JPH06312431A - 中空射出成形方法及びその装置 - Google Patents

中空射出成形方法及びその装置

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JPH06312431A
JPH06312431A JP12470593A JP12470593A JPH06312431A JP H06312431 A JPH06312431 A JP H06312431A JP 12470593 A JP12470593 A JP 12470593A JP 12470593 A JP12470593 A JP 12470593A JP H06312431 A JPH06312431 A JP H06312431A
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JP
Japan
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pressure
injection molding
hydraulic
pressurized gas
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Withdrawn
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JP12470593A
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English (en)
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Wataru Iguchi
亘 井口
Shoji Sakai
昭二 酒井
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1732Control circuits therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型キャビティ22への溶融樹脂の射出と、
油圧駆動式圧縮機4によって高圧タンク1内に蓄えられ
た加圧ガスの金型キャビティ22への圧入とを行う中空
射出成形において、専用の油圧源3が必要となることに
よる設備的負担を軽減する。 【構成】 加圧ガスの昇圧を、射出成形装置2が冷却工
程に入った後型締工程前に、射出成形装置2に付随する
油圧源3で油圧駆動式圧縮機4を駆動することで行う。 【効果】 油圧源3に加わる負荷が小さくなっている時
に油圧駆動式圧縮機4が駆動されるので、専用の油圧源
3でなくとも油圧源3に無理を掛けることなく必要な圧
力と量の加圧ガスが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型キャビティへの溶
融樹脂の射出と、圧縮機によって高圧タンク内に蓄えら
れた加圧ガスの金型キャビティへの圧入とを行う中空射
出成形方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮機によって高圧タンク内に蓄
えられた加圧ガスを金型キャビティへ圧入する中空射出
成形において、圧縮機としては、電動式多段圧縮機、電
動式ブースター圧縮機、エアー駆動式ブースター圧縮
機、油圧駆動式ブースター圧縮機等が使用されている
が、いずれも専用の駆動源を備えたものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記圧縮機
のうち、中空射出成形を行うに当り最も信頼性のある圧
縮機は油圧駆動式ブースター圧縮機等の油圧駆動式圧縮
機である。
【0004】しかしながら、専用の油圧ポンプや油タン
ク並びに大量の作動油を含む油圧源を用意しなければな
らず、設備的負担が大きい問題がある。
【0005】本発明は、金型キャビティへの溶融樹脂の
射出と、油圧駆動式圧縮機によって高圧タンク内に蓄え
られた加圧ガスの金型キャビティへの圧入とを行う中空
射出成形において、専用の油圧源が必要となることによ
る設備的負担を軽減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために本発明で講じ
られた手段を、一実施例の説明図である図1で説明する
と、請求項1の発明では、高圧タンク1内の昇圧を、射
出成形装置2の油圧源3で油圧駆動式圧縮機4を駆動す
ることで行うこととしているものである。
