JPH06244595A - 電子部品装着装置 - Google Patents

電子部品装着装置

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JPH06244595A
JPH06244595A JP5052929A JP5292993A JPH06244595A JP H06244595 A JPH06244595 A JP H06244595A JP 5052929 A JP5052929 A JP 5052929A JP 5292993 A JP5292993 A JP 5292993A JP H06244595 A JPH06244595 A JP H06244595A
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JP
Japan
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lead wire
insertion hole
electronic component
lead
length
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Application number
JP5052929A
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English (en)
Inventor
Kouichi Asai
鎬一 浅井
Kozo Matsumoto
紘三 松本
Kunio Oe
邦夫 大江
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Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品の部品本体から互に平行に延び出
し、長さが複数群に異なるリード線を対象物の挿入穴に
確実に挿入できる電子部品装着装置を提供する。 【構成】 撮像装置,CCDカメラの撮像に基づいてリ
ード線78〜84の先端部および挿入穴96〜102の
水平面内における位置を取得し、水平面内においてベク
トルa,b,d,fで示される位置ずれの距離および方
向を求める。最も長いリード線78から挿入穴96に挿
入するが、位置ずれがある場合には、ベクトルaで示さ
れる方向および距離移動させて挿入穴との位置を合致さ
せ、挿入する。リード線78は次に長いリード線80と
の長さの差より短い長さ挿入する。それによりリード線
80は挿入穴98に挿入されず、ベクトルcで示される
方向および距離の移動により挿入穴98と合致させ得
る。リード線80を挿入穴98に挿入するとき、リード
線78は撓んで挿入を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長さが複数群に異なる
リード線を有する電子部品を対象物に装着する装置に関
するものであり、特に、装着不可能な電子部品の発生率
の低減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品には、部品本体から長さが複数
群に異なる少なくとも2群のリード線が互に平行に延び
出させられたものがある。各群は1本のリード線あるい
は長さが等しい複数本のリード線を含み、1つの電子部
品において各群に含まれるリード線はいずれも1本のみ
であることもあり、いずれも複数本であることもあり、
1本および複数本の両方であることもある。
【0003】この種の電子部品は、プリント基板等の対
象物に取り付けられる際、対象物に設けられた挿入穴に
リード線が挿入されるのであるが、リード線と挿入穴と
の位置が合致していなければリード線を挿入穴に挿入す
ることができない。
【0004】そのため従来から、例えば、特開平2−1
99900号公報に記載されているようなリード線検出
装置が使用されていた。このリード線検出装置は、発光
器および受光器を有し、保持ヘッドにより保持されて移
動中の電子部品のリード線1本ずつに順次光を当て、そ
の反射光に基づいてリード線の水平方向(移動方向)の
各位置を検出するようにされている。リード線からの光
の反射により得られる検出電圧と電子部品の移動の経過
時間とが対応付けて記憶され、光の照射位置を原点とす
るリード線の水平方向位置が検出され、それに基づいて
水平方向の位置ずれが検出されるとともに、保持ヘッド
による電子部品の保持姿勢および保持ヘッドの移動距
離,方向を修正するようになっているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにしてもなお、リード線を挿入穴に挿入できないこと
がある。リード線が挿入穴に挿されることにより対象物
に装着される電子部品の場合、保持ヘッドによる電子部
品の保持姿勢および保持ヘッドの移動距離,方向の修正
により、すべてのリード線の先端部と対応する挿入穴と
の位置がリード線の長手方向と直角な平面内において合
致させられれば、電子部品のリード線の長手方向への移
動によりリード線を挿入穴に挿入することができる。し
かし、リード線の位置ずれの量や方向によっては、保持
ヘッドによる電子部品の保持姿勢および保持ヘッドの移
動距離,方向を修正しても、すべてのリード線の先端部
と挿入穴との位置を同時に合致させ得ないことがあるの
である。従来、このような事態が発生した場合には、リ
ード線の曲がりを矯正するなど特別の対策を講じない限
り、その電子部品は装着不可能なものであるとして廃棄
せざるを得なかった。本発明は、長さが複数群に異なる
