JPH06239287A - 自転車用変速操作装置 - Google Patents

自転車用変速操作装置

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JPH06239287A
JPH06239287A JP5024546A JP2454693A JPH06239287A JP H06239287 A JPH06239287 A JP H06239287A JP 5024546 A JP5024546 A JP 5024546A JP 2454693 A JP2454693 A JP 2454693A JP H06239287 A JPH06239287 A JP H06239287A
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JP
Japan
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cable
speed change
handlebar
cable winding
rotated
Prior art date
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Application number
JP5024546A
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English (en)
Inventor
Koichi Tagawa
幸一 田川
Akira Nakatani
彰 中谷
Toshimasa Yamazaki
敏正 山崎
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MORI SAN TSUAA KK
Original Assignee
MORI SAN TSUAA KK
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Publication date
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Priority to US08/307,781 priority patent/US5577413A/en
Priority to PCT/JP1994/000207 priority patent/WO1994018061A1/ja
Publication of JPH06239287A publication Critical patent/JPH06239287A/ja
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M25/00Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
    • B62M25/02Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers
    • B62M25/04Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers hand actuated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K23/00Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips
    • B62K23/02Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips hand actuated
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキ操作を行いながら変速操作を行うこ
とができるとともに、操縦安定性を害されることがな
く、種々の走行場面に応じて最適な変速操作を行うこと
のできる。 【構成】 ハンドルバー3の軸心周りに回動可能に支持
される変速操作体14と、ブレーキブラケット基端部の内
部において変速操作ケーブルを牽引しあるいは繰り出す
ケーブル巻き取り体107と、上記ブレーキブラケット基
端部の内部に設けられ、上記ケーブル巻き取り体を所定
の回動位置に係止する係止機構15とを備え、上記変速操
作体は、所定の回動始点からの往復回動操作によって、
上記ケーブル巻き取り体をケーブル牽引方向またはケー
ブル繰り出し方向へ回動させる伝動機構101を介して、
上記ケーブル巻き取り体に連結されていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自転車用変速操作装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】競技用自転車等のスポーツタイプの自転
車における変速操作装置は、たとえば、ダウンチュー
ブ、トップチューブ等の車体フレームに取付けられるこ
とが多い。
【0003】したがって、変速操作を行うにはハンドル
から手を離さなければならず、変速操作時には、咄嗟に
ブレーキをかけることは不可能であり、しかも片手運転
をしなければならなかった。このため、ハンドル操作が
不安定になり、安全性が高いとはいえなかった。
【0004】しかも、変速操作を必要とするのは、主と
して平地から坂道に変わる場面、あるいは坂道から平地
に変わる場面等路面状態が変化するときであり、そのよ
うな走行場面においては、走行状態が不安定となり、ま
た、ブレーキ操作を必要とすることも多い。
【0005】上記問題を解決するため、実開昭58−4
6693号公報に示されている変速操作装置のように、
左右ハンドルバーの握持部外周に筒状の操作体を套嵌
し、この筒状操作体を回動操作することにより、変速操
作ケーブルを牽引し、あるいは繰り出すことができるよ
うに構成した、いわゆるハンドル回転式の変速操作装置
が提案されている。
【0006】上記のようなハンドル回転式の変速操作装
置においては、ハンドルバーの握持部から手を離すこと
なく変速操作を行うことが可能となり、走行安全性が大
幅に高められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マウンテン
バイク等によってオフロードを走行する場合、ブレーキ
操作を行うと同時に変速操作を必要とする走行場面があ
る。
【0008】ところが、従来のハンドル回転式の変速操
