JPH06234344A - 膨らみ可能な衝突保護クッション - Google Patents

膨らみ可能な衝突保護クッション

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Publication number
JPH06234344A
JPH06234344A JP4190028A JP19002892A JPH06234344A JP H06234344 A JPH06234344 A JP H06234344A JP 4190028 A JP4190028 A JP 4190028A JP 19002892 A JP19002892 A JP 19002892A JP H06234344 A JPH06234344 A JP H06234344A
Authority
JP
Japan
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cushion
tear
tear seam
seam
protection cushion
Prior art date
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Pending
Application number
JP4190028A
Other languages
English (en)
Inventor
Wolfgang Henseler
ヘンゼラー ウオルフガング
Ulrich Tschaeschke
チエシユケ ウルリツヒ
Manfred Mueller
ミユラー マンフレツド
Luigi Dr Brambilla
ブランビラ ルイギ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daimler Benz AG
Original Assignee
Daimler Benz AG
Mercedes Benz AG
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Filing date
Publication date
Application filed by Daimler Benz AG, Mercedes Benz AG filed Critical Daimler Benz AG
Publication of JPH06234344A publication Critical patent/JPH06234344A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
    • B60R21/2334Expansion control features
    • B60R21/2342Tear seams

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】衝突保護クッションの膨らみ動作の効率を改良
する。特にクッション上部(2)の部分の前方変位を防
止する。 【構成】膨らんだときに前方に変位するクッション上部
(2)を、固定された車両部分に固定されたクッション
下部(5)と結合する引裂き継ぎ目が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、固定した車両部分、特
にステアリングホイールに固定され、ほぼ中央に設けら
れた、ガス流入口(7)を有するクッション下部(5)
と、クッション下部(5)からガスを吹込んだ時に前方
に変位し縁側がクッション下部(5)と結合された円形
のクッション上部(2)とを備えた、膨らみ可能な衝突
保護クッションに関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】このような衝突保護装置は、ドイツ連邦
共和国特許第2152902号公報から知られている。
この場合、クッションを膨らませるガスの流入口を有す
る下部を備え乗用車の運転者の保護装置として設けられ
た衝突保護クッションが、ステアリングホイールに固定
されている。対向するクッション上部において、詰込み
部材が上部と固く結合され、その場合、詰込み部材が抑
止手段としてのコードによってステアリングホイールに
留められている。膨らむ場合、クッション上部の前方へ
の変位によって、張られたコードが搭乗者の頭部の方向
へのそれ以上の前方向変位を阻止するまで、衝突保護ク
