JPH06268823A - 画像自動入力装置 - Google Patents

画像自動入力装置

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JPH06268823A
JPH06268823A JP5056814A JP5681493A JPH06268823A JP H06268823 A JPH06268823 A JP H06268823A JP 5056814 A JP5056814 A JP 5056814A JP 5681493 A JP5681493 A JP 5681493A JP H06268823 A JPH06268823 A JP H06268823A
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JP
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image
original
optical system
trimming
data
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Application number
JP5056814A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Ichimaru
徹也 市丸
Kenjiro Ikehata
健二郎 池畑
Mamoru Ashida
守 芦田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP5056814A priority Critical patent/JPH06268823A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 画像原稿のセットからセットアップ処理まで
の一連の動作を自動的に行う際に指定されたトリミング
エリア内の画像のみを精読して読み取ることができる画
像自動入力装置を提供する。 【構成】 複数個の画像原稿を整列して保持する保持体
1と、撮像素子を備える読取り光学系2と、保持体1と
読取り光学系2との間で往復動されて保持体1から画像
原稿を1枚ずつ取り出して読取り光学系2の光路に所定
の姿勢を保つようにしてセットする画像原稿セット機構
3と、読取り光学系2を用いて読み取った表示装置に表
示されたプレスキャン画像に基いてトリミングデータを
入力するマウスと、入力されたトリミングデータを画像
原稿に対応づけて記憶する記憶装置と、そのトリミング
データに基づいて読取り光学系2と画像原稿セット機構
3とを制御し画像原稿のトリミングエリア内の画像を読
み取る画像データ処理手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の画像原稿の各画
像データを自動的に入力する画像自動入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像原稿の画像データ入力装
置として例えばカラースキャナーが知られている。この
カラースキャナーは、オペレータが画像原稿を1枚ずつ
回転ドラム等のセット部にセットして画像原稿を走査
し、画像データの読み取りを行っている。また、オペレ
ータは、ハイライトポイント、シャドウポイント指定に
よるトーン再現、色再現等の分解条件を手動設定すると
いうセットアップ作業を画像原稿毎に行っている。そこ
で、そのセットアップ作業を自動的に行うことができる
画像自動入力装置が提案されている。
【0003】この種の画像自動入力装置では、例えば、
カラー画像原稿の場合には、R、G、Bの各フィルタを
通して得られた色分解画像データの合計値により画像原
稿の画像データのハイライトレベルとシャドウレベルと
を決定すると共に、NDフィルタを通して得られた画像
データに基づきトーンカーブを決定し、これらの画像デ
ータに基づき自動的に画像データのセットアップを行っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の画像自動入力装置は、画像原稿のセットアップ
を自動的に行うことができるというものの、未だ、オペ
レータが画像原稿を1枚ずつセット部にセットして画像
データの読み取りを行わなければならず、大量の画像原
稿を読み取るのに人手と手間とを必要とするという問題
点がある。
【0005】特に、図17に示すように、画像原稿が写
真等の場合には、写真等の全体画像100を使用するこ
とは希で、例えば、二点鎖線で囲ったトリミングエリア
101内の被写体像102のみを精読して読み取って印
刷に使用したい場合がある。ところが、従来の画像自動
入力装置は、全体画像100の一部のみのトリミングエ
リア101を指定してその指定したトリミングエリア1
01内のみを精読して読み取ることができず、このよう
に全体画像100の一部のみを印刷に使用する場合でも
