JPH0628858B2 - 金型面のクリーニング方法及び樹脂皮膜形成方法と、この方法に用いられる固化樹脂の剥離用部材、並びに、連続自動樹脂成形方法 - Google Patents

金型面のクリーニング方法及び樹脂皮膜形成方法と、この方法に用いられる固化樹脂の剥離用部材、並びに、連続自動樹脂成形方法

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JPH0628858B2
JPH0628858B2 JP2042000A JP4200090A JPH0628858B2 JP H0628858 B2 JPH0628858 B2 JP H0628858B2 JP 2042000 A JP2042000 A JP 2042000A JP 4200090 A JP4200090 A JP 4200090A JP H0628858 B2 JPH0628858 B2 JP H0628858B2
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molding
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば、IC等の電子部品を樹脂材料によ
って封止成形するための樹脂成形用金型面及びその他の
樹脂成形用金型面のクリーニング方法と、この金型面の
クリーニング後において行なわれる該金型面の離型用樹
脂皮膜形成方法と、これらの方法に用いられる固形樹脂
の剥離用部材及びこれらの方法を用いる連続自動樹脂成
形方法に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、IC、ダイオード、コンデンサー等の電子部品
をエポキシレジン等の熱硬化性樹脂材料にて封止成形す
るための金型としては、第6図乃至第9図に示すような
トランスファー樹脂封止成形用の金型が知られている。
上記金型には、固定上型1と、該固定上型1に対向配設
した可動下型2と、該上下両型(1・2)のP.L(パー
ティングライン)面に対設した電子部品3の樹脂封止成
形用キャビティ(11・21)と、下型2側に配置した樹脂材
料(タブレット)4の供給用ポット5と、該ポット5内
に嵌装させた樹脂材料加圧用のプランジャー6と、上記
ポット5と上型側のキャビティ11とを連通させたカル部
71・ゲート部72から成る溶融樹脂材料の移送用通路7
と、上下両型(1・2)に夫々配設した金型加熱用のヒータ
8等が備えられている。
この金型による電子部品3の樹脂封止成形は次のように
して行なわれる。
まず、第8図に示す上下両型(1・2)の型開時において、
電子部品3を装着したリードフレーム9を下型2のP.L
面に形成したセット用凹所22の所定位置に嵌合セットす
ると共に、ポット5内に樹脂材料4を供給する。
次に、第9図に示すように、下型2を上動させて上下両
型(1・2)を型締めすると共に、この状態でポット5内の
樹脂材料4をプランジャー6により加圧する。このと
き、該樹脂材料はヒータ8によって加熱溶融化され、且
つ、プランジャー6により加圧されて、該ポット5から
通路7を通して上下両キャビティ(11・21)内に注入充填
される。また、上記両キャビティ(11・21)内に注入充填
された溶融樹脂材料は該両キャビティ内の残溜エアを上
型面に設けたエアベント1を通して外部へ排出するこ
とになる。
従って、所要のキュアタイム後に両型(1・2)を再び型開
きすると共に、両キャビティ(11・21)内及び通路7内の
固化樹脂を上下の両エジェクター機構10・10にて同時的
に離型させることにより、上記両キャビティ(11・21)内
の電子部品3を該両キャビティの形状に対応するモール
ドパッケージ内に封止成形することができるものであ
る。
上述したような電子部品の樹脂封止成形時や、その他の
樹脂成形時においては、その金型P.L面に溶融樹脂材料
の一部が浸入して硬化し樹脂バリが形成されると云った
樹脂成形上の一般的な問題があり、また、キャビティ内
等には離型剤の堆積物等の異物が残存し易いと云った問
題がある。
そして、該金型P.L面にこのような異物が残存している
と、次の樹脂成形時において両金型の完全な型締めを行
なうことができないため成形不良品が発生すると云った
樹脂成形上の重大な問題があり、特に、樹脂材料に熱硬
化性樹脂材料が用いられるときは、金型の型締時におい
て、硬化した異物により金型P.L面が損傷したり或は金
型自体が破損する等の重大な危険性がある。
そこで、必要時において、金型面に残存付着した異物を
剥離除去するためのクリーニング作業を行なうようにし
ている。
従来のクリーニング方法としては、例えば、専用のブラ
シ部材を用いる方法や、高圧縮エアを吹き付ける方法等
