JPH0640227B2 - 正帯電性トナ−組成物 - Google Patents

正帯電性トナ−組成物

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JPH0640227B2
JPH0640227B2 JP59052757A JP5275784A JPH0640227B2 JP H0640227 B2 JPH0640227 B2 JP H0640227B2 JP 59052757 A JP59052757 A JP 59052757A JP 5275784 A JP5275784 A JP 5275784A JP H0640227 B2 JPH0640227 B2 JP H0640227B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真法に用いられる正帯電性トナー組成
物に関する。
従来、電子写真・静電記録等における現像方法として
は、大別して乾式現像法と湿式現像法とがある。前者
は、更に二成分系現像剤を用いる方法と、一成分系現像
剤を用いる方法として二分される。
二成分系現像方法に属するものには、トナーを搬送する
キャリヤーの種類により、鉄粉キャリヤーを用いるマグ
ネットブラシ法,ビーズ・キャリヤーを用いるカスケー
ド法,ファーを用いるファーブラシ法等がある。
一成分系現像方法に属するものには、トナー粒子を噴霧
状態にして用いるパウダークラウド法,トナー粒子を直
接的に静電潜像面に接触させて現像する接触現像法(コ
ンタクト現像,又はトナー現像ともいう)、トナー粒子
を静電潜像面に直接接触させず、トナー粒子を荷電して
静電潜像の有する電界により該潜像面に向けて飛行させ
るジャンピング現像法,磁性の導電性トナーを静電潜像
面に接触させて現像するマグネドライ法等がある。
二成分系現像方法では、必然的にキャリヤー粒子とトナ
ー粒子との混合現像剤を用い、通常現像過程の進行によ
りトナー粒子はキャリヤー粒子に比らべ遥かに大量に消
費させるか、両者の混合比が変化し、もって顕画像の濃
度が変動し、又、消費され難いキャリヤー粒子の長時間
使用による劣化により画質が低下する等の欠点を本来有
している。
他方、一成分系の現像方法では、磁性トナーを用いるマ
グネドライ法及び磁性トナーを用いないコンタクト現像
法は、トナーが被現像面の全面、即ち画像部,非画像部
に無差別に接触し、これがために非画像部にまでもトナ
ーが付着し易いので所謂地カブリとなって汚れが生じ易
い問題があった(このカブリ汚れの点については二成分
系現像法においても同様に生じる欠点であった)。又、
パウダークラウド法においてもパウダー状態のトナー粒
子が非画像部に付着することは避けられず、同じく地カ
ブリが除去できない欠点を有している。
この点、特開昭54−43027号公報、特開昭55−
18656号公報等で提案される、静電像を表面に保持
する静電像保持体と、絶縁性トナーを表面に担持するト
ナー担持体とを現像部において一定の間隙を設けて配置
し、トナーをトナー担持体上に前記間隙よりも薄い厚さ
に担持させ、該トナーを現像部において前記静電像保持
体に転移させ現像する方法は、静電荷のない非画像部で
は、上述のカブリが出にくいという長所を有している。
又、キャリヤー粒子を用いないので、上述した混合比の
変動という事態もなく、更にキャリヤー粒子の劣化もな
く、忠実性が高く画質の安定した静電像現像方法である
と言える。しかしながら、この方法の問題点として、ト
ナー担持体上のトナー層が均一である必要があり、そう
でない場合、画像の濃度ムラや地カブリが発生し、見苦