画像原稿の全体画像100を精読(本スキャン)して読
み取らなければならないために、画像原稿の読み取りに
多大の時間がかかるという問題点がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、画像原稿のセッ
トからセットアップ処理までの一連の動作を自動的に行
う際に指定されたトリミングエリア内の画像のみを精読
して読み取ることができる画像自動入力装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる画像自動
入力装置は、上記の課題を解決するため、複数個の画像
原稿を整列して保持する保持体と、撮像素子を備え前記
画像原稿の画像を読み取るための画像読取り光学系と、
前記保持体と前記画像読取り光学系との間で往復動され
て前記保持体から前記画像原稿を1枚ずつ取り出して前
記画像読取り光学系の光路に所定の姿勢を保つようにし
てセットする画像原稿セット機構と、前記画像読取り光
学系を用いて読み取った画像原稿の画像を表示する表示
手段と、該表示されたプレスキャン画像に基いてトリミ
ングエリアを指定するためのトリミングデータを入力す
るトリミングデータ入力手段と、該入力されたトリミン
グデータを前記画像原稿に対応づけて記憶するトリミン
グデータ記憶手段と、前記トリミングデータに基づいて
前記画像取り光学系と前記画像原稿セット機構とを制御
し、前記画像原稿のトリミングエリア内の画像を読み取
る画像データ処理手段とを備えている。
【0008】
【作用】本発明に係わる画像自動入力装置によれば、保
持体は複数個の画像原稿を整列して保持する。画像原稿
セット機構は、保持体から画像原稿がセットされた保持
枠部材を1枚ずつ抜き取る。そして、画像原稿は画像読
取り光学系の光路に所定の姿勢を保つようにしてセット
される。表示手段は画像読取り光学系を用いて読み取っ
たプレスキャン画像を表示する。操作者は表示されたプ
レスキャン画像に基づいてトリミングデータ入力手段に
よりトリミングデータを入力する。トリミングデータ記
憶手段は入力されたトリミングデータを画像原稿に対応
づけて記憶する。画像データ処理手段は、そのトリミン
グデータに基づいて、前記画像読取り光学系と前記画像
原稿セット機構とを制御し、画像原稿の指定されたトリ
ミングエリア内の画像を精読して読み取る。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係わる画像自動入力装置の
実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0010】図1において、1は保持体、2は画像読み
取り光学系、3は画像原稿セット機構である。保持体1
は複数個の画像原稿(後述する)を整列して保持する役
割を有し、図2、図3に示すように、この実施例におい
ては回転筒体4と蓋体5とから構成されている。回転筒
体4は内筒6と外筒7とから構成され、内筒6と外筒7
とは放射連結壁8で連結されている。この内筒6と外筒
7との連結はこれに限るものではない。内筒6はモータ
9の出力軸10に着脱可能であり、11は保持体1を回
転可能に支承する軸である。その軸11は支持板12に
突設されている。内筒6の外周壁と外筒7の内周壁とに
は画像原稿を坦持するための弾力性を有するスポンジ体
13、14が張り巡らされている。スポンジ体13、1
4にはその周回り方向に適宜の間隔をおいて切込み部1
5が設けられている。この切込み部15に画像原稿を収
納した保持枠部材16が差し込まれる。保持枠部材16
はそのスポンジ体13、14によって保持体1に着脱可
能に支持される。なお、この画像原稿18の保持機構は
これに限るものではない。
【0011】保持枠部材16は図4に示すように長方形
状の例えば板紙から構成され、その中央に画像原稿のサ
イズに対応させて開口窓17が形成されている。図4に
示す保持枠部材16には例えば4×5インチのフィルム
サイズの画像原稿18(図5参照)がセットされるもの
で、開口窓17の周囲には、画像原稿18の位置決めを
行うための位置決め輪郭線19が描かれている。画像原
稿18はその位置決め輪郭線19に合わせてセットされ
る。異なるフィルムサイズの画像原稿には異なる大きさ
の開口窓17を有する保持枠部材16が準備されるもの
で、図7に示す保持枠部材16には例えば35mmのフ
ィルムサイズの画像原稿がセットされる。この保持枠部
材16の窓の大きさを判断するためのマークMが図6、
図7に示すように角度決定ライン21の下に印刷されて
いる。各画像原稿18はその保持枠部材16に貼り付け
られ、保持枠部材16を中央から二つ折りすることによ
り両側から挟持されて保持枠部材16に固定される。図
6はその二つ折りにされた保持枠部材16を示してお
り、その外側となる面の一方には、バーコード20が印
刷されると共に角度決定ライン21が印刷されている。
このバーコード20、角度決定ライン21の詳細につい
