JPH0623343U - 光送信器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光送信器の受信可能エリアを拡大する。 【構成】 電気信号を指向特性を持つ発光素子により光
に変換し送信する送信器と、該送信器の出力を光検出器
にて受信して元の電気信号に変換する受信器とで電気信
号を送受信する光送信器で、前記発光素子を複数個水平
方向に設置した光送信器において、前記発光素子を凹曲
面状に配置する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電気信号を光に変換して送受信する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図２に一般的な光送信器の概略構成図を示す。図において、光送信器１は複数 の発光素子２が並設されていて、発光素子２の有する指向特性を改善している。 一つの発光素子２による受信可能エリアを点線６で示す範囲とすると、総合的に は実線７で示す範囲が受信エリアとなる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、光送信器１の近傍にスピーカシステムのような遮蔽物５が置か れてしまうと、斜線部分の受信不能エリア８が発生して、実用上の受信エリアが 狭くなってしまう。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そのため本考案では、複数個水平方向に並設する発光素子を、凹曲面状に配置 したことを特徴としている。

【０００５】

【作用】

従って、両端部に位置する発光素子は、お互いに指向エリアが交差して受信エ リアを拡げるとともに、光送信器近傍に置かれた遮蔽物に対しては、距離の離れ た方の発光素子が受信エリアを受け持つので、受信不能となるエリアを少なくす ることができる。

【０００６】

【実施例】

本考案の一実施例を図１の概略構成図によって示す。図において、光送信器１ は発光素子２を水平方向に凹曲面３を成して複数個並設している。この凹曲面３ は、実線４で示す受信エリアの範囲を考慮して適宜に設定する。凹曲面３状に配 置した発光素子２の両端に位置する発光素子２ａ，２ｂの指向エリアはお互いに 交差して拡がり、特に光送信器１の近傍にスピーカボックスのような遮蔽物５と なるものが置かれても、遮蔽物５より最も遠方の発光素子２ａが受信エリアを受 け持つので、受信不能となるエリアを少なくすることができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、光送信器の受信可能エリアを拡大することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す概略構成図。

【図２】従来例を示す概略構成図。

【符号の説明】

１ 光送信器 ２ 発光素子 ３ 凹曲面 ４，７ 受信エリア ５ 遮蔽物 ６ 受信可能範囲 ８ 受信不能エリア

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電気信号を指向特性を持つ発光素子によ
   り光に変換し送信する光送信器と、該光送信器の出力を
   光検出器にて受信して元の電気信号に変換する受信器と
   で電気信号を送受信する光送受信装置で、前記発光素子
   を複数個水平方向に設置した光送信器において、前記発
   光素子を凹曲面状に配置したことを特徴とする光送信
   器。