少なくとも2群のリード線を有する電子部品に特有の事
情を利用することにより、全部のリード線と挿入穴との
位置を同時に合致させ得ない場合でも電子部品を対象物
に装着することができる電子部品装着装置を提供するこ
とを課題として為されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子部品装
着装置は、上記の課題を解決するために、(a)リード
線の長手方向と直角な平面内における各リード線の先端
部の位置を表すリード線位置データを取得するリード線
位置データ取得手段と、(b)リード線の長さを表すリ
ード線長さデータを取得するリード線長さデータ取得手
段と、(c)対象物に設けられ、リード線が挿入される
挿入穴の上記平面上における位置を表す挿入穴位置デー
タを取得する挿入穴位置データ取得手段と、(d)電子
部品と対象物とをリード線の長手方向に平行な方向およ
び上記平面内において相対移動させる相対移動装置と、
(e)リード線位置データ取得手段により取得されたリ
ード線位置データとリード線長さデータ取得手段により
取得されたリード線長さデータと挿入穴位置データ取得
手段により取得された挿入穴位置データとに基づいて相
対移動装置を制御し、長さが異なる少なくとも2群のリ
ード線群のうち、長いリード線群から順に挿入穴とリー
ド線の先端部との上記平面内における位置を合致させた
上で、そのリード線群を次に長いリード線群との長さの
差より短い長さだけ対応する挿入穴に挿入するリード線
挿入制御手段とを含むように構成される。
【0007】なお、対象物の挿入穴は、対象物をその厚
さ方向に貫通する貫通穴に限らず、対象物の面上に突設
された筒状の突起により構成される穴でもよい。また、
「リード線の長さ」とは、その長手方向における長さで
あって、部品本体の底面,上面等、予め設定された基準
位置から先端部までの寸法である。
【0008】
【作用】電子部品をリード線の長手方向に平行な方向に
移動させてリード線を挿入穴に挿入し、電子部品を対象
物に装着する場合、リード線の長手方向と直角な平面内
においてリード線と対象物とを相対移動させれば、それ
らの位置を上記平面内において合致させ、リード線を挿
入穴に挿入することができる。挿入時には、最初に1番
長いリード線と挿入穴との位置を合致させてリード線を
挿入穴に挿入する。1番長いリード線の長手方向と直角
な平面内におけるリード線位置データおよび1番長いリ
ード線が挿入される挿入穴位置データに基づいてリード
線と対象物とを相対移動させ、リード線と挿入穴との位
置を合致させてリード線を挿入穴に挿入するのである。
それにより2番目以降に長いリード線と挿入穴との位置
が外れ、あるいは当初から存在した外れ量が大きくなっ
ても、リード線位置データと挿入穴位置データとに基づ
いてリード線と対象物とを相対移動させてリード線を挿
入穴に合致させ、挿入することができる。長さが長いリ
ード線から順に、リード線位置データおよび挿入穴位置
データに基づいて挿入穴の位置と合致させ、挿入するの
であり、2番目に長いリード線以降においては、リード
線と挿入穴との位置を合致させるべく、両者が相対移動
させられるとき、既に挿入穴に挿入されているリード線
は撓んで両者の相対移動を許容する。
【0009】電子部品に設けられた全部のリード線と挿
入穴との位置を一度に合致させ得る必要はなく、同じ長
さのリード線毎にリード線と挿入穴との位置を合致させ
ることができればよいのである。
【0010】一リード線群の挿入穴に挿入される長さ、
すなわち挿入穴への挿入によりリード線の先端部の挿入
穴入口を通過した部分の長さは、そのリード線群と次に
長いリード線群との長さの差より短い長さであり、次に
長いリード線群は、そのリード線群に対応する挿入穴に
挿入されず、リード線の長手方向に直角な平面内におけ
る移動により位置ずれを修正し得る状態に保たれる。な
お、リード線群を挿入穴に挿入するための電子部品のリ
ード線の長手方向に平行な方向における移動距離は、挿
入穴に挿入されるリード線群と挿入穴入口との距離に、
そのリード線群の挿入穴への挿入長さを加えた距離であ
る。
【0011】1群を構成するリード線が1本のみである
場合には、そのリード線の位置ずれに基づいて電子部品
と対象物とが相対移動させられる。また、1群を構成す
るリード線が複数本の場合には、相対移動装置は1群の
全部のリード線の位置ずれに基づいてそれらリード線が
いずれも挿入穴に挿入されるように電子部品と対象物と
を相対移動させる。
【0012】
【発明の効果】このように本発明の電子部品装着装置に
よれば、長さが異なるリード線を有する電子部品を対象
物に装着するとき、すべてのリード線と対象物の挿入穴
との位置が同時に合致しなくてもリード線を挿入穴に挿
入することができ、対象物への装着が不可能な電子部品
の発生率を低減させることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図2は、電子部品をプリント基板に装着
するために保持する電子部品保持装置を示す図である。
図において10はX−Yテーブルであり、図示しないフ
レームに取り付けられており、水平面内において互に直
交するX方向とY方向とに移動させられる。このX−Y
テーブル10はサーボモータ等により駆動され、水平面
内の任意の位置に高精度に位置決めされるようになって
いる。
【0014】また、X−Yテーブル10には、図示しな
い駆動装置により鉛直なZ方向に移動させられるリニア
スライド12が設けられており、このリニアスライド1
