JPH0635190U - 記録媒体用収納ケース - Google Patents

記録媒体用収納ケース

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JPH0635190U
JPH0635190U JP7685592U JP7685592U JPH0635190U JP H0635190 U JPH0635190 U JP H0635190U JP 7685592 U JP7685592 U JP 7685592U JP 7685592 U JP7685592 U JP 7685592U JP H0635190 U JPH0635190 U JP H0635190U
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JP
Japan
Prior art keywords
storage case
flat sheet
pushing
blanks
design
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7685592U
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English (en)
Inventor
修二 東
達夫 藤井
公男 田中
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 口部の変形を少なくする。 【構成】 筋押しの際、収納ケースの内側となる面を押
して線44、50を施した平板シートのブランクスを筋
押し線44、50で折り曲げ、組み立てる。このため、
折曲用溝50が収納ケースの内側に入り、筋押し箇所の
折り曲げに対する反発が小さくなる。又、平板シートの
成形時、収納ケースの外側となる面に意匠を施す。この
ため、印刷メーカーに輸送する等の必要もなく、収納ケ
ースの組み立てまで一貫工程を採用して、口部の変形の
少ない製品を製造できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はテープカセット、フロッピーディスク等の記録媒体用収納ケースに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気テープ等の記録媒体はその表面に塵埃が付いたり、表面を傷つけた りすると、記録が喪失し、誤記録、誤表示等を行うようになる。そこで、オーデ ィオ、ビデオ等のテープカセットやフロッピーディスク等では不使用時にプラス チック、紙等のケースに収納して保護している。
【0003】 このような収納ケースとして、例えばプラスチック製のスリーブ型収納ケース を組み立てる場合、最初溶融状態のプラスチックをシリンダーで押し出し成形し 、大きな正方形状又は長方形状の平板シートを形成する。次に、原反たる平板シ ートのケースの外側となる面に印刷により意匠を施す。通常、その後の平板シー トに対する管理や加工は全て意匠面を上にして行う。何故なら、意匠面を下にす ると、印刷の乾きが悪かったりすると、印刷面が擦れる等して不具合が発生する からである。
【0004】 そこで、意匠面を上にして打抜き刃及び筋押し刃を配設した金型の定盤上に載 せ、平板シートからブランクスを一度に多数枚打ち抜き、筋押しする。その際、 各ブランクスの外形が収納ケースを展開した図の輪郭線に沿って切断され、打ち 抜かれると同時に、筋押しを行って製凾に必要な折曲用の溝を形成する。その際 、ブランクスの筋押し箇所には図5に示すように上面に深い折曲用溝10、下面 に浅い反動溝12ができる。このブランクスを製凾機に投入し、折曲用溝10が 収納ケースの外側にでるように矢印方向に折り曲げ(山折り)を行いながら、所 定箇所を重畳、溶着して収納ケースを組み立てる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような収納ケースは筋押し箇所の折り曲げに対する反発が 大きく、図6に示すように口部14が変形し易く、口開き量aが大きくなる。そ れ故、口部14から塵埃が侵入し易く、記録媒体が落下し易い等の問題が発生す る。なお、16(16a、16b)は左右側面板、18(18a、18b)は上 底面板、20は背面板である。
【0006】 本考案はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、口部の変形 の少ない記録媒体用収納ケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による記録媒体用収納ケース52には打ち 抜き加工と同時に筋押し線36、38、40、42、44、50を施したプラス チック製の平板シートのブランクス22を用い、その筋押し線36、38、40 、42、44、50を折り曲げ、組み立てを行う。しかも、平板シートとして、 筋押しの際に収納ケース52の内側となる面を押して線36、38、40、42 、44、50を施したものを用いる。
【0008】 又、平板シートとして、成形時に収納ケース52の外側となる面に意匠を施し たものを用いると好ましくなる。
【0009】
【作用】
上記のように構成し、筋押しの際に、収納ケース52の内側となる面を押して 線36、38、40、42、44、50を施すと、折曲用溝50が収納ケースの 内側に入るため、筋押し箇所の折り曲げに対する反発が小さくなる。
【0010】 又、平板シートの成形時、収納ケース52の外側となる面に意匠を施すと、平 板シートの成形工程で意匠を施せるため、印刷メーカーに輸送する等の必要もな く、収納ケースの組立てまで一貫工程を採用し易くなる。しかも、印刷品に発生 する不具合もない。
【0011】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例を説明する。 図1は図2のX−X線拡大断面図、図2は本考案を適用したVHSビデオテー プカセット用スリーブ型収納ケースの外側から見たブランクスを示す平面図であ る。図中、22は平板シートからなるブランクス、24はその上面板、26は底 面板、28は背面板、30(30a、30b)は左右表側面フラップ、32(3 2a、32b)は左右裏側面フラップ、34(34a、34b)は左右耳フラッ プである。
