JPH0636160B2 - アナログ信号比較回路 - Google Patents
アナログ信号比較回路Info
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- JPH0636160B2 JPH0636160B2 JP61217516A JP21751686A JPH0636160B2 JP H0636160 B2 JPH0636160 B2 JP H0636160B2 JP 61217516 A JP61217516 A JP 61217516A JP 21751686 A JP21751686 A JP 21751686A JP H0636160 B2 JPH0636160 B2 JP H0636160B2
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- resistor
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M3/00—Conversion of analogue values to or from differential modulation
- H03M3/02—Delta modulation, i.e. one-bit differential modulation
- H03M3/022—Delta modulation, i.e. one-bit differential modulation with adaptable step size, e.g. adaptive delta modulation [ADM]
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/66—Digital/analogue converters
- H03M1/74—Simultaneous conversion
- H03M1/78—Simultaneous conversion using ladder network
- H03M1/785—Simultaneous conversion using ladder network using resistors, i.e. R-2R ladders
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、アナログ信号比較回路に関するもので、特
にADM(Adaptive Delta Modulation)音声合成
器における入力アナログ信号と予測アナログ信号との比
較を行なうための比較回路として使用されるものであ
る。
にADM(Adaptive Delta Modulation)音声合成
器における入力アナログ信号と予測アナログ信号との比
較を行なうための比較回路として使用されるものであ
る。
(従来の技術) 従来、この種の比較回路は、例えば第3図に示すような
構成で使用される。第3図において、11はアナログ信号
源で、例えば音声信号が入力されるマイク等から成る。
上記アナログ信号源11から入力されたアナログ信号は、
増幅器12に供給されて増幅される。この増幅器12の出力
端には、抵抗13を介してD/Aコンバータ14の出力端お
よびコンパレータ15の非反転入力端(+)が接続され
る。上記抵抗13の抵抗値は、上記D/Aコンバータ14の
出力端側から内部を見た時のインピーダンスと等価に設
定されており、D/Aコンバータ14から出力される予測
アナログ信号と増幅器12から出力される入力アナログ信
号との引張の合で一意に決定されるアナログ電圧値が上
記コンパレータ15の非反転入力端(+)に供給されるよ
うになっている。上記コンパレータ15の反転入力端
(−)には、予め定められた基準電圧Vrefが印加され
ており、その比較出力がADM16に供給される。このA
DM16には初期状態を設定するための初期設定信号SS
が供給され、その出力は上記D/Aコンパレータ14およ
びD/Aコンバータ17の各入力端に選択的に供給され
る。そして、上記D/Aコンバータ17の出力が増幅器18
を介してスピーカ19に供給されるようになっている。
構成で使用される。第3図において、11はアナログ信号
源で、例えば音声信号が入力されるマイク等から成る。
上記アナログ信号源11から入力されたアナログ信号は、
増幅器12に供給されて増幅される。この増幅器12の出力
端には、抵抗13を介してD/Aコンバータ14の出力端お
よびコンパレータ15の非反転入力端(+)が接続され
る。上記抵抗13の抵抗値は、上記D/Aコンバータ14の