しい画像しか得られない。そこでトナー担持体上でのト
ナーの搬送性を向上させるため、トナー担持体中に磁石
を配置して磁性体を含有するトナーを用いることが行な
われており、この方法によれば均一な薄層コートを比較
的安定に得ることができるが、トナーが磁性体を含んだ
ために、定着性の悪化,感光体のいたみやすさの増大,
有彩色トナーの色相悪化等の問題が生じる虞れがある。
そこで、静電像を表面に保持する静電像保持体と、トナ
ーを表面に担持するトナー担持体とを現像部において一
定の間隙をおいて配置し、外部磁場5000Oeに於ける
飽和磁化10emu/g以下のトナーを、トナー担持体上
に前記間隙よりも薄い厚さに担持させ、該トナーを現像
部において前記静電保持体に転移させて行なう現像方法
が考えられる。この方法だと、現像に関しては一成分ジ
ャンピング現像の利点を生かせるのはもちろんのこと、
トナー中の磁性体の有無に拘らず、トナー担持体上にト
ナーをきれいにコートできる。しかしながら、現像剤総
量が変化すること等により、トナーに常に均一な帯電を
与えることができない場合も生じ、それによるトナーコ
ート状態の不良が起きやすい。
また、このような乾式現像用トナーに用いられる正電荷
制御剤としては、例えば一般に、第4級アンモニウム化
合物および有機染料、特に塩基性染料とその塩がある。
通常の正電荷制御剤は、ベンジルメチル−ヘキサデシル
アンモニウムクロライド,デシル−トリメチルアンモニ
ウムクロライド,ニグロシン塩基,ニグロシン,サフラ
ニンγ及びクリスタルバイオレット等である。特にニグ
ロシン塩基及び、ニグロシンがしばしば正電荷制御剤と
して用いられている。これらは、通常熱可塑性樹脂に添
加され、熱溶融分散し、これを微粉砕して、必要に応じ
て適当な粒径に調製され使用される。
しかしながら、これらの電荷制御剤としての染料は、構
造が複雑で性質が一定していなくて安定性に乏しい。ま
た、熱混練時の分解,機械的衝撃,摩擦,温湿度条件の
変化,などにより分解又は変質し易く、荷電制御性が低
下する現象を生じ易い。
従って、これらの染料を荷電制御剤として含有したトナ
ーを複写機に用いて現像すると、複写回数の増大に従
い、荷電制御剤が分解あるいは変質し、耐久中にトナー
の劣化を引き起こすことがある。
又、一般に正帯電性として知られている物質は、その多
くが暗色であり、鮮やかな有彩色現像剤に含有させるこ
とができないという欠点がある。
又、これらの正荷電制御剤は、熱可塑性樹脂中に均一に
分散する事が極めて困難であるため、粉砕して得られた
トナー粒子間の摩擦帯電量に差異を生じるという致命的
欠点を有している。このため、従来、分散をより均一に
行なうための種々の方法が行なわれている。例えば、塩
基性ニグロシン染料は、熱可塑性樹脂との相溶性を向上
させるために、高級脂肪酸と造塩して用いられるが、し
ばしば未反応分の脂肪酸あるいは、塩の分散生成物が、
トナー表面に露出して、キャリヤーあるいは、トナー担
持体を汚染し、トナーの流動性低下やカブリ,画像濃度
の低下を引き起こす原因となっている。あるいは、これ
らの荷電制御剤の樹脂中への分散向上のために、あらか
じめ、荷電制御剤粉末と樹脂粉末とを機械的に粉砕混合
してから熱溶融混練する方法もとられている。しかし、
本来の分散不良性は回避する事ができる。未だ実用上充
分な荷電の均一さは得られていないのが現状である。
又、正荷電制御剤は、親水性ものが多く、これらの樹脂
中への分散不良のために、溶融混練後、粉砕した時に、
染料がトナー表面に露出する。従って、高湿条件下での
