JPH0637127U - シート分配ケース - Google Patents

シート分配ケース

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JPH0637127U
JPH0637127U JP7888792U JP7888792U JPH0637127U JP H0637127 U JPH0637127 U JP H0637127U JP 7888792 U JP7888792 U JP 7888792U JP 7888792 U JP7888792 U JP 7888792U JP H0637127 U JPH0637127 U JP H0637127U
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JP7888792U
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嘉三 村本
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呉羽化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートが収納されているケース本体に対して
蓋体を閉じたときに、この蓋体がケース本体に確実に保
持され、蓋体が開いてシートが露出するのを防止できる
ようにする。 【構成】 ケース本体10の前側面12の両側部に側方
へ突出する突出片12bが形成されている。この突出片
12bは前側面12から接着片12dを折曲げることに
より形成される。ケース本体10と一体に形成された蓋
体16では、掩蓋面18の側方に突出片18bが形成さ
れている。掩蓋面18と接着片18dを折曲げるときに
前記突出片18bが接着片18dから立ち上り、よって
接着片18dには孔部18cが形成される。蓋体16を
ケース本体10に対して閉じると、突出片12bが孔部
18cと嵌合し、蓋体16が浮き上がるのを防止でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品包装に用いるラップフィルムまたはアルミ箔などのシートを、 所定長さ引き出して切断するシート分配ケースに係り、特に前記シートが収納さ れたケース本体が蓋体により閉じられたときに、この蓋体がケース本体の開口部 から浮き上がるのを防止できるようにしたシート分配ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来のラップフィルムを収納したシート分配ケースを示す斜視図で あり、図11はその断面図である。この従来例は例えば実公昭61-22823号公報に 開示されているものと同種のものである。 図10において、符号1は厚紙を折曲げることにより形成されたケース本体で ある。このケース本体1は、底面1aと、両端面1b,1cと、前側面1dと、 背面1eとを有し、上方に開口部1fが形成された5面体の箱である。ケース本 体1の背面1eの上縁部には、蓋体2が一体に接続されている。この蓋体2は、 前記開口部1fを塞ぐ上蓋面2aと、前側面1dの前方に重ねられる掩蓋面2b とを有している。ケース本体1と蓋体2とは厚紙により一体に形成されており、 ケース本体1の背面1eと、蓋体2の上蓋面2aとの境界部が折り癖をつけたヒ ンジ部3となっている。また掩蓋面2bの前縁部には、鋸刃を有する切断部材4 が取付けられている。
【0003】 コアにラップフィルムWが巻かれたフィルムロール5はケース本体1内に収納 されている。ラップフィルムWはケース本体1の上方の開口部1fから前側面1 dと掩蓋面2bとの間へ導かれて外方へ引き出される。ラップフィルムWが所望 の長さに引き出された後、ケース本体1と引き出されたラップフィルムWとを相 対的に捻るなどして、切断部材4の鋸刃によりラップフィルムWが切断される。 また図10に示す従来例では、前側面1dの外面中央部で且つ掩蓋面2bが重ね られる部分にフィルム保留手段として粘着材6が設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この種のシート分配ケースでは、ラップフィルムWをケース本体1から所望の 長さ引き出して切断するときに、上蓋面2aあるいは掩蓋面2bが指でケース本 体1の方向へ押され、図11にて実線で示すように、上蓋面2aにより開口部1 fが覆われ且つ掩蓋面2bが前側面1dの前方を覆う状態となるる。そして、前 側面1dと掩蓋面2bとの間にラップフィルムWが挟み込まれた状態で切断部材 4により切断される。
