JPH05204431A - 切削軸の自動変更機能付き自動プログラム作成装置 - Google Patents

切削軸の自動変更機能付き自動プログラム作成装置

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JPH05204431A
JPH05204431A JP4013150A JP1315092A JPH05204431A JP H05204431 A JPH05204431 A JP H05204431A JP 4013150 A JP4013150 A JP 4013150A JP 1315092 A JP1315092 A JP 1315092A JP H05204431 A JPH05204431 A JP H05204431A
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cutting
stroke
machining
check
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Yoshio Ohori
芳男 大堀
Kazuhiko Imada
和彦 今田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は作成された加工プログラムリストの
目視による確認作業や、実機確認作業を必要とせず、オ
ペレータによるプログラムの修正が不要な、切削軸の自
動変更機能付き自動プログラム作成装置の提供を目的と
する。 【構成】 本発明は工作機械の、X軸,Y軸,あるいは
極座標系による制御であるXC軸のいずれの切削軸にて
切削を行うかを選択する切削軸選択手段と、パラメー
タ,データ格納手段と、演算されたストローク量が当該
のX軸またはY軸の可動範囲か否かをチェックするスト
ロークチェックを行うとともに、切削軸変更手段によっ
て変更されたX軸またはY軸についてのストロークチェ
ックを行うストロークチェック手段と、切削軸選択手段
による選択を一方から他方に変更する切削軸変更手段
と、加工プログラムを作成する加工プログラム編集手段
と、工作機械の切削制御を行う制御部とを有する構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械を制御する数値
制御装置の自動プログラム作成装置に係り、特に予め選
択された切削軸の可動範囲を越える加工データが入力さ
れた場合には、切削可能な他の切削軸に自動的に変更さ
れ、この変更された切削軸についての加工プログラムが
出力されて切削制御が行われる、数値制御装置における
切削軸の自動変更機能付き自動プログラム作成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複数の切削軸を有するNC工作機械にお
いて、X軸,Y軸,XC軸の、いずれかの切削軸にて切
削が行われる場合、XC軸による切削、いわゆる極座標
形式の切削ではC軸によってワークを回転させて切削を
行うので切削軸のストローク不足による切削不能の事態
は生じない。しかしながら、この場合には二軸制御とな
り、演算が複雑となって時間もかかり、また、X軸また
はY軸の一軸制御による切削よりも加工精度が低下す
る。したがって、一軸によって切削可能なものについて
は一軸にて切削が行われる。しかしながら、この一軸に
よる切削において、予め選択された切削軸につき、この
選択された切削軸の可動範囲、即ち切削軸のストローク
範囲を越える加工データが入力されることがある。例え
ば、図3の各図は、端面円形のワーク20に長楕円の溝
21の切削を行う場合を、切削の位置がそれぞれ異なる
例をあげて示したものであるが、図3(a)において、実
線22,23,24は、後述するこの発明の一実施例に
おけるX軸とY軸それぞれの切削軸が切削のために移動
可能な範囲、即ちストローク限界を示す線であり、この
例によれば、Y軸方向においては中心線より左右それぞ
れに+50mmの線22と−50mmの線23、X軸方
向においては中心線より下方−20mmの線24の各線
に囲繞されたハッチング部分が切削軸のストローク範囲
