JPH06349B2 - 繊維強化熱可塑性合成樹脂の成形用金型 - Google Patents

繊維強化熱可塑性合成樹脂の成形用金型

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JPH06349B2
JPH06349B2 JP1029612A JP2961289A JPH06349B2 JP H06349 B2 JPH06349 B2 JP H06349B2 JP 1029612 A JP1029612 A JP 1029612A JP 2961289 A JP2961289 A JP 2961289A JP H06349 B2 JPH06349 B2 JP H06349B2
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晶弘 内藤
昇 松永
和好 畔柳
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合成樹脂の成形用金型に係り、特に繊維強化熱
可塑性合成樹脂のホットプレス法による成形において用
いる金型に関するものである。
(従来技術) 近年軽量でしかも高い強度を持つ材料としてガラス繊維
や炭素繊維で強化したいわゆる繊維強化合成樹脂への関
心が高まっている。
従来の繊維強化合成樹脂はエポキシ樹脂、ポリエステル
樹脂等の熱硬化性合成樹脂を基本としたものであり、こ
のような材料を利用しての1つの成形法として、炭素系
長繊維のエポキシ系プリプレグ材を所定形状積層法で積
層後オートクレーブ中で加熱加圧してキュアーさせる方
法がある。
このような成形法は、成形前段階での準備例えば成形体
中のボイド除去の為の処置が必要であったり、或はオー
トクレーブ中でキュアー時間が4〜5時間と長くかかり
非常に生産能率が悪いものであった。
このため最近は、熱可塑性合成樹脂をベースとした繊維
強化合成樹脂すなわちFRTPへの関心が高まってい
る。
特に最近開発されたPEEK(ポリエーテルエーテルケ
トン)樹脂は、耐熱性、強靭性、耐薬品性、耐炎性等が
既存のいわゆるエンジニアリングプラスチックと比べて
数段優れていることから、これをベースとしたFRTP
が注目されている。
従来のFRTPの成形は第6図に示す如くホットプレス
成形装置を利用して行われていた。
1は型締用油圧シリンダー、2は補強板、3は水冷却管
8の配設された隔熱冷却板、4は断熱材、5は加熱冷却
板であり、加熱冷却板5内には水冷却管7及びカートリ
ッジヒータ6が配設されている。
PEEKをベース樹脂とし炭素繊維で強化したFRTP
の成形に際しては、該成形材料はタック性がないので先
ずバットジョイントでプリプレグ材のレイアップを行
う。
すなわちプレプレグ材を所定のプライ数レイアップした
後全体がばらばらにならないよう4辺をハンダゴテを用
いてレジンを溶かし圧着させて接合する。
厚いラミネートを作る場合には、例えば8プライ程度づ
つに仮止めしたものを必要枚数重ねた後接合する。
前記した如くして所定プライ数レイアップされたプリプ
レグを用いての成形は、第7図に示す如くプリプレグ1
2を離型剤の塗布されたアルミ箔10を介して2枚の必
要に応じてキャビティ及びコアの形成された金型本体と
してのプレッシャープレート9にて挟持し、第1図に示
すホットプレス装置に装着し加熱加圧して行う。
尚11はプレッシャープレート9の四周に配設されるプ
リプレグのはみ出しを防ぐためのピクチャーフレームで
ある。
成形条件は第8図に示す如くであり、先ず400℃にな
るまで8プライで5分程度の予熱時間で先ず予熱する。
尚予熱時間は1+1/2P分(P…プライ数)程度とす
る。
この予熱に際して若干の圧力(70psi程度)をかけ
るとガス抜き効果がある。
次いで圧力を200psi程度として400℃−5分加熱
した後圧力はそのまま保持して200℃程度に急冷し、
さらに圧力を300psi程度として5分間保持し一サイ
クルの成形を終わる。
