JPH06239085A - 把持装置と把持装置を有する把持ファイル - Google Patents

把持装置と把持装置を有する把持ファイル

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JPH06239085A
JPH06239085A JP6007501A JP750194A JPH06239085A JP H06239085 A JPH06239085 A JP H06239085A JP 6007501 A JP6007501 A JP 6007501A JP 750194 A JP750194 A JP 750194A JP H06239085 A JPH06239085 A JP H06239085A
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gripping
leg
gripping device
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シュレム クルト
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Alexander Benn
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    • B42F9/00Filing appliances with devices clamping file edges; Covers with clamping backs

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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 なくならずに便利で故障なく取り扱うことを
可能にし、ファイルの異なる使用状態においても挿入さ
れ把持されているシートの解放を可能にする把持装置お
よび把持装置を備えた把持ファイルを提供することを目
的とする。 【構成】 把持装置と、ペーパーシートまたはその類似
物とを解放可能に保持する保持ファイルを開示する。該
把持ファイルは折り目縁部に沿って互いに連結された2
つのファイルカバーを含み、その折り目縁部に隣接した
保持ファイルの窓切欠きにおいて、1つのファイルカバ
ーに旋回可能に取り付けられ、ペーパーシート用のU字
形状物による弾性的な把持を形成するように、背部によ
って連結される第一脚及び第二脚を含む。ペーパーシー
トの挿入を容易にするために、把持装置の長手端部領域
には、脚の1つの長手端部で最大幅になるペーパー挿入
口を形成するように、もう1つの脚から離れて位置され
る1つの脚が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背部を介して互いに結
合される第1脚及び第2脚を含む本質的にU字形の断面
を有し、且つ、前記第1脚及び前記第2脚が、互いの間
に1枚または複数枚のペーパーシートを挿入して把持す
るための把持間隙を形成するような自由長手縁部及び自
由長手縁部において弾性的に圧力をかけ離すことが可能
な把持装置、特に把持ファイル用把持装置において、前
記第1脚の自由長手縁部が、前端部の領域における前記
第2脚の自由長手縁部から距離の位置に挿入口として形
成され、前記距離が前記前端部の方に行くに従って増大
することを特徴とする把持装置、特に把持ファイル用把
持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このタイプのファイルを用いて1枚、ま
たは、重ねられた多数枚のペーパーシートを把持するこ
とよってファイル内に取り外し可能に固定し、そのため
に例えばペーパーシート自体にそのための手段、例えば
穴を開ける必要はなく、こうした手段はしばしばシート
に望ましくない修復できない変化をもたらす。冒頭で述
べたタイプの把持装置と把持ファイルは例えば***実用
新案第8909998号および***実用新案第8910
130号において公知である。これらに記載されている
ファイルの場合、把持装置は把持位置と解放位置の間で
