JPH0629582Y2 - 防食管継手並びに該継手に用いるパッキン - Google Patents

防食管継手並びに該継手に用いるパッキン

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JPH0629582Y2
JPH0629582Y2 JP14894988U JP14894988U JPH0629582Y2 JP H0629582 Y2 JPH0629582 Y2 JP H0629582Y2 JP 14894988 U JP14894988 U JP 14894988U JP 14894988 U JP14894988 U JP 14894988U JP H0629582 Y2 JPH0629582 Y2 JP H0629582Y2
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JP
Japan
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pipe
joint
seal packing
annular
thin film
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JP14894988U
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市朗 阪口
香一 安井
克紀 笠井
輝男 鷲見
拓 村蒔
勝彦 辻本
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Nippon Steel Corp
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Toho Gas Co Ltd
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、外面に樹脂被覆層を有する防食管継手並びに
該継手に用いるシールパッキンに関するものである。
(従来の技術) 防食管の継手構造において、継手内空間を外部と完全に
遮断し内部構成部材の防食をはかることは極めて重要で
あり、このための手段として例えば実公昭59−134
24号公報に開示されたように押輪側に押輪と被接続外
面樹脂被覆管との間隙を密閉するOリングを嵌着させた
ものや、また実開昭61−54582号公報に開示され
たように押輪側にリップパッキンを嵌着させたものがあ
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記した従来のシールの構成にあっては、シール部材の
取合構造が複雑となり、その嵌着が面倒であり、また被
接続管が曲げ荷重を受けて偏位しているような場合、こ
れに対応したシール機能が発揮されないという問題があ
った。
本考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、継手構成の外端部材とこれに装着させるシールパッ
キンとの関係において、シールパッキンを継手構成の外
端部材へ簡単な装着によって完全なシール機能を発揮す
ると共に被接続管が偏位した継手部におけるシールにも
十分対応し得るようにしたシール構成並びにシールパッ
キンを提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の防食管継手におい
ては、継手構成の外端部材である押輪の外面樹脂被覆層
に押輪の後端から後方へ筒状に突出した延出部を形成
し、この延出部外面に周方向に向かう環状凹溝を形成
し、この環状凹溝内に一端の環状部で嵌着されかつ他端
の環状部を前記被接続管の外周に圧着させ得る伸縮自在
な連続する遮蔽薄膜部を一体的に備えて成るシールパッ
キンを具備せしめて成ることを要旨とするものである。
(作用) 本考案の防食管継手は上記のように構成したので、継手
構成の外端部材の外周に設けた環状凹溝にシールパッキ
ンをその一端の環状部で嵌着させることによって容易に
かつ強固に装着され、しかもこれに連続した遮蔽薄膜部
は上記外端部材の外周端縁を越え、外端部材と被接続管
との間の空間を遮蔽し、他端の環状部は被接続管の外周
に強力な緊締力をもって圧着する。更に上記遮蔽薄膜部
は被接続管の曲折部等に対応した他端の環状部の拡がり
と変形を許容する。
(実施例) 以下本考案の実施例を示す図面に基づいて説明する。第
1図は本考案防食管継手の要部を示す端部部材の縦断正
面図、第2図はシールパッキンを一部断面して示した正
面図であり、図中の1は外面に樹脂被覆層2を設けた継
手本体、3は外面に樹脂被覆層4を後述するように設け
た押輪、5と6は継手本体1と押輪3間に介装されたシ
ールパッキンとワッシャー、7は外面に樹脂被覆層8を
設けた管を示し、継手本体1の端部に螺合する押輪3の
締付けにより上記シールパッキン5がワッシャー6を介
して継手本体1側に圧縮され、継手本体1と管7間をシ
ールするようになっており、管7の抜け出しを阻止した
い場合には適宜の抜止め阻止部材(図示せず)を介装さ
せればよい。
また継手本体1と押輪3との間の防水については、継手
本体1の外面に被覆した樹脂被覆層2と押輪3の外面に
被覆した樹脂被覆層4の前端部に形成した突出筒状部4
aの内面との間にOリング9を挟着している。なお、O
リング9は継手本体1と突出筒状部4a間に充填するコ
ーキング剤に替える場合がある。更に本考案においては
押輪3と管7との間の環状空隙を押輪3の後端近傍で遮
蔽すべく、押輪3の樹脂被覆層4の後端側に後方へ所定
径の筒状に延出させた延出部4bを形成しており、この
延出部4bの基端外周に後述する押輪3の後端部遮蔽用
シールパッキン10の一端を嵌着させる環状凹溝4cと