が知られている。
また、メラミン樹脂系のクリーニング用樹脂材料及びク
リーニング用のダミーリードフレームを用いて通常のト
ランスファー成形と同様の樹脂成形を行なうことによ
り、その溶融樹脂材料に金型面の異物を接着させて、こ
れを該樹脂材料と共に金型面から除去する方法等も提案
されている。
また、金型面の離型用樹脂皮膜の形成は、金型面のクリ
ーニング後において、離型剤を含有する樹脂材料を用い
て通常の樹脂成形を行なうことにより該金型面に離型用
樹脂皮膜層を構成して、樹脂成形品の離型性向上を図る
ものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記したブラシ部材を用いる方法や高圧
縮エアを吹き付ける方法においては、金型面に付着した
異物の剥離除去作用・効果が一様ではないために、その
除去効率が低くきわめて不充分なものであった。
特に、電子部品の樹脂封止成形時のように、樹脂材料と
して熱硬化性樹脂材料が用いられる場合は、金型(金
属)に対する樹脂の接着性が大きいことから、完全に異
物を剥離除去することができず、従って、これらのクリ
ーニング方法を採用しても更にその後処理工程として、
例えば、作業者がクリーニング用ヘラ等の専用部材を用
いて異物を確実に剥離除去すると云った人為的な手作業
によるクリーニング作業が必要不可欠であった。
このため、加熱金型面のクリーニングと云う作業上の危
険性を解消することができず、また、全体的な生産性が
低下すると共に、成形品の品質性及び信頼性が低下し、
更に、上記した専用部材には砥粒が含有されているの
で、却って金型面を損傷する等の問題があった。
また、メラミン樹脂系のクリーニング用樹脂材料等を用
いる方法においては、クリーニング用樹脂溶液が充填さ
れる金型面、即ち、該樹脂溶液の移送用通路や上下両キ
ャビティ及びエアベントの内に残存付着した異物との接
着効果は認められるが、これらの充填部からリードフレ
ームのセット用凹所やその他の金型面に浸入して硬化し
た異物についての剥離除去作用・効果は全く期待するこ
とができないものであった。従って、このような場合
は、金型のポット及び移送用通路の周辺部・セット用凹
所の全面・エアベントの周辺部等には未だ異物が残存付
着していることになるので、該方法を採用しても、該部
位に残存付着した異物の剥離除去を目的としたクリーニ
ング作業を別に行なう必要があるため、このようなクリ
ーニング方法においても全体的な生産性や品質性及び信
頼性を低下させると云う上述したと同様の問題を改善す
ることができないものであった。
また、従来のクリーニング方法においては、上述したよ
うに、作業者の人為的な手作業が実質的に必要不可欠で
あることから、樹脂成形の全工程を連続して実施するこ
と、或は、その連続自動化を図ることができないと云う
問題があった。
更に、金型面に離型用樹脂皮膜を形成する場合において
も、その樹脂材料の一部が金型面に異物として残存付着
することがあるので上記したと同様の問題がある。従っ
て、同じく、該金型面からこれを完全に取り除く必要が
ある。
本発明は、熱硬化性樹脂等の成形樹脂材料が充填される
金型面だけでなく、その周辺部やその他の金型面に残存
付着した異物についてもこれを一回のクリーニング作業
によって効率良く且つ確実に剥離除去することができる
樹脂成形用金型面のクリーニング方法と、効率の良い金
型面の離型用樹脂皮膜形成方法を提供することにより、
全体的な生産性と成形品の品質性及び信頼性を向上させ
ることを目的とするものである。
また、本発明は、上記したクリーニング方法及び離型用
樹脂皮膜形成方法に用いられる固化樹脂の剥離用部材を
提供することを目的とするものである。
また、本発明は、上記した方法を用いる連続自動樹脂成
形方法を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述したような従来の問題を解消するための本発明に係
る金型面のクリーニング方法は、樹脂成形用金型面間に
ネット状素材から成る固化樹脂の剥離用部材をセットす
る工程と、該剥離用部材セット工程後に金型を型締めす
る工程と、該型締工程後にその金型面間にクリーニング
用樹脂溶液を加圧注入してこれを該金型面に残存付着す
る異物に接着させる工程及びこの工程時において該樹脂
溶液を上記剥離用部材に一体化させる工程と、該樹脂接
着及び一体化工程後に金型を型開きする工程と、該型開
工程後に上記金型面から剥離用部材を取り出すことによ
って該剥離用部材に一体化された上記固化樹脂及び該固
化樹脂に接着一体化された異物を上記金型面より除去す
る工程とから成ることを特徴とするものである。
又、本発明に係る樹脂成形用金型面の樹脂皮膜形成方法