【0005】 ところがこの切断作業後に、ケースから手を離すと、図11にて破線で示して いるように、ヒンジ部3の厚紙の弾性復帰力により、上蓋面2aが上方へ自然に 持ち上げられ、上蓋面2aが開口部1fから離れ、これとともに掩蓋面2bが前 側面1dから離れる。この掩蓋面2bが前側板1dから離れることにより、フィ ルムロール5から引出され粘着材6により前側面1dの前方に留められているラ ップフィルムが露出してしまう。
【0006】 この種のラップフィルムWは、食品を包むものであるため、保管状態のときに 前側面1dの前方に露出させておくのは衛生上好ましくない。また上蓋面2aが ケース本体1の開口部1fから離れると、この開口部1fの閉鎖が不完全となる ため、ケース本体1内に収納されているフィルムロール5も外気にさらされて衛 生上好ましくない状態におかれることになる。
【0007】 また、掩蓋面2bが前側面1dから離れてしまうと、前側面1dの前面に留め られているラップフィルムのうち粘着材6に圧着していない部分が捲れ上がって しまう。さらにこの捲れ上がりにより粘着材6からラップフィルムWが離れるこ とがあると、前側面1dの前面にフィルムが留まっていられず、フィルムロール 5に巻き戻されてしまう。ラップフィルムWがフィルムロール5に巻き戻されて しまうと、次にラップフィルムを引出すときにフィルムロール5の表面からのフ ィルム引出し端部が解らなくなり、非常に不便である。
【0008】 本考案は上記従来の課題を解決するものであり、蓋体を閉じてラップフィルム などのシートを切断し、その後に蓋体から手を離したときに、蓋体がケース本体 に閉じられた状態を維持できるようにしたシート分配ケースを提供することを目 的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、底面、前側面、背面ならびに2つの端面を有し且つ1面に開口部が 形成された箱状のケース本体と、このケース本体と一体に設けられた蓋体とを有 し、前記蓋体には、前記ケース本体の背面に接続されて前記開口部を閉鎖する上 蓋面と、閉じられた状態でケース本体の前側面に重なる掩蓋面と、上蓋面と掩蓋 面の端部どうしを接続する側蓋面とが設けられ、且つ前記ケース本体内から引き 出されたシートを切断する切断部材が設けられたシート分配ケースにおいて、前 記ケース本体には外方へ突出する突出片が設けられ、前記蓋体には、前記上蓋面 が開口部を閉じたときに、前記突出片が嵌合する孔部が形成されていることを特 徴とするものである。
【0010】 具体的な構造としては、蓋体の材料である紙材が展開された状態にてほぼコの 字状の切断線が形成され、この切断線の部分にて紙材が折曲げられることにより 、切断線で囲まれた部分が立ち上がって前記突出片が形成され、同様にケース本 体の材料である紙材が展開された状態にてほぼコの字状の切断線が形成され、こ の切断線の部分で紙材が折曲げられることにより、切断線で囲まれた部分に前記 孔部が形成されるものである。
【0011】
【作用】
上記手段では、ラップフィルムなどのシートがケース本体内のロールから引き 出され前側面と掩蓋面との間に導き出されるが、このとき蓋体をケース本体に対 して指により閉じる方向に押さえると、ケース本体に形成された突出片が蓋体に 形成された孔部に嵌合する。その結果、引き出されたシートを切断した後に蓋体 から手を離しても、蓋体が自然に開くことがなく、よってラップフィルムなどの シートが露出することがない。
【0012】 また前記突出片と孔部の成形は、例えばケース本体や蓋体の材料である紙材の 展開状態のときに、外形のトリミング作業と同時にほぼコの字状の切断線を入れ ておく。この切断線は、ケース本体および蓋体を形成する際に折曲げられる部分 に設けておく。ケース本体と蓋体を形成する際に紙材を折曲げると、ケース本体 側ではコの字状の切断線に囲まれた部分が立ち上がって前記突出片が形成され、 また蓋体側では同じく切断線で囲まれた部分が立ち上がるが、この立ち上りによ り残された側に前記孔部が形成されることになる。