出力端側から内部を見た時のインピーダンスと等価に設
定されており、D/Aコンバータ14から出力される予測
アナログ信号と増幅器12から出力される入力アナログ信
号との引張の合で一意に決定されるアナログ電圧値が上
記コンパレータ15の非反転入力端(+)に供給されるよ
うになっている。上記コンパレータ15の反転入力端
(−)には、予め定められた基準電圧Vrefが印加され
ており、その比較出力がADM16に供給される。このA
DM16には初期状態を設定するための初期設定信号SS
が供給され、その出力は上記D/Aコンパレータ14およ
びD/Aコンバータ17の各入力端に選択的に供給され
る。そして、上記D/Aコンバータ17の出力が増幅器18
を介してスピーカ19に供給されるようになっている。
上記のような構成において、初期設定信号SSにより初
期電圧(例えばアナログ信号源11の振幅が0V〜5Vで
あれば2.5Vに設定される)が設定されると、これに
対応したディジタル信号が上記D/Aコンバータ14に供
給される。このD/Aコンバータ14でディジタル/アナ
ログ変換されて得られたアナログ信号はノードN1に出
力される。このノードN1には、上記アナログ信号源11
から出力されたアナログ信号が上記増幅器12および抵抗
13を介して供給されている。従って、上記D/Aコンバ
ータ14の出力と上記増幅器12の出力との引張り合で一意
に決定されるアナログ電圧値が、上記コンパレータ15の
非反転入力端(+)に供給される。これによって、コン
パレータ15で上記アナログ電圧値と基準電圧Vrefとの
比較が行われる。この比較結果がADM16に供給されて
所定の演算が施され、このADM16による演算結果(デ
ィジタル信号)がD/Aコンバータ14に供給されてアナ
ログ信号に変換される。以下、上述した動作を順次繰り
返す。ここで、ADM16で予測したアナログ信号(合成
出力)を得たい場合には、ADM16の出力をD/Aコン
バータ17に供給し、増幅器18を介してスピーカ19に供給
する。これによって、上記スピーカ19から音声信号(予
測アナログ信号)が出力される。上記のように2つのD
/Aコンバータ14,17を使用しているのは、D/Aコン
バータ14の出力端(ノードN1)にはアナログ入力信号
と予測したアナログ信号との誤差電圧ΔVしか得られな
いためである。
期電圧(例えばアナログ信号源11の振幅が0V〜5Vで
あれば2.5Vに設定される)が設定されると、これに
対応したディジタル信号が上記D/Aコンバータ14に供
給される。このD/Aコンバータ14でディジタル/アナ
ログ変換されて得られたアナログ信号はノードN1に出
力される。このノードN1には、上記アナログ信号源11
から出力されたアナログ信号が上記増幅器12および抵抗
13を介して供給されている。従って、上記D/Aコンバ
ータ14の出力と上記増幅器12の出力との引張り合で一意
に決定されるアナログ電圧値が、上記コンパレータ15の
非反転入力端(+)に供給される。これによって、コン
パレータ15で上記アナログ電圧値と基準電圧Vrefとの
比較が行われる。この比較結果がADM16に供給されて
所定の演算が施され、このADM16による演算結果(デ
ィジタル信号)がD/Aコンバータ14に供給されてアナ
ログ信号に変換される。以下、上述した動作を順次繰り
返す。ここで、ADM16で予測したアナログ信号(合成
出力)を得たい場合には、ADM16の出力をD/Aコン
バータ17に供給し、増幅器18を介してスピーカ19に供給
する。これによって、上記スピーカ19から音声信号(予
測アナログ信号)が出力される。上記のように2つのD
/Aコンバータ14,17を使用しているのは、D/Aコン
バータ14の出力端(ノードN1)にはアナログ入力信号
と予測したアナログ信号との誤差電圧ΔVしか得られな
いためである。
しかし、このような構成では、上述したように2つのD
/Aコンバータが必要となるため、IC化するとD/A
コンバータ1つ分の余計な面積が必要となり、パターン
面積が大きくなる欠点がある。
/Aコンバータが必要となるため、IC化するとD/A
コンバータ1つ分の余計な面積が必要となり、パターン
面積が大きくなる欠点がある。
そこでこのような欠点を除去するために、第4図に示す
ような回路が提案されている。第4図において前記第1
図と同一部分には同じ符号を付しており、アナログ信号
源11の出力は、増幅器12を介してコンパレータ15の非反
転入力端(+)に供給される。このコンパレータ15の反
