JPH0320183Y2 - - Google Patents

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JPH0320183Y2
JPH0320183Y2 JP1983111528U JP11152883U JPH0320183Y2 JP H0320183 Y2 JPH0320183 Y2 JP H0320183Y2 JP 1983111528 U JP1983111528 U JP 1983111528U JP 11152883 U JP11152883 U JP 11152883U JP H0320183 Y2 JPH0320183 Y2 JP H0320183Y2
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JP
Japan
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air intake
fender
intake box
box
plate
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JP1983111528U
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JPS6020413U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車における機関の空気取入装置に
関するものである。
[従来の技術] 一般的な乗用車では外観上、機関フードの路面
からの高さが低いものが好まれることと相俟つ
て、排ガス対策のための種々の機器を収容するた
めに、機関室がますます狭くなつてきた。
実公昭38−16105号公報に開示されるように、
ワンボツクス型車両では、車体の側壁外板と側壁
内板との間に空気取入空間を区画し、この空気取
入空間に取入空気から雨滴を除去して、空気清浄
器へ導くようにした空気取入装置が知られている
が、一般的な乗用車には採用し難い。
実開昭57−154522号公報に開示されるように、
一般的な乗用車の空気取入装置では、バツテリ支
持枠の底部に空気取入箱を一体的に形成し、空気
取入箱をダクトにより空気清浄器に連結し、空気
取入箱に機関室の外部へ開口する空気取入口を設
けている。しかし、この空気取入装置ではバツテ
リの取付場所が空気清浄器との関係で限定され、
取り付け困難な場合がある。また、空気取入箱は
機関室の熱気に触れるので、吸気温度が高くな
り、機関の吸気効率が低下する恐れもある。
実開昭56−119775号公報に開示される空気取入
装置では、空気清浄器の空気取入口の前面に、斜
め下方へ風をそらせるルーバを備えた偏向板を配
設し、雨滴を車体前壁板へ当てて流下させ、水抜
き孔から外部へ排出している。しかし、機関室が
狭いと、空気清浄器を機関室の前方中央部に配設
することは難しい。
[考案が解決しようとする問題点] 機関室の代りに、従来利用されていなかつたタ
イヤハウスの内空部(フエンダ外板とフエンダ内
板との間の空部)へ空気取入箱を配設すれば、そ
の分だけ機関室の内空部を有効に利用でき、排ガ
ス対策や整備もしやすくなる。しかし、空気取入
箱をタイヤハウスと内空部に配設すると、車両が
深い水溜りを通過した場合に、前輪により泥水が
巻き上げられて、空気取入箱へ浸入する恐れがあ
る。
本考案の目的は上述の問題に鑑み、空気取入箱
をタイヤハウスへ配設しても、泥水などの浸入を
防止し得る、機関の空気取入装置を提供すること
にある。
[問題を解決するためのる手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はフ
エンダ内板の前部外面に上壁に空気取入口を有す
る空気取入箱を結合し、空気取入箱をフエンダ内
板を貫通するダクトにより空気清浄器へ連通さ
せ、空気取入箱の前壁に上方へ突出する邪魔板1
5を係合し、空気取入箱の側壁にフエンダ外板と
の間を塞ぎかつ後方へ向つて斜め下方へ延びる邪
魔板を結合し、該邪魔板に空気取入箱よりも後方
へ向つて斜め上方へ延びかつフエンダ内板とフエ
ンダ外板との間を塞ぐ延長部を備えたものであ
る。
[作用] 空気取入箱をフエンダ内板と一体に構成するこ
とにより、タイヤハウスの内空部を有効に利用
し、機関室の熱気を遮断して吸気効率を向上でき
る。
空気取入箱の前壁に結合した邪魔板は、車体前
壁のグリルなどから空気取入口へ吹き込む雨水を
遮断する。
空気取入箱の側壁に結合した邪魔板は、路面と
空気取入口との間を遮断し、水溜りの泥水が空気
取入口へ流入するのを阻止する。特に、邪魔板の
後方延長部を斜め上方へ延長したことにより、路
上の泥水が前輪に巻き込まれて空気取入箱の後側
から空気取入口へ流入するのを阻止する。
[考案の実施例] 第1図に示すように、空気取入箱4は前輪17
を覆うフエンダ外板1と機関室の側方を区画する
フエンダ内板2(第2図)との間に内空部にあつ
て、前照燈16の後側に配設される。空気取入箱
4の上壁に空気取入口4aが開口される。空気取
入箱4の前壁に、空気取入箱4よりも上方へ突出
する邪魔板15が結合される。空気取入箱4の側
壁にほぼU字形に湾曲した邪魔板5が結合され
る。
第2図に示すように、空気取入箱4と空気清浄
器13との間にダクト8が接続される。
なお、第2図において、12は機関フード、6
はバンパ、14は機関、19は吸気マニホール
ド、第3図において3は前サイド部材である。
第3図に示すように、空気取入箱4は実際には
長方形の平板を箱形にプレス成形され、周縁部に
形成したフランジ4cをフエンダ内板2の外面に