(発明が解決しようとする課題) 前記した成形条件において成形体の温度を400℃から
200℃に急冷する際、この冷却速度によってPEEK
の如き結晶性合成樹脂の場合は結晶化度が変化し、冷却
速度が10℃/分以下と遅い場合には結晶化度が高くな
って靭性が低下し、一方冷却速度700℃/分以上と急
冷すると結晶化度が低下して強度、剛性、耐薬品性等が
低下する。
したがって靭性、強度、耐薬品性等の物性値を使用目的
に応じて最適とするには、冷却速度をコントロールして
結晶化度を最適とする必要があるが、実際にはこれは極
めて難しい。
このため結晶化度をコントロールする方法として、先ず
極めて早い冷却速度で急冷し殆ど結晶化しない状態とし
た後、この成形品を200〜300℃で20分程度の再
加熱によるアニールをして最適の物性値の得られる結晶
化度とする方法が採られる。
しかしながら第6図に示した如き水冷却管7に冷却水を
通して加熱冷却板5を冷却して成形体を冷却する方法を
採った場合には、成形温度が400℃と極めて高いこと
もあって冷却速度は極めて遅くなり結晶化度の低い成形
体を得ることは出来なかった。
したがって当然のことながら、アニールによる結晶化度
のコントロールは不可能で、せっかく特性のすぐれたP
EEKをベース樹脂として利用しても優れた特性のFR
TP成形体を得ることは出来なかった。
本発明は、前記したような従来技術の課題を解決するた
め、ホットプレス成形法による成形において成形体を急
冷する効果的な方法を提供することを目的に創案された
ものである。
(課題を解決するための手段) すなわち本発明は、繊維強化熱可塑性合成樹脂シートを
ホットプレス成形するための金型装置であって、上下の
金型本体としてのプレッシャープレートと、このプレッ
シャープレートに熱を伝えるため裏面に接する均熱板
と、この均熱板を加熱するため裏面に接する熱源の配備
された加熱板とから成り、前記加熱板に挿入溝を介して
出入自在の冷媒噴射管ユニットを配備したことを特徴と
する繊維強化熱可塑性合成樹脂の成形用金型であり、ま
た加熱板加熱する熱源が、嵌合穴を介して出入自在のカ
ートリッジヒータユニットとして配備されたことを特徴
とする前記繊維強化熱可塑性合成樹脂の成形用金型であ
る。
(作用) 本発明の構成は前記したようなのものであり、その作用
は次の通りである。
先ず、成形作業終了後直ちに加熱板の溝に冷媒噴射管ユ
ニットを挿入して均熱板に冷却媒体を噴射してこの冷却
を行うと、従来の加熱板に埋設された冷却管に冷却媒体
を流通させて冷却する場合に比べてはるかに冷却効率が
高く急冷が可能となる。
したがってこの均熱板から熱伝導を受けている成形体も
急冷され、結晶化度の低い成形体が容易に得られること
となる。
また、前記した均熱板を急冷するための冷媒噴射管ユニ
ットは加熱板に対して出入自在であるので、成形作業時
には加熱板から離れた退避位置に位置させられ、成形作
業時に冷却ユニットも加熱されてしまうこともなくな
り、冷却媒体の噴出が効果的に行えて均熱板の冷却効率
が高まり、同時に加熱板も冷却ユニット分の体積が減少
するので熱容量が小さくなり、加熱板を加熱する際の熱
効率が向上する。
さらに加熱用のカートリッジヒータユニットも加熱板に
対して出入自在とすると、加熱板からヒータユニットを
冷媒噴射管ユニットで均熱板を冷却する際には離れた位
置に退避させておけるので、冷却媒体がカートリッジヒ
ータユニットに噴射されてこれが損傷しなくなる。
さらに、均熱板を冷却するための冷媒噴射管からの冷媒
の噴射量は、制御装置の制御によって成形温度に応じて
変化させられるので、PEEK樹脂のように成形温度の
高い樹脂を成形した場合でも、その成形温度に応じて冷
媒の噴射量が多くして高い冷却速度で冷却することが可
能となる。
(実施例) 本発明の実施例について第1図及び第2図にもとづいて
説明する。
第1図に示すように、本発明の金型は型締用油圧シリン
ダー13の配備された従来のホットプレス装置のプラテ
