JPH0636538A - 小型カセット用再生アダプタ - Google Patents

小型カセット用再生アダプタ

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JPH0636538A
JPH0636538A JP21322992A JP21322992A JPH0636538A JP H0636538 A JPH0636538 A JP H0636538A JP 21322992 A JP21322992 A JP 21322992A JP 21322992 A JP21322992 A JP 21322992A JP H0636538 A JPH0636538 A JP H0636538A
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JP
Japan
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rotation
tape
cassette
adapter
reproducing
Prior art date
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JP21322992A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kondo
真一 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 小型カセット2を装着して、この小型カセッ
ト2に内蔵される磁気テープを回転させるリールモータ
と、上記小型カセット2の磁気テープに記録された信号
記録情報をテープレコーダに伝達する出力ヘッド8と再
生ヘッド7と、上記テープレコーダの一対のリール台の
回転を検出する回転検出器17,18と、上記テープレ
コーダのキャプスタン19の回転を検出する回転検出器
25とを備え、これら回転検出器17,18,25から
の検出結果に基づいて、上記小型カセット2に内蔵され
る磁気テープの信号記録情報を再生する。 【効果】 小型カセットを直接テープレコーダで再生す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるノントラッキ
ング再生方式及びノンローディング方式を採用してディ
ジタル録音・再生を可能とした超小型及び高音質のディ
ジタルテープレコーダに用いられる切手サイズの小型カ
セットを、アナログのテープレコーダで再生可能となす
新規な小型カセット用再生アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人よりいわゆるノントラ
ッキング再生方式及びノンローディング方式を採用して
ディジタル録音・再生を可能とした超小型及び高音質の
ディジタルテープレコーダが提案されている。
【0003】かかるディジタルテープレコーダは、縦,
横,厚みがそれぞれ30×21.5×5(単位:mm)
という切手サイズの超小型カセットに回転可能に収納し
たテープ幅2.5mmの蒸着テープに対し、その両面を
使用してステレオ音声をディジタルで長時間(往復で1
20分)記録・再生するように構成されてなるものであ
る。
【0004】また、上記ディジタルテープレコーダは、
いわゆるノントラッキング再生方式及びノンローディン
グ方式を採用することにより、ローディング機構を不要
とし、例えば縦,横,厚みがそれぞれ113×55×2
3(単位:mm)という極めて小さなサイズとなってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な切手サイズの超小型のカセットを、上記ディジタルテ
ープレコーダを使用せずに、直接ラジオカセットデッキ
や車載用のカーステレオデッキ等のようなアナログのテ
ープレコーダで再生できたら非常に便利であり、その開
発が要求されている。
【0006】そこで本発明は、かかる従来の技術的な課
題に鑑みて提案されたものであって、小型カセットを直
接アナログのテープレコーダで再生可能となす工業的価
値の非常に高い小型カセット用再生アダプタを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の小型カセット用
再生アダプタは、小型カセットを装着して、この小型カ
セットに内蔵される磁気テープを回転させるテープ回転
駆動機構と、上記小型カセットの磁気テープに記録され
た信号記録情報をテープレコーダに伝達する信号伝達手
段と、上記テープレコーダの一対のリール台の回転を検
出するリール台回転検出手段と、上記テープレコーダの
キャプスタンの回転を検出するキャプスタン回転検出手
段とを備え、上記リール台回転検出手段とキャプスタン
回転検出手段からの検出結果に基づいて、上記小型カセ
ットに内蔵される磁気テープの信号記録情報を再生す
る。
【0008】上記信号伝達手段は、小型カセットに内蔵
される磁気テープに記録された信号記録情報を再生する
再生ヘッドと、この再生ヘッドからの再生信号をテープ