2にホルダ14が固定されている。ホルダ14は、その
下端部から水平方向に延び出すアーム部16を備えてお
り、そのアーム部16の突出端部に部品保持ヘッド17
が支持されている。部品保持ヘッド17のヘッド本体1
8は筒状を成し、アーム部16にスリーブ20を介して
鉛直軸線まわりに回転可能に支持されている。
【0015】ヘッド本体18は段付状を成し、その小径
部26においてスリーブ20に軸方向に移動可能に嵌合
されるとともに、大径部28に設けられた係合孔30に
おいてスリーブ20の上端部に設けられた係合突起32
に係合させられており、スリーブ20に対する回転を阻
止されている。また、ヘッド本体18には、その中心部
を軸方向に貫通して空気通路34が形成されるととも
に、上端部にはナット36が固定されている。ナット3
6にはゴム製のバキュームホース38の接続金具40が
螺合され、それによってヘッド本体18が図示しないバ
キューム源に接続されている。なお、スリーブ20とヘ
ッド本体18のスリーブ20から突出した部分との間に
は圧縮コイルスプリング46が配設されており、それに
よりヘッド本体18の大径部28がスリーブ20に上面
に当接させられている。
【0016】また、上記スリーブ20のアーム部16か
ら突出した上部には大径のギヤ50が一体に設けられる
とともに、アーム部16に回転可能に支持された小径の
ギヤ52に噛み合わされている。この小径ギヤ52には
中径ギヤ54が固定されており、中径ギヤ54は駆動ギ
ヤ58に噛み合わされている。駆動ギヤ58は、ブラケ
ット59により前記リニアスライド12に取り付けられ
たサーボモータ60によって回転させられ、それにより
中径ギヤ54,小径ギヤ52を介して大径ギヤ50が回
転させられ、スリーブ20と共にヘッド本体18が回転
させられる。
【0017】さらに、上記ヘッド本体18のスリーブ2
0から突出した下端部には、保持チャック64によって
金属製の吸着管66が保持されている。吸着管66は保
持チャック64によって保持される小径管部68と、小
径管部68の保持チャック64から突出した先端に設け
られた大径の吸着部70とを有し、バキューム源に設け
られた電磁方向切換弁の切換えに伴って電子部品74を
吸着したり、解放したりする。
【0018】電子部品74は、図3ないし図5に示すよ
うに、直方体状の部品本体76と、4本のリード線7
8,80,82,84とを備えている。これらリード線
78,80,82,84は、部品本体76の長手方向に
平行な2側面からそれぞれ2本ずつ、本体76に水平に
延び出させられた後、直角にかつ互に平行に延び出させ
られている。また、これらリード線78,80,82,
84は、その長さが互に異なるものとされており、その
部品本体76からの距離が等しい位置にそれぞれ突部8
6が設けられ、リード線78,80,82,84のプリ
ント基板への挿入深さを規定するストッパとして機能す
るようにされている。吸着管66により吸着された電子
部品74は、X−Yテーブル10およびリニアスライド
12の移動により、リード線78〜84の長手方向と直
角な水平面内の任意の位置に移動させられるとともにリ
ード線78〜84の長手方向に移動させられる。X−Y
テーブル10およびリニアスライド12が相対移動装置
を構成しているのである。
【0019】電子部品74は、図6に示すトレイ90に
多数収容されている。電子部品74は電子部品保持装置
によりトレイ90から取り出され、撮像装置92よりリ
ード線78,80,82,84の水平面内の像を撮像さ
れた後、水平位置誤差および回転角度誤差が修正されて
対象物としてのプリント基板94に装着される。プリン
ト基板94は図示しない位置決め支持装置により水平な
姿勢で位置決め支持されており、プリント基板94に
は、リード線78,80,82,84がそれぞれ挿入さ
れる挿入穴96,98,100,102を始めとし、図
示は省略するが、電子部品74以外の電子部品のリード
線を挿入する挿入穴や配線パターン等が設けられてい
る。
【0020】撮像装置92は、図7および図8に示すよ
うに、テーブル106を有している。テーブル106は
垂直な軸108に取り付けられ、図示しない回転駆動装
置により垂直軸線まわりに回転させられる。このテーブ
ル106上には、レーザダイオード110が設けられて
おり、水平な光を照射するようにされている。レーザダ
イオード110が照射した光はレンズ112により拡げ
られ、レンズ114により平行光線に変えられる。レン
ズ114は、電子部品74の回転角度の如何を問わず、
リード線78,80,82,84の全部に当たる平行光
線を発する大きさとされており、この平行光線はレンズ
116,118によりリニアイメージセンサ120の感
光範囲に収まる幅の光に変えられる。リニアイメージセ
ンサ120は、図10に示すように一直線上に並んだ多
数の感光素子122を有し、各感光素子122の感光の
有無により異なる信号を制御装置130に供給する。
【0021】制御装置130は、CPU,ROM,RA
Mおよびそれらを接続するバスを有するコンピュータを
主体とするものであり、電子部品74のプリント基板9
4への装着を制御する。この制御装置130は、リニア
イメージセンサ120から供給される信号に基づいて感
光素子122の各々と対応付けて感光の有無を表すデー
タを作成する。本実施例では、このデータは1ビットで
作られ、ビットデータは感光素子122が感光する場合
には1とされ、感光しない場合には0とされる。感光素
子122が感光するのは、レンズ114と116との間
にリード線78,80,82,84がなく、光を遮らな