ッションが、先ずステアリングホイールからガス流の方
向、すなわち運転者の頭部の方向へ展開し、したがっ
て、膨らみ動作が一層進行した場合、衝突保護クッショ
ンが円板状に横方向に膨らむ。このような抑止バンド
は、衝突保護クッションが搭乗者の顔にあたるまでガス
流方向と平行に高い速度で噴射状に突出することを防止
する。
【0005】
【0003】"Automobiltechnische Zeitschrift(自動
車技術定期刊行誌)" 91 (1989年)の209ページに、
前部座席同乗者用の膨らみ可能な衝突クッションが記載
されており、この場合、膨らみ動作中の展開を制御する
ため、クッション上部とクッション下部との間に延びる
クッション側壁を結合する引裂き継ぎ目が、結合継ぎ目
の部分に設けられている。この引裂き継ぎ目は保護クッ
ションの互いに畳まれた壁部を結合し、したがってクッ
ションの膨らみ動作中に引裂き継ぎ目が引裂かれると
き、クッション側壁のそれぞれの部分が徐々に展開す
る。
【0006】
【0004】同様な引裂き継ぎ目装置が、ドイツ連邦共
和国特許第3818185号公報にも記載されている。
この場合、2つの異なる圧力段階でガスを供給すること
ができ、高い方の圧力段階において、はじめて引裂き継
ぎ目の破断が開始されるが、低い方の圧力段階において
は引裂き継ぎ目は継がれた状態を維持する。したがっ
て、衝突保護クッションは、低い遅延値で極めて部分的
に展開し、その場合矩形の流入フレームを備え特に前部
座席同乗者に適した保護クッションの側部と中央部との
間の隣接した結合継ぎ目の部分に、引裂き継ぎ目が設け
られる。
【0007】
【0005】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基本的な目的
は、良好な展開特性を有し、特に自動車の運転者の保護
に適した衝突保護クッションを、僅少な費用で構成する
ことである。
【0009】
【0006】
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的は、特許請求の
範囲の請求項1の特徴部分に記載の構成によって達成さ
れる。衝突保護クッションの展開動作及び展開速度は、
クッション下部とクッション上部とを結合し膨らみ動作
中に引裂き可能な継ぎ目の配置によって、効果的に調整
される。膨らみ動作の開始時には、クッション上部が常
にクッション下部におけるこの継ぎ目の部分に維持され
ている。したがって、流入するガス流による車両搭乗者
の方向へのクッション上部の急激な前方への変位が防止
される。これに対して、膨らみ動作の開始時には、継ぎ
目が引裂かれ衝突保護クッションが完全に展開する以前
に、衝突保護クッションが先ず横方向すなわち側方及び
上方及び下方に展開するようになる。このように設けら
れた引裂き継ぎ目は、膨らませるガスの流入方向によっ
て生じる車両搭乗者の方向への好ましい展開を補償し、
したがって、この方向への展開動作が本質的に均等に行
われ、僅少な最大広がり速度で行われる。この改善され
た展開特性は、展開動作中に衝突保護クッションの展開
部が保護すべき車両搭乗者に接触することなく、抑止バ
ンドの使用に比べて低減された重量、コスト及び製造効
果によって良好な展開動作を補償する。
【0011】
【0007】特許請求の範囲の請求項2に示す本発明の
構成は、最初に急速に突然前方へ変位する傾向のある、
ガス流入口と対向するクッション上部の中央部が、引裂
き継ぎ目によって囲繞される利点を有している。
【0012】
【0008】請求項3に示すように、引裂き継ぎ目が中
断部を有する構成によって、継ぎ目がそのように引裂か
れる以前に、引裂き継ぎ目によって囲繞された部分が中
断部を通してすでに部分的に膨らむことができるように
なる。したがって、クッション上部の前方への変位動作
が、全体的に均等になる。さらに、中断部が継ぎ目の引
裂きに対する有効な作用点として使用され、したがって
継ぎ目自体の引裂き動作が突然行われることなく、この
ことは同様に均等な展開動作に有効である。
【0013】
【0009】また、請求項4に示された円形に構成され
たクッション上部の縁と同軸に延びる引裂き継ぎ目によ
って構成されるように、引裂き継ぎ目を、クッション上
部の中心点に対して対称的に設けることができる。
【0014】
【0010】また、請求項5の特徴部に示すように、中