は、樹脂成形用金型面間にネット状素材から成る固化樹
脂の剥離用部材をセットする工程と、該剥離用部材セッ
ト工程後に金型を型締めする工程と、該型締工程後にそ
の金型面間に所要の樹脂溶液を加圧注入して該金型面に
離型用樹脂皮膜を形成する工程及びこの工程時において
該樹脂溶液を上記剥離用部材に一体化させる工程と、該
樹脂皮膜形成工程後に金型を型開きする工程と、該型開
工程後に上記金型面から剥離用部材を取り出すことによ
って該剥離用部材に一体化された上記固化樹脂を該金型
面より除去する工程とから成ることを特徴とするもので
ある。
又、本発明に係る樹脂成形用金型面における固化樹脂の
剥離用部材は、樹脂成形用金型面間に介在させて、該金
型面間に加圧注入された樹脂溶液と一体化させる固化樹
脂の剥離用部材であって、複数のネット状素材を重合し
て構成したことを特徴とするものである。
又、本発明に係る樹脂成形用金型面における固化樹脂の
剥離用部材は、樹脂成形用金型面間に介在させて、該金
型面間に加圧注入された樹脂溶液と一体化させる固化樹
脂の剥離用部材であって、上記樹脂成形用金型における
ポットの配設位置と対応する部位に、樹脂タブレット挿
通用の孔部を開設して構成したことを特徴とするもので
ある。
又、本発明に係る樹脂成形用金型面における固化樹脂の
剥離用部材は、樹脂成形用金型面間に介在させて、該金
型面間に加圧注入された樹脂溶液と一体化させる固化樹
脂の剥離用部材であって、ネット状素材から成る本体
と、該本体の所要周縁部に設けた本体支持フレームとか
ら構成したことを特徴とするものである。
又、本発明に係る樹脂成形用金型面における固化樹脂の
剥離用部材は、上記したネット状素材から成る本体と、
該本体の所要周縁部に設けた本体支持フレームとが着脱
自在に構成されていることを特徴とするものである。
又、本発明に係る樹脂成形用金型面における固化樹脂の
剥離用部材は、上記した剥離用部材における少なくとも
ネット状素材部分が、所要の弾性を有するように構成さ
れていることを特徴とするものである。
又、本発明に係る樹脂成形用金型面における固化樹脂の
剥離用部材は、上記した剥離用部材が、連続した長尺状
に形成されていることを特徴とするものである。
又、本発明に係る連続自動樹脂成形方法は、樹脂成形用
の金型を型締めし且つその金型面間に成形用溶融樹脂材
料を加圧注入して所要の樹脂成形を行なう樹脂成形工程
と、該樹脂成形工程後に金型を型開きし且つ該金型面間
から樹脂成形体を取り出す樹脂成形品の離型工程と、該
離型工程後に行なう上記金型面のクリーニング工程と、
該クリーニング工程後に行なう上記金型面の離型用樹脂
皮膜形成工程との各工程から成る連続自動樹脂成形方法
であって、上記クリーニング工程が、金型面間にネット
状素材から成る固化樹脂の剥離用部材をセットして該金
型の型締めを行ない、次に該金型面間にクリーニング用
樹脂溶液を加圧注入してこれを該金型面に残存付着する
異物に接着させると共に該樹脂溶液を上記剥離用部材に
一体化させ、次に該金型を型開きして上記剥離用部材を
取り出すことにより該剥離用部材に一体化された固化樹
脂及び該固化樹脂に接着一体化された異物を該金型面よ
り除去する工程であり、また、上記離型用樹脂皮膜形成
工程が、上記金型面間にネット状素材から成る固化樹脂
の剥離用部材をセットして該金型の型締めを行ない、次
に該金型面間に所要の樹脂溶液を加圧注入して該金型面
に離型用樹脂皮膜を形成すると共に該樹脂溶液を上記剥
離用部材に一体化させ、次に該金型を型開きして上記剥
離用部材を取り出すことにより該剥離用部材に一体化さ
れた上記固化樹脂を該金型面より除去する工程であるこ
とを特徴とするものである。
又、本発明に係る連続自動樹脂成形方法は、上記した方
法におけるクリーニング工程において、長尺状の剥離用
部材を金型の所定位置に順次に給送することを特徴とす
るものである。
又、本発明に係る連続自動樹脂成形方法は、上記した方
法における離型用樹脂皮膜形成工程において、長尺状の
剥離用部材を金型の所定位置に順次に給送することを特
徴とするものである。
又、本発明に係る連続自動樹脂成形方法は、長尺状の剥
離用部材を金型の所定位置に順次に給送してそのクリー
ニング工程及び離型用樹脂皮膜形成工程を連続して行な
うと共に、これに連続して該剥離用部材の巻取工程を行
なうことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明方法に用いられる剥離用部材はネット状素材から
構成されているので、型締工程後の金型面間にクリーニ
ング用樹脂溶液を加圧注入することにより、該樹脂溶液
を金型面に残存付着する異物に接着一体化させることが
できると共に、このとき、上記クリーニング用樹脂溶液
