JPH0625505Y2 - 産業用車輌のエアクリ−ナの吸気導入装置 - Google Patents

産業用車輌のエアクリ−ナの吸気導入装置

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JPH0625505Y2
JPH0625505Y2 JP1985156192U JP15619285U JPH0625505Y2 JP H0625505 Y2 JPH0625505 Y2 JP H0625505Y2 JP 1985156192 U JP1985156192 U JP 1985156192U JP 15619285 U JP15619285 U JP 15619285U JP H0625505 Y2 JPH0625505 Y2 JP H0625505Y2
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JP
Japan
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intake
air cleaner
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industrial vehicle
port
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JP1985156192U
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JPS6265496U (ja
Inventor
嘉生 中島
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株式会社豊田自動織機製作所
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、産業用車輌のエアクリーナの吸気導入装置に
関し、特にフォークリフト、キャブオーバタイプの産業
用車輌等に装備したエアクリーナに適する吸気導入装置
である。
[従来の技術] 従来、フォークリフト、キャブオーバタイプの産業用車
輌等、例えば、フォークリフトにあっては、第9図乃至
第12図々示のように、その構成上エアクリーナにおけ
る吸気取入口が車体の側方に取り付けられていた。即
ち、従来のフォークリフトは、車体1の内部のエンジン
ルーム2にエアクリーナ3が装備したエンジン(図示せ
ず)と、該車体1の前方上方に設けられ運転席4の基部
5を構成し後方中央部で該車体1と連結するスタンド部
6と、該スタンド部6の上面に配設した座席7とを搭載
している。そして、スタンド部6の側方における側壁8
には、エアクリーナ3の連結口9に吸気導入管10を接
続して連通する外気取入口11が外部に露呈して設けら
れている。該外気取入口11の開口上方には、半円弧状
の雨水侵入防止用ヒサシ12が突設されている。
[本考案によって解決される問題点] このように、従来の装置は、吸気取入口11がスタンド
部6の側方に設けられているため、吸気導入時には、吸
気取入口11においては風切り音が生じる。また、吸気
導入管10内においては吸気の脈動による音も生じてか
なりの周囲騒音を発生し作業環境を悪くしている。しか
も、前記スタンド部6の側方に設けられた吸気取入口1
1からは、雨水、雪、汚水のみならず、走行中車輪によ
り巻き上げられた塵埃等の異物が流入吸気と共に侵入し
易く、エアクリーナ3の保守整備等を頻繁に必要とする
ばかりか、エアクリーナを含む、エンジンの使用寿命に
悪影響を及ぼしていた。
また、スタンド部6の側方に吸気取入口11を設けるこ
とは、目に付き易い場所だけに外観上からも好ましくな
い。さらに、前記突設するヒサシ12は、保守整備や搭
乗者の乗降時に邪魔となる問題があった。
[考案の目的] 本考案は、上記従来の問題点を解消するもので、産業用
車輌の構造を有効利用し、吸気騒音の低減を図るととも
に、異物の侵入を防止し得る産業用車輌のエアクリーナ
の吸気導入装置を提供することを目的とする。
[考案の構成] 本考案の産業用車輌のエアクリーナの吸気導入装置は、
車体内部にエアクリーナを装備したエンジンと、該車体
の前方上方に設けられ運転席の基部を構成し後方中央部