い場合であり、一方、感光しないのはリード線78,8
0,82,84があって光を遮る場合であり、0のビッ
トデータはリード線78,80,82,84の存在を意
味し、1のビットデータはリード線78,80,82,
84がないことを意味する。
【0022】電子部品74のプリント基板94への装着
時に電子部品保持装置はトレイ90から電子部品74を
取り出し、プリント基板94へ搬送する。電子部品保持
装置は吸着管66により電子部品74の部品本体76を
吸着し、電子部品74はリード線78,80,82,8
4が部品本体76から下方へ垂直に延び出す姿勢で搬送
される。電子部品保持装置は、搬送の途中で撮像装置9
2上に停止し、リード線78〜84の長手方向と直交す
る位置決め平面(ここでは水平面)上における断面像が
取得される。図7および図8に示すように、リード線7
8,80,82,84の先端部がレンズ114と116
との間に位置し、レンズ114から照射される平行光線
を遮る位置へ下降させられて撮像されるのであるが、4
本のリード線78〜84は長さが異なるため、最も長い
リード線78から順にレンズ114と116との間に下
降させられて撮像される。この際、リード線78〜84
の長さがRAMから読み出され、リード線78〜84の
各先端部が順にレンズ114と116との間に位置する
ようにリニアスライド12の下降距離が設定される。
【0023】リード線78の断面像の取得について説明
する。リード線78がレンズ114と116との間の位
置へ下降させられたならば、撮像装置92が図7に示す
位置から180度回転させられ、1度回転する毎にリー
ド線78の像が撮像される。撮像装置92が回転し、リ
ード線78に対する位置が変われば、リード線78の光
を遮る位置が変わり、リニアイメージセンサ120にお
いて感光する素子122が変わる。
【0024】図10において斜線を施した感光素子12
2が感光していない素子122であり、斜線の施されて
いない感光素子122が感光した素子122であって、
撮像装置92の回転角度θが0度の場合には、リード線
78の長辺に対応する部分の感光素子122が感光せ
ず、45度の場合にはリード線78の長辺と短辺との両
方に対応する部分の感光素子122が感光せず、90度
の場合にはリード線78の短辺に対応する部分の感光素
子122が感光しない。制御装置130は、この感光結
果に基づき、回転角度毎に多数の感光素子122の各々
についてビットデータを作成し、回転角度θと対応付け
てメモリに格納する。垂直方向に延びるリード線78に
対して水平方向の光を照射してリード線78を水平面で
切断し、その水平面内において180の方向から水平な
一次元の投影像を得るのである。なお、感光素子122
のうち、一部が感光する感光素子122については、そ
の感光中心が感光している場合(感光素子122の半分
以上が感光している場合)に感光しているとする。
【0025】撮像装置92が180度回転し、180個
の一次元像が得られたならば、制御装置130はそれら
の像に基づいてリード線78の断面像を求める。この像
は、一次元像を二次元の座標面上に投影し、その座標面
をリード線78が存在する画素と存在しない画素とに分
けることにより求められる。
【0026】図9に回転角度が45度の場合に得られた
一次元像を例に取って説明する。撮像時には、吸着管6
6は電子部品74を保持し、吸着管66の中心線がテー
ブル106の軸108の軸心と一致する位置へ移動させ
られる。そして、リニアイメージセンサ120は撮像面
が吸着管66の中心線に平行な状態で吸着管66の中心
線のまわりを回転させられ、座標面の中心とリニアイメ
ージセンサ120の中心とを結ぶ直線はリニアイメージ
センサ120に対して常に直角となる。この直線とX軸
との成す角度が撮像装置92の回転角度である。
【0027】そして、リニアイメージセンサ120を構
成する感光素子122のうち、リード線78に遮られて
感光しない素子122であって、感光する素子122に
隣接する素子122の中心を通り、リニアイメージセン
サ120に対して直角な線が座標面をリード線78が存
在する部分と存在しない部分とに区切る境界線である。
回転角度が45度の場合、図9に示す点P1 ,P2 がリ
ード線78が存在する部分と存在しない部分との境界と
なる感光素子122の中心であり(図中、リニアイメー
ジセンサ120の斜線を施された部分がリード線78が
存在する部分である)、これら境界点を通り、傾斜角度
が45度の直線L1 〜L2 が座標面をリード線78の有
無で区切る境界線であって、境界線L1 とL2 との間に
それぞれ中心が含まれる画素がリード線78の存在を表
す画素,含まれない画素がリード線78の不存在を表す
画素とされる。各画素毎にリード線78の存在,不存在
を表すデータが作成されるが、このデータは1ビットで
作成され、断面像を求める前に予め0、すなわちリード
線78が存在することを表すデータとされており、リー
ド線78の不存在を表す画素に対応するビットデータが
1とされる。
【0028】回転角度θが0度の場合には、図11に左
下がりの斜線を施した領域内の画素がリード線78の存
在を表す画素である。また、45度の場合には、右下が
りの斜線を施した領域内の画素がリード線78の存在を
表す画素であり、90度の場合には点が付された領域内
の画素がリード線78の存在を表す画素である。ビット
データは、一旦、リード線78の不存在を表すデータ1
とされれば、その同じ画素が、他の回転角度において得
られた一次元像について画素を分けた場合にリード線7