作装置においては、握持部に套嵌された筒状操作体を変
速段位に応じた回動位置まで回動させなければならな
い。しかも、一度に複数段の変速操作を行う場合、変速
操作体の回動操作量が大きくなり、手指を持ち替えなけ
ればならない。
【0009】このため、ブレーキレバーに手指を係止し
た状態で、走行場面に対応した変速操作を行うのは非常
に困難である。
【0010】さらに、走行場面の変化に応じて、一段づ
つきざむようにして変速操作を行ったり、あるいは、多
数の段数を一度に操作しなければならないような場合も
考えられる。このような種々の変速操作を、上記公報に
示されているような筒状の変速操作体で円滑に行うには
無理がある。
【0011】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、上記従来の問題を解決し、ブレーキ
操作を行いながら変速操作を行うことができるととも
に、操縦安定性を害されることがなく、種々の走行場面
に応じて最適な変速操作を行うことのできる自転車用変
速操作装置を提供することをその課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願の請求項1に記載した発明は、ハンドルバー
に套嵌支持される固定部材とハンドルバーの握持部との
間において、上記ハンドルバーの軸心周りに回動可能に
支持される変速操作体と、上記ハンドルバーの軸心周り
に回動可能に支持されるとともに、上記固定部材の内部
において変速操作ケーブルを牽引しあるいは繰り出すケ
ーブル巻き取り体と、上記固定部材の内部に設けられ、
上記ケーブル巻き取り体を所定の回動位置に係止する係
止機構とを備え、上記変速操作体は、所定の回動始点か
らの往復回動操作によって、上記ケーブル巻き取り体を
ケーブル牽引方向またはケーブル繰り出し方向へ回動さ
せる伝動機構を介して、上記ケーブル巻き取り体に連結
されていることを特徴とする。
【0013】また、本願の請求項2に記載した発明は、
上記変速操作体はバネによってケーブル牽引方向および
ケーブル繰り出し方向の回動始点となる中立位置に位置
するように弾力付勢されており、かつ、上記伝動機構
は、上記変速操作体を上記中立回動位置からケーブル巻
き取り方向またはケーブル繰り出し方向へ回動させたと
き、上記ケーブル巻き取り体を上記変速操作体に連動し
て回動させる一方、上記変速操作体の中立回動位置への
復帰回動時、上記変速操作体と上記ケーブル巻き取り体
との連動を解除するように構成されていることを特徴と
する。
【0014】また、本願の請求項3に記載した発明は、
ハンドルバーの握持部の軸方向内側において、上記ハン
ドルバーの軸心周りに回動可能に支持される変速操作体
を備える自転車用変速操作装置であって、上記変速操作
体の外周部には、所定角度をあけて半径方向外方へそれ
ぞれ突出形成された第一の押動操作部および第二の押動
操作部が設けられていることを特徴とする。さらに、本
願の請求項4に記載した発明は、上記第一の押動操作部
と上記第二の押動操作部の少なくとも一方は、ブレーキ
レバーの回動面に交差して回動させられるとともに、上
記押動操作部および上記ブレーキレバーは、これらの回
動軌跡が互いに干渉しない形状に設定されていることを
特徴とする。さらに、本願の請求項5に記載した発明
は、上記第一の押動操作部と上記第二の押動操作部の少
なくとも一方には、ハンドルバーの握持部側に突出する
延出押動部が設けられていることを特徴とする。さらに
また、本願の請求項6に記載した発明は、上記変速操作
体の外周部には、上記押動操作部を操作する乗者の人指
し指と親指の又部に沿う切欠き部が設けられていること
を特徴とする。
【0015】
【発明の作用および効果】本願発明にかかる自転車用変
速操作装置においては、ハンドルバーに套嵌支持される
ブレーキブラケット等の固定部材とハンドルバーの握持
部との間において上記ハンドルバーの軸心周りに回動可
能に支持される変速操作体を備えている。
【0016】すなわち、上記変速操作体は、固定部材と
ハンドルバーの握持部とに挟まれるようにして回動操作
可能に設けられている。したがって、このため、上記変
速操作体を回動操作しながらブレーキブラケットからハ
ンドルバーに対向して延びるブレーキレバーを回動操作
することも可能となる。
【0017】また、ハンドルバーの握持部に隣接して設
けられているため、中指以下の指でハンドルバーを実質
的に握持しながら上記変速操作体を回動操作することも
可能である。このため、操縦安定性を害されることなく
変速操作を行うことができる。
【0018】また、上記変速操作体は、親指および人差
し指によって回動操作することができるため、中指以下
の指をブレーキレバーに掛止することにより、変速操作
を行いながらブレーキ操作を行う場合にも、手指が実質
的にハンドルバーから離れることがない。このため、ハ
ンドル操作を確実に行いながら変速操作およびブレーキ
操作を同時に行うことも可能となる。
【0019】また、本願発明に係るケーブル巻き取り体
は、ハンドルバーの軸心周りに回動可能に支持されると
ともに、上記ブレーキブラケット等の固定部材の内部に
おいて変速操作ケーブルを牽引しあるいは繰り出すよう
に構成されている。
【0020】このため、上記固定部材としてブレーキブ
ラケットを採用すると、ケーブル巻き取り体を設けるた
めに、上記ブレーキブラケット等との間にとハンドルバ
ーの握持部との間に別途空間を設ける必要がなくなり、
装置全体をきわめてコンパクトに構成することができ
る。
【0021】また、上記変速操作体、ハンドルバーの握
持部およびブレーキレバー装置を乗者の手指から近接し
た位置にまとめて設定することが可能となる。これによ
って、変速操作およびブレーキ操作を同時に行うことが
容易となる。
【0022】さらに、本願発明においては、上記ケーブ
ル巻き取り体を所定の回動位置に係止する係止機構も上
記ブレーキブラケット等の固定部材の内部に設けられて
いる。このため、上記変速操作体以外の部分が固定部材
内部に収容されることとなり、変速操作装置をコンパク
トに構成することができるのみならず、きわめて見栄え
のよい変速操作装置を構成することができる。
【0023】しかも、本願発明にかかる上記変速操作体
は、所定の回動始点からの往復回動操作によって上記ケ
ーブル巻き取り体をケーブル牽引方向またはケーブル繰
り出し方向へ回動させる伝動機構を介して、上記ケーブ
ル巻き取り体に連結されている。
