JPH06262439A - 放電加工機および放電加工方法 - Google Patents

放電加工機および放電加工方法

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JPH06262439A
JPH06262439A JP9899593A JP9899593A JPH06262439A JP H06262439 A JPH06262439 A JP H06262439A JP 9899593 A JP9899593 A JP 9899593A JP 9899593 A JP9899593 A JP 9899593A JP H06262439 A JPH06262439 A JP H06262439A
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JP
Japan
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work
data
machining
program
electrode
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JP9899593A
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English (en)
Inventor
Akio Hosaka
昭夫 保坂
Kazuo Nakamoto
一雄 中元
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Sodick Co Ltd
Original Assignee
Sodick Co Ltd
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 プログラムを作成することなく、最小のキー
操作でミスがなく、容易かつ迅速に連続した加工動作を
行なう。 【構成】 加工までに必要とされる操作(a)軸移動、
(b)座標セット、(c)電極1と被加工物2の位置決
め、(d)加工等の少なくとも3つ以上の作業に分類し
て作業を選択する手段40と、作業基準プログラムと変
数を記憶している第一記憶手段と、選択された操作に応
じて必要な諸データの要求を表示する表示装置20と、
要求されたデータを入力する入力手段30と、選択され
た作業と入力データを順次収納する第二の記憶手段と、
この収納データを順次呼出し、作業を実行させる制御手
段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、容易な操作で放電加
工を行なうことのできる制御装置を具備した放電加工
機、および容易な操作で放電加工を行なう放電加工方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】3次元形状の電極をZ軸に取り付け、被
加工物を加工テーブル上に載置し加工液を介して電極と
被加工物間で放電を発生させて被加工物を加工する、所
謂形彫り放電加工機があることはよく知られている。そ
して、このような形彫り放電加工機においても、一般の
工作機械と同様に数値制御化が進められている。
【0003】これは、形彫り放電加工においても、加工
品質の向上、高効率の加工を行なうため、放電加工条件
を荒加工から仕上げ加工に至るまで複数回変更するこ
と、加工穴の側面を仕上げるために電極と被加工物を相
対運動させて加工を行なうこと、さらには正確な電極と
加工物の位置関係を決定するための位置決め操作などが
要求されるからでもある。また、一つの金型上に複数の
加工箇所がある場合は、一つの加工が終了した後、次の
加工位置へと電極を移動、加工条件変更など数多くの操
作が必要となってくる。このため、形彫り放電加工機を
連続運転させ効率的に使用するためには数値制御化が必
要となり、多くの数値制御形彫り放電加工機が使用され
ている。
【0004】上述した作業は、メーカーが提供したプロ
グラムコードを用いて要求の動作を行なわせるプログラ
ムを、作業者が作成することにより実行される。下記
は、加工を行なうプログラムの一例を示している。
【0005】 N1000 G01 G90 G54 C100 Z150−H100 M00 このプログラム例は、ただ単に絶対値座標系を用いて被
加工物の上面よりH100番の補正値に入力された深さ
指令を読み取り、指令値より150μm手前までC10
0に登録されている加工条件にて加工した後、プログラ
ムの実行を停止するというプログラムであるが、これだ
けを入力するには約30回のキー操作が必要となる。ま
た、このプログラム例を見て理解できるように、作業者
