JPH063108Y2 - 車両のボンネットロック装置 - Google Patents

車両のボンネットロック装置

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JPH063108Y2
JPH063108Y2 JP12128588U JP12128588U JPH063108Y2 JP H063108 Y2 JPH063108 Y2 JP H063108Y2 JP 12128588 U JP12128588 U JP 12128588U JP 12128588 U JP12128588 U JP 12128588U JP H063108 Y2 JPH063108 Y2 JP H063108Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のボンネットロック装置に関する。
(従来の技術) 従来より、車両のボンネットロック装置として、例えば
実開昭61−159570号公報に開示されるように、
ボンネットに取付けられたボンネットストライカと、ボ
ンネットロックベースを介して車体に回動自在に取付け
られ、上記ボンネットストライカを係脱可能とするフォ
ークレバーと、上記ボンネットロックベースに回動自在
に取付けられ、上記フォークレバーを係合状態に保持す
るクローレバーとを備えてなるとともに、上記ボンネッ
トロックベースには、車室内の操作部材に一端が接続さ
れたワイヤ部材を挿通可能とする切欠部と、上記クロー
レバーの下端部前方に開口され、上記ワイヤ部材の他端
をクローレバーに接続可能とする開口部とが設けられ、
上記操作部材によるワイヤ部材の引張り操作によって、
クローレバーがフォークレバーに対して係合保持状態を
解除する方向へ回動操作された後、ボンネットストライ
カとフォークレバーとの係合が外れてボンネットを開放
するようにしたものは知られている。そして、上記ボン
ネットロックベースの開口部の下部には、クローレバー
の下端部およびワイヤ部材(他端)を下方から覆う盗難
防止用ブラケットが取付けられていて、該盗難防止用ブ
ラケットによって、ラジエータグリルなどから挿し入れ
たドライバや針金などの細長い工具によるクローレバー
の下端部への押圧を防止して、該クローレバーがフォー
クレバーに対して係合保持状態を解除する方向へ不正に
回動操作されないようにしている。また、上記クローレ
バーとワイヤ部材との接続は、クローレバーをフォーク
レバーに対して係合保持状態を解除する方向へ回動操作
させて、クローレバーの下端部をボンネットロックベー
スの開口部から前方に露呈させた状態にすることによっ
てなされる。
また、クローレバーとワイヤ部材との接続がなされた
後、ボンネットロックベースの切欠部に、その切欠き方
向を閉塞してワイヤ部材の抜け落ちを防止するクリップ
部材を取付けたものもある。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来のものでは、クローレバーとワイヤ
部材とを接続させる上で必要なクローレバーの下端部前
方のボンネットロックベースの開口部は、上記クローレ
バーの下端部のみが盗難防止用ブラケットによって下方
から覆われたものであるため、上記ボンネットロックベ
ース内のワイヤ部材は開口部から外方(前方)へ露呈し
た状態となる。このため、ラジエータグリルなど前方か
らボンネットロックベースの開口部を介して挿し入れら
れたドライバや針金などの細長い工具によってワイヤ部
材が引張られると、クローレバーの下端部が押圧された
のと同様にフォークレバーに対して係合保持状態を解除
する方向へ不正に回動操作されることになり、よってボ
ンネットが解放されてエンジンルーム内の搭載部品が盗
難に遭うという問題があった。
そこで、上記の如き問題点を解決するために、盗難防止
用ブラケットの前端面をボンネットロックベースの前端
面よりも前方に一旦延設した後、その上端面を上方に、
側端面を側方にそれぞれ延設させることによってボンネ
ットロックベースと盗難防止板との間に隙間を設け、こ
の隙間を介してクローレバーとワイヤ部材との接続がな