転入力端(−)には、D/Aコンバータ14の出力が供給
される。上記コンパレータ15の出力はADM16に供給さ
れ、このADM16から出力されるディジタル信号が上記
D/Aコンバータ14に供給される。このD/Aコンバー
タ14の出力は、上記コンパレータ15の非反転入力端
(+)および増幅器18の入力端に供給される。そして、
上記増幅器18の出力がスピーカ19に供給されるようにな
っている。
ような回路が提案されている。第4図において前記第1
図と同一部分には同じ符号を付しており、アナログ信号
源11の出力は、増幅器12を介してコンパレータ15の非反
転入力端(+)に供給される。このコンパレータ15の反
転入力端(−)には、D/Aコンバータ14の出力が供給
される。上記コンパレータ15の出力はADM16に供給さ
れ、このADM16から出力されるディジタル信号が上記
D/Aコンバータ14に供給される。このD/Aコンバー
タ14の出力は、上記コンパレータ15の非反転入力端
(+)および増幅器18の入力端に供給される。そして、
上記増幅器18の出力がスピーカ19に供給されるようにな
っている。
このような構成によれば、D/Aコンバータは1つで良
いのでパターン面積を低減できIC化に適している。し
かし、予測回路(ADM16)の特性がコンパレータ15の
ダイナミックレンジによって大きな制約を受け、取扱う
アナログ信号のレベルに注意が必要であり、S/N比や
分解能等の面でも不利となる。例えば、上記D/Aコン
バータ14にR−2R型のラダー抵抗網から成るD/Aコ
ンバータを用いた場合には、このD/Aコンバータの出
力は電源電圧範囲でフルスィングするので、上記コンパ
レータ15にダイナミックレンジ上の問題が生じたり、動
作上不利な領域での動作が強いられることがある。
いのでパターン面積を低減できIC化に適している。し
かし、予測回路(ADM16)の特性がコンパレータ15の
ダイナミックレンジによって大きな制約を受け、取扱う
アナログ信号のレベルに注意が必要であり、S/N比や
分解能等の面でも不利となる。例えば、上記D/Aコン
バータ14にR−2R型のラダー抵抗網から成るD/Aコ
ンバータを用いた場合には、このD/Aコンバータの出
力は電源電圧範囲でフルスィングするので、上記コンパ
レータ15にダイナミックレンジ上の問題が生じたり、動
作上不利な領域での動作が強いられることがある。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように、従来のアナログ信号比較回路では、予
測したアナログ信号が得たい場合には、2つのD/Aコ
ンバータが必要となってパターン面積が大きくなり、1
つのD/Aコンバータで予測したアナログ信号を得よう
とすると、コンパレータのダイナミックレンジの関係か
らアナログ入力信号のレベルが左右され、回路のS/N
比や分解能等の面で不利となる欠点がある。
測したアナログ信号が得たい場合には、2つのD/Aコ
ンバータが必要となってパターン面積が大きくなり、1
つのD/Aコンバータで予測したアナログ信号を得よう
とすると、コンパレータのダイナミックレンジの関係か
らアナログ入力信号のレベルが左右され、回路のS/N
比や分解能等の面で不利となる欠点がある。
この発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、パターン面積を増大させ
たり、回路のS/N比や分解能等の特性劣化を招くこと
なく予測アナログ信号が得られるアナログ信号比較回路
を提供することである。
で、その目的とするところは、パターン面積を増大させ
たり、回路のS/N比や分解能等の特性劣化を招くこと
なく予測アナログ信号が得られるアナログ信号比較回路
を提供することである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明においては、上記の目的を達成するために、双
方向に選択的に出力が可能なR−2R型のD/Aコンバ
ータ回路を用い、このD/Aコンバータ回路の一方の出
力端からの予測アナログ信号をコンパレータの一方の入
力端に供給するとともに、アナログ信号源からの入力ア
ナログ信号を抵抗を介して上記コンパレータの一方の入
力端に供給し、このコンパレータの他方の入力端に基準
電圧を印加して比較することにより、このコンパレータ
の出力端から比較出力を得、上記D/Aコンバータの他
方の出力端から予測したアナログ信号を得るようにして
いる。
方向に選択的に出力が可能なR−2R型のD/Aコンバ
ータ回路を用い、このD/Aコンバータ回路の一方の出