は各コードの意味、機能さらにはプログラムする上での
フォーマットやルールを十分に理解記憶していなけれ
ば、加工要求を満足するプログラムが作成できない。こ
のため、初心者の作業員では大変な労力を費やすことと
なる。
【0006】そこで、これらのプログラミング作業をサ
ポートするため、位置決め作業や加工に関するプログラ
ムを予め用意して記憶装置に記憶しておき、作業者が予
定している作業を入力装置を用いて呼び出し、対話式あ
るいは表示装置上に表われたデータ入力部にカーソルを
移動して順次必要とされるるデータを入力していく方式
のものが提案され、実施されている。対話式のものにお
いては、例えば、電極と被加工物の位置を合せる所謂位
置決め作業で電極の中心を合せる場合などでは、被加工
物のコーナー部のどの側面が寸法上の基準面となってい
るか、つまり、どのコーナーで位置を決めるのか、電極
の寸法はいくらか、など順番にプログラムを実行するの
に必要な情報を求める表示を出させ、穴埋め的に要求さ
れる情報部にカーソルを合わせてデータを入力する方式
などがある。
【0007】上述の両者の構成としては、一般的には、
各作業内容に対応するプログラムをサブプログラム化し
て多数用意し、個別に呼出し可能な状態で記憶しておく
記憶装置を備え、入力装置から利用したい作業をキー操
作によって呼び出す。この際、制御装置(コンピュー
タ)が必要となる情報を対話式でデータを要求する画
面、または入力専用画面を表示部に表示する。制御装置
は、与えられたデータを呼び出されたプログラムの変数
部分に代入して一つのプログラムとして完成させる構成
となっている。従って、作業者には完成されたプログラ
ムを実行することにより面倒なプログラムコードやルー
ルなどを覚える必要がなく、初心者でも簡単に加工がで
きるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の簡易操作方式
は、上述のように構成されているので、初心者には使用
し易いものではある。しかし、初心者も操作になれキー
操作が早くなるにつれ、対話方式や入力画面を呼び出す
作業自体がかなりのキー操作が必要であることや、コン
ピュータが余分な処理をするために処理速度が遅く感じ
られるようになり、最終的には作業性を高めるために、
矢張り作業者自身がプログラムを作成するとともに、サ
ブプログラム化して記憶させるようになる。また、熟練
者の場合では、簡単な作業をするのに、上記構成のよう
な従来装置ではキー操作が多く、また、不必要な情報ま
で入力しなければならず、結局使い難いものとなるた
め、矢張り自己のプログラムを使用することになる。さ
らに、少し高度な動作を行ないたい場合に、従来方式で
はそれぞれのプログラムを一つずつ完成させるようにな
っており、連続した一連の作業を行なわせる操作はかな
り複雑な操作になり、プログラムの編集作業が必要とな
ることもある。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、初心者および熟練者に対してプログラムを作成
することなく、最小のキー操作でかつ入力ミスがなく連
続した加工動作を行なうことができ、処理速度の早い放
電加工装置を提供することにある。また、本発明の第二
の目的は、プログラムコードを使用することなく、機能
別に区別された選択キーで機能を呼び出し、作業実行に
必要なデータを入力する。この選択された一連の選択キ
ー操作と入力されたデータを一致させて順次記憶させ、
実行にさいしては、そのまま記憶された手順に従い放電
加工させる操作方法を提供することにある。
【0010】
【問題を解決するための手段】本発明の装置の特徴は、
電極と被加工物の相対位置決めを行ない、所望の位置に
放電加工を行なう放電加工機において、電極と被加工物
の位置決めから加工までに必要とされる操作を(a)軸
移動、(b)座標セット、(c)電極と被加工物の位置
決めおよび(d)加工等の少なくとも3つ以上の作業に
分類し前記作業を選択する選択手段と、前記作業を実行
するための基準プログラムと変数を記憶している第一記
憶手段と、選択された操作に応じて作業実行に必要とさ
れる諸データの要求を表示する表示装置と、前記要求デ
ータを入力するデータ入力手段と、前記選択手段により
選択された作業と前記データ入力手段により入力された
データを順次収納する第二の記憶手段と、前記第二の記
憶手段に収納された収納データを順次呼出し作業を実行
させる制御手段とを、備えた点にある。
【0011】一方、本発明の方法の特徴は、電極と被加
工物の相対位置決めを行ない所望の位置に放電加工を行
なう放電加工方法において、電極と被加工物の位置決め