ン18に断熱板14を介して取り付けられている。
15が加熱板、16は均熱板、17はプレッシャープレ
ートであり、2枚のプレッシャープレート17に挟持さ
れた成形材のプリプレグ19は、加熱板15から伝熱さ
れる均熱板16を介して加熱されつつ型締用油圧シリン
ダー13によって加圧されて成形される。前記した成形
機に取り付けられた金型の詳細は第2図に示すようなも
のであり、加熱板15には凹溝が等間隔で形成されてお
り、この凹溝に多数の噴射孔42を有する冷媒噴射管ユ
ニット21が自在に出入できるようになっている。
加熱板15の凸部にはカートリッジヒーター27を挿入
するための取付穴が設けられており、ここに挿入された
カートリッジヒーター27によって加熱板15が加熱さ
れるが、このカートリッジヒーター27はユニット化
し、加熱板15の嵌合穴に対し出入自在にするのが好ま
しい。
また加熱板15は溝部が設けられた分、体積が減少し熱
容量が小さくなっており、当然この加熱に要する熱量は
小さくなる。
加熱板15はアルミニウム、銅等の熱伝導性の良い材料
にて形成され、この加熱板15には銀、銅、アルミニウ
ム等の熱導電性の良い金属、もしくはこれらのクラッド
材で形成された均熱板16が固着されている。
加熱板15に対して均熱板16を配設するのは加熱板1
5に溝が設けられているので加熱板15からプレッシャ
ープレート17への伝熱を効果的に行わせるためであ
る。
したがって、加熱板15に与えられた熱は均熱板16を
介してプレッシャープレート17に挟持された成形材料
のプリプレグ19を加熱することとなる。
加熱板15の冷媒噴射管ユニット21が挿入される溝部
には冷媒噴射管ユニット21が所定位置迄挿入されたか
否かを検出するための位置確認手段としてのリミットス
イッチ28が装着されている。
冷媒噴射管ユニット21には、駆動手段としての油圧シ
リンダー29の油圧シリンダーロッド22が固着されて
おり、この油圧シリンダー29の駆動によって、冷媒噴
射管ユニット21は加熱板15の溝部に挿入されたり、
或は加熱板15から離れた退避位置に移動されたりす
る。
26は、冷媒貯蔵用のタンクであり、このタンク26内
には一般には冷媒としての水が貯蔵されており、ポンプ
25によって供給管30を経て冷媒噴射管ユニット21
に送られる。
24は、冷媒の供給量を増減するための流量調節装置、
23は冷媒の供給を開始したり、或は停止したりするた
めのシャットオフ弁装置、20はプレッシャープレート
17の温度を検知するための熱電対のような温度センサ
ーである。
前記したように構成される金型を利用しての成形作業を
行う場合の制御機構について第3図のシステムブロック
にもとづいて説明する。
31は、成形用の型が所定の成形温度に達したか否か、
或は所定の冷却温度迄冷却されたか否かを検知するため
の型温度検知手段であり、実施例の成形機では、プレッ
シャープレート17に装着された温度センサー20がこ
れに相当する。
32は、冷媒噴射管ユニット21が加熱板15の溝の所
定の位置迄挿入されたか否かを確認する定位置確認手段
であり、加熱板15の溝部に装着されたリミットスイッ
チ28がこれに相当する。
33は、中央演算処理をするための演算手段、34は予
め制御プログラムが記憶されたROM、35はデータを
一時的に記憶するためRAMである。
36は、型が所定の成形温度に達した後の保持時間を測
定するためのタイマー、37はカートリッジヒータユニ
ット化した加熱ユニットを加熱板15に設けた嵌合穴に
挿入したり、或は加熱板15から離れた退避位置に移動
させたりする加熱ユニット駆動手段、38は冷媒噴射管
ユニット21を加熱板15の溝部に挿入したり、或は加
熱板15から離れた退避位置に移動させたりする噴射管
駆動手段である。
噴射管駆動手段38は、油圧シリンダー29として示し
てあり、加熱ユニット駆動手段37としても同様の装置
を利用する。
39は、冷媒を冷媒噴射管ユニット21に供給するため
