JPH06331393A - デジタル式車両運行記録装置 - Google Patents

デジタル式車両運行記録装置

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JPH06331393A
JPH06331393A JP12235493A JP12235493A JPH06331393A JP H06331393 A JPH06331393 A JP H06331393A JP 12235493 A JP12235493 A JP 12235493A JP 12235493 A JP12235493 A JP 12235493A JP H06331393 A JPH06331393 A JP H06331393A
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JP
Japan
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vehicle
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data
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exit
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JP12235493A
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Shinichiro Shimizu
慎一郎 清水
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転手が出庫操作を行わなくても車両が所定
距離走行したことを検出したとき、自動的に出庫処理を
行ってデータの記録収集動作を開始させるようにしたデ
ジタル式車両運行記録装置を提供する。 【構成】 出入庫操作手段2による出庫操作及び入庫操
作に応じて出庫処理及び入庫処理をそれぞれ行い、出庫
処理後、運行データを書き込み手段11bがその発生時
刻とともに記憶手段12bに書き込み記録して収集す
る。出庫操作が行われない状態で車両が所定距離走行し
たことを走行検出手段が検出すると、自動出庫手段11
dが出庫処理を自動的に行わせる。運行データを要求す
る要求信号に応じ、走行距離検出手段11eが出庫処理
後の車両走行距離を検出し、この距離が所定値以上のと
きのみ出力手段11fが運行データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は時々刻々変化する車両の
走行速度を含む車両運行情報などをデジタルデータの形
で収集してメモリに記録するデジタル式車両運行記録装
置に係り、特に、運転手の出庫操作及び入庫操作に応じ
て車両運行情報の収集を開始させる入庫処理を行うよう
にしたデジタル式車両運行記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置は、例えば運送業者が
所有する多数のトラックなどの運送車両を管理するため
の各車両の運行情報を収集するため車両に搭載して使用
され、その形態には幾つかある。その一例を図6につい
て説明すると、図中1は車両に取り付けられ車両運行情
報を収集する車載装置であり、その正面には表示器1a
とコネクタ孔1bと出入庫スイッチ1cが設けられ、そ
の内部にはトラック基地から出発する車両の出庫からト
ラック基地に戻る入庫までの間の車両の走行に関する走
行速度、走行距離などに関するデータなどを記録するメ
モリが設けられ、メモリに記録されたデータはコネクタ
孔1bに接離可能に接続される表示器2aとキーボード
2bを有する携帯可能な操作装置2に転送されるように
なっている。なお、操作装置2に出入庫コマンドの送信
機能を持たせ、出入庫スイッチ1cを省略するようにし
たものもある。
【0003】図7は他の例を示し、車載装置1にICメ
モリカード3を挿抜する開口を設けると共にICメモリ
カードリーダライタを内蔵させ、車両運行情報をICメ
モリカード3に記録して収集するようにしたものもあ
る。この場合には、出入庫操作は開口に対するICメモ
リカードの挿入及び開口からのICメモリカードの抜き
取りによって行うことができ、ICメモリカード3の挿
入中に車両運行情報を記録するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、運転手が出
庫操作を忘れると、出庫処理が行われず、実際には車両
の運行が開始しているにもかかわらず、車両運行情報の
記録動作が行われず、当該車両についての運行記録が得
られないことになるという問題があった。
【0005】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、運転手が出庫操作を行わなくても車両が所定距離
走行したことを検出したとき、運転手による出庫操作が
なくても自動的に出庫処理を行ってデータの記録収集動
作を開始させるようにしたデジタル式車両運行記録装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成されたデジタル式車両運行記録装置は、