から加工までに必要とされる作業を(a)軸移動、
(b)座標セット、(c)電極と被加工物の位置決めお
よび(d)加工動作に分類し、前記作業の中から作業選
択するステップと、選択された作業を実行する上で必要
とされる情報を表示するステップと、前記表示に基づき
選択された作業を実行するために必要なデータを入力す
るステップと、選択された操作の順序と入力データを一
致させて記憶させるステップと、前記ステップにて記憶
された順序でそれぞれの作業を実行する標準プログラム
を呼び出すステップと、前記標準プログラム中の変数デ
ータに前記入力ステップにて入力された実際のデータに
置き換え選択された作業プログラムを作成するステップ
と、前記作業プログラムを用い作業を実行するステップ
とを、有する点にある。
【0012】
【作用】作業別に独立して設けられた作業選択キーの一
つが選択されると、その作業実施に必要なデータが表示
装置に表示され、入力キーによりデータが入力されると
入力データが作業実行用プログラムの一つが選択され、
作業種類とプログラム中の変数と実データとが一致した
状態で順次記憶される。次に選択された作業も同様に作
業とデータとが一致した状態でストアされていく。作業
開始が指令されると、記憶されている諸情報が記憶され
た順序で呼び出され、完成したプログラムとして数値制
御装置に送られ作業が連続して実行される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の全体構成を示す形彫り放
電加工機の概略図である。図1において、1は銅あるい
はグラファイト等で作られた電極、2は被加工物、3は
スイッチング素子、制限抵抗等を有し数値制御装置から
の加工条件に関する情報を基に放電加工用パルスを電極
1および被加工物2間の加工間隙に供給する電源装置で
ある。4は、図示していない加工機本体のX、Y、Z、
C、V軸の移動制御および放電加工時におけるサーボ制
御等を与えられた情報を基に行なう数値制御装置であ
る。前記の各構成は、従来の数値制御形彫り放電加工機
と同一の構成であるので、詳細な説明は省略する。
【0015】また、40は作業別に分けられた複数の作
業選択キーを備えたキーボード、20は作業実施に必要
となる要求データを表示する表示装置、30は前記表示
装置に表示された要求データを入力するデータ入力キー
である。50は、作業選択キーボード40、データ入力
キー30から入力された情報に基づき作業手順を入力操
作順に入力データと一致した形で、記憶および実行する
ための作業実行装置である。
【0016】図2は、前記作業選択キーボード40、表
示装置20、データ入力キー30および作業実行装置5
0からなる本発明のより詳細な構成を示すブロックダイ
アグラムである。図2は前述の表示装置20、データ入
力キー30、作業選択キーボード40と作業実行装置5
0からなり、さらに作業実行装置50には各々の作業選
択キーに対応して作業用基準プログラムと選択された作
業を実施する上で必要となる後述する基準プログラムに
対応した変数等を記憶している作業別基準動作記憶部5
1、前記作業別基準動作記憶部51から選択された作業
に必要な変数値を受け取って要求データとして表示装置
20に出力し、その表示に従って作業者が入力したデー
タを変数ごとに作業手順作成部53に出力する要求デー
タ出力部52、前記作業手順作成部53は、作業選択キ
ー40にて選択された作業選択データ、前記要求データ
出力部52からの変数に対応した変数データ、作業別基
準動作記憶部51からの基準作業プログラムを呼び出す
アドレス番号を入力として受け取り、これらの情報を作
業手順記憶部54の記憶部へ順序立て記憶させていく。
また、作業実行にさいしては、作業手順記憶部54に記
憶された情報を基に作業別基準動作記憶部51から作業
基準プログラムを呼び出すとともに、変数値等を実際の
データとして代入し、数値制御部に順次作業手順記憶部
54に記憶された順序でプログラムを出力する。固定作
業手順記憶部55は、前記作業手順記憶部54に作成さ
れたデータを一つのマクロ情報として使用することがで
きるよう一連の作業を固定して繰り返し使用する際、一
回のキー選択ですべて呼び出せるように一連の作業を記
憶する記憶装置である。
【0017】図3は、作業を選択する作業選択キーボー
ド40の詳細図である。ここでK1〜K4は、位置決め
作業から加工作業に至までに必要となる作業を正確に分
類し、夫々を独立して選択する選択キーである。K1は
機械部のX、Y、Z、C、Vの各軸を所望の移動量だけ
正確に軸移動する作業に使用する。K2は、電極と被加
工物間の位置関係を測定し、被加工物2の寸法基準とな