【0013】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案によるシート分配ケースとして食品包装用のラップフィルムを収 納しているものを示す斜視図、図2は図1に示すシート分配ケースの一部を示す 部分展開斜視図、図3と図4は蓋体が開いた状態と閉じた状態を示すシート分配 ケースの側面図、図5は図4のV−V線の部分断面図、図6と図7は蓋体側とケ ース本体側の紙材を展開した部分展開図である。 図1に示すラップフィルムの収納ケースは、厚紙により形成されているもので ありケース本体10と蓋体16とから構成されている。ケース本体10は、底面 11、前側面12、背面13ならびに、底面11と前側面12と背面13の両側 端部どうしをつなぐ2つの端面14とにより5面が覆われ且つ上方の1面が開口 部15となる直方体形状の箱となっている。蓋体16は、前記開口部15を塞ぐ 上蓋面17と、その先端にてほぼ直角に折曲げられた掩蓋面18と、上蓋面17 と掩蓋面18の両端部どうしを接続する一対の側蓋面19,19とから構成され ている。
【0014】 前記ケース本体10と蓋体16は共に厚紙により一体に形成されているもので あり、ケース本体10の背面13と蓋体16の上蓋面17との境界部分は、厚紙 に折り癖をつけたヒンジ部Hとなっている。 前記蓋体16の掩蓋面18の下縁部18aはほぼV字形状となっており、この 下縁部18aに沿って鋸刃20aを有する切断部材20が取付けられている。ケ ース本体10の前側面12の前面の左右ほぼ中央位置であって掩蓋面18で覆わ れる部分には、フィルム保留部21が形成されている。このフィルム保留部21 は、粘着材の層が設けられた粘着部21aとその表面を二重丸状に覆う樹脂層2 1bとから構成されている。この樹脂層21bを設けることにより、粘着部21 aの面積を適度な広さとし、引出されたラップフィルムWが過剰な粘着力により 留められるのを防止している。
【0015】 前記ラップフィルムWはコアに円筒状に巻かれたものであり、この巻かれたフ ィルムロール5がケース本体10内に収納されている。このラップフィルムWは 例えば塩化ビニリデン系、塩化ビニール系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系 、あるいはブタジエン系などの合成樹脂フィルムである。 前記ケース本体10の前側面12の左右端部には、両側方へ突出する突出片1 2b,12bが設けられている。図2に拡大して示すように、この突出片12b はほぼ長方形であり、その先端上下の角部には所定曲率の面取部r1が形成され ている。また蓋体16の掩蓋面18の左右端部にも側方に突出する突出片18b が形成され、側蓋面19側には前記突出片18bに隣接する孔部18cが形成さ れている。
【0016】 図7は、ケース本体10の一部の展開図であり、組み立てられたときにケース 本体10の内面となる側を手前に向けて示している。 組み立てられたときに前側面12となる部分の縁部には補強片12aが連続し て設けられ、また両側部には接着片12dが連続して形成されている。図7に示 す折曲線L1にて直角に谷折りすることにより、ケース本体10の底面11と前 側面12とが直角に形成される。また折曲線L2において180度谷折りするこ とにより補強片12aが前側面12の内側に密着する。この密着面を接着するこ とにより、図2に示すように、前側面12が補強片12aにより補強される。
【0017】 また図7に示す折曲線L3にて直角に谷折りして、図2に示すように背面13 から折曲げられた接着片13aの外面に前記接着片12dを接着し、さらに折曲 線L4にて直角に谷折りされた端面14を接着片12dの外面に重ねて接着する ことによりケース本体10が組み立てられる。 また図7に示す展開状態のとき、折曲線L3の部分を始点として接着片12d の方向に延びる切断線Laを形成する。この切断線Laはほぼコの字形状であり その角部は所定曲率にて円弧状となっている。折曲線L3により接着片12dが 直角に谷折りされるとき、切断線Laで囲まれた部分が接着片12dから立ち上 がり、前側面12と同一面でかつ側方へ突出する突出片12bが形成される。な お直角に折曲げられた接着片12dには突出片12bが抜けることにより穴12 cが残る。
【0018】 図6は蓋体16の一部分の展開図であり、組み立てられたときに蓋体16の外 面となる側を手前に向けて示している。 図6において折曲線L5にて直角に山折りすることにより、上蓋面17と掩蓋 面18とが直角に形成される。掩蓋面18の左右側方には接着片18dが一体に 延びている。折曲線L6と折曲線L7にて直角に山折りすることにより、図2に示 すように接着片18dの外側に側蓋面19が重ねられ、両者が接着されることに より蓋体16が組み立てられる。
