が可能になつたのである。一方、蓋体は、硬質プ
ラスチツク製基板により、十分な強度、剛性を保
持することになり、開閉時等の際に蓋体に加わる
大きな力に対しても十分耐え得るものである。
さらに箱状本体の基材表面の塗膜は、基材の成
形型を型内塗装することによつて基材成形時に基
材表面に密着形成されたものであるため、従来の
ような後塗装において必要とされた脱脂等の後処
理が不要となり、また色合わせについても従来の
原料着色より容易となる。
(実施例) 以下この考案の実施例について説明する。第2
図はこの考案の一実施例にかかるコンソールボツ
クスの分解斜視図、第3図は第2図のA−A線に
沿つて切断した箱状本体21の断面図、第4図は
箱状本体21の底面図、第5図は第2図のB−B
線に沿つて切断した蓋体22の断面図である。
この考案にかかるコンソールボツクスは、箱状
本体21と蓋体22とから構成される。
箱状本体21は、上面に凹形状の小物収納部a
と、コンソールボツクスの大きさおよびデザイン
の点から適宜形成されるシフトレバー用開口部
b、小銭あるいはタバコ等の載置用凹部c、サイ
ドブレーキ用開口部(図示せず)を有する形状か
らなる。その箱状本体21は、裏面に補強用リブ
21a′を格子状に有する反応射出成形(RIM)ウ
レタン樹脂からなる基材21aと、その基材21
aの成形時にインモールドコートと称される型内
塗装により基材21a表面に形成された塗膜21
bとから構成され、該箱状本体21の表面硬度が
シヨア硬度Dタイプで25乃至50、曲げ弾性率が
1000乃至2000Kg/cm2のもである。
反応射出成形ウレタン樹脂は、ポリオールを主
体とする成分と、イソシアネートを主体とする成
分を高圧で衝突させ、効率よく混合した液体を成
形型内に注入し、短時間で反応を完結させて得ら
れるものである。また裏面補強用リブ21a′の位
置、数、間隔等は、コンソールボツクスの形状、
硬度等によつて決定される。
塗膜21bは、アクリル系ポリオールウレタン
塗料から形成されたものである。その塗膜21b
の形成は、前記塗料を基材の成形型内に塗布して
所定の厚みとした後、該成形型内に基材生成原料
である反応射出成形ウレタン樹脂原料を注入し、
基材を形成すると同時に基材表面に塗膜を密着一
体化させることによりなされる。
蓋体22は、ヒンジ等の回転開閉具dにより箱
状本体21に取り付けられ、小物収納部aの上部
開口部を開閉するものである。蓋体22の構造は
第5図のように、アクリルニトリル−ブタジエン
−スチレン(ABS)樹脂等の硬質プラスチツク
からなる基板22a上に、硬質または半硬質ウレ
タンフオーム等の弾性体22bが配置され、その
弾性体22bが軟質塩化ビニル樹脂(PVC)シ
ート等の合成樹脂シートからなる表面材22cで
被覆されたもので、その表面は、箱状本体21と
同程度のソフト感を有するものである。また、前
記表面材22cは、通常箱状本体の塗膜21bと
同色とされる。
なお、以上の構造よりなるコンソールボツクス
は、車両への取り付けを容易とするため、基材2
1a内部に取り付け用インサートが埋設される場
合もある。
次に、基材を形成する反応射出成形ウレタン樹
脂原料の配合例を示す。
・ポリオール成分 トリオールベースポリマーポリオール
40重量部 トリオールベースポリエーテル 60重量部 ジオール 14〜17重量部 アミン系触媒 0.2〜0.3重量部 金属系触媒 0.005重量部 顔料 0.5重量部 発泡剤 9〜12重量部 ・イソシアネート成分 精製MDIのカルボジイミド変成イソシア
ネート NCO%:28.5% (効果) この考案は、コンソールボツクスの箱状本体を
反応射出成形ウレタン樹脂からなる基材と、その
表面の塗膜とから構成したため、その箱状本体の
表面硬度をシヨア硬度Dタイプで25乃至50とする
ことができ、箱状本体の表面感触をソフトなもの
にできたのである。またこの考案、蓋体を硬質プ
ラスチツクからなる基板と、弾性体と、表面材の
三層構造から構成したため、蓋体表面もソフトな
ものにでき、前記箱状本体表面のソフト感と合わ
せて全体をソフトなものにできたのである。
さらに、深い凹凸のある前記箱状本体を前記蓋
体と同様の三層構造とすると表面材に皺を生じ易
いのに対して、この考案では前記のように反応射
出成形ウレタン樹脂からなる基材と塗膜とから構
成したため、該箱状本体表面に皺を生じるのを防
げる利点もある。また蓋体については、硬質プラ
スチツク製基材を用いる三層構造とすることによ
り、開閉時等の際に蓋体に加わる大きな力に耐え
得るようにできたのである。
一方、箱状本体の基材表面の塗膜は、基材の成
形型を型内塗装することによつて基材成形時に基
材表面に密着形成されたものであるため、従来の
ような後塗装において必要とされた脱脂等の後処
理が不要となり、また色合わせについても従来の
原料着色より容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコンソールボツクスの斜視図、
第2図以下は本考案実施例に関し、第2図はコン
ソールボツクスの分解斜視図、第3図は第2図中
の切断線A−A線に沿つた箱状本体の断面図、第
4図は箱状本体の底面図、第5図は第2図中の切
断線B−B線に沿つた蓋体の断面図である。 21……箱状本体、21a……基材、21a′…
…補強用リブ、21b……塗膜、22a……基
板、22b……弾性体、22c……表面材、a…
…小物収納部、b……シフトレバー用開口部、c
……小銭載置用 凹部、d……回転開閉具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面に凹形状の小物収納部を有する箱状の本体
    と、該小物収納部の上部開口部を覆う蓋体とから
    なるコンソールボツクスにおいて、該箱状本体が
    裏面に補強用リブを有する反応射出成形(RIM)
    ウレタン樹脂からなる基材と、型内塗装により該
    基材表面に形成された塗膜とから形成されて、該
    箱状本体の表面硬度がシヨア硬度Dタイプで25乃
    至50、曲げ弾性率が1000乃至2000Kg/cm2からな
    り、前記蓋体が硬質プラスチツク製の基板と、そ
    の基板上に積層された弾性体と、その弾性体を被
    覆する合成樹脂シート製の表面材とからなること
    を特徴とする車両用コンソールボツクス。
JP15789383U 1983-10-12 1983-10-12 車両用コンソ−ルボツクス Granted JPS6065149U (ja)

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JP15789383U JPS6065149U (ja) 1983-10-12 1983-10-12 車両用コンソ−ルボツクス

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Publication Number Publication Date
JPS6065149U JPS6065149U (ja) 1985-05-09
JPH0244978Y2 true JPH0244978Y2 (ja) 1990-11-29

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ID=30347986

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JP15789383U Granted JPS6065149U (ja) 1983-10-12 1983-10-12 車両用コンソ−ルボツクス

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542846A (en) * 1978-09-25 1980-03-26 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> Manufacture of pattern printed molding and molded product

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542846A (en) * 1978-09-25 1980-03-26 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> Manufacture of pattern printed molding and molded product

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JPS6065149U (ja) 1985-05-09

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