JPH06255358A - 居眠り運転防止装置 - Google Patents

居眠り運転防止装置

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JPH06255358A
JPH06255358A JP7085593A JP7085593A JPH06255358A JP H06255358 A JPH06255358 A JP H06255358A JP 7085593 A JP7085593 A JP 7085593A JP 7085593 A JP7085593 A JP 7085593A JP H06255358 A JPH06255358 A JP H06255358A
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JP
Japan
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scent
blowing
perfume
blow
blowing mode
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Withdrawn
Application number
JP7085593A
Other languages
English (en)
Inventor
Machiko Hiramatsu
真知子 平松
Junichi Kasai
純一 笠井
Masayuki Kaneda
雅之 金田
Mitsuru Taguchi
満 田口
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06255358A publication Critical patent/JPH06255358A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 香りの使用目的に応じて香りを含む風の吹き
出し状態を変え、香りの利用価値を向上させる。 【構成】 香り発生装置1は、芳香装置2と吹き出し装
置3とを有する。芳香装置は蓋を有する香料容器に覚醒
用の香料10と好ましい香りの香料12を備える。吹き
出し装置は、回転方向を切換可能な軸流ファン17が、
小さい第1開口18と大きい第2開口19を両端に有す
る通風路16に取り付けられており、軸流ファンを正回
転させ蓋14を開放すると、第1開口18を吹き出し口
とし第2開口を吸い込み口として、ドライバーに向け覚
醒用の香りを吹き出しす集中吹き出しモードになり、軸
流ファンを逆回転させ蓋15を開放すると、第2開口1
9を吹き出し口とし第1開口を吸い込み口として、拡散
吹き出しモードで好ましい香りを車室内に吹き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香りによって居眠り運
転を防止する居眠り運転防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両ドライバーの居眠り運転を防止する
ため、香りを発生させて運転者を覚醒させるようにした
この種従来装置として、例えば、特開平2−19741
3号公報に開示されたものがある。すなわち、複数種の
香りを選択的に発生させる香り発生装置と、車両の運転
状態を検出する運転状態検出装置とを設け、車両の運転
状態に対応した香り、例えばドライバーの居眠りを検出
したときは、居眠り運転を防止するために、クールミン
トの如く覚醒効果を有する刺激臭を発生させ、一般走行
時には精神の安静化を図る目的で森林の香りを模した香
りを発生させるなどによって、乗員の適正な運転動作を
促進するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置にあっては、運転状態に対応して香りを
選択してはいたが、香りを乗せて吹き出す風の吹き出し
方向については考慮されていなかったため、ドライバー
のみに与えたい覚醒作用のある刺激臭が車室内に拡散し
てしまい、他の乗員には不快あるいは煩わしいという問
題があった。本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、香りの使用目的に応じて香り
を含む風の吹き出しし状態を変え、香りの利用価値を向
上させた居眠り運転防止装置を提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、図
1に示すように、覚醒用の香りを含む複数の香りを送出
可能の芳香装置52と、前記の香りをドライバー側に指
向して集中して吹き出す集中吹き出しモードと、車室内
に拡散して吹き出す拡散吹き出しモードを有する吹き出
し装置53とを備える香り発生手段51と、香りを選択
する指令手段55と、香り発生手段51を制御する制御
手段57とを有し、この制御手段57は、指令手段55
からの指令にしたがって前記複数の香りのうち選択され
