JPH06297225A - フライス刃体 - Google Patents

フライス刃体

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JPH06297225A
JPH06297225A JP6043555A JP4355594A JPH06297225A JP H06297225 A JPH06297225 A JP H06297225A JP 6043555 A JP6043555 A JP 6043555A JP 4355594 A JP4355594 A JP 4355594A JP H06297225 A JPH06297225 A JP H06297225A
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JP
Japan
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cassette
blade
milling
shelf
chip pocket
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Pending
Application number
JP6043555A
Other languages
English (en)
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Ingemar Hessman
ヘスマン インゲマー
Ake Almersand
アルマーサンド オーケ
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Sandvik AB
Original Assignee
Sandvik AB
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Publication date
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    • B23C5/20Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/22Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/24Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts adjustable
    • B23C5/2479Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts adjustable the adjusting means being eccentrics
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製作の工作時間とエネルギーを大幅に節約出
来る経済的なフライス刃体を提供すること。 【構成】 刃体溝(3)に取付けるインサートカセット
(4)と刃体により規定されるチップポケット(8)が
刃体回転軸に関し、回転対称に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップブレーキング工作
(切粉出し工作)用のフライス刃体とその製作方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】代表的なフライス切削工具は駆動回転心
棒にその1端で固定され得るものである切刃と、駆動心
棒から離間している刃体側部に刃体回転軸から特定半径
方向距離の位置で刃体に担持されている複数の切刃を含
んで構成され、刃体が回転したときに切刃群が回転軸を
中心に1つの円を描くようにしたものである。フライス
切削工具の全部品は切刃の半径方向と軸方向に関して背
後に配位して、全部品が工作物に対し切刃の接近障害に
ならないようになっている。切刃が相対的に短いので、
各切刃の切削作業は相対的に短く、従って工具は送りの
方向が工作面に平行になる特定の送りで用いられる。
【0003】切刃は切削インサートの1以上のエッジに
よって構成されている。このインサートは被覆された、
或いは未被覆のセメンテッドカーバイド(超硬質合
金)、セラミック或いはその他の硬質材料で製造されて
いる。これらの切削インサート群は複数のカセットの頂
面に配置されており、各カセット自体は刃体の円形周面
の溝や凹所に固定されている。余地を作り、障害になら
ない均等なチップ移送能力を高めるために、刃体のカセ
ット間にある空隙(ギャップ)はチップ逃出(クリアラ
ンス)用凹所、即ちチップポケットを通常は具備し、こ
のチップポケットが関係する切刃の半径方向前面に配位
している。刃体の製作時にこのチップポケットがフライ
ス加工や研磨加工によって形成される。このチップポケ
ット、或いはその1部分がカセットに形成されるケース
もあり得る。
【0004】従って、USP5,114,282におい
ては、フライス刃体は、そのチップポケットが個々にフ
ライス加工によって形成されているものが開示されてい
る。これは、チップポケットの数だけの等分のフライス
作業(10以上の)を実行しなければならないことを意
味する。これは時間とエネルギーの両者の浪費である。
【0005】EP−B65496とEP−B12643
2では、チップポケットがインサートを固定するための
クサビに形成された凹所やドーム形穴によって形成され
ている。これは数多くの個別固定用部品を強いることに
なり、また複雑な外形状の数多くの小部品を製作しなけ
ればならないという不便を強いることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、時間
とエネルギーを浪費するチップ逃出構造を要さずに、満
足なチップ移送能力を確保する改良されたフライス刃体
を提供することにある。その第2の目的は、満足なチッ