把持ファイルの窓の領域で把持ファイルの折り目縁部に
対して垂直に直線的な一様な運動をするように移動され
る。解放位置においても把持装置がファイルに保持さ
れ、失われることないようにするために、折り目縁部と
共働する側方の突出部あるいは肉厚部あるいは逆鈎状の
細片が把持装置によって把持される折り目縁部領域に沿
って設けられる。従って解放位置においても把持装置の
把持を行う自由長手縁部が後方のファイルカバーと窓領
域の前側に配置された薄板状部分をその折り目縁部に沿
って把持する。把持装置を最初に押し開けるのを容易に
するために、上方の把持装置脚の自由長手縁部に斜面を
設けることができ、その斜面が下方の把持装置脚と共に
V字状に開放された、把持装置の全長にわたって延びる
口部を形成し、その場合に下方の脚の自由長手縁部は上
方の脚の自由長手縁部を越えて突出している。
【0003】さらに、付随する把持装置が、裏カバーに
旋回可能に枢着されている把持ファイルがすでに市場に
出ている。ここで使用されている把持装置においては互
いの間に把持間隙を形勢する把持装置の脚の自由長手縁
部がその全長に沿って、互いに狭い一定の間隔で延び
る。把持装置の2つの脚は連続的な背部を介して互いに
結合されており、下方の脚は前面端部に延長部を有し、
この延長部は開口部を含み、この開口部によって把持装
置はファイルの裏カバーに旋回可能に保持され、例えば
リベット止めされる。把持装置は、把持装置がファイル
の表カバーに切り欠かれた窓の内部に位置される把持位
置から、解放位置へ約90°旋回し、その解放位置にお
いて把持装置は前段階でファイルに把持され、挿入され
ているシートを完全に解放し、特に、いかなるファイル
部分も把持装置の脚の自由長手縁部の間の把持間隙に、
もはや位置されない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、失われるこ
となく、便利で、故障なく取り扱うことを可能にし、且
つ、ファイルの異なる使用状態において挿入され把持さ
れているシートの解放を可能にする把持装置および把持
装置を備えた把持ファイルを提供することの技術的課題
に基づくものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、背部を介し
て互いに結合される第1脚及び第2脚を含む本質的にU
字形の断面を有し、且つ、前記第1脚及び前記第2脚
が、互いの間に1枚または複数枚のペーパーシートを挿
入して把持するための把持間隙を形成するような自由長
手縁部及び自由長手縁部において弾性的に圧力をかけ離
すことが可能な把持装置、特に把持ファイル用把持装置
において、前記第1脚の自由長手縁部が、前端部の領域
における前記第2脚の自由長手縁部から距離の位置に挿
入口として形成され、前記距離が前記前端部の方に行く
に従って増大することを特徴とする把持装置、特に把持
ファイル用把持装置によって解決され、更に、折り目縁
部に沿って互いに結合された2つのファイルカバーを具
備し、前記把持装置の前記第2脚が、挿入口の端部にお
いて前側の延長部を有し、前記第2脚の平面に対して垂
直な軸線の周りで旋回可能に保持する保持手段が前記延
長部に設けられる場合に、該把持装置が、少なくとも1
つの前記ファイルカバーに、旋回可能に保持する保持手
段によって、折り目縁部から狭い間隔で取り付けられ、
把持位置において前記把持装置の前記第2脚が前記ファ
イルカバーの裏側にあることを特徴とする把持ファイル
によって解決される。
【0006】把持装置の脚の前端部の領域に挿入口を形
成することによって、把持される部分は、その部分が把
持間隙を形成する脚の自由長手縁部に当接することな
く、便利かつ確実に把持装置に挿入される。当接してし
まうと連続して使用しているうちに、ファイルの折り目
縁部側の領域に損傷がもたらされる恐れがある。
【0007】このような挿入口の配置は、特に、この前
端部の延長部として提供される把持ファイルのある把持
装置の旋回可能な連結との組み合わせにおいて利点があ
る。というのは、内部にシートのある1つ又は複数のフ
ァイルカバーは、把持装置が解放位置から把持位置へ旋