た香りを、その選択された香りに対応して集中吹き出し
モードと拡散吹き出しモードを切り替えて吹き出すよう
に香り発生手段51を制御するものとした。
【0005】
【作用】香り発生手段が、覚醒用の香りを含む複数の香
りを送出可能の芳香装置と、拡散吹き出しモードとドラ
イバー側への集中吹き出しモードとを有する吹き出し装
置とを備え、選択した香りに対応して集中吹き出しモー
ドと拡散吹き出しモードが切り替えられるから、居眠り
に対しては集中吹き出しモードで覚醒用の香りを吹き出
させ、覚醒用の刺激臭をドライバー側のみに向けて効率
良く覚醒させる一方、他の乗員には不快感や煩わしさを
与えないようにすることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
2は、本発明の第1の実施例を示す図である。車室前部
の図示省略したダッシュボード部に香り発生装置1が設
置され、この香り発生装置1を制御するための制御装置
6が設けられる。制御装置6には、居眠り検出装置7
と、第1および第2の選択スイッチ8、9が接続され、
これらからの入力信号に基づいて香り発生装置1を制御
する。居眠り検出装置7としては、例えばステアリング
ハンドルの操作態様を基にドライバーの居眠り運転状態
を検出するものや、その他適当なものが用いられ、居眠
り検出信号を制御装置6に出力する。また、第1および
第2の選択スイッチ8、9は、ドライバーや他の乗員の
操作により香り発生装置1の駆動、切り替えを行なうた
めに設けられる。
【0007】図3は香り発生装置の詳細構造を示し、同
図の(a)はその平断面図、(b)は(a)における矢
視A−Aの吹き出し・吸い込み口を示す正面図である。
香り発生装置1はユニットケース4内に組み込まれた芳
香装置2と吹き出し装置3とを備えている。芳香装置2
は、例えばクールミントの如く覚醒効果を有する刺激臭
を発生する覚醒用香料10が収納された香料容器11
と、例えば森林の香りを模した香り等好ましい香りを発
生する好みの香りの香料12が収納された香料容器13
を備えている。そして香料容器11がドライバー席側
に、香料容器13がアシスト席側に配置され、香料容器
11には蓋14が、香料容器13には蓋15がそれぞれ
取り付けられている。
【0008】吹き出し装置3は通風路16を有し、その
中間に回転方向を切換可能な軸流ファン17が取り付け
られている。また、通風路16のドライバー席に近い端
部には開口面積の小さい第1開口18が設けられ、アシ
スタント席に近い端部には開口面積の大きい第2開口1
9とが設けられており、さらに、通風路16の第1開口
18付近の通路径は小さく形成され、第2開口19付近
の通路径は大きく形成されている。香料容器の蓋14、
15、ならびに軸流ファン17はそれぞれ図示しない駆
動装置により開閉、正逆回転駆動される。
【0009】そして、軸流ファン16を正回転させる
と、第1開口18を吹き出し口とし、第2開口19を吸
い込み口として、ドライバーに向けて覚醒用の香りを吹
き出す集中吹き出しモードとなる。また、軸流ファン1
6を逆回転させると、第2開口19を吹き出し口とし、
第1開口18を吸い込み口として、好ましい香りを車室
内に拡散させる拡散吹き出しモードとなる。
【0010】次に、制御装置6による香り発生装置1の
制御動作を、図3および図5を参照して、図4のフロー
チャートに従って説明する。まずイグニッションキーの
ONにより、制御動作が開始される。ステップS1にお
いて、制御装置に接続された居眠り検出装置7によって
ドライバーの居眠り状態が検出されたか否かが判断され
る。居眠り状態が検出されたならば、ステップS3に進
み、居眠り状態になければステップS2へと進む。
【0011】ステップS2では、ドライバー自身が眠気
を感じたなどによって、覚醒用の香りを発生させる手動
の第1選択スイッチ8がONされているか否かを判断す
る。第1選択スイッチ8がONであれば、ステップS3
へ進み、ONされていなければS9へと進む。ステップ
S3では、吹き出し装置3の軸流ファン17が正方向に
回転駆動される。 これにより、通風路16の第1開口
18を吹き出し口とし、第2開口19を吸い込み口とす
る集中吹き出しモードが発動される。あわせて、ステッ
プS4において、覚醒用香料10を収納した香料容器1
1の蓋14が開放されて、覚醒用香りの送出が開始され
る。
【0012】この結果、図3に矢印で示されるように、
覚醒用の香りを含んだ風が流れる。その際、ドライバー
側に近い第1開口18の開口面積は小さいので、ドライ
バーに向けてスポット状に香りが噴出される。これによ
り、ドライバーは効率良く覚醒され、他の乗員は刺激臭
にわずらわされることはない。次にステップS5では、
タイマーが計時を開始し、ステップS6で所定時間Tが
カウントされたかがチェックされる。そして、所定時間
TになるとステップS7へ進む。ステップS7では、所
定時間Tの間作動した軸流ファン17の駆動が停止さ