【0024】上記伝動機構を設けることにより、上記変
速操作体を、ある限られた角度範囲内で複数回往復回動
操作することにより変速操作ケーブルを所望量牽引しあ
るいは繰り出すことができる。
【0025】このため、上記変速操作体の一回の回動量
を少なくして、変速に必要な操作ケーブルの牽引あるい
は繰り出し量を確保することが可能となる。
【0026】この結果、変速操作に必要なケーブル牽引
量が多くなっても、上記変速操作体の握持位置を変更す
る必要がなくなり、変速操作体の操作性が格段に向上す
るとともに、変速操作中の咄嗟のブレーキ操作にも十分
対応することが可能となり、走行安全性が大幅に向上す
る。しかも、上記変速操作体の一回の回動操作量が小さ
くてよいことから、人指し指あるいは中指以下の指をブ
レーキレバーに係止した状態で、親指あるいは人差し指
だけを用いて変速操作を行うことも可能となる。
【0027】この結果、ブレーキ操作を行うと同時に変
速操作を行うことも可能となり、複雑な走行場面に対応
した変速操作を行うことが可能となる。
【0028】本願の請求項2に記載した発明は、上記変
速操作体を、バネによってケーブル牽引方向およびケー
ブル繰り出し方向の回動始点となる中立位置に位置する
ように弾力付勢したものである。
【0029】すなわち、上記中立位置を中心として、上
記変速操作体を一方向へ回動させると、ケーブルを牽引
することができ、他方へ回動させることによりケーブル
を繰り出すことができる。
【0030】しかも、上記伝動機構は、上記変速操作体
を上記中立位置からケーブル牽引方向またはケーブル繰
り出し方向へ回動させたとき、上記ケーブル巻き取り体
を上記変速操作体と連動して回動させる一方、上記変速
操作体の上記中立位置への復帰回動時、上記ケーブル巻
き取り体と上記変速操作体との連動を解除するように構
成されている。
【0031】したがって、上記ケーブル巻き取り体が操
作変速操作体と連れ回りして、操作ケーブルが巻き戻さ
れたり、いったん巻き取られた操作ケーブルが繰り出さ
れたりするようにことはなく、一方向への回動操作を繰
り返すことにより、ケーブル巻き取り体を間欠的に所望
量回動することが可能となる。
【0032】この結果、変速操作に必要なケーブルの牽
引量が大きい場合でも、変速操作体の一回の回動操作量
を大きくする必要がなくなり、変速操作時の走行安全性
が害されるおそれはなくなる。また、人指し指ないし中
指以下の指をブレーキレバーに係止したままで変速操作
を容易に行うこともできる。
【0033】本願の請求項3に記載した発明は、ハンド
ルバーの握持部の軸方向内側において、上記ハンドルバ
ーの軸心回りに回動可能に支持される変速操作体を備え
る自転車用変速操作装置であって、上記変速操作体の外
周部に、所定角度をあけて半径方向外方へそれぞれ突出
形成された第一の押動操作部および第二の押動操作部が
設けられていることを特徴としている。
【0034】上記第一の押動操作部および第二の押動操
作部を設けることにより、上記変速操作体を人指し指お
よび親指を用いてケーブル牽引方向およびケーブル繰り
出し方向へきわめて容易に回動操作することが可能とな
る。
【0035】すなわち、親指と人指し指の又部をハンド
ルバーの握持部の外周面に沿わせた状態で、上記第一の
押動操作部あるいは第二の押動操作部を押圧して回動さ
せることが可能となり、実質的にハンドルバーの握持部
を握持しながら変速操作を行うことができる。また、中
指以下の手指をブレーキレバーに係止した状態でも、上
記人指し指と親指の間の又部が握持部の外周面に沿った
状態に保持される。このため、操縦安定性を害されるこ
となくブレーキ操作および変速操作を行うことが可能と
なり、種々の走行場面に対応したブレーキ操作および変
速操作を行うことができる。
【0036】さらに、本願の請求項4に記載した発明
は、上記第一の押動操作部と上記第二の押動操作部の少
なくとも一方が、ブレーキレバーの回動面に交差して回
動させられるように構成されているとともに、上記押動
操作部および上記ブレーキレバーは、これらの回動軌跡
が互いに干渉しない形状に設定されている。
【0037】すなわち、上記変速操作体の一方の押動操
作部を押圧して回動させるときに、他方の押動操作部が
上記ブレーキレバーの回動軌跡に干渉すると、ブレーキ
操作と変速操作とを同時に行うことができない。
【0038】このため、本願発明では、上記押動操作部
およびブレーキレバーの回動軌跡が、互いに干渉しない
ように形成されている。
【0039】したがって、ブレーキ操作と変速操作を同
時に行った場合でも、ブレーキレバーと変速操作体とが
干渉して、ブレーキ操作あるいは変速操作が害されると
いうことはなくなる。
【0040】さらに、本願の請求項5に記載した発明
は、上記第一の押動操作部と上記第二の押動操作部の少
なくとも一方には、ハンドルバーの握持部側に突出する
延出押動部が設けられていることを特徴としている。
【0041】すなわち、上記変速操作体の軸方向外側部
から、上記延出押動部が上記ハンドルバーの握持部の半
径方向外方に延出するように設けられているのである。
【0042】このため、握持部を握持しながら、容易に
変速操作を行うことが可能となり、変速操作性が格段に
向上する。
【0043】特に、人指し指を用いてケーブル繰り出し
方向に上記押動操作部を操作する場合に、親指および他
の指で握持部を確実に握持したまま変速操作を容易に行
うことが可能となり、変速操作性を向上させることがで
きる。
【0044】本願の請求項6に記載した発明は、上記変
速操作体の外周部に、上記押動操作部を操作する乗者の
人指し指と親指の又部に沿う切り欠き部を設けているこ
とを特徴としている。
【0045】すなわち、中指以下の指でハンドルバーを
握持した状態で、上記変速操作体を人指し指と親指とで
挟持するようにして上記変速操作体を回動操作するとき
に、変速操作体を操作する操作感を大幅に向上させるこ
とができるのである。
【0046】上記切り欠き部を設けることにより、上記
ハンドルバーの握持部ないし上記変速操作体の握持部側
外周面に上記親指と人指し指の間の又部を沿わすように
して上記変速操作体を回動させることが可能となる。こ
のため、変速操作体を大きく回動させる場合にも、乗者
は、上記握持部を実質的に握持した状態で変速操作を行
うことが可能となり、操縦安定性を害されることなく変
速操作を行うことができる。したがって、変速操作性を