力端からの予測アナログ信号をコンパレータの一方の入
力端に供給するとともに、アナログ信号源からの入力ア
ナログ信号を抵抗を介して上記コンパレータの一方の入
力端に供給し、このコンパレータの他方の入力端に基準
電圧を印加して比較することにより、このコンパレータ
の出力端から比較出力を得、上記D/Aコンバータの他
方の出力端から予測したアナログ信号を得るようにして
いる。
(作用) 上記のような構成において、双方向のD/Aコンバータ
の出力方向をコンパレータ側に設定することにより、ア
ナログ信号源からの入力アナログ信号とD/Aコンバー
タから出力される予測アナログ信号との誤差電圧を得、
上記D/Aコンバータの出力方向を切換えて予測したア
ナログ信号を得るようにしている。こうすることによ
り、1つのD/Aコンバータで誤差電圧と予測したアナ
ログ信号とを得ることができ、しかもコンパレータのダ
イナミックレンジに無関係なアナログ信号比較回路を構
成できる。
の出力方向をコンパレータ側に設定することにより、ア
ナログ信号源からの入力アナログ信号とD/Aコンバー
タから出力される予測アナログ信号との誤差電圧を得、
上記D/Aコンバータの出力方向を切換えて予測したア
ナログ信号を得るようにしている。こうすることによ
り、1つのD/Aコンバータで誤差電圧と予測したアナ
ログ信号とを得ることができ、しかもコンパレータのダ
イナミックレンジに無関係なアナログ信号比較回路を構
成できる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。第1図において、前記第3図および第4図と同一
構成部分には同じ符号を付している。11は例えば音声信
号が入力されるマイク等からなるアナログ信号源で、こ
のアナログ信号源11から出力されたアナログ信号は増幅
器12に供給されて増幅される。この増幅器12の出力端に
は抵抗13の一端が接続され、この抵抗13の他端にはD/
Aコンバータ20の一方の出力端が接続されるとともに、
コンパレータ15の反転入力端(−)が接続される。上記
抵抗13の抵抗値は、上記D/Aコンバータ20の一方の出
力端側から内部を見た時のインピーダンスと等価に設定
されており、 D/Aコンバータ20から出力される予測アナログ信号と
増幅器12から出力される入力アナログ信号との引張り合
で一意に決定されるアナログ電圧値が上記コンパレータ
15の反転入力端(−)に供給される。また、上記D/A
コンバータ20はラダー抵抗網を用いたR−2R型で、制
御信号に基づいて出力方向が切換可能に構成されてい
る。上記コンパレータ15の非反転入力端(+)には、予
め定められた基準電圧Vrefが印加されており、その比
較出力がADM16に供給される。このADM16には初期
状態を設定するための初期設定信号SSが供給されて初
期設定される。このADM16による演算出力(ディジタ
ル信号)は、上記D/Aコンバータ20の入力端に供給さ
れる。一方、上記D/Aコンバータ20の他方の出力端に
は増幅器18の入力端が接続され、この増幅器18の出力端
にはスピーカ19が接続されて成る。
する。第1図において、前記第3図および第4図と同一
構成部分には同じ符号を付している。11は例えば音声信
号が入力されるマイク等からなるアナログ信号源で、こ
のアナログ信号源11から出力されたアナログ信号は増幅
器12に供給されて増幅される。この増幅器12の出力端に
は抵抗13の一端が接続され、この抵抗13の他端にはD/
Aコンバータ20の一方の出力端が接続されるとともに、
コンパレータ15の反転入力端(−)が接続される。上記
抵抗13の抵抗値は、上記D/Aコンバータ20の一方の出
力端側から内部を見た時のインピーダンスと等価に設定
されており、 D/Aコンバータ20から出力される予測アナログ信号と
増幅器12から出力される入力アナログ信号との引張り合
で一意に決定されるアナログ電圧値が上記コンパレータ
15の反転入力端(−)に供給される。また、上記D/A
コンバータ20はラダー抵抗網を用いたR−2R型で、制
御信号に基づいて出力方向が切換可能に構成されてい
る。上記コンパレータ15の非反転入力端(+)には、予
め定められた基準電圧Vrefが印加されており、その比
較出力がADM16に供給される。このADM16には初期
状態を設定するための初期設定信号SSが供給されて初
期設定される。このADM16による演算出力(ディジタ
ル信号)は、上記D/Aコンバータ20の入力端に供給さ
れる。一方、上記D/Aコンバータ20の他方の出力端に