されるようにするとともに、ボンネットロックベースの
開口部が前方から覆い隠されるようにして該開口部を介
した前方からのドライバや針金など細長い工具の侵入
(挿し入れ)を防止することが考えられる。しかし、こ
のものにおいても、開口部を前方から覆う盗難防止板と
ボンネットロックベースとの間の隙間を介してワイヤ部
材が斜め方向(斜め側方および斜め上方など)から見え
る(露呈している)ため、該ワイヤ部材が見える以上何
等かの手段(例えば針金を隙間に合わせて屈曲させる
等)を講じてワイヤ部材が不正に引張られる恐れがあ
る。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、上記クリップ部材に適宜改良を加えて
クローレバーとワイヤ部材との接続がなされた後にボン
ネットロックベースの開口部が隙間なく閉塞されるよう
にすることにより、クローレバーとワイヤ部材との接続
が支承なく円滑になされるようにしつつ、先端の細い工
具によるワイヤ部材の引張り操作を確実に防止してボン
ネット内の搭載部品の盗難を防止しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、ボンネ
ットに取付けられたボンネットストライカと、ボンネッ
トロックベースを介して車体に回動自在に取付けられ、
上記ボンネットストライカを係脱可能とするフォークレ
バーと、上記ボンネットロックベースに回動自在に取付
けられ、上記フォークレバーを係合状態に保持するクロ
ーレバーとを備えた車両のボンネットロック装置を前提
とする。そして、上記ボンネットロックベースに、車室
内の操作部材に一端が接続されたワイヤ部材を挿通可能
とする切欠部と、上記クローレバーの下端部前方に開口
され、上記ワイヤ部材の他端をクローレバーに接続可能
とする開口部とを設ける。さらに、上記切欠部に、その
切欠きを閉塞してワイヤ部材の抜け落ちを防止するクリ
ップ部材を取付け、該クリップ部材に、上記開口部を略
密閉状態に閉塞する盗難防止板を一体的に設ける構成と
したものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、クローレバーとワイヤ
部材との接続がなされた後にボンネットロックベースの
切欠部に取付けられるクリップ部材に盗難防止板が一体
的に設けられ、この盗難防止板によってボンネットロッ
クベースの開口部が隙間のない略密閉状態に閉塞されて
いるので、該開口部からのクローレバーとワイヤ部材と
の接続が支承なく円滑になされる上、このクローレバー
との接続がなされた後のワイヤ部材が盗難防止板によっ
て完全に遮蔽されて開口部から見えることがなく、例え
ラジエータグリルなどからドライバや針金などの細長い
工具に何等かの手段(例えば針金を隙間に合わせて屈曲
させる等)を講じて挿し入れようと試みても、開口部を
隙間なく閉塞する盗難防止板によって遮断されることに
なる。このため、ドライバや針金などの細長い工具によ
るワイヤ部材の引張りが確実に防止されて、クローレバ
ーの下端部が押圧されたのと同様にフォークレバーに対
して係合保持状態を解除する方向へ不正に回動操作され
ることはない。
(第1実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係るボンネット
ロック装置を備えた自動車の前部を示し、1はエンジン
ルーム2(ボンネット内)の前端上部を車幅方向へ延び
るシュラウドアッパ(車体)、3はエンジンルーム2の
上方開口部を閉塞するボンネットであって、該ボンネッ
ト3は、その後端部に取付けられた一対のヒンジ(図示
せず)によって車体に対して前開き可能に枢支されてい
る。上記ボンネット3の前端部略中間位置の内面には、
略U字状のボンネットストライカ4が固着(取付)され
ている。また、上記シュラウドアッパ1の前面部略中間
位置には、断面略コ字状のボンネットロックベース5が
取付けられている。上記ボンネットロックベース5の後
面には、溝形状のフォーク部6aおよび係合凹部6bを
設けてなるフォークレバー6が第1支持ピン7を介して
回動自在に取付けられており、上記フォークレバー6の
