JPH063100Y2 - シャッターロック装置 - Google Patents

シャッターロック装置

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JPH063100Y2
JPH063100Y2 JP1988120193U JP12019388U JPH063100Y2 JP H063100 Y2 JPH063100 Y2 JP H063100Y2 JP 1988120193 U JP1988120193 U JP 1988120193U JP 12019388 U JP12019388 U JP 12019388U JP H063100 Y2 JPH063100 Y2 JP H063100Y2
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JP
Japan
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shutter
guide
stopper body
stopper
locking
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Inventor
悦典 嶋村
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文化シャッター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシャッターロック装置に係り、シャッターを下
降して閉塞することによりシャッターが自動的にロック
されるようにしたものに関する。
(従来の技術) 従来、この種のシャッターロック装置としては、たとえ
ば、実公昭58−36752号公報に記載されているよ
うに、ガイドレールの後面の下端寄りにシャッターの鍵
バーを案内する案内斜面及びこの鍵バーを係止する係止
面を有する爪板を支軸にて回動自在に枢着し、この爪板
を圧縮ばねにてガイドレール内に突出させ、この爪板に
一端部を係止したワイヤーの他端部を爪板の後上部に設
けたソレノイドのプランジャに止着するとともに、この
ワイヤーの途中を、このワイヤーをL形に案内するガイ
ドプーリに懸架した構造が知られている。
また実開昭62−196868号公報に記載されている
ように、スプリングバランス式のシャッターの左右両側
下部に、このシャッターを案内するガイドレール内に突
出する係止部を有するロックバーを進退自在に設け、前
記ガイドレール内の下部に前記ロックバーの係止部を案
内する案内斜面を上部に有するとともに下部にロックバ
ーの係止部を係止する係止面を有する回動自在のストッ
パー体を設け、このストッパー体の回動によって上下動
される連動体にスプリングによって附勢された上下動自
在の作動枠を介してソレノイドを連結した構造が知られ
ている。
さらに、実開昭59−57668号公報に記載されてい
るように、シャッターレールの下端部に回動軸にて二叉
部材を回動自在に軸支し、この二叉部材には、その上下
にラッチバーを阻止する阻止突片及びラッチバーに押動
される従動突片を形成するとともに、その上部にラック
を形成し、前記二叉部材に前記従動突片を常時前記シャ
ッターレール内に突出させる方向に附勢する引張りコイ
ルバネを張設し、前記二叉部材の上方に配設されたカム
軸に前記ラックに噛合した歯車及び縁部に段差を有する
カム板を固着し、このカム板の縁部及び段差に係脱する
カムフォロアを有するソレノイドを配設した構造が知ら
れている。
(考案が解決しようとする課題) 前記実公昭58−36752号公報に記載の構造による
と、ソレノイドの作動によってガイドプーリを介してワ
イヤーを牽引しガイドレール内に突出された爪板を圧縮
ばねに抗して牽引回動し爪板をガイドレール内から退出
させシャッターの鍵バーを通過させるようにしたもので
あるが、この場合、爪板が下方側に牽引回動されると同
時にシャッターが上昇されるのでシャッターの鍵バーが
爪板の下面の係止面に必要以上に圧接して摩擦結合する
ことがあってこのような場合には、ソレノイドのプラン
ジャの牽引力によっては圧縮ばねの附勢力と相俟って爪
板と鍵バーとは摩擦結合し爪板を退出方向に牽引しきれ
ず鍵バーのロックを解除できないことがある。
そこで、爪板の上下方向の寸法を大きく形成することに