該トナーの使用時には、これら、荷電制御剤が親水性で
あるがために良質な画像が得られないという欠点を有し
ている。
この様に、従来の正荷電制御剤をトナーに用いた際に
は、トナー粒子間に於いて、あるいは、トナーとキャリ
ヤー間、トナーとスリーブのごときトナー担持体間に於
いて、トナー粒子表面に発生する電荷量にバラツキを生
じ、現像カブリ,トナー飛散,キャリヤー汚染等の障害
が発生し易い。またこの障害は、複写枚数を多く重ねた
際に顕著な現象となって現われ、実質上、複写機には適
さない結果となる。
さらに、高湿条件下に於いては、トナー画像の転写効率
が著しく低下し、使用に耐えないものが多い。常温常湿
に於いてさえも、該トナーを長期保存した際には、用い
た正荷電制御剤の不安定性のために、変質を起こし、使
用不可能になる場合が多い。
本発明の目的は、上記の如き欠点を改良した正帯電性ト
ナーを提供することにある。
即ち、本発明の目的は、トナーとキャリヤとの比、現像
剤総量の変化等への依存性の少ない正帯電性トナーを提
供することにある。
即ち、本発明の目的は、連続使用特性等の耐久性に優れ
た正帯電性トナーを提供することにある。
本発明の他の目的は、高温高湿や低温低湿などの環境変
化に対しても安定である正帯電性トナーを提供すること
である。
即ち本発明は結着樹脂中に下記一般式にて表わされる染
料をレーキ化した顔料を含むことを特徴とする正帯電性
トナー組成物 [式中、R,R,R及びRは夫々独立に水素,
水酸基,或はアルコキシ基で置換されてもよい低級アル
キル基を示し、R及びRは夫々独立に水素,フェニ
ル基,水酸基,或はアルコキシ基で置換されてもよい低
級アルキル基,同フェニル基を示し、Rはフェニル基
を示し、Aはアニオンを示す。] 本発明に使用される染料の例として、下記が挙げられ
る。
(1) (2) (3) 上記染料のレーキ化は公知の方法で実施される。
例えば染料の酢酸水溶液にレーキ化剤の水溶液を添加し
てレーキ顔料を沈殿せしめる。又は染料の酢酸水溶液に
体質顔料を懸濁させ、その後レーキ化剤の水溶液を添加
してレーキ顔料を体質顔料の表面に析出させる。レーキ
顔料をろ別水洗後乾燥する。上記レーキ化剤としてはり
んタングステンモリブデン酸、りんタングステン酸、り
んモリブデン酸の水溶性塩及びフェロシアン、フェリシ
アンのような錯陰イオンを含む水溶性塩などがある。レ
ーキ化剤として有機酸塩を用いることもできるが、たと
えば没食子酸レーキでは、荷電特性がさほど良好ではな
い。これは、有機酸レーキでは、樹脂とレーキの相溶性
がよいために、帯電特性の不良な樹脂の性質が顕著に現
われることによると思われる。
上記本発明のトナー組成物を用いる現像方法としては、
静電像を表面に保持する静電像保持体と、トナーを表面
に担持するトナー担持体とを現像部において一定の間隙
をおいて配置し、外部磁場5000Oeに於ける飽和磁化
10emu/g以下のトナーを、トナー担持体上に前記間
隙よりも薄い厚さに担持させ、該トナーを現像部におい
て前記静電保持体に転移させて行なう現像方法が好まし
い。
本発明者らは上記現像方法を用いて従来知られている非
磁性または磁性の弱いトナーを種々検討した結果、前述
した欠点を解決する為には、磁性トナーを使用する現像
方法に比べて現像部においてトナー担持体上のトナーが
有する静電荷量のより精密な制御が重要であることを見
出した。すなわち、絶縁体非磁性トナーを用いる現像方
法において、例えば電荷量が低いとトナー担持体上にト
ナーが均一に塗布されない現像が生じて、もちろん現像
できず、また電荷量を上げて、たとえ均一に塗布される