断部がない場合、特に継ぎ目の最初の引裂き作用点とし
て適し突然の引裂き動作を防止する屈曲部を設けること
が有効である。
【0015】
【0011】本発明の実施態様において、請求項6に示
されているように、異なる引裂き力を必要とする2つの
引裂き継ぎ目が設けられ、そのうちの一方が他方の引裂
き継ぎ目を取り囲んでいる。車両搭乗者の方向へのクッ
ション上部の前方変位が、相次いで始まる2つの引裂き
動作によって定められているため、一様な状態になる。
引裂き継ぎ目のそのような2段階の配置は、請求項7及
び/又は請求項8の特徴部分に記載のように構成するこ
とができ、クッションの均等な展開動作に一層有効であ
る。
【0016】
【0012】
【0017】
【実施例】本発明の好適な実施例が図に示されており、
次に説明する。
【0018】図1及び図2において畳まれた状態で示す
衝突保護クッション1は、クッション下部5と、クッシ
ョン上部2と、これらの下部と上部とを継ぐ結合継ぎ目
6とからなっている。この畳まれた状態において、衝突
保護クッションは円盤形状をなしているため、ステアリ
ングコラムの部分のステアリングホイールに設けること
ができる。さらに、クッション下部5が、中心穴7の部
分においてステアリングホイールと固く結合されてい
る。
【0019】
【0013】衝突保護クッション1は、下部5のほぼ中
心における穴7を介して圧力容器(図示せず)に接続す
ることができる。衝突保護クッション1を膨らませるた
め、この内部に、接続された圧力容器から中心穴7を通
してガス流Gを供給することができる。ガスが比較的に
高い速度で流入するため、衝突保護クッション1が極め
て急速に広げられる。特別な付加的措置によらずに、ク
ッション上部2、特に流入穴7に対向する中心部が、高
い速度を有するガス流Gによって、このガス流Gの方
向、したがって自動車のステアリングホイールの後方に
坐る運転者の方向に急激に前方へ変位する。
【0020】
【0014】クッション上部2の部分のこのような噴出
的な変位を防止するため、引裂き継ぎ目3が、畳まれた
衝突保護クッション1の環状外縁2aと同軸に、円形の
クッション上部2の中心点Mのまわりに設けられてい
る。中心点Mは、クッション下部5における流入穴のほ
ぼ中央7と反対の側にある。引裂き継ぎ目4は、一定の
引裂き力を有する繊維からなり、この引裂き継ぎ目4に
よって、クッション上部2がクッション下部5の布地の
環線上に部分的に取りつけられる。継ぎ目は、繊維の代
りに溶接結合又は接着結合することもできる。引裂き継
ぎ目3のほぼ同じ長さの4つの円弧部分の間に、それぞ
れ中断部4が設けられ、この中断部4を通して、引裂き
継ぎ目3がまだ引裂かれないときでもガスが流れること
ができる。
【0021】
【0015】上述のように、引裂き継ぎ目3のない場
合、流入ガスGによってクッション上部2が膨張動作を
開始するため、搭乗者の方向に噴射的に変位し、その
後、初めて完全に広がるのに必要な衝突保護クッション
1の横方向に膨らみ動作が行われる。これに対して、引
裂き継ぎ目3を設けることによって、クッション上部2
の中央部分2cだけが先ず前方に変位し得るようにな
る。それ以上の前方への変位は、引裂き継ぎ目3による
ステアリングホイール部分に残留するクッション下部5
と中央部分2cとの周囲側の結合によって防止される。
その代りに、さらに流入するガスが、横方向に方向変換
され、中断部4を通して中央部2cの外側にあるクッシ
ョン1の部分2bに供給される。したがって、所定の引
裂き力を有する引裂き継ぎ目3の繊維を流入ガスによっ
て引裂く以前に、衝突保護クッション1を横方向に円板
状に広げることができ、このようにすることによって、
クッション上部2とクッション下部5との縁部以外の結
合が解放される。先ずクッション上部2の中央部2cの
僅かな前方への変位だけが行われ、次いで主として横方
向に向いた膨張が行われ、その後初めて引裂き継ぎ目3
が引裂かれることによって、前方及び横方向への完全な
展開が行われるように、引裂き継ぎ目3が衝突保護クッ
ション1の展開特性に影響することは明らかである。保
護すべき運転者の方向へのクッション上部2の比較的に
小さな中央部の噴射的な前方への変位が、引裂き継ぎ目
3を設けることによって防止される。中央部2cを押し
戻す抑止帯は不必要である。
【0022】
【0016】衝突保護クッション1に対して所定の展開
特性を得るための別の可能性は、図3に示すような引裂