よってロックの解除を容易にすることが考えられるが、
このようにするとロック装置の全体が大型化となり省ス
ペースの要求に応じることができないという問題が生じ
る。また爪板の牽引力を大きくすることも考えられる
が、この場合には大きなストロークを持つ大型のソレノ
イドが必要となりこれでは省スペースの要求に応じるこ
とができないという問題が生じる。
またワイヤーは、その使用頻度によっては伸長するこが
あるので、このような場合にはワイヤーに遊びが生じ爪
板の牽引操作が不確実になりシャッターを開放できない
事態が生じるおそれがある。
また前記実開昭62−196868号公報に記載の構造
のように、スプリングバランスシャッターを電動で開閉
するものの場合には、電動機の出力は巻取スプリングの
トルクを打消す程度分の力しかなくシャッターの閉動作
は殆んどシャッターの自重によって下降するものであっ
て、したがって、小開口部又はシャッターの重量が小さ
い場合にはシャッターのロックバーによってストッパー
体を押し戻すことが困難となり、シャッターを自動的に
ロックできないことがある。
そこで、ストッパー体の上下方向の寸法を大きくすると
ともに案内斜面の勾配を大きくすることが考えらえる
が、このようにすると、ストッパー体は全体的に大きく
なるとともに、ロック装置の全体が大型化となり省スペ
ースの要求に応じることができなという問題が生じる。
さらに、実開昭59−57668号公報に記載の構造で
は、二叉部材の従動突片が下方に向かって押動される
と、この二叉部材は引張りコイルバネに抗して回動軸を
中心として回動されて阻止突片がシャッターレール内に
突出されるとともに、この二叉部材のラックにて歯車が
回動され、この歯車と同軸のカム板の縁部がカムフォロ
アに係合したまま回動され、このカム板の縁部の段差内
にカムフォロアが落下嵌合してカム板の回動がロックさ
れるとともに、二叉部材は阻止突片がシャッターレール
内に突出したままロックされるため、たとえば、シャッ
ターが開いている状態で、二叉部材の従動突片がドライ
バー等の棒状部材で下方に向かって押動される不測の事
態が生じると、二叉部材の阻止突片がシャッターレール
内に突出したままロックされることになり、この阻止突
片によってシャッターを閉じることができず、シャッタ
ーまたはロック機構が破壊されることがあり、その構造
も部品点数が多く複雑で部品管理上及びコスト上好まし
くないという問題がある。
そこで、本考案はこのような課題に鑑みなされたもの
で、シャッターの昇降を案内する案内部に対して出没す
るシャッターロック用のストッパー体の回動を、シャッ
ターの昇降方向に応じて確実に制御できるようにし、こ
のストッパー体にてシャッターのロック及びロックの解
除を円滑かつ確実に行なうことができ、シャッターが開
いている状態で、ストッパー体が押上げ回動される不測
の事態が生じることがなく、シャッターは常にに容易に
閉じることができ、シャッターまたはストッパー体が破
壊されるようなことがなく、部品点数が少なく、構造が
簡単で省スペースの要求に応じることができるシャッタ
ーロック装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案のシャッターロック装置は、シャッターの昇降を
案内する上下方向の案内部を有するガイドレールと、こ
のガイドレールの案内部の下端近傍部に位置してそれぞ
れ水平状に配設された上下の支軸と、この上下の支軸に
支架され回動方向によっていずれか一方の支軸を回動中
心とするとともに他方の支軸をガイドとする上下方向に
回動自在のシャッターロック用のストッパー体と、前記
上下の支軸に捲回され前記ストッパー体を前記シャッタ
ーの案内部内に常時突出させる方向に附勢するスプリン
グと、前記ストッパー体の上方部に設けられ下端部に前
記案内部内に突出されたストッパー体に対して係脱する
上下動自在の係止具を有するソレノイドと、を具備した
ものである。
(作用) 本考案のシャッターロック装置では、シャッターを閉塞
する場合には、シャッターを下降すると、このシャッタ
ーは左右のガイドレールの案内部に案内されて次第に下
降され、このシャッターの下端部の左右両端部が左右の
ストッパー体に当接され、この左右両端部にて左右のス
トッパー体が下方に押動されるとともに、この左右のス
トッパー体は、スプリングに抗して上部の支軸を回動中