状態をつくってもその値が適切でない場合は地かぶりが
生じやすくなり、逆にその値が十分高すぎるとトナー担
持体との静電的引力が強すぎてトナーが静電像保持体へ
転移しにくくなり、その結果、画像濃度の低下,低品位
画像の出現を引起こすことになってしまう。さらに同様
な理由により、くり返し使用あるいは環境変動に伴うト
ナー電荷量の変化により画像の質は大きい影響を受け
る。それ故、その電荷量の安定性の確保が極めて重要で
ある。またトナーとトナー担持体との物理的付着力がト
ナー担持体からトナーを転移させるのに明らかに影響を
及ぼし、例えばトナー個々の自由度が小さくトナー担持
体上のトナー層中のトナー塗布密度が大きい場合には画
像濃度が低く低解像力の低品位画像になってしまうの
で、その物理的付着力の増大の防止も極めて重要であ
る。
本発明者は、鋭意研究する結果、上述の如き、レーキ顔
料をトナーに含有させた場合、優れた種種の特性を示す
電子写真用トナーが得られることを見出した。そしてさ
らにこの現像剤を上記現像方法に適用するのが非常に有
効であることを見出した。
即ち、レーキ顔料を含有させたトナーは、摩擦帯電性が
高く、繰返し連続写真に対する耐久性が良好で、上記現
像方法にこれを適用した場合、高温高湿や、低温低湿の
環境下でも安定した画質の画像を長期にわたってとり出
すことが可能となった。
本発明におけるレーキ顔料をトナーに含有させる方法と
しては、現像剤内部に添加する方法と外添する方法とが
ある。内添する場合は、制御剤の含有量は樹脂100wt
%に対し、0.1〜50wt%が望ましく、中でも特に
0.5〜20wt%がより望ましい。また、外添する場合
は、樹脂100wt%に対し、0.01〜40wt%が望ま
しく、特に0.05〜10wt%がより望ましい。
本発明の現像方法において用いられるトナー用の結着樹
脂としては、従来電子写真用トナー結着樹脂として知ら
れる各種の材料樹脂が用いられる。
例えばポリスチレン,ポリスチレン・ブタジエン共重合
体,スチレン・アクリル共重合体等のスチレン系共重合
体,ポリエチレン,ポリエチレン酢酸ビニル共重合体,
ポリエチレンビニルアルコール共重合体のようなエチレ
ン系共重合体,フェノール系樹脂,エポキシ系樹脂,ア
リルフタレート樹脂,ポリアミド樹脂,ポリエステル樹
脂,マレイン酸系樹脂等である。またいずれの樹脂もそ
の製造法等は特に制約されるものではない。これは従来
エマルジョン重合等で製造した樹脂は不純物が含まれ易
く使いずらかったものが本発明により容易に使用が可能
になり、樹脂選択の範囲も大きく広がる。これも本発明
の大きな効果である。
本発明のトナーに用いる着色材料としては、従来公知の
カーボンブラック,染料,顔料などの色材が使用でき
る。
又、トナーに必要に応じシリカ,アルミナ等の流動性向
上体を添加しても良い。
磁性トナーを得たい場合にはトナー中に磁性微粒子を添
加すればよい。磁性物質としては磁性を示すが、磁化可
能な材料であればよく、例えば鉄,マンガン,ニッケ
ル,コバルト,クロムなどの金属,マグネタイト,各種
フェライト,マンガン合金,その他の強磁性合金などが
あり、これらを微粉末としたものが使用できる。
以下本発明のトナーの使用態様について図を用いて詳細
に説明する。
第1図は絶縁性トナーを用いた静電潜像現像法及び現像
装置の実施態様の一例を示す。図中、1は円筒状の静電
像保持体であり、例えば公知の電子写真法であるカール
ソン法又はNP法によってこれに静電潜像を形成せしめ
て、トナー供給手段であるホッパー3内の絶縁性トナー
5をトナー担持体2上にトナー層の層厚を規制して塗布