ては後述する。
【0012】その二つ折りされた保持枠部材16はその
回転筒体4に上から挿入されて回転筒体4に支持され、
保持枠部材16に蓋体5がかぶせられる。蓋体5には図
8、図9に示すように環状押え突起22が形成されてい
る。この環状押え突起22は保持枠部材16の上辺に当
接して保持枠部材16を下方に押し下げる作用を果た
し、保持枠部材16はフィルムサイズに拘らずその大き
さが一定とされているので、図3に示すように異なるフ
ィルムサイズの画像原稿18を挟持した保持枠部材16
を回転筒体5に保持させる場合でも、その保持枠部材1
6の下辺が所定位置に維持される。画像読み取り光学系
2は、照明光学系23と受像光学系24とから構成され
ている(図13参照)。照明光学系23は照明光源25
と集光レンズ26とから大略構成されている。27はそ
の照明光源25に使用する電源である。受像光学系24
は結像レンズ28とR、G、B、NDフィルタ28a、
28b、28c、28dと撮像素子29とから大略構成
されている。照明光学系23と受像光学系24との間
は、画像原稿セット機構3の一部を構成するチャック部
材30の進入・退出空間とされている。画像原稿セット
機構3は例えば駆動モータ31と可動台32とを備えて
いる。可動台32はガイド棒33、34によって上下方
向に案内されるもので、その一側部にはラック35が設
けられている。駆動モータ31にはその出力軸36にピ
ニオン37が取り付けられ、ピニオン37はそのラック
35に噛合されている。可動台32はその駆動モータ3
1によって上下方向に駆動される。可動台32には画像
原稿8を正転・反転させるための正反転モータ38が搭
載されている。チャック部材30はその正反転モータ3
8の出力軸39に取り付けられている。チャック部材3
0は固定挟持板40と磁性材料の可動挟持板41とから
構成されている。固定挟持板40にはガイドピン42が
突設されている。可動挟持板41はガイドピン42に支
持され、スプリング43によって固定挟持板40から離
間する方向に付勢されている。44はその可動挟持板4
1の抜け止め防止用頭部である。この実施例では、固定
挟持板40には図示を略す電磁石が設けられて、スプリ
ング43の付勢力に抗して可動挟持板40を吸着する構
造となっている。なお、固定挟持板40は保持枠16の
下辺部に当接する当接部40aを有する。
【0013】図1はチャック部材30が上昇位置にあっ
て保持枠部材16の下辺部を挟持した状態が示されてお
り、可動台32はその保持枠部材16を挟持した後に所
定の位置に下降され、保持枠部材16が画像読み取り光
学系2の光路にセットされる。画像読み取り光学系2の
光路の近傍には、保持枠部材16に臨むようにしてバー
コード読み取り装置45と角度決定ライン読み取り用の
撮像素子46とが設けられている。バーコード読み取り
装置45はバーコード情報を読み取って画像データ処理
手段としてのCPU47に出力する。撮像素子46はそ
の角度決定ライン21、マークMを読み取ってCPU4
7に出力する。CPU47にはキーボード48、マウス
49等の操作指令手段、表示装置50が接続されてい
る。CPU47は記憶装置51A、51B、51C、セ
ットアップ演算回路52、演算処理回路53、データ保
存装置54を有する。セットアップ演算回路52は、プ
レスキャンによりNDフィルタ28dを通して得られた
画像データに基づき濃度分布のヒストグラムを作成し、
明るい部分が全体として多い(いわゆるハイキー)か暗
い部分が全体として多い(いわゆるアンダー)かを判定
する。また、各R、G、Bフィルター28a、28b、
28cを通して得られた各画像データに基づきハイライ
トレベルとシャドウレベルとを決定する。CPU47は
そのハイライトレベル、シャドウレベル、ヒストグラム
に基づきトーンカーブを決定する。例えば、アンダーな
原稿の場合には、図11に符号Kで示すようなトーンカ
ーブを選定し、ハイキーな原稿の場合には、符号Lで示
すようなトーンカーブを選定する。これらのトーンカー
ブは原稿濃度に応じて各種のものが準備されている。演
算処理回路53は選定されたトーンカーブに基づき本ス
キャンにより得られた画像データを網点率データに変換
し、データ保存装置54はその網点率データを保存す
る。なお、撮像素子29は走査駆動回路46´により走
査され、画像信号はA/D変換回路47´によりアナロ
グデジタル変換されて記憶装置51に入力される。
【0014】CPU47はテンキーによりスタートボタ
ンを操作すると、駆動モータ31を駆動し、これにより
チャック部材30を上昇駆動させる(図1を参照)。そ
して、CPU47は図示を略す電磁石を作動させて保持
枠部材16を挟持する。チャック部材30は保持枠部材
16を挟持後下降駆動される。これにより画像原稿18
が図13に示すように読み取り光学系2の光路にセット
される(図12のS.1を参照)。バーコード読み取り
装置45はバーコード20の情報を読み取る(S.
