JPH06243587A - 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置 - Google Patents

円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置

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JPH06243587A
JPH06243587A JP3097793A JP3097793A JPH06243587A JP H06243587 A JPH06243587 A JP H06243587A JP 3097793 A JP3097793 A JP 3097793A JP 3097793 A JP3097793 A JP 3097793A JP H06243587 A JPH06243587 A JP H06243587A
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JP
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channel clock
data
phase
clock
phase error
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JP3097793A
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Takayasu Muto
隆保 武藤
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 チャンネルクロック形成装置2において、位
相比較器31により形成された、リファレンスクロック
発生回路32からのリファレンスクロックに対するVC
O35からのチャンネルクロックの位相誤差を示す位相
誤差信号をロックイン時に選択するように、ロック/ア
ンロック検出回路27がスイッチ30を切り換え制御す
る。 【効果】 ロックイン時にVCO35の自走周波数が目
的の周波数から大きくずれていても、上記位相比較器に
よりこのずれ量を検出することができ、このずれ量に応
じて上記VCO35を駆動することができるため、正確
な位相のチャンネルクロックを素早く形成して出力する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のサーボパターン
が所定の間隔で予め記録されている光ディスク,光磁気
ディスク,磁気ディスク等の円盤状記録媒体から、該サ
ーボパターンを検出し、この検出情報に基づいてチャン
ネルクロックを形成する円盤状記録媒体のチャンネルク
ロック形成装置、及び、このチャンネルクロック形成装
置を用いた円盤状記録媒体の再生装置、及び、このチャ
ンネルクロック形成装置を用いた円盤状記録媒体の記録
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在における我が国は、情報化社会と呼
ばれるように様々な情報で満ち溢れている。このため、
大量の情報を記録しておくことができるような大容量の
記憶媒体が必要となり、いわゆる光ディスクが開発され
た。この光ディスクとしては、所望の情報をピットとし
て記録するいわゆるCDや、ディスク上に光磁化膜を形
成し、この光磁化膜に所望の情報を光及び磁気を用いて
記録する光磁気ディスク等が知られている。
【0003】ここで、上記光ディスクに所望の情報を記
録する場合、該所望の情報をサンプリングして記録デー
タを形成し、この記録データを上記光ディスクに記録す
るようになっている。また、この光ディスクに記録され
た記録データを再生する場合、上記光ディスクから読み
出された記録信号をサンプリングして再生し、この再生
データを出力するようになっている。
【0004】このため、上記記録される記録データ及び
再生される再生データを正確なものとするためには、記
録再生時に用いるサンプリングクロックであるチャンネ
ルクロックの位相を正確なものとする必要がある。
【0005】ここで、本件出願人は、特開平3−156
774号の公開特許公報において、光ディスクのクロッ
ク検出方式を開示している。
【0006】すなわち、この光ディスクのクロック検出
方式を光磁気ディスクの再生装置に適用すると、その構
成は図2に示すようになる。
【0007】この光磁気ディスクの再生装置に用いられ
る光磁気ディスクとしては、図3に示すように同心円状
に形成されるトラックTRの中心から内周側及び外周側
に遷移している一対のウォブルピット200、及び、上
記トラックTRの中心に位置し且つ上記一対のウォブル
ピット200の中間に位置するクロックピット201か
らなるサーボパターンが記録されるサーボエリア(Serv
o Area)を所定の間隔で配置したものが用いられてい
る。
【0008】このサーボエリアは、例えば1周に960
個設けられており、サーボエリアから次のサーボエリア
までの間のエリアがデータエリアとなっている。そし
て、上記データエリアに、同期データ,アドレスデータ
等と共に、所定の変調が施された記録データが光磁気記
録されるようになっている。
【0009】上記図2において、上記光磁気ディスクの
再生装置は、上記光磁気ディスクに記録された記録デー
タの再生を行う前に、スピンドルモータ100により上
述のフォーマットを有する光磁気ディスク101を記録
データの記録時と同じ、例えば角速度一定で回転駆動し
て、サーボパターンの検出データの位相とチャンネルク
ロックの位相の合わせ込みを行うサーボパターン検出モ
ードとなる。
【0010】このサーボパターン検出モードとなると、
光学系102は、上記回転駆動される光磁気ディスク1
01にレーザビームを照射して、その戻り光を検出す
る。そして、この戻り光を光電変換することにより、該
光磁気ディスク101上に記録されている上記サーボパ
ターン及び記録データを再生し、この再生信号をアンプ
105に供給する。
【0011】上記アンプ105は、上記再生信号を所定
の利得で増幅してA/D変換器106に供給する。上記
A/D変換器106には、供給する電圧に応じて発振周
波数が可変される電圧可変発振器(VCO)111から
の自走周波数のチャンネルクロックが供給されている。
上記A/D変換器106は、このチャンネルクロックに
より上記再生信号をサンプリングしデジタル化して再生
データを形成し、これをラッチ回路107に供給する。
【0012】ここで、上記サーボパターンは、上記図3
に示したように、一対のウォブルピット200、及び、
該一対のウォブルピット200の中間で上記トラックT
Rの中心に位置するクロックピット201により形成さ
れている。このため、サーボパターンの再生データの波
形は、上記図4(a)に示すように、上記クロックピッ
ト201の波形を中心として、該クロックピット201