は増幅器18の入力端が接続され、この増幅器18の出力端
にはスピーカ19が接続されて成る。
次に、上記のような構成において動作を説明する。アナ
ログ信号源11から出力された入力アナログ信号は増幅器
12によって増幅され、この増幅された入力アナログ信号
がD/Aコンバータ20のインピーダンスに相当する抵抗
値を有する抵抗13を介してコンパレータ15の反転入力端
(−)に供給される。このコンパレータ15により上記D
/Aコンバータ20から出力された予測アナログ信号と上
記アナログ信号源11からの入力アナログ信号との比較が
行われる。このコンパレータ15による比較出力は、AD
M16に供給されて所定の演算が施され、この演算結果が
上記D/Aコンバータ20に供給される。上記増幅器12,
コンパレータ15およびD/Aコンバータ20の回路基準電
圧は同一であり、入力アナログ信号である増幅器12の出
力と予測アナログ信号であるD/Aコンバータ20の出力
は、互いに基準電圧Vrefを中心に反対の電圧が発生す
るように上記コンパレータ15の出力に基づいてADM16
で所定の演算が行なわれ、上記D/Aコンバータ20のデ
ィジタル入力を設定する。従って、完璧に予測が行われ
れば、ノードN1の電位は基準電圧Vrefとなり、直流
成分のみとなる。しかし、実際には、D/Aコンバータ
20の分解能や演算精度等の原因でノードN1の電位はV
refとはならず、予測誤差電圧(Vref±ΔV)となる。
このため、ノードN1からは予測アナログ信号は得られ
ない。そこで、予測アナログ信号を得たい時には、上記
D/Aコンバータ20の出力方向を増幅器18側に切換え、
この増幅器18を介してスピーカ19から予測アナログ信号
(例えば音声合成信号)を得る。
ログ信号源11から出力された入力アナログ信号は増幅器
12によって増幅され、この増幅された入力アナログ信号
がD/Aコンバータ20のインピーダンスに相当する抵抗
値を有する抵抗13を介してコンパレータ15の反転入力端
(−)に供給される。このコンパレータ15により上記D
/Aコンバータ20から出力された予測アナログ信号と上
記アナログ信号源11からの入力アナログ信号との比較が
行われる。このコンパレータ15による比較出力は、AD
M16に供給されて所定の演算が施され、この演算結果が
上記D/Aコンバータ20に供給される。上記増幅器12,
コンパレータ15およびD/Aコンバータ20の回路基準電
圧は同一であり、入力アナログ信号である増幅器12の出
力と予測アナログ信号であるD/Aコンバータ20の出力
は、互いに基準電圧Vrefを中心に反対の電圧が発生す
るように上記コンパレータ15の出力に基づいてADM16
で所定の演算が行なわれ、上記D/Aコンバータ20のデ
ィジタル入力を設定する。従って、完璧に予測が行われ
れば、ノードN1の電位は基準電圧Vrefとなり、直流
成分のみとなる。しかし、実際には、D/Aコンバータ
20の分解能や演算精度等の原因でノードN1の電位はV
refとはならず、予測誤差電圧(Vref±ΔV)となる。
このため、ノードN1からは予測アナログ信号は得られ
ない。そこで、予測アナログ信号を得たい時には、上記
D/Aコンバータ20の出力方向を増幅器18側に切換え、
この増幅器18を介してスピーカ19から予測アナログ信号
(例えば音声合成信号)を得る。
このような構成によれば、予測したアナログ信号が得た
い場合に、D/Aコンバータを2つ用いることなく、コ
ンパレータのダイナミックレンジに無関係にアナログ信
号の比較を行なうことができる。従って、パターン面積
が大きくなったり、コンパレータのダイナミックレンジ
の関係から入力アナログ信号のレベルが左右され、回路
のS/N比や分解能等の面で不利となったりすることは
ない。
い場合に、D/Aコンバータを2つ用いることなく、コ
ンパレータのダイナミックレンジに無関係にアナログ信
号の比較を行なうことができる。従って、パターン面積
が大きくなったり、コンパレータのダイナミックレンジ
の関係から入力アナログ信号のレベルが左右され、回路
のS/N比や分解能等の面で不利となったりすることは
ない。
第2図は、上記第1図の回路の具体的な構成例を示すも
ので、前記第1図に対応する部分には同じ符号を付して
いる。アナログ信号源11から供給されるアナログ信号A
inは、抵抗21を介してオペアンプ22の反転入力端(−)
に供給される。このオペアンプ22の反転入力端(−)と
接地点間には、抵抗23とスイッチ24が直列接続される。
上記オペアンプ22の非反転入力端(+)には基準電圧V
