JPH0623506U - Ctガントリの回転部重量バランス検出機構 - Google Patents

Ctガントリの回転部重量バランス検出機構

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JPH0623506U
JPH0623506U JP6035692U JP6035692U JPH0623506U JP H0623506 U JPH0623506 U JP H0623506U JP 6035692 U JP6035692 U JP 6035692U JP 6035692 U JP6035692 U JP 6035692U JP H0623506 U JPH0623506 U JP H0623506U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gantry
rotating part
tube
weight balance
part weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP6035692U
Other languages
English (en)
Inventor
正司 舞田
Original Assignee
横河メディカルシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 横河メディカルシステム株式会社 filed Critical 横河メディカルシステム株式会社
Priority to JP6035692U priority Critical patent/JPH0623506U/ja
Publication of JPH0623506U publication Critical patent/JPH0623506U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CTガントリの回転部重量バランス検出機構
に関し、CTガントリの回転部重量バランスを効率良く
検出できるCTガントリの回転部重量バランス検出機構
を提供することを目的とする。 【構成】 内部にチューブ7及びこのチューブ7に対向
して円周方向に複数個設けられたディテクタ8を有し、
回転駆動されるガントリーと、ガントリとは、独立して
スキャンセンタ近傍に配設されたピン12と、ディテク
タ8で検出されたチューブ7からのX線によるピン12
の影の信号を取り込んで、ガントリの重量のアンバラン
ス方向及びアンバランス量を計算する検出部13とで構
成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、CTガントリの回転部重量バランス検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速,連続回転が可能なX線CTにおいては、ガントリの回転部の質量のアン バランスがあると、ガントリの回転時に、振動が発生し、画質に大きな影響を及 ぼす。よって、製造時やフィールドにおけるガントリ内の部品交換の際には、ガ ントリの回転部の重量バランスを取る必要がある。
【0003】 従来は、ガントリのcw,ccw方向の起動トルクをばねばかり等で計測し、二方向 の起動トルクの差によって、ガントリのアンバランス量を決定し、バランスウエ イトを取り付けていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記方法のガントリの回転部重量バランス検出方法においては、下記 のような問題点がある。
【0005】 起動トルクの差 - ガントリのアンバランス量の関係は、機種によってそれ ぞれが異なる。 検出時間が長くかかる。
【0006】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、CTガントリの 回転部重量バランスを効率良く検出できるCTガントリの回転部重量バランス検 出機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案は、内部にチューブ及びこのチューブに対向して円 周方向に複数個設けられたディテクタを有し、回転駆動されるガントリーと、該 ガントリとは、独立してスキャンセンタ近傍に配設されたピンと、ディテクタで 検出されたチューブからのX線によるピンの影の信号を取り込んで、前記ガント リの重量のアンバランス方向及びアンバランス量を計算する検出部とで構成する 。
【0008】
【作用】
本考案のCTガントリの回転部重量バランス検出機構において、検出部は、デ ィテクタからの信号を取り込んで、ガントリの重量のアンバランス方向,アンバ ランス量を検出する。
【0009】
【実施例】
次に図面を用いて本考案の一実施例を説明する。図1は本考案の一実施例の構 成図、図2は図1における右側面断面図、図3は検出部で検出されたガントリの 回転とディテクタのチャンネルとの関係を一例を示す図、図4は図3におけるθ の説明図、図5は他の実施例を説明する図である。
【0010】 先ず、図1及び図2を用いて、ガントリの説明を行う。これらの図において、 1はフロア上に置かれるベースである。2はベース1に対して、前後方向に傾斜 可能に設けられたサブベースである。3はサブベース2に設けられた固定ケーシ ング、4は固定ケーシング3に対して回転可能に設けられた回転ケーシングであ る。
【0011】 5はサブベース2に設けられ、ベルト6を介して回転ケーシング4を回転駆動 するモータである。 回転ケーシング4には、X線源であるチューブ7と回転ケーシング4の回転中 心を介して対向する位置に、円周方向に複数個(本実施例では、1000CH)設けられ た検出器としてのディテクタ8とが設けられている。又、9はチューブ7の近傍 に設けられ、チューブ7のX線の放射方向を整えるコリメータである。
【0012】 10はフロアに対して上下方向に移動可能に設けられたテーブル、11はテー ブル10上で、水平方向に移動可能に設けられ、患者がのるクレードルである。 12はクレードル11の前端面に設けられ、ガントリの回転中心方向に延出す る丸ピンである。