重ね合せ溶接して一体に構成される。フエンダ内
板2に設けた開口21にダクト8が接続される。
空気取入箱4の底部4bに塗装時内部の塗料を排
出するための穴が設けられ、塗装後グロメツト7
により閉鎖される。
第4図に示すように、邪魔板15は水平断面が
U字形に折り曲げられた板材からなり、フエンダ
内板2と空気取入箱4の前壁4dに重ね合せ結合
される。邪魔板5は後方へ向つて斜め下方へ延
び、かつ一側縁に形成したフランジ5aが空気取
入箱4の側壁に重ね合せ溶接される。邪魔板5の
後半延長部は空気取入箱4から斜め上方へ延び、
かつ一側縁に形成したフランジ5bがフエンダ内
板2に重ね合せ溶接される。邪魔板5の他側縁に
フエンダ外板1と対向するフランジ5cが形成さ
れる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、フエンダ内板の前部外
面に上壁に空気取入口を有する空気取入箱を結合
し、空気取入箱をフエンダ内板を貫通するダクト
により空気清浄器へ連通させ、空気取入箱の前壁
に上方へ突出する邪魔板15を結合し、空気取入
箱の側壁にフエンダ外板との間を塞ぎかつ後方へ
向つて斜め下方へ延びる邪魔板を結合し、該邪魔
板に空気取入箱よりも後方へ向つて斜め上方へ延
びかつフエンダ内板とフエンダ外板との間を塞ぐ
延長部を備えたものであり、空気取入箱がタイヤ
ハウスの内空部に配設されるから、機関室の内空
部を犠牲にしないで、容量の大きなものを備える
ことができる。
空気取入箱がタイヤハウスの内空部の上方部分
に配置され、空気取入箱の上壁に空気取入口が設
けられ、かつ空気取入箱の前側と側部と後側とに
それぞれ邪魔板が配設されているので、車両が深
い水溜りなどを通過しても、泥水が空気取入箱の
内部へ浸入するのを防止できる。
空気取入箱は車体の溶接による組立工程で結合
できるから、従来の合成樹脂製空気取入箱を車体
組立後に機関室の内空部へ取り付けるのに比べ
て、材料費や組立費が節減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る機関の空気取入装置の取
付状態を示す車両の側面図、第2図は同平面断面
図、第3図は同要部を拡大して示す正面断面図、
第4図は同側面図である。 1……フエンダ外板、2……フエンダ内板、4
……空気取入箱、5,15……邪魔板、8……ダ
クト、13……空気清浄器、14……機関。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フエンダ内板の前部外面に上壁に空気取入口を
    有する空気取入箱を結合し、空気取入箱をフエン
    ダ内板を貫通するダクトにより空気清浄器へ連通
    させ、空気取入箱の前壁に上方へ突出する邪魔板
    15を結合し、空気取入箱の側壁にフエンダ外板
    との間を塞ぎかつ後方へ向つて斜め下方へ延びる
    邪魔板を結合し、該邪魔板に空気取入箱よりも後
    方へ向つて斜め上方へ延びかつフエンダ内板のフ
    エンダ外板との間を塞ぐ延長部を備えたことを特
    徴とする機関の空気取入装置。
JP11152883U 1983-07-20 1983-07-20 機関の空気取入装置 Granted JPS6020413U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11152883U JPS6020413U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 機関の空気取入装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP11152883U JPS6020413U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 機関の空気取入装置

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Publication Number Publication Date
JPS6020413U JPS6020413U (ja) 1985-02-13
JPH0320183Y2 true JPH0320183Y2 (ja) 1991-04-30

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ID=30258921

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JP11152883U Granted JPS6020413U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 機関の空気取入装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4506577B2 (ja) * 2004-09-21 2010-07-21 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2007153260A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Denso Corp 車両用熱交換器の冷却構造

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JPS56119775U (ja) * 1980-02-14 1981-09-11

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