【0007】また、請求項3の発明では、油圧供給弁5
aを介して射出成形装置2の油圧源3に接続された油圧
駆動式圧縮機4と、高圧タンク1内の圧力を検知し、高
圧タンク1内の圧力が所定の下限圧力以下になった時に
低下圧力信号を発する圧力検知器6と、圧力検知器6か
らの低下圧力信号を受信した時に、油圧供給弁開信号を
油圧供給弁5aへ発信して、射出成形装置2の油圧源3
からの油圧を油圧駆動式圧縮機4へ供給するシーケンサ
ー7とを設けることとしているものである。
【0008】
【実施例及び作用】図1及び図2に基づいて本発明の一
実施例を説明する。尚、図中実線は加圧ガス及び油圧の
経路を示し、点線は各信号の経路を表わす。
【0009】図中8は加圧ガスとして使用するガスを収
容したガスボンベ等のガス源で、使用するガスとして
は、例えば炭酸ガスや空気等でもよいが、窒素等の不活
性ガスが好ましい。
【0010】ガス源8からのガスは、減圧弁9によって
減圧された上で回収タンク10に蓄えられる。回収タン
ク10の圧力は、後述する加圧ガスの回収のしやすさ等
の理由から、9kg/cm2 G未満であることが好まし
い。
【0011】回収タンク10内のガスは、油圧駆動式圧
縮機4で昇圧される。図示される油圧駆動式圧縮機4
は、油圧駆動式ブースター圧縮機で、まず図中右側の低
圧シリンダー11内で圧縮したガスを、次に左側の高圧
シリンダー12内に送って所定の圧力まで圧縮するもの
である。
【0012】尚、13は油圧駆動シリンダー、14は自
動切り換え弁、15a〜15dは逆止弁である。
【0013】上記油圧駆動式圧縮機4は、射出成形装置
2の油圧源3によって駆動されるものとなっている。
【0014】油圧源3は、図2に明示されるように、通
常用いられているものと同様のもので、油タンク16内
の作動油を送り出す油圧ポンプ17と、油圧ポンプ17
の送出側に接続されたリリーフ弁18と、油圧ポンプ1
7の送出側に逆止弁15eを介して接続されたアキュー
ムレーター19を備えている。
【0015】油圧駆動式圧縮機4は、上記油圧源3から
の射出成形装置2への油圧供給経路を分岐させ、油圧供
給弁5aを介して接続されている。尚、5bは射出成形
装置2への油圧供給経路に介在された油圧供給弁であ
る。また、図2において射出成形装置2からの油圧戻り
経路は省略されている。
【0016】中空射出成形に必要な加圧ガスは、油圧駆
動式圧縮機4を射出成形装置2に付随する油圧源3で駆
動することで充分得ることが可能である。
【0017】例えば、大型の射出成形装置2の場合、付
随する油圧源3の能力も高く、充分な量及び圧力の加圧
ガスを得ることができる。また、小型の射出成形装置2
の場合、付随する油圧源3の能力は大型のものより低い
のが通常であるが、成形する中空成形品も小型であるの
で、加圧ガスの消費量は少なくて済む。従って、この場
合にも必要な加圧ガスを充分得ることができる。
【0018】油圧駆動式圧縮機4としては、油圧源3の
能力に応じて、油圧駆動シリンダー13と、低圧シリン
ダー11及び高圧シリンダー12との断面積比を調節す
ることで必要な圧力の加圧ガスが得られることから、油
圧駆動式ブースター圧縮機が好ましい。
【0019】油圧駆動式圧縮機4で圧縮された加圧ガス
は、高圧タンク1に蓄えられ、中空成形に必要な圧力ま
で圧縮昇圧される。
【0020】高圧タンク1には圧力検知器6が設けられ
ている。圧力検知器6は、高圧タンク1内の圧力が中空
成形に必要な所定の下限圧力以上になると正常圧力信号
をシーケンサー7に発信して加圧ガス圧入準備が整った
ことを知らせ、シーケンサー7から射出成形装置2へ射
出許可信号が発信される。
【0021】上記の状態では、油圧駆動式圧縮機4は駆
動を続けており、高圧タンク1内の圧力は更に高められ
る。
【0022】高圧タンク1内の圧力が更に高まって所定
の上限圧力に達すると、圧力検知器6はシーケンサー7
に超過圧力信号を発信する。これを受けたシーケンサー
7は、油圧供給弁5aに油圧供給弁閉信号を発信し、油
圧供給弁5aを閉じて油圧駆動式圧縮機4の駆動を止
め、高圧タンク1内の過剰な昇圧を防止する。
【0023】一方、後述する加圧ガスの圧入により、高
圧タンク1内の加圧ガスが消費され、高圧タンク1内の
圧力が低下して下限圧力まで低下すると、圧力検知器6
からシーケンサー7に低下圧力信号が発信される。これ
を受けたシーケンサー7は、油圧供給弁開信号を油圧供
給弁5aに発信し、油圧供給弁5aを解放して、再び油