図1の基本構成図に示すように、出庫及び入庫のための
手動操作を行うための出入庫操作手段2を備え、出庫操
作及び入庫操作に応じて出庫処理及び入庫処理をそれぞ
れ行い、前記出庫処理後、時々刻々変化する車両の走行
速度を含む車両の運行データを書き込み手段11bによ
ってその発生時刻とともに記憶手段12bに書き込み記
録して収集する動作を開始し、前記入庫処理後に前記記
録収集動作を終了するデジタル式車両運行記録装置にお
いて、前記出庫操作が行われない状態で車両が所定距離
走行したことを検出する走行検出手段11cと、該走行
検出手段による検出に応じて前記出庫処理を自動的に行
わせる自動出庫手段11dとを備えることを特徴として
いる。
【0007】前記デジタル式車両運行記録装置が、前記
記憶手段に書き込み記録して収集した運行データを要求
する要求信号に応じ、前記運行データにより出庫処理後
の車両走行距離を検出する走行距離検出手段11eと、
該走行距離検出手段11eにより検出した距離が所定値
以上のときのみ前記運行データを出力する出力手段11
fとを備えることを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成において、出入庫操作手段2による出
庫操作及び入庫操作に応じて出庫処理及び入庫処理をそ
れぞれ行い、その後、時々刻々変化する車両の走行速度
を含む車両の運行データを書き込み手段11bによって
その発生時刻とともに記憶手段12bに書き込み記録し
て収集する動作を開始し、入庫処理後に記録収集動作を
終了する。走行検出手段11cが、出庫操作が行われな
い状態で車両が所定距離走行したことを検出すると、出
庫処理を自動的に行わせるので、出庫操作忘れによって
運行データが収集されなくなることが防止できる。
【0009】記憶手段12bに書き込み記録して収集し
た運行データを要求する要求信号に応じ、走行距離検出
手段11eが運行データにより出庫処理後の車両走行距
離を検出し、この検出した距離が所定値以上のときのみ
出力手段11fが運行データを出力するようになってい
るので、自動出庫処理を行うようにしたことによって実
際の車両運行以外で収集されたデータが出力されること
がなくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明によるデジタル式車両運行記録装置
の一部分を構成する車載装置の一実施例を示し、同図に
おいて、図6について上述した従来のものと同一の部分
には同一の符号を付してある。車載装置1は、図示しな
いバッテリを電源として、予め定めた制御プログラムに
従って動作するマイクロコンピュータ(CPU)11を
有する。CPU11は制御プログラムを格納するROM
11aを内蔵している。
【0011】CPU11には、図3に示すように、信号
処理のために使用する各種のデータが格納されるワーク
エリア12aと、収集した各種のデータが書き込み記録
されるデータエリア12bとを有するRAM12が接続
されている。また、CPU11には、インターフェース
(I/F)13及び通信インターフェース(I/F)1
4が接続され、I/F13を介して図示しない走行セン
サからの速度信号、図示しないイグニッション(IG
N)スイッチの状態を示すIGN信号などが入力され
る。また、CPU11は通信I/F14の入出力端子1
4aを介して接続される図示しない操作装置との間で通
信を行う。更に、CPU11には、表示ドライバ15を
介して表示器1aが接続され、表示器1aには通常時計
時刻が表示されるが、出庫後は個人コードや走行距離が
表示される。
【0012】図4は図2の車載装置1の入出力端子14
aに接続される操作装置2の一実施例を示し、同図にお
いて、図6について上述した従来のものと同一の部分に
は同一の符号を付してある。操作装置2は、図示しない
電池を電源として、予め定めた制御プログラムに従って
動作するマイクロコンピュータ(CPU)21を有す
る。CPU21は制御プログラムを格納するROM21
aを内蔵している。
【0013】CPU21にはRAM22が接続され、こ
のRAM22は信号処理のための各種のデータが格納さ
れるワークエリアと、自らが収集した各種のデータの
他、車載装置1から入力した各種のデータが書き込み記
録されるデータエリアとを有する。また、CPU21に
は、各種のファンクションキーやテンキーを有するキー
ボード2b及び通信インターフェース(I/F)24が
接続されている。また、CPU21は通信I/F24の
入出力端子24aを介して接続される図示しない車載装
置との間で通信を行う。更に、CPU21には、表示ド
ライバ25を介して表示器2aが接続され、表示器2a
にはキー入力された0〜9などが表示される。
【0014】上述した構成の車載装置1は、電源の投入
によってこれを構成するCPU11がイニシャライズを
行い、RAM12中のワークエリア12aに形成された
時計エリア、車両コードエリアなどの各種設定エリアの
他、時刻設定フラグなどの各種のフラグエリアをリセッ
トし、通信I/F14の入出力端子14aに接続された
操作装置1に代えて接続された図示しない設定器からの
信号を待つ。入出力端子14aに接続した設定器により
設定された時計時刻や車両コードは対応するエリアにそ