レコーダの磁気ヘッドに伝達する出力ヘッドからなる。
【0009】そして、この小型カセット用再生アダプタ
には、テープ回転駆動機構と信号伝達手段を駆動する電
源部が設けられる。
【0010】
【作用】本発明に係る小型カセット用再生アダプタにお
いては、小型カセットをアダプタに装着し、このアダプ
タをテープレコーダに装着してプレーモードとすると、
上記アダプタに設けられるリール台回転検出手段とキャ
プスタン回転検出手段からの検出結果に基づいて、上記
小型カセットに内蔵される磁気テープが回転せしめられ
るとともに、この磁気テープに記録された信号記録情報
が信号伝達手段によって上記テープレコーダに伝達され
て再生される。
【0011】また、本発明に係る小型カセット用再生ア
ダプタにおいては、小型カセットに内蔵される磁気テー
プを駆動するテープ回転駆動機構と、この磁気テープに
記録された信号記録情報をテープレコーダに伝達する信
号伝達手段を駆動する電源部が設けられているので、か
かるアダプタをテープレコーダに装着することのみで再
生可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例の小
型カセット用再生アダプタ1は、図1に示すように、い
わゆるノントラッキング再生方式及びノンローディング
方式を採用してディジタル録音・再生を可能とした超小
型及び高音質のディジタルテープレコーダに用いられる
切手サイズの小型カセット2を、アナログのテープレコ
ーダで再生可能となすものである。
【0013】始めに、この小型カセット用再生アダプタ
1に装着される小型カセット2及びこの小型カセット2
を装着して再生するディジタルテープレコーダについて
簡単に説明する。ディジタルテープレコーダは、縦,
横,厚みがそれぞれ30×21.5×5(単位:mm)
という切手サイズの超小型のカセットに回転可能に収納
したテープ幅2.5mmの蒸着による磁気テープに対
し、その両面を使用してステレオ音声をディジタルで長
時間(往復120分)記録・再生するように構成されて
なるものである。また、このディジタルテープレコーダ
は、いわゆるノントラッキング再生方式及びノンローデ
ィング方式を採用することにより、ローディング機構を
不要とし、例えば縦,横,厚みがそれぞれ115×50
×21(単位:mm)という極めて小さなサイズとなっ
ている。
【0014】ノントラッキング再生方式では、各トラッ
クデータを、例えば100個といった具合にブロック化
して記録し、再生時には記録トラックを1対1でトレー
スするのではなく、回転ヘッド・ドラムの回転数を所定
の2倍にして、2倍密度スキャンを行う。このとき、メ
カニカル精度等によって再生ヘッド・トレースがトラッ
クに対して傾くことを考慮し、記録トラックに対してオ
ーバーラップするように数回に亘りトレースする。これ
により、必要な再生データが全て取り出される。このと
きの再生データはトラックを横切って再生する場合があ
ることから、本来の順序通りにならないため、半導体メ
モリーによってこれら再生データをアドレスに従って正
しい順序に並べ変える。これらを順序よく各トラックに
対して行うことで、忠実な再生が実現される。
【0015】一方、ノンローディング方式は、カセット
2からテープを一切引き出さず、磁気ヘッドが搭載され
た直径14.8mmの超小型回転ドラムの方を、当該カ
セット2の前面開口部よりその内部に押し込み、テープ
パスを形成する方式である。例えば、ビデオテープレコ
ーダ等では再生トラックを忠実にトレースする必要があ
るため、高精度なローディング・メカニズムが必要不可
欠であるが、かかるノントラッキング再生方式では、従
来、メカ側にあった垂直ガイドや傾斜ピンの機能をカセ
ット2内のテープガイドに持たせることにより、当該カ
セット2内にドラムを突き出すだけで、テープパスを形
成でき、複雑なローディング機構を不要とすることがで
きる。したがって、テープレコーダの大幅な小型化及び
軽量化が図れるという利点がある。
【0016】次に、上記小型カセット2を装着する小型
カセット用再生アダプタ1(以下、単にアダプタ1とい
う。)について説明する。かかるアダプタ1は、通常の
テープレコーダに装着されるコンパクトカセットと略同
一形状及び同一寸法とされた上下一対のハーフ3,4を
突合わせ結合したカセット5からなる。このカセット5
内には、先の小型カセット2を装着するカセット装着部
が設けられている。上記カセット装着部は、上記カセッ
ト5の背面側にこのカセット5に対して図1中矢印A方
向に回動自在とされたカセットホルダ6を有し、ここに
小型カセット2を装着させるようになっている。また、
上記カセット装着部には、上記小型カセット2に内蔵さ
れる磁気テープを回転駆動させるためのテープ回転駆動
機構(図示は省略する。)が設けられている。かかるテ
ープ回転駆動機構は、例えば、上記小型カセット2に内
蔵される一対のリールハブに係合するリールモータから
なる。
【0017】また、上記カセット5内には、上記小型カ
セット2に内蔵された磁気テープに記録された信号記録
情報をテープレコーダに伝達する信号伝達手段が設けら