大幅に向上させることができる。
【0047】
【実施例の説明】以下、本願発明に係る実施例を図に基
づいて具体的に説明する。
【0048】図1に示すように、本実施例は、図示しな
い後変速機を作動させる右側の変速操作装置6に、本願
発明を適用したものである。ただし、前変速機を作動さ
せる左側の変速操作装置についても同様の構成をとるこ
とができる。
【0049】図1に示すように、本実施例に係る変速操
作装置6は、ハンドルバー3の右側握持部4の軸方向内
側にブレーキレバー装置2と一体的に設けられている。
【0050】上記ブレーキレバー装置2は、図1および
図3に示すように、ハンドルバー3の前面から車体前方
に向けて突出するように設けられた固定部材としてのブ
レーキブラケット8と、このブレーキブラケット8に設
けられたレバー軸12に基端部が回動可能に連結され、
上記握持部4の前方に延出させられたブレーキレバー1
3とを備えて構成される。
【0051】インナケーブルw1とこれに套挿されるア
ウタケーブルw2とからなるブレーキケーブルWは、そ
のアウタケーブルw2が上記ブレーキブラケット8の車
幅方向内端部に螺合されたアウタ受けボルト8aに止着
される一方、インナケーブルw1がブレーキブラケット
8の内部空間に導入され、その先端のニップル13aが
上記ブレーキレバー13の基端部に止着されている。
【0052】上記ブレーキブラケット8の基端部には、
図1および図3に示すように、周壁の一部を切り欠いて
内外周を連通させたスリット9を備える円筒状取付け部
10が設けられている。一方、上記ブレーキレバー装置
2および変速操作装置6を取付けるハンドルバー3の外
周には、後に説明するケーブル巻き取り体107等を回
動可能に支持する円筒状の樹脂製スリーブ体17が套嵌
されている。そして、上記円筒状取付け部10を、上記
スリーブ体17の内端部外周に套嵌するとともに、上記
スリット9を横切って螺合される取付けねじ11によっ
て上記円筒状取付け10の内径を強制的に縮径させ、上
記スリーブ体17と共締め状に、上記ブレーキブラケッ
ト8がハンドルバー3に対して取付けられる。
【0053】本実施例に係る変速操作装置6は、図3な
いし図5に示すように、ブレーキブラケット8ないし上
記握持部4の内端部にかけて、上記ブレーキレバー装置
2と一体的に形成されている。
【0054】本実施例に係る変速操作装置6は、上記ブ
レーキブラケット8の基端部と上記握持部4との間にお
いて、上記ハンドルバー3の軸心周りに回動可能に支持
される環状の変速操作体14と、この変速操作体16の
軸方向内側において、上記ブレーキブラケット8の円筒
状取付け部10の内周部と上記ハンドルバー3の外周部
との間に形成される環状内部空間に設けられる係止機構
15と、上記変速操作体14の回動操作によって回動さ
せられ、変速操作ケーブルを牽引しあるいは繰り出すケ
ーブル巻き取り体107と、上記ブレーキブラケット8
の基端部上面に設けた支軸23に回転可能に支持される
ケーブル巻き取りリール16とを備えて大略構成され
る。
【0055】上記変速操作体14の外周部は、上記握持
部4の外周に套嵌されるゴム性のグリップ4aの外周面
より半径方向外方に膨出するように形成されており、こ
の外周部には、所定角度をあけて半径方向外方へそれぞ
れ突出形成された第一の押動操作部201および第二の
押動操作部202が設けられている。
【0056】上記変速操作体14は、上記ケーブル巻き
取り体107に、後に説明する伝動機構101を介して
連結されている。
【0057】上記ケーブル巻き取り体107は、上記ハ
ンドルバー3の握持部4に套嵌される円筒状のスリーブ
体17の外周に回動可能に套嵌支持されており、軸方向
外端部に一体形成され、上記伝動機構101に連結され
る連結部115と、軸方向内端部に一体形成され、上記
係止機構15を作動させる連結部20と、中間部外周に
形成され、上記ケーブル巻き取りリール16に対して、
駆動ケーブルKを牽引しあるいは繰り出す駆動リール部
19とを備えて大略構成されている。上記ケーブル巻き
取り体107の軸方向外側部は、ブレーキブラケット8
の基端部の軸方向外側に延出して、後に説明するリター
ン機構を覆うように構成されており、その外周面と上記
ブレーキブラケット8の基端部外周面との間に、変速段
位を示すインジケータ301a,301bが設けられて
いる。上記ケーブル巻き取り体107は、次に説明るす
係止機構15によって、変速段位に対応した回動位置に
係止されるため、ケーブル巻き取り体107側のインジ
ケータ301aと上記ブレーキブラケット側のインジケ
ータ301bとが協働して、変速段位を示すように構成
している。
【0058】本実施例に係る上記係止機構15は、いわ
ゆるクリック機構32から構成されており、上記ケーブ
ル巻き取り体107を段階的に係止するように構成され
ている。
【0059】上記クリック機構32は、図6および図7
に示すように、上記ケーブル巻き取り体107の軸方向
内側において、上記ケーブル巻き取り体107と一体的
に回動させられるクリックリング33と、上記クリック
リング33の外周部に弾性的に当接させられる係合体3
4と、上記係合体34を弾力付勢するコイルバネ35と
を備えて大略構成されている。
【0060】上記クリックリング33は、略円筒状をし
ており、上記円筒状取付け部10の内周部において上記
スリーブ体17に回動可能に套嵌支持されている。
【0061】上記クリックリング33の軸方向外側端部
には、上記ケーブル巻き取り体107の内端部に形成さ
れた連結部20に連結される連結部36が形成されてお
り、図7に示すように、上記連結部36に形成された複
数の連結歯36aが、上記連結部20に形成された複数
の連結歯20aと噛み合うことにより、上記クリックリ
ング33と上記ケーブル巻き取り体107とが一体的に
回動するように構成されている。
【0062】上記クリックリング33の外周部には、図
7に示すように、軸方向に平行に延びる複数の係合凹部
37が形成されており、上記係合体34の爪部38が、
上記係合凹部37に弾性的に順次係入することにより、
上記ケーブル巻き取り体107が、上記クリックリング
33を介して所定回動位置で段階的に係止されるように
構成されている。
【0063】上記係合体34は、図7に示すように、上
記ブレーキブラケット8の基端部に設けた収容孔39
に、上記コイルバネ35とともに収容されている。
【0064】上記収容孔39は、上記ブレーキブラケッ