き継ぎ目8を設けることによって達成される。この図3
において、図1及び図2の実施例の場合と同じ機能を有
する部品は同じ参照符号が付されている。円形面に畳ま
れたクッション表面2の中心点Mのまわりの領域が、過
度に強力に前方へ突然変位することを避けるため、この
図3の場合は、引裂き継ぎ目8が中心点Mを完全に囲ん
で中断部を形成することなく設けられている。この引裂
き継ぎ目8は、クッション表面2の外側部分2bから内
側部分2cを遮断している。この引裂き継ぎ目8は、中
心点Mに対して対称的に設けられた4つの円弧状部分8
a、8b、8c、8dからなっている。これらの部分8
aないし8dは、それぞれの対応する中心点Ma、M
b、Mc、Mdのまわりの半径rを有する円弧のそれぞ
れの部分を形成する。個々の部分8aないし8dが、そ
れぞれ接合する個所に、引裂き継ぎ目8の屈曲部9を形
成し、この屈曲部9が、継ぎ目を引裂くために有効な作
用点になる。
【0023】
【0017】膨らみ過程は、図1及び図2について述べ
た過程と基本的には同様な経過をたどる。先ず中央部2
cの縁部をクッション下部と結合する引裂き継ぎ目8の
許す範囲に、中央部2cが前方に膨らむ。さらにガスを
入れることによって、引裂き継ぎ目8がますます押圧さ
れて遂に破断し、したがって衝突保護クッション1が完
全に展開する。その場合、中央部2cにおける圧力の加
えられたガスが、主として横方向のまだ圧力の作用して
いない外側部分2dに向きを変更する。保護クッション
1の横方向への膨らみが行われる以前に、先ずクッショ
ンの上部2が噴射的に前方に変位することなく、衝突保
護クッション1が全ての方向にほぼ一様に展開する。
【0024】
【0018】必要な場合には、図1の実施例の場合に中
断部4によって行われたように、引裂き継ぎ目8が本来
の経過で引裂かれる以前に、僅少なガス量が、中央部分
2cから引裂き継ぎ目8を通して縁部2bに達すること
ができるように、引裂き継ぎ目8は、クッション上部2
をクッション下部とゆるく結合することもできる。
【0025】
【0019】衝突保護クッション1に対する2つの引裂
き継ぎ目10、11の組合わせが、図4に示されてい
る。引裂き継ぎ目10、11は、それぞれ衝突保護クッ
ション1の畳まれたクッション上部2の円形外縁2aと
同軸に、この中心点Mのまわりに設けられている。大き
な半径r2 を有する外側の引裂き継ぎ目10は、クッシ
ョン前部2の外側部分2dをリング状中間部2eから分
割しているが、小さな半径r1 を有する他方の引裂き継
ぎ目11は、中間部分2eを、中心点Mのまわりの中間
部分2fから内側へ区画している。
【0026】
【0020】内側の引裂き継ぎ目11は、図1における
引裂き継ぎ目3と同様に、4つの円弧部分からなる中断
された継ぎ目として形成されている。個々の部分の間に
中断部12が設けられている。外側の引裂き継ぎ目10
は中断部のない連続した円ラインを形成している。継ぎ
目の材料は、小さな力が作用した場合に外側の引裂き継
ぎ目10が内側の引裂き継ぎ目11より早く引裂かれる
ように、双方の継ぎ目に対して選択されている。
【0027】
【0021】このようにすることによって、この二段階
の引裂き継ぎ目組合わせの下記の基本的な展開特性が得
られる。高い保持力を有する内側の引裂き継ぎ目11が
ある限りにおいて、中程度に供給されたガスによって先
ず中央部分2fが僅か前方に変位するようになる。同時
に、ガスが横方向へ中断部12を通してリング状の中間
部分2eに流れ、したがって、一方において内側に引裂
き継ぎ目があり、他方において外側に引裂き継ぎ目10
がある限りにおいて、同様に制限された範囲に展開する
ことができる。双方の引裂き継ぎ目10、11の許容す
る範囲に展開作用が行われることによって、増大された
圧力でガスがさらに流入し、その結果、先ず引裂き力の
小さな外側の引裂き継ぎ目が力を失って引裂かれる。し
たがって、ガスが外側の縁部2dにも侵入することがで
き、衝突保護クッション1の横方向への展開、およびあ
る程度の縦方向の展開が行われる。この領域も展開し、
新たに流入するガスによって所定の過圧になったとき、
最終的に比較的高い引裂き力を有する内側の引裂き継ぎ
目11を引裂くようになる。この引裂きによって、クッ
ション上部2とクッション下部5との結合が全部解か
れ、衝突保護クッション1の展開が完全に行われる。引
