JPH06319285A - 誘導電動機のベクトル制御装置 - Google Patents

誘導電動機のベクトル制御装置

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JPH06319285A
JPH06319285A JP5104156A JP10415693A JPH06319285A JP H06319285 A JPH06319285 A JP H06319285A JP 5104156 A JP5104156 A JP 5104156A JP 10415693 A JP10415693 A JP 10415693A JP H06319285 A JPH06319285 A JP H06319285A
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JP
Japan
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phase
induction motor
primary
primary voltage
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JP5104156A
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Tetsuo Yamada
哲夫 山田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • H02P21/14Estimation or adaptation of machine parameters, e.g. flux, current or voltage
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2207/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the type of motor
    • H02P2207/01Asynchronous machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 3相電圧指令を3相/2相変換して得た誘導
電動機の1次電圧と1次電圧指令の偏差分が零となるよ
うにすべり周波数を補償することにより制御性能に秀れ
た誘導電動機のベクトル制御装置を得る。 【構成】 誘導電動機1の3相電圧指令eu,ev,ew
を3相/2相回転座標変換部17により1次電圧v
1d(v1q)を検出するとともに、電圧指令演算部16に
より1次電圧指令i1q*と励磁指令(λ2d*/M*)を
基に演算して1次電圧指令v1d*(v1q*)を得、これ
らの1次電圧指令と1次電圧の偏差分Δv1d(Δv1q
を基にすべり角周波数の変動分Δωsが零となるように
制御して2次抵抗補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導電動機の制御装置に
係り、特にすべり周期数制御方式による誘導電動機のベ
クトル制御における二次抵抗補償に関するものである。
【0002】
【従来の技術】制御電流源ベクトル制御は、ベクトル制
御演算が容易であり、また電流制御系を三相電流フィー
ドバックによるアナログ回路で構成することから現在広
く用いられている。このベクトル制御は、3相誘導電動
機の場合二軸法を用いたベクトル制御条件と2次抵抗変
化時の2次磁束と1次電圧変化分を用いて演算制御する
ものである。
【0003】1.直交2軸d,qの座標系(d−q)軸
でのベクトル制御条件 電源角周波数ω0と同一速度で回転するd−q座標上で
の二次磁束を用いて表した電圧方程式は次式で表すこと
ができる。
【0004】
【数1】
【0005】ただしωs=ω−ωrσ=(L12−M
2)/L2である。
【0006】ここでv1d,v1qは夫々1次電圧のd,q
軸成分、i1d,i1qは夫々1次電流のd,q軸成分、λ
2d,λ2qは夫々2次磁束のd,q軸成分、R1,R2は夫
々1次,2次抵抗、L1,L2,Mは夫々1次,2次,励
磁インダクタンス、ω,ωr,ωsは夫々1次電源角速
度、回転子角速度、すべり角速度、Pはd/dtを表す
ものである。
【0007】また、二次磁束は次の関係がある。
【0008】
