JP2860224B2 - 掘取収穫機 - Google Patents

掘取収穫機

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JP2860224B2
JP2860224B2 JP7985493A JP7985493A JP2860224B2 JP 2860224 B2 JP2860224 B2 JP 2860224B2 JP 7985493 A JP7985493 A JP 7985493A JP 7985493 A JP7985493 A JP 7985493A JP 2860224 B2 JP2860224 B2 JP 2860224B2
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crop
conveyor
roll
soil
sorting unit
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貞之 高橋
孝 五軒矢
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンニャクイモ、サト
イモ、ジャガイモ等のイモ類又はチューリップ、百合等
の球根類の地下作物を掘起して収穫する掘取収穫機に関
する。
【0002】
【従来の技術】掘取収穫機は対象が地下部となるため
に、作業が土壌の性状や根部の形状、分布などに影響さ
れ易く、地上部収穫と比較して作業上の制約や問題が多
い。従来、この種収穫機として分離形と分離調整形があ
った(新版農業機械ハンドブック第866〜867ペー
ジ参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】分離形は根部(作物)
と土壌を分離するだけであり、作物には親イモ(種イ
モ、大玉等をいい、規格品となる)と子イモ(生子、小
玉等をいう)があり、これらが玉石混在して田圃に放て
きされるものであるから、掘起し後の人手による選別格
納は非常に面倒であった。
【0004】この点、分離調整形は掘起し分離後、人手
によって選別したり、振動選別したりして収容部に所謂
箱詰めするまでの作業を一貫して行ない得ることから、
分離形よりは能率的である。しかし、乾・湿地、雨前後
の作業ではその作業条件が異なり、又、土の粘性が大き
くなると搬送、選別が非常に面倒でかつ選別精度も悪い
ものであった。
【0005】また、作物表面に凹凸があり、これに土が
付着しているときは、該付着土付のままで収容せざるを
得ず、これは品位低下、付着土による作物の腐敗等の要
因となり、特に、凹みに付着している土は振動だけでは
別離でき難いことから、前述の課題は致命的であった。
そこで、本発明は、掘起しから選別までを一貫して機械
化できながら、作物表面に付着の土等を確実に剥離分離
した状態で収穫できるようにしたことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、掘起し部3
と、該掘起し部3で掘起した作物Aを篩いながら持上げ
搬送する持上げコンベヤ5と、該コンベヤ5から送出さ
れた作物Aのうち規格品を収容部27に送りながら選別
する選別部6とを備えている掘取収穫機1において、前
述の目的を達成するために次の技術的手段を講じてい
る。
【0007】すなわち、本発明は、前記選別部6は大玉
選別部19を上段に、小玉選別部20を下段にそれぞれ
上下方向に揺動自在として備え、大玉選別部19の送出
端に作物Aに接触してその表面に付着している土等を剥
離しながら収容部27に送り込むブラシロール28を設
け、該ブラシロール28は該ロール28間上の作物Aを
ロール軸方向に転ばして搬送する構成とされていること
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】自走する収穫機1の先端に備えた掘起し部3
を、田圃の畝に突刺して走行すると、掘起し部3によっ
て地下作物が掘出され、持上げコンベヤ5によって土篩
い作用を受けながら持上げられる。このとき、掘起し部
3は前後方向のスクイ運動を付与することが望ましく、
これによって土の破砕を行ない作物と土との分離を良く
する。
【0009】また、クローラによる走行装置7は、溝底
を走行させることにより、直進性が確保でき、しかも掘
起し深さを安定できる。持上げコンベヤ5から送出され
た作物Aは、親イモ(大玉等であり、規格品である)A
1と子イモ(小玉であり、一部規格外となる)A2が玉
石混在の下で選別部6に投下され、振動(揺動)等によ
る選別作用を受けながら、規格品はコンテナ等の収容部
27へ送られる。
【0010】この選別送り作用のとき、ブラシロール2
8のブラシが作物Aの表面に接触し、その凹みに付着し
た土までも剥離しながら送り作用をする。すなわち、ブ
ラシロール28間上の作物Aはロール軸方向に転ばされ
て搬送中に、ロール軸方向という長い過程でブラシによ
る剥離作用を受けて送られるのであり、ここに、付着土
の剥離は確実となる。
【0011】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1〜図4は本発明の第1実施例を示しており、全
体構成を図示した図1及び図2において、収穫機1は走
行機体2の前部(先端)に、掘起し部3、中継用の第1
持上げコンベヤ4、土篩い用の第2持上げコンベヤ5を
その順で直列状に備え、第2持上げコンベヤ5の後方下
部に、選別部6を備え、クローラ形走行装置7によって
自走可能であって、前後方向の中間で機体2の一側には
運転操舵装置8を備えている。
【0012】掘起し部3は下部に板状又はクシ状の掘起
し刃9を備え、枢軸10を支点にシリンダ11等によっ
て前後に揺動自在であり、土を破砕することで掘起し抵
抗をおさえる。中継用の第1コンベヤ4は、前後に配置
した左右対のスプロケットホイール12,13にエンド
レスチエーン14を巻掛けてなり、該チエーン14の長
手方向に間隔を有して横桟を列設することで、一方のホ
イールを駆動して土篩いしながら地下作物(以下、作物
という)を持上げ搬送する。
【0013】持上げ用第2コンベヤ5は第1コンベヤ4
の傾斜角15〜20゜よりも例えば50〜70゜という
