JP3015180B2 - フードロック装置 - Google Patents

フードロック装置

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JP3015180B2
JP3015180B2 JP34090691A JP34090691A JP3015180B2 JP 3015180 B2 JP3015180 B2 JP 3015180B2 JP 34090691 A JP34090691 A JP 34090691A JP 34090691 A JP34090691 A JP 34090691A JP 3015180 B2 JP3015180 B2 JP 3015180B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のエンジ
ンルームなどに開閉自由に設けるフードをボディ側にロ
ックするためのフードロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種フードロック装置は、例え
ば実開昭57−21752号公報に記載されているよう
に、フードに取付けられたストライカと、ボディ側に固
定されたベース部材に揺動可能に取付けられ、前記スト
ライカの係合により前記フードを閉鎖位置に係止するラ
ッチ部材と、前記ベース部材に揺動自由に取付けられ、
前記ラッチ部材の前記ストライカに対する係合状態を維
持するロック部材と、該ロック部材を遠隔操作する操作
ケーブルとを備え、この操作ケーブルは、アウタ筒と、
該アウタ筒に挿嵌されたインナワイヤと、前記アウタ筒
に取付けられたアウタ受とを備えている。
【0003】また、前記ベース部材には、前記操作ケー
ブルの配設方向に対しほぼ直交状に延びる係止壁を設け
ると共に、この係止壁に、前記操作ケーブルのアウタ受
を係止する係止孔と、該係止孔を開放し、前記アウタ受
の前記係止孔への挿入を可能とする切欠部とを形成し
て、この切欠部から前記操作ケーブルのアウタ受を前記
係止孔へと挿入させることにより、該係止孔に前記操作
ケーブルのアウタ筒を前記アウタ受を介して係止保持さ
せる一方、前記アウタ筒に挿嵌された前記インナワイヤ
の長さ方向一端を、前記係止壁の内方側に配設される前
記ロック部材に結合し、かつ、前記アウタ筒とインナワ
イヤとをエンジンルームなどの前部側から後方へと迂回
させて、このインナワイヤの他端側を運転席近くに設け
た操作レバーに連結している。
【0004】そして、前記フードを閉鎖してボディ側に
ロックするときには、前記ストライカを前記ラッチ部材
に係止させ、かつ、前記ロック部材で前記ストライカと
ラッチ部材との係合状態を維持するのである。一方、前
記フードの開放時には、前記レバーの操作により前記操
作ケーブルのインナワイヤを介して前記ロック部材を揺
動させ、該ロック部材の前記ラッチ部材に対する係合状
態を解除することにより、このラッチ部材から前記スト
ライカを離脱させるのである。
【0005】また、以上のように、前記ベース部材に前
記操作ケーブルを係止させるための係止壁を、前記操作
ケーブルの配設方向とほぼ直交状に設け、前記係止壁に
前記操作ケーブルのアウタ受を介して前記アウタ筒を保
持すると共に、このアウタ筒から前記係止壁の内方に向
けて前記インナワイヤを延設し、該インナワイヤの先端
側前記ロック部材に結合することにより、例えエンジン
ルームなどの開口側に配設されるラジエータグリルやバ
ンパなどの隙間からドライバや針金などを内方側に挿入
し、前記インナワイヤを直接操作して前記ロック部材の
前記ラッチ部材に対する係合状態を解除し、前記フード
を不正に開放しようとしても、前記係止壁が邪魔になっ
て前記インナワイヤを直接操作することができないよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のフー
ドロック装置では、前記ベース部材に前記係止壁を設け
ることにより、前記インナワイヤを前記ラジエータグリ
ルやバンパなどの隙間から直接外部操作できないように
して、前記フードの不正な開放を防止するための対策は
講じられているものの、次のような手段によって前記フ
ードを簡単に開放することができたのである。
【0007】即ち、前記ベース部材の係止壁に対する前
記操作ケーブルの係止保持部分は、前記エンジンルーム
などの開口側近くに露出状に設けられることから、前記
ラジエータグリルなどの隙間からドライバや針金などを