refが印加されており、その出力端には抵抗13の一端お
よび帰還抵抗25を介して反転入力端(−)が接続され
る。上記抵抗13の他端には、コンパレータ15の反転入力
端(−)が接続されるとともに、抵抗R0〜Rn−2お
よび2R0〜2Rn−1から成るR−2R型のラダー抵
抗網(D/Aコンバータ20)の一端側出力端が接続され
る。上記コンパレータ15の非反転入力端(+)には基準
電圧Vrefが印加され、その比較出力がADM16に供給
される。このADM16による演算結果は、nビットのデ
ータバス27上に出力されるとともに、RAM26に供給さ
れて記憶される。上記抵抗2R0〜2Rn−1の一端に
は、スイッチ28〜32の可動接点28a〜32aがそれぞれ接続
される。上記スイッチ28〜32の固定接点28b〜32bには上
記ADM16に接続されたデータバス27が接続され、固定
接点28c〜32cには上記RAM26のnビットのデータバス
33が接続される。そして、上記抵抗Rn−2と2R
n−1との接続点と接地点間には、抵抗34とスイッチ35
が直列接続されて成る。なお、上記抵抗13,21,23およ
び25は、R−2R型D/Aコンバータ20の終端抵抗を構
成するものであり、合成抵抗が2Rに設定されている。
ので、前記第1図に対応する部分には同じ符号を付して
いる。アナログ信号源11から供給されるアナログ信号A
inは、抵抗21を介してオペアンプ22の反転入力端(−)
に供給される。このオペアンプ22の反転入力端(−)と
接地点間には、抵抗23とスイッチ24が直列接続される。
上記オペアンプ22の非反転入力端(+)には基準電圧V
refが印加されており、その出力端には抵抗13の一端お
よび帰還抵抗25を介して反転入力端(−)が接続され
る。上記抵抗13の他端には、コンパレータ15の反転入力
端(−)が接続されるとともに、抵抗R0〜Rn−2お
よび2R0〜2Rn−1から成るR−2R型のラダー抵
抗網(D/Aコンバータ20)の一端側出力端が接続され
る。上記コンパレータ15の非反転入力端(+)には基準
電圧Vrefが印加され、その比較出力がADM16に供給
される。このADM16による演算結果は、nビットのデ
ータバス27上に出力されるとともに、RAM26に供給さ
れて記憶される。上記抵抗2R0〜2Rn−1の一端に
は、スイッチ28〜32の可動接点28a〜32aがそれぞれ接続
される。上記スイッチ28〜32の固定接点28b〜32bには上
記ADM16に接続されたデータバス27が接続され、固定
接点28c〜32cには上記RAM26のnビットのデータバス
33が接続される。そして、上記抵抗Rn−2と2R
n−1との接続点と接地点間には、抵抗34とスイッチ35
が直列接続されて成る。なお、上記抵抗13,21,23およ
び25は、R−2R型D/Aコンバータ20の終端抵抗を構
成するものであり、合成抵抗が2Rに設定されている。
上記のような構成において動作を説明する。上記スイッ
チ24,35は、交互にオン・オフ状態となるように制御さ
れることにより、D/Aコンバータ20の出力方向を切換
えるためのもので、今、スイッチ35がオン状態、スイッ
チ24がオフ状態で、スイッチ28〜32の可動接点28a〜32a
が固定接点28b〜32bに接続されているものとすると、 ADM16からデータバス27を介して供給されたディジタ
ル信号はアナログ信号に変換されてコンパレータ15の反
転入力端(−)に供給される。そして、このコンパレー
タ15によって、上記入力アナログ信号Ainの増幅信号と
の比較が行われる。この比較結果は、ADM16に供給さ
れて所定の演算が施され、この演算結果がデータバス27
を介してD/Aコンバータ20に供給されるとともに、R
AM26に供給されて記憶される。
チ24,35は、交互にオン・オフ状態となるように制御さ
れることにより、D/Aコンバータ20の出力方向を切換
えるためのもので、今、スイッチ35がオン状態、スイッ
チ24がオフ状態で、スイッチ28〜32の可動接点28a〜32a
が固定接点28b〜32bに接続されているものとすると、 ADM16からデータバス27を介して供給されたディジタ
ル信号はアナログ信号に変換されてコンパレータ15の反
転入力端(−)に供給される。そして、このコンパレー
タ15によって、上記入力アナログ信号Ainの増幅信号と
の比較が行われる。この比較結果は、ADM16に供給さ
れて所定の演算が施され、この演算結果がデータバス27
を介してD/Aコンバータ20に供給されるとともに、R
AM26に供給されて記憶される。
一方、予測したアナログ信号を出力(合成出力)する場