れぞれ格納される。また、操作装置2が接続さていると
きには、その特定のキーによる出庫操作や入庫操作に応
じ、通信により出庫及び入庫を指示する信号を車載装置
1に対して送信する。この出庫指示及び入庫指示に応じ
て車載装置1は出庫処理、入庫処理を行う。
【0015】そして、操作装置1において出庫操作が行
われると、これに応じて出庫処理を行った後予め定めら
れたデータの収集を開始し、入庫操作が行われると、こ
れに応じて入庫処理を行ってデータ収集を終了するが、
データ収集開始から終了までのデータ収集動作の際に、
その発生時刻データも記録される。上記出庫処理では、
時刻、走行距離などの記録の他アドレスの決定を行い、
入庫処理では時刻、走行距離などの記録の他各種フラグ
のクリアや収集動作停止などを行う。
【0016】なお、データ収集動作では、CPU11は
例えば車両の走行に応じて発生される速度信号を入力し
てこれを処理し、車速を例えば0.5秒毎に計測し、この
計測により得た速度データを圧縮してRAM12に書き
込む。また、1分毎の速度最大値及び最小値、走行距離
などを計測し、これらの計測により得た1分時系列デー
タをRAM12に書き込む。
【0017】また、出庫操作を運転手が行うことを忘れ
て当日の運行を開始して走行を始めると、I/F13を
介して入力する速度信号に基づいて車両が所定距離走行
したかどうかを判断し、所定距離走行したと判断したと
きには、出庫操作が行われていなくても、出庫処理を行
ってデータ収集動作を開始する。なお、出庫操作が行わ
れると、それまで時計表示を行っていた表示器1aに運
転手の識別番号を表示する。この識別番号は、操作装置
2における出庫操作に応じて操作装置2から車載装置1
に送出される出庫を指示する信号とともに伝送される。
従って、出庫操作なしに出庫処理を行ってデータの収集
を開始したときには、運転手の識別番号を表示器1aに
表示させることができず、このような場合には、実際に
はない識別番号を表示器1aに表示させて出庫操作なし
でデータ収集を自動的に開始したことを表すようにす
る。勿論、データ収集の有無を別途設けたインジケータ
によって指示するようにしてもよい。
【0018】なお、上述のように出庫操作がなくても車
両の所定距離の走行に応じて出庫処理を行ってデータ収
集動作を開始させるようにした場合、車両の一を少し移
動することでもデータ収集を開始しかねない。このよう
に収集したデータは日常の運行管理では不用とされるも
のであるが、このデータも後に吸い上げられ処理の対象
にされかねない。
【0019】従って、走行により自動的にデータ収集を
開始した場合には、操作装置2での出庫操作による通常
のデータ収集の開始でないので、記録された走行距離が
所定の距離に達していないときには、車載装置1はデー
タ要求があってもこのデータを不用データとして出力し
ないようにする。なお、不用データとしての扱いも、日
常用いる簡易データだけとし、詳細データについては一
連のデータとして出力するようにすることもできる。
【0020】以上概略説明した車載装置1の動作の詳細
を、CPU11が予め定めた制御プログラムに従って行
う処理を示す図5のフローチャートを参照して説明す
る。CPU11はその電源が投入されることによって動
作を開始し、その最初のステップS1においてイニシャ
ライズ処理を行う。その後ステップS2に進み、ここで
I/F13を介して入力しているIGNスイッチの状態
信号によりIGNスイッチがオンしているか否かを判定
する。このステップS2の判定がYESのときにはステ
ップS3に進み、ここでRAM12のワークエリア12
a中の時計エリアに構成した年月日時分秒の時間を刻む
時計についての時計処理と、車両の走行に伴う走行距離
の積算を行う積算距離処理とを行う。
【0021】続いてステップS4に進み、ここでRAM
12のワークエリア12a中のフラグエリアに構成した
出庫中フラグが1にセットされているか否かを判定す
る。このステップS4の判定がNOのときにはステップ
S5aに進んで操作装置2の操作により出庫要求がある
か否かを判定し、このステップS5aの判定がNOのと
きにはステップS5bに進んで車両が所定距離走行した
か否かを判定し、この判定もNOのときには後述するス
テップS10に進む。ステップS5a又はステップS5
bの判定がYESのときにはステップS6に進んで出庫
フラグを1にセットするとともに出庫処理を行ってから
後述するステップS10に進む。
【0022】上記ステップS4の判定がYESで、出庫
中フラグが1にセットされているときにはステップS7
に進み、ここでデータ収集記録処理を行う。このデータ
収集記録処理においては、速度圧縮、距離、ヒストグラ
ム、アイドリング、時系列データをRAM12のデータ
エリア12bに記録する。その後ステップS8に進んで
操作装置2から入庫要求があるか否かを判定し、このス
テップS8の判定がYESで入庫要求があるときにはス
テップS9に進んで出庫フラグを0にリセットするとと
もに入庫処理を行ってから後述するステップS10に進
む。また、ステップS8の判定がNOのときにはステッ
プS9を飛ばしてステップS10に進む。
【0023】上記ステップS10においては、表示器1
aに通常は時計表示を、出庫後は個人コード表示や距離
表示を行わせ、かつ出庫操作なしに出庫処理を行ったと