フォーク部6aによって、上記ボンネットストライカ4
を係脱可能にしている。さらに、上記フォークレバー6
は、図示しないスプリングによって常時第1図の反時計
回りに付勢されている。
また、上記ボンネットロックベース5の後面には、上記
フォークレバー6側(第1図では右側)に突出する爪部
10aが略中間部に設けられた略上下方向に延びるクロ
ーレバー10が第2支持ピン11を介して回動自在に取
付けられていて、上記クローレバー10の爪部10a
は、上記フォークレバー6の係合凹部6bに係合されて
フォークレバー6を係合状態、つまりボンネットストラ
イカ4をフォークレバー6のフォーク部6aに係合した
状態に保持している。上記クローレバー10は、第1ス
プリング12によって常時第1図の時計回りに付勢され
ている。また、上記ボンネットロックベース5の前面に
は、略中央上端部に係止爪13aを設けてなるとともに
一側端部上方に操作アーム部13bを延出形成してセー
フティフック13が第3支持ピン14を介して回動自在
に取付けられている。上記セーフティフック13は、第
2スプリング15によって時計回り(第1図の反時計回
り)に付勢されていて、上記フォークレバー6のフォー
ク部6aによる係合が解除されたボンネットストライカ
4を係止爪13aによって一時的に係止可能にしてい
る。さらに、上記セーフティフック13の係止爪13a
によるボンネットストライカ4の一時的な係止は、第3
図の仮想線で示すように、第2スプリング15の付勢力
に抗した操作アーム部13bの反時計回り(第1図の時
計回り)への回動操作によって解除される。そして、上
記ボンネットストライカ4,フォークレバー6,クロー
レバー10,セーフティフック13と、図示しない運転
席(車室内)の前側近傍に設けた操作部材のブラケット
に一端が接続されたワイヤ部材16(後述する)とによ
ってボンネットロック装置Aが構成されている。
さらに、第4図にも示すように、上記クローレバー10
の下端部は、上記ボンネットロックベース5の下端部に
設けられ且つ上方に凹むベース部5aの下面よりも下方
に延設されていて、この下端部には、第6図にも示すよ
うに、ワイヤ部材16の他端側を接続可能とするように
略直角に反ボンネットロックベース5方向(後方)に折
曲された接続片17が設けられている。また、上記クロ
ーレバー10の下端部には、その回動方向(第1図では
左右方向)に延びる第1切欠穴部18aが形成されてい
るとともに、上記接続片17には上記第1切欠穴部18
aと連続して略直角方向(第1図では前後方向)に延び
る第2切欠穴部18bが形成されている。上記第1切欠
穴部18aの一端部(第2切欠穴部18bと反対側)に
は、該第1切欠穴部18aに連続する孔部18cが設け
られている。
上記ワイヤ部材16は、可撓性のアウタチューブ16a
と、該アウタチューブ16a内に摺動自在に挿通された
インナワイヤ16bとからなり、上記アウタチューブ1
6a(ワイヤ部材16)の他端は、上記ボンネットロッ
クベース5の一側面の下端部(第1図では右側)に設け
られて,アウタチューブ16aが挿通可能な下方に開口
する切欠部19の上端部に支持されている。上記インナ
ワイヤ16b(ワイヤ部材16)の他端は、上記アウタ
チューブ16aの他端から延設されていて、上記クロー
レバー10の孔部18cよりも若干小さい係止球20が
インナワイヤ16bの他端に固着されている。さらに、
上記ボンネットロックベース5の後面の下端部には、断
面略L字状の盗難防止用ブラケット21がその左右方向
に延びる上端取付部21aによって取付けられている。
上記盗難防止用ブラケット21には、上端取付部21a
の略中央部から下方に延びる幅狭の縦壁部21bが形成
されているとともに、上記クローレバー10の下端部を
前方および下方からそれぞれ覆う左右方向に幅広な略溝
状の遮蔽部21cが設けられている。そして、上記ボン
ネットロックベース5のベース部5aの右側(ワイヤ部
材16配設側)下面と盗難防止用ブラケット21の縦壁
部21bの右側(ワイヤ部材16配設側)側面との間に
は開口部22が設けられていて、上記係止球20(イン