プ移送能力を最小限度の個別構造部品を用いて確保する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上、下側と円形包囲面を
含む円筒基本形の刃体であって、包囲面には切削インサ
ートを有するカセット群を担持するための複数の凹所
(溝)が配設され、カセット夫々の間にはチップポケッ
トが配設されている、斯ゝるフライス刃体であるが、本
発明の構成はチップポケット群が実質的に回転対称に形
成されていることに特徴がある。このチップポケットは
旋削加工により形成され得る。具体的には、刃体上側の
エッジ(端縁)の周りに旋削加工されて成る棚部(シェ
ルフ)によって構成されている。好ましくはカセット用
溝の半径方向深さが棚部の半径方向幅より大きい。各チ
ップポケットは棚部の軸方向に見ての底面と半径内方向
にある側面及び隣り合う2個のカセットによって画成さ
れる。
【0008】
【作用】回転対称形状のチップポケットであるので、工
作の簡単な旋削により容易に提供することが出来る。
【0009】
【実施例】図1において、切刃1は基本的に円筒形であ
る。その直径は50−700mmであり、好ましくは70
−500mmであり、特に好ましくは80−400mmであ
る。刃体の下側には、刃体を回転駆動手段に固定する一
体物の円筒部品2が配設される。刃体にはカセット4を
担持する凹所や溝3が配設されている。刃体の上外端縁
(エッジ)は、適切には旋削加工により、シェルフ(棚
部)5を有するように形成されている。この棚部5はカ
セット溝3によって規則的に遮断されている。好ましく
は、溝3の半径方向深さは棚部5の半径方向幅より大き
い。カセットは、これを取付けるとき、フライス切削工
具の上側6と略同じ高さに達するが、これはカセットが
棚部5の半径方向に延在する底面7より高く延在してい
る。この構造により、三方向で制限されているチップポ
ケットである空間8が生み出される。具体的には、この
三方向での制限は棚部の軸方向に延在する側面9と隣り
合う2個のカセットの対向面によって行われる。カセッ
トは棚部の半径方向に延在する底面7の上方まで突出し
ている。チップポケット(空間)の半径方向外側はチッ
プ移送を可能にするために開放されている。チップ移送
能力を更に高めるために、棚部底面7は、刃体頂面6か
ら離れて下方に進むに従って半径外方へ僅かに傾斜する
ように形成することが出来る。底面7と回転軸に直角な
半径方向平面との挾角は2−35°が適しており、好ま
しくは5−20°、特に好ましくは7−15°に設定さ
れる。生成されたチップ(切粉)を置くのに充分な場所
を得るためには、棚部の半径方向幅をチップを作り出す
切刃の長さと少くとも同じ寸法にする。この幅は好まし
くは切刃より20−50%大きくする。チップの充分な
曲率半径を得るために、側面9の幅は、切削深さと使用
する切削インサートの厚みに依存するが、2−15mmの
範囲、好ましくは2.5−10mmにする。
【0010】カセットと切削インサートの形態自体は、
カセットがチップポケットの両対向側を画成するために
棚部底面7より高く充分に突出している限り、本発明の
決定的な構成上の特徴を構成するものではない。上述の
ように、実際ケースでは、これはカセット頂面がフライ
ス切削工具の上側(頂側)6と実質的に同一レベルにあ
ることを意味している。更に、これはカセットの半径方
向外面が刃体の円筒包囲面と実質的に同じ距離だけ回転
中心から離間していることを意味している。
【0011】図示例によれば、カセット溝3は刃体の上
側から下側まで貫通した溝であり、従ってこの溝はフラ
イス加工やリーマ加工で形成することが出来る。しかし
カセット溝は貫通せずに、下側に至るまで終端になるこ
とも可能である。しかし、製作技術上の理由から貫通溝
が好ましい。溝の数はフライス工具の直径と、ピッチを
どのくらいにするかに依存して変化する。図示例は外径
103mmで、10個のカセット溝を有するフライス切削
工具の刃体に関するものである。カセット4は1〜4
個、好ましくは2個の固定ネジ10により溝3に固設さ
れる。各ネジ10は対応するキーに適合させるためにそ
のヘッドに6角形の穴を有している。カセット自体に
は、貫通孔がネジ10を導通させるために配設されてい
る。更に、この孔はネジヘッドを収容するために拡大径
部分を有し得る。孔は完全な円形ではなく、カセット長
手方向に直角な方向よりもカセット長手方向に幾分拡張
した長円形になっている。この目的は、勿論偏心タップ
11を廻すことによりカセットを或る量だけ軸方向に変
化させることが出来るようにするためである。このタッ
プの偏心ヘッドはカセットの溝12に適合する。この溝
12の幅はタップのヘッド直径に相当する。更に、カセ
ットにはタップヘッドに通じるように溝12に開口して
いる貫通孔13が配設されている。タップ11が貫通孔
13から抜け出さないように、孔径をタップヘッド径よ
り小さく設計する。このようにして、偏心タップ11は
フライス切削工具ヘッドの対応する孔(オリフィス)に
効果的且つ安全に維持される。
【0012】カセット頂側には、切削インサート14を
位置付けるインサートポケットが設けてあり、インサー
ト14がこのポケットにネジ15により固定される。イ
ンサートポケットは、インサートの位置付けが正確に出
来るように三種の当接面を有するように形成される。
【0013】上述のように、インサート14の外形は本
発明の必須の特徴ではないが、インサートの逃げ面の少
くとも1部分がチップポケットの三種の画成面の1部分
を構成することが出来ることに留意すべきである。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明により、フライス切削工具(カッター)は有効且つ製
作容易なチップポケットを具備するに至った。また、全
てのチップポケットが単1工作操作において加工される
という事実から、従来のチップポケットに較べチップポ
ケット製作費が著しく低減するに至った。刃体のその他
の面も旋削により加工され得る。この旋削操作には格別