を金型面間にセットした剥離用部材に一体化させること
ができる。従って、該金型面に残存付着する異物は、該
金型面から剥離用部材を取り出す時に、該剥離用部材を
介して、同時的に、しかも効率良く且つ確実に剥離除去
されることになる。このような作用は、金型面の樹脂皮
膜形成工程においても略同様に得られるため、該金型面
に所要の離型用樹脂皮膜を形成することができる。
また、本発明の剥離用部材によれば、ネット状素材の重
合構成による保形性・耐久性の向上と、その弾性構成に
よる金型面への装着性の向上と、ネット状素材本体とそ
の支持フレームとの着脱自在の構成による使用性・取扱
容易性の向上を図ることができる。また、金型ポット位
置と対応するネット状素材の部位に樹脂タブレット挿通
用の孔部を開設したことによって剥離用部材と樹脂タブ
レットとの金型面に対するセット・供給順位の制約を解
くことができる。また、ポットが上型側に設置されてい
る金型においても、剥離用部材を金型面にセットして型
締めを行ない、その後に樹脂タブレットをポット内に供
給すると云う場合にも適応できるものである。更に、長
尺状の連続構成を採用することによって、金型面のクリ
ーニング工程及びその樹脂皮膜形成工程の連続自動化に
適応させることができるものである。
また、本発明によれば、樹脂成形品の離型工程に連続さ
せて、その金型面のクリーニング工程・樹脂皮膜形成工
程を連続的に且つ自動的に行なうことができる。更に、
このとき、剥離用部材に長尺状の連続構成を採用するこ
とによって、最終的な工程である該剥離用部材の巻取工
程を連続的に且つ自動的に行なうことができるので、樹
脂成形の全工程の完全な連続自動化を図ることができる
ものである。
〔実施例〕
次に、本発明を第1図乃至第5図に示す実施例図に基づ
いて説明する。
第1図及び第2図には剥離用部材20の構成を示してい
る。この剥離用部材20は、第3図に示すような上型1及
び下型2を備えた樹脂成形用金型における金型面間に介
在させるものであり、また、該剥離用部材は、適宜な自
動化機構30を介して、上記金型間の所定位置に自動的に
供給セットされ且つそのセット位置から自動的に取り出
すように設けられている。
また、上記剥離用部材20は所要のネット状素材(若しく
は、穿孔シートや連続気孔等の多孔質性素材)201によ
り構成されている。
このネット状素材としては、例えば、強度や耐久性を維
持できると云う点で金属製の細線を方形や菱形に編んで
所要の網目を構成したものが好ましい。しかしながら、
該剥離用部材を上下両金型面間にセットした場合におい
て、特に、その両金型面とネット状素材とが直に接触す
るようなときは該素材に所要の弾性を有するものを用い
ることにより該両金型面の保護を図ることが好ましい。
なお、このときは、金型面に対する該ネット状素材部分
の装着性を向上できると云う利点がある。また、該ネッ
ト状素材は、樹脂成形温度に耐え得る所要の耐熱性や耐
腐食性或は保形性を有するものを用いればよく、従っ
て、そのような性質を有するゴムや樹脂、紙や布地(例
えば、織物や不織布等の素材)、各種繊維類等を採用し
ても差し支えない。更に、該剥離用部材の大きさや形状
等は樹脂成形用金型面の形態に対応して任意に構成する
ことができる。例えば、必要に応じて、その大きさを金
型におけるキャビティ部分(キャビティブロック面)等
の範囲のみに対応させて形成できるものである。
上記剥離用部材20は、上記したように、所要のネット状
素材により構成されているので、クリーニング用樹脂溶
液を容易に通過させることができる。即ち、金型面に設
けられる成形用樹脂材料の充填部となる金型ポット5・
移送用通路7・上下両キャビティ11・21・エアベント12
部分のみならず、該金型面の全面に、例えば、メラミン
樹脂系等のクリーニング用樹脂材料21を加熱溶融化した
樹脂溶液を案内することができるものである。
また、この剥離用部材20における所要の周縁部(図例に
おいては、全周縁部)には、該剥離用部材20の保形性・
取扱容易性を目的とした所要の素材から成るフレーム20
2が一体化されている。更に、このフレーム202は次の目
的を有している。即ち、クリーニング工程時において、
例えば、該フレームを両金型面間に挟圧させることによ
り、クリーニング用樹脂溶液をその範囲外へ流出させな
いこと、及び、上述したように、該ネット状素材201
金属製のものである場合に、該ネット状素材部分を両金
型面に直に接触させないことを目的としている。また、
上記フレーム202の所定位置には、自動化機構30による
自動着脱・搬送性等を目的として、該自動化機構におけ
る着脱アーム301等を掛止させるための孔部203や、金型
面に設けられるセット用パイロットピンとの嵌合用孔部