で該車体と連結するスタンド部と、該スタンド部の上面
に取り付けた座席とを搭載してなる産業用車輌におい
て、該スタンド部後方の内側隅部に縦長のチヤンバを区
画形成し、該チヤンバの後壁には網状部材が覆装された
吸入口を、同じく該吸入口と対向しない内壁には同底壁
から所要距離を隔てて送出口を開設するとともに、該送
出口と前記エアクリーナの連結口とを吸気導入管によっ
て接続してなる構成を採用している。
本考案の装置は、吸気取入口としての前記吸入口をスタ
ンド部の後方に配置し得るものであれば適用でき、フォ
ークリフトの他、キャブオーバタイプの産業用車輌をも
含む。前記チヤンバは多角形状や円筒形状等の所定容積
の区画室から成り、スタンド部後方の内側隅部を利用し
て簡易に配置することができる。そして該チヤンバに設
けられる吸入口は後部外方に向けて開口し、一方、送出
口はスタンド部の内部に向けて開口しており、両者の配
設間隔と相対位相がエアクリーナへの異物の侵入防止に
有効な役割を果たしている。また、前記吸入口はその開
口部に少なくとも網状部材を覆装してチヤンバ自体への
異物の侵入をも予防し、吸気清浄化の一層の向上を図る
構成を採用している。
なお、本発明で運転室とは、運転室全体を窓とか壁で囲
んだキャビン又は単にヘッドガード及びピラーで構成さ
れた枠体のものの両者を含む。
[考案の作用効果] 上記構成からなる本考案の装置は、前記スタンド部後方
より前記吸入口を通じて導入された吸気が、チヤンバ、
送出口及び吸気導入管を経てエアクリーナに送給され
る。該吸入口はスタンド部の後方に向けて開口されてい
るため、当該部位では吸気の流通が比較的穏やかで、吸
気導入時の風切り音が和らぎ、一方、吸気導入管内にお
いては、チヤンバの配設によりこれがサージタンク的役
割を奏して吸気の脈動が減衰され、音の発生が低減され
る。かりに風切り音が生じたとしても後方へ伝播される
ため実用上の問題はなく、周囲騒音を従来に比して低減
でき作業環境を良好に改善できる。また、前記吸入口の
開口部には網状部材が覆装されているため、異物がチヤ
ンバ内に侵入しにくく、特に前進走行時にはほとんど侵
入することがない。たとえ微量の異物が侵入したとして
も、吸入口よりチヤンバ内に流入した途端、直面する内
壁に衝突して底壁上に分離収積され、しかも底壁から所
定距離を隔てて開設された送出口位置によってその導出
が阻止されるため、送出口から吸気導入管を介してエア
クリーナには浄化された吸気が送給される。従って本考
案装置は、エアクリーナの保守整備等を簡素化でき、エ
アクリーナを含むエンジンの吸気性能向上を図ることが
できる。
以下本考案の一実施例を説明する。なお、前記従来技術
と同一の構成要素には同一符号を付して詳しい説明は省
略する。
[実施例] 本実施例の装置は、第1図乃至第4図々示のように座席
7にはこれを囲繞するヘッドガード13が車体1に固定
されている。該ヘッドガード13は、天枠体14と前後
左右の4つの支柱15とからなる。該座席7の背後にお
けるスタンド部6の後方には、第3図及び第4図々示の
ように、スタンド部6の後方外壁を構成する側壁16及
び後壁17と、スタンド部6の内部においてこれら各壁
16、17と溶接等により一体連結した断面L字形状の
内壁18、19と、さらにはこれら各壁に溶接等により
一体連結した頂壁20及び底壁21とによって、気密的
に区画形成された縦長直方体のチヤンバ22が配設され
ている。前記後壁17には長方形状の吸入口23が開口
され、該吸入口23の開口部には網状部材24が覆装さ
れている。該後壁17に対しほぼ直交する向きに配設さ
れた内壁19には第3図々示のように底壁21から所定
距離を隔てて円形状の送出口25が開口され、前記底壁
21にはエアクリーナ3への吸気導入に支障を来さない
ような収積異物の排出孔(図示せず)が設けられてい
る。そして前記送出口25には伸縮自在の吸気導入管1
0の一端がグロメット等を介して気密的に連結され、該
吸気導入管10の他端は、エンジンに装備されたエアク
リーナ3の連結口9にグロメット等を介して気密的に接
続されている。
上記構成からなる本実施例の装置は、スタンド部6の後
方から前記吸入口23を通して導入された吸気が、チヤ
ンバ22、送出口25及び吸気導入管10を経てエアク