2)。バーコード20はその原稿画像の名称、番号等の
ファイル情報(管理コード)として用いられる。保持体
1には保持枠部材16が裏表逆にセットされていること
がある。バーコード20が印刷されている側とは反対側
の面がバーコード読み取り装置45に臨んでいるときに
は、バーコード20のバーコードデータがCPU47に
入力されないことになる。CPU47はそのバーコード
データが入力されたか否かを判定し、バーコードデータ
が入力されないときには読み取りエラーと判定する
(S.3)。CPU47はコントローラー55を介して
正反転モータ38にチャック部材反転指令信号を出力す
る(S.4)。これにより、原稿枠保持部材16が反転
されて、バーコード20がバーコード読み取り装置45
に臨まされる(S.5)。次に、CPU47はバーコー
ド情報を読み取る(S.6)。そして、CPU47は再
度読み取りエラーが生じた否かを判定する(S.7)。
CPU47はそのセットされている原稿枠保持部材16
のエラーリストを作成する(S.8)。このエラーリス
トは表示装置50に表示される。そして、CPU47は
モータ9を所定角度回転させる。これにより、次の保持
枠部材16がチャック部材30の真上に位置される。
S.3又はS.7において、読み取りエラーが生じなか
ったとき、画像原稿のファイル名を登録する(S.
9)。次に、撮像素子46は角度決定ラインデータを読
み取ると共にフィルムサイズデータを読み取る(S.1
0)。撮像素子46は例えば17×6個の画素子を有す
る。角度決定ライン21が図14に示すように画像読取
り光学系2の光軸Oに対して斜めに傾いているとする
と、斜線で示す部分の画素子の出力が黒レベルとなる。
残りの部分の画素子の出力は白レベルである。ここで、
横列の第1番目の画素子と第17番目の画素子とを角度
決定ライン21の長さLに一対一に対応させて、横列の
第1番目の列に対応する縦列の第Y1番目の画素子と横
列の第17番目の列に対応する縦列のY2番目に対応す
る画素子が黒レベルとすると、画像原稿18の画像読み
取り光学系2の光軸Oに対する傾きθは、 sin θ=(Y1−Y2)/L の式によって求められる(S.11)。
【0015】図14においては、Y1=4、Y2=1で
ある。
【0016】次に、CPU47はプレスキャンを行う
(S.12)。このプレスキャンは、R、G、B、ND
フィルター28a〜28dを受像光学系24の光路に交
互に挿入して行う。そのプレスキャンの走査本数は本ス
キャンの走査本数よりも少なく、粗読により画像が読み
取られる。ハイライトレベルとシャドウレベルとはR、
G、Bフィルター28a〜28cを通して得られた色分
解画像データの合計値により算出される。NDフィルタ
ー28dを通して得られた画像データにより濃度分布と
してのヒストグラムが作成される。そして、トーンカー
ブを作成する(S.13)。次に、S11において求め
られた角度θを用いてその画像原稿の角度補正処理が行
われる(S.14)。そして、CPU47はプレスキャ
ン画像の全範囲のデータを記憶装置51Aに保存すると
共に、その画像のトーンカーブデータ、角度補正処理デ
ータを記憶装置51Bに保存する(S.15)。すなわ
ち、記憶装置51Aと記憶装置51Bとは画像読取り光
学系を用いて読み取った画像原稿の画像に基づき少なく
ともハイライトレベルとシャドウレベルとを自動的に抽
出して画像読取り光学系を用いて読み取った画像データ
の分解条件の設定を自動的に行うと共に、設定された画
像分解条件を前記画像原稿に対応づけて記憶する画像分
解条件記憶手段の一部として機能する。そして、CPU
47は全ての画像原稿18についてプレスキャンが終了
したか否かを判断する(S.16)。全ての画像原稿1
8についてのプレスキャンが終了していない場合には、
S.1ないしS.16を繰り返して、画像原稿18のプ
レスキャンを行う。全ての画像原稿18のプレスキャン
が終了した場合には、S.17へ移行してトリミングエ
リアを実行するか否かを判断する。トリミングエリアの