の波形よりもレベルの低い上記ウォブルピット200の
波形が該クロックピット201の波形の両脇に存在する
ような波形となる。
【0013】また、上記VCO111からのチャンネル
クロックが正確な位相の場合、上記サーボパターンが検
出されてから上記チャンネルクロックのカウントを開始
したとすると、このカウント値が、例えば277〜27
9、282〜284、287〜289となったときに、
上記A/D変換器106からの再生データをラッチすれ
ば、上記サーボパターンを正確にラッチすることができ
る。
【0014】このため、図示しないサーボパターン検出
回路は、予め記憶されているサーボパターンと、上記A
/D変換器106からの再生データとを比較することに
より、該サーボパターンを検出し、この検出パルスを図
示しないカウンタに供給する。上記カウンタは、上記サ
ーボパターンの検出パルスによりリセットされ、この時
点から上記チャンネルクロックのカウントを開始する。
そして、このカウンタ値をラッチパルス出力回路に供給
する。上記ラッチパルス出力回路は、図4(a)に示す
ように上記カウンタ値が、例えば277〜279、28
2〜284、287〜289となったときに、それぞれ
ラッチパルスを上記ラッチ回路107に供給する。
【0015】上記ラッチ回路107は、上記各ラッチパ
ルスにより上記再生データをラッチすることにより、図
4(a)に示すように上記サーボパターンの再生データ
をラッチし、同図(a)中に示す点a1,a0,a2、
b1,b0,b2、c1,c0,c2のラッチデータを
形成し、この各ラッチデータを位相生成器108に供給
する。
【0016】上記位相生成器108は、このようなサー
ボパターンの再生データが供給されると、上記3つの波
形の左右の対象性を利用して、各波形の中心点である図
4(a)中a0点,b0点,c0点より前後1チャンネ
ルクロック離れた両肩の点である同図(a)中a1点,
a2点,b1点,b2点,c1点,c2点のレベル差に
基づいて以下の式1により、上記サーボパターンの再生
データに対する上記チャンネルクロックの位相誤差を検
出し、これを位相誤差検出データとしてD/A変換器1
09に供給する。
【0017】 位相誤差データ=〔(a2−a1)+(c2−c1)〕/2・・・式1
【0018】なお、このサーボパターンの再生データ
は、図示はしていないが、各部が行う以下の式2〜式6
に示す演算式により、トラッキングエラー信号の形成、
トラック中心から±1/4以内でハイレベルとなる信号
であるトラッキングポラリティ信号(TPOL)の形
成、トラック中心から±1/8トラック以上外れるとハ
イレベルとなる信号である1/8オフトラック信号の形
成,ウォブルピットの平均レベルの検出信号の形成、及
び、上記サーボパターンとデータエリアとの間に設けら
れているミラー部のレベル検出信号の形成等に用いられ
る。
【0019】 トラッキングエラー信号=c0−a0・・・式2
【0020】 1/8オフトラック信号=(b0<a0)+(b0<c0)・・・式3
【0021】 TPOL=b0>(a0+c0)/2・・・式4
【0022】 ウォブルピットの平均レベルの検出信号=(a0+c0)/2・・式5
【0023】 ミラー部のレベル検出信号=d0・・・式6
【0024】上記D/A変換器109は、上記位相誤差
検出データをアナログ化し位相誤差検出信号を形成し、
これを位相補償回路110に供給する。
【0025】上記位相補償回路110は、例えばローパ
スフィルタ等で構成されており、上記位相誤差検出信号
の高域ノイズ成分を除去して該位相誤差検出信号の位相
補償を行い、これを上記VCO111に供給する。
【0026】上記VCO111は、上記位相誤差検出信
号に基づいてその発振周波数が可変されるようになって
おり、上記サーボパターンの再生データに対する上記チ
ャンネルクロックの位相誤差が零となるような周波数の
チャンネルクロックを上記A/D変換器106に帰還す
るとともに、上記復調回路103に供給する。
【0027】このように、上記光磁気ディスク再生装置
の上記チャンネルクロックを形成する部分は、いわゆる
フェーズ・ロックド・ループ(PLL)の構成となって
おり、上記サーボパターンの再生データの位相に同期し
た位相のチャンネルクロックを出力するようになってい
る。
【0028】上記光磁気ディスク再生装置は、上記サー
ボパターンの再生データの位相に同期した位相のチャン
ネルクロックが出力できるようになると、すなわち、サ
ーボパターンの再生データの位相の引き込みが終了する
と、このサーボパターン検出モードを終了し、上記光磁
気ディスク101に記録されている記録データの再生を
行う再生モードとなる。
【0029】上記光磁気ディスク再生装置は、上記再生
モードとなると、上記光磁気ディスク101に記録され
ている記録データを上記光学系102により読み出す。
この光学系102からの再生信号は、上述のように上記
アンプ105を介してA/D変換器106に供給される
とともに、復調回路103に供給される。
【0030】上記A/D変換器106は、上述のように
チャンネルクロックで上記再生信号を形成し、再生デー
タを上記ラッチ回路107に供給する。これにより、上
記サーボパターンがラッチされ、上記位相誤差検出デー
タが形成され、この位相誤差検出データにより上記VC
O111の出力周波数が繰り返し可変制御される。
【0031】上記復調回路103は、上記チャンネルク
ロックに基づいて上記アンプ105からの再生信号を復
調し、この復調した再生信号を出力端子104を介し
て、例えば図示しないスピーカ装置等に供給する。
【0032】上述のように、上記チャンネルクロックの
位相は、上記サーボパターンの検出データの位相に同期
したものであるため、上記復調回路103において上記
再生信号を正確にサンプリングして復調することがで
き、正確な再生信号を出力することができる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記VCO1
11の自走周波数が目的の周波数からずれていた場合、
上記チャンネルクロックの位相と上記サーボパターンの
再生データの位相とに大きなずれを生じ、上記ラッチ回
路107で行われるラッチが、例えば図4(b)に示す
ように上記ウォブルピット200のデータ波形の両肩よ
りもずれた位置で行われることとなる。このため、上記
位相生成器108で正確な位相誤差検出データを形成す
ることができず、上記VCO111から正確な周波数
(上記サーボパターンの検出データの位相に同期した)
のチャンネルクロックを出力することができなくなって
しまう。
【0034】上記チャンネルクロックは、記録データの
記録再生の際に用いられるものであるため、このチャン
ネルクロックの周波数が正確でないと、正確な記録再生
を行うことができない。