8の存在を表す画素とされても、0に戻されることはな
い。したがって、180個の一次元像の全部に基づいて
座標面を構成する画素のデータを処理した後、ビットデ
ータが0のまま残った画素の集合がリード線78の断面
像を表すこととなる。180個の一次元像を座標面上に
投影することにより得られる投影像の共通部分がリード
線78の断面像なのである。このように多数の回転角度
においてリード線78の一次元像を撮像し、それらの像
に基づいて断面像を得るようにすれば、リード線78の
位置にずれがあっても、リード線78の断面像を精度良
く得ることができる。
【0029】リード線78について断面像が取得された
ならば電子部品74が下降させられ、リード線80の先
端部がレンズ114と116との間に位置させられて断
面像が取得される。リード線80についてもリード線7
8の場合と同様に断面像が取得されるのであるが、この
場合にはリード線80の断面像と同時にリード線78の
断面像も取得される。これら2個の断面像のうちいずれ
がリード線80の断面像であるかは座標面上における断
面像の形成位置によりわかる。
【0030】上記のようにして4本のリード線78,8
0,82,84の水平面内における各先端部の断面像を
取得したならば、それら断面像の像データと、プリント
基板94に形成された挿入穴96,98,100,10
2の位置データとに基づいて、まず、4本のリード線7
8,80,82,84全部を同時に挿入穴96,98,
100,102に挿入できるか否かが判定される。な
お、挿入穴96,98,100,102の水平面内の位
置データは、それら挿入穴96,98,100,102
がCCDカメラ132(図7参照)によって撮像される
ことにより得られる。
【0031】まず、図12に示すように、4本のリード
線78,80,82,84の断面像に基づいてリード線
群の中心OL が求められる。リード線78,80の各中
心を通る直線A1 ,リード線82,84の各中心を通る
直線A2 ,リード線78,84の各中心を通る直線B
1 ,リード線80,82の各中心を通る直線B2 がそれ
ぞれ求められるとともに、リード線78,80の各中心
間の中点と、リード線82,84の各中心間の中点とを
通る直線C1 と、リード線78,84の各中心間の中点
と、リード線80,82の各中心の中点とを通る直線C
2 とが求められ、それら直線C1 とC2 との交点が算出
されてリード線群の中心OL とされる。
【0032】また、同様にして、図13に示すように、
プリント基板94の対応する挿入穴群の中心OH が挿入
穴96,98,100,102の像データに基づき、直
線C3 ,C4 の交点として求められる。そして、直線C
2 と直線C4 とが重ねられ、図14に示すように、それ
らの回転角度誤差θと、中心OL とOH との水平面内に
おける位置誤差ΔXおよびΔYが算出される。
【0033】次いで、電子部品74を回転させることに
より回転角度誤差θを修正するとともに、水平面内にお
いて移動させて水平位置誤差ΔXおよびΔYを修正し、
中心OL とOH とを一致させた場合に、4本のリード線
78,80,82,84の全部が同時に挿入穴96,9
8,100,102に挿入させ得るか否かが判定され
る。この判定は、リード線78,80,82,84の像
がすべて挿入穴96,98,100,102の像の内側
に位置するか否かにより行われ、リード線78,80,
82,84がいずれも挿入穴96,98,100,10
2内に位置すれば、4本のリード線78,80,82,
84全部を同時に挿入穴96,98,100,102に
挿入することが可能である。
【0034】挿入可能であれば、電子部品74が角度θ
回転させられるとともにΔX,ΔYだけ移動させられた
後、下降させられて4本のリード線78,80,82,
84が一挙に挿入穴96,98,100,102に挿入
される。
【0035】この場合とは対照的に、リード線78,8
0,82,84がいずれも挿入穴96,98,100,
102からずれており、同時には挿入できないと判定さ
れた場合には、長いリード線から順に位置が挿入穴と一
致させられて挿入される。なお、この場合には、予め電
子部品74が上記回転角度誤差θだけ回転させられ、電
子部品74の中心まわりのずれが修正される。この修正
により、先に求められたリード線78,80,82,8
4の位置がずれるため、電子部品74の回転に合わせて
リード線78,80,82,84の位置データが修正さ
れる。そして、この修正された位置データと挿入穴の位
置データとが比較され、4本のリード線78,80,8
2,84の各々について挿入穴96,98,100,1
02に対する位置ずれの距離および方向が算出される。
【0036】装着時には、電子部品74はまず、装着デ
ータにより予め設定された距離だけ移動させられ、プリ
ント基板94の電子部品装着位置上へ移動させられる。
移動後、まず、長さが最も長いリード線78が挿入穴9
6に挿入されるように電子部品74が移動させられ、最
も長いリード線78が挿入穴96に挿入される。電子部
品74は、先に求められたリード線78と挿入穴96と
の位置ずれの距離および方向(図1においてベクトルa
で示される)に基づいて、リード線78と挿入穴96と
の水平面内における位置が合致するようにX,Y方向に
移動させられ、移動後、下降させられてリード線78が
挿入穴96に挿入される。この挿入長さは2番目に長い
リード線80が挿入穴98に挿入されない長さ、すなわ
ちリード線78と80との長さの差より短い長さであ
り、RAMに格納されたリード線78,80の長さに基