圧駆動式圧縮機4を駆動させて高圧タンク1内を昇圧す
る。
【0024】上述の下限圧力は、使用する樹脂及び成形
する中空成形品の形状等によっても相違するが、通常3
0〜290kg/cm2 G程度が好ましい。特に、加圧
ガスの圧入途中でこの下限圧力以下になっても、当該中
空成形品が不良品とならない程度の余裕のある値に設定
しておくことが好ましい。
【0025】また、上限圧力は、高圧タンク1の大きさ
や成形すべき中空成形品の中空部の大きさ等によっても
相違するが、上記下限圧力より1〜10kg/cm2
程度高い圧力であることが好ましい。
【0026】特に、後で詳述する射出成形装置2の冷却
工程移行後から次の成形サイクルのための型締工程移行
までの間のみ油圧駆動式圧縮機4を駆動すれば、油圧源
3の油圧ポンプ17にほとんど負荷が掛っていない時の
みを利用して駆動することができる。
【0027】ここで、冷却工程とは、溶融樹脂の射出を
完了した後、金型21を開放する型開工程移行前までを
いう。また、型締工程とは、金型21を開いて中空成形
品を取り出した後の工程で、次の成形サイクルのために
金型を閉じる工程をいう。
【0028】一般に、射出成形装置2において、その油
圧源3の油圧ポンプ17に大きな負荷が加わるのは、型
締時と射出時である。即ち、型締時には金型21を射出
圧力に対抗できる力で閉じるために大きな油圧を要し、
また射出時には溶融樹脂を金型キャビティ22内の隅々
まで行きわたらせる圧力を得るために大きな油圧を要す
る。
【0029】一方、上記型締工程及び射出工程を除き、
その他の工程中は高負荷の加わる作動がないので、油圧
源3の油圧ポンプ17に余裕がある状態となる。従っ
て、この状態にある油圧源3を用いて油圧駆動式圧縮機
4を駆動することで、油圧源3に無理をかけることな
く、通常射出成形装置2に付随している油圧源3で充分
な圧力と量の加圧ガスを得ることができる。
【0030】冷却工程移行後から型締工程移行までの間
に油圧駆動式圧縮機4を駆動するには、シーケンサー7
を、射出成形装置2が冷却工程へ移行した後型締工程へ
移行する前に圧力検知器6からの低下圧力信号を受けた
時に油圧供給弁開信号を油圧供給弁5aへ発信するもの
とすることで行うことができる。
【0031】更に具体的には、例えば、後述する加圧ガ
ス圧入許可信号が、射出すべき溶融樹脂の全量の射出完
了時もしくは完了後に発信される場合、シーケンサー7
が、この加圧ガス圧入許可信号を受信した後、後述する
型締許可信号を発信する前に低下圧力信号を受けた時
に、当該シーケンサー7によって油圧供給弁開信号を油
圧供給弁5aへ発信し、その後シーケンサー7によって
型締許可信号を発信すると同時に油圧供給弁5aへ油圧
供給弁閉信号を発信すればよい。
【0032】前記射出許可信号を受信した射出成形装置
2の射出準備が整っている場合、その射出機20が作動
して、金型21の金型キャビティ22内への溶融樹脂の
射出が行われる。但し、射出成形装置2の射出準備が整
っていない場合には、射出許可信号を受信しても溶融樹
脂の射出は行われない。
【0033】ここで射出準備が整うとは、金型21の型
締及び金型21への射出ノズル23の圧接が完了し、い
つでも所定量の溶融樹脂を金型キャビティ22内へ射出
できる状態にあることをいう。
【0034】射出機20が作動して金型キャビティ22
内に溶融樹脂が射出されると、射出途中又は射出完了後
に射出成形装置2からシーケンサー7へ加圧ガス圧入許
可信号が発信される。この加圧ガス圧入許可信号の発信
のタイミングとしては、次の3つのタイミングがある。
【0035】第1は、射出すべき溶融樹脂の全量を射出
し終った時点で発信するタイミング、第2は、射出すべ
き溶融樹脂の全量のうちの一部を射出し終った時点で発
信するタイミング、第3は、射出すべき溶融樹脂の全量
を射出し終ってから直ちに射出機20のスクリューを所
定量サックバックさせてから発信するタイミングであ
る。
【0036】上記第1及び第2のタイミングでの加圧ガ
ス圧入許可信号の発信は、射出機20内のスクリューが
所定量前進した時に当該信号を発信させることで行うこ
とができる。また、第3のタイミングでの加圧ガス圧入
許可信号の発信は、射出機20内のスクリューが一旦前
進した後所定量サックバックした時に当該信号を発信さ
せることで行うことができる。
【0037】上記いずれのタイミングの場合でも、スク
リューが所定の一定位置に来た時に加圧ガス圧入信号が