【0035】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、VCOの自走周波数が目的の周波数からず
れていた場合でも、正確な周波数のチャンネルクロック
を出力することができるような円盤状記録媒体のチャン
ネルクロック形成装置、及び、このチャンネルクロック
形成装置を用いた円盤状記録媒体の再生装置、及び、こ
のチャンネルクロック形成装置を用いた円盤状記録媒体
の記録再生装置の提供を目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明に係る円盤状記録
媒体のチャンネルクロック形成装置は、所定のパターン
を有するサーボパターンが所定の間隔で予め設けられて
いる円盤状記録媒体からの再生信号を、チャンネルクロ
ックが供給されるアナログ/デジタル変換手段でアナロ
グ/デジタル変換して再生データを形成し、この再生デ
ータから上記サーボパターンの再生データの位相に対す
る上記チャンネルクロックの位相誤差を位相誤差検出手
段で検出し、この位相誤差検出データを上記チャンネル
クロック出力手段に供給して、上記位相誤差を零とする
ような周波数のチャンネルクロックが出力されるように
上記チャンネルクロック出力手段を制御し、このチャン
ネルクロックを上記アナログ/デジタル変換手段に帰還
するとともに外部に出力するフェーズ・ロックド・ルー
プ構成の円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置
であって、上記チャンネルクロック出力手段から所定の
周波数のチャンネルクロックを出力するためのリファレ
ンスクロックを出力するリファレンスクロック発生手段
と、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出データ及
び上記リファレンスクロック発生手段からのリファレン
スクロックを切り換えて上記チャンネルクロック出力手
段に供給する切り換え手段と、上記サーボパターンの再
生データの位相引き込みのときには、上記リファレンス
クロックが出力されるように上記切り換え手段を制御
し、また、上記サーボパターンの再生データの位相引き
込みが終了したときには、上記位相誤差検出データが出
力されるように上記切り換え手段を制御する制御手段と
を有することを特徴として上述の課題を解決する。
【0037】次に本発明に係る円盤状記録媒体の再生装
置は、所定のパターンを有するサーボパターンが所定の
間隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの再生信
号を、チャンネルクロックが供給されるアナログ/デジ
タル変換手段でアナログ/デジタル変換して再生データ
を形成し、この再生データから上記サーボパターンの再
生データの位相に対する上記チャンネルクロックの位相
誤差を位相誤差検出手段で検出し、この位相誤差検出デ
ータを上記チャンネルクロック出力手段に供給して、上
記位相誤差を零とするような周波数のチャンネルクロッ
クが出力されるように上記チャンネルクロック出力手段
を制御し、このチャンネルクロックを上記アナログ/デ
ジタル変換手段に帰還するフェーズ・ロックド・ループ
構成のチャンネルクロック形成装置を有し、このチャン
ネルクロック形成装置からのチャンネルクロックに基づ
いて、再生手段が、上記円盤状記録媒体に記録されてい
る記録データを再生する円盤状記録媒体の再生装置であ
って、上記チャンネルクロック出力手段から所定の周波
数のチャンネルクロックを出力するためのリファレンス
クロックを出力するリファレンスクロック発生手段と、
上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出データ及び上
記リファレンスクロック発生手段からのリファレンスク
ロックを切り換えて上記チャンネルクロック出力手段に
供給する切り換え手段と、上記サーボパターンの再生デ
ータの位相引き込みのときには、上記リファレンスクロ
ックが出力されるように上記切り換え手段を制御し、ま
た、上記サーボパターンの再生データの位相引き込みが
終了したときには、上記位相誤差検出データが出力され
るように上記切り換え手段を制御する制御手段とを有す
ることを特徴として上述の課題を解決する。
【0038】次に、本発明に係る円盤状記録媒体の記録
再生装置は、所定のパターンを有するサーボパターンが
所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの
再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナログ
/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再生
データを形成し、この再生データから上記サーボパター
ンの再生データの位相に対する上記チャンネルクロック
の位相誤差を位相誤差検出手段で検出し、この位相誤差
検出データを上記チャンネルクロック出力手段に供給し
て、上記位相誤差を零とするような周波数のチャンネル
クロックが出力されるように上記チャンネルクロック出
力手段を制御し、このチャンネルクロックを上記アナロ
グ/デジタル変換手段に帰還するフェーズ・ロックド・
ループ構成のチャンネルクロック形成装置を有し、この
チャンネルクロック形成装置からのチャンネルクロック
に基づいて、記録手段が上記円盤状記録媒体に記録デー
タを記録し、再生手段が、上記円盤状記録媒体に記録さ
れた記録データを再生する円盤状記録媒体の記録再生装
置であって、上記チャンネルクロック出力手段から所定
の周波数のチャンネルクロックを出力するためのリファ
レンスクロックを出力するリファレンスクロック発生手
段と、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出データ
及び上記リファレンスクロック発生手段からのリファレ
ンスクロックを切り換えて上記チャンネルクロック出力
手段に供給する切り換え手段と、上記サーボパターンの
再生データの位相引き込みのときには、上記リファレン
スクロックが出力されるように上記切り換え手段を制御
し、また、上記サーボパターンの再生データの位相引き
込みが終了したときには、上記位相誤差検出データが出
力されるように上記切り換え手段を制御する制御手段と
を有することを特徴として上述の課題を解決する。
【0039】
【作用】本発明に係る円盤状記録媒体のチャンネルクロ
ック形成装置は、位相誤差検出手段からの位相誤差検出
データと、リファレンスクロック発生手段から出力され
る、上記チャンネルクロック出力手段から所定の周波数
のチャンネルクロックを出力するためのリファレンスク
ロックをとを切り換え手段に供給し、制御手段が、サー
ボパターンの再生データの位相引き込み時となると、上
記リファレンスクロックが上記チャンネルクロック出力
手段に供給されるように上記切り換え手段を切り換え制