【0012】 又、36、38(38a、38b)は上面板24と背面板28、左右表側面フ ラップ30との間の筋押し線(反動溝)、40、42(42a、42b)は背面 板28と底面板26、左右耳フラップ34との間の筋押し線(反動溝)、44( 44a、44b)は底面板26と左右裏側面フラップ32との間の筋押し線(反 動溝)である。なお、上面板24の縁の中央部に浅い指掛け用切り欠き46を設 け、底面板26の縁の中央部に深い指掛け用切り欠き48を設ける。
【0013】 このようなブランクス22は原反の成形時に、一面に意匠やメーカー名等を施 した大きな平板シートから製作する。そこで、原反の成形時に、外周面に多数の ブランクスに相当する意匠やメーカー名等を彫り込んだシリンダ−を用い、他の ロールと溶融状態のプラスチック等の原材料を挟持して大きな平板シートを成形 すると同時に、その一面に意匠やメーカー名等を施す。このようにして、原反の 成形工程で意匠等を施すと、印刷工程を省略できる。因みに、原反用プラスチッ ク材としてポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネイト、ポリ塩化ビニル 等を使用する。
【0014】 次に、意匠等を施した面を下にして多数のブランクスに相当する打抜き刃と筋 押し刃を配設した金型の定盤上に載せ、冷間プレス加工によって一度にブランク ス22を多数枚取りする。その際、打抜き刃によって各ブランクスの外形が収納 ケースを展開した図の輪郭線に沿って切断され、打ち抜かれる。同時に、筋押し 刃によって各ブランクスに筋押しが施される。しかも、図1に示すように筋押し 線として筋押し刃の押した面、即ち収納ケースの内側となる面に深い折曲用溝5 0が形成され、意匠等を施した面に浅い反動溝44aができる。
【0015】 このブランクス22を製凾機に投入し、折曲用溝50が収納ケースの内側にな るように矢印方向に折り曲げ(谷折り)を行いながら対応するフラップ同士を適 宜重畳し、溶着して両側面板を形成する。すると、図3に示すようなVHSビデ オテープカセット用収納ケース52の組み立てが完成する。このようにして、折 曲用溝50を収納ケースの内側に入れると、筋押し箇所の折り曲げに対する反発 が小さくなる。それ故、図4に示すように口部54が変形し難くなり、口開き量 bが少なくなる。
【0016】 消費者に販売する場合、収納ケース52にVHSビデオテープカセットを収め 、フィルム包装等を施して提供する。購入者はフィルム包装を取り除き、収納ケ ース52からカセットを引き抜いて使用するが、使用後には再び収納ケース52 に納めて保存する。ここで、筋押し法として冷間加工を用いて形成した折曲用溝 を収納ケースの外側にだす場合と内側に入れる場合との常温における口開き量A 、Bを対比して表1に示す。なお、初期とは収納ケースからフィルム包装を取り 除き、カセットを引き抜いた直後の口開き量であり、保存後とはカセットを引き 抜いたまま5日間置いた後の口開き量である。
【表1】
【0017】
【考案の効果】
以上説明した本考案によれば、筋押しの際、収納ケースの内側となる平板シ ートの面を押して線を施すため、折曲用溝が収納ケースの内側に入って、折り曲 げに対する反発が小さくなり、口部が変形し難く、口開き量が少なくなる。それ 故、口部から塵埃が侵入し難く、記録媒体も落下し難い。しかも、折り曲げに対 する反発が小さいと、折り曲げ箇所に無理がかからず、破れ難くなるため、薄い 平板シートを使用し易くなる。
【0018】 又、平板シートの成形時に、収納ケースの外側となる面に意匠を施すと、平板 シートの成形工程で意匠を施せるため、印刷メーカーに輸送する等の必要もなく 、一貫工程により口部の変形の少ない優れた製品を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のX−X線拡大断面図である。
【図2】本考案を適用したVHSビデオテープカセット
用スリーブ型収納ケースの外側から見たブランクスを示
す平面図である。
【図3】同スリーブ型収納ケースの組み立て完成状態を
示す斜視図である。
【図4】同スリーブ型収納ケースの口部の変形状態を示
す概略正面図である。
【図5】従来のVHSビデオテープカセット用スリーブ
型収納ケースの図1に対応する断面図である。
【図6】同スリーブ型収納ケースの図4に対応する正面
図である。
【符号の説明】
22…ブランクス 24、26…上底面板 28…背面
板 30、32…表裏側面フラップ 34…耳フラップ
36、38、40、42、44…筋押し線(反動溝)
50…筋押し線(折曲用溝) 52…スリーブ型収納
ケース 54…口部 b…口開き量

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打ち抜き加工と同時に筋押し線を施した
    プラスチック製平板シートのブランクスを筋押し線で折
    り曲げ、組み立ててなる記録媒体用収納ケースにおい
    て、上記筋押しの際、収納ケースの内側となる面を押し
    て線を施すことを特徴とする記録媒体用収納ケース。
  2. 【請求項2】 平板シートの成形時に、収納ケースの外
    側となる面に意匠を施すことを特徴とする請求項1記載
    の記録媒体用収納ケース。
JP7685592U 1992-10-09 1992-10-09 記録媒体用収納ケース Withdrawn JPH0635190U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7685592U JPH0635190U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 記録媒体用収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7685592U JPH0635190U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 記録媒体用収納ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0635190U true JPH0635190U (ja) 1994-05-10

Family

ID=13617270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7685592U Withdrawn JPH0635190U (ja) 1992-10-09 1992-10-09 記録媒体用収納ケース

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Effective date: 19970306