心として、かつ、下部の支軸をガイドとして後下方に向
かって回動されて案内部内から後退退避される。そし
て、シャッターがさらに下降され左右のストッパー体を
通過するとともに、このストッパー体は、スプリングの
復帰力によって上部の支軸を回動中心として、かつ、下
部の支軸をガイドとして復帰回動され、再び案内部内に
自動的に突出される。これにより、シャッターはストッ
パー体によって自動的にロックされる。
つぎに、シャッターを開放する場合には、ソレノイドに
通電するとプランジャが上昇されるとともに、このプラ
ンジャの下端部の係止具が引上げられ、ストッパー体の
回動ロックが解除される。そして、シャッターを左右の
案内部にそって上昇するとともに、このシャッターの下
端部の左右両端部が左右のストッパー体に係止される
と、左右両端部にて左右のストッパー体は、スプリング
に抗して下部の支軸を回動中心として、かつ、上部に支
軸をガイドとして上方に向かって回動されて案内部内か
ら後退退避される。そして、シャッターがさらに上昇さ
れた左右のストッパー体を通過するとともに、この左右
のストッパー体は、スプリングの復帰力によって下部の
支軸を回動中心として、かつ、上部の支軸をガイドとし
て復帰回動され、再び案内部内に自動的に突出される。
また、シャッターは全開され、ソレノイドへの通電が遮
断されるとともに、プランジャが自動的に下降されると
ともに、この下端部の係止具が再びストッパー体に係合
しストッパー体が上方に回動することがないようにロッ
クされる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添附図面に基づいて説明する。
第1図ないし第5図に示す実施例において、1は左右に
相対して立設されたガイドレールで、この左右のガイド
レール1は、内側部に相対して開口した案内部2を上下
方向に形成したコ字形状のレール枠3とこのレール枠3
の後側部に固着された外枠4とにより構成され、前記左
右のレール枠3の案内部2における開口部の前後部には
後述するシャッターの左右両端近傍部における前後面部
をシールするシール材5が相対して上下方向に止着さ
れ、前記左右の外枠4の下端近傍部内にはロック装置6
が固定されている。
前記ロック装置6は、上下方向に延在形成された本体ケ
ース7と、この本体ケース7の開口側部を閉塞したカバ
ー体7aとを有し、この本体ケース7内の上下部にはソ
レノイド収容室8、係止具収容室9及びストッパー収容
室10が形成されている。そして、前記ソレノイド収容室
8内にはソレノイド11が支枠12を介して嵌着係止され、
このソレノイド11のプランジャ13の下部が前記係止具収
容室9内に突出されているとともに、このプランジャ13
のフランジ14と前記支枠12の底板15との間においてプラ
ンジャ13にはスプリング16が捲回されている。そして、
このソレノイド11は、後述するシャッターの開動作時に
通電しプランジャ13を上昇するようになっている。
また、前記係止具収容室9内には、係止具17が上下動
自在に収容され、この係止具17は、上部に取付部18が形
成され、この取付部18の一側下部には前記係止具収容室
9とストッパー収容室10との間の一側部間に突説された
突起19の係合上面20に係合する段部21が水平状に形成さ
れている。また、前記係止具17の下部には前記突起19に
沿って前記ストッパー収容室10内に対して上下動する係
止部22が垂直状に形成され、この係止部22の一側面部の
途中部及び他側面部の下端部には前記突起19及びこの突
起19に対向した面部9aに摺動するリブ状のガイド23が形
成されている。そして、この係止具17の上部の取付部18
が前記プランジャ13の下端部に固着されているととも
に、この係止具17の下部の係止部22は前記ストッパー収
容部10の後側上部内に突出するようになっている。
さらに、前記ストッパー収容室10における本体ケース7
側の内壁面には、上部に弧状の案内凹溝24が一側部から
他側部にかけて形成されているとともに、この案内凹溝
24の一側下部に軸受凹部25が形成されている。また、前
記ストッパー収容室10における前記カバー7aの内壁面に
は、前記案内凹溝24に対向した案内凹溝24a及び軸受凹
部25に対向した軸受凹部25aが形成されている。そし
て、このストッパー収容室10内にはストッパー体26が相
対する前記案内凹溝24,24a及び軸受凹部25,25a間にそれ