御し、上記サーボパターンの再生データの位相引き込み
の終了時となると、上記位相誤差検出データが上記チャ
ンネルクロック出力手段に供給されるように上記切り換
え手段を切り換え制御する。
【0040】これにより、上記サーボパターンの再生デ
ータの位相引き込み時において、上記チャンネルクロッ
ク出力手段の自走周波数が大きくずれていても、該チャ
ンネルクロック出力手段から所定の周波数のチャンネル
クロックを出力することができる。
【0041】一方、本発明に係る円盤状記録媒体の再生
装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置は、上述のチャ
ンネルクロック形成装置により形成されたチャンネルク
ロックにより再生又は記録再生を行うことにより、記録
データの再生又は記録再生までに要する時間の短縮化を
図る。
【0042】
【実施例】以下、本発明に係る円盤状記録媒体のチャン
ネルクロック形成装置及びこのチャンネルクロック形成
装置を用いた円盤状記録媒体の再生装置及びこのチャン
ネルクロック形成装置を用いた円盤状記録媒体の記録再
生装置の好ましい実施例について図面を参照しながら説
明する。
【0043】本発明に係る円盤状記録媒体の記録再生装
置は、図1に示すように円盤状記録媒体である光磁気デ
ィスク1に所望の記録データの記録再生を行う光磁気デ
ィスク記録再生装置であり、図1中点線で囲んだ円盤状
記録媒体のチャンネルクロック形成装置であるチャンネ
ルクロック形成装置2と、上記チャンネルクロック形成
装置2を用いた円盤状記録媒体の再生装置である図中一
点鎖線で囲んだ再生系3と、上記チャンネルクロック形
成装置2を用いた記録装置である図中二点鎖線で囲んだ
記録系4とで構成されている。
【0044】上記光磁気ディスク1には、上記図3に示
したように、同心円状に形成されるトラックTRの中心
から内周側及び外周側に遷移している一対のウォブルピ
ット200、及び、上記トラックTRの中心且つ上記一
対のウォブルピット200の中間に位置するクロックピ
ット201からなるサーボパターンが予め記録されてい
るサーボエリア(Servo Area)が所定の間隔で配置され
ている。なお、上記サーボパターンは、例えば一周に9
60個の割合で設けられている。また、上記サーボパタ
ーンは、いわゆるユニークパターンではない。
【0045】また、上記光磁気ディスク1の上記サーボ
エリア以外のエリアは、データエリアとなっており、こ
のデータエリアに、磁気光学効果を利用して同期デー
タ,アドレスデータ、音声データ等が交互に記録され、
この同期データやアドレスデータに基づいて音声データ
の管理が行われるようになっている。すなわち、上記同
期データにより、例えば所定単位で音声データが記録さ
れているセグメントの同期をとり、アドレスデータによ
って記録データがフレーム単位やセクタ単位で記録再生
されるようになっている。
【0046】なお、この場合、上記サーボパターンのみ
がピットで記録されており、記録データは光磁気記録す
るような上記光磁気ディスク1を用いることとしたが、
上記サーボパターン及び記録データの一部が予めピット
で記録されており、残りの領域に所望の記録データを光
磁気記録する、一部の領域がROM領域となっているよ
うな光磁気ディスクを用いるようにしてもよい。
【0047】上記記録系4は、上記チャンネルクロック
形成装置2と、上記光磁気ディスク1を例えば角速度一
定で回転駆動するスピンドルモータ5と、上記チャンネ
ルクロック形成装置2からのチャンネルクロックのタイ
ミングで、記録データに所定の変調を施す変調回路6
と、磁気ヘッド7を駆動するドライバ8と、上記光磁気
ディスク1にレーザビームを照射する光学系9と、上記
光学系9からの再生信号を増幅し、ピット信号を形成し
て出力するR/Wアンプ10とで構成されている。
【0048】なお、上記磁気ヘッド7,ドライバ8,光
学系9及び変調回路6で記録手段を構成している。
【0049】上記再生系3は、上記スピンドルモータ5
と、上記光学系9と、上記R/Wアンプ10と、上記チ
ャンネルクロック形成装置2と、上記光学系9により再
生された記録データを上記チャンネルクロック形成装置
2からのチャンネルクロックのタイミングで復調する復
調回路11とで構成されている。
【0050】なお、上記光学系9及び復調回路11で再
生手段を構成している。
【0051】上記チャンネルクロック形成装置2は、い
わゆるPLL回路の構成を有しており、具体的には、上
記R/Wアンプ10からのピット信号をチャンネルクロ
ックによりサンプリングしてデジタル化しピットデータ
を形成して出力するアナログ/デジタル変換手段である
A/D変換器20と、上記A/D変換器20からのピッ
トデータに基づいて上記サーボパターンの位相に対する
チャンネルクロックの位相の誤差を検出して位相誤差検
出データを出力する位相誤差検出手段である位相データ
形成回路21と、上記A/D変換器20からのピットデ
ータから上記サーボパターンの再生データを形成して出
力するパルス検出器24と、サーボパターンが予め記憶
されており、このサーボパターンに基づいて上記サーボ
パターンの再生データからサーボパターンを検出するサ
ーボパターン検出器25とを有している。
【0052】なお、上記位相データ形成回路21は、上
記ピットデータを後に説明するタイミングパルスにより
ラッチするデータラッチ回路22と、上記データラッチ
回路22によりラッチされたピットデータに基づいて後
に説明する所定の演算を行い位相誤差を検出する位相生
成器23とで構成されている。
【0053】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記サーボパターン検出器25からのサーボパター
ン検出パルスをトリガとしてリセットされ、上記チャン
ネルクロックを所定数カウントすることにより次のセグ
メントのサーボパターンを検出するための第1のウイン
ドウパルスを形成して出力するカウンタ26と、上記カ
ウンタ26からの第1のウインドウパルス、又は、以下
に説明する第2のウインドウパルス内に上記サーボパタ
ーン検出データが入ったか否かを検出し、上記サーボパ
ターンの検出データの位相の引き込みが行われたか否か
を検出し、この検出データであるHuntデータを出力
するロック/アンロック検出回路27とを有している。
【0054】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記ロック/アンロック検出回路27において、上
記第1のウインドウパルスにより示されるウインドウ内
で上記サーボパターンが検出された場合、この検出デー
タでリセットされ、上記チャンネルクロックのカウント
を開始するセグメント内カウンタ28と、上記セグメン
ト内カウンタ28からのカウント値に応じて第2のウイ
ンドウパルスを形成して上記ロック/アンロック検出回