【0019】 図6の展開状態において、折曲線L6の部分を始点として、接着片18dの方 向へは、角部に所定曲率の円弧部を有するほぼコの字状の切断線Lbが形成され ている。よって接着片18dが直角に折曲げられたときに、掩蓋面18と同一面 にて側方へ突出する突出片18bが形成される。そして接着片18dには突出片 18bが立ち上がることにより孔部18cが開口する。なお、この突出片18b の角部にも所定曲率の面取部r2が形成される。 前記切断線LaとLbは、厚紙からケース本体10と蓋体16の外形をトリミ ングする際に、同時に切断形成することが可能である。図6と図7に示すように 、ケース本体10側の突出片12bの上下幅寸法h1は、蓋体16側の孔部18 cの上下内幅寸法h2よりもわずかに小さく形成される。
【0020】 次に上記ラップフィルム用のシート分配ケースの使用方法について説明する。 ケース本体10内のフィルムロール5から延びるラップフィルムWは、ケース 本体10の開口部15から引き出され、ケース本体10の前側面12と蓋体16 の掩蓋面18との間を経て外部に導かれる。所望の長さのラップフィルムWが引 き出されたとき、このラップフィルムWをトレイなどの被包装物の上にほぼ水平 状態に広げる。またラップフィルムWが所望の長さだけ引き出された後は、一方 の手で上蓋面17あるいは掩蓋面18を押さえ、図4に示すように、蓋体16を ケース本体10に対して閉じ、上蓋面17が開口部15を覆い且つ掩蓋面18が 前側面12の前方に重なるようにする。
【0021】 他方の手でラップフィルムWを水平方向へ引いた状態で、ケースをα方向(図 4参照)へ少し捻ると、V字状に配置された切断部材20の鋸刃20aのV字角 部によりラップフィルムWの中央部が最初に切断されて、切断のきっかけが作ら れる。そのままラップフィルムWを水平方向へ引くと、V字状に並んだ鋸刃20 aに沿ってほぼV字形状にラップフィルムWが切断される。切断されてケース本 体側に残ったラップフィルムWのうち、前側面12と掩蓋面18とで挟まれてい る部分は、掩蓋面18を指で押えることによって、図1に示すフィルム保留部2 1の粘着部21aに粘着されて保持され、フィルムロール5への巻き戻しが防止 できる。
【0022】 図4と図5に示すように、蓋体16がケース本体10に閉じられた状態では、 前側面12から両側方に突出する突出片12bが、蓋体16の接着片18dに形 成された孔部18c内に入り込む。よってフィルム切断作業が完了し、蓋体16 から手を離したときに、ヒンジ部Hの弾性復帰力により蓋体16が開こうとして も、前記突出片12bと孔部18cとの嵌合により、蓋体16の開きが防止され 、蓋体16がケース本体10に閉じられた状態を維持する。
【0023】 そのため、前側面12と掩蓋面18との間に位置しフィルム保留部21により 留められているラップフィルムが外部に露出することはない。また上蓋面17に より開口部15が閉鎖された状態に維持されるため、ケース本体10の内部にほ こりなどが入り込むこともない。さらに、掩蓋面18が前側面12の前方に重ね られた状態が維持されるため、前側面12と掩蓋面18との間にあるラップフィ ルムのうちのフィルム保留部21により圧着されていない部分が捲れ上がること がなく、フィルム保留部21からラップフィルムが離れることがあっても、ラッ プフィルムWは前側面12と掩蓋面18との間に挟まれて保持されるので、フィ ルムロール5への巻き戻りも生じにくくなる。
【0024】 なお、その後に再度ラップフィルムWを引出して切断するときに、蓋体16を ケース本体10に対して開く必要があるが、孔部18cに嵌合している突出片1 2bの下部角部には所定曲率の面取部r1が形成されているため、この面取部r1 と孔部18cの下縁部とが強固な引っ掛かりを生じることなく互いに滑ることに なり、よって比較的弱い力で蓋体16をケース本体10から容易に開くことがで きる。これは蓋体16をケース本体10に対して閉じるときも同じであり、突出 片12bの上端に面取部r1が形成されていることにより、蓋体16を軽い力で 閉じ方向へ押せば、面取部r1が接着片18dの内面から孔部18c内に容易に 入り込むことができる。
【0025】 図8は本考案の第2実施例を示している。 この実施例では、ケース本体10側において、ほぼコの字状の切断線Laが前 側面12の方向へ延びて形成されている。よって前側板12と接着片12dとを 直角に折曲げるとき、突出片12bは接着片12dと同一面となって前側面12 から立ち上がり、上下角部に面取部r1が形成された突出片12bが前側面12 からケース本体10の前方へ突出した状態となる。また蓋体16側でも、ほぼコ の字状の切断線Lbが掩蓋面18の方向へ延びている。よって接着片18dを直 角に折曲げると、突出片18bが接着片18dと同一面にて前方へ突出し、よっ て孔部18cは掩蓋面18の左右両縁部分に形成される。
