JPH062553A - 排気エネルギー回収装置 - Google Patents

排気エネルギー回収装置

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Publication number
JPH062553A
JPH062553A JP4186170A JP18617092A JPH062553A JP H062553 A JPH062553 A JP H062553A JP 4186170 A JP4186170 A JP 4186170A JP 18617092 A JP18617092 A JP 18617092A JP H062553 A JPH062553 A JP H062553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
electric machine
exhaust energy
energy recovery
exhaust
Prior art date
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Pending
Application number
JP4186170A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Miyajima
宮島和夫
Yoshihiro Nishi
芳弘 西
Shigeki Fujita
藤田茂樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP4186170A priority Critical patent/JPH062553A/ja
Publication of JPH062553A publication Critical patent/JPH062553A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジンに複数の回転電機付ターボチャージャ
を取付け、接続した流路の切換えにより、排気エネルギ
ーの回収効率を向上させる。 【構成】回転電機付ターボチャージャ(TCG)10と
20とのタービン側流路は並列接続して、駆動後の排出
ガスは合流させてタービン発電機30に導き発電させ
る。両TCG10,20の過給側流路はエンジン2の低
速域では直列接続、高速域では並列接続に切換えて連結
し、ともに圧気効率の高い領域で作動させるとともに、
高速域で過ブーストの場合は回転電機を発電作動させて
排気エネルギーを電力として回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンに接続したター
ボチャージャに回転電機を取付け、排気エネルギーを回
収して吸気圧を上昇させるとともに回転電機に発電させ
てエネルギー回収を、エンジンの低速から高速に至る広
範囲の間にて効率化を図る排気エネルギー回収装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンに接続したターボチャー
ジャに電動/発電機となる回転電機を取付け、ターボチ
ャージャ本来の過給作動を行わせるとともに、エンジン
の運転状態に応じて回転電機を電動または発電駆動さ
せ、過給作動の助勢やバッテリの充電などを行わせるエ
ネルギー回収システムが開発されている。
【0003】一方、エンジンの低負荷域から高負荷域の
広範囲の間にて過給作動の効率化を図るため、特開昭6
1−291727号公報には小容量と大容量の2基のタ
ーボチャージャを制御する2段式過給装置が開示されて
おり、また、いわゆるシーケンシャル・ターボとして、
小容量と大容量とのターボを備えて低速域では小容量
を、高速域では大容量ターボをともに用いることが行わ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにエンジン
の広範囲な運転に応じて2基のターボチャージャを用い
て切換えるシステムでは、タービンの切換時に過給圧が
一時低下するのを防ぐため、タービン側流路とコンプレ
ッサ側流路とを同時に切換制御する必要がある。
【0005】また、エンジンの高速域にて過給圧の適正
な制限を行う場合には、その高速域の間は過ブースト圧
を防ぐためウエストゲートを開き、排気エネルギーの一
部を開放せねばならないという欠点がある。
【0006】本発明はこのような従来の問題に鑑みてな
されたものであり、その目的は排気エネルギーの回収に
際し、エンジンの広範囲な運転領域で効率よくエネルギ
ー回収を行おうとする排気エネルギー回収装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、エンジンの排気流路に複数の回転
電機付ターボチャージャを取付けて排気エネルギーの回
収の効率化を図る排気エネルギー回収装置において、前
記の複数の回転電機付ターボチャージャに至るエンジン
からの排気流路は並列接続に関連するとともに、過給気
流路にはエンジンの運転状態に応じて直列/並列接続に
切換える流路切換手段を設けた排気エネルギー回収装置
が提供される。
【0008】
【作用】ターボチャージャへの排気流路は並列接続と
し、過給気流路はエンジンの低速域では直列接続、高速
域では並列接続に切換えるので、広範囲な運転領域の間
にてコンプレッサが効率よく作動し、また過ブーストの
防止には回転電機の発電駆動により、排気エネルギーを
電力として回収できる。
【0009】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0010】図1は本発明にかかる排気エネルギー回収
装置の一実施例を示す構成ブロック図で、図2は本実施
例に用いる回転電機付ターボチャージャを示す説明図で
ある。
【0011】まず図2によりターボチャージャと回転電
機との関係を説明すると、1はターボチャージャ、2は
エンジン、3は電動発電機となる回転電機であり、エン
ジン2からの排気ガスは排気管21を介してターボチャ
ージャ1に送気され、タービン11を駆動して放出され
る。
【0012】タービン軸12には回転電機3とコンプレ
ッサ13とが同軸に取付けられ、タービントルクにより
駆動されるコンプレッサ13は空気を圧縮して吸気管2
2を介してエンジン2に過給気を圧送する。また回転電
機3はエンジン2からの排気エネルギーが大きい場合は
発電を行い、電力変換器4を介してバッテリ5を充電す
る。そして、エンジン2が低回転で高負荷を要する場合
には、バッテリ5を電源とした電力が電力変換器4によ
り回転電機3に供給されて電動機作動し、コンプレッサ
13の圧気作動を助勢して過給気圧を高めることにな
る。なお、このような作動の制御はエンジン回転センサ
23、ブースト圧センサ14や負荷の検出手段となるア
クセルペダルセンサ61などからの信号を入力するコン
トローラ6の指令により行われている。
【0013】図1の構成ブロック図はこのような回転電
機付ターボチャージャ(TCG)10と20との2基
と、タービン発電機30とを備えたシステムで、エンジ
ン2の排気流路は図示のようにTCG10と20とが常
に並列に接続され、それぞれの2基のタービンtを駆動
後の排出ガスは合流されてタービン発電機30を駆動し
て電力として回収されるように接続されている。
【0014】つぎに吸気流路を説明すると、Sは取入口
で、A,B,CおよびDはそれぞれが所定方向への開閉
自在なバルブを有する分岐路または合流路であり、エン