ト8の円筒状取付け部10の内周に連通する開口40を
有し、この開口40から上記係合体34の爪部38を突
出させて、上記クリックリング33の外周部に当接させ
るように構成している。本実施例に係る上記係止機構1
5は、その全体が上記ブレーキブラケット8の基端部内
に設けられているため、変速操作装置6自体を非常にコ
ンパクトに形成することができる。
【0065】図8は、本実施例に係る変速操作装置6に
おけるケーブル巻き取りリール16を示す一部断面図で
ある。
【0066】本実施例における変速操作ケーブルTは、
インナケーブルt1とこれに套挿されるアウタケーブル
t2とから構成されており、上記アウタケーブルt2が
ブレーキブラケット8の基端部内側に螺合された止着ボ
ルト22に止着されるとともに、インナケーブルt1
は、上記ブレーキブラケット8の基端部上面に設けられ
たケーブル巻き取りリール16に掛け回されている。
【0067】上記ケーブル巻き取りリール16は、図6
および図8に示すように、略円錐台形状をしており、上
記ブレーキブラケット8の上面に形成された支軸23に
回転可能に支持されている。なお、図6において符号8
aを付した部材は、上記ケーブル巻き取りリールを覆う
カバーである。
【0068】上記ケーブル巻き取りリール16の外周部
には、上記操作ケーブルTのインナケーブルt1を掛け
回す第一のリール部24と、上記ケーブル巻き取り体1
07の駆動リール部19から延出する駆動ケーブルKを
掛け回す第二のリール部25とが設けられている。
【0069】上記第一のリール部24は、上記ケーブル
巻き取りリール16の縮径側に設けられており、上記円
錐台形の半径を斜面方向内方に切り欠いて形成したケー
ブル巻き取り溝24aと、このケーブル巻き取り溝24
aの接線方向に連結形成されたニップル係止孔27とを
備える。そして、変速操作ケーブルt1が、上記ケーブ
ル巻き取り溝24aに掛け回されるとともに、その端部
に設けたニップル26が、上記ニップル係止孔27に止
着されている。
【0070】一方、上記第二のリール部25は、上記ケ
ーブル巻き取りリール16のブレーキブラケット8の上
面に沿う拡径側に設けられており、ほぼ上記ケーブル巻
き取りリール16の最外径に沿うようにしてケーブル巻
き取り溝25aが形成されている。上記ケーブル巻き取
り溝25aの端部が半径方向内方に向かって湾曲させら
れており、上記ケーブル巻き取り溝25aの端部に連続
するようにニップル係止孔30が形成されている。
【0071】そして、上記駆動ケーブルKが第二のリー
ル部25のケーブル巻き取り溝25aに掛け回されると
ともに、その端部に設けられたニップル29aが、ニッ
プル係止孔30に係入されることにより、駆動ケーブル
Kの一端が上記ケーブル巻き取りリール16に対して連
結されている。
【0072】上記変速操作ケーブルTは、上記ハンドル
バー3に沿うようにして配索されるとともに、インナケ
ーブルt1が、上記止着ボルト22から上記ハンドルバ
ー3に略平行な方向に延出させられて、上記第一のリー
ル部24に掛け回される。一方、上記駆動リールKは、
上記ケーブル巻き取り体107の駆動リール部19から
ハンドルバー3と直交する方向に延出させられ、上記ケ
ーブル巻き取りリール16の第二のリール部25に掛け
回されている。
【0073】上記第二のリール部25に掛け回される駆
動ケーブルKの先端部に設けられたニップル29bは、
図6および図8に示すように、上記ケーブル巻き取り体
107の駆動リール部19のリール巻き取り溝19aに
沿って設けられたニップル係止孔31に収容されてお
り、これにより駆動ケーブルKの他端が上記ケーブル巻
き取り体107に対して止着されている。
【0074】上記変速操作ケーブルTと、上記駆動ケー
ブルKとは、略直角方向に牽引し、あるいは繰り出され
るように構成されており、駆動ケーブルKをハンドルバ
ー3に套嵌されるケーブル巻き取り体107の外周方向
へ巻き取って牽引することにより、上記変速操作ケーブ
ルt1をハンドルバー3に沿った方向に牽引し、あるい
は繰り出すことができるように構成されている。
【0075】上記ケーブル巻き取り体107と後に説明
する伝動機構101を構成する伝動リング103とは、
図4および図7に示すように、各々の連結部114,1
15に設けた連結歯114a,115aが互いに噛み合
うことにより、一体的に回動させられるように構成され
ており、上記変速操作体14が伝動機構101を介して
上記ケーブル巻き取り体107ないし係止機構15を駆
動させるよう構成されている。
【0076】上記変速操作体14は、所定の回動始点か
らの往復回動操作によって、上記ケーブル巻き取り体1
07をケーブル牽引方向へ回動させる伝動機構101を
介して、上記ケーブル巻き取り体107に連結されてい
る。
【0077】上記伝動機構101は、図2ないし図5に
示すように、上記変速操作体14の半径方向内方におい
て、上記ハンドルバー3の軸心周りに回動可能に支持さ
れた爪保持体102と、上記爪保持体102の半径方向
内方において上記スリーブ体17の外周に回動可能に套
嵌される伝動リング103と、上記爪保持体102の爪
保持孔122に半径方向摺動可能に支持される一対の係
合爪110、110と、上記変速操作体14を中立位置
に回動させるリターン機構118とを備えて大略構成さ
れている。
【0078】上記爪保持体102は、図2および図5に
示すように、直径方向に対向して設けられる一対の爪保
持孔122、122を備え、この爪保持孔122、12
2に爪部110cを備える一対の係合爪110が、半径
方向摺動可能に保持されている。上記爪保持体102
は、上記変速操作体14に対して、所定の回動が許容さ
れるように嵌合させられている。
【0079】図2に示すように、上記爪保持体102に
は、半径方向外方に膨出するとともに、上記爪保持孔1
22が設けられた爪保持部102aが設けられている一
方、上記変速操作体14の内周面には、上記爪保持部1
02aを収容する規制凹部120が設けられている。
【0080】上記規制凹部120の半径方向外方には、
略台形状の爪押圧部121が設けられている。
【0081】上記爪押圧部121の台形状を形成する一
対の傾斜面121a,121bは、上記係合爪110の
半径方向外方両側部に形成される傾斜面110a,11
0bに対応して設けられている。
【0082】したがって、上記変速操作体14を所定の
中立位置から回動させると、上記爪押圧部121の傾斜