内部に挿入して、前記操作ケーブルのアウタ受を前記係
止壁の係止孔から切欠部へと離脱させ、つまり、この係
止壁から前記操作ケーブルの全体を取外した状態で、該
ケーブルを針金などで引張り操作することにより、前記
ロック部材の前記ラッチ部材に対する係合状態を解除し
て、前記フードが不正に開放される不具合がある。
【0008】尚、前記操作ケーブルを外部操作で前記係
止壁から取外したりするのを防止するためには、前記ラ
ジエータグリルなどの隙間を閉鎖することが考えられる
が、斯くするときには、ラジエータによるエンジンの冷
却効率が低下したりする別の不具合が発生する。
【0009】本発明は以上のような実情に鑑みてなした
もので、その目的は、ラジエータグリルなどの隙間を閉
鎖したりすることなく、外部操作によるフードの不正な
開放を確実に阻止できて、エンジンルームなどに搭載さ
れた搭載部品の盗難事故などを確実に防止することがで
きるフードロック装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、フード2に取付けたストライカ3
と、ボディ側に固定のベース部材4に揺動可能に取付け
られて前記ストライカ3の係合により前記フード2を閉
鎖位置に係止するラッチ部材5と、前記ベース部材4に
揺動自由に取付けられて前記ラッチ部材5の前記ストラ
イカ3に対する係合状態を維持するロック部材7と、該
ロック部材7を遠隔操作する操作ケーブル8とを備え、
前記ベース部材4に、前記操作ケーブル8の配設方向と
ほぼ直交し、前記操作ケーブル8のアウタ受83を係止
する係止孔91と、該係止孔91を開放し、前記アウタ
受83の係止孔91への挿入を可能とする切欠部92と
を形成した係止壁9を設け、前記操作ケーブル8のアウ
タ筒81を前記アウタ受83を介して前記係止壁9に係
止し、前記アウタ筒81から延びるインナワイヤ82を
前記ロック部材7に係止したフードロック装置におい
て、前記係止壁9における前記切欠部92の開放側に屈
曲壁93を延設して、該屈曲壁93に前記切欠部92に
連続する延長切欠部94を設け、この延長切欠部94を
前記屈曲壁93の端縁に開放したことを特徴とするもの
である。
【0011】
【0012】
【作用】第1の発明において、前記操作ケーブル8を前
記ベース部材4の係止壁9に係止保持させるときには、
この係止壁9に設けた前記屈曲壁93の延長切欠部94
から前記操作ケーブル8のアウタ受83を挿入させて、
該アウタ受83を前記係止壁9の切欠部92を経て前記
係止孔91へと挿通案内することにより、前記操作ケー
ブル8が前記係止壁9に係止保持される。
【0013】従って、前記係止壁9に係止保持された前
記操作ケーブル8を、ラジエータグリルやバンパなどの
隙間からドライバなどを挿入して前記係止壁9から取外
すためには、前述した場合とは逆の経路で、つまり、前
記操作ケーブル8のアウタ受83を前記係止孔91から
切欠部92を経て前記屈曲壁93の延長切欠部94へと
取出す必要があるが、前記操作ケーブル8のインナワイ
ヤ82は前記ロック部材7と運転席近くの操作レバーと
の間に緊張状態に張設されていることから、以上のよう
な経路で前記操作ケーブル8を取外すことは、該操作ケ
ーブル8の自由度が不足して実際上不可能であり、この
ため、ラジエータグリルなどの隙間を閉鎖してエンジン
の冷却効率を低下させたりすることなく、前記操作ケー
ブル8の外部操作による前記フード2の不正な開放操作
が確実に阻止され、エンジンルームなどに搭載された搭
載部品の盗難事故が防止される。
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】図6は本発明にかかるフードロック装置を適
用する自動車のボディの前部を示しており、該図中、1
は自動車ボディBの前部側に設けられたエンジンルーム
であって、その上部側にエンジンルーム1を開閉するフ
ード2を設けると共に、該フード2と前記エンジンルー
ム1側との間にフードロック装置FLを介装させて、こ
のフードロック装置FLで前記フード2をエンジンルー
ム1の閉鎖位置にロックし、かつ、前記ボディBの運転
席近くに設けた操作レバーLの操作で前記フードロック
装置FLによる前記エンジンルーム1側に対する前記フ
ード2のロックを解除するようになす一方、前記エンジ
ンルーム1の前部にはラジエータグリルGやバンパBP
を配設している。
【0017】前記フードロック装置FLは、図2,図3