回される時に、把持装置の挿入口の前面において自動的
に挿入されるからである。従って、挿入口は、把持位置
が最初に確立される時だけでなく、把持ファイルを使用
する間、引き続く把持においても挿入補助具として用い
られる。
【0008】本発明の更なる開発において、背部がより
短い型を有し、それによってスリットを形成する。その
結果として、把持装置は、把持ファイルが開かれた時で
さえも、例えば約45°把持位置から旋回して出され、
前もって把持されていた部分、例えばファイルの裏カバ
ーと、前側の薄板状部分と、その間に位置されるペーパ
ーシートとはただ把持装置内部の挿入口の領域に位置さ
れ、もやは把持効果はなく、シートは取り出されて新し
いシートが挿入される。
【0009】本発明の更なる開発において、切欠きは、
旋回可能に保持する保持手段を含む脚の後ろ側の長手縁
部に設けられる。これにより、把持装置は、ファイルカ
バーの2つの外側部が互いに対向した把持ファイルが折
り返された状態において、例えば20°と50°の間の
角度だけ旋回して出ることができ、前もって把持された
部分は把持を行わない挿入口の領域だけに位置され、挿
入されているシートを再び交換することができる。把持
装置が旋回して出る時に、旋回軸近傍にあり、且つ、窓
の領域に接している折り目縁部の縁部が切欠きに入り、
それによって把持装置がシートの解放に必要な角度だけ
旋回して出ることが可能になる。把持装置が旋回して出
るこの領域の折り目縁部が損傷することは、好ましく
は、切欠きが旋回可能に保持する保持手段に面した側に
おいて、背部の長手方向と鋭角を形成する第2脚の背部
側にある長手縁部の直線部分と当接することによって防
止される。このことによって、把持装置が旋回して出る
時に、この把持装置の直線部分が折り目縁部に対して材
料を守り、線形な衝突を引き起こす。
【0010】把持位置と解放位置との間の旋回動作を補
助するために、把持装置の旋回軸と離れて面する半分
に、旋回出入り用のグリップ面を提供するハンドリング
ノブを配置すると効果的である。
【0011】本発明の好ましい実施例を図面に示し、以
下で説明する。
【0012】
【実施例】図1から図6に別々に示される把持装置1
は、特に図4に示されるように、長手側に沿って背部4
を介して互いに結合されている第1脚2と第2脚3を有
する本質的にU字形の断面を有する。材料が把持装置用
に選択された材料、好ましくはプラスチック材料または
金属によって、この結合は、2つの第1脚2及び第2脚
3が互いに離れるように曲げられた時に、その自由長手
縁部6及び自由長手縁部7による把持効果を発生するよ
うに弾性的であり、長手縁部は互いの間にその全長さの
大部分に沿って把持間隙10を形成する。
【0013】第1脚2の自由長手縁部6は、本質的に平
坦な第2脚3の自由長手縁部7と比較して、前端部8の
方へ反り返るような形状であり、それによって、把持間
隙10が挿入口9を形成するように幅が広がっている。
2つの自由長手縁部6及び自由長手縁部7の間の間隔a
が第1脚2の前端部8の方に行くに従って徐々に増大し
ていることによって、挿入口9は把持間隙10内に挿入
すべき材料をしっかり導き、続いて把持することを確実
にする。挿入口9の領域が徐々に広がることは、特に図
4から図6の断面図から明かである。図1に示すよう
に、挿入口9は第1脚2の自由長手縁部6の長さの約2
0%にわたって延びる。把持間隙10の領域でアーチ型
の構造を有する第1脚2は、挿入口9に面して第2脚3
と本質的に面平行な前端部8まで最終的に延びている。
この前端部8に形成された第1脚2及び第2脚3の自由
長手縁部6及び自由長手縁部7の互いに対する最大の距
離、すなわち挿入口9の開口幅は、図1及び図3に示さ
れるように、第1脚2及び第2脚3を結合する背部4の
高さhにほぼ相当する。
【0014】第2脚3は第1脚2の前端部8を越えて延
長され、その場合、この延長部11は、把持装置の旋回
可能に保持する保持手段として開口部12を有し、この
開口部12を通して、例えばベアリングとしてのリベッ
トスリーブが嵌まり、その後、把持装置1は第2脚3の
平面と垂直な軸線13の周りで旋回される。
【0015】2つの第1脚2及び第2脚3を結合する背