204等が穿設されている。なお、これらの孔部(203・204)
の配設位置やその形状等は、樹脂成形用金型の構成態様
に対応して夫々任意に設定し且つ形成することができる
ものである。
なお、剥離用部材20は、金型面のクリーニング工程にお
いて用いられることに関してのみ説明したが、金型面の
クリーニング工程後に、この剥離用部材20を介在させた
金型面間に通常の成形用樹脂溶液を加圧注入して該金型
面に離型用樹脂皮膜を形成する工程においても、上述し
たと同様にして用いることができる。即ち、該剥離用部
材は、成形用樹脂溶液を容易に通過させて、これを金型
面の樹脂充填部に案内することができるものであり、従
って、上述したと全く同様の構成を備えたものを離型用
樹脂皮膜形成工程においても応用できるものである。
以下、上記構成を有する剥離用部材20を用いて樹脂成形
用金型面をクリーニングする工程及び該クリーニング工
程後においてその金型面に離型用樹脂皮膜を形成する工
程について説明する。
このクリーニング工程は、通常の樹脂成形工程後に樹脂
成形用金型(上下両型1・2)を型開きし且つ該金型面か
ら樹脂成形品を取り出す離型工程が終了した後に行なわ
れる。
まず、上記した離型工程終了後の金型型開状態におい
て、剥離用部材20を、自動化機構30を介して、下型2面
の所定位置に重ね合わせるように供給セットすると共
に、ポット5内にクリーニング用樹脂材料21を供給す
る。
次に、この状態で下型2を上動させて上下両型(1・2)の
型締めを行なう(第3図参照)。なお、このとき、該両
型はヒータ8により加熱されているので、ポット5内の
クリーニング用樹脂材料21は徐々に加熱溶融化されるこ
とになる。
次に、該金型面における成形用樹脂材料の充填部に加熱
溶融化したクリーニング用樹脂溶液を加圧注入する。こ
のクリーニング用樹脂溶液の加圧注入は、例えば、通常
のトランスファーモールド方法等により行なうことがで
きるので、樹脂成形の場合と同様に、加熱溶融化状態に
あるポット5内のクリーニング用樹脂材料をプランジャ
ー6にて加圧すればよい。加圧された上記クリーニング
用樹脂溶液は、剥離用部材20がネット状素材201により
構成されているため、成形用樹脂材料の充填部、即ち、
金型における移送用通路7・上下両キャビティ(11・21)
・エアベント12内に注入充填されることになる。このク
リーニング用樹脂溶液と金型面の異物とは親和力により
強力に接着される。更に、この剥離用部材20には、クリ
ーニング用樹脂が一体化されるため、該剥離用部材に
は、その固化樹脂を介して上記した金型面の異物が接着
一体化されることになる。
なお、該剥離用部材が弾性素材から形成されている場合
は、型締時において該剥離用部材を金型面の形状に対応
して弾性変形させることができるが、上記したプランジ
ャー6によるクリーニング用樹脂材料21の加圧作用は該
剥離用部材が弾性変形されている状態で行なうことがで
きる。即ち、プランジャー6によってクリーニング用樹
脂材料21を金型のカル部(71)に向かって押圧すると、該
剥離用部材は弾性を有するネット状素材から形成されて
いるので、結局、該樹脂材料21はカル部に圧接されてそ
の圧接部から順次に加熱溶融化されることになる。従っ
て、該樹脂材料21の加熱溶融化作用を早めることができ
るものである。
また、上記した剥離用部材のネット状素材201部分が、
金型面の全面に介在されている場合は、加熱溶融化状態
にあるクリーニング用樹脂材料が該ネット状素材部分を
容易に通過して該金型面間の全面、即ち、成形用樹脂材
料の充填部・リードフレームのセット用凹所22・その他
のP・L面に加圧移送されることになり、従って、このと
きは、該クリーニング用樹脂溶液を両金型面に残存付着
している全ての異物に接着させることができる。
また、上記ネット状素材201部分が、例えば、移送用通
路7・上下両キャビティ(11・21)・エアベント12部分と
その周辺部分のみにセットされている場合は、上記クリ
ーニング用樹脂溶液はその範囲内における両金型面間に
加圧移送されることになり、従って、このときは、該ク
リーニング用樹脂溶液を上記範囲内の両金型面に残存付
着している異物に接着させることができるが、このよう
なクリーニング範囲等の設定は必要に応じて適宜に且つ
任意に行なうことができる。
次に、上下両型の型開きを行なうと共に、上記剥離用部
材20とこれに接着一体化されたクリーニング用樹脂の固
化樹脂を上下の両エジェクター機構10・10にて離型させ
ると、該剥離用部材20に上記固化樹脂を介して接着一体
化された異物を該金型面より効率良くスムーズにしかも
確実に剥離除去することができるものである。
また、上記したクリーニング工程は、上述したように、