れ、また、蓋14が閉じられて覚醒用の香りの送出が停
止される。そして次のステップS8において、タイマー
がリセットされ、ステップS1へ戻る。
【0013】一方、ステップS2で第1選択スイッチ8
がOFFであるときには、ステップS9において、好み
の香りを発生させるための第2選択スイッチ9がONか
否かが判断される。第2選択スイッチ9がONであれば
ステップS10へ進み、OFFならばステップS1へ戻
る。ステップS10では、軸流ファン17が逆方向に回
転駆動される。これにより、第2開口19を吹き出し口
とし第1開口18を吸い込み口とする拡散吹き出しモー
ドが発動される。あわせて、ステップS11において、
好みの香りの香料12を収納した香料容器13の蓋15
が開放されて、好みの香りの送出が開始される。
【0014】この結果、図5に矢印で示されるように、
好みの香りを含んだ風が流れる。その際、アシスト席側
に近い第2開口19の開口面積は大きいので、好みの香
りは車室内に広く拡散され、全ての乗員が香りを楽しむ
ことができる。同時にステップS12でタイマーがスタ
ートし、ステップS13で所定時間の香りを含んだ送風
が継続される。このあとステップS14で、軸流ファン
17の駆動が停止され、また、香料容器13の蓋15が
閉じられて覚醒用の香りの送出が停止される。そして次
のステップS15において、タイマーがリセットされ、
ステップS1へ戻る。上記のフローが、イグニッション
キーオンの間繰り返される。
【0015】この実施例は以上のように構成され、居眠
り運転時には居眠り検出装置からの検出信号に基づい
て、刺激を有する覚醒用の香りが吹き掛けられ、ドライ
バーを覚醒させる。そしてその際とくに集中吹き出しモ
ードでドライバーに集中して吹き掛けられるから、効率
の良い充分な覚醒効果が得られる効果がある。さらに乗
員の操作する第1および第2の選択スイッチが設けられ
ているので、任意に覚醒用の香りまたは好みの香りを含
んだ風を得ることができ、好みの香りは車室内に広く拡
散されて多くの者がこれを楽しめる一方、このスイッチ
操作による場合にも、覚醒用の香りを選択したときには
ドライバーに集中して吹き掛けられ、他の乗員に対して
は、刺激臭の煩わしさを大幅に軽減することができると
いう効果を有する。
【0016】図6は、発明の第2の実施例を示す。同図
の(a)は香り発生装置の平断面を示し、(b)は
(a)における矢視B−Bの吹き出し口を示す正面図で
ある。香り発生装置は、第1実施例におけると同様の入
力を受ける図示省略した制御装置により制御される。香
り発生装置21は、ユニットケース24内に組み込まれ
た芳香装置22と、吹き出し装置23とを備えている。
ケーシング24には、その側壁に吸い込み口25と、正
面壁に後述するシロッコファンの吹き出し風を車室内へ
吹き出す吹き出し口26とが設けられている。
【0017】芳香装置22は、覚醒用香料10が収納さ
れた香料容器27と、好ましい香りを発生する好みの香
りの香料12が収納された香料容器28を備えている。
吹き出し装置23は、通風路31と、吹き出し方向をド
ライバーの前面に指向させた第1のシロッコファン3
2、および車室内に向け真直ぐに吹き出す第2のシロッ
コファン33とを備えている。第1および第2のシロッ
コファン32、33は吸い込み口25から吸い込みんだ
空気を吹き出し口26から吹き出す。
【0018】そして、第1のシロッコファン32と第2
のシロッコファン33とを同時に作動させると、2つの
シロッコファンの吹き出し風が重なって、2つのシロッ
コファン32,33の吹き出し方向の中間方向、すなわ
ちドライバーに向けて吹き出す集中吹き出しモードとな
る。また、第2のシロッコファン33のみを作動させる
と、吸い込み口25から吸い込みまれた空気が吹き出し
口26から車室内に向け真直ぐに拡散して吹き出す拡散
吹き出しモードとなる。また、芳香装置22は吸い込み
口25の近傍に配置され、その香料容器27、28に
は、第1の実施例と同様に、蓋29および30が取り付
けられている。
【0019】上記のように構成された香り発生装置21
は、図7に示されるフローチャートに従って制御装置に
より制御される。なお、前述の第1の実施例と同じ内容
のステップには、同一の符号を付してその詳しい説明は
省略する。イグニッションキーがONされると装置の制
御動作が開始される。ステップS1において、ドライバ
ーの居眠りが検出されたか否かが判断され、居眠り状態
が検出されたときは、ステップS4に、検出されないと
きはステップS2へ進む。
【0020】ステップS2では、第1の選択スイッチ8
がONされたか否かが判断され、第1の選択スイッチ8
がONのときはステップS4へ進み、OFFならばステ
ップS9へ進む。ステップS4では、香料容器27の蓋
29が開放され、覚醒用の香りの送出が開始される。次
のステップS21において、第1のシロッコファン32
と第2のシロッコファン33の双方が駆動される。
【0021】この結果、図6に矢印で示すような集中吹