部4は、特に図3に示されるように、挿入口9に位置さ
れる第1脚2の前端部8までは延びておらず、把持装置
1の前側の把持間隙10が挿入口9へほぼ変わるところ
において、ある距離において、既に終端している。その
結果、2つの第1脚2及び第2脚3の間の背側に、それ
に応じて深いスリット14が形成されている。
【0016】第2脚3の後方の長手縁部16には、ほぼ
第1脚2の前端部8の距離に、スリット14に隣接する
背側端部17と旋回可能に把持装置を保持するための開
口部12との間に、特に図2から明らかなように、半円
状の切欠き15が設けられる。
【0017】このように形成された把持装置を把持ファ
イルにおいて使用する時の利点は、次に示す図7から図
11の記述によって特に明らかになり、これらの図は種
々の作動位置におけるこの把持装置1を具備する把持フ
ァイル20を示すものである。
【0018】図7及び図8は、各々、好ましくはプラス
チックあるいは厚紙からなる表ファイルカバー22と裏
ファイルカバー23からなる閉じた把持ファイル20の
正面図と背面図とを示すものであって、両ファイルカバ
ーは、折り畳めるように折り目縁部21に沿って互いに
結合されている。図1から図6に示す把持装置1が開口
部12を通して達するリベットによって旋回可能に裏フ
ァイルカバー23に固定されている。把持装置1は把持
位置24にあり、この把持位置において、上方の第1脚
2は、細片状部を形成し、折り目縁部21に沿って表フ
ァイルカバー22のほぼ中央に切欠かれた窓25の内部
に位置されるので、把持装置1の背部4はほぼ折り目縁
部21に沿って延びている。
【0019】図9も把持ファイル20を閉じた状態の平
面図であるが、把持装置1は把持位置24から第1の解
放位置27へ旋回して出ている。後方のスリット14に
よって、さらに旋回することは可能ではあるが、約90
°旋回することによって達したこの解放位置27が特に
有利である。というのは短い方の第1脚2の旋回開口部
12に面する前端部8が折り目縁部21の外側に平行に
位置され、それによって表ファイルカバー22は、折り
目縁部21に沿って180°ファイル20を開放するた
めに、把持装置1の把持位置24だけでなく、この第1
の解放位置においても開かれることが可能であり、その
後、ファイルの中身がばらされ、かつ完全に見ることが
できるからである。
【0020】この図9は、図10及び図11と同様に、
薄板状部分26が存在することを特にはっきりと示し、
この薄板状部分26は表ファイルカバー22から切り欠
くことにより、ファイルカバー22及びファイルカバー
23と一体的に形成されており、それによって、窓25
は第1のファイルカバー22に形成される。薄板状部分
26は、1枚あるいは重ねられた多数枚のペーパーシー
ト5を把持するために窓25の領域へ旋回して入る把持
装置1の摺動補助具として用いられるので、把持位置2
4において、下方の第2脚3が裏ファイルカバー23の
周りに達し、そして前方の第1脚2が薄板状部分26の
周りに達する。
【0021】その場合、把持装置1は、把持ファイル2
0の折り目縁部21の領域において結合線30に沿って
折畳み可能に裏ファイルカバー23と結合された薄板状
部分26をこのファイルカバー23に対して、または、
薄板状部分26と裏ファイルカバー23との間へ摺動さ
れる1枚または多数枚のペーパーシート5に対して圧力
を加え、薄板状部分26と裏ファイルカバー23の結合
線30はストッパとして用いられる。述べておきたいこ
とは、把持装置1が図9に示す解放位置27へ移動さ
れ、それから表ファイルカバー22が開かれた後に薄板
状部分26はもはや把持装置1による作用がなく、必要
な場合には、自由に折り返すことができ、その後は、挿
入されている1枚または複数枚のシート5の全面を見る
ことができ、かつ取り扱うことができるということであ
る。把持装置1を旋回させて入れることによって重ねら
れたシート5を再びファイル20内に保持することがで
きる。
【0022】把持装置1が把持位置24にある時に、表
ファイルカバー22が開かれる場合には、把持ファイル
20がこのように開かれた状態においても、把持装置1