きには実際にない個人コード表示を行わせる表示処理を
行う。この表示処理の後ステップS11に進んでスイッ
チ入力処理を行う。この処理においてはIGNスイッチ
や図示しない各種のスイッチなどの状態入力処理を行
う。続いてステップS12に進み、ここで操作装置2と
の間での通信処理を行う。この通信処理では、操作装置
2からの出庫要求信号、入庫要求信号、データ要求信号
などの受信、操作装置2へのデータなどの送信を行う。
【0024】ステップS12の通信処理に続いてステッ
プS13aに進み、ここで操作装置2から簡易データの
入力要求があるか否かを判定し、この判定がNOのとき
には次にステップS14aに進んで操作装置2から詳細
データの入力要求があるか否かを判定する。ステップS
14aの判定もNOのきには上記ステップS2に戻る。
一方、上記ステップS13aの判定がYESのときには
ステップS13bに進んで出庫からの走行距離が所定値
以上であるか否かを判定し、このステップS13bの判
定がNOのときには上記ステップS2に戻る。また、上
記ステップS14aの判定がYESのときにはステップ
S14bに進んで出庫からの走行距離が所定値以上であ
るか否かを判定し、このステップS14bの判定がNO
のときには上記ステップS2に戻る。更に、ステップS
13bの判定がYESのときにはデータ送信のためRA
M12中のワークエリアに形成した通信用バッファに簡
易データをセットし、上記ステップS14bの判定がY
ESのときには上記通信用バッファに詳細データをセッ
トしてから上記ステップS2に戻る。
【0025】上記ステップS2の判定がNOのとき、す
なわち、IGNスイッチがオフのときにはステップS2
0に進んでスリープ状態を形成し、続くステップS21
において時計処理を行う。続いてステップS22に進
み、ここでRAM12のワークエリア12a中のフラグ
エリアに構成した出庫中フラグが1にセットされている
か否かを判定する。このステップS22の判定がNOの
ときにはステップS23に進んで操作装置2の操作によ
り出庫要求があるか否かを判定し、このステップS23
の判定がYESで出庫要求があるときにはステップS2
4に進んで出庫フラグを1にセットするとともに出庫処
理を行ってから後述するステップS28に進む。またス
テップS23の判定がNOのときにはステップS24を
飛ばしてステップS28に進む。
【0026】上記ステップS22の判定がYESで、出
庫中フラグが1にセットされているときにはステップS
25に進み、ここで速度圧縮データをRAM12のデー
タエリア12bに記録する。その後ステップS26に進
んで出入庫スイッチ16から入庫要求があるか否かを判
定し、このステップS26の判定がYESで入庫要求が
あるときにはステップS27に進んで出庫フラグを0に
リセットするとともに入庫処理を行ってから後述するス
テップS28に進む。また、ステップS26の判定がN
OのときにはステップS27を飛ばしてステップS28
に進む。
【0027】上記ステップS28においては、操作装置
2との間での通信処理を行う。この通信処理では、操作
装置2からの出庫要求信号、入庫要求信号、データ要求
信号などの受信、操作装置2へのデータなどの送信を行
う。
【0028】ステップS28の通信処理に続いてステッ
プS29aに進み、ここで操作装置2から簡易データの
入力要求があるか否かを判定し、この判定がNOのとき
には次にステップS30aに進んで操作装置2から詳細
データの入力要求があるか否かを判定する。ステップS
30aの判定もNOのきには上記ステップS2に戻る。
一方、上記ステップS29aの判定がYESのときには
ステップS29bに進んで出庫からの走行距離が所定値
以上であるか否かを判定し、このステップS29bの判
定がNOのときには上記ステップS2に戻る。また、上
記ステップS30aの判定がYESのときにはステップ
S30bに進んで出庫からの走行距離が所定値以上であ
るか否かを判定し、このステップS30bの判定がNO
のときには上記ステップS2に戻る。更に、ステップS
29bの判定がYESのときにはステップS31に進ん
で送信のためRAM12中のワークエリアに形成した通
信用バッファに簡易データをセットし、上記ステップS
30bの判定がYESのときにはステップS32に進ん
で上記通信用バッファに詳細データをセットしてから上
記ステップS2に戻る。
【0029】図5のフローチャートの説明から明らかな
ように、車載装置1のCPU11は、出庫操作及び入庫
操作に応じて出庫処理及び入庫処理をそれぞれ行い、出
庫処理後、時々刻々変化する車両の走行速度を含む車両
の運行データをその発生時刻とともにRAMのデータエ
リア12bに書き込み記録する書き込み手段11b、出
庫操作が行われない状態で車両が所定距離走行したこと
を検出する走行検出手段11c、所定距離走行していな
いことの検出に応じて出庫処理を自動的に行わせる自動
出庫手段11dとして働く。
【0030】また、CPU11は、データエリア12b
に書き込み記録して収集した運行データを要求する要求
信号に応じ、このデータにより出庫処理後の車両走行距
離を検出する走行距離検出手段11e、この検出した距
離が所定値以上のときのみ前記運行データを出力する出
力手段11fとしても働く。