ジン2が低回転時にはTCG10と20とのコンプレッ
サcが直列接続され、高回転時には2基のコンプレッサ
が並列接続されるものである。なお、Dの分岐路には一
時的に圧気をW方向に開放するバルブが設けられてい
る。
【0015】図3は本実施例の作動の一例を示す処理フ
ロー図であり、同図に基づいてその作動を説明する。
【0016】まずステップ1にてエンジン回転数および
エンジン負荷を入力し、これらの信号に基づいて吸気流
路の直・並列の切換を行うか否かをステップ2にて判断
する。
【0017】ステップ2で切換の準備を行う場合はステ
ップ3に進み、ここではDの分岐路におけるW方向の流
路のバルブの一時開放を行う。このことはTCG10,
20のコンプレッサtの流路を直列から並列に切換を行
うと図4に示すように圧力が変化するので、切換開始か
らC=Dとなるまでの時間を短縮させる必要があり、こ
のため切換える少し前よりDからWに至る流路を過渡的
に開放してその圧力を一定に保持するようにTCG10
を電動駆動し、切換えるエンジン回転数となったら開放
した流路を閉じるとともに電動駆動を中止するものであ
る。
【0018】したがってステップ3からステップ4に進
んでDの圧力が一定になるようにTCG10のgを電動
駆動し、ついで、直・並列の切換えの場合はステップ
5,6,7と進んで、W側流路閉鎖とTCG10の電動
を中止してステップ8にて並列流路に変更する。
【0019】なお、ステップ2にて流路の切換準備を行
わない場合はステップ9にてブースト圧のチェックを行
い、所定の適正圧の場合はフローを終るが、過ブースト
の場合はステップ10に進んでTCGに発電作動させ、
排気エネルギーの過大分を電力に変換させて回収するこ
とになる。
【0020】図5、図6はコンプレッサ空気流量と圧力
比との関係を示す曲線図でコンプレッサ効率ηを示すも
のであり、図5の低速域にては過給流路の直列接続によ
り効率ηが増大し、図6の高速域では従来のようなウエ
ストゲートの開放による無駄がなく、また回転電機の発
電により電力として回収される。
【0021】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
エンジンの排気流路に2基の回転電機付ターボチャージ
ャのタービン流路を並列に常に接続し、コンプレッサか
らの過給気流路はエンジンの運転状態に応じ、低速域で
は直列接続、高速域では並列接続に切換えを行うので、
広範囲な運転領域でコンプレッサが高効率に圧縮作動を
行うとともに、タービンを駆動後の排出ガスはまとめら
れてタービン発電機により電気エネルギーとして回収さ
れ、さらに高速域では過ブーストを防ぐため回転電機に
発電させ、従来はウエストゲートにより排出させていた
排気エネルギーを電力として回収できるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる排気エネルギー回収装置の一実
施例を示す構成ブロック図である。
【図2】本実施例に用いる回転電機付ターボチャージャ
を示す説明図である。
【図3】本実施例の作動の一例を示す処理フロー図であ
る。
【図4】本実施例における直・並列切換時の説明図であ
る。
【図5】本実施例によるコンプレッサ効率の一例を示す
曲線図である。
【図6】本実施例によるコンプレッサ効率の一例を示す
曲線図である。
【符号の説明】
1…ターボチャージャ 2…エンジン 3…回転電機 10,20…回転電機付ターボチャージャ 30…タービン発電機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気流路に複数の回転電機付タ
    ーボチャージャを取付けて排気エネルギーの回収の効率
    化を図る排気エネルギー回収装置において、前記の複数
    の回転電機付ターボチャージャに至るエンジンからの排
    気流路は並列接続に連結するとともに、過給気流路には
    エンジンの運転状態に応じて直列/並列接続に切換える
    流路切換手段を設けたことを特徴とする排気エネルギー
    回収装置。
  2. 【請求項2】前記の流路切換手段はエンジンの低速域で
    は過給気流路を直列接続、高速域では並列接続に切換え
    ることを特徴とする請求項1記載の排気エネルギー回収
    装置。
  3. 【請求項3】前記エンジンの高速域にての過大過給圧の
    制御は前記回転電機を発電作動させることを特徴とする
    請求項1記載の排気エネルギー回収装置。
  4. 【請求項4】前記の複数の回転電機付ターボチャージャ
    の排出ガス流路を纏めるとともに、該流路にタービン発
    電機を接続したことを特徴とする請求項1記載の排気エ
    ネルギー回収装置。
JP4186170A 1992-06-19 1992-06-19 排気エネルギー回収装置 Pending JPH062553A (ja)

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JP4186170A JPH062553A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 排気エネルギー回収装置

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JP4186170A JPH062553A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 排気エネルギー回収装置

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JPH062553A true JPH062553A (ja) 1994-01-11

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JP4186170A Pending JPH062553A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 排気エネルギー回収装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004038172A1 (de) * 2004-08-06 2006-02-23 Daimlerchrysler Ag Brennkraftmaschine
DE102004061023A1 (de) * 2004-12-18 2006-06-22 Bayerische Motoren Werke Ag Schaltbare parallele, wahlweise sequentielle Aufladung für eine Brennkraftmaschine
US7571608B2 (en) * 2005-11-28 2009-08-11 General Electric Company Turbocharged engine system and method of operation
US8584459B2 (en) 2006-12-09 2013-11-19 Aeristech Limited Engine induction system
JP2020197166A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 株式会社豊田自動織機 過給システム
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