【0013】 13はディテクタ8で検出されたチューブ7からのX線による丸ピン12の影 の信号を取り込んで、ガントリの重量のアンバランス方向及びアンバランス量を 計算する検出部である。
【0014】 次に、上記構成の検出部13の作動を説明する。先ず、テーブル10,クレー ドル11を駆動して、丸ピン12をガントリのスキャンセンタに位置させる。 ガントリを駆動し(回転ケーシングを駆動)すると、ガントリが振動することに より、ディテクタ8上におけるチューブ7からのX線による丸ピン12の影の位 置は、振動によって変化し、この位置の変化を検出する。
【0015】 図1及び図2に示すガントリの剛性は、上下方向には高く、左右方向には低い 。又、このような構成のガントリにおいては、感度がチューブ7-ディテクタ8 方向には低く、左右方向には高い。
【0016】 よって、ガントリの回転とディテクタ8のチャンネルとの関係は、図1及び図 2に示す構造のガントリにおいては、図3に示すような変化を示す。 ここで、θは図4に示すように回転ケーシング4(チューブ7)の回転角度 αはガントリのアンバランス方向である。
【0017】 図3において、変化のピーク(図中 a で示す)は、下記のような角度で発生す る。 θ = 1/2(β-α) β = π/2, 5π/2, 9π/2, …… よって、アンバランスの方向αは、下記のようにして求めることができる。
【0018】 α = β - 2θ 更に、アンバランス量は、図3に示す曲線の振幅に比例し、比例定数を実験的 に求めることによって、算出することができる。
【0019】 尚、一般にX線CTには、チューブ交換時にガントリのアライメント調整用の プログラムが組込まれているので、上記作動を行うにおいて、それを利用するこ とも可能である。
【0020】 又、本考案は、上記実施例に限るものではない。上記実施例では、丸ピン12 はスキャンセンタに位置するようにしたが、必ずしも、正確にスキャンセンタに 位置させることは必要でなはない。
【0021】 丸ピン12がスキャンセンタよりずれて位置している場合は、図5に示すよう に、sin波に図3に示す波形が重なった形状となる。 この様な場合、異なる速度(例えば、1sec/rotと3sec/rot)でスキャンし、これ らのデータの差分を求めれば、丸ピン12の位置誤差を除去した図3に示すよう なデータを得ることができる。
【0022】 以上説明を行ったように、本実施例によれば、CTガントリの回転部重量バラ ンスを効率良く検出できる。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、CTガントリの回転部重量バランスを効率 良く検出できるCTガントリの回転部重量バランス検出機構を実現することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成図である。
【図2】図1における右側面断面図である。
【図3】検出部で検出されたガントリの回転とディテク
タのチャンネルとの関係を一例を示す図である。
【図4】図3におけるθの説明図である。
【図5】他の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
7 チューブ 8 ディテクタ 12 丸ピン(ピン) 13 検出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にチューブ(7)及びこのチューブ
    (7)に対向して円周方向に複数個設けられたディテク
    タ(8)を有し、回転駆動されるガントリーと、 該ガントリとは、独立してスキャンセンタ近傍に配設さ
    れたピン(12)と、 ディテクタ(8)で検出されたチューブ(7)からのX
    線によるピン(12)の影の信号を取り込んで、前記ガ
    ントリの重量のアンバランス方向及びアンバランス量を
    計算する検出部(13)と、 を有することを特徴とするCTガントリの回転部重量バ
    ランス検出機構。
JP6035692U 1992-08-27 1992-08-27 Ctガントリの回転部重量バランス検出機構 Pending JPH0623506U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6035692U JPH0623506U (ja) 1992-08-27 1992-08-27 Ctガントリの回転部重量バランス検出機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6035692U JPH0623506U (ja) 1992-08-27 1992-08-27 Ctガントリの回転部重量バランス検出機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0623506U true JPH0623506U (ja) 1994-03-29

Family

ID=13139799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6035692U Pending JPH0623506U (ja) 1992-08-27 1992-08-27 Ctガントリの回転部重量バランス検出機構

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JP (1) JPH0623506U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079610A (ja) * 2001-09-11 2003-03-18 Toshiba Corp 医療診断装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003079610A (ja) * 2001-09-11 2003-03-18 Toshiba Corp 医療診断装置

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