その外側に上記シールパッキン10の他端部を係止させ
る上記環状凹溝4cよりも浅い環状凹部4dとを連続的
に段差形成してあり、上記シールパッキン10をその一
端部で上記環状凹溝4cに嵌着させた状態で他端部を管
7の外周に圧着させ、このシールパッキン10により押
輪3と管7間の環状空隙を遮蔽シールするようにしたも
のである。
しかして、上記シールパッキン10は、第2図に示すよ
うに外端に大径の環状部10aとこれに連続する水平部
10b及び垂直部10cからなる鈎形を呈する遮蔽薄膜
部11と、この遮蔽薄膜部11の内端に形成された緊圧
リング部10dとから成っており、これら各部はブチル
ゴム等の一体成形によって構成されている。
なお上記環状部10aの断面形状は特定されるものでは
なく、また遮蔽薄膜部11の水平部10bと垂直部10
cへ連続する曲り部の形状は、このシールパッキン10
を装着させる継手構成の押輪3に類する外端部材の外周
縁部の形状との相関関係に応じて無理な引張り応力が生
じないように適宜決定されるべきもので特定されない。
また遮蔽薄膜部11の長さは、管7に対する緊圧リング
部10dの位置に調整し、更に管7の曲り等に応じた緊
圧リング部10dの変形を許容するために余裕をもたせ
た長さを付与するものであり、遮蔽薄膜部11の内端側
を管7の外径の0.2〜0.3の長さ範囲だけ密着させ得るよ
うに、内端の緊圧リング部10dの内径を管7の外径の
0.4〜0.5の内径寸法とするのがよい。
上記シールパッキン10は予め押輪3に装着しておくも
のであって、その装着に際しては第3図(イ)に示すよ
うに、まず押輪3の環状凹溝4cにシールパッキン10
の環状部10aを嵌着させることで装着し、更に緊圧リ
ング部10dを引拡げて遮蔽薄膜部11と共にこれを環
状凹部4dに係着しておき、この状態にした押輪3を用
いて管7の接続作業を行いその作業が完了したところ
で、緊圧リング部10dを環状凹部4dから離脱させれ
ばよい。かくすることによって緊圧リング部10dは第
3図(ロ)に示すように自らの縮径力によって管7に圧
着する。
第4図は本考案のシールパッキンを適用した管継手部を
例示した斜視図である。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載するような効果を奏する。
即ち継手構成の外端部材と管との間に設けるシール部材
を外端部材の外周溝と管との間を遮蔽する伸縮自在な薄
膜体形成したので、外端部材への外嵌着による取付けが
容易であると共に管径よりも大径として係着させること
ができる。
したがって管継手による管の接続時にシールパッキンを
損傷させることなく接続作業をすることができ、またシ
ール姿勢にある時は管径及び管の動きに対する追従性が
あり、しかも曲管部での変形がシール機能を阻害するこ
となく許容されるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は継手の
要部を示す端部部材の縦断正面図、第2図は端部のシー
ルパッキンを一部断面して示した正面図、第3図(イ)
(ロ)は押輪とシールパッキンの関係を示し、(イ)は
管接続時の状態、(ロ)は管接続後の状態、第4図は使
用状態を示す斜視図である。 1は継手本体、3は押輪、4は樹脂被覆層、4bは延出
部、4cは環状凹溝、7は管、10はシールパッキン、
10aは環状部、10dは緊圧リング部、11は遮蔽薄
膜部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安井 香一 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)考案者 笠井 克紀 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)考案者 鷲見 輝男 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)考案者 村蒔 拓 大阪府河内長野市上原町770番地 吉年可 鍛鋳鉄株式会社内 (72)考案者 辻本 勝彦 大阪府河内長野市上原町770番地 吉年可 鍛鋳鉄株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−121884(JP,U) 実開 昭63−35887(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外面に樹脂被覆層を有した継手本体と、外
    面に樹脂被覆層を有しかつ前記継手本体に螺合して締め
    付けることにより被接続管を継手本体に締付け固定する
    押輪とを具備し、この押輪の樹脂被覆層に押輪の後端か
    ら後方へ筒状に突出した延出部を形成し、この延出部外
    面に周方向に向かう環状凹溝を形成し、この環状凹溝内
    に一端の環状部で嵌着されかつ他端の環状部を前記パイ
    プの外周に圧着させ得る伸縮自在な連続する遮蔽薄膜部
    を一体的に備えてなるシールパッキンを具備せしめて成
    ることを特徴とする防食管継手。
  2. 【請求項2】シールパッキンが継手構成の外端部材に嵌
    着させる環状部と、該環状部から連続する遮蔽薄膜部
    と、該遮蔽薄膜部の端部に形成され管の外周に圧着させ
    る緊圧リング部とで一体形成によって構成されている請
    求項1記載の防食管継手用シールパッキン。
JP14894988U 1988-11-14 1988-11-14 防食管継手並びに該継手に用いるパッキン Expired - Lifetime JPH0629582Y2 (ja)

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