作業の自動化及び連続化に適応できるものであるから、
樹脂成形の全工程中に組み入れることができる。
なお、前述したように、上記剥離用部材20は金型面のク
リーニング工程後において行なわれる金型面の離型用樹
脂皮膜形成工程においても、上述したと同様にして用い
ることができる。
例えば、樹脂成形用金型(1・2)面間にネット状素材から
成る固化樹脂の剥離用部材(20)をセットし、次に金型(1
・2)を型締めし、次にその金型面間に通常の成形用樹脂
溶液を加圧注入して該金型面に離型用樹脂皮膜を形成す
ると共に、このとき該樹脂溶液を上記剥離用部材(20)に
一体化させ、次に該金型を型開きしして該金型面から上
記剥離用部材(20)を取り出すことによって該剥離用部材
に一体化された上記固化樹脂を該金型面より除去すれば
よい。
従って、樹脂成形用の金型を型締めし且つその金型面間
に成形用溶融樹脂材料を加圧注入して所要の樹脂成形を
行なう樹脂成形工程と、該樹脂成形工程後に金型を型開
きし且つ該金型面間から樹脂成形体を取り出す樹脂成形
品の離型工程と、該離型工程後に行なう上記金型面のク
リーニング工程と、該クリーニング工程に行なう上記金
型面の離型用樹脂皮膜形成工程との各工程から成る連続
自動樹脂成形方法を行なうことができる。
なお、本発明は、上述した実施例のものに限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、その
他の樹脂成形においても全く同様にして適応できるもの
であり、また、樹脂成形時における夫々の必要に応じ
て、任意に且つ適宜に変更・選択して採用できるもので
ある。
例えば、上記剥離用部材20の使用性や取扱容易性或は経
済性等を向上させる目的で、該剥離用部材を、第4図に
示すように、ネット状素材から成る本体205と、これを
支持させるためのフレーム206とから構成すると共に、
該支持フレーム206に対して上記本体205を着脱自在に装
着させるように構成してもよい。
また、上記剥離用部材20に構成されるネット状素材部分
は、樹脂溶液を通過させることができる網目構造を有し
ておればよい。従って、例えば、実質的に網目が構成さ
れる穿孔シート部材或は多孔シート部材等を採用しても
差し支えないものである。
また、上記剥離用部材20の保形性や耐久性、更に、樹脂
溶液との一体化作用・効果を向上させる目的で、複数枚
のネット状素材を適宜に重合させて構成してもよい。
また、金型のポット配設位置と対応するネット状素材の
部位に、樹脂タブレット挿通用の孔部を開設してもよ
い。この場合は、剥離用部材20と樹脂タブレットを金型
面に対してセット・供給する順位の制約を解くことがで
きる。即ち、この孔部を開設していないときは、第3図
に示すような下型ポット5の場合、その金型面への剥離
用部材20のセット前に樹脂タブレット21を供給しておく
必要がある。また、このポットが上型1側に設けられて
いる金型構成の場合においては、先にその金型面に剥離
用部材をセットし、次に型締めを行ない、その後に樹脂
タブレットを供給することになるので、この上型ポット
内への樹脂タブレット供給時においてセットした剥離用
部材を破損する等の問題を生じる。従って、上記ポット
位置と対応する剥離用部材の部位に樹脂タブレット挿通
用の孔部を開設しておくことにより、下型ポット或は上
型ポットのいずれの構造を有する金型形態であっても、
上記したような制約を受けることがないと云った利点が
ある。
また、第5図に示すように、上記連続自動樹脂成形方法
において、剥離用部材20を長尺状に連続して形成すると
共に、これを金型(1・2)の一方側に配置した供給リール4
0に巻装し、これを金型面のクリーニング工程時に該金
型の所定位置に給送して上述したクリーニング工程を行
ない、その後にこれを該金型の他方側に配置した巻取リ
ール50側に移送して巻き取るようにしてもよい。
また、同様に、上記連続自動樹脂成形方法において、剥
離用部材20を長尺状に連続して形成すると共に、これを
金型(1・2)の一方側に配置した供給リール40に巻装し、
これを金型面の離型用樹脂皮膜形成工程時に該金型の所
定位置に給送して上述した離型用樹脂皮膜形成工程を行
ない、その後にこれを該金型の他方側に配置した巻取リ
ール50側に移送して巻き取るようにしてもよい。
更に、上記連続自動樹脂成形方法において、剥離用部材
20を長尺状に連続して形成すると共に、これを金型(1・
2)の一方側に配置した供給リール40に巻装し、これを金
型面のクリーニング工程時に該金型の所定位置に給送し
て上述したクリーニング工程を行ない、次に、該金型面
の離型用樹脂皮膜形成工程時において、連続形成された
上記該剥離用部材20をその金型の所定位置に給送して上