き出しモードとなり、吹き出し口26からドライバーの
前面に向けて吹き出す第1のシロッコファン32の風F
1と、吹き出し口26から車室内に向けて真直ぐに吹き
出す第2のシロッコファン33の風F2とが重なって、
ドライバーに向かう風FDとなる。この際、2つのシロ
ッコファンによる風が重畳されて大きな風量が得られ、
吹き出し口26からは覚醒用の香りがドライバーに向け
て強く噴出されることになる。このため、ドライバーは
効率良く覚醒される一方、他の乗員が覚醒用の香りにわ
ずらわされることはない。
【0022】ステップS5、S6でこの集中吹き出しモ
ードが所定時間継続したあと、ステップS22におい
て、第1のシロッコファン32と第2のシロッコファン
33が停止されるとともに、香料容器27の蓋29が閉
じられて、香りの送出が止まる。このあとステップS8
でタイマーがリセットされステップS1に戻る。
【0023】一方、ステップS2で第1の選択スイッチ
8がOFFのときには、ステップS9において、第2選
択スイッチ9がONされたか否かが判断される。第2選
択スイッチ9がONされていればステップS11に進
み、OFFであればステップS1へ戻る。ステップS1
1では香料容器28の蓋30が開放され、好みの香りの
送出が開始される。そして次のステップS23で、第2
のシロッコファン33のみが駆動される。
【0024】この結果、図8に矢印で示すような拡散吹
き出しモードとなり、第2のシロッコファン33からの
風F2が、吹き出し口26から車室内に拡散的に吹き出
される。これにより、心地よい香りが車室内に広まり、
乗員は香りを楽しむことができる。ステップS12およ
びS13で所定時間好ましい香りの芳香が継続されたあ
と、ステップ24で第2のシロッコファン33が停止さ
れ、香料容器28の蓋30が閉じられて香りの発生が終
了する。このあと、ステップS15でタイマーがリセッ
トされステップS1に戻る。以上のように構成された本
実施例によっても、覚醒用の香りはとくにドライバーに
集中して吹き掛けられ、第1の実施例と同様の効果が得
られる。
【0025】図9には、発明の第3の実施例として、先
の図6の香り発生装置に対する制御態様の変形例を示
す。この実施例は、覚醒用の香りの吹き出しについては
前実施例と同様に行い、好みの香りの吹き出しは2個の
シロッコファンを交互に作動させて行うようにしたもの
である。図9はその制御動作を示すフローチャートであ
る。 なお、第2の実施例におけると同一の動作内容の
ステップには図7と同一の符号を付して、その説明を省
略する。
【0026】居眠りが検出されず、第1の選択スイッチ
がOFFで、ステップ9において第2の選択スイッチが
ONであるとする。この場合、ステップS11で好みの
香りの香料の収納された香料容器28の蓋30が開放さ
れて、香りの送出が開始される。あわせて第2のシロッ
コファンの駆動回数をカウントする変数nに0がセット
される。
【0027】そして、ステップS31で第2のシロッコ
ファン33の駆動が開始されるとともに、nがインクリ
メントされる。これにより、好ましい香りの風F2が車
室内に向け真直ぐに吹き出される。ステップS32では
タイマーの計時が開始され、ステップS33により所定
時間T0になるまで計時が行われると、ステップS34
で第2のシロッコファン33の駆動が停止される。この
あと、ステップS35において、今度は第1のシロッコ
ファン32の駆動が開始されて、好ましい香りの風F1
がドライバー側に向けて吹き出される。
【0028】ステップS36でステップ33と同様に計
時が行なわれる。所定時間T0が経過すると、ステップ
S37で第1のシロッコファン32の駆動が停止される
とともに、ステップS38でタイマーがリセットされ
る。このあとステップS39において、第2のシロッコ
ファン33の駆動回数nがチェックされる。nが所定回
数Nになっていなければ、ステップS31へ戻って、上
記の第1および第2のシロッコファンの交互駆動が繰り
返される。そして、所定回数Nになると、ステップS4
0で香料容器28の蓋30が閉じられ、香りの送出が停
止されてステップS1へ戻る。
【0029】本実施例によれば、好ましい香りの風の、
第1のシロッコファン32によるドライバー側への吹き
出しと、第2のシロッコファン23による車室内への真
直の吹き出しとが交互に行われるので、好ましい香りが
車室内により良く拡散されるという利点がある。
【0030】
【発明の効果】以上のとおり、本発明では、香り発生装
置が、覚醒用の香りを含む複数の香りを送出可能の芳香
装置と拡散吹き出しモードとドライバー側への集中吹き
出しモードとを有する吹き出し装置とを備えるものと
し、選択した香りに対応して集中吹き出しモードと拡散
吹き出しモードが切り替えるようにしたから、香りの種
類に応じて適切な吹き出しモードで香りが送られる。
【0031】そしてとくに居眠り検出装置を備えて、居
眠り運転状態が検出されたときに集中吹き出しモードで