裂き継ぎ目10、11を設けることによって、ガス流の
方向に展開動作が強く行われることなく、したがって膨
らみ動作の初期に、保護すべき搭乗員の方向に噴射状に
前方に変位することなく、衝突保護クッション1が種々
の方向に膨らむことを知ることができる。
【0028】
【0022】さらに、引裂き継ぎ目を星形に配置するこ
とによって特に良好な展開特性が得られることがわかっ
た。図5に示された実施例は、そのように星形に互いに
90°ずらせて設けられ衝突保護クッション1の中心点
Mからほぼ放射状に外方へ延びる4つの引裂き継ぎ目1
3a、13b、13c、13dを備えている。この場
合、これらの継ぎ目は中心点Mに対して若干の間隔をお
いて設けられている。個々の引裂き継ぎ目の長さ及び中
心点Mからの間隔を適した寸法に選択することによっ
て、希望する展開特性が得られる。個々の引裂き継ぎ目
を同じ長さにするか、または図5の実施例のように異な
る長さにすることができる。さらに、引裂き継ぎ目が接
線方向に延びる部分を有することが効果的であり、これ
も同様に展開動作を調整する。図5の引裂き継ぎ目13
dはL字状に形成されている。ガスの流入口に向いた部
分によって、この引裂き継ぎ目13aないし13bが、
クッション上部2の中央部が急激に前方に突出すること
を防止する。したがって、この星形の引裂き継ぎ目の配
置は、放射状に延びるため、急激でなく徐々に中心点M
から外側へ引裂かれることによって、効果的であること
がわかった。さらに、衝突保護クッション1の中央部に
おいて膨らみ動作を開始させるために、圧力の増加した
ガス流が、個々の引裂き継ぎ目の間へ部分的に早くから
半径方向の外側へ流れることができる。すでに述べたよ
うに、膨らみの正確な経過は、個々の引裂き継ぎ目の長
さ及び位置の選択によって調整される。図示の4つの引
裂き継ぎ目の代りに、これより少ないか、または多い、
引裂き継ぎ目を星形に設けることができることは自明で
ある。
【0029】
【0023】衝突保護クッションの延び及び広がりの速
度が希望するように制御されて行われるように、クッシ
ョン上部とクッション下部とを結合する引裂き継ぎ目
を、別の形式で配置し得ることは明らかである。この場
合、図5の実施例が示すように、引裂き継ぎ目を必ずし
も対称的に設ける必要はない。引裂き継ぎ目の相応する
延びによって、衝突保護クッションの展開特性を任意に
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を引裂き継ぎ目に中断部を有
する形式で示す平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】本発明の別の実施例を引裂き継ぎ目に中断部の
ない形式で示す平面図である。
【図4】本発明のさらに別の実施例を二重の引裂き継ぎ
目を有する形式で示す平面図である。
【図5】本発明のさらに別の実施例を星状に配置された
引裂き継ぎ目を有する形式で示す平面図である。
【符号の説明】
1 衝突保護クッション 2 クッション上部 2a クッション縁部 2c、2f クッション中央部 3 引裂き継ぎ目 4 中断部 5 クッション下部 7 流入口 8 引裂き継ぎ目 8a、8b、8c、8d 円弧部 9 屈曲部 10、11 引裂き継ぎ目 12 中断部 13a、13b、13c、13d 引裂き継ぎ目 r1 、r2 半径 M、Ma、Mb、Mc、Md 中心点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリツヒ チエシユケ ドイツ連邦共和国 7044 エーニンゲン イム レツテン 20 (72)発明者 マンフレツド ミユラー ドイツ連邦共和国 7301 ダイツイザウ オプデルシユタイゲ 17 (72)発明者 ルイギ ブランビラ ドイツ連邦共和国 7030 ベプリンゲン シユールワルトシユトラーセ 11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定した車両部分、特にステアリングホ
    イールに固定され、ほぼ中央に設けられた、ガス流入口
    (7)を有するクッション下部(5)と、クッション下
    部(5)からガスを吹込んだ時に前方に変位し縁側がク
    ッション下部(5)と結合された円形のクッション上部
    (2)とを備えた、膨らみ可能な衝突保護クッションに
    おいて、 クッション上部(2)が、組込み状態においてクッショ