【数2】λ2d=Mi1d+L22d λ2q=Mi1q+L22q ………(2) いま、d軸を二次磁束上にとればλ2q=0となる。こ
のとき、λ2d=一定、i2d=0、i2q=i2となり、直
流機と同様なトルクと磁束の直交制御が可能となる。
【0009】定常状態では、ベクトル制御条件によりi
2d=0よりλ2d=Mi1dとなる。また、λ2q=0よりi
1q=−L2/Mi2qとなり、i1qはトルク電流に比例す
る。
【0010】次に、(1)式4行目よりすべり周波数の
条件を求める。
【0011】
【数3】
【0012】
【数4】
【0013】界磁制御を行うときのλ2dとi1dの関係を
求めると次のようになる。(1)式3行目より次式の関
係が得られる。
【0014】
【数5】
【0015】
【数6】
【0016】(6)式より、界磁制御時には、一次電流
のd軸成分i1dは2次磁束のd軸成分λ2dの変化に対し
て一次進みで制御されることが分かる。つまり、界磁指
令λ2d*が変化しているときはλ2d=Mi1dは成立しな
いことになる。そのため、λ2d/Mとi1dは区別して使
用する必要がある。ただし、界磁制御領域でも、λ2d
一定の定常状態ではλ2d=Mi1dとして扱ってよい。
【0017】定常状態ではωsは次のように表すことが
できる。
【0018】
【数7】
【0019】2.d−q軸での理想電圧 (1)式の1,2行目より次式が得られる。
【0020】
【数8】
【0021】ベクトル制御成立時はλ2q=0となり、そ
して、電流制御が理想的に実行されているとするとi1d
=i1d*,i1q=i1q*となる。また、Pの付いている
項は無視して考えると次のようになる。
【0022】
【数9】
【0023】
【数10】
【0024】
【数11】
【0025】定常状態ではλ2d*=Mi1d*となるため
1q*は次のようになる。
【0026】
【数12】
【0027】以上より、界磁制御を行うときはv1q*は
1d*とλ2d*/Mの項に分けて演算する必要があるこ
とが分かる。
【0028】図3はベクトル制御を行うための従来の回
路構成を示す図である。目標値を*を付して表すと、回
転子の角速度の目標値である速度指令値ωr*と誘導電
動機1の速度(回転子の角速度)検出値ωrとの偏差分
を突き合わせ回路4aで取り出し、速度アンプ5を介し
て1次電流のq軸成分の目標値i1q*を得、この値と励
磁指令である1次電流のd軸成分の目標値i1d*とにも
とづいてスカラー量演算部6でi1d*,i1q*の合成ベ
クトルのスカラー量I1を求める。一方i1d*とi1q
とにもとづいて位相演算部7にて前記合成ベクトルのd
軸に対する角度φ即ち位相を演算すると共に、すべり角
速度演算部8にて(7)式の演算を実行してすべり角速
度ωsを求める。そして突き合わせ回路4bで速度検出
値ωrとωsとを加算して1次電源角速度ωを求め、φと
ωとにもとづいて正弦波発生回路9よりsin(ωt
φ)、sin(ωt+φ−2/3π)、sin(ωt+φ
−4/3π)で夫々表される3つの正弦波を出力し、前
記スカラー量I1とこれら正弦波とにもとづきD/A
(デジタル/アナログ)変換器10にて3相電源例えば
PWMインバータの各相の電流指令値iu*、iv*、i
w*を求める。これら電流指令値は突き合わせ回路4c
で電流検出値iu,iv,iwと突き合わされ、その偏差
分がアンプ11を介してコンパレータ12に導かれ、三
角波発生回路13よりの搬送波と比較されてPWMイン
バータ14のゲート信号が得られる。図中2(PG)は
回転数検出部、3は速度演算部である。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】上述のベクトル制御は
速応性等の点で直流負荷も優る性能を発揮するが、トル
ク特性については劣っている。即ち、ベクトル制御では
電動機の内部パラメータ(等価回路の定数)を用いてい
るため制御精度はこれらパラメータに依存し、特にすべ
り角速度ωsの演算に用いる2次抵抗は周囲温度及び回
転子の自己発熱などの温度変化により抵抗値が変化し、
これにより発生トルクが変化して制御のロバスト性(頑
強性)を損なうという欠点がある。
【0030】また、すべり周波数の演算に誘導電動機の
二次時定数(τ2=L2/R2)を用いているために二次
抵抗変化によりトルク制御性能が悪化するという欠点が
ある。