指定を実行しない場合にはエンドに移行する。トリンミ
ングエリアの指定を実行する場合にはS.18に移行す
る。S.18においては、記憶装置51Aに保存されて
いる画像原稿18のプレスキャン画像が呼び出される。
そして、表示装置50はその画面に呼び出されたプレス
キャン画像を表示する(S.19)。例えば、図17に
示すプレスキャンによる全体画像100が表示装置50
の画面に表示される。この全体画像100の表示は、画
像原稿18の画像読取り光学系2の光軸Oに対する傾き
θを補正して行われる。また、表示装置50は記憶装置
51Bに記憶されている画像分解条件に基づいて画像原
稿18のプレスキャン画像を修正して表示する。すなわ
ち、表示装置50は、ここでは、画像読取り光学系を用
いて読み取った画像原稿のプレスキャン画像を画像分解
条件に基づいて修正して表示する表示手段の一部として
機能する。
【0017】次に、操作者は表示装置50の画面に表示
されたプレスキャンの全体画像100を見ながらキーボ
ード48又はマウス49を操作してトリミングエリア1
01を決定するためのトリミングデータとして二点の座
標値(WX0,WY0)、(WX1,WY1)を指定する(S.
20)。CPU47はこの座標値(WX0,WY0)、(W
X1,WY1)が入力されると、この座標値(WX0
Y0)、(WX1,WY1)に基づいて矩形のトリミングエ
リア101を決定する。このトリミングエリア101の
範囲は図17に示すように二点鎖線で示す枠線として表
示される。すなわち、ここでは、キーボード48又はマ
ウス49はプレスキャン画像に基づいてトリミングデー
タを入力する入力手段として機能する。そして、CPU
47は同時に記憶装置51Cに向かって各座標値
(WX0,WY0)、(WX1,WY1)のデータを出力する。
記憶装置51Cは入力された各座標値(WX0,WY0)、
(WX1,WY1)のデータをその画像原稿18に対応づけ
て記憶する。そして、CPU47は各画像原稿18につ
いてトリミングエリアの指定が終了したか否かを判断す
る(S.22)。全ての画像原稿18について、トリミ
ングエリアの指定が終了していない場合、S.18に移
行して記憶装置51A、51Bに保存されている画像デ
ータに基づく次の画像原稿18の画像が呼び出される。
このようにして、順次、各画像原稿18についてトリミ
ングエリアが指定される。そして、全ての画像原稿18
についてトリミングエリアの指定が終了した場合にはエ
ンドに移行する。
【0018】CPU47は本スキャンを行う場合には、
図16に示すステップを実行する。この図16に示す本
スキャン処理は図12に示すプレスキャン処理と並列に
行うことも独立に行うこともできる。S.1からS.1
1までの処理は図12に示す処理と同一なのでその詳細
は省略する。CPU47はステップ12に至ると、記憶
装置51Cから対応するトリミングデータを読出す。ま
た、記憶装置51Bから対応する画像分解条件のデータ
を演算回路53に読出す。そして、これに基づいて本ス
キャン(精読して読み取る走査)を行う(S.13)。
すなわち、この本スキャンは指定されたトリミングエリ
ア101の範囲内で行われる。そして、トリミングエリ
ア101内の画像原稿の画像の角度補正処理が行われる
(S.14)。すなわち、本スキャンにより得られたト
リミングエリア101内の画像データは、求められた角
度θを用いて回転処理されて、画像原稿18の画像読取
り光学系2の光軸Oに対する傾きに基づく画像データの
傾き補正がなされる。
【0019】次に、演算処理回路53によりそのプレス
キャン画像の画像分解条件に基づいて演算処理され
(S.15)、網点データに変換されて保存される
(S.16)。CPU47は、次に本スキャンが終了し
たか否かを判断する(S.17)。すなわち、本スキャ
ンの読取り終了後、チャック部材30はCPU47によ
り上昇され、保持枠部材16は保持体1の元の位置に戻
される。そして、保持体1はモータ9により所定の角度
回転される。本スキャンが終了していない場合にはS.