【0026】 この実施例においても、蓋体16をケース本体10に対して閉じ、掩蓋面18 が前側面12に重ねられた状態で、突出片12bが孔部18cに嵌合して、蓋体 16がケース本体10から開くのが防止できる。 なお、前側面12に形成される突出片12bの形状は、上記のように長方形の 角部に面取部r1が形成されているものに限られず、正方形の角部に面取部が形 成されていてもよい。
【0027】 また、突出片12bは図9(A)に示す台形状、(B)に示すほぼ三角形状、 (C)に示す半円(あるいは半楕円)であってもよい。さらに図9(D)および (E)に示すように端面14から複数の突起が設けられているものであってもよ い。 さらにケース本体10に収納されるシートはラップフィルムに限られるもので なく、アルミ箔や台所用紙シートなどであってもよい。
【0028】
【考案の効果】
以上のように請求項1記載の考案では、蓋体を閉じたときに、突出片と孔部と が嵌合して、蓋体が開くのが防止される。よってケース本体から引き出され、ま たはケース本体内に収納されているシートが露出することがなく、衛生上好まし い状態となる。また切断部材により切断したときにケース本体側に残るシートは 、前側面と蓋体の掩蓋面との間に確実に挟持されるため、シートがケース本体内 に巻き戻るのを防止できる。
【0029】 請求項2記載の考案では、ケース本体および蓋体の紙材を折曲げるだけで突出 片と孔部を形成でき、突出片と孔部を形成するためには切断線のみを設ければよ い。よってケースの製造作業は従来通りでよく、突出片や孔部を形成するための 特別な工程は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるシート分配ケースの第1実施例を
示す全体構造の斜視図である。
【図2】図1に示したシート分配ケースの一部を展開し
拡大して示す部分斜視図である。
【図3】第1実施例において蓋体が開いた状態を示す側
面図である。
【図4】蓋体が閉じられた状態を示す側面図である。
【図5】図4のV−V線の部分断面図である。
【図6】蓋体の部分展開図である。
【図7】ケース本体の部分展開図である。
【図8】本考案のシート分配ケースの第2実施例を示す
部分斜視図である。
【図9】(A)ないし(E)は突出片の形状の変形例を
示す部分正面図である。
【図10】従来のシート分配ケースを示す斜視図であ
る。
【図11】従来のシート分配ケースの断面図である。
【符号の説明】
W ラップフィルム 5 フィルムロール 10 ケース本体 11 底面 12 前側面 12b 突出片 13 背面 14 端面 15 開口部 16 蓋体 17 上蓋面 18 掩蓋面 18c 孔部 19 側蓋面 20 切断部材 21 フィルム保留部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面、前側面、背面ならびに2つの端面
    を有し且つ1面に開口部が形成された箱状のケース本体
    と、このケース本体と一体に設けられた蓋体とを有し、
    前記蓋体には、前記ケース本体の背面に接続されて前記
    開口部を閉鎖する上蓋面と、閉じられた状態でケース本
    体の前側面に重なる掩蓋面と、上蓋面と掩蓋面の端部ど
    うしを接続する側蓋面とが設けられ、且つ前記ケース本
    体内から引き出されたシートを切断する切断部材が設け
    られたシート分配ケースにおいて、前記ケース本体には
    外方へ突出する突出片が設けられ、前記蓋体には、前記
    上蓋面が開口部を閉じたときに、前記突出片と嵌合する
    孔部が形成されていることを特徴とするシート分配ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 蓋体の材料である紙材が展開された状態
    にてほぼコの字状の切断線が形成され、この切断線の部
    分にて紙材が折曲げられることにより、切断線で囲まれ
    た部分が立ち上がって前記突出片が形成され、同様にケ
    ース本体の材料である紙材が展開された状態にてほぼコ
    の字状の切断線が形成され、この切断線の部分で紙材が
    折曲げられることにより、切断線で囲まれた部分に前記
    孔部が形成される請求項1記載のシート分配ケース。
JP7888792U 1992-10-19 1992-10-19 シート分配ケース Withdrawn JPH0637127U (ja)

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