【0031】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的は3相電圧指令を3相/2相変換し
て得た誘導電動機の1次電圧と1次電圧指令の偏差分が
零となるようにすべり周波数を補償することにより制御
性能に秀れた誘導電動機のベクトル制御装置を提供する
ことである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、誘導電動機における直交2軸座標系の1
次電流の一方の軸成分に相当する励磁分電流の指令値と
他方の軸成分に相当するトルク分電流の指令値と2次時
定数の設定値とにもとづいてすべり角速度を演算するす
べり角速度演算部を備えたベクトル制御装置において、
3相電圧指令を3相/2相変換して前記誘導電動機の1
次電圧を検出する回転座標変換手段と、前記直交2軸座
標系の1次電流指令と励磁電流指令を基に演算して前記
誘導電動機の1次電圧指令を算出する電圧指令演算手段
と、前記1次電圧指令と1次電圧との偏差分を基にすべ
り角速度の変動分を検出する2次抵抗補償手段によって
構成したことを特徴とする。
【0033】さらに具体的には、前記回転座標変換手段
が前記3相電圧指令と直交2軸d−q軸の座標系におけ
る1次電圧を検出する3相/2相回転座標変換部であ
り、前記電圧指令変換手段が直交2軸d−q軸の座標系
における1次電流指令と励磁電流指令を基に1次電圧指
令を算出する電圧指令演算部であることを特徴とする。
【0034】
【作用】以下に、二次抵抗変化時の二次磁束と一次電圧
変化分についての詳細を述べる。 3.二次抵抗変化時
のd−q軸での電圧変動 (A)二次磁束変動 (1)式の3,4行目より次式が得られる。
【0035】
【数13】 −(R2/L2)Mi1d+{(R2/L2)+P}λ2d−ωsλ2q=0 …(13 )
【0036】
【数14】 −(R2/L2)Mi1q+ωsλ2d+{(R2/L2)+P}λ2q=0 ……(14 )
【0037】
【数15】(13)式×L2/R2は次のようになる。
【0038】 −Mi1q+(L2/R2)ωsλ2d+{1+(L2/R2)P}λ2q=0 …(15 ) (15)式×L2/R2は次のようになる。
【0039】
【数16】 −Mi1q+(L2/R2)ωsλ2d+{1+(L2/R2)P}λ2q=0 …(16 ) 次に(15),(16)式よりλ2dを求める。まず、
(15)式×{1+(L2/R2)P}は次式となる。
【0040】
【数17】 −M{1+(L2/R2)P}i1d+{1+(L2/R2)P}2λ2d −(L2/R2)ωs{1+(L2/R2)P}λ2q=0 ………(17) (16)式×(L2/R2)ωsは次式となる。
【0041】
【数18】 −M・(L2/R2s1q+{(L2/R2s2λ2d+(L2/R2)ωs{1+ (L2/R2)P}λ2q=0 ………(18) (17)式+(18)式よりλ2dを求めると次のように
なる。
【0042】
【数19】
【0043】次に(15),(16)式よりλ2qを求め
る。まず、(15)式×(L2/R2)ωsは次式とな
る。
【0044】
【数20】 −M・(L2/R2s1d+(L2/R2s{1+(L2/R2)P}λ2d−{(L2 /R2s2λ2q=0 ………(20) (16)式×{1+(L2/R2)P}は次式となる。
【0045】
【数21】 −M・{1+(L2/R2)Pi1q+(L2/R2s{1+(L2/R2)P}2λ2q =0 ………(21) (21)式−(20)式より2次磁束のq軸成分λ2q
求めると次のようになる。
【0046】
【数22】
【0047】ここで、次の仮定をおく。
【0048】(a)電流は指令値通り流れるように制御
されているとしてi1d*=i1d,i1q*=i1qとする。
【0049】(b)二次抵抗変化分をKとすると(1
9),(22)式にある(L2/R2)ωsは次のように
表すことができる。ただし、*は各設定値を示す。
【0050】
【数23】
【0051】(c)励磁電流は(6)式で示されるよう
に制御されているとする。
【0052】
【数24】 i1d*=(λ2d*/M*){1+(L2*/R2*)P ………(24) (d)二次抵抗補償を行うものとして1+L2/R2Pの
過渡項の時定数L2/R2=L2*/R2*と仮定する。そ
のため、次式が成立する。
【0053】
【数25】
【0054】以上の関係式を(19),(22)式に代