面121a,121bが上記係合爪110の傾斜面11
0a,110bを押圧し、上記係合爪110を半径方向
内方へ摺動変位させる。これにより、上記係合爪110
が、上記伝動リング103の外周に設けられる係合歯部
109に係合させられて上記伝動リング103を、上記
変速操作体14と一体的に所定の方向に回動させる。し
かも、本実施例においては、上記係合歯部109の両側
から上記一対の係合爪110を係合させるように構成し
ている。このため、上記係合爪110を上記係合歯部1
09に確実に係合させることができるとともに、上記爪
保持体102およびおよび伝動リング103を効率よく
回動させることができる。
【0083】上記係合爪110には、ハンドルバー3の
軸心と略平行にバネ係止孔123が設けられており、上
記バネ係止孔123,123に両端部が係止される半円
弧状のバネ119によって、上記係合爪110が半径方
向外方に弾力付勢され、上記変速操作体14の中立回動
位置において、上記係合爪110の爪部110cが上記
伝動リング103の係合歯部109から離脱するように
構成されている。なお、上記バネ119は、上記係合爪
110の係合歯部109からの離脱を容易に行わせるた
めに設けられており、省くことも可能である。
【0084】上記リターン機構118は、図4、図5お
よび図10に示すように、上記伝動リング103の内端
面から軸方向に突出させられるバネ係止部117と、上
記ブレーキブラケット8の基端部外側面から上記バネ係
止部117に向かって突出するように設けられる係止ピ
ン105と、上記伝動リング103の外周部に設けられ
るバネ保持凹部146に套挿され、上記バネ係止ピン1
05および上記バネ係止部117に端部がそれぞれ係止
され、上記伝動リング102を中立位置に弾力付勢する
リターンバネ104と、上記バネ保持凹部146の両側
部に上記リターンバネ104を挟むように回動可能に套
挿されるとともに、上記リターンバネ104の端部を保
持しつつ上記バネ係止ピン105およびバネ係止部11
7に弾力をあたえるバネ受け116,116とを備えて
構成されている。
【0085】本実施例においては、上記リンターン機構
118は、上記伝動リングの連結部115の外周部に設
けられており、上記リターンバネ104等によって上記
連結歯115aが変形しないように、図4に示すよう
に、連結歯115aの先端部115bが、上記ケーブル
巻き取り体側の連結歯114aの基端部に設けた連結孔
114bに突入するように構成されているのである。
【0086】本実施例においては、上記バネ受け11
6,116の外周部に、図10に示すように、軸方向に
延出するバネ受け部116a,116bを設けており、
リターンバネ104の両端部をこのバネ受け部116
a,116bに保持した状態で、上記バネ係止ピン10
5の周方向両側に係止できるように構成している。
【0087】また、上記バネ受け部116a,116b
は、上記バネ係止部117の両側部にも延出するように
構成されており、上記爪保持体102を回動させて、上
記バネ係止部117を周方向に偏位させると、上記バネ
受け116のバネ受け部116a,116bを介して、
上記リターンバネ104の端部が偏位させられて上記爪
保持体102に中立回動位置へ、すなわち、上記バネ係
止ピン105と上記バネ係止部117とが対向する位置
へ向かう方向に弾力が与えられるように構成されてい
る。上記バネ受け116を設けることによって、上記バ
ネ係止ピン105と上記バネ係止部117とを同一の半
径方向位置に設定することができる。このため、装置の
半径方向寸法を小さくすることができる。また、上記一
対のバネ受け116a,116bを採用することによっ
て、上記リターン機構118を上記伝動リング103の
外周部にユニット化して設けることができる。この結
果、組付け作業をきわめて容易に行うことができる。
【0088】上記構成の伝動機構101においては、図
2に示すように、上記リターンバネ104の両端部10
4a,104bが、上記バネ係止部117の両側部に添
着した状態で上記バネ係止ピン105に係止されるとと
もに、この状態で、上記係合爪110の半径方向外方部
が上記変速操作体14の爪押圧部121に嵌まり込むよ
うに構成されている。したがって、上記変速操作体14
の中立回動位置において、上記係合爪110が伝動リン
グ103の係合歯部109から離間させられている。
【0089】以下、上記変速操作装置6の作動を、図
2、および図12ないし図15に基づいて説明する。
【0090】図2の状態から、変速操作体を反時計回り
方向(矢印P方向)に回動操作すると、図12に示すよ
うに、上記係合爪110の時計回り方向の傾斜面110
aが、爪押圧部121の時計回り方向傾斜面121aに
押圧されて、係合爪110が半径方向内方へ摺動変位さ
せられる。このため、上記係合爪110の爪部110c
が上記伝動リング103の係合歯部109に係合させら
れる。
【0091】この状態で、上記変速操作体14をさらに
反時計回り方向(矢印P方向)に回動操作すると、図1
3に示すように、上記係合爪110が係合したまま、上
記ケーブル巻き取り体107がケーブル牽引方向に回動
させられ、変速操作が行われる。
【0092】図11に示すように上記変速操作体14の
軸方向外方内周面には、スリーブ体17の外周部に膨出
形成された規制凸部129を収容する環状凹部が設けら
れており、上記変速操作体14および爪保持体102の
回動が所定の範囲に規制されている。
【0093】上記変速操作体14に作用させる回動操作
力を解除することにより、上記爪保持体102がリター
ンバネ104によって時計回り方向に回動させられると
ともに、上記係合爪110がバネ119の弾力によって
半径方向外方に変位させられ、上記係合歯部109との
係合が解除される。これにより、上記爪保持体102お
よび上記変速操作体14が図2に示す中立位置に戻され
る。
【0094】一方、図2に示す中立状態から上記変速操
作体14を時計回り方向に回動操作すると、図13およ
び図14に示すように、上記爪押圧部121の反時計回
り方向傾斜面121bが上記係合爪110の反時計回り
方向傾斜面110bを押圧し、上記係合爪110が半径
方向内方へ摺動変位させられ、係合爪110が係合歯部
119に係合させられる。そして、図15に示すよう
に、変速操作体14を回動させることによって、爪保持
体102ないしケーブル巻き取り体がケーブル繰り出し