発信されるので、加圧ガス圧入のタイミングが一定し、
得られる中空成形品にばらつきを生じにくい。
【0038】第1〜第3のいずれのタイミングで加圧ガ
ス圧入許可信号を発信するかは、射出成形装置2に選択
スイッチを設け、その切り換えで選択できるようにして
おき、シーケンサー7へは同じ加圧ガス圧入許可信号1
本で発信することが好ましい。
【0039】シーケンサー7が加圧ガス圧入信号を受信
すると、シーケンサー7からガス圧入弁24にガス圧入
弁開信号が発信され、ガス圧入弁24が開放されて加圧
ガスが金型キャビティ22内の溶融樹脂中に圧入され、
中空部が形成される。この加圧ガスの圧入は、射出ノズ
ル23に内蔵されたガスノズル(図示されていない)又
は金型21の所定位置に取り付けたガスノズル(図示さ
れていない)を介して行われる。
【0040】また、加圧ガスの圧入は、シーケンサー7
が加圧ガス圧入信号を受信してから直ちに行ってもよい
が遅延タイマーを作動させて、シーケンサー7が加圧ガ
ス圧入許可信号を受信してから0.1〜10秒後に開始
されるようにすることが好ましい。
【0041】ガス圧入弁24は所定時間開放され、当該
時間が経過すると、シーケンサー7からガス圧入弁24
にガス圧入弁閉信号が発信され、ガス圧入弁24が閉鎖
されて、そのままの状態を維持して保圧時間に入る。こ
のガス圧入弁24の開放時間は、形成すべき中空部の大
きさ等に応じて定めればよい。
【0042】ガス圧入弁24を閉鎖した後の保圧時間
は、中空部を充分押し広げると共に、中空成形品の型再
現性を向上させるためのもので、中空成形品の大きさや
形状等によっても相違するが、通常5〜60秒程度が好
ましい。
【0043】上記保圧時間が経過した後、形成された中
空部内の加圧ガスの排出が行われる。
【0044】この加圧ガスの排出は、射出機20を後退
させて金型21から射出ノズル23を離すことで行うこ
ともできるが、中空部内の窒素ガス等の加圧ガスが大気
に放出されて無駄になると共に、中空部内の加圧ガスが
一気に吹き出すので、次のようにして行うことが好まし
い。
【0045】まず、保圧時間が経過した時に、シーケン
サー7から回収弁開信号を回収弁25へ発信し、これに
よって回収弁25を開放する。すると、前述のように回
収タンク10内の圧力が比較的低圧に押えられているの
で、中空部内の加圧ガスは、射出ノズル23を介して回
収タンク10へと逆流し、回収される。
【0046】回収弁25を開放しておく時間は、中空部
の大きさ等によっても相違するが、通常1〜数秒程度で
充分である。
【0047】所定時間上記回収弁25を開放した後、シ
ーケンサー7から回収弁閉信号を発信して回収弁25を
閉鎖し、次いでシーケンサー7から大気開放弁26へ大
気開放弁開信号を発信して大気開放弁26を開放する。
【0048】この大気開放弁26の開放は、回収弁25
を開放しても、回収タンク10内と中空部内の圧力が平
衡状態になることで中空部内に加圧ガスが残留するの
で、この残留加圧ガスを大気へ放出して、中空部内の圧
力を大気圧まで下げるためのものである。
【0049】上記大気開放弁26の開放を所定時間行っ
た後、シーケンサー7から射出成形装置2へ型開許可信
号を発信し、冷却時間が経過していれば金型21が開放
されて中空成形品の取り出しが行われる。この型開許可
信号を受信した時に冷却時間が経過していない時には、
冷却時間の経過を待って金型21の開放が行われる。
【0050】上記金型21の開放は、大気開放弁26の
開放後、シーケンサー7から大気開放弁26に大気開放
弁閉信号を発信して大気開放弁26を閉じてから行って
もよいが、大気開放弁26を開放したまま金型21の開
放を行い、金型21の開放後に上記大気開放弁26の閉
鎖を行ってもよい。
【0051】ところで、射出ノズル23に内蔵されてい
るガスノズル(図示されていない)には、溶融樹脂のガ
スノズルへの逆流を防止するための逆止弁が設けられて
いる場合がある。この逆止弁が介在されている場合に
は、中空部内の加圧ガスの回収に当り、上述のように回
収弁25を開放するだけでは、この逆止弁に妨げられ
て、中空部内の加圧ガスを回収することができない。
【0052】上記逆止弁が存在する場合、当該逆止弁を
強制的に開放するか、逆止弁を迂回するバイパス路を開
放して、中空部内の加圧ガスが射出ノズル23を介して
回収タンク10へ流入できるようにする必要がある。
【0053】従って、この場合には、回収弁25の開放
後に、逆止弁又はバイパス路開放信号をシーケンサー7