路27に供給するとともに、上記カウント値に応じてラ
ッチパルスを形成して上記データラッチ回路22に供給
するタイミング発生器29とを有している。
【0055】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記位相生成器23からの位相誤差検出データをア
ナログ化して出力するD/A変換器33と、上記サーボ
パターン検出データの位相引き込み時に、所定の周波数
のチャンネルクロックを出力するためのリファレンスク
ロックを出力するリファレンスクロック発生手段である
リファレンスクロック発生回路32と、上記リファレン
スクロックに対する上記チャンネルクロックの位相誤差
を形成して位相誤差検出信号を出力する位相比較器31
と、上記ロック/アンロック検出回路27からのHun
tデータに応じて、上記D/A変換器33からの位相誤
差検出信号及び上記位相比較器31からの位相誤差検出
信号を切り換えて出力する切り換え手段であるスイッチ
30とを有している。
【0056】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記スイッチ30を介して供給される位相誤差検出
信号の位相を補償して出力する例えばローパスフィルタ
(LPF)である位相補償回路34と、上記位相補償回
路34からの位相誤差検出信号に基づいて周波数を可変
したチャンネルクロックを形成し、これを上記記録系4
の変調回路6及び上記再生系3の復調回路11に供給す
るチャンネルクロック出力手段である電圧可変発振器
(VCO)35とを有している。
【0057】次に、このような構成を有する光磁気ディ
スク記録再生装置の動作説明をする。
【0058】まず、上記光磁気ディスク記録再生装置
は、記録データの記録再生に先立って、上記チャンネル
クロック形成装置2において上記サーボパターンの検出
データの位相とチャンネルクロックの位相の合わせ込み
を行うサーボパターン検出モードとなる。
【0059】このサーボパターン検出モードとなると、
上記スピンドルモータ5が例えば角速度一定で回転駆動
される。これにより、上記光磁気ディスク1が、上記ス
ピンドルモータ5の回転に連れて回転駆動される。光学
系9は、上記回転駆動される光磁気ディスク1に再生用
の弱いレーザビームを照射して、その戻り光を検出す
る。そして、この戻り光を光電変換することにより、該
光磁気ディスク1上に記録されている上記サーボパター
ン及び記録データを再生し、これらの再生信号をピット
信号としてR/Wアンプ10に供給する。
【0060】上記R/Wアンプ10は、上記ピット信号
を所定の利得で増幅してA/D変換器20に供給する。
上記A/D変換器20には、供給する電圧に応じて発振
周波数が可変される電圧可変発振器(VCO)35から
の自走周波数のチャンネルクロックが供給されている。
上記A/D変換器20は、このチャンネルクロックによ
り上記ピット信号をサンプリングしデジタル化してピッ
トデータを形成し、これをデータラッチ回路22及びパ
ルス検出器24に供給する。
【0061】上記パルス検出器24は、上記ピットデー
タからサーボパターンの再生データを形成し、これをサ
ーボパターン検出器25に供給する。
【0062】上記サーボパターン検出器25には、上記
光磁気ディスク1上に形成されたサーボパターンと同じ
パターンのデータが予め記憶されている。上記サーボパ
ターン検出器25は、予め記憶された上記サーボパター
ンと同じパターンのデータと上記サーボパターンの再生
データとを比較し、上記サーボパターンが検出されたと
きに例えばハイレベルとなるサーボパターン検出パルス
をカウンタ26及びロック/アンロック検出回路27に
供給する。
【0063】上記カウンタ26には、上記VCO35か
らのチャンネルクロックが供給されており、上記サーボ
パターン検出パルスをトリガとしてカウント値をリセッ
トする。そして、上記リセットした時刻より新たに上記
チャンネルクロックをカウントする。
【0064】ここで、上記VCO35から出力されるチ
ャンネルクロックが正確な位相であれば、1セグメント
の再生時間、すなわち、上記ロック/アンロック検出回
路27にハイレベルのサーボパターン検出パルスが供給
されてから、次にハイレベルのサーボパターン検出パル
スが供給されるまでの時間は、例えば296チャンネル
クロック分の時間となっている。このことから、上記カ
ウンタ26は、次にハイレベルのサーボパターン検出パ
ルスが上記ロック/アンロック検出回路27に供給され
る時間をカウントにより予測し、この予測した時刻であ
る、上記カウント値が296となったときに第1のウイ
ンドウパルスを形成して上記ロック/アンロック検出回
路27に供給する。
【0065】上記ロック/アンロック検出回路27は、
上記第1のウインドウパルスが供給されたときに上記ハ
イレベルのサーボパターン検出パルスが供給されると、
ハイレベルのパルスをセグメント内カウンタ28に供給
する。
【0066】上記セグメント内カウンタ28には、上記
カウンタ26と同様に上記VCO35からのチャンネル
クロックが供給されており、上記ロック/アンロック検
出回路27からのハイレベルのパルスをトリガとしてカ
ウント値をリセットする。そして、上記リセットした時
刻より新たに上記チャンネルクロックをカウントし、こ
のカウント値をタイミング発生器29に供給する。
【0067】上記タイミング発生器29は、上記セグメ
ント内カウンタ28から供給されるカウント値が、例え
ば277クロック,278クロック,279クロック、
及び、282クロック,283クロック,284クロッ
ク、及び、287クロック,288クロック,289ク
ロックとなったときに、それぞれハイレベルとなるラッ
チパルスを形成し、これらを上記データラッチ回路22
に供給する。
【0068】上記図3に示したように、上記サーボパタ
ーンは一対のウォブルピット200、及び、該一対のウ
ォブルピット200の中間で上記トラックTRの中心に
位置するクロックピット201により形成されており、
該サーボパターンの再生データの波形は、上記図4
(a)に示したように、上記クロックピット201の波
形を中心として、該クロックピット201の波形よりも
レベルの低い上記ウォブルピット200の波形が該クロ
ックピット201の波形の両脇に存在するような波形と
なる。
【0069】上記データラッチ回路22は、上記セグメ
ント内カウンタ28からのカウント値が、例えば277
〜279、282〜284、287〜289となったと
きに、それぞれ供給されるラッチパルスにより、上記A
/D変換器20からの再生データをラッチすることによ
り、上記図4(a)のサーボパターンの波形をラッチ
し、同図(a)中に示す点a1,a0,a2、b1,b
0,b2、c1,c0,c2のラッチデータを形成し、
この各ラッチデータを位相生成器23に供給する。
【0070】上記位相生成器23は、このようなサーボ