入して変形すると次のようになる。まず、2次磁束のd
軸成分λ2dを求める。
【0055】
【数26】
【0056】また、2次磁束のq軸成分λ2qは次のよう
になる。
【0057】
【数27】
【0058】(26),(27)式より二次磁束変動分
Δλ2d,Δλ2qは次のように表すことができる。
【0059】
【数28】
【0060】
【数29】
【0061】(2)1次電圧変動 2次磁束が変動したときの1次電圧は(9)式より次の
ように表すことができる。
【0062】
【数30】
【0063】1次電圧の理想値は(10)式で表される
ので、電圧変動分Δv1d,Δv1qは次のようになる。
【0064】
【数31】
【0065】
【数32】
【0066】前述の数式的説明(1次電圧変動)より2
次抵抗が変化すると1次電圧変動Δv1d,Δv1qが発生
することが分かる。ここで、電流アンプ出力である三相
電圧指令eu,ev,ewが変動することになる。よっ
て、本方式ではこのeu,ev,ewを3相/2相回転座
標変換することによりv1d,v1qを検出し、その誤差電
圧Δv1d,Δv1qを求めてこの変動分が零となるように
すべり周波数を補償して二次抵抗変動補償を行う。
【0067】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1〜図2を参照し
ながら説明する。
【0068】図1は本発明の実施例による誘導電動機の
ベクトル制御装置を示すもので、図3のものと同一又は
相当部分には同一符号が付されている。
【0069】本実施例が図3のものと異なる点は、 a.励磁指令(λ2d*/M*)をd,q軸のd軸1次電
流指令値i1d*に変換する一次進み要素15を設けたこ
と b.一次電流のd,q軸指令値i1d*,i1q*を入力と
して1次電圧のd軸分指令値v1d*を算出する電圧指令
演算部16を設けたこと c.電源であるPWMインバータ12の各相の入力電圧
u,ev,ewを3相/2相座標変換して一次電圧のd
軸成分v1dを求める座標変換部17を設けたこと d.電圧指令演算部16の一次電圧指令値v1d*と座標
変換部17の1次電圧v1dと入力とし加減算して1次電
圧のd軸変動分Δv1dを算出する加減算部4dを設けた
こと e.加減算部4dの演算出力であるΔv1dを基に二次抵
抗補償してすべり周波数変動分Δωsを出力する二次抵
抗補償アンプ18を設けたこと f.二次抵抗補償アンプ18に得られたすべり周波数変
動分Δωsとすべり角速度演算部の演算出力ωs*を加減
算する加減算部4eを設けたことにある。
【0070】図1のベクトル制御装置において、一次進
み要素15は励磁指令(λ2d*/M*)を入力としてd
軸成分の1次電流指令i1d*を得る。位相演算部7は一
次進み要素15の出力指令i1d*と速度アンプ5の出力
である一次電流q軸成分i1q*を入力として演算し位相
角φを得る。すべり角速度演算部8は励磁指令(λ2d
/M*)とi1q*を入力として(1/τ2*)・{iq
/(λ2d*/M*)}の演算を行い、すべり角速度指令
ωs*を算出する。加減算部4eはωs*と後述する2次
抵抗補償アンプ18の出力であるすべり角速度変動分Δ
ωsを加減算して電源角周波数ω0を得る。
【0071】また、図1のベクトル制御装置において、
電圧指令演算部16はd軸成分の1次電流指令i1d*と
q軸成分の1次電流指令i1q*および電流角周波数ω0
を入力としてv1d*=R1・i1d*−Lσ*ω01q*の
演算を行ってd軸成分の1次電圧指令v1d*を算出す
る。3相/2相回転座標変換部17は3相電圧eU
V,eWを3相/2相変換することによりd軸成分の1
次電圧v1dを検出する。電圧指令演算部16によって算
出された1次電圧指令v1d*と座標変換部17によって
検出された1次電圧v1dは加減算部4dにおいて加減算
され、d軸成分の1次電圧変動分Δv1dが得られる。2
次抵抗補償アンプ18は1次電圧変動分Δv1dを補償し
てすべり角速度変動分Δωsを出力する。このΔωsとす
べり角速度演算部の出力であるωs*を加減算してすべ
り角速度ωsを得、このωsと速度演算部3の演算出力で
ある回転子角速度ωrを加減算して電源角周波数ω0を得
る。
【0072】図2は本発明の他の実施例による誘導電動
機の制御装置を示すもので、図1のものと構成は同じで
あるが、図1のものがd−q軸のd軸成分の1次電圧v