ぞれ水平状に配設された上下の支軸27,28を介して前記
レール枠3の案内部2内に対して出没回動自在に軸支さ
れている。
前記ストッパー体26は、相対する左右の側板29の前側縁
部間に上部から下部にかけて次第にレール枠3側に拡開
傾斜した案内板30が一体に形成され、この案内板30の下
端部に係止部31が水平状に形成され、前記左右の側板29
の後側縁部には前記係止具17の下側部に形成された係止
部22が係脱する係合部29aが垂直状に形成されている。
また、前記相対する左右の側枠29の上部には前記上部の
支軸27を回動自在に挿通した挿通孔32が連通形成されて
いるとともに、この相対する左右の側枠29の下部には前
記下部の支軸28を挿通した弧状の案内溝33が前記案内凹
溝24と略同形状に一側部から他側部にかけて形成されて
いる。また、前記上下の支軸27,28には共通のスプリン
グとしてトグルばね34が捲回され、このトグルばね34の
一端部34aは前記ストッパー収容室10の底面部35に係止
されているとともに、このトグルばね34の他端部34bは
前記ストッパー体26の案内板30の裏面部に係止されてい
る。そして、ストッパー体26の係合部29aに係止具17の
係止部22が係合した状態で前記トグルばね34によってス
トッパー体26は、常時は上部の支軸27を中心として第2
図時計方向に回動するように附勢され、その案内板30が
レール枠3の案内部2内に突出するようになっている。
なお、36は本体ケース7にカバー体7aを止着した複数の
ビスである。
つぎに、前記左右のガイドレール1の下端部は下枠37の
長さ方向両端部上に立設支持されているとともに、この
左右のガイドレール1の上端部間にシャッターボックス
38が連設固定され、このシャッターボックス38内には図
示しない捲取ドラムが回転自在に横架され、この捲取ド
ラムには多数のスラット39を連繋したシャッター40が捲
戻し自在に捲回され、このシャッター40の下端部のスラ
ット39には幅木体41が連繋され、この幅木体41の下端部
には前記左右のストッパー体26の案内板30及び係止部31
に係脱する案内係止部42が形成されている。そして、こ
のシャッター40は、前記左右のガイドレール1における
レール枠3の案内部2内にその両端部が挿入され、か
つ、この左右の案内部2に案内されて昇降開閉されるよ
うになっている。
つぎに前記構造の作用を説明する。
まず、シャッター40を閉塞する場合には、シャッターボ
ックス38内の捲取ドラムを、シャッター40を捲戻す方向
に回転すると、シャッター40は、その左右両端部が左右
のガイドレール1におけるレール枠3の案内部2に案内
されて次第に下降される。そして、このシャッター40の
下端部の幅木体41における案内係止部42の左右両端部
が、左右のロック装置6におけるストッパー体26の案内
板30に当接し、この案内係止部42の左右両端部によっ
て、案内板30がその傾斜面に沿って押動されるととも、
この左右のストッパー体26は、トグルばね34に抗して上
部の支軸27を回動中心として、かつ、下部の支軸28及び
弧状の案内溝33を介して第2図反時計方向に回動されて
レール枠3の案内部2内から後退されてストッパー収容
部10内に退避される。そして、シャッター40がさらに
下降され幅木体41の案内係止部42がストッパー体26の案
内板30を通過するとともに、このストッパー体26は、ト
グルばね34の復帰力によって上部の支軸27を回動中心と
して、かつ、下部の支軸28及び弧状の案内溝33を介して
第2図時計方向に復帰回動され、再びレール枠3の案内
部2内に自動的に突出される。これにより、ストッパー
体26は、シャッター40の幅木体41の案内係止部42の上部
に突出されるとともに、このストッパー体26はソレノイ
ド11の係止具17によって第2図時計方向への回動がロッ
クされているので、この案内係止部42が上昇方向に作動
してもストッパー体26の係止部31に係止されて上昇が阻
止され、したがって、シャッター40はストッパー体26に
よって自動的にロックされる。
つぎに、シャッター40を開放する場合には、ソレノイド
11に通電すると、プランジャ13がコイルスプリング16に
抗して上昇されるとともに、このプランジャ13の下端部
の係止具17が引上げられ、かつ、この係止具17の係止部