のポンプ25を駆動するためのポンプ駆動手段、40は
冷媒の供給量を調節する流量調節装置24の調節弁を冷
却供給量に応じて設定するための流量調節弁設定手段、
41は冷媒の供給を開始したり、或は停止したりするシ
ャットオフ弁装置23の弁の開閉を行うシャットオフ弁
開閉手段である。
次に、以上のように構成される制御機構により制御され
つつ行われる一連の本発明の成形作業について第4図の
流れ図にもとづいて説明する。
成形機に対して成形材料のプリプレグ19が、プレッシ
ャープレート17に挟持され油圧シリンダー13によっ
て所定の圧力で加圧してセットされると、カートリッジ
ヒーター27への通電によって加熱板15が加熱され
る。
勿論、この際には冷媒噴射管ユニット21は、加熱板1
5の位置から離れた退避位置にある。
加熱板15の加熱により均熱板16を介してプレッシャ
ープレート17が加熱されるので、第1ステップとし
て、プレッシャープレート17が所定の成形温度に達し
たか否かを、型温度検知手段31としての温度センサー
20で検知する。
プレッシャープレート17が所定の成形温度に達したこ
とが検知されると、第2ステップとしてタイマー36が
作動し、所定の成形時間に達したか否かを測定する。
タイマー36によって成形時間が所定の時間に達したこ
とが検知されると、第3ステップとして加熱ユニット2
7としてのユニツト化されたカートリッジヒータ27が
加熱板15から離れた退避位置迄加熱ユニット駆動手段
37によって後退させられ、第4ステップとして噴射管
駆動手段38としての油圧シリンダー29の駆動により
冷媒噴射管ユニット21を加熱板15の溝部に挿入させ
るため前進させる。
尚加熱ユニット27を特に加熱板15から退避させる必
要が無い場合は、第3ステップは省略される。
第5ステップとしては、加熱板15の溝部に挿入された
冷媒噴射管ユニット21が、所定位置に達したか否かを
定位置確認手段32としてのリミットスイッチ28によ
って確認される。
定位置確認手段32により冷媒噴射管ユニット21が定
位置迄前進したことが確認されると、第6ステップとし
てポンプ駆動手段39によってポンプ25が駆動され
る。
第7ステップとして、流動調節弁装置24の流量調節弁
が、型温度検知手段31としての温度センサー20で検
知されたプレッシャープレート17の成形温度に応じ
て、流量調節弁設定手段40によって設定される。
流量調節弁が成形温度に応じた所定の流量に設定される
と、第8ステップとしてシャトオフ弁装置23のシャッ
トオフ弁が、シャットオフ弁開閉手段41によって開か
れる。
シャットオフ弁装置23のシャットオフ弁が開かれる
と、冷媒噴射管ユニット21の噴射孔42から冷媒とし
ての水の均熱板16に対して噴射が開始され、均熱板1
6を介してプレッシャープレート17の冷却が行われ
る。
第9ステップとして、型温度検知手段31としての温度
センサー20によって、プレッサープレート17が所定
の温度迄冷却されたか否かが検知される。
プレッシャープレート17が所定の冷却温度に達したこ
とが検知されると、第10ステップとしてシャットオフ
弁装置23のシャットオフ弁がシャットオフ弁開閉手段
41によって閉じられ、冷媒噴射管ユニット21からの
均熱板16に対する冷媒の噴射は停止される。
シャットオフ弁が閉じられ冷媒の噴射が停止されると、
第11ステップとして冷媒噴射管ユニット21は、噴射
管駆動手段38としての油圧シリンダー29によって駆
動され、加熱板15の溝部から離れ退避位置に後退す
る。
冷媒噴射管ユニット21が退避位置に後退すると、退避
位置にあった加熱ユニット27が加熱ユニット駆動手段
37によって駆動されて前進し、加熱板15に装着され
次の成形に備えらえる。
尚、第8図に示した如く、成形作業時には油圧シリンダ
ー13による成形圧力も成形温度及び冷却温度の型温度
と成形時間とによって制御されているが、この制御も型
温度検知手段31としての温度センサー20及びタイマ