【0031】以上により、出庫操作が行われないまま車
両が所定距離走行すると、自動的に出庫処理を行わせる
ので、運転手が出庫操作を忘れても車両の運行記録を取
り損なうことがなく、出庫処理を忘れても運行管理に必
要なデータを収集することができる。また、出庫操作な
しに収集されたデータについては、出庫からの走行距離
が所定値以下であるときには車両の運行によらないデー
タと判断してデータ要求があっても出力しないようにし
て、不用のデータを解析することを未然に防ぐようにも
なっている。
【0032】なお、図示実施例では、出入庫操作手段と
して車載装置1に接続した操作装置2を適用した場合に
ついて示したが、これ以外に車載装置1に設けた出入庫
スイッチを適用したり、或いは、車載装置2にICメモ
リカードのリーダライタを設け、このリーダライタへの
ICメモリカードの挿抜を出庫操作及び入庫操作として
利用するようにしたものにも本発明は適用することがで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、出
庫操作が行われない状態で車両が所定距離走行したこと
を検出すると、出庫処理を自動的に行わせるので、運転
手が出庫操作を忘れて行わなくても、データの記録収集
動作を開始させることができ、出庫操作忘れによって運
行データが収集されなくなることが防止できる。
【0034】また、運行データの要求があったとき、出
庫処理後の車両走行距離が所定値以上のときのみ運行デ
ータを出力し、それ以外のとき出力しないようにしてい
るので、自動出庫処理を行うようにしたことによって実
際の車両運行以外で収集されたデータが運行データとし
て出力されることがなくなり、無駄な運行データの読み
取りや解析を未然に予防できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル式車両運行記録装置の基
本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるデジタル式車両運行記録装置の車
載装置の一実施例を示す図である。
【図3】図2中のRAM内のエリアを示す図である。
【図4】本発明によるデジタル式車両運行記録装置の操
作装置の一実施例を示す図である。
【図5】図2中のCPUが行う処理を示すフローチャー
トである。
【図6】一般的なデジタル式車両運行記録装置の一例の
外観構成を示す図である。
【図7】一般的なデジタル式車両運行記録装置の他の例
の外観構成を示す図である。
【符号の説明】
11b 書き込み手段(CPU) 11c 走行検出手段(CPU) 11d 自動出庫手段(CPU) 11e 走行距離検出手段(CPU) 11f 出力手段(CPU) 12b 記憶手段(データエリア) 2 出入庫操作手段(操作装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出庫及び入庫のための手動操作を行うた
    めの出入庫操作手段と、出庫操作及び入庫操作に応じて
    出庫処理及び入庫処理をそれぞれ行い、前記出庫処理
    後、時々刻々変化する車両の走行速度を含む車両の運行
    データを書き込み手段によってその発生時刻とともに記
    憶手段に書き込み記録して収集する動作を開始し、前記
    入庫処理後に前記記録収集動作を終了するデジタル式車
    両運行記録装置において、 前記出庫操作が行われない状態で車両が所定距離走行し
    たことを検出する走行検出手段と、 該走行検出手段による検出に応じて前記出庫処理を自動
    的に行わせる自動出庫手段とを備えることを特徴とする
    デジタル式車両運行記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に書き込み記録して収集し
    た運行データを要求する要求信号に応じ、前記運行デー
    タにより出庫処理後の車両走行距離を検出する走行距離
    検出手段と、 該走行距離検出手段により検出した距離が所定値以上の
    ときのみ前記運行データを出力する出力手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル式車両運行記
    録装置。
JP12235493A 1993-05-25 1993-05-25 デジタル式車両運行記録装置 Withdrawn JPH06331393A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011227552A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Yazaki Corp 車両用入出庫識別装置
JP2015127717A (ja) * 2015-03-27 2015-07-09 日置電機株式会社 測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011227552A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Yazaki Corp 車両用入出庫識別装置
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