づいて決定される。
【0037】次に2番目に長いリード線80が挿入穴9
8に挿入されるのであるが、リード線80の挿入穴98
に対する位置は、リード線78を挿入穴96に挿入する
ための移動により、図1にベクトルaで示す位置に移動
している。そのため、リード線80を挿入穴98に挿入
するためには、リード線78の移動前におけるリード線
80の移動方向および移動距離を示すベクトルbからベ
クトルaを引くことによりベクトルcを求め、そのベク
トルcにより規定される方向へベクトルcの距離だけ移
動させればよい。そのため制御装置130においてベク
トル計算が行われ、その計算結果に従ってリード線80
がその先端部が挿入穴98と合致する位置へ移動させら
れ、移動後、下降させられて挿入穴98に挿入される。
リード線80が挿入穴98と合致させられるとき、既に
挿入穴96に挿入されているリード線78は撓んでリー
ド線80が挿入穴98と合致することを許容する。ま
た、リード線80の挿入長さは、3番目に長いリード線
82が挿入穴100に挿入されない長さであり、電子部
品74は、リード線80と挿入穴98の開口との距離に
リード線80の挿入穴98への挿入長さを加えた距離下
降させられる。
【0038】3番に長いリード線82は、リード線80
の挿入穴98への挿入によりベクトルbで示される位置
に移動しており、移動がない場合のリード線82から挿
入穴100への移動距離および移動方向を規定するベク
トルdからベクトルbが引かれてベクトルeが求めら
れ、リード線82はベクトルeにより規定される方向へ
ベクトルeの距離だけ移動させられて先端部が挿入穴1
00と合致させられ、挿入穴100に挿入される。ま
た、最も短いリード線84は、ベクトルfからベクトル
dを引くことによりベクトルgが求められ、このベクト
ルgにより規定される方向へベクトルgの距離だけ移動
させられて挿入穴102に挿入される。リード線84は
突部86がプリント基板94の上面に当接するまで挿入
され、それにより全部のリード線78〜84がいずれも
突部86がプリント基板94に当接するまで挿入穴96
〜102に挿入されることとなる。
【0039】なお、これらベクトル計算は、電子部品7
4がプリント基板94の電子部品装着位置へ移動させら
れる前あるいは移動中に全部のリード線76,78,8
0,82について行われ、移動後は電子部品74は水平
方向に移動させられては下降させられ、リード線78,
80,82,84が挿入穴96,98,100,102
に挿入される
【0040】また、1番目に長いリード線78が、位置
を修正することなく挿入穴96に挿入できる場合にはそ
のまま挿入され、長さが2番以降であるリード線80,
82,84については位置を修正して挿入穴に挿入され
る。また、1番目および2番目に長いリード線78,8
0は位置を修正することなく挿入穴96,98に挿入で
きるのであれば、そのまま挿入され、3番および4番目
に長いリード線82,84について位置を修正して挿入
される。リード線の位置と挿入穴の位置とにずれがある
とき、位置ずれのあるリード線のうち、最も長いリード
線から位置を修正して挿入されるのである。
【0041】このように本実施例の電子部品装着装置に
よれば、長さが異なる4本のリード線78,80,8
2,84の挿入穴96,98,100,102に対する
位置がずれていても、各々のずれの距離および方向を求
めて合致させることにより全部のリード線78〜84を
挿入穴96〜102に挿入することができる。4本のリ
ード線78,80,82,84を一挙に挿入穴96,9
8,100,102に挿入することが不可能な場合で
も、リード線78,80,82,84を挿入穴96,9
8,100,102に挿入することが可能となり、装着
不可能な電子部品74の発生率を低減させることができ
るのである。
【0042】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、撮像装置92および制御装置130の撮像
装置92の撮像結果に基づいてリード線78〜84の断
面像を取得する部分がリード線位置データ取得手段を構
成し、リード線78〜84の長さを入力する入力装置お
よびRAMの入力されたリード線78〜84の長さを記
憶する部分がリード線長さデータ取得手段を構成し、C
CDカメラ132が挿入穴位置データ取得手段を構成
し、制御装置130のリード線位置データとリード線長
さデータと挿入穴位置データとに基づいてX−Yテーブ
ル10およびリニアスライド12を移動させ、リード線
78〜84を挿入穴96〜102に合致させて挿入させ
る部分がリード線挿入制御手段を構成しているのであ
る。
【0043】なお、上記実施例においては、リード線7
8,80,82,84を挿入穴96,98,100,1
02に挿入し得るか否かは、リード線78,80,8
2,84の像のすべてが挿入穴96,98,100,1
02の像の内側に位置するか否かにより判定されるよう
になっていたが、リード線の中心位置と挿入穴の中心位
置とを比較し、それらのずれが設定範囲内であるか否か
により、挿入可能であるか否かを判定するようにしても
よい。リード線を挿入穴に挿入するためには、両者の中
心が一致することは不可欠ではなく、挿入穴の大きさお
よびリード線の大きさから両者の中心のずれの許容範囲
を設定し、挿入し得るか否かを判定するのである。
【0044】また、上記実施例においては、最も長いリ
ード線と挿入穴との位置がずれていれば、全部のリード
線についてそれぞれベクトル計算が行われ、リード線と
挿入穴との位置が合致するように電子部品が移動させら
