JPH06266890A - エンボス文字認識装置 - Google Patents
エンボス文字認識装置Info
- Publication number
- JPH06266890A JPH06266890A JP5056950A JP5695093A JPH06266890A JP H06266890 A JPH06266890 A JP H06266890A JP 5056950 A JP5056950 A JP 5056950A JP 5695093 A JP5695093 A JP 5695093A JP H06266890 A JPH06266890 A JP H06266890A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンボス文字認識率を向上させる。
【構成】 カードを斜め上方複数方向から順次照明する
ための照明手段と、照明されるカードの上方に配置され
た読み取り手段と、読み取った画像データを画像処理す
る画像処理手段と、画像処理した画像データと予め登録
したフォントデータとを比較してエンボス文字を特定す
る演算処理手段とを備え、前記照明手段によりカードを
各方向から順次照明してエンボス文字を読み取り、読み
取った画像データを画像処理し、フォントデータと比較
して文字を特定することを特徴とする。
ための照明手段と、照明されるカードの上方に配置され
た読み取り手段と、読み取った画像データを画像処理す
る画像処理手段と、画像処理した画像データと予め登録
したフォントデータとを比較してエンボス文字を特定す
る演算処理手段とを備え、前記照明手段によりカードを
各方向から順次照明してエンボス文字を読み取り、読み
取った画像データを画像処理し、フォントデータと比較
して文字を特定することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気カード、ＩＣカー
ド、社員カード、クレジットカード等各種カード類に使
用されているエンボス文字を読み取るためのエンボス文
字認識装置に関する。
ド、社員カード、クレジットカード等各種カード類に使
用されているエンボス文字を読み取るためのエンボス文
字認識装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、カード類に使用されているエンボ
ス文字を光学的に読み取ることが行われている。この方
法は、カードに付されている地紋等印刷の影響を避ける
ために、図６に示すように、カード搬送に応じて動くゴ
ムベルト３をカード１のエンボス文字部分２に押しつ
け、エンボス文字の形に浮き上がったゴムベルトを１方
向から照明装置４で照明し、上方から光学センサ５で読
み取るものである。
ス文字を光学的に読み取ることが行われている。この方
法は、カードに付されている地紋等印刷の影響を避ける
ために、図６に示すように、カード搬送に応じて動くゴ
ムベルト３をカード１のエンボス文字部分２に押しつ
け、エンボス文字の形に浮き上がったゴムベルトを１方
向から照明装置４で照明し、上方から光学センサ５で読
み取るものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図６に
示す従来の方法では、エンボス文字の認識率が９０％程
度であり、文字によっては誤読してしまう場合があっ
た。
示す従来の方法では、エンボス文字の認識率が９０％程
度であり、文字によっては誤読してしまう場合があっ
た。
【０００４】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、エンボス文字の誤読の可能性を無くし、エンボス文
字認識率を１００％にすることができるエンボス文字認
識装置を提供することを目的とする。
で、エンボス文字の誤読の可能性を無くし、エンボス文
字認識率を１００％にすることができるエンボス文字認
識装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のエンボス文字認
識装置は、カードを斜め上方複数方向から順次照明する
ための照明手段と、照明されるカードの上方に配置され
た読み取り手段と、読み取った画像データを画像処理す
る画像処理手段と、画像処理した画像データと予め登録
したフォントデータとを比較してエンボス文字を特定す
る演算処理手段とを備え、前記照明手段によりカードを
各方向から順次照明してエンボス文字を読み取り、読み
取った画像データを画像処理し、フォントデータと比較
して文字を特定することを特徴とする。また、本発明
は、照明手段は４つの照明装置と、照明装置を駆動制御
する照明コントローラとからなり、照明コントローラに
より４つの照明装置を順次切り替えてカードを照明する
ことを特徴とする。また、本発明は、画像処理手段は、
読み取った画像データを２値化処理し、各方向から照明
した時の画像データを論理和により合成することを特徴
とする。
識装置は、カードを斜め上方複数方向から順次照明する
ための照明手段と、照明されるカードの上方に配置され
た読み取り手段と、読み取った画像データを画像処理す
る画像処理手段と、画像処理した画像データと予め登録
したフォントデータとを比較してエンボス文字を特定す
る演算処理手段とを備え、前記照明手段によりカードを
各方向から順次照明してエンボス文字を読み取り、読み
取った画像データを画像処理し、フォントデータと比較
して文字を特定することを特徴とする。また、本発明
は、照明手段は４つの照明装置と、照明装置を駆動制御
する照明コントローラとからなり、照明コントローラに
より４つの照明装置を順次切り替えてカードを照明する
ことを特徴とする。また、本発明は、画像処理手段は、
読み取った画像データを２値化処理し、各方向から照明
した時の画像データを論理和により合成することを特徴
とする。
【０００６】
【作用】本発明はカードを異なる複数の方向から順次照
明し、各方向からの照明時のエンボス文字を読み取る
と、エンボス文字は照明の方向によって陰影及び反射が