ように傾斜角が大きくされて立上がっており、対のスプ
ロケットホイール15,16にエンドレスチエーン17
を巻掛け、該チエーン17の長手方向に間隔を有して持
上げ爪18を有する桟材を列設してなり、中継コンベヤ
4からの作物を持上げ爪18の循環回走によって土篩い
しながら持上げ搬送して、後続の選別部6に送出するも
のである。
【0014】選別部6は上段の大玉選別部19と下段の
小玉選別部20とからなり、両者は19,20は図3に
示す如く共通の揺動枠21に備えられている。両選別部
19,20はいずれも揺動枠21の上下にスポーク棒1
9A,20Aをそれぞれ左右方向に列設してなり、上段
スポーク棒19Aは間隔40〜60mm程とされ、下段ス
ポーク20Aは間隔15〜25mm程とされていて、いず
れも後スリ傾斜状とされている。
【0015】上段スポーク棒19Aに対して下段スポー
ク棒20Aが長く、しかも傾斜は下段の方が急とされて
いて、揺動枠21に、回転盤22、クランクアーム23
等を介して支点21Aを中心に上下方向に揺動自在とさ
れ、ここに、篩選別を可能としている。下段スポーク棒
20Aの下方には、板状のシュート24が後下り状に設
けられ、該シュート24も揺動枠21に取付けられてい
て、上下方向に揺動し、くず、土A3等を走行装置7間
に投下するようになっている。
【0016】上・下段スポーク棒19A,20Aの延伸
端(送出し端)には、第1横送りコンベヤ25と第2横
送りコンベヤ26がいずれも水平面上に架設され、第1
横送りコンベヤ25の送出端に大玉用の収容部27が設
けられていて、下段スポーク棒20Aは、第1横送りコ
ンベヤ25より下方にて後方に延伸されている。第1横
送りコンベヤ25は、2本一組のラセンブラシロール2
8よりなっている。
【0017】該ロール28はロール軸28Aに樹脂毛等
のブラシ28Bをラセン状に植設したものであり、対の
ロール軸28Aを互いに内向き回転させるとき、ラセン
の方向はこの上の作物Aを送る方向となっている。具体
的には、持上げコンベヤ5におけるスプロケットホイー
ル16を利用して駆動されるベベルギヤ29を有する駆
動軸30によってロール軸28Aを互いに内向に回転す
るようにしており、この回転によって作物Aの表面にブ
ラシ28Bの先端を接触させ、該作物Aの凹みにまでブ
ラシ28Bがなじむことで土等を剥離しつつロール間よ
り小径な作物A2は小玉選別部20に落下させ、規格品
は収容部27に横送りするようにしている。すなわち、
作物Aはブラシロール28間上でロール軸方向に転ばさ
れることによってロール軸方向という長大な範囲でブラ
シ28Bによる剥離作用を受けつつ収容部27に搬送さ
れるのである。
【0018】第2横送りコンベヤ26は人為的な選別コ
ンベヤであり、このため、補助運転席31が備えられて
いて、この席31の補助者が小玉規格品と不良品を選別
し、小玉規格品は左右のコンテナ32に投下し、不良品
は田圃に放出するようになっている。なお、第2横送り
コンベヤ26は回走方向を正逆転できるようにするのが
望ましい。
【0019】更に、大玉選別部19の上方には、剥離ブ
ラシロール33が架設されていて、大玉選別部19上の
作物Aの表面に接触して土を剥離するようになってお
り、該ロール33は巻掛チエーン等によって持上げコン
ベヤ、ラセンブラシロール等を介して駆動される。な
お、ラセンブラシロール28及びロール33はいずれ
も、図示以外の手段で駆動させてもよい。
【0020】なお、ロール33はロール28上に設けて
もよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
掘起しから選別分離及び収容までを一貫して機械化で
き、特に、作物はブラシロール間でロール軸方向に転ば
されてブラシによる剥離作用を受けるものであるから
作物の凹み等に付着した土でも確実に剥離しての収穫が
できて品質劣化等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す全体側面図である。
【図2】第1実施例を示す全体平面図である。
【図3】第1実施例を示す要部の立面図である。
【図4】第1実施例を示す要部の平面図である。
【符号の説明】
1 収穫機 3 掘起し部 5 持上げコンベヤ 6 選別部 19 大玉選別部 20 小玉選別部 27 収容部 28 ブラシロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−55942(JP,A) 実開 平2−90927(JP,U) 実公 平3−13135(JP,Y2) 実公 昭45−7069(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 13/00 - 33/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘起し部(3)と、該掘起し部(3)で
    掘起した作物(A)を篩いながら持上げ搬送する持上げ
    コンベヤ(5)と、該コンベヤ(5)から送出された作
    物(A)のうち規格品を収容部(27)に送りながら選
    別する選別部(6)とを備えている掘取収穫機(1)に
    おいて、 前記選別部(6)は大玉選別部(19)を上段に、小玉
    選別部(20)を下段にそれぞれ上下方向に揺動自在と
    して備え、大玉選別部(19)の送出端に作物(A)に
    接触してその表面に付着している土等を剥離しながら収
    容部(27)に送り込むブラシロール(28)を設け、
    該ブラシロール(28)は該ロール(28)間上の作物
    (A)をロール軸方向に転ばして搬送する構成とされ
    いることを特徴とする掘取収穫機。
JP7985493A 1993-04-06 1993-04-06 掘取収穫機 Expired - Lifetime JP2860224B2 (ja)

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JPH06292429A JPH06292429A (ja) 1994-10-21
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