合には、スイッチ24をオン状態、スイッチ35をオフ状
態、且つスイッチ28〜32の可動接点28a〜32aを固定接点
28c〜32c側に接続する。これによって、D/Aコンバー
タ20の出力方向が切換えられ、増幅器18側から予測アナ
ログ信号が出力される。そして、この予測アナログ信号
に基づいてスピーカ19が駆動されて合成出力が得られ
る。この際、オペアンプ22の出力が影響を与えないよう
に、パワーダウン信号PDによりオペアンプ22の出力端
をハイインピーダンス状態となるように設計するのが望
ましい。
合には、スイッチ24をオン状態、スイッチ35をオフ状
態、且つスイッチ28〜32の可動接点28a〜32aを固定接点
28c〜32c側に接続する。これによって、D/Aコンバー
タ20の出力方向が切換えられ、増幅器18側から予測アナ
ログ信号が出力される。そして、この予測アナログ信号
に基づいてスピーカ19が駆動されて合成出力が得られ
る。この際、オペアンプ22の出力が影響を与えないよう
に、パワーダウン信号PDによりオペアンプ22の出力端
をハイインピーダンス状態となるように設計するのが望
ましい。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、パターン面積を
増大させたり、回路のS/N比や分解能等の特性劣化を
招くことなく予測アナログ信号が得られるアナログ信号
比較回路が得られる。
増大させたり、回路のS/N比や分解能等の特性劣化を
招くことなく予測アナログ信号が得られるアナログ信号
比較回路が得られる。
第1図はこの発明の一実施例に係わるアナログ信号比較
回路を示すブロック図、第2図は上記第1図の回路の構
成例を示す回路図、第3図および第4図はそれぞれ従来
のアナログ信号比較回路を示すブロック図である。 11…アナログ信号源、12,18…増幅器、13…抵抗、15…
コンパレータ、16…ADM、19…スピーカ、20D/Aコ
ンバータ、Vref…基準電圧、SS…初期設定信号。
回路を示すブロック図、第2図は上記第1図の回路の構
成例を示す回路図、第3図および第4図はそれぞれ従来
のアナログ信号比較回路を示すブロック図である。 11…アナログ信号源、12,18…増幅器、13…抵抗、15…
コンパレータ、16…ADM、19…スピーカ、20D/Aコ
ンバータ、Vref…基準電圧、SS…初期設定信号。
Claims (1)
- 【請求項1】入力されたアナログ信号を増幅する第1の
増幅手段と、一端に上記第1の増幅手段の出力が供給さ
れる第1の抵抗と、一端側の第1の出力端に上記第1の
抵抗の他端が接続され、供給されたディジタル信号をア
ナログ信号に変換して上記第1の出力端及び他端側の第
2の出力端から出力するR−2R型のラダー抵抗網と、
上記第2の出力端から出力されたアナログ信号を増幅す
る第2の増幅手段と、上記第1の増幅手段のアナログ信
号入力端と接地点間に直列接続された第2の抵抗と第1
のスイッチとを含む第1の直列回路と、上記第2の出力
端と接地点間に直列接続された第3の抵抗と第2のスイ
ッチとを含む第2の直列回路と、上記ラダー抵抗網と上
記第1の抵抗との接続点の電圧と基準電圧とを比較する
コンパレータと、このコンパレータによる比較出力に応
じたディジタル信号を上記ラダー抵抗網に供給する予測
回路とを具備し、上記第2のスイッチをオン状態、上記
第1のスイッチをオフ状態にして、上記予測回路からデ
ィジタル信号を出力するとともに、上記第1のスイッチ
をオン状態、上記第2のスイッチをオフ状態にして上記
第2の増幅手段から予測アナログ信号を出力することを
特徴とするアナログ信号比較回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61217516A JPH0636160B2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | アナログ信号比較回路 |
KR1019870010247A KR910002341B1 (ko) | 1986-09-16 | 1987-09-16 | 아날로그신호 비교회로 |
US07/097,106 US4864304A (en) | 1986-09-16 | 1987-09-16 | Analog voltage signal comparator circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61217516A JPH0636160B2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | アナログ信号比較回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6371900A JPS6371900A (ja) | 1988-04-01 |