る基準面と電極1の相対位置を合わせる所謂位置決め作
業を選択するキーである。K3は、現在の電極1と被加
工物2の位置関係をX、Y、Z、C、Vの座標位置とし
て登録する所謂座標原点設定を行なうためのキーであ
る。
【0018】P1は、一連の作業手順を繰り返し使用す
る際などに作業者が同じ操作を繰り返し行なうことな
く、一回のキー選択で操作を呼び出す作業者用の作業機
能呼び出しキーである。図中P1のみ図示しているが、
複数個用意されている。また、ENTは、選択された作
業を諸要求データ入力後実行させるものである。
【0019】データ入力キー30は、作業選択キーボー
ド40にて選択された作業に対しての作業種類メニュー
の選択および要求データ出力部52からの出力により表
示装置20に表示された要求データに基づいてデータ入
力するためのものである。
【0020】次に、動作について説明する。
【0021】図4は、本発明の全体的な動作を示すメイ
ンフローチャートである。S1にて作業選択キーボード
40の一つの作業が選択されると、S2で作業別基準動
作記憶部51に記憶されている選択された作業に一致し
た作業メモリファイルが選択される。S3では、選択さ
れた作業にさらに複数種類ある場合に、作業種類メニュ
ーを表示装置20に表示する。S4では、データ入力キ
ー30からメニュー選択が行なわれる。S4で選択され
た作業種類メモリが作業別基準動作記憶部51から呼び
出され、作業実施に必要となる変数値を要求データ出力
部52の要求データとして表示装置20に表示する。表
示された要求データに対し入力が行なわれる(S6)。
入力データと変数値が作業手順作成部53に送られ、前
記作業選択、作業種類とともに作業手順記憶部54の第
1番目の記憶部に記憶される(S7、S8)。ここで、
作業選択キーボド40の作業選択キーが再び押されると
S2に戻り、S2からS8の操作が繰り返される。EN
Tが押されると、S10が入り、操作を固定するかどう
かが決められる。P1が押されるとS11に入り、固定
作業手順記憶部55に作業手順記憶部54の情報がコピ
ーされる。ENTが押されるとS12に入り、再びEN
Tが押されると、作業手順作成部53が順次作業手順記
憶部54の情報を読み取り、作業別基準動作記憶部51
から選択された基準プログラムを呼び出し変数に入力デ
ータを代入してプログラムを完成させ、数値制御装置4
にプログラムを転送する。数値制御装置4は転送された
プログラムをもとに作業が実行される。
【0022】ここで、上述の作業、作業種類メニュー、
要求データ、変数および基準プログラムの関係を表わす
テーブルを図6に示す。図6のテーブルに示される通り
各作業は、それぞれグループとして独立している。作業
選択キーボード40でK1〜K4の選択キーは左端欄の
作業分類に対応している。例えば、K1が選ばれるとK
1移動のグループ情報が選ばれる。こで作業種類1の軸
が指定され軸移動に必要な基準プログラムが呼び出され
(X軸であれば09010)、要求されるデータはX軸
移動データであり、変数のH010はプログラム中の変
数番号である。要求データ出力部52はH010に対応
する要求データ表示を呼び出して、Xの移動量***を
表示する。K2の位置決め作業では作業種類が複数個あ
るもの(コーナー部での位置決めの場合)もあるので、
作業種類1が選択されたあと、作業種類2のサブメニュ
ーが表示され、選択の指令を受け取ると基準プログラム
が呼び出される。その後は同様に、要求表示が出力さ
れ、変数値のデータが入力される。これらのキー操作、
選択された作業種類、変数データ等は順次作業手順作成
部53に送られ、キー操作順序と変数値に対応した実デ
ータが作業手順記憶部54に記憶されていく。
【0023】図7は、加工に関する基準プログラムの一
例であり、08111はプログラムを呼び出すアドレス
番号でプログラム中に表わされているH040、H04
2、H045が変数にあたる。この例では、制御装置4
のC100、C101、C102番に記憶されている条
件を使用して深さ20mmの加工を行なうもので、各加
工条件ごとに電極1とに被加工物2間に相対運動を行な
い一本の電極で荒加工、中仕上げ加工および仕上げ加工
を行なうものである。ここでの要求データは、加工深さ
電極1の所望加工寸法に対する減寸量である
【0024】図5は、作業選択キーボード40、データ
入力キー30、表示装置20、作業別基準動作記憶部5
1および要求データ出力部52に関する上述の動作を示
す動作フローチャートである。
【0025】作業選択キーボード40にて作業の一つが
選択されると(S20)その作業に対応するプログラ
ム、変数値、作業メニュー等を記憶している作業別基準