22がストッパー体26の後部の係合部29a上に離反され、
係止具17によるストッパー体26の回動ロックが解除され
る。そして、捲取ドラムを、シャッター40を捲取る方向
に回転すると、シャッター40が左右のガイドレール1に
おけるレール枠3の案内部2に沿って上昇されるととも
に、このシャッター40の幅木体41における案内係止部42
の左右両端部が左右のストッパー体26の係止部31に係止
されると、この案内係止部42の左右両端部によって係止
部31を介して左右のストッパー体26は、トグルばね34に
抗して下部の支軸28を回動中心として、かつ、上部の支
軸27及び弧状の案内凹溝24を介して第5図時計方向に回
動されてレール枠3の案内部2内から後退されてストッ
パー収容部10内に退避される。
そして、シャッター40がさらに上昇され幅木体41の案内
係止部42がストッパー体26の係止部31を通過するととも
に、このストッパー体26は、トグルばね34の復帰力によ
って下部の支軸28を回動中心として、かつ、上部の支軸
27及び弧状の案内凹溝24を介して第5図反時計方向に復
帰回動され再びレール枠3の案内部2内に自動的に突出
される。また、シャッター40が捲回されて全開され、ソ
レノイド11への通電が遮断されるとともに、プランジャ
13がコイルスプリング16の復帰力によって自動的に下降
され、下端部の係止具17における係止部22が再びストッ
パー体26の係合部29aに係止され、ストッパー体26が第
2図時計方向に回動することがないようにロックされ
る。
つぎに、第6図ないし第9図に示す実施例は、前記実施
例において、そのシャッター40の幅木体41に左右の電動
式のロック装置6のストッパー体26に係脱する手動式の
ロック装置50を設けたものである。すなわち、第6図及
び第7図に示すように、幅木体41の内側部に形成された
横方向の収容凹部41a内の中間部に支軸51を介して操作
レバー52の中間部が左右方向に回動自在に枢着され、こ
の操作レバー52の下端部及び前記支軸51に対する取付部
より上方部にそれぞれ支軸51に対して同一間隔をおいて
連動軸53が上下に突設され、この上下の連動軸53に左右
方向に進退動する左右の連動プレート54の内端部がそれ
ぞれに形成された長溝55を介して連繋されている。
また、前記左右の連動プレート54の外側部は前記収容凹
部41aの左右上下に固着された補強兼用の係止金具56間
の案内溝57内に左右方向に進退自在に挿通され、この左
右上下の係止金具56の上下面部には前記左右の連動プレ
ート54の外端部58の上下を係止する係止段部59が相対し
て形成され、前記左右の連動プレート54の外端部内に左
右のロックバー60の内端部が一体に連結され、この左右
のロックバー60の外端部すなわち先端部には案内係止部
61が形成されている。さらに、前記左右の連動プレート
54の前記長溝55の近傍部と前記係止金具56との間にそれ
ぞれコイルスプリング62が張設されている。そして、こ
のコイルスプリング62の附勢力によって操作レバー52が
支軸51を中心として一方側に回動傾斜されているととも
に、左右の連動プレート54を介して左右のロックバー60
が外方に押動され、その先端部の案内係止部61が前記ガ
イドレール1のレール枠3における案内部2内に常時突
出されるようになっている。
このように構成することにより、前記実施例の場合と同
様にシャッター40の下降動作で幅木体41の左右のロック
バー60の案内係止部61がストッパー体26の案内板30を押
動すると、このストッパー体26は第8図時計方向に回動
されて左右のロックバー60の案内係止部61の下降を許容
し、この左右の案内係止部61が左右のストッパー体26を
通過するとともに、前記実施例の場合と同様に左右のス
トッパー体26が自動的に復帰回動し、左右のロックバー
60の案内係止部61をストッパー体26の係止部31で係止す
る。これにより、閉塞したシャッター40が自動的にロッ
クされる。
また、シャッター40を上昇開放する場合には、前記実施
例の場合と同様にストッパー体26のロックを解除するこ
とによってシャッター40が容易に上昇開放される。
つぎに、シャッター40を下降した全閉状態において、た
とえば、停電時など左右のソレノイド11に通電できない
非常時にシャッター40を開ける必要が生じた場合には、
幅木体41の内側中間部の操作レバー52を手動により支軸