する塗布手段4により塗布されたトナー5で現像する。
トナー担持体2は円筒状のステンレス鋼からなる現像ロ
ーラである。この現像ローラの材質としてアルミニウム
を用いても良いし、他の金属でも良い。のた金属ローラ
の上にトナーをより所望の極性に摩擦帯電させるため樹
脂等を被覆したものを用いてもよい。さらにこの現像ロ
ーラは導電性の非金属材料からできていてもよい。この
トナー担持体2の両端には図示されていないが、その軸
に高密度ポリエチレンからなるスペーサ・コロが入れて
ある。このスペーサ・コロを静電像保持体1の両端につ
き当てて現像器を固定することにより、静電像保持体1
とトナー担持体2との間隔をトナー担持体2上に塗布さ
れたトナー層の厚み以上に設定し保持する。この間隔は
例えば100μ〜500μ,好ましくは150μ〜30
0μである。この間隔が大きすぎると静電像保持体1上
の静電潜像によるトナー担持体2上に塗布された非磁性
トナーに及ぼす静電力は弱くなり、画質は低下し、特に
糊線の現像による可視化は困難となる。またこの間隔が
狭すぎるとトナー担持体2上に塗布されたトナーがトナ
ー担持体2と静電像保持体1との間で圧縮され凝集され
てしまう危険性が大となる。6は現像バイアス電源であ
り、導電性トナー担持体2と静電像保持体1の背面電極
との間に電圧を印加できるようにしてある。この現像バ
イアス電圧は特願昭53−92108号に記載した如き
現像バイアス電圧である。
第2図は実施態様の別の一例である。同図において、1
は静電像保持体、2はトナー担持体、5は本発明で特定
したトナー、3はホッパ、9はクリーニングブレード、
10はトナー供給部材を示す。16は振動部材、17は
振動発生手段、16aは永久磁石、16bは支持バネ、
17aは心、17bは巻線である。巻線17bに交流を
加えて、振動部材16を適当な振幅振動数で振動させ、
等速回転中のトナー担持体2の上に均一なトナー塗布層
を形成させトナー担持体2と静電像保持体1とをトナー
塗布層の厚みより大きな間隙を保って対局させ非磁性ト
ナーを静電像へ飛翔せしめて現像するのである。振動部
材16の振動はトナー担持体2に直接接しない程度であ
ればどの程度でも良いが、トナー塗布層の厚みが5〜1
00μ程度で均一になるように振動数,振幅を制御する
のが良い。又トナー担持体2と静電像保持体1との間に
交流又は/及び直流の現像バイアス電圧を印加すること
も可能である。
第3図は実施態様の別の一例である。同図において1は
静電像保持体、2はトナー担持体、3は現像容器、5は
本発明で特定した絶縁性トナー、6は現像バイアス電
源、9はトナークリーニング部材、35は塗布ローラ、
36はその表面に固着せしめた繊維ブラシ、40は塗布
用バイアス電源を示す。トナー5を塗布ローラ35を回
転させ、ブラシ36で搬送してトナー担持体2の上に均
一に塗布し、静電像保持体1の静電像へ飛翔させて現像
する。トナー担持体2と塗布ローラ35との間隙はトナ
ー担持体2上に5〜100μ程度の均一なトナー層を形
成するように調整し、均一なトナー塗布のために塗布用
バイアス電源40でバイアス電圧を印加してもよい。静
電像保持体1とトナー担持体2との間隙は上記トナー層
厚より大きくなるようにし現像に際しては現像バイアス
電源6より現像バイアスを印加してもよい。
第4図は実施態様の別の一例である。同図において1は
静電像保持体、2はトナー担持体、5は本発明で特定し
た一成分トナー、43は現像器、48は磁気ローラで、
49はその非磁性スリーブ、50は磁石、52は磁気ブ
ラシ、53は一成分トナー又はトナーと磁性キャリヤー
とが混合された二成分現像剤を示す。非磁性スリーブ4