    ン下部(5)の上に畳まれ、中央部分(2c、2f)に
    延びる少なくとも1つの引裂き継ぎ目(3)によってク
    ッション下部(5)と結合されることを特徴とする、膨
    らみ可能な衝突保護クッション。
  2. 【請求項2】 引裂き継ぎ目(3)が、クッション下部
    (5)の流入口(7)を囲繞する閉じた曲線に沿って延
    びることを特徴とする、請求項1記載の衝突保護クッシ
    ョン。
  3. 【請求項3】 引裂き継ぎ目(3)が、中断部(4)に
    よって個別に互いに離された部分からなることを特徴と
    する、請求項2記載の衝突保護クッション。
  4. 【請求項4】 引裂き継ぎ目曲線が、ほぼ円形のクッシ
    ョン上部(2)の縁部と本質的に同軸に、この中心点
    (M)を囲繞して延びることを特徴とする、請求項2又
    は3記載の衝突保護クッション。
  5. 【請求項5】 引裂き継ぎ目(8)が、それぞれ対をな
    し屈曲部(9)を形成して互いに突き合わされた同様な
    4つの円弧部分(8a、8b、8c、8d)からなり、
    これら円弧部の中心点(Ma、Mb、Mc、Md)が、
    すべてクッション上部(2)の中心点から同じ距離を有
    し、それぞれ互いに90°ずらされていることを特徴と
    する、請求項2又は4記載の衝突保護クッション。
  6. 【請求項6】 2つの引裂き継ぎ目(10、11)が、
    異なる半径を有する同軸の2つの円ラインに沿って設け
    られ、これらが、ほぼ円形のクッション上部(2)の中
    心点とほぼ対称的に設けられることを特徴とする、請求
    項1記載の衝突保護クッション。
  7. 【請求項7】 大きな半径(r2 )を有する外側の引裂
    き継ぎ目(10)が、小さな半径(r1 )を有する内側
    の引裂き継ぎ目(11)より小さな引裂き力を有するこ
    とを特徴とする、請求項6記載の衝突保護クッション。
  8. 【請求項8】 外側の引裂き継ぎ目(10)は中断部が
    なく、これに対して内側の引裂き継ぎ目(11)が中断
    部(12)を有することを特徴とする、請求項6又は7
    記載の衝突保護クッション。
  9. 【請求項9】 ほぼ放射状に星形に延びる引裂き継ぎ目
    (13a、13b、13c、13d)が設けられること
    を特徴とする、請求項1記載の衝突保護クッション。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの引裂き継ぎ目(13
    d)が、ほぼ接線方向に延びる部分(13e)を有する
    ことを特徴とする、請求項9記載の衝突保護クッショ
    ン。
JP4190028A 1991-07-24 1992-06-24 膨らみ可能な衝突保護クッション Pending JPH06234344A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4124506A DE4124506A1 (de) 1991-07-24 1991-07-24 Aufblasbares aufprallschutzkissen
DE4124506.7 1991-07-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06234344A true JPH06234344A (ja) 1994-08-23

Family

ID=6436894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4190028A Pending JPH06234344A (ja) 1991-07-24 1992-06-24 膨らみ可能な衝突保護クッション

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5280954A (ja)
JP (1) JPH06234344A (ja)
DE (1) DE4124506A1 (ja)
FR (1) FR2679501A1 (ja)
GB (1) GB2257950B (ja)
IT (1) IT1258443B (ja)

Cited By (3)

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