JPH0636585Y2 - 電気素子用放熱器 - Google Patents

電気素子用放熱器

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JPH0636585Y2
JPH0636585Y2 JP1989056640U JP5664089U JPH0636585Y2 JP H0636585 Y2 JPH0636585 Y2 JP H0636585Y2 JP 1989056640 U JP1989056640 U JP 1989056640U JP 5664089 U JP5664089 U JP 5664089U JP H0636585 Y2 JPH0636585 Y2 JP H0636585Y2
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JP
Japan
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fins
base shaft
fin
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radiator
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光雄 青木
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案とトランジスタ、ダイオード、サイリスタ等の発
熱部品を取り付け、該発熱部品の内部で発生した熱を放
熱する電気素子用放熱器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、トランジスタ等の発熱部品から発生する熱を逃す
ための電気素子用放熱器としては、発熱部品が取り付け
られる金属製基軸に、治具としてのスペーサを介装して
多数枚の金属製フインを所定間隔に挿着したものが、知
られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の電気素子用放熱器においては、組立時におい
て、各フイン間に所定の間隔を保持させるため、治具と
してのスペーサーを介装しなければならないので、製造
するのが容易でなく、コスト的にも満足できるものでは
なかった。
本考案は、上述のような従来の欠点を解消したもので、
スペーサを不要にして製造が簡単であり、しかも、放熱
の効率が良好な電気素子用放熱器を安価に提供するもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の電気素子用放熱器は、基軸挿通孔を有する板状
のフインに、該フインの1部分を切開き押し曲げてフイ
ンの両面に高さの等しい複数の突片を設けてある。この
フインを1枚おきに配し複数枚を重ね合せてそれらの基
軸挿通孔に基軸を挿通すると共に、該基軸の外周面とフ
インの基軸挿通孔の内周面とを接合してあることを特徴
としている。
〔考案の作用〕
本考案に係る電気素子用放熱器においては、両面に突起
を設けたフインと、突起が設けられていないフインとを
交互にして複数枚を重ね合せる。そうすると、フインに
設けられている突片が隣接する他のフインに接触し、各
フインの間に突片の高さに応じた間隔が形成される。即
ち、1枚おきに配したフインの突片がスペーサの役割を
果す。
また、上記突片を設けることによりフインに通孔が形成
され、フインの間を通過する流体が上記通孔をも通過す
るようになる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を添附の図面において説明する。
第1図は分解斜視図、第2図は断面図、第3図は別の実
施例を示すフインの一部切欠斜視図である。
本考案に係る電気素子用放熱器は、第1図及び第2図に
示す如く、複数枚の板状フイン1、1′と基軸2とから
なる。フイン1、1′はアルミニウム合金、銅、真鍮等
の熱伝導性の良好な金属からなり、基軸挿通孔3が穿設
されている。この基軸挿通孔3は上記基軸2を挿通する
ためのもので、フイン1、1′の中央部に穿設したもの
を例示してある。図示していないが、基軸挿通孔はフイ
ンの一側に寄せてあってもよく、また、基軸が挿通され
てフインを固着できるものであれば、円形である必要は
ない。上記フイン1、1′のうち一方のフイン1′に
は、その両面に高さの等しい複数の突片4を設けてあ
る。この突片4は、フイン1′の1部分を切開き押し曲
げて設けるもので、基軸挿通孔3を中心として対向隅部
に設けたものを例示している。しかし、突片4の位置、
個数及び形状は例示したものに限定されい。例えば、第
3図に示す如く、フイン1′が円形を呈し、その周縁部
と基軸挿通孔3の近傍とに突片4を、それらの向きが基
軸に対して放射状になるように設けてもよい。このもの
であると、放熱方向に流れる流体は、突片による影響を
最少限に防げるため、円滑に流れるようになる。上記突
片4はフイン1′の1部分を切開き押し曲げ設けるもの
であるから、その部分に通孔5が開設される。このよう
なフイン1′と、突片が設けられていないフイン1と交
互にしてを複数枚重ね合せる。換言すれば、フイン1′
を1枚おきに配して複数枚のフイン1′とフイン1とを
重ね合せ、それらの基軸挿通孔3に基軸2を挿通する。
基軸2は断面円形で中実のものを例示してあるが、その
断面形状や中空のものであってもよい。この基軸2を挿
通するには、基軸2を立設し、フイン1′とフイン1を
交互にして基軸2の上方から基軸挿通孔3に嵌め込む。
或は、フイン1′とフイン1を交互に積み重ね、それら
の基軸挿通孔3を略一致させた後、上方から基軸2を基
軸挿通孔3に挿通してもよい。そしてこの基軸2の外周
面と基軸挿通孔3の内周面とを接合してある。これらの
接合は、例えば、フインの片面又は両面、あるいは基軸
の外周面にロウ材層を設けておき、ロウ付によって行
う。また、基軸2の長さ方向に強力な力を加えて圧縮
し、基軸2を拡径せしめ圧着して行ってもよい。
本考案においては、複数枚のフイン1とフイン1′とを
重ね合せると、フイン1′の各突片4の先端部が上下に
隣接する突片を有しないフイン1に当接され、上下フイ
ン間には突片4の高さに応じた間隔ができる。換言すれ
ば、各突片4が従来品のスペーサの役割をなす。
また、フイン1′には通孔5が開設されるので、各フイ
ンの間を流れる流体が上記通孔5をも通過するようにな
る。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、板状のフインに設けられ
ている突片がスペーサの役割を果し、積み重ねるに際し
てスペーサを必要としないので、材料の節減と構造の簡
易化が図られ安価に提供できる。
また、流体がフインに開設されている通孔をも通過する
ので、放熱効率が良好であり、電気素子用放熱器として
優れた性能を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は分解斜視図、第2図は断面図、第3図は別の実
施例を示すフインの一部切欠斜視図である。 図中1及び1′は板状フイン、2は金属製基軸、3は基
軸挿通孔、4は突片を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱部品が取り付けられる金属製基軸に、
    多数枚の金属製フインを所定間隔に挿通して接合した電
    気素子用放熱器において、フインの1部分を切り開き押
    し曲げて両面に高さの等しい複数の突片を設け、該フイ
    ンを1枚おきに配してあることを特徴とする電気素子用
    放熱器。
  2. 【請求項2】前記突片の向きが、基軸に対して放射状に
    なっていることを特徴とする請求項(1)記載の電気素
    子用放熱器。
JP1989056640U 1989-05-17 1989-05-17 電気素子用放熱器 Expired - Fee Related JPH0636585Y2 (ja)

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