覚醒用の香りを吹き出すようにしたときには、覚醒用の
刺激臭はドライバー側のみに向けられて効率良く覚醒さ
せることができるとともに、他の乗員への不快感や煩わ
しさが大幅に緩和される。また、乗員が操作する選択ス
イッチを設けたものでは、ドライバーが眠気を感じたと
きや他の乗員が望むときに、任意にスイッチを操作して
必要な香りの吹き出しを得ることができ、この場合にも
覚醒用の香りは集中吹き出しモードで提供されて他への
煩わしさを避け、その他の好ましい香りは拡散吹き出し
モードとされて、多くの乗員で楽しむことが可能となる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図3】香り発生装置の詳細構造を示す図である。
【図4】第1実施例の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】拡散吹き出しモードを示す図である。
【図6】発明の第2の実施例を示す図である。
【図7】第2の実施例の制御動作を示すフローチャート
である。
【図8】第2の実施例における拡散吹き出しモードを示
す図である。
【図9】発明の第3の実施例を示すフローチャートであ
る。
【図10】第3の実施例における拡散吹き出しモードを
示す図である。
【符号の説明】
1 香り発生装置 2 芳香装置 3 吹き出し装置 4 ユニットケース 6 制御装置 7 居眠り検出装置 8 第1の選択スイッチ 9 第2の選択スイッチ 10 覚醒用香料 11、13 香料容器 12 好みの香りの香料 14、15 蓋 16 通風路 17 軸流ファン 18 第1開口 19 第2開口 21 香り発生装置 22 芳香装置 23 吹き出し装置 24 ケーシング 25 吸い込み口 26 吹き出し口 27、28 香料容器 29、30 蓋 31 通風路 32 第1のシロッコファン 33 第2のシロッコファン 51 香り発生手段 52 芳香装置 53 吹き出し装置 55 指令手段 57 制御手段
フロントページの続き (72)発明者 田口 満 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 覚醒用の香りを含む複数の香りを送出可
    能の芳香装置と、前記香りをドライバー側に指向して集
    中して吹き出す集中吹き出しモードと、車室内に拡散し
    て吹き出す拡散吹き出しモードを有する吹き出し装置と
    を備える香り発生手段と、前記香りを選択する指令手段
    と、前記香り発生手段を制御する制御手段とを有し、該
    制御手段は、前記指令手段からの指令にしたがって前記
    複数の香りのうち選択された香りを、該選択された香り
    に対応して前記集中吹き出しモードと拡散吹き出しモー
    ドを切り替えて吹き出すように前記香り発生手段を制御
    するものであることを特徴とする居眠り運転防止装置。
  2. 【請求項2】 前記香りを選択する指令手段が、選択ス
    イッチであることを特徴とする請求項1記載の居眠り運
    転防止装置。
  3. 【請求項3】 前記香りを選択する指令手段が、居眠り
    検出装置であり、前記制御手段は、前記指令として前記
    居眠り検出装置から居眠り運転状態の検出信号を受けた
    とき、前記集中吹き出しモードで覚醒用の香りを送出す
    るように、前記香り発生手段を制御するものであること
    を特徴とする請求項1記載の居眠り運転防止装置。
  4. 【請求項4】 前記吹き出し装置は、一端にドライバー
    側に指向する開口面積の小さな開口を有し、他端に車室
    に指向する開口面積の大きな開口を有する通風路と、該
    通風路に設けられた軸流ファンとを有し、該軸流ファン
    の回転方向を切り替えて前記集中吹き出しモードと拡散
    吹き出しモードを得るものであることを特徴とする請求
    項1、2または3記載の居眠り運転防止装置。
  5. 【請求項5】 前記吹き出し装置は、吹き出し方向を異
    ならせて配設された複数のファンを有し、該複数のファ
    ンのうち駆動するファンを選択して前記集中吹き出しモ
    ードと拡散吹き出しモードを得るものであることを特徴
    とする請求項1、2または3記載の居眠り運転防止装
    置。
  6. 【請求項6】 前記吹き出し装置は、前記複数のファン
    を交互に駆動して前記拡散吹き出しモードを得るもので
    あることを特徴とする請求項5記載の居眠り運転防止装
    置。
JP7085593A 1993-03-05 1993-03-05 居眠り運転防止装置 Withdrawn JPH06255358A (ja)

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Cited By (6)

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