9上に磁性キャリヤーを磁力で保持してブラシ化したス
リーブ49を回転することにより、トナーあるいは現像
剤53を上記キャリヤブラシで汲み上げてこのトナー担
持体2上に接触塗布することにより均一なトナー層5を
形成する。その際キャリヤは磁力により磁気ローラ48
上に保持されているためトナー担持体2上に移ることは
ない。次いでトナー担持体2上から静電像保持体1上へ
飛翔現像する。磁気ローラ48とトナー担持体2の間隙
はトナー担持体2上のトナー層厚が5〜100μ程度に
なるように調製する。トナー担持体2と静電像保持体1
との間隙はトナー層厚より大きくなるよりにしトナー担
持体2に現像バイアス電圧を印加してもよい。
第5図は実施態様の別の一例を示す図である。同図にお
いて1は静電像保持体、2はトナー担持体、3はホッパ
ー、6は現像用バイアス電源、5は本発明で特定した一
成分トナー、50は固定磁石、52はキャリヤトナー混
合物による磁気ブラシ、58はトナー厚規制用ブレード
を示す。トナー担持体2上に形成された磁気ブラシ52
をトナー担持体2を回転させることで循環させ、ホッパ
ー3中のトナーをとり込んでトナー担持体2上に均一に
薄層コートさせる。次いでトナー担持体2と静電像保持
体1とをトナー層厚より大きな間隙で対局させトナー担
持体2上の一成分トナー5を静電像保持体1上の静電荷
像上へと飛翔現像させる。トナー層の厚さは磁気ブラシ
52の大きさ、即ちキャリヤ量及び規制ブレード58で
制御する。静電像保持体1とトナー担持体2との間隙は
トナー層厚より大きめにとりバイアス電源6から現像バ
イアスを印加しても良い。
実施例1 なる組成を有する正帯電性トナー(平均粒径10μ)を
作成した。
一方、液化亜鉛100重量部,スチレン−ブタジエン共
重合体20重量部,n−ブチルメタクリレート40重量
部,トルエン120重量部,ローズベンガル1%メタノ
ール溶液4重量部からなる混合物をボールミルにて6時
間分散混合した。これを0.05mm厚のアルミニウム板
に乾燥塗布厚が40μになるようにワイヤーバーにて塗
布し、温風にて溶剤を蒸散させ酸化亜鉛バインダー系感
光体を作成してドラム状とした。この感光体に−6kVの
コロナ放置を行ない全面一様に帯電した後、原画像照射
を行ない静電潜像を形成した。前記トナーを第1図に示
したような現像装置に入れ、上記形成した静電潜像を現
像した。この場合、トナー担持体2は外径50mmのステ
ンレス製円筒スリーブとし前記感光ドラム表面−スリー
ブ表面間距離0.25mmに設定し、スリーブに400Hz
1000Vの交流及び−150Vの直流バイアスを印加
した。
次いで転写紙の背面により−7kVの直流コロナを照射し
つつ粉像を転写し、被写画像を得た。定着は市販の普通
紙複写機(商品名、NP−5000、キャノン製)を用
いて行なった。
得られた転写画像は濃度が充分高く、かぶりも全くなく
画像周辺のトナー飛び散りがなく、解像力の高い良好な
画像であった。上記トナーを用いて連続して耐久性を調
べたが10,000枚後の転写画像も初期の画像と比較
して全くそん色のない画像であった。また、環境条件を
35℃,湿度35%にしたところ画像濃度は常温常湿と
ほとんど変化がなく、かぶりや飛び散りもなく、鮮明な
画像が得られ、耐久性も10000枚までほとんど変化
なかった。次に10℃,湿度10%の低温低湿度におい
て転写画像を得たところ、画像濃度も高く、ベタ黒部も
極めて滑らかに現像,転写され飛び散りや中抜けのない
優秀な画像であった。この環境条件で連続及び間けつで
コピーしたがやはり10000枚まで濃度変動は±0.