動作記憶部51の一つが選択され呼び出される(S2
1)。作業別基準動作記憶部51には図6に示した情報
が記憶されている。呼び出された作業に複数の種類があ
れば作業種類メニューを表示する(S22、S23)。
データ入力キー30で作業を選択する(S24)。選択
されたデータを作業手順作成部53に転送する(S2
5)。ここで、更にサブメニューがあればS27入りS
27〜S29の表示、データ入力およびデータの転送が
サブメニューがなくなるまで繰り返される(S26)。
上記動作にて最終基準プログラムが選択され、実行に必
要となる変数値が要求データ出力部52に出力される
(S31〕。この際、最終的に選択された基準プログラ
ムのアドレス番号も作業手順作成部53を介して作業手
順記憶部54に記憶される。要求データ出力部52は受
け取った変数番号に一致する要求データ表示を出力し表
示装置20に表示される(S32)。データ入力キー3
0によりデータが入力されると、そのデータと変数**
*が作業手順作成部53に送られ、前記同様作業手順記
憶部54の記憶部に記憶される。なお、S22で複数の
作業が無い場合、選択された作業番号を作業手順作成部
53に送り(S30)、S31以下の動作が行なわれ
る。
【0026】次に、作業手順作成部53では、作業選択
キーボード40およびデータ入力キー30から一つのメ
ニューが選択されると、その都度作業手順記憶部54に
情報を送っていく。また、最終的に選択されたメニュー
に対応する基準プログラムの呼び出しアドレス番号も、
作業手順作成部53に送られる。作業手順作成部53
は、前述の選択された作業キー情報と基準プログラムア
ドレス番号を、作業手順記憶部54の第一番目の記憶部
に転送する。なお、変数(H999−H000)は共通
に使用されるものを除いて、すべて各基準プログラムに
重複しないようにアドレス番号が異なったものとなって
いる。ここで、作業者は表示装置20に表示された要求
情報を見ながらデータ入力キー30から数値データを入
力しENTERキーが押されると、次の要求データ部へ
カーソルが移動し、次のデータ待ちとなる。このよう
に、データが入力されENTERキーが押される毎に、
データは同時に作業手順作成部53に送られ、前述の作
業手順記憶部54の第一記憶部に変数H***に対応し
てストアされていく。
【0027】このようにして、一つの作業に必要な要求
データが入力されると作業手順記憶部54の第一の記憶
部に全てが保持される。ここで、一つの作業のみを実行
する場合には、作業選択キーボード40のENTキーが
押されると、作業手順作成部53は作業手順記憶部54
に記憶された情報を順次呼び出し作業を行なうプログラ
ムが作成される。この完成したプログラムが数値制御装
置4に送られ作業が実行される。
【0028】また、一つの作業に関するデータが入力さ
れた後、再び作業選択キーボード40の別の作業キーが
選択されると前述と同様の動作にて作業手順記憶部54
の第2の記憶部に必要なデータが順次記憶されていく。
このようにして、従来行なわれていた位置決めから加工
に至までの一連の作業が、作業手順作成部53を介して
作業手順記憶部54に記憶される。さらに、記憶された
一連の作業を繰り返し行なう場合や、特に、使用頻度の
多い作業の場合には、作業選択キーボード40のP1キ
ーが押されることにより、作業情報が固定作業手順記憶
部55に送られ、図示しない記憶削除キーが押されるま
で固定されて記憶されている。P1は、複数個(P1か
らPn)用意さており、それぞれ固定化した一連の作業
を要求に応じて、簡単に呼び出し実行することができ
る。このP1〜Piキーにより、同種の作業ではあるが
要求データに入力するデータのみが異なる場合などに
は、要求データ入力前の状態までの一連のキー操作を固
定化しておき、メニュー選択操作などをジャンプさせ
て、最終の入力表示を一回の選択で呼び出すことができ
る。さらに、P1〜Piキーにて複数の作業を固定化さ
せた後、作業メニューキー操作に代えてP1〜Piのキ
ー操作にて作業が選択された場合も、P1〜Piのキー
操作順序も作業手順作成部53を介して作業手順記憶部
54に前述のように記憶されて行き、実行に際しては作
業手順記憶部54から記憶内容を順次呼び出し、作業実
行が行なわれる。
【0029】図8は、作業実行装置50の構成を一つの
CPUを用いて本発明を実施する場合の一連の処理を示
す動作フローチャートである。この場合は、作業手順作
成部53にCPUを用い作業別基準動作記憶部51は、
ROMやフロッピイディスク等の記憶媒体を用い、情報
をアドレスしてすることにより呼び出し可能な状態でス
トアしておく。キー操作に伴って、作業手順作成部53
