JPH06292427A - 掘取収穫機 - Google Patents

掘取収穫機

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JPH06292427A
JPH06292427A JP7985293A JP7985293A JPH06292427A JP H06292427 A JPH06292427 A JP H06292427A JP 7985293 A JP7985293 A JP 7985293A JP 7985293 A JP7985293 A JP 7985293A JP H06292427 A JPH06292427 A JP H06292427A
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JP
Japan
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crop
soil
conveyor
section
dug
Prior art date
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Pending
Application number
JP7985293A
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English (en)
Inventor
Sadayuki Takahashi
貞之 高橋
Takashi Gokenya
孝 五軒矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH06292427A publication Critical patent/JPH06292427A/ja
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘起した作物を選別して収容するとき、土を
剥離して収容する。 【構成】 掘起し部3と、該掘起し部3で掘起した作物
Aを篩いながら持上げ搬送する持上げコンベヤ5と、該
コンベヤ5から送出された作物Aのうち規格品を収容部
26に送りながら選別する選別部6とを備えている掘取
収穫機1である。前記選別部6に、作物Aに接触してそ
の表面に付着している土等を剥離しながら収容部26に
送り込むラセンブラシロール21を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンニャクイモ、サト
イモ、ジャガイモ等のイモ類又はチューリップ、百合等
の球根類の地下作物を掘起して収穫する掘取収穫機に関
する。
【0002】
【従来の技術】掘取収穫機は対象が地下部となるため
に、作業が土壌の性状や根部の形状、分布などに影響さ
れ易く、地上部収穫と比較して作業上の制約や問題が多
い。従来、この種収穫機として分離形と分離調整形があ
った(新版農業機械ハンドブック第866〜867ペー
ジ参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】分離形は根部(作物)
と土壌を分離するだけであり、作物には親イモ(種イ
モ、大玉等をいい、規格品となる)と子イモ(生子、小
玉等をいう)があり、これらが玉石混在して田圃に放て
きされるものであるから、掘起し後の人手による選別格
納は非常に面倒であった。
【0004】この点、分離調整形は掘起し分離後、人手
によって選別したり、振動選別したりして収容部に所謂
箱詰めするまでの作業を一貫して行ない得ることから、
分離形よりは能率的である。しかし、乾・湿地、雨前後
の作業ではその作業条件が異なり、又、土の粘性が大き
くなると搬送、選別が非常に面倒でかつ選別精度も悪い
ものであった。
【0005】また、作物表面に凹凸があり、これに土が
付着しているときは、該付着土付のままで収容せざるを
得ず、これは品位低下、付着土による作物の腐敗等の要
因となり、特に、凹みに付着している土は振動だけでは
別離でき難いことから、前述の課題は致命的であった。
そこで、本発明は、掘起しから選別までを一貫して機械
化できながら、作物表面に付着の土等を確実に剥離分離
した状態で収穫できるようにしたことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、掘起し部3
と、該掘起し部3で掘起した作物Aを篩いながら持上げ
搬送する持上げコンベヤ5と、該コンベヤ5から送出さ
れた作物Aのうち規格品を収容部26に送りながら選別
する選別部6とを備えている掘取収穫機1において、前
述の目的を達成するために次の技術的手段を講じてい
る。
【0007】すなわち、本発明は、前記選別部6に、作
物Aに接触してその表面に付着している土等を剥離しな
がら収容部26に送り込むラセンブラシロール21を設
けていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】自走する収穫機1の先端に備えた掘起し部3
を、田圃の畝に突刺して走行すると、掘起し部3によっ
て地下作物が掘出され、持上げコンベヤ5によって土篩
い作用を受けながら持上げられる。このとき、掘起し部
3は前後方向のスクイ運動を付与することが望ましく、
これによって土の破砕を行ない作物と土との分離を良く
する。
【0009】また、クローラによる走行装置7は、溝底