方向に回動させられて変速操作が行われる。
【0095】また、上記変速操作体14に作用させる回
動操作力を解除すると、上述したと同様に、リターンバ
ネ104によって上記爪保持体102および上記変速操
作体14が図2に示す中立位置に戻し回動させられる。
【0096】上記ケーブル巻き取り体107は、上述し
た係止機構15によって、段階的に係止されるため、変
速操作ケーブルKが変速装置本体のリターンバネのバネ
力によって無用に繰り出されるというということはな
い。
【0097】上記構成の変速操作装置6においては、上
記変速操作体14をその中立回動位置からの一方向の往
復回動操作によって、変速操作ケーブルを牽引し、ある
いは繰り出すように構成されている。
【0098】したがって、上記変速操作体14を、上記
変速操作体14とスリーブ体17との間で規制されるあ
る限られた範囲内で往復回動操作することにより、操作
ケーブルを所望量牽引しあるいは繰り出すことができ
る。
【0099】このため、上記変速操作体14の一回の回
動操作量を少なくして、変速に必要な操作ケーブルの牽
引あるいは繰り出し量を確保することが可能となる。
【0100】この結果、変速操作に必要なケーブル牽引
量が多くなっても、変速操作体14の握持位置を変更す
る必要がなくなり、変速操作の操作性が格段に向上する
とともに、変速操作中の咄嗟のブレーキ操作にも十分対
応することが可能となり、相応安全性が大幅に向上す
る。
【0101】また、上記変速操作体14が上記ブレーキ
ブラケット基端部と握持部4の間に設けられているた
め、実質的に握持部4を握持した状態で変速操作および
ブレーキ操作を同時に行うことが可能となる。
【0102】このため、走行安全性が格段に向上すると
ともに、確実な変速操作およびブレーキ操作を行うこと
が可能となり、種々の走行場面に対応した操作を行うこ
とが可能となる。
【0103】さらに本実施例における変速操作体14の
外周部には、所定角度をあけて半径方向外方へそれぞれ
突出形成された第一の押動操作部201および第二の押
動操作部202が設けられている。
【0104】上記第一の押動操作部201および第二の
押動操作部202は、乗者がハンドルバーを握持する走
行姿勢をとるときに、乗者の人指し指と親指とが上記両
押動操作部201,202にそれぞれ当接するように変
速操作体14の一の直径の片側に所定の角度をあけて設
けられている。
【0105】このため、乗者は、ハンドルバーを中指以
下の指で握持しつつ上記変速操作体を操作することが可
能となる。
【0106】しかも、人指し指が係止される上記第一の
押動操作部201は、図3に示すように、ブレーキブラ
ケット8に回動可能に支持されたブレーキレバー13の
回動面に交差して回動させられるように構成されている
とともに、上記第一の押動操作部20および上記ブレー
キレバー13は、これらの回動軌跡が互いに干渉しない
形状に設定されている。
【0107】すなわち、親指で、第二の押動操作部20
2を反時計回り方向に回動させたとき、上記第一の押動
操作部201は、上記ブレーキレバー13を超えてハン
ドルバーの上面側に回動させられるが、このとき、ブレ
ーキレバー13を回動操作してブレーキ操作を行って
も、上記第一の押動操作部201が、上記ブレーキレバ
ー13の基端部に当接しないように構成されているので
ある。
【0108】このため、ブレーキ操作と、変速操作を同
時に行っても、ブレーキレバー13と上記第一の押動操
作部201とが干渉して操作が妨げられるというような
ことはなく、親指で第二の押動操作部202を押動させ
るとともに、人指し指あるいは中指をブレーキレバー1
3に係止してブレーキレバーを回動させ、かつ薬指およ
び小指で握持部4を握持することも可能となる。
【0109】この結果、ハンドルバーの握持部4を確実
に握持しつつ変速操作およびブレーキレバー操作を行う
ことが可能となり、種々の走行場面に対応するブレーキ
操作および変速操作を行うことができる。
【0110】しかも、本実施例に係る上記第一の押動操
作部201には、上記握持部4側に突出する延出押動部
203が設けられている。
【0111】上記延出押動部203は、上記握持部4の
軸方向内端部の半径方向外方において回動操作できるよ
うに構成されており、特に、人指し指を用いてケーブル
繰り出し方向に上記押動操作部を操作する場合に、親指
および他の指で握持部を確実に握持したまま変速操作を
行うことができる。
【0112】このため、人指し指によって、ケーブル繰
り出し方向へ変速操作を容易に行うことが可能となり、
さらに変速操作性が向上させられている。
【0113】さらに、本実施例においては、上記変速操
作体14の握持部側外周部に、上記押動操作部201,
202を押動操作する乗者の人指し指と親指の又部に沿
う切り欠き部205を設けている。
【0114】すなわち、中指以下の指で握持部を握持し
た状態で、上記変速操作体14を人指し指と親指とで挟
持するようにして上記変速操作体14を回動操作すると
きに、変速操作体を操作する操作感を大幅に向上させる
ことができるのである。
【0115】上記切り欠き部205を設けることによ
り、上記ハンドルバーの握持部4ないし上記変速操作体
14の握持部側外周面に上記親指と人指し指の間の又部
を沿わすようにして上記変速操作体を回動させることが
可能となる。このため、変速操作体を大きく回動させる
場合にも、乗者は、上記握持部を実質的に握持した状態
で変速操作を行うことが可能となり、操縦安定性を害さ
れることなく変速操作を行うことができる。この結果、
変速操作性を大幅に向上させることができる。
【0116】さらにまた、本実施例においては、図2お
よび図3に示すように、上記切欠き部の周方向中間部
に、半径方向外方に膨出する補助押動操作部204を設
けている。この補助押動操作部204を設けることによ
って、上記変速操作体14をケーブル繰り出し方向に回
動操作するとき、親指のみで容易に回動操作することが
できる。
【0117】上述したように、本実施例に係る変速操作
体の形状を採用することにより、いままでになかった変
速操作性を得ることが可能となり、快適な走行を行うこ
とができる。
【0118】本願発明の範囲は上述の実施例に限定され
ることはない。実施例においては、クリックリング33
とケーブル巻き取り体107とを別途に形成して、互い
に噛合する連結部20,36によって一体的に回動する
ように構成したが、上記クリックリング32とケーブル