パターンの再生データが供給されると、上記3つの波形
の左右の対象性を利用して、各波形の中心点である上記
図4(a)中a0点,b0点,c0点より前後1チャン
ネルクロック離れた両肩の点である同図(a)中a1
点,a2点,b1点,b2点,c1点,c2点のレベル
差に基づいて以下の式7により、上記サーボパターンの
再生データに対する上記チャンネルクロックの位相誤差
を検出し、これを位相誤差検出データとして上記D/A
変換器33に供給する。上記D/A変換器33は、上記
位相誤差検出データをアナログ化することにより位相誤
差検出信号を形成し、これをスイッチ30の被選択端子
30aに供給する。
【0071】 位相誤差データ=〔(a2−a1)+(c2−c1)〕/2・・・式7
【0072】なお、このサーボパターンの再生データ
は、図示はしていないが、各部が行う以下の式8〜式1
2に示す演算式により、トラッキングエラー信号の形
成、トラック中心から±1/4以内でハイレベルとなる
信号であるトラッキングポラリティ信号(TPOL)の
形成、トラック中心から±1/8トラック以上外れると
ハイレベルとなる信号である1/8オフトラック信号の
形成,ウォブルピットの平均レベルの検出信号の形成、
及び、上記サーボパターンとデータエリアとの間に設け
られているミラー部のレベル検出信号の形成等に用いら
れる。
【0073】 トラッキングエラー信号=c0−a0・・・式8
【0074】 1/8オフトラック信号=(b0<a0)+(b0<c0)・・・式9
【0075】 TPOL=b0>〔(a0+c0)/2〕・・・式10
【0076】 ウォブルピットの平均レベルの検出信号=(a0+c0)/2・・式11
【0077】 ミラー部のレベル検出信号=d0・・・式12
【0078】また、上記タイミング発生器29は、上記
セグメント内カウンタ28からのカウント値により、次
にハイレベルのサーボパターン検出パルスが上記ロック
/アンロック検出回路27に供給されるであろう時刻を
予測し、この予測した時刻である、例えば上記カウント
値が296クロックとなったときに第2のウインドウパ
ルスを上記ロック/アンロック検出回路27に供給す
る。
【0079】上記ロック/アンロック検出回路27は、
上記第2のウインドウパルス内に上記ハイレベルのサー
ボパターン検出パルスが入っていた場合はハイレベルの
Huntデータを、また、上記第2のウインドウパルス
内に上記ハイレベルのサーボパターン検出パルスが入っ
ていなかった場合はローレベルのHuntデータをスイ
ッチ30に供給する。
【0080】上述のように上記サーボパターンは、いわ
ゆるユニークパターンではないため、再生データのパタ
ーンと一致してしまう場合がある。このため、上記カウ
ンタ26のみ設けたとすると、該カウンタ26は、再生
データのパターンをサーボパターンであると誤って検出
した場合でもリセットされてしまうため、該カウンタ2
6から出力される第1のウインドウパルスは、以後、誤
ったタイミングで出力されることとなる。従って、上記
サーボパターン検出データの位相の引き込みを行うこと
ができなくなってしまう。
【0081】しかし、このチャンネルクロック形成装置
2では、最初の第1のウインドウパルス及び次の第1の
ウインドウパルスに、2回続けて上記サーボパターン検
出パルスが入ったときにリセットされるセグメント内カ
ウンタ28を設け、このセグメント内カウンタ28が所
定のカウント値となったときに形成される上記第2のウ
インドウパルスにより、上記サーボパターン検出パルス
を検出しているため、上記サーボパターンがユニークパ
ターンでなくても、正確なサーボパターンの検出を行う
ことができる。
【0082】従って、上記データラッチ回路22が正確
に上記サーボパターンをラッチできるタイミングで上記
ラッチパルスを供給することができる。
【0083】一方、リファレンスクロック発生回路32
は、このサーボパターン検出モードとなると、上記VC
O35が本来出力すべきチャンネルクロックの周波数と
同じ周波数のリファレンスクロックを位相比較器31に
供給する。
【0084】上記位相比較器31は、上記リファレンス
クロックの位相に対する上記チャンネルクロックの位相
誤差を検出し、この位相誤差検出信号を上記スイッチ3
0の被選択端子30bに供給する。
【0085】上記スイッチ30は、上記サーボパターン
検出データの位相の引き込みが行われていないことを示
すローレベルのHuntデータが供給されると、選択端
子30cにより被選択端子30bを選択する。上述のよ
うに、上記被選択端子30bには、上記位相比較器31
からの位相誤差検出信号が供給されている。このため、
この位相誤差検出信号が位相補償回路34を介してVC
O35に供給される。
【0086】上記VCO35は、上記位相誤差検出信号
に応じて出力するチャンネルクロックの周波数を可変
し、このチャンネルクロックを上記A/D変換器20,
カウンタ26,セグメント内カウンタ28にそれぞれ供
給する。
【0087】このサーボパターン検出モード時に上記V
CO35に供給される位相誤差検出信号は、上記VCO
35から本来出力されるべき周波数の位相に対する、実
際に出力されたチャンネルクロックの位相の誤差分を示
している。このため、上記位相誤差検出信号により上記
VCO35を駆動することにより、本来出力されるべき
周波数のチャンネルクロックを出力することができる。
【0088】従って、このサーボパターン検出モード時
において、上記VCO35の自走周波数が大きくずれて
いても、そのずれ分をすぐに是正して正確な位相のチャ
ンネルクロックを出力することができ、サーボパターン
検出データの位相の引き込み時間を短縮化することがで
きる。
【0089】このように、正確な位相のチャンネルクロ
ックが出力されるようになると、上記サーボパターン検
出データの位相の引き込みもすぐに行えるようになる。
上記ロック/アンロック検出回路27は、上述のように
上記第1のウインドウパルス及び第2のウインドウパル
スにより上記サーボパターン検出データの位相の引き込
み状態を検出し、該位相の引き込みがなされたと判断す
るとハイレベルのHuntデータを出力する。
【0090】上記スイッチ30は、上記ハイレベルのH
untデータが供給されると、選択端子30cにより、
被選択端子30aを選択する。これにより、上記D/A
変換器33からの位相誤差検出信号が上記VCO35に
供給されることとなり、以後、上記位相生成器23で形
成された位相誤差に応じて上記VCO35が駆動される
こととなる。
【0091】上記光磁気ディスク記録再生装置は、この
ようにサーボパターン検出データの位相の引き込みが終
了すると、上記サーボパターン検出モードを終了する。
そして、記録モード又は再生モードのうち指定されたモ
ードとなる。
【0092】すなわち、上記光磁気ディスク記録再生装
置は、上記記録モードとなると、上記光学系9から記録