を走行させることにより、直進性が確保でき、しかも掘
起し深さを安定できる。持上げコンベヤ5から送出され
た作物Aは、親イモ(大玉等であり、規格品である)A
1と子イモ(小玉であり、一部規格外となる)A2が玉
石混在の下で選別部6に投下され、振動(揺動)等によ
る選別作用を受けながら、規格品はコンテナ等の収容部
26へ送られる。
【0010】この選別送り作用のとき、スパイラル(ラ
セン)ブラシロール21のブラシが作物Aの表面に接触
し、その凹みに付着した土までも剥離しながら送り作用
をする。
【0011】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1〜図4は本発明の第1実施例を示しており、全
体構成を図示した図1及び図2において、収穫機1は走
行機体2の前部(先端)に、掘起し部3、中継用の第1
持上げコンベヤ4、土篩い用の第2持上げコンベヤ5を
その順で直列状に備え、第2持上げコンベヤ5の後方下
部に、選別部6を備え、クローラ形走行装置7によって
自走可能であって、前後方向の中間で機体2の一側には
運転操舵装置8を備えている。
【0012】掘起し部3は下部に板状又はクシ状の掘起
し刃9を備え、枢軸10を支点にシリンダ11等によっ
て前後に揺動自在であり、土を破砕することで掘起し抵
抗をおさえる。中継用の第1コンベヤ4は、前後に配置
した左右対のスプロケットホイール12,13にエンド
レスチエーン14を巻掛けてなり、該チエーン14の長
手方向に間隔を有して横桟を列設することで、一方のホ
イールを駆動して土篩いしながら地下作物(以下、作物
という)を持上げ搬送する。
【0013】持上げ用第2コンベヤ5は第1コンベヤ4
の傾斜角15〜20゜よりも例えば50〜70゜という
ように傾斜角が大きくされて立上がっており、対のスプ
ロケットホイール15,16にエンドレスチエーン17
を巻掛け、該チエーン17の長手方向に間隔を有して持
上げ爪18を有する桟材を列設してなり、中継コンベヤ
4からの作物を持上げ爪18の循環回走によって土篩い
しながら持上げ搬送して、後続の選別部6に送出するも
のである。
【0014】選別部6は上段の大玉選別部19と下段の
小玉選別部20とからなり、大玉選別部19は図3,図
4に示す如くラセンブラシロール21を横方向に列設し
てなる。該ロール21はロール軸21Aに樹脂毛等のブ
ラシ21Bをラセン状に植設したものであり、対のロー
ル軸21Aを互いに内向き回転させるとき、ラセンの方
向はこの上の作物Aを送る方向となっている。
【0015】具体的には、持上げコンベヤ5におけるス
プロケットホイール16と同軸上にスプロケットホイー
ル22を設け、ベベルギヤ23を有する駆動軸24にチ
エーン25で連動してなり、ベベルギヤ23によってロ
ール軸21Aを互いに内向に回転するようにしており、
この回転によって作物Aの表面にブラシ21Bの先端を
接触させ、該作物Aの凹みにまでブラシ21Bがなじむ
ことで土等を剥離しつつロール間より小径な作物A2は
小玉選別部20に落下させ、大玉選別部19上の作物A
1、つまり規格品は下手側(後方)へ送り込むようにし
ている。
【0016】ラセンブラシロール21は持上げコンベヤ
5の幅員一杯に列設されていて、送り方向に下向傾斜し
ており、その送出端下方には図2に示す収容部26に送
る第1横送りコンベヤ27が水平面上に備えられてい
る。小玉選別部20はラセンブラシロール21の始端近
傍から横送りコンベヤ27の下方を越えて下向傾斜に延
伸され、その延伸端には小玉用第2横送りコンベヤ28
が水平面上に備えられている。
【0017】小玉選別部20は図3で示す如く間隔15
〜25mm程度で多数のスポーク棒29を左右方向に並設
し、支点軸30を中心に上下方向に揺動自在とされてい
る。揺動力は、エンジンにて駆動する円盤31にクラン
クアーム32を連結したものを例示しているが、これ以
外であってもよい。また、実施例では、小玉選別部20
の下方に、これと一体として土、その他の夾雑物A3を
走行装置7間に振動を付与して投下するシュート33が
備えられている。
【0018】第2横送りコンベヤ28は人為的な選別コ
ンベヤであり、このため、補助運転席34が備えられて
いて、この席34の補助者が小玉規格品と不良品を選別
し、小玉規格品は左右のコンテナ35に投下し、不良品
は田圃に放出するようになっている。なお、第2横送り
コンベヤ28は回走方向を正逆転できるようにするのが
望ましい。
【0019】また、第1・第2横送りコンベヤ27,2
8はいずれもローラコンベヤでもベルトコンベヤであっ
てもよい。更に、大玉選別部19の上方には、剥離ブラ
シロール36が架設されていて、図3,図4で示す如く
大玉選別部19上の作物Aの表面に接触して土を剥離す
るようになっており、該ロール36は巻掛チエーン37
によって駆動される。
【0020】なお、ラセンブラシロール21及びロール
36はいずれも、図示以外の手段で駆動させてもよい。
図5〜図8は本発明の第2実施例を示しており、前述し
た選別部6において、大玉選別部19をスポーク形に
し、大玉選別部20とともに上下方向に揺動自在とした
点、第1横送りコンベヤ27をラセンブラシロール21
で構成した点、補助者運転席34を折畳み式又は着脱自
在な差込み式にした点が相違し、それ以外は第1実施例
と同じであり、共通部分は共通符号で示している。