を把持位置24から第2の解放位置28へ旋回させるこ
とができる。図10に示すように、その場合には裏ファ
イルカバー23と薄板状部分26とは把持装置1の把持
を行わない挿入口9によってのみ取り込まれ、把持装置
1のこの解放位置28において1枚または複数枚のペー
パーシート5は薄板状部分26と裏ファイルカバー23
との間に位置され、取り出し可能または他のシートを補
充することができる。少なくとも約45°の角度に把持
装置1を旋回して解放することは、把持装置1の後方の
スリット14によって達成される。この場合、窓25の
上方の横方向の仕切り29は背部4に当接することはな
くスリット14に収容され、後退した背部端部17が窓
25の角の領域に当接するまで、把持装置1は旋回して
出る。このようにして得られた第2の解放位置28は、
上述したように、前もって把持されることによって確実
に保持されるシート5を解放するのに充分である。この
場合にも、把持装置1をその把持位置24へ旋回させる
ことによって1枚または多数枚のペーパーシート5を再
び把持することができることは明かである。
【0023】最後に、把持ファイル20用の把持装置1
を上述のように使用することによって、把持装置1を把
持位置24と第3の解放位置31との間で旋回させるこ
と、すなわち表ファイルカバー22が折り目縁部21に
沿って360°折り返され、それによって2つのファイ
ルカバー22及びファイルカバー23のそれぞれの外側
が互いに対向するような把持ファイル20の折り返し状
態においても、裏ファイルカバー23上にあるペーパー
シート5を解放し、新たに把持することが可能になる。
図11に示すように、この第3の解放位置31において
も把持装置1は把持位置24から約45°旋回して出て
おり、これは上述したように、1枚または多数枚のペー
パーシート5を把持間隙10の領域のみに発生するが、
挿入口9の領域には発生しない把持効果から解放して、
シートを取り外しまたは挿入を可能にするのに充分であ
る。把持装置1が把持位置24から第3の解放位置31
へ旋回する時に、上方の窓側の折り目縁部の縁32は、
ファイルカバー22が折り返された時に、把持装置1の
旋回が可能なように、把持装置1の下方の第2脚3に形
成された半円状の切欠き15に収容され、把持装置1が
力強く旋回することによってこの領域の折り目縁部21
に対する損傷を防ぐ。
【0024】上述の実施例の場合、挿入されるペーパー
シート5の把持と解放は、把持ファイルを閉じた状態
と、開いた状態と、折り返した状態とにおいて有利に達
成でき、その場合に、挿入口9は薄板状部分26と、裏
ファイルカバー23と、その間にあるシート5との挿入
を補助し、把持間隙10の長さを制限して、挿入された
ペーパーシート5への把持効果は、把持ファイルを開い
た状態と、折り返した状態とにおいて可能であるのと同
様に、約45°旋回させる間にすでに解放されている。
【0025】図1から図6に示すものに対して、わずか
に修正された図12に示される把持装置1’を使用する
ことによって、この把持装置1’が上述の把持装置1と
同様に把持ファイル20に取り付けられているならば、
把持ファイル20の上述の折り目縁部21の縁32に最
小限の応力しか与えない把持装置1’の旋回が可能にな
る。図12に従った把持装置1’の形状は、ほぼ上述の
把持装置1と一致し、その場合、機能的に同種の部分に
は同一の参照符号が付されている。図12に従った把持
装置1’は切欠き15’の形状に関して異なっており、
この場合、切欠き15’は半円状ではなく、図12には
っきりと示される形状を有する。特に重要なことは、こ
の切欠き15’が把持装置1’を旋回可能に保持する開
口部12に向かって、第2脚3の背部4側の長手縁部1
6の直線であるが、背部4の長手方向に対して鋭角を形
成する直線部分16’によって仕切られていることであ
る。この角度は約35°であり、または他の値、好まし
くは20°と50°の間の値を有することもできる。
【0026】把持装置1’が把持ファイル20に取り付
けられ、図11に示すように把持ファイル20が折り返
され、把持装置1’が解放位置へ旋回した時に、この斜