となっている。上方即ちX軸のプラス側への切削軸のス
トロークは、ほぼ当該工作機械の機械的限界位置に及
び、切削不能の事態は特に生じないのが一般的であり、
本実施例においてもそのようになっている。
【0003】以上のように、予め選択された切削軸のス
トローク範囲を越える切削を指定される場合がある。し
かしながら、自動プログラム作成手段がパラメータや加
工形状データに基づいて加工プログラムを作成するとき
に、加工形状と切削軸のストロークとの関係、即ち、選
択された切削軸のストロークが、切削すべき加工形状の
総ての領域に及んで切削可能であるか否かについては特
に判断せずに加工プログラムが作成されているのが現状
である。したがってこの場合、切削軸のストロークと加
工形状との関係については、作成された加工プログラム
のリストを担当者が目視にて確認したり、あるいは、当
該加工プログラムによる実機確認、即ち、当該出力され
た加工プログラムを数値制御装置で実行し、工作機械を
実際に稼働させて切削軸のストローク確認作業を行って
いる。そして、ここで切削軸のストローク範囲を超える
加工形状のデータ入力があった場合にはプログラムの修
正が行われ、最終的に実行可能な加工プログラムが作成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の事情に
鑑みて創案されたものであり、切削加工を行うための加
工プログラムが自動プログラム作成手段によって作成さ
れる場合、予め選択された切削軸のストローク範囲を越
えるような加工形状のデータが入力されている場合に
は、自動的に切削可能な他の切削軸に変更された加工プ
ログラムが出力されるようにして、作成された加工プロ
グラムリストの目視による確認作業や、実機確認作業を
必要とせず、したがって、オペレータによるプログラム
の修正が不要である、数値制御装置における切削軸の自
動変更機能付き自動プログラム作成装置の提供を目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、X,Y,ZおよびCの各切削軸を有する
工作機械を制御する数値制御装置の自動プログラム作成
装置において、前記工作機械の、X軸,Y軸,あるいは
極座標系による制御であるXC軸のいずれの切削軸にて
切削を行うかを選択する切削軸選択手段と、前記切削軸
制御のためのデータとしてのパラメータおよび加工デー
タを格納するパラメータ,データ格納手段と、前記切削
軸選択手段によってX軸またはY軸のいずれかの切削軸
が選択された場合において、前記入力された加工データ
に基づいてX軸またはY軸の切削時におけるストローク
量を演算し、この演算によって得られたストローク量が
当該のX軸またはY軸の可動範囲内か否かをチェックす
るストロークチェックを行うとともに、後記、切削軸変
更手段によって変更された新たなX軸またはY軸につい
ての前記ストロークチェックをおこなうストロークチェ
ック手段と、前記切削軸選択手段によって選択されたX
軸またはY軸についての、前記ストロークチェック手段
によってチェックされたストローク量が、当該のX軸ま
たはY軸の可動範囲を越える場合には、前記切削軸選択
手段による選択をX軸またはY軸の一方から他方に変更
し、更に変更された切削軸について前記ストロークチェ
ック手段によって再度ストロークチェックを行い、チェ
ックされたストローク量が当該のX軸またはY軸の可動
範囲を超える場合には、極座標によるXC軸に切削軸を
変更する切削軸変更手段と、前記ストロークチェック手
段によるストロークチェックに基づいてX軸,Y軸また
はXC軸のいずれの切削軸によって切削を行うかを決定
し、決定された切削軸により加工プログラムを作成する
加工プログラム編集手段と、この加工プログラム編集手
段によって作成された加工プログラムに基づいて工作機
械の切削制御を行う制御部とを有する構成とするもので
ある。
【0006】
【作 用】本発明の作用を図2に示すフローチャートを
適宜使用して説明する。先ず、X軸とY軸のいずれかが
切削軸選択手段12(図1参照)において入力,選択さ
れた場合において、ストロークチェック手段6は、パラ
メータ,データ格納手段3に格納されているパラメー