ー36によって行われる。
(効果) 本発明の構成及び作用は前記したようなものであり、そ
の効果を示すものとして、本発明と従来例との冷却速度
の比較を第5図に示す。
この図において、実線で示すaは温度19.5℃の水を約1
6/分の噴射量で均熱板に噴射した本発明の実施例、
点線で示すbは、加熱板に埋設された冷却管に17℃の
水を13/分の通水量で通水した従来例のプレッシャ
ープレートの温度を測定して得た成形体の冷却カーブが
示されている。
この図から明らかな如く、本発明の実施例の冷却速度
は、400℃−200℃の間で727℃/分と従来例の
190℃/分よりもはるかに速く、成形温度が400℃
と極めて高い場合でも急冷が可能であることを示してい
る。
本発明が従来例に比べてこのように速い冷却速度が得ら
れるのは、前記したように加熱板に溝を設けているので
熱容量が約1/3程度と少なくなっていること、冷却水
の通水量を3/分多くできること、冷却が噴射水を利
用したものであるために水蒸気膜を除去した効率の高い
冷却方式であること等によるものである。
前記したような条件でPEEK樹脂を成形し結晶化度を
測定したところ、成形体は殆ど結晶化されていないこと
が確認された。
したがってこの結晶化度の低い成形体を再度加熱してア
ニールすることにより適度の結晶化度とすることが容易
に行えた。
以上のように本発明は、PEEK樹脂のような成形温度
の高い結晶性熱可塑性樹脂をベースにした繊維強化熱可
塑性樹脂をも良好な品質状態で成形することのできる金
型を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1及び第2図は本発明の成形機を、第3図及び第4図
は本発明の制御機構を、第5図は本発明の効果を、第6
図及び第7図は従来例の成形機を、第8図はPEEK樹
脂の成形条件を示す図である。 15…加熱板、16…均熱板、17…プレッシャープレ
ート、19…プリプレグ、20…温度センサー、21…
冷媒噴射管ユニット、23…シャットオフ弁装置、24
…流量調節弁装置、27…カートリッジヒーター、28
…リミットスイッチ、29…油圧シリンダー、36…タ
イマー
フロントページの続き (72)発明者 内藤 晶弘 東京都江東区白河2丁目15番4号 株式会 社丸東製作所内 (72)発明者 松永 昇 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 畔柳 和好 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 審査官 野村 康秀 (56)参考文献 特公 昭49−47908(JP,B1) 実公 昭62−41780(JP,Y2) 実公 平3−49862(JP,Y2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維強化熱可塑性合成樹脂シートをホット
    プレス成形するための金型装置であって、上下の金型本
    体としてのプレッシャープレートと、このプレッシャー
    プレートに熱を伝えるため裏面に接する均熱板と、この
    均熱板を加熱するため裏面に接する熱源の配備された加
    熱板とから成り、前記加熱板に挿入溝を介して出入自在
    の冷媒噴射管ユニットを配備したことを特徴とする繊維
    強化熱可塑性合成樹脂の成形用金型。
  2. 【請求項2】加熱板を加熱する熱源が、嵌合穴を介して
    出入自在のカートリッジヒータユニットとして配備され
    たことを特徴とする請求項1記載の繊維強化熱可塑性合
    成樹脂の成形用金型。
JP1029612A 1989-02-10 1989-02-10 繊維強化熱可塑性合成樹脂の成形用金型 Expired - Lifetime JPH06349B2 (ja)

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