めに延びる長手縁部部分16’は把持ファイル20の折
り目縁部21に対して平行に延びる。把持装置1’が旋
回して入った把持状態において、背部4は折り目縁部2
1に対して平行に延びるので、背部4の長手方向と斜め
の長手縁部部分16’との間の鋭角は、把持ファイル2
0の折り返し状態において把持装置1’が旋回して出る
ことのできる角度である。上述のように20°から50
°までのこの角度図12の把持装置においては約35°
であるは、把持装置1’が旋回して入るときに、把持さ
れる把持ファイル20のシート5が、把持装置1’が旋
回して出た時に解放されるように選択される。把持装置
1’が旋回して出て、把持ファイル20が折り返される
時に、斜めの長手縁部部分16’が折り目縁部21に対
して平行になることは、把持装置1’が旋回して出る間
に折り目縁部21が切欠き15’に収容される時に、把
持装置1’はこの長手縁部部分16’全体に沿って、従
って点状にではなく、折り目縁部21に当接する。特
に、これは、上方の窓側の折り目縁部の縁の点状の応力
とこれによるその部分の早期の摩耗とを防ぐ。むしろ把
持装置1’が旋回して出る時に、その力は長手縁部部分
16’全体と折り返された折り目縁部21の領域とによ
って受け止められる。その他に、代替的に設けられる把
持装置1’の機能は上述の把持装置1の機能に完全に一
致する。
【0027】もちろん、当業者にとっては、上述の利点
の1つまたはいくつかを用いないで、本発明の範囲内で
同様な修正を行うことができる。すなわち、例えば技術
的に逆に、把持装置の背部のスリットの代わりに、折り
目縁部に沿った領域に拡大された窓を設け、そして/ま
たは、いずれかの把持装置の脚の背側に形成した切欠き
の代わりに窓の領域に隣接した折り目縁部を切り離すこ
ともできる。付け加えると、把持装置が表ファイルカバ
ーあるいは両方のファイルカバーに固定され、またはま
た旋回可能な保持を除き挿入口の側から自由に把持ファ
イル上へ摺動可能にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】把持ファイルに旋回可能に取り付ける把持装置
の正面図である。
【図2】把持装置の上方から見た平面図である。
【図3】把持装置の背面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿った把持装置の断面図
である。
【図5】図1のV−V線に沿った把持装置の断面図であ
る。
【図6】図1のVI−VI線に沿った把持装置の断面図
である。
【図7】図1から図6に従った把持装置を備えた把持フ
ァイルの閉鎖した状態で把持装置の把持位置における正
面図である。
【図8】図7に示す把持ファイルの背面図である。
【図9】第1の解放位置にある把持装置を有する図7に
示す把持ファイルの正面図である。
【図10】第2の解放位置にある把持装置を有する、開
かれた把持ファイルの中央領域を示す部分断面図であ
る。
【図11】折り返された表ファイルカバーと第3の解放
位置にある把持装置とを有する把持ファイルの上面図で
ある。
【図12】把持ファイルに旋回可能に取り付けるための
他の把持装置の平面図である。
【符号の説明】
1…把持装置 2…第1脚 3…第2脚 4…背部 5…ペーパーシート 6…自由長手縁部 7…自由長手縁部 8…前端部 9…挿入口 10…把持間隙 11…延長部 12…保持手段 13…軸線 14…スリット 15…切欠く 16…長手縁部 17…前端部 16’…直線部分 18…ノブ 20…把持ファイル 21…折り目縁部 22…ファイルカバー 23…ファイルカバー 25…窓 26…薄板状部分 a…距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレクサンダー ベン ドイツ連邦共和国,70192 シュトゥット ガルト,アツェンベルクシュトラーセ 74

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背部(4)を介して互いに結合される第
    1脚(2)及び第2脚(3)を含む本質的にU字形の断
    面を有し、且つ、前記第1脚(2)及び前記第2脚