ナワイヤ16b)は、上記開口部22より、上記クロー
レバー10の裏面側から孔部18cを介して第1切欠穴
部18a内を貫通させてクローレバー10の前面側に位
置させた後、上記インナワイヤ16b(ワイヤ部材1
6)を引張り操作(第1図で右方向に操作)することに
よって第2切欠穴部18b(クローレバー10)に係止
される。
そして、第5図および第7図にも示すように、上記切欠
部19には、ボンネットロックベース5の一側面(第1
図では右側)を左右から挟み込むクリップ部23aを設
けてなるクリップ部材23が下方から取付けられてお
り、該クリップ部材23(クリップ部23a)によっ
て、切欠部19の切欠き開口部を閉塞して上記ワイヤ部
材16(アウタチューブ16a)の下方への抜け落ちを
防止している。上記クリップ部23aは略H字状の金具
の中間部を折り曲げてなり、上記ボンネットロックベー
ス5の一側面(第1図では右側)の内面側に位置して上
方に分岐する前後の脚部には、ボンネットロックベース
5側に突出する突起部23b,23bがそれぞれ設けら
れている。上記各突起部23bは、上記ボンネットロッ
クベース5の一側面の切欠部19の左右に設けられた小
孔部24,24に係止されてクリップ部材23(クリッ
プ部23a)の下方への移動を阻止している。また、上
記クリップ23の前端面には、上記ボンネットロックベ
ース5(ベース部5a)の下面と盗難防止用ブラケット
21(遮蔽部21c)の上面との間の開口部22よりも
若干大きな形状の盗難防止板25が一体的に設けられて
おり、該クリップ部材23は、上記クリップ部23aと
盗難防止板25とによって構成されている。そして、上
記のクローレバー10の接続片17の第2切欠穴部18
bとワイヤ部材16のインナワイヤ16bとの接続部1
7は、上記クリップ部材23の盗難防止板25によって
前方から密閉状態に覆われている。この場合、上記クリ
ップ部材23の取付けは、接続片17(クローレバー1
0)の第2切欠穴部18bにインナワイヤ16b(ワイ
ヤ部材16)を接続した後でなされる。
尚、第2図中、26はラジエターグリルである。また、
27はドライバである。
次に、上記実施例の作用・効果について説明するが、ク
ローレバー10の接続片17の第2切欠穴部18bにワ
イヤ部材16のインナワイヤ16bを接続した後でボン
ネットロックベース5の切欠部19に取付けられるクリ
ップ部材23(クリップ部23a)に一体的に盗難防止
板25が設けられ、この盗難防止板25によって、ボン
ネットロックベース5のベース部5aの右側(ワイヤ部
材16配設側)下面と盗難防止用ブラケット21の縦壁
部21bの右側(ワイヤ部材16配設側)側面との間に
設けられた開口部22が隙間のない略密閉状態に閉塞さ
れている。これにより、上記開口部22からのクローレ
バー10(接続片17)とインナワイヤ16bとの接続
が支承なく円滑になされる上、このクローレバー10と
の接続がなされた後のインナワイヤ16bが盗難防止板
25によって完全に遮蔽されて開口部22から見えるこ
とがなく、例えラジエータグリル26などからドライバ
27や針金などの細長い工具に何等かの手段(例えば針
金を隙間に合わせて屈曲させる等)を講じて挿し入れよ
うと試みても、開口部22を隙間なく閉塞する盗難防止
板25によって遮断されることになる。このため、ドラ
イバ27や針金などの細長い工具によるインナワイヤ1
6bの引張りが確実に防止されて、クローレバー10の
下端部が押圧されたのと同様にフォークレバー6に対し
て係合保持状態を解除する方向へ不正に回動操作される
ことがない。この結果、ボンネット3の不正な解放が禁
止されてエンジンルーム2内(ボンネット3内)の搭載
部品の盗難防止性能の向上を図ることができる。
(第2実施例) 第8図ないし第11図は本考案の第2実施例を示し、こ
の実施例は、クリップ部材に改良を加えて盗難防止用ブ
ラケットを廃止したものである。尚、上記実施例と同一
の部分については同一の符号を付してその詳細な説明を
省略する。
すなわち、本実施例では、ボンネットロックベース5の
左右側面をそれぞれ挟み込む左右のクリップ部30,3