れるようになっていたが、例えば、一リード線群の位置
の修正により、次に挿入されるべき1個あるいは複数の
リード線群についても挿入穴との位置が合致する場合に
は、一リード線群を位置を修正して挿入穴に挿入すると
同時に次に挿入されるリード線群を挿入穴に挿入しても
よい。例えば、電子部品をプリント基板の部品装着位置
上へ移動させる間に、一リード線群の位置の修正により
次に挿入されるべきリード線群についても挿入穴との位
置が合致するか否かの判定を行い、同時に挿入し得るリ
ード線群については同時に挿入穴に挿入してもよく、移
動前あるいは移動後に判定して挿入してもよい。一リー
ド線群の位置の修正により、次に挿入されるべき1個あ
るいは複数のリード線群についても挿入穴との位置が合
致するか否かは、実際にリード線群を挿入穴に挿入しな
くても計算によりわかるため、リード線の挿入穴への挿
入前に予め判定し、同時挿入が可能なリード線群につい
ては同時に挿入するのである。
【0045】さらに、上記実施例においてはリード線が
4本の場合を例に取って説明し、リード線群,挿入穴群
の各中心を求めるとき、2個ずつのリード線,挿入穴を
結ぶ線の中点を通る直線を求めて中心を算出したが、リ
ード線が電子部品の1辺に3本以上設けられている場合
には、それら複数のリード線の位置に最も近似する直線
を求め、中心を算出したり、リード線群や挿入穴群の重
心位置をそれら群の中心位置とするなど、適宜の方法で
算出することができる。
【0046】また、上記実施例においては、リード線群
の挿入穴群に対する回転角度誤差θを修正するととも
に、リード線群の中心と挿入穴群の中心との水平面内に
おける位置誤差ΔX,ΔYを修正した状態で、全部のリ
ード線と挿入穴との位置が合致するか否かが判定され、
合致しない場合に電子部品がプリント基板に対して移動
させられてリード線が挿入穴に挿入されるようになって
いたが、水平位置誤差ΔX,ΔYも修正した状態で判定
してもよい。また、回転角度誤差および水平面内におけ
る位置誤差を修正せず、電子部品をプリント基板に対し
て実際にあるいは計算上において移動させてみて、長さ
が長いリード線群から順に、一群のリード線が挿入穴に
合致する位置を探して挿入するようにしてもよい。この
場合には、リード線群の中心と挿入穴群の中心とは必ず
しも一致しない。
【0047】さらに、リード線群と挿入穴との位置を合
致させ、リード線群を挿入穴に挿入することは、以上に
述べた種々の態様の適宜の組み合わせにより行うことが
可能である。
【0048】また、上記実施例においては電子部品74
がX,YおよびZの各方向に移動させられて電子部品7
4がプリント基板94に装着されるようになっていた
が、電子部品74は移動させず、プリント基板94およ
び撮像装置92をそれぞれX,Y,Zの各方向に移動さ
せて電子部品74をプリント基板94に装着し、断面像
を取得するようにしてもよい。また、プリント基板94
および撮像装置92と電子部品74の両方を移動させて
装着,撮像が行われるようにしてもよい。電子部品74
とプリント基板94とをそれらの目的とする相対移動が
実現されるように移動させればよいのである。
【0049】さらに、上記実施例において部品保持ヘッ
ド17はバキュームにより電子部品74を吸着するもの
とされていたが、複数の爪部材により電子部品を把持す
るチャックにより部品保持ヘッドを構成してもよい。チ
ャックにより電子部品を保持するようにすれば大形の電
子部品を確実に保持することができるとともに、リード
線の先端部と挿入穴との位置を合致させるべく電子部品
を移動させるとき、既に挿入穴に挿入されたリード線の
撓みによって部品保持ヘッドによる電子部品の保持位置
にずれが生ずる恐れがない。さらに、吸着管とチャック
との両方によって電子部品を保持するようにしてもよ
い。
【0050】また、上記実施例においては、電子部品7
4が予め設定された距離移動させられてプリント基板9
4の電子部品装着位置上に移動させられた後、1番目に
長いリード線の先端部と挿入穴との位置を合致させるべ
く移動させられるようになっていたが、電子部品装着位
置への移動時に同時に最も長いリード線の先端部と挿入
穴との位置が合致するように移動させてもよい。
【0051】さらに、上記実施例においては、先に挿入
穴に挿入されたリード線の移動距離および方向に基づい
て次に挿入されるリード線の位置ずれの距離および方向
が修正されてリード線の先端部と挿入穴とが合致するよ
うにされていたが、リード線を挿入穴に挿入する毎に電
子部品を原位置、すなわち装着データにより設定されて
いるプリント基板上の電子部品装着位置であって、リー
ド線の先端部を挿入穴に合致させるための移動が行われ
てない位置に戻してもよい。この場合には、各リード線
の各挿入穴に対する位置ずれの距離および方向がそのま
ま電子部品のプリント基板に対する水平面内における移
動距離および方向となる。
【0052】また、上記実施例においてリード線78,
80,82,84の長さは予めRAMに記憶されていた
が、撮像装置92の撮像により取得するようにしてもよ
い。例えば、撮像装置92を4本のリード線78,8
0,82,84の像が個別に得られる位置に回転させた
状態で電子部品74と撮像装置92とをZ軸方向に相対
移動させ、リード線の先端部の像が得られたときの移動
距離に基づいて長さを求めるのである。
【0053】さらに、リード線位置データ取得手段は、
上記実施例におけるようにリード線の長手方向と直交す
る平面内においてリード線に光を照射して断面像を取得