タ,データの内、当該軸の移動可能な範囲を読み出し
て、これに基づいて実際に切削が行われた場合における
当該切削軸のストロークが全域に及んで切削可能か否か
についてのストロークチェックを行う(ステップ2−
1)。このストロークチェック手段6によるチェックで
ストロークオーバーとならず切削可能とされた場合には
(ステップ2−2)加工プログラム編集手段4によって
加工プログラムとしてのカッターパスが作成される(ス
テップ2−7)。前記ストロークチェック手段6による
ストロークチェックによりストロークオーバーで切削不
能とされた場合には(ステップ2−2)、切削軸変更手
段7によって切削軸がX軸とY軸の一方から他方に変更
され(ステップ2−3)、この変更された切削軸につい
て再度、ストロークチェック手段6によりストロークチ
ェックが行われる(ステップ2−4)。このストローク
チェックによりストロークオーバーとならなければ(ス
テップ2−5)、加工プログラム編集手段4によってカ
ッターパスが作成される(ステップ2−7)が、ストロ
ークオーバーの場合にはX軸,Y軸ともに切削不能の場
合であり、この場合には極座標系によるプログラム、即
ちX軸及びC軸による切削が選択され(ステップ2−
6)、加工プログラム編集手段によってX軸およびC軸
についてのカッターパスが作成される(ステップ2−
7)。制御部は、加工プログラム編集手段4によって作
成された前記カッターパス即ち加工プログラムに基づい
てNC工作機械の切削制御を行う。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。図1は本発明の装置構成を示す図である。図に
おいて、Aは対話式にてデータの入力が行われ、切削の
ための加工プログラムが出力される前記自動プログラム
作成手段としての自動プログラム作成装置の装置構成
図,Bは切削を制御する前記制御部であり、自動プログ
ラム作成装置Aによって作成された加工プログラムに基
づいてNC工作機械を制御する数値制御装置の全体構成
図である。これらのうち、自動プログラム作成装置Aに
おいて、1は中央処理装置(CPU1 )であり、1aは
そのメインバスである。2は対話式にてデータの入力が
行われるシステムのシステムプログラムが記憶,格納さ
れるシステムプログラムメモリとしてのROM,3は自
動プログラム作成手段のために各種設定されるパラメー
タや、各切削軸の可動範囲を含む加工のためのデータが
記憶,格納されるパラメータ,データ格納手段としての
RAM,4は表示手段であるCRTの画面と対話しなが
ら加工プログラムを作成してゆく対話型加工プログラム
編集手段(以下加工プログラム編集手段と称する),5
は加工プログラム編集手段4がプログラム編集のための
作業領域として一時的にデータを格納する作業用メモリ
としてのRAMである。6はストロークチェック手段で
あり、後述する切削軸選択手段としてのキーボード12
より、X軸およびY軸のいずれか、あるいは極座標であ
るXC軸のいずれかの切削軸が選択のために入力された
場合に、前記パラメータ,データ格納手段としてのRA
M3に格納されたパラメータおよび加工データに基づい
て当該選択された切削軸の切削時におけるストローク量
を演算し、この演算によって得られたストローク量が当
該のX軸またはY軸の可動範囲内か否かのストロークチ
ェックを行う。また、後述する切削軸変更手段によって
変更されたX軸またはY軸についても同様なストローク
チェックを行う。7は切削軸変更手段であり、ストロー
クチェック手段6によってチェックされたストローク量
が当該切削軸の可動範囲を超える場合にはX軸とY軸の
一方を他方に変更する。この変更が行われた場合にはス
トロークチェック手段6によって再度、ストロークチェ
ックが行われる。8はプログラム転送手段であり、前記
加工プログラム編集手段4によって編集され、作業用メ
モリ5に一時的に格納されていた加工プログラムを数値
制御装置Bへ転送する場合の転送制御を行うものであ
り、9はこのためのデータ転送用インターフェースであ
る。
【0008】次に、切削のための制御部としての数値制
御装置Bにおいて、10は中央処理装置(CPU2 )で