異なってくる。そこで、この陰影又は反射画像を読み取
って画像処理し、各方向からの照明時のデータの論理和
をとると文字の輪郭部分のみを抽出した画像が得られ、
これと予め登録したフォントデータとを比較すると、１
方向からの照明では判別できないエンボス文字も正確に
認識することができ、エンボス文字の誤読の可能性を無
くし、エンボス文字認識率を１００％にすることが可能
となる。
明し、各方向からの照明時のエンボス文字を読み取る
と、エンボス文字は照明の方向によって陰影及び反射が
異なってくる。そこで、この陰影又は反射画像を読み取
って画像処理し、各方向からの照明時のデータの論理和
をとると文字の輪郭部分のみを抽出した画像が得られ、
これと予め登録したフォントデータとを比較すると、１
方向からの照明では判別できないエンボス文字も正確に
認識することができ、エンボス文字の誤読の可能性を無
くし、エンボス文字認識率を１００％にすることが可能
となる。
【０００７】
【実施例】図１は本発明のエンボス文字認識装置の照明
方法を説明する図、図２はエンボス文字認識装置の構成
を示す図、図３は各照明により得られる画像を示す図、
図４は図３の画像を２値化処理した図、図５は読み取っ
たエンボス文字を示す図である。図中、１はカード、２
はエンボス部、４は照明装置、１０はスタンド、１１は
台、１２はＣＣＤカメラ、１３は画像処理装置、１４は
照明コントローラ、１５はホストコンピュータである。
方法を説明する図、図２はエンボス文字認識装置の構成
を示す図、図３は各照明により得られる画像を示す図、
図４は図３の画像を２値化処理した図、図５は読み取っ
たエンボス文字を示す図である。図中、１はカード、２
はエンボス部、４は照明装置、１０はスタンド、１１は
台、１２はＣＣＤカメラ、１３は画像処理装置、１４は
照明コントローラ、１５はホストコンピュータである。
【０００８】図１に示すように、エンボス部２が形成さ
れているカード１に対して、斜め上方４方向から照明装
置Ａ〜Ｄによって照明できるようになっており、図２に
示すように、台１１に載せられたカード１に対して、照
明コントローラ１４で照明を順次切り換えて照明する。
各照明によって照明されたカードのエンボス文字は、照
明方向に応じた特有の陰影及び反射を呈し、これをその
上方に配置されたＣＣＤカメラ１２で読み取り、読み取
った画像データは画像処理装置１３で２値化処理等の処
理が行われる。２値化処理に際しては、カードに付され
た地紋等印刷の影響を受けないように、予めエンボスが
形成されていないカード表面を読んで画像濃度ヒストグ
ラムを作成し、地紋がカットされるようなしきい値を設
定するか、あるいは地紋のシェーディング画像を作成し
て、読み取った画像からシェーディング画像を除くよう
にすればよい。こうして２値化処理された画像データは
ホストコンピュータ１５で文字認識されるとともに、表
示される。ホストコンピュータ１５には、あらかじめ認
識すべきフォントデータが登録されており、読み取った
画像と登録されたフォントデータとの比較を行う。この
比較は、読み取った画像の文字特有の特徴量、及びパタ
ーンマッチングを行って文字を特定するものであり、こ
の比較により文字が認識される。
れているカード１に対して、斜め上方４方向から照明装
置Ａ〜Ｄによって照明できるようになっており、図２に
示すように、台１１に載せられたカード１に対して、照
明コントローラ１４で照明を順次切り換えて照明する。
各照明によって照明されたカードのエンボス文字は、照
明方向に応じた特有の陰影及び反射を呈し、これをその
上方に配置されたＣＣＤカメラ１２で読み取り、読み取
った画像データは画像処理装置１３で２値化処理等の処
理が行われる。２値化処理に際しては、カードに付され
た地紋等印刷の影響を受けないように、予めエンボスが
形成されていないカード表面を読んで画像濃度ヒストグ
ラムを作成し、地紋がカットされるようなしきい値を設
定するか、あるいは地紋のシェーディング画像を作成し
て、読み取った画像からシェーディング画像を除くよう
にすればよい。こうして２値化処理された画像データは
ホストコンピュータ１５で文字認識されるとともに、表
示される。ホストコンピュータ１５には、あらかじめ認
識すべきフォントデータが登録されており、読み取った
画像と登録されたフォントデータとの比較を行う。この
比較は、読み取った画像の文字特有の特徴量、及びパタ
ーンマッチングを行って文字を特定するものであり、こ
の比較により文字が認識される。
【０００９】いま、エンボス文字が数字の「５」であっ
たとき、４つの照明装置Ａ〜Ｄにより順次照明して文字
を上方からみると、数字「５」は図３（ａ）〜（ｄ）の
ように照明によって異なる箇所に陰影が生じた画像とな
る。ＣＣＤカメラ１２でこれを読み取って２値化処理
し、濃度の濃い部分（暗い領域）を抜き出すと図４
（ａ）〜（ｄ）のような画像となる。図４（ａ）〜
（ｄ）の各画像では何を意味しているのか明確でない
が、図４（ａ）〜（ｄ）の２値化画像データの論理和を
とると、図５のような文字の輪郭部分のみを抽出した画
像が得られるので、前述したようにフォントデータとの
比較により、数字「５」が特定される。
たとき、４つの照明装置Ａ〜Ｄにより順次照明して文字
を上方からみると、数字「５」は図３（ａ）〜（ｄ）の
ように照明によって異なる箇所に陰影が生じた画像とな
る。ＣＣＤカメラ１２でこれを読み取って２値化処理
し、濃度の濃い部分（暗い領域）を抜き出すと図４
（ａ）〜（ｄ）のような画像となる。図４（ａ）〜
（ｄ）の各画像では何を意味しているのか明確でない
が、図４（ａ）〜（ｄ）の２値化画像データの論理和を
とると、図５のような文字の輪郭部分のみを抽出した画
像が得られるので、前述したようにフォントデータとの
比較により、数字「５」が特定される。
【００１０】なお、上記実施例では陰影部を読み取り、
読み取った陰影部データを合成してエンボス文字を認識
するようにしたが、陰影部を読み取るのではなく、反射