から射出成形装置2へ発信し、逆止弁の介在に拘らず、
回収弁25の開放によって中空部内の加圧ガスが回収タ
ンク10へ流出できるようにすることで加圧ガスの回収
を行い、以後は同様にすればよい。
【0054】上記のようにして金型21を開放して中空
成形品を取り出した後は、大気開放弁26や上記逆止弁
又はバイパス路が開放されている時にはこれを閉鎖し、
更にシーケンサー7からの型閉許可信号に基づいて、次
の成形サイクルのために金型21を閉鎖して型締する型
締工程へと移行する。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、元々射出成形装置2に付随している油圧源3を用い
て、中空成形に必要な圧力と量の加圧ガスを得ることが
でき、加圧ガスを得るための新たな油圧源3を必要とし
ないので、設備的負担が軽減されると共に、既存の設備
を用いた中空射出成形の実施が容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】油圧源の説明図である。
【符号の説明】 1 高圧タンク 2 射出成形装置 3 油圧源 4 油圧駆動式圧縮機 5a,5b 油圧供給弁 6 圧力検知器 7 シーケンサー 8 ガス源 9 減圧弁 10 回収タンク 11 低圧シリンダー 12 高圧シリンダー 13 油圧駆動シリンダー 14 自動切り換え弁 15a〜15e 逆止弁 16 油タンク 17 油圧ポンプ 18 リリーフ弁 19 アキュームレーター 20 射出機 21 金型 22 金型キャビティ 23 射出ノズル 24 圧入弁 25 回収弁 26 大気開放弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 49/78 7619−4F // B29L 22:00 4F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型キャビティへの溶融樹脂の射出と、
    油圧駆動式圧縮機によって高圧タンク内に蓄えられた加
    圧ガスの金型キャビティへの圧入とを行う中空射出成形
    方法において、高圧タンク内の昇圧を、射出成形装置の
    油圧源で油圧駆動式圧縮機を駆動することで行うことを
    特徴とする中空射出成形方法。
  2. 【請求項2】 射出成形装置の油圧源による油圧駆動式
    圧縮機の駆動を、射出成形装置における冷却工程移行後
    から次の成形サイクルのための型締工程移行までの間に
    行うことを特徴とする請求項1の中空射出成形方法。
  3. 【請求項3】 金型キャビティへの溶融樹脂の射出と、
    油圧駆動式圧縮機によって高圧タンク内に蓄えられた加
    圧ガスの金型キャビティへの圧入とを行う中空射出成形
    装置において、油圧供給弁を介して射出成形装置の油圧
    源に接続された油圧駆動式圧縮機と、高圧タンク内の圧
    力を検知し、高圧タンク内の圧力が所定の下限圧力以下
    になった時に低下圧力信号を発する圧力検知器と、圧力
    検知器からの低下圧力信号を受信した時に、油圧供給弁
    開信号を油圧供給弁へ発信して、射出成形装置の油圧源
    からの油圧を油圧駆動式圧縮機へ供給するシーケンサー
    とを有することを特徴とする中空射出成形装置。
  4. 【請求項4】 シーケンサーが、射出成形装置が冷却工
    程移行後から型締工程移行までの間に低下圧力信号を受
    信した時に油圧供給弁へ油圧供給弁開信号を発信するも
    のであることを特徴とする請求項3の中空射出成形装
    置。
JP12470593A 1993-04-30 1993-04-30 中空射出成形方法及びその装置 Withdrawn JPH06312431A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115519724A (zh) * 2021-07-28 2022-12-27 宁波佰氏微泡注塑科技有限公司 一种带有余料回收的微泡注塑装置

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CN115519724B (zh) * 2021-07-28 2024-05-07 宁波佰氏微泡注塑科技有限公司 一种带有余料回收的微泡注塑装置

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