あり、10aはそのメインバスである。11は表示手段
であるCRT,11aはこのCRTの制御回路である。
12は切削軸選択手段およびデータ入力手段としてのキ
ーボードである。13はこの数値制御装置Bのシステム
プログラムを記憶,格納するシステムプログラムメモリ
としてのROMであり、14は数値制御装置に必要な各
種パラメータ等のデータ格納用のメモリとしてのRAM
である。15は切削軸を稼働させるサーボモータ,16
はサーボアンプであり、17は切削軸の移動制御を行う
補間回路である。尚、図1においてはX軸について図示
してあり、Z,Y,C軸については省略してある。18
はNC加工プログラムメモリであり、前記自動プログラ
ム作成装置Aによって作成された加工プログラムがイン
ターフェース9を介して転送されるのをインターフェー
ス19により受けてこれを記憶,格納する。
【0009】以上のように構成される、数値制御装置に
おける切削軸の自動変更機能付き自動プログラム作成装
置において、先ず、切削軸選択手段としてのキーボード
12からの入力により切削軸の選択が行われるが、この
場合、X軸またはY軸が選択された場合と、XC軸によ
る極座標形式の切削を指定した場合とでは後の処理が異
なる。即ち、XC軸による極座標形式の切削は前記のよ
うに全ての加工範囲においての切削が可能であり、した
がって、最初にこの指定があればそのままストロークチ
ェック手段によるストロークチェックを行うことなく、
加工プログラム編集手段4により加工プログラムである
カッターパスが極座標系によるXC軸で作成される。切
削軸としてX軸またはY軸が選択された場合には、スト
ロークチェック手段6によってストロークチェックが行
われ、場合によっては切削軸の変換が行われて加工プロ
グラムとしてのカッターパスが作成される。
【0010】以下、図3に基づいて、このストロークチ
ェックにつき説明する。図3については、前記従来技術
の項でも部分的に説明しているものであるが、先ず、図
3(a)において、ワーク20の端面に長楕円の溝21を
切削する場合の例であり、本実施例においては、Y軸方
向においては中心線より+50mmの線22と−50m
mの線23とがストローク限界であり、X軸方向におい
ては中心線の下方−20mmの線24が切削軸のストロ
ーク限界となっている。X軸方向の上方については前記
のように、当該工作機械の機械的限界位置にまでストロ
ークがあり、通常、この方向における切削不能の事態は
生じないのが一般である。以上によって、この例におい
てはワーク20の端面の各図に示すハッチング部分がX
軸またはY軸の切削可能な領域となっている。そこで、
図3(a)において、X軸切削ではイの部分においてX軸
のストロークオーバーとなり切削不能なので、これを図
3(b)に示すようなY軸切削に変更すれば全ストローク
について切削可能となる。図3(c)においてはY軸によ
る切削を選択するとロ部分でストロークオーバーとなる
ので、図3(d)に示すように、X軸に切削軸を変更する
ことにより全ストロークについて切削が可能となる。図
3(e)においてはX軸による切削ではハ部分でストロー
クオーバーとなり、また、Y軸による切削に変更しても
ニ部分(図3(f)参照)でストロークオーバーとなる。
即ち、X軸による切削でもY軸による切削でも全ストロ
ークについての切削が不能の場合であり、この場合には
XC軸の二軸制御による極座標形式の切削とする必要が
ある。
【0011】次に、エンドミルによる比較的単純な溝加
工の例、即ち端面の中心溝加工例及び端面の中心外溝加
工例(図4)、端面の円周方向溝加工例(図5)、端面
の面そぎ加工例(図6)、端面の穴切削例(図7)の各
切削におけるストロークチェックの処理手順につき、図
4乃至図7のフローチャートに基づいて個別に説明す
る。図4は端面中心溝および端面中心外溝の切削を行う
処理手順を示すフローチャートである。図において、先
ず、切削軸選択手段12(キーボード,図1参照)によ
って最初に選択され設定された切削軸がXC軸か否かが
判断される(ステップ4−1)。XC軸による切削の場
合は、前記のように全ての加工範囲において切削が可能