する撮像装置92に限らず、前記特開平2−19990
0号公報あるいは特開平3−203251号公報に記載
されているように発光器および受光器を有する撮像装置
を設け、リード線の長手方向に平行な方向あるいは長手
方向に対して傾斜した方向から光を照射し、その反射光
あるいは透過光によって先端部の位置を取得するように
してもよい。
【0054】また、上記実施例において挿入穴のリード
線の長手方向と直角な平面内における位置は、CCDカ
メラ132により取得されるようになっていたが、それ
に限らず、例えば、挿入穴の位置が予めわかっている場
合、プリント基板の基準マークを撮像してプリント基板
の上記平面内における位置誤差を求め、それに基づいて
各挿入穴の位置を修正することにより取得するようにし
てもよい。
【0055】さらにまた、本発明は、部品本体から4本
のリード線が延び出させられた電子部品に限らず、シン
グルインラインパッケージ型電子部品,デュアルインラ
インパッケージ型電子部品やフラットパッケージ型等、
多数のリード線が部品本体から互に平行に延び出させら
れている電子部品やコネクタ,リレー等の電子部品を対
象物に装着する装置にも適用することができる。
【0056】また、電子部品が複数のリード線を含む複
数群のリード線を有するものである場合には、各群毎に
それぞれリード線先端部の挿入穴に対する位置ずれの距
離および方向が求められる。そして、これら位置ずれの
距離および方向と挿入穴の大きさとに基づいて、1群に
含まれる複数のリード線を電子部品と対象物とを位置決
め平面内において相対移動させたとき、全部のリード線
を挿入穴に挿入することができるか否かが求められる。
挿入できる場合には、電子部品と対象物との相対移動距
離および方向が求められ、1群に含まれる全部のリード
線の先端部と挿入穴との位置が合致させられて挿入され
る。
【0057】さらに、上記実施例において電子部品74
は水平な姿勢で搬送され、水平に位置決めされたプリン
ト基板94に装着されるようになっており、リード線の
長手方向と直角な平面は水平面であったが、電子部品7
4の搬送姿勢およびプリント基板94の支持姿勢によっ
ては、リード線の長手方向と直角な平面は水平面以外の
平面となる。
【0058】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である電子部品装着装置に
よる電子部品のリード線のプリント基板の挿入穴への挿
入を説明する図である。
【図2】 上記電子部品装着装置の電子部品保持装置を
示す正面図(一部断面)である。
【図3】 上記電子部品を示す正面図である。
【図4】 上記電子部品を示す平面図である。
【図5】 上記電子部品を示す側面図である。
【図6】 上記電子部品装着装置を概略的に示す図であ
る。
【図7】 上記リード線の水平な二次元像を撮像する撮
像装置を示す平面図である。
【図8】 上記撮像装置を示す正面図である。
【図9】 上記リード線の切断平面内における1方向に
おいて得られた一次元像に基づいて投影像を取得する場
合を説明する図である。
【図10】 上記リード線について得られる一次元像の
例を示す図である。
【図11】 上記リード線の断面像の取得を説明する図
である。
【図12】 上記電子部品に設けられたリード線群の中
心の算出を説明する図である。
【図13】 上記電子部品のリード線群が挿入される挿
入穴群の中心の算出を説明する図である。
【図14】 上記リード線群と上記挿入穴群との回転角
度誤差およびリード線群の中心と挿入穴群の中心との水
平面内における位置誤差の算出を説明する図である。
【符号の説明】
10 X−Yテーブル 12 リニアスライド 74 電子部品 76 部品本体 78,80,82,84 リード線 92 撮像装置 94 プリント基板 96,98,100,102 挿入穴 130 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品本体から長さが複数群に異なる少な
    くとも2群のリード線が互に平行に延び出させられた電
    子部品を対象物に装着する装置であって、 前記リード線の長手方向と直角な平面内における各リー
    ド線の先端部の位置を表すリード線位置データを取得す
    るリード線位置データ取得手段と、 前記リード線の長さを表すリード線長さデータを取得す
    るリード線長さデータ取得手段と、 前記対象物に設けられ、前記リード線が挿入される挿入
    穴の前記平面内における位置を表す挿入穴位置データを
    取得する挿入穴位置データ取得手段と、 前記電子部品と前記対象物とを前記リード線の長手方向
    に平行な方向および前記平面内において相対移動させる
    相対移動装置と、 前記リード線位置データ取得手段により取得されたリー
    ド線位置データと前記リード線長さデータ取得手段によ
    り取得されたリード線長さデータと前記挿入穴位置デー
    タ取得手段により取得された挿入穴位置データとに基づ
    いて前記相対移動装置を制御し、前記長さが異なる少な
    くとも2群のリード線群のうち、長いリード線群から順
    に前記挿入穴とリード線の先端部との前記平面内におけ
    る位置を合致させた上で、そのリード線群を次に長いリ
    ード線群との長さの差より短い長さだけ対応する挿入穴
    に挿入するリード線挿入制御手段とを含むことを特徴と
    する電子部品装着装置。
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