用の強いレーザビームを上記角速度一定で回転駆動され
る光磁気ディスク1に照射する。これにより、上記光磁
気ディスク1の上記レーザビームの照射された箇所が、
いわゆるキュリー温度まで熱っせられ保磁力が無くな
る。
【0093】一方、この記録モード時には、入力端子1
2を介して記録データが変調回路6に供給される。上記
変調回路6には、上記VCO35からの正確な位相のチ
ャンネルクロックが供給されており、このチャンネルク
ロックに応じて上記記録信号に所定の変調を施すことに
より記録データを形成し、これをドライバ8に供給す
る。上記ドライバ8は、上記記録データに応じて磁気ヘ
ッド7を駆動する。これにより、上記磁気ヘッド7から
上記記録データに応じた変調磁界が上記光磁気ディスク
1のレーザビームが照射された箇所に印加される。上記
レーザビームの照射された箇所は保磁力が無くなってい
るため、ここに、上記磁気ヘッド7からの記録データに
応じた変調磁界が印加されることにより、上記光磁気デ
ィスク1に上記記録データが記録されることとなる。
【0094】上述のように、上記変調回路6に供給され
るチャンネルクロックは、上記チャンネルクロック形成
装置2により速やかに上記サーボパターン検出データの
位相にロックされたチャンネルクロックが供給されてい
る。このため、記録データの記録を正確に行えるうえ、
この記録データの記録までに要する時間を短縮化するこ
とができる。
【0095】このように、上記光磁気ディスク1に記録
された記録データは、再生モード時に再生される。
【0096】上記光磁気ディスク記録再生装置は、上記
再生モードとなると、上記光学系9から再生用の弱いレ
ーザビームを上記光磁気ディスク1に照射して該レーザ
ビームの戻り光を得、この戻り光から上記光磁気ディス
ク1に記録されている記録データを再生する。そして、
この再生信号を上記R/Wアンプ10を介して復調回路
11に供給する。
【0097】上記復調回路11には、上記VCO35か
らの正確な位相のチャンネルクロックが供給されてお
り、このチャンネルクロックに基づいて上記記録データ
を復調し、これを再生データとして出力端子13を介し
て、例えばスピーカ装置等に供給する。これにより、上
記光磁気ディスク1から再生された再生データに応じた
音声を上記スピーカ装置から発音させることができる。
【0098】上述のように、上記復調回路6に供給され
るチャンネルクロックは、上記チャンネルクロック形成
装置2により速やかに上記サーボパターン検出データの
位相にロックされたチャンネルクロックが供給されてい
る。このため、記録データの再生を正確に行えるうえ、
この記録データの再生までに要する時間を短縮化するこ
とができる。
【0099】なお、上述の実施例の説明では、上記光磁
気ディスク1に記録されているサーボパターンは、ウォ
ブルピットにより構成されることとしたが、これは、ウ
ォブルピットでなくともサーボパターンであることを認
識することができるパターンであれば何でもよい。
【0100】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記サーボパターンのみがピットで記録される光磁
気ディスクから該サーボパターンを検出して上記チャン
ネルクロックを形成するようにしたが、これは、例えば
上記サーボパターンのみならず記録データもピットによ
り記録される光ディスクや、磁気により上記サーボパタ
ーンを形成した磁気ディスクから該サーボパターンを検
出して上記チャンネルクロックを形成するようにしても
よい。
【0101】このため、本発明に係る円盤状記録媒体の
再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置に用いる円
盤状記録媒体としては、上記光磁気ディスクの他、上記
光ディスク又は上記磁気ディスクを用いてもよいことは
勿論である。
【0102】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置
は、サーボパターンの再生データの位相引き込み時に、
チャンネルクロック出力手段から所定の周波数のチャン
ネルクロックを出力するためのリファレンスクロックを
該チャンネルクロック出力手段に供給するようにしてい
るため、上記サーボパターンの再生データの位相引き込
み時等に、上記チャンネルクロック出力手段の自走周波
数が大きくずれていても、これをすぐに所定の周波数に
是正することができる。
【0103】このため、上記サーボパターンの再生デー
タの位相引き込み時間を短縮化することができる。
【0104】一方、本発明に係る円盤状記録媒体の再生
装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置は、上述のチャ
ンネルクロック形成装置が設けられているため、上記サ
ーボパターンの再生データの位相引き込み時間の短縮化
にともない、記録データの再生又は記録データの記録再
生までに要する時間を短縮化することができる。
【0105】また、上記サーボパターンの再生データの
位相に合ったチャンネルクロックにより再生又は記録再
生を行うことができるため、記録データの正確な再生又
は記録データの正確な記録再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録情報再生装置を光磁気ディス
クを用いて記録データの記録再生を行う光磁気ディスク
記録再生装置に適用した場合の実施例のブロック図であ
る。
【図2】従来の光磁気ディスク再生装置のブロック図で
ある。
【図3】ウォブルピットからなるサーボパターンが記録
されている光磁気ディスクの模式図である。
【図4】上記従来の光磁気ディスク再生装置に設けられ
ている位相生成器の位相誤差検出データ形成に係る演算
動作を説明するためのサーボパターン検出データの波形
図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・・光磁気ディスク 2・・・・・・・・・・・・・・・・チャンネルクロッ
ク形成装置 3・・・・・・・・・・・・・・・・再生系 4・・・・・・・・・・・・・・・・記録系 5・・・・・・・・・・・・・・・・スピンドルモータ 6・・・・・・・・・・・・・・・・変調回路 7・・・・・・・・・・・・・・・・磁気ヘッド 8・・・・・・・・・・・・・・・・ドライバ 9・・・・・・・・・・・・・・・・光学系 10・・・・・・・・・・・・・・・R/Wアンプ 11・・・・・・・・・・・・・・・復調回路 12・・・・・・・・・・・・・・・入力端子 13・・・・・・・・・・・・・・・出力端子 20・・・・・・・・・・・・・・・A/D変換器 21・・・・・・・・・・・・・・・位相データ形成回
路 22・・・・・・・・・・・・・・・データラッチ回路 23・・・・・・・・・・・・・・・位相生成器 24・・・・・・・・・・・・・・・パルス検出器 25・・・・・・・・・・・・・・・サーボパターン検