1dとd軸成分の1次電圧指令v1d*との誤差分により周
波数を制御することにより2次抵抗変動補償するものに
対して、q軸成分の1次電圧v1qとq軸成分の1次電圧
指令v1q*との誤差分により周波数を制御することによ
り2次抵抗変動補償を行うものである。
【0073】すなわち、電圧指令演算部16は、q軸成
分の1次電流指令i1q*とq軸成分の1次電流指令i1q
*および電源角周波数ω0を入力としてv1q*=Lσ
ω01d*+R11q*+(M*/L2*)・ω0・(λ2d
*/M*)の演算を行ってq軸成分の1次電圧指令v1q
*を算出する。3相/2相回転座標変換部17は3相電
圧eu,ev,ewを3相/2相変換することによりq軸
成分の1次電圧v1qを検出する。電圧指令演算部16に
よって算出された1次電圧指令v1q*と座標変換部17
によって検出された1次電圧v1qは加減算部4dにおい
て加減算され、q軸成分の1次電圧変動分Δv1qが得ら
れる。2次抵抗補償アンプ18は1次電圧変動分Δv1q
を補償してすべり角速度変動分Δωsを出力する。この
Δωsとすべり角速度演算部の出力であるωs*を加減算
してすべり角速度ωsを得、このωsと速度演算部3の演
算出力である回転子角速度ωrを加減算して電源角周波
数ω0を得る。
【0074】
【発明の効果】本発明は以上の如くであって、1次電圧
変動Δu1d,Δu1qを検出して二次抵抗変動補償を行う
ことによりトルク制御精度が向上し、また3相出力電圧
指令を3相−2相回転座標変換することにより一次電圧
変動を検出するもので、この方式は広く用いられている
制御電流源ベクトル制御に容易に適用することが可能で
あるとともに、インバータのデッドタイムにより指令電
圧eu,ev,ewと実際の出力電圧に誤差を生ずるが、
デッドタイム補償を行えば誤差は無くすることができ
る。そのため、デッドタイム補償回路をそう入すれば補
償精度を向上させることができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による誘導電動機のベクトル制
御装置のブロック図。
【図2】本発明の他の実施例による誘導電動機のベクト
ル制御装置のブロック図。
【図3】従来の誘導電動機のベクトル制御装置のブロッ
ク図。
【符号の説明】
1…誘導電動機 3…速度演算部 4a〜4d…加減算部 5…速度アンプ 6…スカラー量演算部 7…位相演算部 8…すべり角速度演算部 9…正弦波発生回路 15…1次進み要素 16…電圧指令演算部 17…3相/2相回転座標変換部 18…2次抵抗補償アンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導電動機における直交2軸座標系の1
    次電流の一方の軸成分に相当する励磁分電流の指令値と
    他方の軸成分に相当するトルク分電流の指令値と2次時
    定数の設定値とにもとづいてすべり角速度を演算するす
    べり角速度演算部を備えたベクトル制御装置において、
    3相電圧指令を3相/2相変換して前記誘導電動機の1
    次電圧を検出する回転座標変換手段と、前記直交2軸座
    標系の1次電流指令と励磁電流指令を基に演算して前記
    誘導電動機の1次電圧指令を算出する電圧指令演算手段
    と、前記1次電圧指令と1次電圧との偏差分を基にすべ
    り角速度の変動分を検出する2次抵抗補償手段によって
    構成したことを特徴とする誘導電動機のベクトル制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の誘導電動機のベクトル制御装
    置において、前記回転座標変換手段が前記3相電圧指令
    を直交2軸d−q軸の座標系における1次電圧を検出す
    る3相/2相回転座標変換部であり、前記電圧指令変換
    手段が直交2軸d−q軸の座標系における1次電流指令
    と励磁電流指令を基に1次電圧指令を算出する電圧指令
    演算部であることを特徴とする誘導電動機のベクトル制
    御装置。
JP5104156A 1993-04-30 1993-04-30 誘導電動機のベクトル制御装置 Pending JPH06319285A (ja)

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