述した離型用皮膜形成工程を行ない、その後にこれを該
金型の他方側に配置した巻取リール50側に移送して巻き
取ると云った樹脂成形全工程の連続自動化を図るように
してもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、熱硬化性樹脂等の成形樹脂材料が充填
される金型面だけでなく、その周辺部やその他の金型面
に残存付着した異物についても、これを一回のクリーニ
ング工程によって効率良く且つ確実に除去できると云っ
た樹脂成形用金型面のクリーニング方法を提供すること
ができる。
また、本発明によれば、クリーニング工程後の金型面に
対する効率の良い離型用樹脂皮膜形成方法を提供するこ
とができる。
従って、上記したクリーニング方法及び離型用樹脂皮膜
形成方法を採用することにより、全体的な生産性と成形
品の品質性及び信頼性を向上させることができると云っ
た優れた実用的な効果を奏するものである。
また、本発明によれば、上記したクリーニング方法及び
離型用樹脂皮膜形成方法を実施する際に成形される固化
樹脂を効率良く且つ確実に取り除くことができる剥離用
部材を提供することができるので、全体的な生産性と成
形性の品質性及び信頼性を向上させることができると云
った優れた実用的な効果を奏するものである。
また、本発明によれば、上記したクリーニング方法及び
離型用樹脂皮膜形成方法を用いる連続自動樹脂成形方法
を提供できるので、樹脂成形効率が著しく向上されると
共に、成形品の品質性及び信頼性を向上させることがで
きると云った優れた実用的に効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る剥離用部材の概略を示す一部切
欠平面図である。 第2図は、第1図のII−II線における縦断端面図であ
る。 第3図は、本発明方法の作業説明図であって、上記剥離
用部材を樹脂成形用の金型面にセットして型締めした状
態を示す金型要部の一部切欠縦断正面図である。 第4図は、剥離用部材の他の実施例を示す一部切欠拡大
縦断面図である。 第5図は、長尺状の剥離用部材を用いる他の本発明方法
を示す作用説明図であって、該剥離用部材及び樹脂成形
用金型の概略正面図である。 第6図及び第7図は、樹脂成形用金型における上型及び
下型の構成例を示す一部切欠底面図及びその一部切欠平
面図である。 第8図及び第9図は、第6図及び第7図に示す上下両型
の型開状態及びその型締状態を示す一部切欠縦断正面図
である。 〔符号の説明〕 1……固定上型 11……キャビティ 12……エアベント 2……可動下型 21……キャビティ 22……セット用凹所 3……電子部品 4……成形樹脂材料 5……ポット 6……プランジャー 7……移送用通路 8……ヒータ 9……リードフレーム 10……エジェクター機構 20……剥離用部材 21……クリーニング用樹脂材料 201……ネット状素材 202……フレーム 203……孔部 204……嵌合用孔部 205……本体 206……支持フレーム 30……自動化機構 301……着脱アーム 40……供給リール 50……巻取リール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34 4F

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成形用金型面間にネット状素材から成
    る固化樹脂の剥離用部材をセットする工程と、該剥離用
    部材セット工程後に金型を型締めする工程と、該型締工
    程後にその金型面間にクリーニング用樹脂溶液を加圧注
    入してこれを該金型面に残存付着する異物に接着させる
    工程及びこの工程時において該樹脂溶液を上記剥離用部
    材に一体化させる工程と、該樹脂接着及び一体化工程後
    に金型を型開きする工程と、該型開工程後に上記金型面
    から剥離用部材を取り出すことによって該剥離用部材に
    一体化された上記固化樹脂及び該固化樹脂に接着一体化
    された異物を上記金型面より除去する工程とから成るこ
    とを特徴とする樹脂成形用金型面のクリーニング方法。
  2. 【請求項2】樹脂成形用金型面間にネット状素材から成
    る固化樹脂の剥離用部材をセットする工程と、該剥離用
    部材セット工程後に金型を型締めする工程と、該型締工
    程後にその金型面間に所要の樹脂溶液を加圧注入して該
    金型面に離型用樹脂皮膜を形成する工程及びこの工程時
    において該樹脂溶液を上記剥離用部材に一体化させる工
    程と、該樹脂皮膜形成工程後に金型を型開きする工程
    と、該型開工程後に上記金型面から剥離用部材を取り出