巻き取り体107とを一体的に形成することもできる。
【0119】また、実施例においては、駆動ケーブルK
によって回転させられるケーブル巻き取りリール16を
介して、変速操作ケーブルを牽引しあるいは繰り出すよ
うに構成したが、変速操作ケーブルt1を、上記ケーブ
ル巻き取り体の駆動リール部19に直接巻き取るよう構
成することもできる。
【0120】さらに、実施例においては、係止機構15
として、ケーブル巻き取り体107を段階的に係止する
クリック機構32を採用したが、これに限定されること
はなく、たとえば、摩擦を利用したもの、あるいラチェ
ット機構を利用したもの等、他の係止機構を採用するこ
ともできる。
【0121】また、変速操作体14の押動操作部の形状
の実施例に限定されることはなく、後変速機の段数、ブ
レーキレバーの形状等に応じて変更することも可能であ
る。
【0122】また、実施例においては、直径方向に対向
する二箇所に係合爪110,110を設けたが、三箇所
以上に係合爪を設けることもできる。また、一箇所に係
合爪を設けた場合においても、同様の機能を発揮するこ
とができる。
【0123】また、実施例においては、固定部材をブレ
ーキブラケット8を利用して形成したが、別途固定部材
を設けることもできる。また、ブレーキレバーの延出位
置も実施例に限定されるしことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る変速操作装置の実施例の平面図
である。
【図2】図1におけるII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2におけるIII −B−C−O−III 線に沿う
断面図である。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【図5】図3の要部の拡大図である。
【図6】図1におけるVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図6におけるVII −VII 線に沿う断面図であ
る。
【図8】図6におけるVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。
【図9】図3におけるIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図2におけるx−x線に沿う一部断面を示す
図であり、リターン機構を説明する図である。
【図11】図3におけるXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】図2に相当する断面図であり、実施例の作用
を説明する図である。
【図13】図2に相当する断面図であり、実施例の作用
を説明する図である。
【図14】図2に相当する断面図であり、実施例の作用
を説明する図である。
【図15】図2に相当する断面図であり、実施例の作用
を説明する図である。
【符号の説明】
3 ハンドルバー 4 握持部 8 ブレーキブラケット(固定部材) 14 変速操作体 15 係止機構 104 リターンバネ 101 伝動機構 107 ケーブル巻き取り体 201 第一の押動操作部 202 第二の押動操作部 203 延出押動部 205 切欠き部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルバーに套嵌支持される固定部材
    とハンドルバーの握持部との間において、上記ハンドル
    バーの軸心周りに回動可能に支持される変速操作体と、 上記ハンドルバーの軸心周りに回動可能に支持されると
    ともに、上記固定部材の内部において変速操作ケーブル
    を牽引しあるいは繰り出すケーブル巻き取り体と、 上記固定部材の内部に設けられ、上記ケーブル巻き取り
    体を所定の回動位置に係止する係止機構とを備え、 上記変速操作体は、所定の回動始点からの往復回動操作
    によって、上記ケーブル巻き取り体をケーブル牽引方向
    またはケーブル繰り出し方向へ回動させる伝動機構を介
    して、上記ケーブル巻き取り体に連結されていることを
    特徴とする、自転車用変速操作装置。
  2. 【請求項2】 上記変速操作体は、バネによってケーブ
    ル牽引方向およびケーブル繰り出し方向の回動始点とな
    る中立位置に位置するように弾力付勢されており、か
    つ、 上記伝動機構は、上記変速操作体を上記中立回動位置か
    らケーブル巻き取り方向またはケーブル繰り出し方向へ
    回動させたとき、上記ケーブル巻き取り体を上記変速操
    作体に連動して回動させる一方、上記変速操作体の中立
    回動位置への復帰回動時、上記変速操作体と上記ケーブ
    ル巻き取り体との連動を解除するように構成されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自転車用変速操作
    装置。
  3. 【請求項3】 ハンドルバーの握持部の軸方向内側にお
    いて、上記ハンドルバーの軸心周りに回動可能に支持さ
    れる変速操作体を備える自転車用変速操作装置であっ
    て、 上記変速操作体の外周部には、所定角度をあけて半径方
    向外方へそれぞれ突出形成された第一の押動操作部およ
    び第二の押動操作部が設けられていることを特徴とす
    る、自転車用変速操作装置。
  4. 【請求項4】 上記第一の押動操作部と上記第二の押動
    操作部の少なくとも一方は、ブレーキレバーの回動面に
    交差して回動させられるとともに、上記押動操作部およ
    び上記ブレーキレバーは、これらの回動軌跡が互いに干
    渉しない形状に設定されていることを特徴とする、請求
    項3に記載の自転車用変速操作装置。
  5. 【請求項5】 上記第一の押動操作部と上記第二の押動
    操作部の少なくとも一方には、ハンドルバーの握持部側
    に突出する延出押動部が設けられていることを特徴とす
    る、請求項3に記載の自転車用変速操作装置。
  6. 【請求項6】 上記変速操作体の外周部には、上記押動
    操作部を操作する乗者の人指し指と親指の又部に沿う切
    欠き部が設けられていることを特徴とする、請求項3に
    記載の自転車用変速操作装置。
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