れている。上記信号伝達手段は、図2に示すように、小
型カセット2に内蔵される磁気テープに記録された信号
記録情報を再生する再生ヘッド7と、この再生ヘッド7
からの再生信号をテープレコーダの磁気ヘッドに伝達す
る出力ヘッド8からなる。再生ヘッド7は、先に説明し
たディジタルテープレコーダに搭載されるディジタル信
号記録情報を読み取る磁気ヘッドからなり、下ハーフ4
の底面に対して図2中矢印B方向にスライド自在とされ
るヘッドベース9の一端側に設けられている。一方、出
力ヘッド8は、上記再生ヘッド7で読み取ったディジタ
ル信号記録情報を図示しないD/A変換器によってアナ
ログ信号記録情報に変換した後、このアナログ信号記録
情報を、テープレコーダ側の磁気ヘッドに伝達するもの
である。かかる出力ヘッド8は、テープレコーダ側に設
けられる磁気ヘッドと相対向する上記カセット5の前面
側に設けられている。なお、D/A変換器は、上記ヘッ
ドベース9上に設けられている。
【0018】また、上記カセット5内には、テープレコ
ーダに設けられる一対のリール台が嵌入係合する一対の
リールハブ10,11が回転可能に設けられている。そ
して、これらリールハブ10,11は、所定間隔隔てて
それぞれ回転可能に設けられた一対のガイドローラ1
2,13に掛けられた円環状をなすゴムベルト14によ
って互いに同期して回転するようになっている。すなわ
ち、上記各リールハブ10,11とこれに対向するそれ
ぞれのガイドローラ12,13とに亘って連結ベルト1
5,16が掛けられることにより、一方のリールハブ1
0の回転が他方のリールハブ11へと伝達せしめられ
る。これにより、一方のリールハブ10と他方のリール
ハブ11が同期して回転することになる。
【0019】そしてこのリールハブ10,11には、こ
れらリールハブ10,11の回転(リール台の回転)を
検出するためのリール台回転検出手段が設けられてい
る。上記リール台回転検出手段は、図3に示すように、
各リールハブ10,11に形成される回転検出用のパタ
ーン28(一方のパターンは図示を省略する。)と、こ
のパターン28を読み取る回転検出器17,18からな
る。上記パターン28は、例えば連結ベルト15,16
が掛けられていないリールハブ10,11の外周面に形
成されている。そして、このパターン28と相対向する
ようにして上記リールハブ10,11と所定距離離れた
位置に、上記回転検出器17,18が設けられている。
【0020】また、上記カセット5内には、このカセッ
ト5内に挿入されるテープレコーダのキャプスタン19
の回転を検出するキャプスタン回転検出手段が設けられ
ている。上記キャプスタン回転検出手段は、このカセッ
ト5内に挿入されるキャプスタン19とこれに圧着する
ピンチローラ20とによって一対のテープ支持ローラ2
1,22間を走行する回転検出用テープ23と、この回
転検出用テープ23に接して回転する回転検出用ローラ
24と、この回転検出用ローラ24の周面に形成された
回転検出用のパターン29を読み取る回転検出器25と
から構成されている。
【0021】上記回転検出用テープ23は、カセット5
の前面側であってそのコーナー部分にそれぞれ回転可能
に支持された一対のテープ支持ローラ21,22間に掛
けられ、上記カセット5内に挿入されるキャプスタン1
9とピンチローラ20とによって走行するようになされ
ている。なお、この回転検出用テープ23には、上記出
力ヘッド8がその背面側より接触するようになってい
る。そして、上記回転検出用ローラ24は、一方のテー
プ支持ローラ22に近接した位置に回転可能に設けら
れ、上記カセット5の前面側より見て背面側を走行する
回転検出用テープ23に接するようになっている。この
回転検出用ローラ24の周面には、図3に示すように、
上記回転検出用テープ23と接触しない部分に回転検出
用のパターン29(一方のパターンは図示を省略す
る。)が形成されている。そして、このパターン29と
相対向するようにして上記回転検出用ローラ24と所定
距離離れた位置に、上記回転検出器25が設けられてい
る。
【0022】そしてさらに、このカセット5内には、テ
ープ回転駆動機構と信号伝達手段を駆動する電源部26
が設けられている。かかる電源部26は、例えばこれら
テープ回転駆動機構及び信号伝達手段を駆動するに足る
容量を有するバッテリー等からなり、カセット5の背面
側に図1中矢印C方向に開閉自在となされた電源収納用
蓋27を開けることにより、そのカセット5内部へと挿
入されるようになっている。
【0023】次に、上述のようにして構成されたアダプ
タ1に小型カセット2を装着し、これをテープレコーダ
に装着して再生する動作について説明する。なお、再生
動作を説明するに当たっては、図4に示すフローチャー
ト図と図5に示す回路図とを参照して説明する。先ず、
小型カセット2を、図1に示すようにカセットホルダ6
に挿入する。そして、上記カセットホルダ6を閉じて小
型カセット2を所定のカセット装着位置に装着せしめ
る。すると、小型カセット2に内蔵される各リールハブ
にリールモータ30,31が嵌入係合する。