出器 26・・・・・・・・・・・・・・・カウンタ 27・・・・・・・・・・・・・・・ロック/アンロッ
ク検出回路 28・・・・・・・・・・・・・・・セグメント内カウ
ンタ 29・・・・・・・・・・・・・・・タイミング発生器 30・・・・・・・・・・・・・・・スイッチ 31・・・・・・・・・・・・・・・位相比較器 32・・・・・・・・・・・・・・・リファレンスクロ
ック発生回路 33・・・・・・・・・・・・・・・D/A変換器 34・・・・・・・・・・・・・・・位相補償回路 35・・・・・・・・・・・・・・・VCO

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナロ
    グ/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再
    生データを形成し、この再生データから上記サーボパタ
    ーンの再生データの位相に対する上記チャンネルクロッ
    クの位相誤差を位相誤差検出手段で検出し、この位相誤
    差検出データを上記チャンネルクロック出力手段に供給
    して、上記位相誤差を零とするような周波数のチャンネ
    ルクロックが出力されるように上記チャンネルクロック
    出力手段を制御し、このチャンネルクロックを上記アナ
    ログ/デジタル変換手段に帰還するとともに外部に出力
    するフェーズ・ロックド・ループ構成の円盤状記録媒体
    のチャンネルクロック形成装置であって、 上記チャンネルクロック出力手段から所定の周波数のチ
    ャンネルクロックを出力するためのリファレンスクロッ
    クを出力するリファレンスクロック発生手段と、 上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出データ及び上
    記リファレンスクロック発生手段からのリファレンスク
    ロックを切り換えて上記チャンネルクロック出力手段に
    供給する切り換え手段と、 上記サーボパターンの再生データの位相引き込みのとき
    には、上記リファレンスクロックが出力されるように上
    記切り換え手段を制御し、また、上記サーボパターンの
    再生データの位相引き込みが終了したときには、上記位
    相誤差検出データが出力されるように上記切り換え手段
    を制御する制御手段とを有することを特徴とする円盤状
    記録媒体のチャンネルクロック形成装置。
  2. 【請求項2】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナロ
    グ/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再
    生データを形成し、この再生データから上記サーボパタ
    ーンの再生データの位相に対する上記チャンネルクロッ
    クの位相誤差を位相誤差検出手段で検出し、この位相誤
    差検出データを上記チャンネルクロック出力手段に供給
    して、上記位相誤差を零とするような周波数のチャンネ
    ルクロックが出力されるように上記チャンネルクロック
    出力手段を制御し、このチャンネルクロックを上記アナ
    ログ/デジタル変換手段に帰還するフェーズ・ロックド
    ・ループ構成のチャンネルクロック形成装置を有し、こ
    のチャンネルクロック形成装置からのチャンネルクロッ
    クに基づいて、再生手段が、上記円盤状記録媒体に記録
    されている記録データを再生する円盤状記録媒体の再生
    装置であって、 上記チャンネルクロック出力手段から所定の周波数のチ
    ャンネルクロックを出力するためのリファレンスクロッ
    クを出力するリファレンスクロック発生手段と、 上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出データ及び上
    記リファレンスクロック発生手段からのリファレンスク
    ロックを切り換えて上記チャンネルクロック出力手段に
    供給する切り換え手段と、 上記サーボパターンの再生データの位相引き込みのとき
    には、上記リファレンスクロックが出力されるように上
    記切り換え手段を制御し、また、上記サーボパターンの
    再生データの位相引き込みが終了したときには、上記位
    相誤差検出データが出力されるように上記切り換え手段
    を制御する制御手段とを有することを特徴とする円盤状
    記録媒体の再生装置。
  3. 【請求項3】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナロ
    グ/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再
    生データを形成し、この再生データから上記サーボパタ
    ーンの再生データの位相に対する上記チャンネルクロッ
    クの位相誤差を位相誤差検出手段で検出し、この位相誤
    差検出データを上記チャンネルクロック出力手段に供給
    して、上記位相誤差を零とするような周波数のチャンネ
    ルクロックが出力されるように上記チャンネルクロック
    出力手段を制御し、このチャンネルクロックを上記アナ
    ログ/デジタル変換手段に帰還するフェーズ・ロックド
    ・ループ構成のチャンネルクロック形成装置を有し、こ
    のチャンネルクロック形成装置からのチャンネルクロッ
    クに基づいて、記録手段が上記円盤状記録媒体に記録デ
    ータを記録し、再生手段が、上記円盤状記録媒体に記録
    された記録データを再生する円盤状記録媒体の記録再生
    装置であって、上記チャンネルクロック出力手段から所
    定の周波数のチャンネルクロックを出力するためのリフ
    ァレンスクロックを出力するリファレンスクロック発生
    手段と、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出デー
    タ及び上記リファレンスクロック発生手段からのリファ
    レンスクロックを切り換えて上記チャンネルクロック出
    力手段に供給する切り換え手段と、上記サーボパターン
    の再生データの位相引き込みのときには、上記リファレ
    ンスクロックが出力されるように上記切り換え手段を制
    御し、また、上記サーボパターンの再生データの位相引
    き込みが終了したときには、上記位相誤差検出データが
    出力されるように上記切り換え手段を制御する制御手段
    とを有することを特徴とする円盤状記録媒体の記録再生
    装置。
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