で明らかにしたように、前記フード2の前端部内面側に
突設された概略U形状をなすストライカ3と、前記ボデ
ィBのエンジンルーム1内に固定されたベース部材4
と、該ベース部材4に第1軸4aを介して揺動可能に取
付けられ、前記ストライカ3の係合溝51をもったラッ
チ部材5とを備え、これらベース部材4とラッチ部材5
との間に、該ラッチ部材5を前記第1軸4aを中心に時
計方向(図2の右方向)に常時付勢させる第1ばね61
を張設して、前記フード2による前記エンジンルーム1
の開放時に、前記第1ばね61を介して前記ラッチ部材
5を、図2の仮想線で示したように、前記係合溝51が
上向き開放状態となるように揺動させ、この状態から前
記フード2で前記エンジンルーム1を閉鎖するとき、前
記ストライカ3を前記係合溝51に挿入させながら、前
記ラッチ部材5を前記第1ばね61に抗して反時計方向
に同図の実線状態へと揺動させることにより、前記スト
ライカ3を前記ラッチ部材5の係合溝51に係止状態に
保持して、前記フード2を前記エンジンルーム1の閉鎖
位置に保持するようにしている。
【0018】また、前記ベース部材4の前記ラッチ部材
5との対向側部には、第2軸4bを介してロック部材7
を揺動可能に支持し、このロック部材7に前記ラッチ部
材5に設けた係止部52に係止する係合部71を形成す
ると共に、前記ベース部材4と前記ロック部材7との間
に、該ロック部材7を前記第2軸4bを中心に反時計方
向(図2の左方向)に常時付勢させる第2ばね62を張
設して、前記フード2による前記エンジンルーム1の閉
鎖時で、前記ストライカ3が前記ラッチ部材5の係合溝
51に係止保持されたとき、図2の実線で示したよう
に、前記ロック部材7の係合部71を前記ラッチ部材5
の係止部52に係合させることにより、前記ストライカ
3の前記ラッチ部材5に対する係合状態をロックして、
前記フード2を前記エンジンルーム1の閉鎖位置に保持
するようにしている。
【0019】さらに、以上のフードロック装置FLに
は、前記ロック部材6を遠隔操作するための操作ケーブ
ル8を設けるのであって、この操作ケーブル8は、アウ
タ筒81と、該アウタ筒81内に挿嵌されたインナワイ
ヤ82と、前記アウタ筒81の長さ方向中間部に取付け
られ、外周中央部分に径小の係止溝83aをもつアウタ
受83とを備えている。
【0020】また、図1で明らかなように、前記ベース
部材4には、前記操作ケーブル8の配設方向に対しほぼ
直交方向に延びる係止壁9を一体状に設けて、この係止
壁9の中央部に、前記操作ケーブル8のアウタ受83に
設けた係止溝83aを係止させる係止孔91を形成する
と共に、前記係止壁9に、前記係止孔91から横方向に
向けて延び、該係止孔91を前記係止壁9の外方側に開
放する前記アウタ受83の係止溝83aよりやや小幅と
された切欠部92を連続状に形成して、この切欠部92
の外方側から前記アウタ受83の係止溝83aを前記係
止孔91へと挿入させることにより、前記係止壁9に前
記操作ケーブル8を前記アウタ受83を介して係止保持
させる一方、前記アウタ筒81内に挿嵌された前記イン
ナワイヤ82の長さ方向一端に結合子84を固定して、
該結合子84を前記ロック部材7に設けた起立壁72に
連結し、かつ、前記アウタ筒81とインナワイヤ82と
を前記エンジンルーム1の前部側から後方へと迂回させ
て、前記インナワイヤ82の他端側を運転席近くに設け
た前記操作レバーLに連結している。
【0021】そして、前記エンジンルーム1の閉鎖位置
にロックされた前記フード2を開放させるときには、前
記レバーLの操作で前記操作ケーブル8のインナワイヤ
82を介して前記ロック部材7を、図2の仮想線で示し
たように、前記第2ばね62に抗して時計方向に揺動さ
せ、前記ロック部材7側の係合部71と前記ラッチ部材
5側の係止部52との係止状態を解除することにより、
このラッチ部材5の係止溝51から前記ストライカ3を
離脱させ、該ストライカ3の離脱によって前記フード2
を開放可能とするのである。
【0022】しかして以上の構成としたフードロック装
置FLにおいて、第1の発明では、図1〜図3で示した
ように、前記ベース部材4に設けた前記係止壁9の外側
端部で前記切欠部92の開放側に、前記係止壁9と直交
状に内方側に向けて延びる屈曲壁93を一体に設けると
共に、この屈曲壁93に、前記切欠部92と連続し、か
つ、該切欠部92とほぼ同一幅として前記アウタ受83