リーナ3に円滑に送給される。本実施例の装置は、吸気
取入用の吸入口23がスタンド部6の後方に配設されて
いるため、当該部位では吸気流通が比較的穏やかで、吸
気導入時の風切り音が和らぎ、一方、吸気導入管10内
においては、チヤンバ22の配設によりこれがサージタ
ンク的役割を果たして吸気の脈動が抑制され、音の発生
が低減される。かりに風切り音が生じたとしても後方へ
伝播されるため、従来の吸気取入口の側方配置に比して
実用上ほとんど問題はなく、周囲騒音の格段の低減によ
って作業環境を良好に改善しうる実用上優れた作用効果
をもたらす。また、前記吸入口23の開口部には網状部
材24が覆装されているため、塵埃等の異物がチヤンバ
22内に侵入しにくく、吸気の清浄化を十分に果たすこ
とができる効果がある。
たとえ微量の異物が侵入したとしても、吸入口23と送
出口25とはほぼ直交する位相で配置され、しかも両者
の間に所要の間隔が存在するため、異物は吸入口23よ
りこれと対向するチヤンバ22の内壁18に衝突して底
壁21上に収積され、しかる後、排出孔又は吸入口23
を介して外部へ排出される。しかも底壁21から所要距
離を隔てて開設された送出口25位置により、異物が送
出口25を経て吸気導入管10やエアクリーナ3へ送給
されることは、ほぼ完全なまでに防止される。よって、
本実施例の装置はエアクリーナ3の保守整備を簡素化で
き、エアクリーナ3を含むエンジンの吸気性能の向上を
図ることができる。また、本実施例の装置は、スタンド
部6の後方に設けた吸入口23が目だちにくいために外
観上の美感を損なうことがなく、さらには保守整備時や
搭乗者の乗降時に何等の不都合を来すことがないといっ
た実用上優れた効果を奏する。
本考案は上記実施例に限らず、例えば第5図及び第6図
々示のように、前記吸入口23の開口部上方に断面L字
形状のヒサシ26を突設して該ヒサシ26に雨樋の役割
を果たさせることにより、直接的に降りかかった雨水等
の侵入防止のみならず、運転席4等の上部から流下する
雨水の侵入をも防止することができる。また、第7図及
び第8図々示のように前記吸入口23の開口部を左右、
上方の領域に亘ってカバー27で覆い、かつ下方を開放
することにより、さらに側方から侵入しようとする雨水
等をも防止して、一層完全な異物の侵入防止を図ること
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例をそれぞれ示すも
ので、第1図はその平面図、第2図はその側面図、第3
図は第1図中A部分を拡大して示す要部欠裁断面図、第
4図は第3図B方向より見た要部の側面図、第5図乃至
第8図は本考案のその他の実施例をそれぞれ示す要部の
側面図、第9図乃至第12図は従来装置をそれぞれ示す
もので、意9図はその平面図、第10図はその側面図、
第11図は第9図中A部分を拡大して示す要部欠裁断面
図、第12図は第11図中C方向より見た要部の側面図
である。 図中3……エアクリーナ、6……スタンド部、7……座
席、10……吸気導入管、22……チヤンバ、23……
吸入口、24……網状部材、25……送出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体内部にエアクリーナを装備したエンジ
    ンと、該車体の前方上方に設けられ運転席の基部を構成
    し後方中央部で該車体と連結するスタンド部と、該スタ
    ンド部の上面に取り付けた座席とを搭載してなる産業用
    車輌において、該スタンド部後方の内側隅部に縦長のチ
    ヤンバを区画形成し、該チヤンバの後壁には網状部材が
    覆装された吸入口を、同じく該吸入口と対向しない内壁
    には同底壁から所要距離を隔てて送出口を開設するとと
    もに、該送出口と前記エアクリーナの連結口とを吸気導
    入管によって接続したことを特徴とする産業用車輌のエ
    アクリーナの吸気導入装置。
JP1985156192U 1985-10-12 1985-10-12 産業用車輌のエアクリ−ナの吸気導入装置 Expired - Lifetime JPH0625505Y2 (ja)

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