であるから、最初にXC軸が選択されるとストロークチ
ェックを行うことなくこのXC軸の選択が確定し(ステ
ップ4−2)、このXC軸に関するカッターパスが作成
されて終了となる。なお、フローチャート上においてこ
のカッターパス作成の作業領域の図示は省略してある。
【0012】この最初の選択がXC軸でない場合はステ
ップ4−3に進んで、この実施例においては先ず、切削
軸がX軸か否かを判断するが、ここではX軸ではなくY
軸の選択の有無につき判断するようにしてもよい。ここ
で切削軸がX軸である場合には、このX軸につきストロ
ーク量を演算し、演算されたストローク量についてスト
ロークチェックが行われ(ステップ4−4)、ストロー
クオーバーでなければ(ステップ4−5)X軸が選択さ
れ(ステップ4−6)、このX軸につきカッターパスが
作成されて終了となる。ステップ4−5でX軸につきス
トロークオーバーと判断されると、切削軸がY軸に変更
されて(ステップ4−7)、このY軸につきストローク
量を演算し、演算されたストローク量についてストロー
クチェックが行われ(ステップ4−8)、ストロークオ
ーバーでなければ(ステップ4−9)Y軸が選択され、
このY軸につきカッターパスが作成されて終了となる。
ステップ4−9においてストロークオーバーとされた場
合には、X軸による切削もY軸による切削も全ストロー
クでの切削が不能の場合であるからXC軸による切削が
選択され(ステップ4−11)、このXC軸によるカッ
ターパスが作成されて終了となる。
【0013】ステップ4−3に戻り、最初の選択がX軸
でない場合、即ちY軸であった場合にはこのY軸につい
てストローク量を演算し、演算されたストローク量につ
いてストロークチェックが行われ(ステップ4−1
2)、ストロークオーバーでない場合には(ステップ4
−13)Y軸が選択され(ステップ4−14)、このY
軸につきカッターパスが作成されて終了となる。ステッ
プ4−13においてY軸の切削ではストロークオーバー
と判断された場合には切削軸がX軸に変更され(ステッ
プ4−15)、このX軸につきストローク量を演算し、
演算されたストローク量についてストロークチェックが
行われ(ステップ4−16)、ストロークオーバーでな
ければ、X軸が選択され(ステップ4−18)、このX
軸につきカッターパスが作成されて終了となる。X軸に
つきストロークオーバーとされた場合には(ステップ4
−17)、X軸による切削もY軸による切削も全ストロ
ークでの切削が不能の場合であるからXC軸による切削
が選択され(ステップ4−19)、このXC軸によるカ
ッターパスが作成されて終了となる。
【0014】図5は端面円周方向溝の切削を行う場合の
フローチャートである。図において、この切削において
は円周形の溝の切削を行うものであるからX軸またはY
軸一軸だけでの切削はもとより出来ないので、先ず、選
択がXY軸の二軸による切削か否かを判断し(ステップ
5−1)、XY軸でなければC軸が選択され(ステップ
5−2)、このC軸につきカッターパスが作成されて終
了となる。選択がXY軸であれば(ステップ5−1)、
このXY軸について各々ストローク量を演算し、演算さ
れたストローク量について各々ストロークチェックを行
い(ステップ5−3)、ストロークオーバーでなければ
(ステップ5−4)このXY軸が選択され(ステップ5
−5)、このXY軸についてカッターパスが作成されて
終了となる。XY軸につきストロークオーバーとされた
場合には(ステップ5−4)、C軸が選択され(ステッ
プ5−6)、このC軸につきカッターパスが作成されて
終了となる。
【0015】図6は端面面そぎの切削を行う場合であ
り、この、図6に図示のようなY軸方向における面そぎ
を行う場合においては、先ず、切削軸がY軸か否かを判
断し(ステップ6−1)、Y軸でなければ、XC軸が選
択され(ステップ6−2)、このXC軸のカッターパス
が作成されて終了となる。選択がY軸の場合は(ステッ
プ6−1)、このY軸のストローク量を演算し、演算さ
れたストローク量についてストロークチェックが行われ
て(ステップ6−3)、ストロークオーバーでなければ
Y軸が選択され(ステップ6−5)、このY軸について