に設けた係止溝83aの挿通を許す延長切欠部94を形
成し、この延長切欠部94を前記屈曲壁93の延長側端
縁に開放させるようにしたのである。
【0023】前記各図の実施例では、前記係止壁9に前
記切欠部92を設けるにあたって、該切欠部92を前記
係止孔91と連続状に横方向に向けて形成し、前記切欠
部92の開放側端部で前記係止壁9の外側部に、前記屈
曲壁93を直交状に屈曲形成するようにしたが、前記屈
曲壁93は前記係止壁9の上下端部側に設けることも可
能であり、この場合には、前記係止壁9の上下方向に向
けて前記切欠部92を形成し、該切欠部92の上下開放
側に前記屈曲壁93を一体状に設けて、この屈曲壁93
に、前記切欠部92と連続し、前記屈曲壁93の延長端
部側で開放するように前記延長切欠部94を形成するの
である。
【0024】尚、前記屈曲壁93に形成する延長切欠部
94は、図4に示すようにクランク状に形成して、該延
長切欠部94を前記屈曲壁93の上端縁で開放するよう
にしてもよい。
【0025】そして、前記操作ケーブル8を前記ベース
部材4の係止壁9に係止保持させるときには、この係止
壁9に形成した前記屈曲壁93の延長切欠部94に、前
記操作ケーブル8のアウタ受83に設けた係止溝83a
を挿入させて、該アウタ受83を前記延長切欠部94か
ら前記係止壁9の切欠部92を経て前記係止孔91へと
挿通案内することにより、前記操作ケーブル8を前記係
止壁9に係止保持させるのである。
【0026】従って、前記係止壁9に係止保持された前
記操作ケーブル8を、前記ラジエータグリルGやバンパ
BPなどの隙間からドライバなどを挿入して前記係止壁
9から取外すためには、前述したケーブル取付時の場合
とは逆の経路で、つまり、前記アウタ受83の係止溝8
3aを前記係止孔91から切欠部92を経て前記屈曲壁
93の延長切欠部94へと案内させながら前記操作ケー
ブル8を取出す必要があるが、この操作ケーブル8のイ
ンナワイヤ82は、前述したように、前記ロック部材7
と運転席近くの前記操作レバーLとの間に緊張状態に張
設されていることから、以上のような経路で前記操作ケ
ーブル8を取外すことは、該操作ケーブル8の自由度が
不足して実際上不可能であり、このため、前記ラジエー
タグリルGなどの隙間を閉鎖してエンジンの冷却効率を
低下させたりすることなく、前記操作ケーブル8の外部
操作による前記フード2の不正な開放操作が確実に阻止
され、前記エンジンルーム1に搭載された搭載部品の盗
難事故を防止できる。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】また、前記各図の実施例では、以上説明し
たように、前記操作ケーブル8を前記係止壁9の切欠部
92から外方側に離脱不能としているだけではなく、前
記ベース部材4に前記操作ケーブル8を係止保持するた
めの係止壁9を、前記操作ケーブル8の配設方向とほぼ
直交状に設けて、前記係止壁9に前記操作ケーブル8の
アウタ受83を介して前記アウタ筒81を保持すると共
に、該アウタ筒81から前記係止壁9の内方側へと前記
インナワイヤ92を延設し、その先端側を前記ロック部
材7に結合するようにしているため、例え前記ラジエー
タグリルGやバンパBPなどの隙間からドライバなどを
挿入して、前記インナワイヤ82を直接操作しようとし
ても、前記係止壁9が邪魔になって前記インナワイヤ8
2を直接操作することができず、つまり、該インナワイ
ヤ82を介しての前記ロック部材7の解除操作を不能と
なし、前記フード2の不正な開放ができないようにして
いる。
【0032】さらに、図2,図3の実施例においては、
前記ベース部材4に操作アーム12を備えたセーフティ
フック13を揺動自由に支持すると共に、前記フード2
側に前記セーフティフック13が係止される概略L形状
の係止板14を設けて、前記ストライカ3と前記ラッチ
部材5との係合状態が解除されて、前記フード2が開放
されるとき、前記セーフティフック13を前記係止板1
4に一旦係止させて、前記操作アーム12の操作によっ
て前記フード2の全開を行うようになし、前記フード2
を不用意に開放させたりするのをなくして安全性を高め
るようにしている。
【0033】また、前記フード2は、アウターパネル2
aとインナーパネル2bとで二重構造とされ、このイン
ナーパネル2bの内面側に前記ストライカ3と前記セー
フティフック13との取付基部側を固定している。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