が順次作業別基準動作記憶部51および要求データ出力
部52から情報を呼び出して処理していくことにより達
成される。
【0030】なお、本発明では、数値制御装置と独立さ
せて構成したが、数値制御装置内にこの構成を付加して
一つの機能とすることも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、プログラムコードを使用することなく、簡単に位
置決めから加工に至までの諸作業を連続的に行なうこと
ができ、また、作業別に分類され手順が順次記憶される
ので、自由度が高く、さらに複雑な作業が簡単に行なう
ことができる。さらに、操作終了後プログラム作成処理
が一度に行なわれるため、処理速度が早くなる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる形彫り放電加工機の全体構成を
示す概略図。
【図2】本発明の要部を示すブロックダイアグラム。
【図3】本発明の作業を選択する作業選択キーボードの
詳細図。
【図4】本発明の全体的な動作を示すメインフローチャ
ート。
【図5】本発明の作業選択キーボード、データ入力キ
ー、表示装置、作業別基準動作記憶部および要求データ
出力部に関する動作フローチャート。
【図6】本発明の作業種類メニュー、要求データ、変数
および基準プログラムの関係を示すテーブル。
【図7】本発明にかかる加工に関する基準プログラムの
一例。
【図8】CPUを用いて本発明を実施した場合の動作フ
ローチャート。
【符号の説明】
1 電極 2 被加工物 3 加工電源 4 数値制御装置 20 表示装置 30 データ入力キー 40 作業選択キーボード 51 作業選別基準動作記憶部 52 要求データ出力部 53 作業手順作成部 54 作業手順記憶部 55 固定作業手順記憶部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と被加工物の相対位置決めを行ない
    所望の位置に放電加工を行なう放電加工機において、 電極と被加工物の位置決めから加工までに必要とされる
    操作(a)軸移動、(b)座標セット、(c)電極と被
    加工物の位置決めおよび(d)加工等の少なくとも3つ
    以上の作業に分類して前記作業を選択する選択手段と、 前記作業を実行するための基準プログラムと変数を記憶
    している第一記憶手段と、 選択された操作に応じて作業実行に必要とされる諸デー
    タの要求を表示する表示装置と、 前記要求データを入力するデータ入力手段と、 前記選択手段により選択された作業と前記データ入力手
    段により入力されたデータを順次収納する第二の記憶手
    段と、 前記第二の記憶手段に収納された収納データを順次呼出
    し作業を実行させる制御手段を有する、 放電加工機。
  2. 【請求項2】 電極と被加工物の相対位置決めを行ない
    所望の位置に放電加工を行なう放電加工方法において、 電極と被加工物の位置決めから加工までに必要とされる
    作業を(a)軸移動、(b)座標セット、(c)電極と
    被加工物の位置決めおよび(d)加工動作に分類し、 前記作業の中から作業選択するステップと、 選択された作業を実行する上で必要とされる情報を表示
    するステップと、 前記表示に基づき選択された作業を実行するために必要
    なデータを入力するステップと、 選択された操作の順序と入力データを一致させて記憶さ
    せるステップと、 前記ステップにて記憶された順序でそれぞれの作業を実
    行する標準プログラムを呼び出すステップと、 前記標準プログラム中の変数データに前記入力ステップ
    にて入力された実際のデータに置き換え選択された作業
    プログラムを作成するステップと、 前記作業プログラムを用いた作業を実行すること、を特
    徴とする、 放電加工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7194374B2 (en) 2003-09-18 2007-03-20 Konica Minolta Sensing, Inc. Operation guide customizable measuring instrument
US10503135B2 (en) 2014-08-26 2019-12-10 Mitsubishi Electric Corporation Cam software and wire electrical discharge machine

Cited By (2)

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