【0021】第1横送りコンベヤ27は、ラセンブラシ
ロール21(これ自体の構成は第1実施例と同じ)を、
収容部26に大玉A1を送りながら、選別し、土の剥離
をするものであり、図ではコンベヤフレームに互いに内
向回転する2組のラセンブラシロール21を並設してい
て、ベベルギヤ23によって駆動するようになってい
る。
【0022】大玉選別部19は間隔40〜60mm程で多
数のスポーク棒38をクシ状に列設してなり、このスポ
ーク棒38で選別された大玉A1を、更に、第1横送り
コンベヤ27のラセンブラシロール21で選別しつつ土
剥離をし、小玉選別部20に落下するようにしている。
図9は、前述した第1・2実施例において、第1持上げ
コンベヤ4と第2持上げコンベヤ5との受渡し部におい
て、串状受板39を設けて受渡しを確実にしたものであ
り、このとき、該受板39を支点39Aを中心とする角
度調整式、前後位置調整式にすることが望ましい。
【0023】なお、受板39は平板であっても構わない
が、串状にすることによって土篩いが良好でかつ草等を
第2持上げコンベヤ5に受渡さずに地上に投下できる点
で有利となる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
掘起しから選別分離及び収容までを一貫して機械化で
き、特に、ラセンブラシロールを用いていることから、
作物の凹み等に付着した土でも確実に剥離しての収穫が
できて品質劣化等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す全体側面図である。
【図2】第1実施例を示す全体平面図である。
【図3】第1実施例を示す要部の立面図である。
【図4】第1実施例を示す要部の平面図である。
【図5】第2実施例を示す全体側面図である。
【図6】第2実施例を示す全体平面図である。
【図7】第2実施例を示す要部の立面図である。
【図8】第2実施例を示す要部の平面図である。
【図9】第1・2持上げコンベヤの受渡し部を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 収穫機 3 掘起し部 5 持上げコンベヤ 6 選別部 21 ラセンブラシロール 26 収容部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘起し部(3)と、該掘起し部(3)で
    掘起した作物(A)を篩いながら持上げ搬送する持上げ
    コンベヤ(5)と、該コンベヤ(5)から送出された作
    物(A)のうち規格品を収容部(26)に送りながら選
    別する選別部(6)とを備えている掘取収穫機(1)に
    おいて、 前記選別部(6)に、作物(A)に接触してその表面に
    付着している土等を剥離しながら収容部(26)に送り
    込むラセンブラシロール(21)を設けていることを特
    徴とする掘取収穫機。
JP7985293A 1993-04-06 1993-04-06 掘取収穫機 Pending JPH06292427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7985293A JPH06292427A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 掘取収穫機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7985293A JPH06292427A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 掘取収穫機

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Publication Number Publication Date
JPH06292427A true JPH06292427A (ja) 1994-10-21

Family

ID=13701733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7985293A Pending JPH06292427A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 掘取収穫機

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JP (1) JPH06292427A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296903A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 収穫機
CN102893746A (zh) * 2012-08-16 2013-01-30 永清县伟佳机械加工厂 一种用于油莎豆采集的拖车式收获机
CN105557170A (zh) * 2016-02-23 2016-05-11 黑龙江八一农垦大学 平贝母收获机
CN114793597A (zh) * 2022-05-05 2022-07-29 承德万联机械制造有限公司 一种洋葱收获机及其使用方法

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