によって生じる明るい部分を読み取り、明部データを合
成してエンボス文字画像を得るようにしてもよい。
読み取った陰影部データを合成してエンボス文字を認識
するようにしたが、陰影部を読み取るのではなく、反射
によって生じる明るい部分を読み取り、明部データを合
成してエンボス文字画像を得るようにしてもよい。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、１方向か
らの照明では判別できないエンボス文字も正確に認識す
ることができ、エンボス文字の誤読の可能性を無くし、
エンボス文字認識率を１００％にすることが可能とな
る。
らの照明では判別できないエンボス文字も正確に認識す
ることができ、エンボス文字の誤読の可能性を無くし、
エンボス文字認識率を１００％にすることが可能とな
る。
【図１】 本発明のエンボス文字読み取りのための照明
方法を説明する図である。
方法を説明する図である。
【図２】 エンボス文字認識装置の構成を示す図であ
る。
る。
【図３】 各照明により得られる画像を示す図である。
【図４】 図３の画像を２値化処理した図である。
【図５】 読み取ったエンボス文字を示す図である。
【図６】 従来のエンボス文字読み取り方法を説明する
図である。
図である。
１…カード、２…エンボス部、４…照明装置、１０…ス
タンド、１１…台、１２…ＣＣＤカメラ、１３…画像処
理装置、１４…照明コントローラ、１５…ホストコンピ
ュータ。
タンド、１１…台、１２…ＣＣＤカメラ、１３…画像処
理装置、１４…照明コントローラ、１５…ホストコンピ
ュータ。
Claims (3)
- 【請求項１】 カードを斜め上方複数方向から順次照明
するための照明手段と、照明されるカードの上方に配置
された読み取り手段と、読み取った画像データを画像処
理する画像処理手段と、画像処理した画像データと予め
登録したフォントデータとを比較してエンボス文字を特
定する演算処理手段とを備え、前記照明手段によりカー
ドを各方向から順次照明してエンボス文字を読み取り、
読み取った画像データを画像処理し、フォントデータと
比較して文字を特定することを特徴とするエンボス文字
認識装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の装置において、前記照明
手段は４つの照明装置と、照明装置を駆動制御する照明
コントローラとからなり、照明コントローラにより４つ
の照明装置を順次切り替えてカードを照明することを特
徴とするエンボス文字認識装置。 - 【請求項３】 請求項１記載の装置において、前記画像
処理手段は、読み取った画像データを２値化処理し、各
方向から照明した時の画像データを論理和により合成す
ることを特徴とするエンボス文字認識装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5056950A JPH06266890A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | エンボス文字認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5056950A JPH06266890A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | エンボス文字認識装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06266890A true JPH06266890A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=13041833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5056950A Pending JPH06266890A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | エンボス文字認識装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06266890A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100496828B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2005-06-22 | 주식회사 포스코 | 시편번호 자동인식장치 및 방법 |
| JP2008527492A (ja) * | 2004-12-30 | 2008-07-24 | シンボル テクノロジーズ， インコーポレイテッド | 情報キャプチャイルミネーションのための方法および装置 |
| CN102470955A (zh) * | 2009-09-30 | 2012-05-23 | 大日本印刷株式会社 | 片材和容器 |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP5056950A patent/JPH06266890A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100496828B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2005-06-22 | 주식회사 포스코 | 시편번호 자동인식장치 및 방법 |
| JP2008527492A (ja) * | 2004-12-30 | 2008-07-24 | シンボル テクノロジーズ， インコーポレイテッド | 情報キャプチャイルミネーションのための方法および装置 |
| CN102470955A (zh) * | 2009-09-30 | 2012-05-23 | 大日本印刷株式会社 | 片材和容器 |
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