0と、該両クリップ部30を連結するように一体形成さ
れた断面略コ字状の盗難防止部31とからなるクリップ
部材32を構成する。そして、上記盗難防止部31は、
後面側に設けられた縦壁部31aと、該縦壁部31aの
下面から前方に延びる水平壁部31bと、該水平壁部3
1bの前面から上方に延びる盗難防止板31cとを一体
形成してなる。また、上記両クリップ部30には、ボン
ネットロックベース5側に突出する突起部30a,30
aがそれぞれ設けられていて、上記各突起部30aは、
上記ボンネットロックベース5の左右側面に設けられた
小孔部(図示せず)に係止されている。
この場合、クリップ部材32の盗難防止部31(水平壁
部31bおよび盗難防止板31c)でもって、ドライバ
や針金などの細長い工具によるクローレバー10の不正
な回動操作が禁止されるとともに、ワイヤ部材16(イ
ンナワイヤ16b)の引張り操作が確実に防止され、盗
難防止用ブラケットを廃止してクリップ部材32による
兼用化を図ることができる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における車両のボンネットロック装
置によれば、ワイヤ部材とクローレバーとの接続がなさ
れた後でボンネットロックベースの切欠部に取付けられ
るクリップ部材に一体的に設けた盗難防止板によって、
ワイヤ部材が見えないようにボンネットロックベースの
開口部が略密閉状態に閉塞されているので、ラジエータ
グリルなどからドライバや針金などの細長い工具に何等
かの手段を講じて挿し入れても盗難防止板によって確実
に遮断されることになる。これにより、クローレバーの
下端部が押圧されたのと同様にフォークレバーに対して
係合保持状態を解除する方向へ不正に回動操作されるこ
とがなく、よってボンネットの不正な解放が禁止されて
エンジンルーム内の搭載部品の盗難防止性能の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案の第1実施例を示し、第1
図はボンネットロック装置のロック状態を示す正面図、
第2図は第1図に係る側面図、第3図は第1図に係る背
面図、第4図は第1図の要部拡大斜視図、第5図はクリ
ップ部材の斜視図、第6図は第4図のVI−VI線における
断面図、第7図は第4図のVII−VII線における断面図であ
る。また、第8図ないし第10図は本考案の第2実施例
を示し、第8図は第4図相当図、第9図は第5図相当
図、第10図は第8図のX−X線における断面図であ
る。 1…シュラウドアッパ、3…ボンネット、4…ボンネッ
トストライカ、5…ボンネットロックベース、6…フォ
ークレバー、10…クローレバー、16…ワイヤ部材、
17…接続部、19…切欠部、23,32…クリップ部
材、25,31c…盗難防止板、23a,30…クリッ
プ部、A…ボンネットロック装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボンネットに取付けられたボンネットスト
    ライカと、ボンネットロックベースを介して車体に回動
    自在に取付けられ、上記ボンネットストライカを係脱可
    能とするフォークレバーと、上記ボンネットロックベー
    スに回動自在に取付けられ、上記フォークレバーを係合
    状態に保持するクローレバーとを備えた車両のボンネッ
    トロック装置において、上記ボンネットロックベースに
    は、車室内の操作部材に一端が接続されたワイヤ部材を
    挿通可能とする切欠部と、上記クローレバーの下端部前
    方に開口され、上記ワイヤ部材の他端をクローレバーに
    接続可能とする開口部とが設けられており、上記切欠部
    には、その切欠きを閉塞してワイヤ部材の抜け落ちを防
    止するクリップ部材が取付けられ、該クリップ部材に
    は、上記開口部を略密閉状態に閉塞する盗難防止板が一
    体的に設けられていることを特徴とする車両のボンネッ
    トロック装置。
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