フード2側に固定されたストライカ3と、ボディ側に固
定のベース部材4に揺動可能に取付けられて前記ストラ
イカ3の係合により前記フード2を閉鎖位置に係止する
ラッチ部材5と、前記ベース部材4に揺動自由に取付け
られて前記ラッチ部材5の前記ストライカ3に対する係
合状態を維持するロック部材7と、該ロック部材7を遠
隔操作する操作ケーブル8とを備え、前記ベース部材4
に、前記操作ケーブル8の配設方向とほぼ直交し、前記
操作ケーブル8のアウタ受83を係止する係止孔91
と、該係止孔91を開放し、前記アウタ受83の係止孔
91への挿入を可能とする切欠部92とを形成した係止
壁9を設け、前記操作ケーブル8のアウタ筒81を前記
アウタ受83を介して前記係止壁9に係止し、前記アウ
タ筒81から延びるインナワイヤ82を前記ロック部材
7に係止したフードロック装置において、前記係止壁9
における前記切欠部92の開放側に屈曲壁93を延設し
て、該屈曲壁93に前記切欠部92に連続する延長切欠
部94を設け、この延長切欠部94を前記屈曲壁93の
端縁に開放させるようにしたから、前記係止壁9に係止
保持された前記操作ケーブル8を、ラジエータグリルや
バンパなどの隙間からドライバなどを挿入して外部操作
で前記係止壁9から取外そうとしても、前記操作ケーブ
ル8を取外すことはできず、従って、ラジエータグリル
などの隙間を閉鎖してエンジンの冷却効率を低下させた
りすることなく、前記操作ケーブル8の外部操作による
前記フード2の不正な開放操作を確実に阻止できて、エ
ンジンルーム1などに搭載された搭載部品の盗難事故な
どを確実に防止することができる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるフードロック装置の要部を示す
斜視図である。
【図2】同フードロック装置の全体構造を示す正面図で
ある。
【図3】同フードロック装置の全体構造を示す背面図で
ある。
【図4】本発明にかかるフードロック装置の別の実施例
を示す要部の斜視図である。
【図5】自動車ボディの前部側を概略的に示す側面図で
ある。
【符号の説明】
2 フード 3 ストライカ 4 ベース部材 5 ラッチ部材 7 ロック部材 8 操作ケーブル 81 アウタ筒 82 インナワイヤ 83 アウタ受 9 係止壁 91 係止孔 92 切欠部 93 屈曲壁 94 延長切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/19 B62D 25/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フード(2)に取付けたストライカ
    (3)と、ボディ側に固定のベース部材(4)に揺動可
    能に取り付けられて前記ストライカ(3)の係合により
    前記フード(2)を閉鎖位置に係止するラッチ部材
    (5)と、前記ベース部材(4)に揺動自由に取付けら
    れて前記ラッチ部材(5)の前記ストライカ(3)に対
    する係合状態を維持するロック部材(7)と、該ロック
    部材(7)を遠隔操作する操作ケーブル(8)とを備
    え、前記ベース部材(4)に、前記操作ケーブル(8)
    の配設方向とほぼ直交し、前記操作ケーブル(8)のア
    ウタ受(83)を係止する係止孔(91)と、該係止孔
    (91)を開放し、前記アウタ受(83)の係止孔(9
    1)への挿入を可能とする切欠部(92)とを形成した
    係止壁(9)を設け、前記操作ケーブル(8)のアウタ
    筒(81)を前記アウタ受(83)を介して前記係止壁
    (9)に係止し、前記アウタ筒(81)から延びるイン
    ナワイヤ(82)を前記ロック部材(7)に係止したフ
    ードロック装置において、前記係止壁(9)における前
    記切欠部(92)の開放側に屈曲壁(93)を延設し
    て、該屈曲壁(93)に前記切欠部(92)に連続する
    延長切欠部(94)を設け、この延長切欠部(94)を
    前記屈曲壁(93)の端縁に開放していることを特徴と
    するフードロック装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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