    すことによって該剥離用部材に一体化された上記固化樹
    脂を該金型面より除去する工程とから成ることを特徴と
    する樹脂成形用金型面の樹脂皮膜形成方法。
  3. 【請求項3】樹脂成形用金型面間に介在させて、該金型
    面間に加圧注入された樹脂溶液と一体化させる固化樹脂
    の剥離用部材であって、複数のネット状素材を重合して
    構成したことを特徴とする樹脂成形用金型面における固
    化樹脂の剥離用部材。
  4. 【請求項4】樹脂成形用金型面間に介在させて、該金型
    面間に加圧注入された樹脂溶液と一体化させる固化樹脂
    の剥離用部材であって、上記樹脂成形用金型におけるポ
    ットの配設位置と対応する部位に、樹脂タブレット挿通
    用の孔部を開設して構成したことを特徴とする樹脂成形
    用金型面における固化樹脂の剥離用部材。
  5. 【請求項5】樹脂成形用金型面間に介在させて、該金型
    面間に加圧注入された樹脂溶液と一体化させる固化樹脂
    の剥離用部材であって、ネット状素材から成る本体と、
    該本体の所要周縁部に設けた本体支持フレームとから構
    成したことを特徴とする樹脂成形用金型面における固化
    樹脂の剥離用部材。
  6. 【請求項6】ネット状素材から成る本体と、該本体の所
    要周縁部に設けた本体支持フレームとが着脱自在に構成
    されていることを特徴とする請求項(5)に記載の樹脂成
    形用金型面における固化樹脂の剥離用部材。
  7. 【請求項7】剥離用部材における少なくともネット状素
    材部分が、所要の弾性を有するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項(5)又は請求項(6)に記載の樹脂成
    形用金型面における固化樹脂の剥離用部材。
  8. 【請求項8】剥離用部材が、連続した長尺状に形成され
    ていることを特徴とする請求項(3)から請求項(7)に記載
    のいずれかの樹脂成形用金型面における固化樹脂の剥離
    用部材。
  9. 【請求項9】樹脂成形用の金型を型締めし且つその金型
    面間に成形用溶融樹脂材料を加圧注入して所要の樹脂成
    形を行なう樹脂成形工程と、該樹脂成形工程後に金型を
    型開きし且つ該金型面間から樹脂成形体を取り出す樹脂
    成形品の離型工程と、該離型工程後に行なう上記金型面
    のクリーニング工程と、該クリーニング工程後に行なう
    上記金型面の離型用樹脂皮膜形成工程との各工程から成
    る連続自動樹脂成形方法であって、上記したクリーニン
    グ工程が、上記金型面間にネット状素材から成る固化樹
    脂の剥離用部材をセットして該金型の型締めを行ない、
    次に該金型面間にクリーニング用樹脂溶液を加圧注入し
    てこれを該金型面に残存付着する異物に接着させると共
    に該樹脂溶液を上記剥離用部材に一体化させ、次に該金
    型を型開きして上記剥離用部材を取り出すことにより該
    剥離用部材に一体化された固化樹脂及び該固化樹脂に接
    着一体化された異物を該金型面より除去する工程であ
    り、また、上記した離型用樹脂皮膜形成工程が、上記金
    型面間にネット状素材から成る固化樹脂の剥離用部材を
    セットして該金型の型締めを行ない、次に該金型面間に
    所要の樹脂溶液を加圧注入して該金型面に離型用樹脂皮
    膜を形成すると共に該樹脂溶液を上記剥離用部材に一体
    化させ、次に該金型を型開きして上記剥離用部材を取り
    出すことにより該剥離用部材に一体化された上記固化樹
    脂を該金型面より除去する工程であることを特徴とする
    連続自動樹脂成形方法。
  10. 【請求項10】長尺状の剥離用部材を金型の所定位置に
    順次に給送して該金型面のクリーニング工程を行なうこ
    とを特徴とする請求項(9)に記載の連続自動樹脂成形方
    法。
  11. 【請求項11】長尺状の剥離用部材を金型の所定位置に
    順次に給送して該金型面の離型用樹脂皮膜形成工程を行
    なうことを特徴とする請求項(9)に記載の連続自動樹脂
    成形方法。
  12. 【請求項12】長尺状の剥離用部材を金型の所定位置に
    順次に給送して該金型面のクリーニング工程を行ない、
    次に連続して該金型面の離型用樹脂皮膜形成工程を行な
    い、次に連続して該剥離用部材の巻取工程を行なうこと
    を特徴とする請求項(9)に記載の連続自動樹脂成形方
    法。
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