の努力を要しない。それは工作すべき刃体のブランクが
旋盤のスピンドルに既に取付けられているからである。
この構造の刃体によれば、チップポケットを個別に形成
する必要が回避される。多くの場合に数多くのチップポ
ケットが、特に大径刃体の場合に必要となることを考え
ると、そのときに工作時間とエネルギーが節約されるこ
とは非常に重要な本発明の利点といえる。
【0015】特に、本発明に係るチップポケットは旋削
により製作するのが製作技術の観点から最も有利であ
る。しかし、回転対称のチップポケットを製作可能なそ
の他の工作方法を適用することも出来る。その他の可能
な方法には、研磨加工法、ブローチ加工法、円形内挿法
(interpolation)等を挙げ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の刃体を1部分解した状態で示す斜視説
明図である。
【符号の説明】
1…刃体 2…駆動心棒 3…カセット用の溝 4…カセット 5…棚部 6…上側 7…棚部の半径方向延在面(底面) 8…チップポケット 9…棚部の軸方向延在面(側面) 10…固定ネジ 11…タップ 12…溝 13…孔 14…切削インサート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上、下側と円筒形包囲面を含む円筒基本
    形の刃体であって、当該包囲面には切削インサートを夫
    々有するカセット群(4)を担持するための複数の凹所
    や溝(3)が配設され、更に該カセット夫々の間にはチ
    ップポケットが配設されている、斯ゝるフライス刃体に
    おいて、 該チップポケット(8)が実質的に回転対称形に形成さ
    れていることを特徴とするフライス刃体。
  2. 【請求項2】 該チップポケット(8)が旋削により形
    成される、請求項1に記載のフライス刃体。
  3. 【請求項3】 該チップポケット(8)が棚部(5)に
    よって基本的に構成されており、当該棚部が該刃体上側
    (6)の端縁の周囲に旋削により形成される、請求項1
    に記載のフライス刃体。
  4. 【請求項4】 該カセット溝(3)の半径方向深さが該
    棚部(5)の半径方向幅より大きい、請求項1−3のい
    づれか1項に記載のフライス刃体。
  5. 【請求項5】 各チップポケット(8)が隣り合うカセ
    ット(4)と該棚部(5)の軸方向に延在する側面
    (9)とにより画成されている、請求項1−4のいづれ
    か1項に記載のフライス刃体。
  6. 【請求項6】 該溝(3)内において該カセット(4)
    が該棚部(5)の底面(7)より上方のレベルに突出し
    ている、請求項1−5のいづれか1項に記載のフライス
    刃体。
  7. 【請求項7】 該カセット(4)の頂面が刃体の上面
    (6)と同じレベルに実質的に配位している、請求項1
    −6のいづれか1項に記載のフライス刃体。
  8. 【請求項8】 半径外方に向いているカセット側が刃体
    の円筒包囲面と同じ回転面に実質的に配位している、請
    求項1−7のいづれか1項に記載のフライス刃体。
  9. 【請求項9】 該棚部(5)の底面(7)が、刃体の上
    面(6)から下方へ進むに従って半径外方へ傾斜してい
    る、請求項1−8のいづれか1項に記載のフライス刃
    体。
  10. 【請求項10】 上面(6)、下面及び円筒包囲面を含
    む円筒基本形の刃体であって、該包囲面が切削インサー
    トと共にカセットを担持するための複数の凹所や溝
    (3)と隣り合うカセット間に配位するチップポケット
    (8)とを具備している、斯ゝるフライス刃体を製作す
    る方法において、 該チップポケット(8)を刃体の回転軸に関して回転対
    称に形成することを特徴とする、フライス刃体の製作方
    法。
  11. 【請求項11】 該チップポケット(8)を旋削により
    形成する、請求項10に記載のフライス刃体の製作方
    法。
JP6043555A 1993-03-18 1994-03-15 フライス刃体 Pending JPH06297225A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE9300889-4 1993-03-18
SE9300889A SE9300889L (sv) 1993-03-18 1993-03-18 Fräskropp

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Publication Number Publication Date
JPH06297225A true JPH06297225A (ja) 1994-10-25

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ID=20389263

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JP6043555A Pending JPH06297225A (ja) 1993-03-18 1994-03-15 フライス刃体

Country Status (8)

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EP (1) EP0624415A1 (ja)
JP (1) JPH06297225A (ja)
KR (1) KR940021165A (ja)
CN (1) CN1102146A (ja)
AU (1) AU5635894A (ja)
BR (1) BR9401189A (ja)
CA (1) CA2119187A1 (ja)
SE (1) SE9300889L (ja)

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