2と実用上充分であった。
又実施例1のトナーを第2図に示す装置に投入し、振動
部材16を振動数約50Hz,振幅0.2mmで振動させ、
トナー担持体2を周速120mm/secで回転させるとト
ナー担持体上には約50μ厚の均一なトナー塗布層が形
成しトナー担持体2と静電像保持体1とを約300μの
間隙を保って対向させて、トナー担持体2に周波数10
0〜数キロHz,マイナスピーク値−660〜−1200
V及びプラスピーク値+400〜+800Vのバイアス
交流電界を与えて現像を行ったところ、同様の良好な結
果が得られた。
又実施例1で示すトナーを、トナー保持体2と塗布ロー
ラ35の間隙を約2mm、繊維ブラシ36の長さを約3mm
と設定した第3図に示す現像装置に投入し、現像ローラ
と静電像保持体との間隙を300μに保ち、約80μの
トナー層を現像ローラ上に形成させ交流波形として、周
波数200Hz電圧のピーク値±450Vに直流成分−2
50Vを加えて、電圧のピーク値−700V及び+20
0Vを与えて現像したところ、同様の良好な結果が得ら
れた。
又実施例1のトナー20gを予め鉄粉キャリヤ20gと
混合し、その混合物を規制ブレード58とトナー担持体
2との間隙が約250μとなるように設定した第5図の
現像器に投入し、現像ローラと静電像保持体との間隙を
300μに保ち、約80μのトナー層を現像ローラ上に
形成させ交流波形として、周波数200Hz電圧のピーク
値±450Vに直流成分−250Vを加えて、電圧のピ
ーク値−700V及び+200Vを与えて現像したとこ
ろ、同様の良好な結果が得られた。
実施例2 なる組成を有する正帯電性トナー(平均粒径9μ)を作
成し、第1図に示した現像装置に入れ、実施例1と同様
に行ない、同様の良好な結果を得た。
又実施例2のトナーをトナー担持体2と磁気ローラ48
との間隙が約2mm、磁気ブラシ52の最高厚約3mmとな
るように設定した第4図に示す現像装置に投入し、現像
ローラと静電像保持体との間隙を300μに保ち、約8
0μのトナー層を現像ローラ上に形成させ交流波形とし
て、周波数200Hz電圧のピーク値±450Vに直流成
分−250Vを加えて、電圧のピーク値−700V及び
+200Vを与えて現像したところ、同様の良好な結果
が得られた。
実施例3 なる組成を有する正帯電性トナー(平均粒径10μ)を
作成し、第1図に示した現像装置に入れ、実施例1と同
様に行ない、同様の良好な結果を得た。
実施例4 なる組成を有する正帯電性トナー(平均粒径10μ)を
作成し、第2図に示す現像装置に入れ、実施例1と同様
に行なったところ、実施例1と同様の良好な結果を得
た。
以上説明したように、ジフェニルメタン系染料のレーキ
顔料を含有させたトナーは、 摩擦帯電性が高い、色調を損ねることなく、赤・茶
等のトナーが得られる。
更にこのトナーを特に静電像を表面に保持する静電像保
持体と、トナーを表面に担持するトナー担持体とを現像
部において一定の間隙をおいて配置し、外部磁場500
0Oeに於ける飽和磁化10emu/g以下のトナーを、ト
ナー担持体上に前記間隙よりも薄い厚さに担持させ、該
トナーを現像部において前記静電保持体に転移させて行
なう現像方法に用いた場合、繰返し連続複写に対する
耐久性が良好で、安定した画質の画像を長期にわたって
出せる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第3図,第4図及び第5図は本発明に
係る現像方法の実施に用いる現像装置の異る形態を示す
断面図である。 1……静電像保持体、2……トナー担持体 3……ホッパー、4……トナー塗布手段 5……一成分非磁性トナー、6……現像バイアス電源 9……トナークリーニングブレード 10……トナー供給部材、35……塗布ローラ 36……繊維ブラシ、40……塗布用バイアス電源 48……磁気ローラ、49……非磁性スリーブ 50……永久磁石、52……磁気ブラシ 53……一成分非磁性トナー又はそれと磁性キャリヤと
の混合した二成分現像剤 58……規制ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 武志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 今井 栄一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−113738(JP,A) 特開 昭52−60624(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結着樹脂中に、下記一般式にて表される染
    料をレーキ化した顔料を含むことを特徴とする正帯電性
    トナー組成物 [式中、R,R,R及びRは夫々独立に水素,
    水酸基,或はアルコキシ基で置換されてもよい低級アル
    キル基を示し、R及びRは夫々独立に水素,フェニ
    ル基,水酸基,或はアルコキシ基で置換されてもよい低
    級アルキル基,同フェニル基を示し、Rはフェニル基
    を示し、Aはアニオンを示す。
JP59052757A 1984-03-19 1984-03-19 正帯電性トナ−組成物 Expired - Lifetime JPH0640227B2 (ja)

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JPS52113738A (en) * 1976-03-19 1977-09-24 Canon Inc Electrostatically developing toner

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