カッターパスが作成されて終了となる。Y軸がストロー
クオーバーとされた場合には(ステップ6−4)、XC
軸が選択され(ステップ6−6)、このXC軸のカッタ
ーパスが作成されて終了となる。
【0016】図7は端面穴の切削を行う場合であり、こ
の場合は切削時における切削軸の移動は穴の切込方向、
即ちZ軸方向のみで、切削位置に工具を移動させて位置
決めを行う場合における位置決め軸のストロークチェッ
クを行うものである。先ず、切削位置への位置決めはX
Y軸で行われるか否かが判断される(ステップ7−
1)。ここで位置決めがX軸とY軸で行われるものでな
い場合には、XC軸による位置決めが選択され(ステッ
プ7−2)、このXC軸に関する位置決めのためのカッ
ターパスが作成されて終了となる。位置決めがX軸とY
軸で行われる場合には、先ず、Y軸の位置決めストロー
ク量が演算され、演算されたストローク量についてスト
ロークチェックが行われる(ステップ7−3)。このY
軸がストロークオーバーと判断されると(ステップ7−
3)、XY軸での位置決めは不能としてXC軸が選択さ
れて(ステップ7−4)、このXC軸についてのカッタ
ーパスが作成されて終了となる。Y軸がストロークオー
バーでなければ、次にX軸について位置決めストローク
量が演算され、演算されたストローク量についてストロ
ークチェックが行われ(ステップ7−5)、X軸がスト
ロークオーバーでなければ、位置決め軸にXY軸が選択
され(ステップ7−6)、このXY軸による位置決めの
ためのカッターパスが作成されて終了となる。X軸がス
トロークオーバーと判断されると、C軸を180°回転
させた位置において、位置決め軸としてXY軸が選択さ
れ、位置決めのためのカッターパスが作成される(ステ
ップ7−7)。即ち、前記のようにワーク上方への切削
軸のストロークは、ほぼ当該工作機械の機械的限界位置
におよんで切削不能という事態は生じないのが一般であ
り、X軸のストロークオーバーの場合にはC軸を180
°回転させてX軸の位置決め位置がワーク上方に位置す
るようにすればよい。このように、C軸を180°回転
させた位置において位置決め軸としてXY軸が選択さ
れ、このXY軸について位置決めのためのカッターパス
が作成されて終了となる。
【0017】以上のように、ストロークチェック手段6
(図1参照)によるストロークチェックを経て、加工プ
ログラム編集手段4により加工プログラムが作成される
と、この加工プログラムは作業用メモリであるRAM5
に一時的に格納されたあと、CPU1 の制御のもとに、
インターフェース9を介して数値制御装置Bに送出さ
る。数値制御装置Bは、この加工プログラムの送出を受
けると、CPU2 の制御のもとにインターフェース19
を介してNC加工プログラムメモリ18に当該加工プロ
グラムを格納する。工作機械による切削時においては、
データ入力手段としてのキーボード12より切削指令が
入力されると、CPU2 はROM13に格納されている
システムプログラムおよび、RAM14に格納されてい
るパラメータに基づいて、NC加工プログラムメモリ1
8に格納されている加工プログラムを順次読み出し、こ
の加工プログラムにしたがい、補間回路17,サーボア
ンプ16を介してサーボモータ15が制御されて切削が
行われる。このようにして、最初に選択された切削軸が
ストローク不足により全ストロークにおける切削が不能
の場合であっても、自動的に他の切削可能な切削軸に変
更されて切削することが可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上説明のように、自動プログラム作成
手段により加工プログラムを作成するにあたり、ストロ
ークチェック手段によって、予め入力されている各種の
移動可能な範囲および加工データに基づいて切削軸のス
トローク量を演算し、演算されたストローク量について
ストロークチェックを行い、ストロークオーバーの場合
には切削可能な他の切削軸に変更して加工プログラムを
作成するようにしたので、出力される加工プログラムは
常にそのまま実行可能なプログラムとなり、このため、
加工プログラムリストの目視による確認作業や、実機確