51を中心として回動すると、この操作レバー52の上下の
連動軸53に取着した左右の連動プレート54がコイルスプ
リング62に抗してそれぞれ内側に牽引連動されるととも
に、この左右の連動プレート54に固着された左右のロッ
クバー60も内側に牽引連動され、この左右のロックバー
60の先端部の案内係止部61がレール枠3の案内部2内か
ら退出され、左右のレール枠3の案内部2が開放され、
したがって、シャッター40のロックが解除されシャッタ
ー40を容易に引き上げて開放することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、案内部の下端近傍部に上下の支軸を水
平状に配設し、この上下の支軸にシャッターロック用ス
トッパー体を支架し、このストッパー体は回動方向によ
って一方の支軸を回動中心とするとともに他方の支軸を
ガイドとして回動自在とし、前記上下の支軸に前記スト
ッパー体を前記案内部内に常時突出させる方向に附勢す
るスプリングを捲回し、前記ストッパー体の上方部に前
記案内部内に突出されたストッパー体に対して係脱する
上下動自在の係止具を有するソレノイドを設けたので、
常態ではソレノイドの係止具にて案内部内に突出された
ストッパー体は下部の支軸を中心として上昇回動するこ
とを確実に防止でき、ストッパー体に押上げ回動される
不測の事態が生じてもストッパー体は下部の支軸を中心
として上昇回動されることがなく、ストッパー体はシャ
ッターの下降を案内する上部の支軸を中心として下降回
動する状態に保持することができ、シャッターまたはス
トッパー体が破壊されるようなことがなく、このため、
シャッターを閉じる場合にはシャッターにてストッパー
体は上部の支軸を中心として、かつ、下部の支軸をガイ
ドとして案内部から退避する方向に回動され、したがっ
て、シャッターを確実に閉じることができるとともに、
スプリングにて案内部内に復帰回動されるストッパー体
にてシャッターを確実にロックすることができる。
また、係止具を上昇させてストッパー体のロックを解除
してシャッターを開いた状態で、ストッパー体に対する
押上げ回動が解除されることにより、スプリングにてス
トッパー体が下部の支軸を中心として自動的に案内部内
に復帰回動されシャッターの閉塞ロックに備えることが
できる。
また上下の支軸及びスプリングによってストッパー体を
回動自在に弾持し、このストッパー体をソレノイドにて
直接的に制御するので、部品点数が少なく構造が簡単で
あり、部品管理上及びコスト上好ましく、省スペースの
要求に応じることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図はシャッタ
ー装置の正面図、第2図は同上a〜a線部の断面図、第
3図は同上b〜b線部の断面図、第4図は同上ロック装
置の分解斜視図、第5図は同上ストッパー体の作動状態
を示す断面図、第6図ないし第9図は他の実施例を示す
もので、その第6図はシャッター装置の正面図、第7図
は同上手動ロック装置の一部を切欠いた正面図、第8図
は第6図c〜c線部の断面図、第9図はストッパー体の
作動状態を示す断面図である。 1…ガイドレール、2…案内部、11…ソレノイド、17…
係止具、26…ストッパー体、27,28…支軸、34…スプリ
ング、40…シャッター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッターの昇降を案内する上下方向の案
    内部を有するガイドレールと、このガイドレールの案内
    部の下端近傍部に位置してそれぞれ水平状に配設された
    上下の支軸と、この上下の支軸に支架され回動方向によ
    っていずれか一方の支軸を回動中心とするとともに他方
    の支軸をガイドとする上下方向に回動自在のシャッター
    ロック用のストッパー体と、前記上下の支軸に捲回され
    前記ストッパー体を前記シャッターの案内部内に常時突
    出させる方向に附勢するスプリングと、前記ストッパー
    体の上方部に設けられ下端部に前記案内部内に突出され
    たストッパー体に対して係脱する上下動自在の係止具を
    有するソレノイドと、を具備した ことを特徴とするシャッターロック装置。
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