【0024】そして、この状態でアダプタ1を、テープ
レコーダに装着する。次に、上記テープレコーダの再生
モードボタンを押す。すると、テープレコーダのキャプ
スタン19とピンチローラ20がアダプタ1のカセット
5内に挿入され、これらキャプスタン19とピンチロー
ラ20によって回転検出用テープ23が走行せしめられ
る。
【0025】この結果、回転検出用テープ23と接して
設けられた回転検出用ローラ24が回転し、かかる回転
検出用ローラ24に設けられたパターンがこれと対向す
る回転検出器25によって読み出され、この回転検出用
ローラ24の回転情報(回転数,回転方向等)が検出さ
れる。なお、この回転検出用ローラ24とキャプスタン
19とは同期して回転することから、かかる回転情報は
キャプスタン19の回転情報に相当する。
【0026】また、これと同時に、テープレコーダのリ
ール台がアダプタ1のリールハブ10,11に嵌入係合
し、これらリールハブ10,11がゴムベルト14によ
って同期して回転せしめられる。この結果、これら各リ
ールハブ10,11に設けられたパターンがそれぞれに
対向する回転検出器17,18によって読み出され、こ
れらリールハブ10,11の回転情報(回転数,回転方
向)が検出せしめられる。なお、上記リールハブ10,
11とこれを駆動するリール台とは同期して回転するこ
とから、かかる回転情報はリール台の回転情報に相当す
る。
【0027】そして、各回転検出器17,18,25よ
り検出された検出結果が、図5に示す回転検出部32を
介してCPU(中央処理装置)33へと送られる。ここ
で、上記キャプスタン19と一対のリールハブ10,1
1からの回転情報が得られたときにのみ再生動作(PL
AY)が行われる。再生状態と判断されると、CPU3
3からの指令によって一対のリールモータ30,31が
回転せしめられ、このリールモータ30,31に係合す
る小型カセット2内のリールが回転して磁気テープが走
行する。
【0028】また、これと同時に、小型カセット2に向
かってヘッドベース9がスライドせしめられ、このヘッ
ドベース9上に搭載された再生ヘッド7によって上記小
型カセット2に内蔵された磁気テープに記録されたディ
ジタル信号記録情報が読み出される。
【0029】そして、読み出されたディジタル信号記録
情報は、図5に示すアンプ34で増幅された後、D/A
変換器35でアナログ信号記録情報に変換され、出力ヘ
ッド8へと伝達される。そしてさらに、この出力ヘッド
8からのアナログ信号記録情報が、回転検出用テープ2
3を挾んで相対向して設けられるテープレコーダ側の磁
気ヘッド36へと伝達される。この結果、アンプ37に
よって増幅されてテープレコーダに設けられるスピーカ
より再生されることになる。
【0030】ところで、テープレコーダの巻き戻しボタ
ンを押した場合には、以下のように動作する。先ず、一
方のリール台が回転駆動されることにより、これと係合
するアダプタ1のリールハブ10が図2中右回り方向に
回転する。これと同時に、他方のリールハブ11もゴム
ベルト14を介して同期して回転する。
【0031】この結果、これらリールハブ10,11の
回転情報(右回りに回転する情報)が、それぞれの回転
検出器17,18に検出される。一方、アダプタ1のカ
セット5内にはキャプスタン19とピンチローラ20が
挿入されないので、回転検出用テープ23は走行しな
い。したがって、キャプスタン19からの回転情報は、
回転検出器25には検出されない。
【0032】そして、これらの検出結果に基づきCPU
33からの指令によって、一方のリールモータ31のみ
が回転せしめられて、これと係合する小型カセット2の
リールハブが回転する。この結果、小型カセット2に内
蔵される磁気テープが巻き戻される(REWIND)。
【0033】一方、テープレコーダの早送りボタンを押
した場合には、次のように動作する。先ず、巻き戻し動
作の場合と異なる他方のリール台が駆動されることによ
り、これと係合するアダプタ1のリールハブ11が図2
中左回り方向に回転する。これと同時に、他方のリール
ハブ10もゴムベルト14を介して同期して回転する。
【0034】この結果、これらリールハブ10,11の
回転情報(左回りに回転する情報)が、それぞれの回転
検出器17,18に検出される。一方、アダプタ1のカ
セット5内にはキャプスタン19とピンチローラ20が
挿入されないので、回転検出用テープ23は走行しな
い。したがって、キャプスタン19からの回転情報は、
回転検出器25には検出されない。
【0035】そして、これらの検出結果に基づきCPU
33からの指令によって、一方のリールモータ30のみ
が回転せしめられて、これと係合する小型カセット2の
リールハブが回転する。この結果、小型カセット2に内
蔵される磁気テープが早送り(FAST FORWAR
D)される。
【0036】停止ボタンを押した場合には、次のように
動作する。アダプタ1のカセット5内にはキャプスタン
19とピンチローラ20が挿入されないので、キャプス
タン19の回転情報が得られない。また、テープレコー