認作業を必要とせず、オペレータによるプログラムの修
正作業を必要としない、数値制御装置における切削軸自
動変更機能付き自動プログラム作成装置を実現できて、
NC工作機械による機械加工時の作業工数の減少と作業
時間の短縮化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置構成を示す図である。
【図2】本発明の作用を説明するためのフローチャート
である。
【図3】ストロークチェックを説明する図である。
【図4】端面中心溝と中心外溝を切削する場合における
切削軸選択処理手順を示すフローチャートである。
【図5】端面円周方向溝を切削する場合における切削軸
選択処理手順を示すフローチャートである。
【図6】端面面そぎの切削を行う場合における切削軸選
択処理手順を示すフローチャートである。
【図7】端面穴切削を行う場合における位置決めされる
位置決め軸を選択する処理手順である。
【符号の説明】
1・・中央処理装置(CPU1 ) 2・・対話型システムプログラムメモリ(ROM) 3・・パラメータ,データ格納手段(RAM) 4・・加工プログラム編集手段 5・・作業用メモリ(RAM) 6・・ストロークチェック手段 7・・切削軸変更手段 8・・プログラム転送手段 9・・インターフェース 10・中央処理装置(CPU2 ) 11・CRT 12・キーボード(切削軸選択手段) 13・システムプログラムメモリ(ROM) 14・パラメータ,データ格納手段(RAM) 15・サーボモータ 16・サーボアンプ 17・補間回路 18・NC加工プログラムメモリ 19・インターフェース 20・ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/405 P 9064−3H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X,Y,ZおよびCの各切削軸を有する工
    作機械を制御する数値制御装置の自動プログラム作成装
    置において、 前記工作機械の、X軸,Y軸,あるいは極座標系による
    制御であるXC軸のいずれの切削軸にて切削を行うかを
    選択する切削軸選択手段と、 前記切削軸制御のためのデータとしてのパラメータおよ
    び加工データを格納するパラメータ,データ格納手段
    と、 前記切削軸選択手段によってX軸またはY軸のいずれか
    の切削軸が選択された場合において、前記入力された加
    工データに基づいてX軸またはY軸の切削時におけるス
    トローク量を演算し、この演算によって得られたストロ
    ーク量が当該のX軸またはY軸の可動範囲内か否かをチ
    ェックするストロークチェックを行うとともに、後記、
    切削軸変更手段によって変更された新たなX軸またはY
    軸についての前記ストロークチェックをおこなうストロ
    ークチェック手段と、 前記切削軸選択手段によって選択されたX軸またはY軸
    についての、前記ストロークチェック手段によってチェ
    ックされたストローク量が、当該のX軸またはY軸の可
    動範囲を越える場合には、前記切削軸選択手段による選
    択をX軸またはY軸の一方から他方に変更し、更に変更
    された切削軸について前記ストロークチェック手段によ
    って再度ストロークチェックを行い、チェックされたス
    トローク量が当該のX軸またはY軸の可動範囲を超える
    場合には、極座標によるXC軸に切削軸を変更する切削
    軸変更手段と、 前記ストロークチェック手段によるストロークチェック
    に基づいてX軸,Y軸またはXC軸のいずれの切削軸に
    よって切削を行うかを決定し、決定された切削軸により
    加工プログラムを作成する加工プログラム編集手段と、 この加工プログラム編集手段によって作成された加工プ
    ログラムに基づいて工作機械の切削制御を行う制御部と
    を有することを特徴とする切削軸の自動変更機能付き自
    動プログラム作成装置。
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