1に移行して次の画像原稿18についての本スキャンが
行われる。
【0020】このようにして、トリミングエリア101
内の画像データが順次読み取られることとなる。そし
て、本スキャンが終了した場合には、エンドに移行して
本スキャン処理が終了する。
【0021】この実施例では、プレスキャンによる読取
り終了後に、トリミングエリアの指定作業を行う構成と
して説明したが、プレスキャンによる画像原稿の読取り
作業とトリミングエリア指定処理作業とを並列に行うこ
とができ、この並列作業を行うことにすれば、より一層
の時間の短縮を図ることができる。プレスキャン作業と
トリミングエリア指定作業と本スキャン作業とを並列に
行うことにした場合には、更に一層の時間の短縮を行う
ことができる。また、表示装置50に画像分解条件を表
示させることにすれば、トリミングエリア指定時にその
画像原稿の画像分解条件を確認できる。
【0022】以上実施例について説明したが、画像原稿
18の大きさ(サイズ)が異なる場合、画像原稿18の
像を撮像素子29の大きさに一致させることで、撮像素
子29の画素子を最大限有効に利用でき、読み取りの解
像度を向上させることが好ましい。こうすれば、画像の
品質を最良のものにできるうえ、後工程で変倍(拡大・
縮小)、回転等の画像処理を施しても、画像の劣化を最
小限度に抑えることができる。そこで、フィルムサイズ
の異なる原稿保持枠16が読取り光学系2の光路にセッ
トされているときには、結像レンズ28を光軸Oに沿っ
て移動させて倍率を変更し、撮像素子29上での画像の
大きさが一定となるようにする。例えば、直前に読み取
られた画像原稿18のフィルムサイズが図15(イ)に
示す大きさであって、今回の画像原稿18のフィルムサ
イズが図15(ロ)に示す大きさのときには、結像レン
ズ28を矢印方向に移動させると共に撮像素子29の光
軸方向の位置を調節して撮像素子21上での画像18´
の大きさが一定となるようにする。この結像レンズ28
の移動機構、撮像素子29の位置調節機構については公
知の手段を用いるので、その詳細な説明は省略する。ま
た、保持枠1と画像原稿セット機構3とには、いわゆる
スライド映写機に用いられるオートチェンジャ装置と類
似の構造のものを用いることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係わる画像自動入力装置は、以
上説明したように構成したので、画像原稿のセットから
セットアップ処理までの一連の動作を自動的に行う際
に、指定されたトリミングエリア内の画像のみを精読し
て読み取ることができ、従って、本スキャンの走査時間
の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像自動入力装置の画像原稿セ
ット機構の上昇状態を示す図である。
【図2】図1の保持体の内部構造を示す平面図である。
【図3】図1の保持体の断面構造を示す図である。
【図4】原稿保持枠を開いた状態を示す平面図である。
【図5】画像原稿の平面図である。
【図6】原稿保持枠を閉じた状態を示す図である。
【図7】原稿保持枠の他の例を示す図である。
【図8】保持体の蓋体を示す平面図である。
【図9】図8に示す蓋体の断面図である。
【図10】図1に示すCPUの詳細構成を示す図であ
る。
【図11】トーンカーブの設定を説明するための図であ
る。
【図12】本発明に係わる画像自動入力装置のプレスキ
ャン処理のフローチャートである。
【図13】画像原稿を画像読取り光学系の光路にセット
した状態を示す図である。
【図14】角度算出の一例を示す図である。
【図15】異なるフィルムサイズをセットしたときの画
像読取り光学系の結像レンズの状態を示す図である。
【図16】本発明に係わる画像自動入力装置の本スキャ
ン処理のフローチャートである。
【図17】トリミングエリアを指定するための説明図で
ある。
【符号の説明】
1 保持体 2 画像読取り光学系 3 画像原稿セット機構 9 モータ 16 保持枠部材 17 開口窓 20 バーコード 21 角度決定ライン 30 チャック部材 31 駆動モータ 38 正反転モータ 46 撮像素子 47 CPU 48 キーボード(トリミングデータ入力手段) 49 マウス(トリミングデータ入力手段) 51C 記憶装置(トリミングデータ記憶手段) 101 トリミングエリア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の画像原稿を整列して保持する保
    持体と、撮像素子を備え前記画像原稿の画像を読み取る
    ための画像読取り光学系と、前記保持体と前記画像読取
    り光学系との間で往復動されて前記保持体から前記画像
    原稿を1枚ずつ取り出して前記画像読取り光学系の光路
    に所定の姿勢を保つようにしてセットする画像原稿セッ
    ト機構と、前記画像読取り光学系を用いて読み取った画
    像原稿のプレスキャン画像を表示する表示手段と、該表
    示されたプレスキャン画像に基いてトリミングエリアを
    指定するためのトリミングデータを入力するトリミング
    データ入力手段と、該入力されたトリミングデータを前
    記画像原稿に対応づけて記憶するトリミングデータ記憶
    手段と、前記トリミングデータに基づいて前記画像読取
    り光学系と前記画像原稿セット機構とを制御し、前記画
    像原稿のトリミングエリア内の画像を読み取る画像デー
    タ処理手段とを備えていることを特徴とする画像自動入
    力装置。
  2. 【請求項2】 複数個の画像原稿を整列して保持する保
    持体と、撮像素子を備え前記画像原稿の画像を読み取る
    ための画像読取り光学系と、前記保持体と前記画像読取
    り光学系との間で往復動されて前記保持体から前記画像
    原稿を1枚ずつ取り出して前記画像読取り光学系の光路
    に所定の姿勢を保つようにしてセットする画像原稿セッ
    ト機構と、前記画像読取り光学系を用いて読み取った画
    像原稿のプレスキャン画像に基づき少なくともハイライ
    トレベルとシャドウレベルとを自動的に抽出して前記プ
    レスキャン画像データの分解条件の設定を自動的に行う
    と共に、設定された画像分解条件を前記プレスキャン画
    像データに対応づけて記憶する画像分解条件記憶手段
    と、前記プレスキャン画像を表示する表示手段と、該表
    示されたプレスキャン画像に基づいてトリミングエリア
    を指定するためのトリミングデータを入力するトリミン
    グデータ入力手段と、該入力されたトリミングデータを
    前記画像原稿に対応づけて記憶するトリミングデータ記
    憶手段と、前記トリミングデータに基いて前記画像読取
    り光学系と前記画像原稿セット機構とを制御して前記画
    像原稿のトリミングエリア内の画像を読み取ると共に前
    記画像分解条件に基づいてそのトリミングエリア内の画
    像を処理する画像データ処理手段とを備えていることを
    特徴とする画像自動入力装置。
  3. 【請求項3】 複数個の画像原稿を整列して保持する保
    持体と、撮像素子を備え前記画像原稿の画像を読み取る
    ための画像読取り光学系と、前記保持体と前記画像読取
    り光学系との間で往復動されて前記保持体から前記画像
    原稿を1枚ずつ取り出して前記画像読取り光学系の光路
    に所定の姿勢を保つようにしてセットする画像原稿セッ
    ト機構と、前記画像読取り光学系を用いて読み取った画
    像原稿のプレスキャン画像に基づき少なくともハイライ
    トレベルとシャドウレベルとを自動的に抽出してプレス
    キャン画像データの分解条件の設定を自動的に行うと共
    に、設定された画像分解条件を前記画像原稿に対応づけ
    て記憶する画像分解条件記憶手段と、前記プレスキャン
    画像を前記画像分解条件に基づき修正して表示する表示
    手段と、該表示されたプレスキャン画像に基づいてトリ
    ミングエリアを指定するためのトリミングデータを入力
    するトリミングデータ入力手段と、該入力されたトリミ
    ングデータを前記画像原稿に対応づけて記憶するトリミ
    ングデータ記憶手段と、該トリミングデータに基づいて
    前記画像読取り光学系と前記画像原稿セット機構とを制
    御し、前記画像原稿のトリミングエリア内の画像を読み
    取ると共に前記画像分解条件に従ってトリミングエリア
    内の画像を自動的に処理する画像データ処理手段とを備
    えていることを特徴とする画像自動入力装置。
JP5056814A 1993-03-17 1993-03-17 画像自動入力装置 Pending JPH06268823A (ja)

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