ダのリール台も回転しないため、アダプタ1のカセット
5内に内蔵された一対のリールハブ10,11も回転せ
ず、これらの回転情報も得られない。
【0037】したがって、これらの回転情報に基づきC
PU33からの指令により、リールモータ30,31の
駆動が停止される。
【0038】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の小型カセット用再生アダプタにおいては、ディジタ
ル信号記録情報を記録した磁気テープを収納してなる超
小型のカセットをアダプタに装着して、これをテープレ
コーダに入れることのみで、このアダプタに内蔵した各
検出手段からの回転情報に基づいてテープレコーダで再
生することができる。したがって、例えば家の中にある
カセットデッキやラジオカセットデッキ或いは車載用の
カーステレオカセットデッキ等のテープレコーダで簡単
に再生することができ、非常に便利である。
【0039】また、本発明に係る小型カセット用再生ア
ダプタにおいては、小型カセットに内蔵される磁気テー
プを駆動するテープ回転駆動機構と、この磁気テープに
記録された信号記録情報をテープレコーダに伝達する信
号伝達手段を駆動する電源部を設けているので、かかる
アダプタをテープレコーダに装着することのみで、簡単
に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した小型カセット用再生アダプタ
の斜視図である。
【図2】本発明を適用した小型カセット用再生アダプタ
の上ハーフを取り除いた状態の平面図である。
【図3】本発明を適用した小型カセット用再生アダプタ
の断面図である。
【図4】本発明を適用した小型カセット用再生アダプタ
の動作を示すフローチャート図である。
【図5】本発明を適用した小型カセット用再生アダプタ
の回路図である。
【符号の説明】
1・・・アダプタ 2・・・小型カセット 5・・・カセット 7・・・再生ヘッド 8・・・出力ヘッド 10,11・・・リールハブ 14・・・ゴムベルト 15,16・・・連結ベルト 17,18・・・回転検出器 19・・・キャプスタン 20・・・ピンチローラ 23・・・回転検出用テープ 24・・・回転検出用ローラ 25・・・回転検出器 26・・・電源部 30,31・・・リールモータ 35・・・D/A変換器 36・・・磁気ヘッド(テープレコーダ側)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小型カセットを装着して、この小型カセ
    ットに内蔵される磁気テープを回転させるテープ回転駆
    動機構と、 上記小型カセットの磁気テープに記録された信号記録情
    報をテープレコーダに伝達する信号伝達手段と、 上記テープレコーダの一対のリール台の回転を検出する
    リール台回転検出手段と、 上記テープレコーダのキャプスタンの回転を検出するキ
    ャプスタン回転検出手段とを備え、 上記リール台回転検出手段とキャプスタン回転検出手段
    からの検出結果に基づいて、上記小型カセットに内蔵さ
    れる磁気テープの信号記録情報を再生することを特徴と
    する小型カセット用再生アダプタ。
  2. 【請求項2】 信号伝達手段は、小型カセットに内蔵さ
    れる磁気テープに記録された信号記録情報を再生する再
    生ヘッドと、この再生ヘッドからの再生信号をテープレ
    コーダの磁気ヘッドに伝達する出力ヘッドからなること
    を特徴とする請求項1記載の小型カセット用再生アダプ
    タ。
  3. 【請求項3】 テープ回転駆動機構と信号伝達手段を駆
    動する電源部が設けられたことを特徴とする請求項1記
    載の小型カセット用再生アダプタ。
JP21322992A 1992-07-20 1992-07-20 小型カセット用再生アダプタ Withdrawn JPH0636538A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8702300B2 (en) 2010-07-27 2014-04-22 Euro-Pro Operating Llc Food processor and attachment
US8721164B2 (en) 2010-07-27 2014-05-13 Euro-Pro Operating Llc Food processor with attachment

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8702300B2 (en) 2010-07-27 2014-04-22 Euro-Pro Operating Llc Food processor and attachment
US8721164B2 (en) 2010-07-27 2014-05-13 Euro-Pro Operating Llc Food processor with attachment

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