    (3)が、互いの間に1枚または複数枚のペーパーシー
    ト(5)を挿入して把持するための把持間隙(10)を
    形成するような自由長手縁部(6,7)において弾性的
    に圧力をかけ離すことが可能な把持装置、特に把持ファ
    イル用把持装置において、 前記第1脚(2)の自由長手縁部(6)が、前端部
    (8)の領域における前記第2脚(3)の自由長手縁部
    (7)から距離(a)の位置に挿入口(9)として形成
    され、前記距離(a)が前記前端部(8)の方に行くに
    従って増大することを特徴とする把持装置、特に把持フ
    ァイル用把持装置。
  2. 【請求項2】 前記第2脚(3)が、挿入口(9)の端
    部において前側の延長部(11)を有し、前記第2脚
    (3)の平面に対して垂直な軸線(13)の周りで旋回
    可能に保持する保持手段(12)が前記延長部(11)
    に設けられることを特徴とする請求項1に記載の把持装
    置。
  3. 【請求項3】 前記挿入口(9)に面する前記背部
    (4)の前端部(17)が前記第1脚(2)及び前記第
    2脚(3)の前端部に比べて後退しており、スリット
    (14)が形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の把持装置。
  4. 【請求項4】 切欠き(15)が、前記背部(4)の前
    端部(17)と旋回可能に保持する前記保持手段(1
    2)との間に、且つ、前記第2脚(3)の前記背部
    (4)側の長手縁部(16)に形成されていることを特
    徴とする請求項3に記載の把持装置。
  5. 【請求項5】 前記切欠き(15)が、旋回可能に保持
    する前記保持装置(12)に面する側において、前記背
    部(4)側の前記第2脚(3)の前記長手縁部(16)
    の直線部分(16’)によって区切られ、該直線部分
    (16’)が前記背部(4)の長手方向と鋭角を形成す
    ることを特徴とする請求項4に記載の把持装置。
  6. 【請求項6】 複数のノブ(18)が、前記挿入口
    (9)とは反対側の前記第1脚(2)の半分の領域(1
    9)の上面側に設けられることを特徴とする請求項2か
    ら請求項5までのいずれか1項に記載の把持装置。
  7. 【請求項7】 折り目縁部(21)に沿って互いに結合
    された2つのファイルカバー(22,23)を具備し、
    請求項2から請求項6までのいずれかに記載の前記把持
    装置(1)が、少なくとも1つの前記ファイルカバー
    (23)に、旋回可能に保持する保持手段(12)によ
    って、折り目縁部(21)から狭い間隔で取り付けら
    れ、把持位置(24)において、前記把持装置(1)の
    前記第2脚(3)が前記ファイルカバーの裏側にあるこ
    とを特徴とする把持ファイル。
  8. 【請求項8】 前記把持装置(1)が前記ファイルカバ
    ー(23)に旋回可能に取り付けられ、窓(25)が折
    り目縁部(21)に沿ってもう一方の前記ファイルカバ
    ー(22)に切欠かれており、前記把持装置(1)の前
    記第1脚(2)が前記把持位置(24)において前記窓
    (25)の中に位置されることを特徴とする請求項7に
    記載の把持ファイル。
  9. 【請求項9】 薄板状部分(26)が折り目縁部(2
    1)に沿って折り曲げて、窓(25)の領域内に少なく
    とも部分的に延びるように取り付けられており、前記薄
    板状部分(26)は、前記把持装置(1)の前記把持位
    置(24)において、前記第1脚(2)と把持されたペ
    ーパーシート(5)との間に位置することを特徴とする
    請求項8に記載の把持ファイル。
  10. 【請求項10】 薄板状部分(26)が関連する前記フ
    ァイルカバー(22)から切欠かれ、窓(25)を形成
    することを特徴とする請求項9に記載の把持ファイル。
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