JPH0636160B2 true JPH0636160B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=16705457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61217516A Expired - Lifetime JPH0636160B2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | アナログ信号比較回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4864304A (ja) |
JP (1) | JPH0636160B2 (ja) |
KR (1) | KR910002341B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05129959A (ja) * | 1990-07-03 | 1993-05-25 | Fujitsu Ltd | デジタル・アナログ変換器 |
US5781140A (en) * | 1996-04-18 | 1998-07-14 | Industrial Technology Research Institute | Two-segment ladder circuit and digital-to-analog converter |
US6573811B2 (en) | 2001-02-07 | 2003-06-03 | National Semiconductor Corporation | Resistor tuning network and method for microelectronic RC-based filters |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58104523A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-22 | シ−メンス・アクチエンゲゼルシヤフト | A−d変換方法および装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4532494A (en) * | 1981-01-09 | 1985-07-30 | Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha | Adaptive delta codec which varies a delta signal in accordance with a characteristic of an input analog signal |
-
1986
- 1986-09-16 JP JP61217516A patent/JPH0636160B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-09-16 KR KR1019870010247A patent/KR910002341B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1987-09-16 US US07/097,106 patent/US4864304A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58104523A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-22 | シ−メンス・アクチエンゲゼルシヤフト | A−d変換方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR910002341B1 (ko) | 1991-04-20 |
US4864304A (en) | 1989-09-05 |
JPS6371900A (ja) | 1988-04-01 |
KR880004397A (ko) | 1988-06-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |