JP2002359776A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002359776A
JP2002359776A JP2002008463A JP2002008463A JP2002359776A JP 2002359776 A JP2002359776 A JP 2002359776A JP 2002008463 A JP2002008463 A JP 2002008463A JP 2002008463 A JP2002008463 A JP 2002008463A JP 2002359776 A JP2002359776 A JP 2002359776A
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JP
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shading correction
correction data
image
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magnification
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JP2002008463A
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English (en)
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Tatsuya Konagaya
達也 小長谷
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリを効率よく用いてシェーディング補正
を精度よく行う。 【解決手段】 R,G,B,IRの各LEDをマトリッ
クスに配置して、光源15を構成する。光源15からの
光を拡散ボックス16で拡散させ、写真フィルム21を
照明する。写真フィルム21の透過光をレンズユニット
18によりCCDセンサ19の受光面に結像させる。始
業時に各倍率毎のシェーディング補正データを採取し、
これをメモリ及びハードディスクに記憶する。メモリに
は使用頻度の高い倍率のものを記憶する。ハードディス
クには使用頻度の低い倍率のものを記憶する。使用頻度
の低い倍率の場合に、ハードディスクからシェーディン
グ補正データを読み出して、これをメモリに書き込む。
メモリから読み出したシェーディング補正データによ
り、迅速なシェーディング補正が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像原稿を光電的
に読み取る画像読取装置に関し、特にシェーディング補
正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像が記録された原稿から光電的に画像
を読み取る画像読取装置として、反射原稿スキャナや写
真フィルムスキャナなどが知られている。この画像読取
装置は、原稿に光を照射する光源と、受光した光を電気
信号に変換して出力する光電変換手段とを備えている。
光電変換手段としては、例えば、CCD(Charge Coupl
ed Device )が使用され、また、光源としては、例え
ば、ハロゲンランプ等が使用される。
【0003】画質のよい出力画像を得るためには、適正
な色及び濃度で画像を再現する必要がある。このため、
画像読取装置においても、適正な色及び濃度で画像を読
み取る必要がある。しかしながら、イメージセンサに投
影光を結像する結像レンズの透過光量は例えば写真フィ
ルムの面(光軸と直交する面)方向で均一ではなく、通
常光軸から周辺部に向かうにしたがって透過光量が低下
する。また、結像レンズのみでなく、光源部において
も、フィルム面方向において照射光量が均一ではない。
このため、イメージセンサに入射する投影光の光量は全
面に渡って均一ではなく、いわゆるシェーディングが発
生する。
【0004】画像読取装置におけるシェーディング補正
は、一般的に画像信号を信号処理することで行われてい
る。例えば、フィルムが無い場合で画像信号をイメージ
センサの各画素毎に測定して、ある画像の画像信号を基
準とし、全画素が同じ濃度の画像信号となるような補正
係数を各画素毎に算出して、シェーディング補正条件を
設定し、実際にフィルムを読み取って得られた画像信号
をこの補正係数で補正することにより、シェーディング
補正を行っている。
【0005】一方、デジタルプリントシステムで読み取
られる写真フィルムのサイズは様々であり、イメージセ
ンサに結像する投影光のサイズは、その後の画像処理等
の点で可能な限り均一にすることが好ましく、また、画
像読取の分解能の点でイメージセンサの受光面で読取可
能な最大サイズとすることが好ましい。このため、画像
読取装置では、写真フィルムのサイズに応じて倍率を調
整して投影光の大きさをイメージセンサが受光可能な最
大サイズとし、また、倍率を任意に調整して、写真フィ
ルムに撮影された画像の所望部分をトリミングしてイメ
ージセンサの受光面に投影している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、結像レンズ
の倍率が変化すると、イメージセンサに結像される投影
像のサイズが変化するため、イメージセンサの受光面上
におけるシェーディングの状態が変化してしまう。した
がって、各倍率毎にシェーディング補正条件を設定し
て、結像レンズの倍率に応じたシェーディング補正を行
うことが好ましい。しかしながら、例えば320万画素
のイメージセンサを用いる場合には、各倍率例えば8つ
の倍率毎に、各色毎のシェーディング補正データを求め
ると、これら補正データを記憶するメモリ容量が不足し
てしまうという問題がある。
【0007】シェーディング補正データの個数を減らす
方法としては、光源の拡散度を上げてむらを少なくする
ことにより可能である。しかしながら、光源の拡散度を
上げることは、光量も上げる必要があり、大型のハロゲ
ンランプが必要になる。このため、装置が大型化してし
まう他に、コスト高になってしまうという問題がある。
【0008】一方、装置の小型化や省電力化の要請か
ら、発光ダイオード等を光源として用いることも行われ
ている。この発光ダイオードを用いた光源では十分な照
明光量を得るために、多数個の発光ダイオードをマトリ
クスに配置する構成をとっている。このLEDを用いた
光源では、ハロゲンランプに比べて光量が十分ではない
ため、各倍率毎にシェーディング補正を行う必要があ
る。したがって、各倍率毎にシェーディング補正データ
を記憶する必要がある。このため、メモリの増設が必要
になり、製造コストが上昇してしまうという問題があ
る。
【0009】上記課題を解決するために、本発明では、
メモリ等の記憶媒体を増設することなく、各倍率毎のシ
ェーディング補正データを確実に記憶しておくことがで
き、しかも、迅速にシェーディング補正が可能な画像読
取装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、画像原稿の透過光または反射光を倍率
調整可能な結像レンズでイメージセンサに結像し、光電
的に読み取る画像読取装置において、前記結像レンズに
おける各倍率でのシェーディング補正データのうち、少
なくとも1つの倍率のシェーディング補正データを記憶
する第1の記憶媒体と、前記第1の記憶媒体に記憶した
以外の倍率のシェーディング補正データを記憶する第2
の記憶媒体と、前記イメージセンサの出力に対して前記
第1の記憶媒体に書き込んだシェーディング補正データ
を用いてシェーディング補正を行うシェーディング補正
手段と、前記第1の記憶媒体に書き込まれていない倍率
での画像読取が選択されたときに、該当する倍率のシェ
ーディング補正データを前記第2の記憶媒体から読み出
して前記第1の記憶媒体に書き込むシェーディング補正
データ書き込み手段とを備えている。なお、前記第1の
記憶媒体はRAMであり、第2の記憶媒体はハードディ
スク、CD、DVD、MO、メモリカード類のいずれか
であることが好ましい。また、前記画像原稿を照明する
光源を備え、この光源で照明された前記画像の透過光ま
たは反射光を前記結像レンズでイメージセンサに結像す
ることが好ましい。さらに、前記結像レンズで画像読取
に使用する各倍率でのシェーディング補正データを採取
するデータ採取手段を備え、このデータ採取手段で採取
したシェーディング補正データを前記第1及び第2の記
憶媒体に書き込むことが好ましい。
【0011】前記データ採取手段は、写真フィルムの無
い状態で、またはベース濃度のみの写真フィルムをセッ
トした状態で、または濃度が均一なフィルタをセットし
た状態で、前記光源を撮像して画像信号を得て、この画
像信号からシェーディング補正データを求めることが好
ましい。前記第2の記憶媒体からシェーディング補正デ
ータを前記第1の記憶媒体に書き込むときには、前記第
1の記憶媒体に予め書き込んであるシェーディング補正
データを使用頻度に応じて選択し入れ替えることが好ま
しい。また、使用頻度に応じてシェーディング補正デー
タを選択し入れ替える代わりに、オペレータの指示、注
文情報、プレスキャンデータなどに応じて選択し入れ替
えてもよい。
【0012】また、前記第1記憶媒体と前記第2記憶媒
体とに記憶されていない倍率で画像を読み取る際には、
記憶されているシェーディング補正データのうち、最も
近い倍率のシェーディング補正データを用いて画像を読
み取ることが好ましい。また、最も近い倍率のシェーデ
ィング補正データを用いる代わりに、隣の倍率のシェー
ディング補正データ、特に高倍率側のものを用いること
が好ましい。更に、前記シェーディング補正データの採
取の際に、画像読取時のマスクを用い、前記マスクを変
更する場合で、シェーディング補正データの採取の際の
マスクの開口サイズよりも大きいサイズを有するマスク
の場合に、前記シェーディング補正データを新たなマス
クを用いて採取することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るデジタルラ
ボシステムの構成を示す概略図である。デジタルラボシ
ステム10は、画像読取装置11、画像処理装置12、
画像出力装置13から構成されている。画像読取装置1
1は、光源15、拡散ボックス16、フィルムキャリア
17、撮像部20等を備えており、これらは撮像部20
の光軸18a上に配置される。
【0014】光源15は、赤色(R)、緑色(G)、青
色(B)、赤外(IR)の光を発する多数の発光ダイオ
ード(LED)15R,15G,15B,15IRを基
板15a上にマトリクス状に配置して構成されている。
各LED15R,15G,15B,15IRは、LED
ドライバ26によって発光制御される。後述する画像読
取の際には、各LED15R,15G,15B,15I
Rを各色で個別に発光させることによって、R,G,
B,IRの光を写真フィルム21に向かって順次照射す
る。なお、符号27は、プラスチック等の透明な材料で
形成された保護カバーであり、各LED15R,15
G,15B,15IRの破損等を防止する。光源15の
近傍にはファン28が設けられており、ファンドライバ
28aを介してシステムコントローラ36により回転制
御される。ファン28は、各LED15R,15G,1
5B,15IRが所定の温度範囲内となるようにこれら
を冷却して、温度変動による発光強度の変動を抑える。
【0015】拡散ボックス16の下面および上面には、
光を拡散させる拡散板29,30がそれぞれ設けられて
いる。各LED15R,15G,15B,15IRから
発せられたR,G,B,IRの光は、下面に配置された
拡散板29で拡散されて拡散ボックス16に入射する。
入射した光は、内面で反射しながら上方に導かれて拡散
板30で再び拡散され、画像読取位置にセットされた写
真フィルム21に向かって照射される。これにより、写
真フィルム21はほぼ均一な光量で照明される。
【0016】フィルムキャリア17は、搬送する写真フ
ィルム21の種別毎に設けられており、これらが選択さ
れて画像読取装置11の読み取り位置にセットされる。
例えば135タイプのフィルムキャリア17では、13
5タイプの写真フィルム21を搬送する搬送路31を有
し、所定位置には露光開口32が形成される。画像読取
の際には、フィルム搬送機構(図示せず)が写真フィル
ム21を搬送し、各撮影コマを露光開口32に位置決め
する。
【0017】図2に示すように、フィルムキャリア17
には、前記露光開口32に対応する位置で下部にロアマ
スク33が、上部にアッパーマスク34が配置されてい
る。これらマスク33,34は、マスク開口33a,3
4aを備えた額縁状に形成されている。なお、周知のよ
うに、アッパーマスク34は、写真フィルム21の搬送
中は、写真フィルム21の上方に退避する。また、画像
読取時には下方に移動して、ロアマスク33とともに読
取位置にある写真フィルム21を挟持し、その平面性を
確保する。
【0018】図1に示すように、撮像部20は、レンズ
ユニット18、CCDセンサ19、レンズ鏡胴22、支
持板23、ガイドロッド24を備えている。レンズユニ
ット18はレンズ鏡胴22により保持されている。レン
ズ鏡胴22は、支持板23に取り付けられている。ま
た、レンズ鏡胴22内で、支持板23にはCCDセンサ
19が取り付けられている。さらに、支持板23にはパ
ルスモータからなる倍率調整モータ35が取り付けられ
ている。レンズ鏡胴22は、固定筒、可動筒を備えてお
り、倍率調整モータ35の駆動により、レンズユニット
18を光軸方向で移動させて、例えば0.01刻みで
0.25〜0.85倍の範囲で読取倍率を変更する。こ
のため、倍率調整モータ35の駆動パルス数がレンズユ
ニット18の原点を基準として各倍率毎に求められ、こ
れがテーブルとしてシステムコントローラ36に記憶さ
れている。そして、システムコントローラ36は、フィ
ルムサイズやオペレータによる設定倍率に応じて倍率調
整モータ35を前記駆動パルス数分だけ駆動し、読取倍
率になるように制御する。なお、レンズユニット18の
原点の検出はセンサを用いる方法等の公知の方法によ
る。また、フィルムサイズの検出はオペレータによる入
力、フィルムキャリア17に装着されるフィルム種別の
判別部等により行われる。
【0019】前記ガイドロッド24は雄ねじから構成さ
れており、焦点調整モータ37により回動される。この
ガイドロッド24は支持板23に螺合しており、ガイド
ロッド24の回動によって支持板23が光軸18aの方
向に移動する。この支持板23の移動によって、写真フ
ィルム21とCCDセンサ19との距離(共役長)が変
化し、焦点調整が行われる。この焦点調整によって、各
LED15R,15G,15B,15IRから発せられ
た光で照明された撮影コマがCCDセンサ19の光電面
に結像される。
【0020】CCDセンサ19はエリアセンサから構成
され、光電面に結像した画像を電気的な撮像信号に変換
して出力する。撮像信号はアンプ40で増幅された後
に、A/Dコンバータ41によってデジタル信号に変換
され、画像信号補正部42に送られる。なおCCDセン
サ19に代えて、公知の各種イメージエリアセンサを用
いてもよい。
【0021】画像信号補正部42では、A/Dコンバー
タ41から入力された画像信号に対して補正データを乗
じることでシェーディング補正を行い、この補正後の画
像信号を画像処理装置12に送る。このようにして、写
真フィルム21に光学的に記録された各撮影コマを、デ
ジタルの画像データとして読み取る画像読取が行われ
る。
【0022】画像読取はプレスキャンとファインスキャ
ンとの2回行われ、プレスキャンでは写真フィルム21
を一方向へ搬送して低画素数で画像が読み取られる。画
像処理装置12では、このプレスキャンデータに基づき
ファインスキャンの際の読取条件を撮影コマ毎に設定す
る。また、ファインスキャンでは、写真フィルム21が
一方向とは逆の他方向へ送られ、高画素数で画像が読み
取られる。各スキャンでは、光源15の各色LED15
R,15G, 15B,15IRが色毎にオンされて、各
色順次でR,G,B,IRの各スキャン画像データが得
られる。
【0023】画像処理装置12は、読み取った撮影コマ
画像のプリントを行うために、R,G,Bの各画像デー
タに対して各種の補正等の画像処理を行う。まず、IR
画像データにおいて出力がしきい値を下回っている画素
を、塵埃の付着や傷等のある不適正画素として検出す
る。これに基づいて、R,G,Bの各画像データの不適
正画素に該当する画素を補間などによって補正する。こ
れにより、画像読取時の写真フィルム21に付着した塵
埃や傷等によるプリント品質の低下を回避することがで
きる。
【0024】次に、フィルムキャリア17の図示しない
データ読取部で読み取ったアスペクト情報に基づくトリ
ミング、所定サイズに拡大する電子変倍処理、トーン処
理、シャープネス処理等の画像処理が行われる。画像処
理が完了したR,G,Bの各画像データは、オペレータ
が確認できるように仕上がり画像としてモニタ45にシ
ミュレート表示される。オペレータは、モニタ画面を観
察して問題がなければプリントキー(図示せず)を操作
してプリントを指示する。これにより、画像処理が完了
したR,G,Bの各画像データはR,G,Bの各出力画
像データとして画像出力装置13に送られる。以下、同
様にして各撮影コマ画像の画像処理等が行われる。
【0025】画像出力装置13は、レーザプリント部4
7とプロセサ部48とから構成される。レーザプリント
部47は、R,G,Bのレーザ光源及び変調部を備えて
いる。変調部では、画像処理装置12から送られてきた
R,G,Bの各出力画像データに基づいてレーザ光源か
らの各色レーザ光を変調し、この変調したレーザ光によ
りカラーペーパーを走査露光して、画像(潜像)をカラ
ーペーパーに記録する。プロセサ部48は、走査露光済
みのカラーペーパーに対して発色現像、漂白定着、水
洗、乾燥の各処理を行う。このようにして、写真フィル
ム21に記録された撮影コマから写真プリントが得られ
る。
【0026】図3は、画像信号補正部42の機能ブロッ
ク図を示している。画像信号補正部42は、補正データ
採取部50、補正データ演算部51、データ書き込み部
52、メモリ(RAM:Random Access Memory)53、
ハードディスク54、データ書き換え部55、シェーデ
ィング補正部56を備えており、システムコントローラ
36内にソフト的に構成されている。この画像信号補正
部42によって、シェーディング補正が行われる。な
お、画像信号補正部42はシステムコントローラ36と
は別個の独立した装置(ハードウェア)から構成しても
よい。
【0027】補正データ採取部50は、システムコント
ローラ36のキーボード36aを操作して、シェーディ
ング補正データ採取モードが選択されたときに、図2に
示すように、写真フィルム21が無い状態でCCDセン
サ19による画像読取(光源像の読取)を主要な各倍率
においてそれぞれ行うことで、全画素の画像信号を得
る。なお、キーボード36aによる操作の他に、始業時
の電源投入時に、自動的にシェーディング補正データ採
取モードに入るように設定してもよい。
【0028】補正データ演算部51は、ある画素の画像
信号、例えば最低濃度(最高出力)の画素の画像信号を
基準として、得られた画像信号が、全画素共に同じ濃度
の画像信号となるような補正係数Cを各画素毎に算出
し、これをシェーディング補正データCnm(n列m
行)とする。
【0029】本実施形態では、135タイプの写真フィ
ルム21のフルサイズの場合に、0.43倍、0.6
倍、0.65倍、0.72倍、0.82倍の5つの倍率
において、R,G,B,IRの4色について、320万
画素分のシェーディング補正データを求める。そして、
この135タイプのシェーディング補正データをIX2
40タイプの写真フィルムにも用い、兼用する。なお、
0.43倍は135タイプフィルムのプレスキャン時
に、また0.6倍は同フィルムのファインスキャン時に
それぞれ使用し、0.65倍はIX240タイプフィル
ムのプレスキャン時に、0.72倍は同フィルムのファ
インスキャン時にそれぞれ使用する。また、0.82倍
は、センタトリミング時に使用する。
【0030】なお、320万画素の全ての画素につい
て、シェーディング補正データを求めると、補正データ
の総数が増えるため、本実施形態では、主走査方向で隣
接する4つの画素を1まとまりとしてグループ化し、こ
のグループ化した画素群に対してシェーディング補正デ
ータを得る。このため、320万画素の1/4である8
0万画素分のシェーディング補正データとなり、メモリ
容量を増やすことなく、多くの倍率におけるシェーディ
ング補正データを記憶することができる。なお、グルー
プ化の個数やそのエリア形状は上記の「1×4」のもの
に限られず、種々の態様が可能である。
【0031】また、ブローニータイプの写真フィルム
(120タイプ,220タイプ)では、0.27倍、
0.31倍、0.39倍、0.5倍、0.7倍、0.8
2倍の6つの倍率において、R,G,B,IRの4色に
ついて、同様にして80万画素分のシェーディング補正
データを求める。なお、0.27倍はブローニー全タイ
プのプレスキャン、ファインスキャンに使用し、それ以
外の倍率はセンタトリミング時に使用する。
【0032】データ書き込み部52は、求めたシェーデ
ィング補正データを、使用頻度に応じた優先順位で、優
先順位の高いものからメモリ53に記憶する。また、メ
モリ53の書き込みエリアが補正データでほぼ満たさ
れ、次の倍率の補正データを書き込むエリアが無くなっ
た場合には、ハードディスク54の所定の領域に残りの
シェーディング補正データを書き込む。
【0033】本実施形態では、メモリ53の容量が12
8Mバイトであり、1つの倍率におけるシェーディング
補正データとして約16Mバイトを用いるため、図4に
示すように、8種類の倍率における補正データがメモリ
53に格納可能になる。残りの倍率における補正データ
はハードディスク54に記憶される。そして、135タ
イプの各倍率におけるシェーディング補正データが使用
頻度が高いため、これら5つのシェーディング補正デー
タがメモリ53に格納される。また、残りの3つのシェ
ーディング補正データはブローニータイプの中でも使用
頻度の高い、例えば0.27倍、0.39倍、0.82
倍のものがメモリ53に格納される。そして、残りのシ
ェーディング補正データは、ハードディスク54の所定
領域に書き込まれる。
【0034】データ書き換え部55では、使用頻度が低
いためハードディスク54に書き込まれている倍率で画
像を読み取る場合に、メモリ53に書き込まれているシ
ェーディング補正データ中で、使用頻度が最も低いもの
のデータをハードディスク54の所定の空き領域54a
に書き込んだ後に、この使用頻度が低いデータが記憶さ
れていたメモリ53の所定領域53aに、次の読取で用
いる倍率のシェーディング補正データを書き込む。これ
によりデータの書き換えが行われる。
【0035】シェーディング補正部56では、CCDセ
ンサ19から出力された画像信号に対して、対応する画
素の補正データを乗じることで補正する。この補正後の
画像データは画像処理装置12に送られる。このように
メモリ53に格納されたシェーディング補正データを用
いて画像信号を補正するので、ハードディスク54等に
書き込んだ補正データを各画素毎にその都度、読み込む
必要がなく、迅速な処理が可能になる。
【0036】上記実施形態では、メモリ53に8種類の
補正データが書き込まれる場合に、メモリ53に書き込
まれている使用頻度の最も低い補正データを、次に使用
する倍率であってメモリ53に書き込まれていないもの
と書き換えるようにしたが、これに代えて、図示は省略
したが、8番目の記憶領域には何も書き込むことなく、
ハードディスク54に書き込まれた補正データ専用の書
き込みエリアとして使用してもよい。
【0037】次に、図5〜図7のフローチャートを参照
して上記構成の作用を説明する。始業時に電源が投入さ
れた後に、シェーディング補正データの採取モードに入
る。このシェーディング補正データの採取モードでは、
図5に示すように、各画素のシェーディング補正データ
が求められる。まず、図2に示すように、フィルムキャ
リア17には、写真フィルム21はセットされることが
なく、例えば135タイプフィルム用のフィルムキャリ
ア17のマスク33,34がセットされた状態で、撮像
が行われる。そして、補正データ採取部50では、撮像
部20の倍率を変更する信号を出力し、倍率を4.3倍
にセットする。この状態で、R,G,B,IRの各LE
D15R,15G,15B,15IRを順次に駆動して
発光させ、各色毎の画像信号を得る。
【0038】補正データ演算部51では、得られた各色
毎の画像信号に基づき前述したように各色毎のシェーデ
ィング補正データを求める。このシェーディング補正デ
ータは、各倍率毎に1まとまりにされて、データ書き込
み部52に送られる。データ書き込み部52では、使用
頻度に応じて使用頻度が高い倍率の補正データの場合
に、これをメモリ53に書き込む。また、使用頻度が低
い倍率の補正データの場合には、ハードディスク54の
所定領域に書き込む。なお、本実施形態では、135タ
イプの5種類の倍率は全て使用頻度が高いため、これら
は実際にはメモリ53に書き込まれる。次に、拡散ボッ
クスを135タイプのものから120用のものに替える
とともに、フィルムキャリアも120用のものに替え
る。そして、使用する倍率における画像信号を得て、こ
れに基づきシェーディング補正データを同様にして演算
する。
【0039】このようにしてメモリ53には、シェーデ
ィング補正データが使用頻度の高い順に記憶される。ま
た、メモリ53に書き込むことができなかったそれ以外
のシェーディング補正データはハードディスク54の所
定領域に書き込まれる。全ての使用倍率におけるシェー
ディング補正データの演算を完了すると、シェーディン
グ補正データ採取モードを終了する。
【0040】画像読取では、フィルムキャリア17に写
真フィルム21をセットして、各撮影コマを撮像する。
このとき、図6(A)に示すように、撮像部20の読取
倍率に応じて、用いるシェーディング補正データが決定
され、このシェーディング補正データに基づき、CCD
センサ19からの画像信号がシェーディング補正部56
でシェーディング補正される。用いるシェーディング補
正データがメモリ53に書き込まれている場合には、こ
のメモリ53に書き込まれているシェーディング補正デ
ータを用いてシェーディング補正が行われる。また、該
当する読取倍率のシェーディング補正データがメモリ5
3に書き込まれていない場合には、ハードディスク54
内の該当するデータが読み出される。そして、この読み
出したシェーディング補正データと、メモリ53内に書
き込まれている最も使用頻度の低いシェーディング補正
データとが入れ替えられる。
【0041】また読取倍率が、メモリ53及びハードデ
ィスク54に記憶したものの中に無い場合には、最も近
い倍率が検索され、この最も近い倍率のシェーディング
補正データを用いてシェーディング補正される。このと
き、該当するシェーディング補正データがメモリ53に
ある場合には、これを用いてシェーディング補正され
る。また、該当するシェーディング補正データが無い場
合には、上記したように該当データの入れ替えが行われ
る。これにより、シェーディング補正データを再度採取
する必要がなく、迅速に画像読み取りが行える。しか
も、最も近い倍率のシェーディング補正データを用いる
ので、ほぼ適正にシェーディング補正することができ
る。
【0042】画像の読み取りは、プレスキャンとファイ
ンスキャンとにより行われ、プレスキャンデータに基づ
きファインスキャン時の読み取り条件が決定される。プ
レスキャンとファインスキャンとには、一括と個別との
二つの読取方法があるが、いずれの方法を採用してもよ
い。一括方法では、写真フィルムを一方向に送り、各撮
影コマを順次プレスキャンする。次に、写真フィルムを
他方向または一旦戻した後に一方向に送り、各撮影コマ
を順次ファインスキャンする。また、個別方式では、読
み取り位置に各撮影コマを順次セットし、プレスキャン
の次にファインスキャンを行う。
【0043】画像処理装置12は、IR画像データから
塵埃の付着や傷等のある不適正画素を検出し、R,G,
Bの各画像データにおいて該当する画素の補正を行う。
続いて、トリミング、電子変倍処理、トーン処理、シャ
ープネス処理等の画像処理を行って、モニタ45に仕上
がり画像をシミュレート表示する。
【0044】オペレータは、このモニタ45の画面を観
察して問題がなければプリントキーを操作してプリント
を指示する。ここで、濃度や色を補正したい場合には、
対応する補正キーを操作して補正値を入力する。補正値
が入力されると、その補正値に応じて仕上がり画像が修
正され、モニタ45に再度シミュレート表示される。プ
リントキーが操作されると、R,G,Bの各出力画像デ
ータが画像出力装置13に送られる。以下、同様にして
各撮影コマの画像処理等が行われる。
【0045】画像出力装置13は、画像処理装置12か
ら送られてきた各撮影コマ画像のR,G,Bの各出力画
像データに基づいて、レーザプリント部47でカラーペ
ーパーに走査露光し、プロセサ部48でカラーペーパー
の現像処理をする。
【0046】なお、図6(A)に示すように、メモリ5
3とハードディスク54とに記憶されていない倍率で画
像を読み取る際には、記憶されているシェーディング補
正データのうち、最も近い倍率のシェーディング補正デ
ータを用いて画像を読み取ったが、この最も近い倍率の
シェーディング補正データを用いる代わりに、図6
(B)に示すように、隣の倍率のシェーディング補正デ
ータ、特に高倍率側のものを用いてもよい。隣の倍率の
シェーディング補正データのうち、その低倍率側のもの
を用いると、シェーディング補正データがケラレてしま
うことがあるため、高倍率側の隣の倍率のものを用いる
ことが好ましい。
【0047】また、シェーディング補正時に用いた原稿
読み取り用のマスクの開口サイズよりも大きいマスクを
再度取り付けた場合で、この大きいマスクについてシェ
ーディング補正データを採取していない時には、シェー
ディング補正データを採取する。例えば135タイプの
フルサイズ用にシェーディング補正データを採取した状
態で、6×9サイズの画像読み取りを行おうとする場合
には、開口サイズが大きいマスクに変更されるため、照
明エリアが拡大されることになる。このため、シェーデ
ィング補正データの内容が変わるので、6×9サイズに
ついてシェーディング補正データを採取していない場合
には、このサイズにおける各倍率でのシェーディング補
正データを採取する。逆に、6×9サイズから135サ
イズのマスクに変更した場合には、照明エリアが小さく
なり、先の照明エリアに包含されているので、先のシェ
ーディング補正データの対応する部分を用いることがで
き、再度シェーディング補正データを採取する必要はな
い。
【0048】なお、次に使用する倍率の補正データであ
ってメモリ53に書き込まれていないものと入れ替える
対象の補正データとして、使用頻度の最も低い補正デー
タを選択したが、これに代えてまたはこれに加えて、図
7に示すように、オペレータによる倍率指定情報、注文
情報、プレスキャンデータに基づき、メモリ53とハー
ドディスク54との間で補正データを入れ替えてもよ
い。オペレータによる倍率指定情報はキーボード36a
(図3参照)を用いて入力され、これにより、次の読取
作業等で用いる予定のない補正データがハードディスク
54に書き込まれる。また、注文情報がシステムコント
ローラ36に入力されている場合には、次の読取作業で
用いる予定のある補正データはメモリ53内に残され、
用いる予定のない補正データがメモリ53からハードデ
ィスク54へ移される。更に、プレスキャンデータがシ
ステムコントローラ36に入力される場合で、例えば読
取対象コマ中にパノラマサイズコマが入っていることが
判っているときには、このパノラマサイズの読取倍率の
補正データがメモリ53内に残され、用いる予定の無い
補正データがメモリ53からハードディスク54に移さ
れる。なお、図7では、オペレータによる倍率指定情
報、注文情報、プレスキャンデータに基づき補正データ
を入れ替えたが、これらの1つ情報に基づき補正データ
を入れ替えてもよい。
【0049】上記実施形態では、図2に示すように、シ
ェーディング補正データを求めるために、写真フィルム
21をフィルムキャリア17から外した状態で画像を読
み取るようにしたが、この他に、ベース濃度のみの写真
フィルム、いわゆる素元ネガフィルム60をフィルムキ
ャリア17にセットして画像信号を得て、これに基づき
シェーディング補正データを求めてもよい。また、素元
ネガフィルム60に代えて、NDフィルタや色フィルタ
等の均一な濃度や色を有するフィルタ部材61を用いて
もよい。
【0050】上記実施形態では、図3に示すように、メ
モリ53に記憶しきれない補正データをハードディスク
54に記憶したが、この記憶媒体としては、ハードディ
スクに限らず、書換えが可能なCD65、DVD66、
MO67、各種形態のメモリカード類68(スマートメ
ディア,メモリスティック,ICカード等)のような多
様な記憶媒体が利用可能である。この場合には、これら
記憶媒体65〜68のドライバ(駆動装置)70〜73
を設けて、これらドライバ70〜73を介してメモリ5
3に記憶しきれない補正データを記憶する。
【0051】上記実施形態では結像レンズとして固定焦
点レンズを用いたが、これに代えて、ズームレンズや、
ターレット方式やレンズ着脱方式の結像レンズを用いる
場合に、本発明を適用してもよい。また、上記実施形態
におけるフィルム種類や倍率の組み合わせに本発明は限
定されるものではなく、種々の組み合わせが可能であ
る。
【0052】上記実施形態では画像原稿として写真フィ
ルムを用いたが、この他に図8に示すように、反射原稿
80の画像を読み取る画像読取装置81に本発明を適用
してもよい。この場合には、反射原稿80を原稿台82
に載せて、光源ユニット83により反射原稿80を照明
する。この反射原稿80からの反射光をレンズユニット
84を介してCCDセンサ85に結像させる。そして、
レンズユニット84の読取倍率毎にシェーディング補正
データを採取し、これを上記実施形態と同じように、メ
モリ及びハードディスクに分けて記憶する。画像を読み
取る時には、該当するシェーディング補正データを用い
てシェーディング補正する。メモリに該当のシェーディ
ング補正データが無い場合には、ハードディスクから対
応するシェーディング補正データを読み出して、これを
メモリに書き込んで使用する。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、倍率調整可能な結像レ
ンズを用いて画像原稿の透過光または反射光をイメージ
センサに結像し、光電的に読み取る画像読取装置におい
て、シェーディング補正データを第1の記憶媒体と第2
の記憶媒体とに各倍率毎に分けて記憶し、前記イメージ
センサの出力に対して前記第1の記憶媒体に書き込んだ
シェーディング補正データを用いてシェーディング補正
を行い、前記第1の記憶媒体に書き込まれていない倍率
での画像読取が選択されたときに、シェーディング補正
データ書き込み手段により、該当する倍率のシェーディ
ング補正データを前記第2の記憶媒体から読み出して前
記第1の記憶媒体に書き込むから、多数のシェーディン
グ補正データを記憶しつつ、迅速なシェーディング補正
を行うことができる。したがって、精度のよいシェーデ
ィング補正が可能になる。また、前記第1の記憶媒体を
RAMとし、第2の記憶媒体をハードディスク、CD、
DVD、MO、メモリカード類のいずれかとすることに
より、RAM容量が少ない場合でも、効率よくシェーデ
ィング補正が行える。さらに、データ採取手段により画
像読取に使用する結像レンズの各倍率でシェーディング
補正データを採取し、この採取したシェーディング補正
データを第1及び第2記憶媒体に記憶することにより、
マスクや光源等による照明条件が変わっても、新たに最
新のシェーディング補正データを得ることができる。
【0054】使用頻度の低い倍率のシェーディング補正
データを前記第1の記憶媒体に書き込むときには、予め
書き込んであるシェーディング補正データのうち、最も
使用頻度の低い倍率のシェーディング補正データと入れ
替えることにより、使用頻度の高いものを第1の記憶媒
体に残すことができ、シェーディング補正を効率良く行
うことができる。また、使用頻度に応じてシェーディン
グ補正データを選択し入れ替える代わりに、オペレータ
の指示、注文情報、プレスキャンデータなどに応じて選
択し入れ替えてもよく、この場合にも補正データの入れ
替え回数を少なくすることができ、効率のよいシェーデ
ィング補正が可能になる。さらに、第1及び第2の記憶
媒体とに記憶されていない倍率で画像を読み取る際に
は、記憶されているシェーディング補正データのうち、
読取倍率に最も近い倍率のシェーディング補正データ
や、読取倍率に隣り合う高倍率側の倍率のシェーディン
グ補正データ等を用いて画像を読み取ることにより、再
度シェーディング補正データを採取する必要がなく、ほ
ぼ精度のよいシェーディング補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデジタルラボシステムの構成
を示すブロック図である。
【図2】シェーディング補正データを採取するときの読
取光学系を示す概略図である。
【図3】画像信号補正部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】メモリとハードディスクとに書き込んだシェー
ディング補正データの書き換えを示す説明図である。
【図5】シェーディング補正データを採取するときの処
理手順を示すフローチャートである。
【図6】画像読取時のシェーディング補正の処理手順を
示すフローチャートである。
【図7】メモリとハードディスクとの間でのシェーディ
ング補正データの入れ替えの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】反射原稿の画像読取装置を示す概略図である。
【符号の説明】
10 デジタルラボシステム 15 光源 17 フィルムキャリア 18 レンズユニット 19 CCDセンサ 20 撮像部 42 画像信号補正部 53 メモリ 54 ハードディスク 60 素元ネガフィルム 61 フィルタ部材 65 CD 66 DVD 67 MO 68 メモリカード類 70〜73 ドライバ 80 反射原稿 81 画像読取装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/04 H04N 1/40 101A Fターム(参考) 5B047 AA01 BB04 CB09 CB10 DA04 EA01 5C022 AA13 AB13 AB15 AC42 AC54 AC55 AC69 CA07 5C052 AA01 AA16 DD02 DD04 5C065 AA03 BB06 BB41 CC08 DD01 EE12 EE17 FF05 GG13 GG29 5C077 LL01 MM03 MP01 MP08 PP08 PP32 PP43 PP58 PQ03 PQ08 PQ12 PQ22

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像原稿の透過光または反射光を倍率調
    整可能な結像レンズでイメージセンサに結像し、光電的
    に読み取る画像読取装置において、 前記結像レンズにおける各倍率でのシェーディング補正
    データのうち、少なくとも1つの倍率のシェーディング
    補正データを記憶する第1の記憶媒体と、 前記第1の記憶媒体に記憶した以外の倍率のシェーディ
    ング補正データを記憶する第2の記憶媒体と、 前記イメージセンサの出力に対して前記第1の記憶媒体
    に書き込んだシェーディング補正データを用いてシェー
    ディング補正を行うシェーディング補正手段と、 前記第1の記憶媒体に書き込まれていない倍率での画像
    読取が選択されたときに、該当する倍率のシェーディン
    グ補正データを前記第2の記憶媒体から読み出して前記
    第1の記憶媒体に書き込むシェーディング補正データ書
    き込み手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の記憶媒体はRAMであり、第
    2の記憶媒体はハードディスク、CD、DVD、MO、
    メモリカード類のいずれかであることを特徴とする請求
    項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記画像原稿を照明する光源を備え、こ
    の光源で照明された前記画像の透過光または反射光を前
    記結像レンズでイメージセンサに結像することを特徴と
    する請求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記結像レンズで画像読取に使用する各
    倍率でのシェーディング補正データを採取するデータ採
    取手段を備え、このデータ採取手段で採取したシェーデ
    ィング補正データを前記第1及び第2の記憶媒体に書き
    込むことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記
    載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記データ採取手段は、画像原稿の無い
    状態で、またはベース濃度のみの画像原稿をセットした
    状態で、または濃度が均一なフィルタをセットした状態
    で、前記光源からの透過光または反射光を撮像して画像
    信号を得て、この画像信号からシェーディング補正デー
    タを求めることを特徴とする請求項4記載の画像読取装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第2の記憶媒体からシェーディング
    補正データを前記第1の記憶媒体に書き込むときには、
    前記第1の記憶媒体に予め書き込んであるシェーディン
    グ補正データを使用頻度に応じて選択し入れ替えること
    を特徴とする請求項1ないし5いずれか1つ記載の画像
    読取装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の記憶媒体からシェーディング
    補正データを前記第1の記憶媒体に書き込むときには、
    前記第1の記憶媒体に予め書き込んであるシェーディン
    グ補正データをオペレータの指示に応じて選択し入れ替
    えることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1つ記
    載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の記憶媒体からシェーディング
    補正データを前記第1の記憶媒体に書き込むときには、
    前記第1の記憶媒体に予め書き込んであるシェーディン
    グ補正データを注文情報に応じて選択し入れ替えること
    を特徴とする請求項1ないし5いずれか1つ記載の画像
    読取装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の記憶媒体からシェーディング
    補正データを前記第1の記憶媒体に書き込むときには、
    前記第1の記憶媒体に予め書き込んであるシェーディン
    グ補正データをプレスキャンデータに応じて選択し入れ
    替えることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1つ
    記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記第1記憶媒体と前記第2記憶媒体
    とに記憶されていない倍率で画像を読み取る際には、記
    憶されているシェーディング補正データのうち、最も近
    い倍率のシェーディング補正データを用いて画像を読み
    取ることを特徴とする請求項1ないし9いずれか1つ記
    載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記第1記憶媒体と前記第2記憶媒体
    とに記憶されていない倍率で画像を読み取る際には、記
    憶されているシェーディング補正データのうち、隣の倍
    率のシェーディング補正データを用いて画像を読み取る
    ことを特徴とする請求項1ないし9いずれか1つ記載の
    画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記隣の倍率のシェーディング補正デ
    ータは高倍率側のものであることを特徴とする請求項1
    1記載の画像読取装置。
  13. 【請求項13】 前記画像原稿は画像が記録された写真
    フィルムであり、この写真フィルムの透過光を前記結像
    レンズでイメージセンサに結像することを特徴とする請
    求項1ないし12いずれか1つ記載の画像読取装置。
  14. 【請求項14】 前記シェーディング補正データの採取
    の際に、画像読取時のマスクを用い、 前記マスクを変更する場合で、シェーディング補正デー
    タの採取の際のマスクの開口サイズよりも大きいサイズ
    を有するマスクの場合に、前記シェーディング補正デー
    タを新たなマスクを用いて採取することを特徴とする請
    求項13記載の画像読取装置。
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