JPH06229221A - ブローバイガス還流装置 - Google Patents
ブローバイガス還流装置Info
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- JPH06229221A JPH06229221A JP3460193A JP3460193A JPH06229221A JP H06229221 A JPH06229221 A JP H06229221A JP 3460193 A JP3460193 A JP 3460193A JP 3460193 A JP3460193 A JP 3460193A JP H06229221 A JPH06229221 A JP H06229221A
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- JP
- Japan
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- primary
- blow
- gas
- primary side
- intake
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明の目的は、ブローバイガスが外気に
触れるのを回避してブローバイガスが凍結するのを防止
するとともに、部品点数を低減して構成を簡素にし、小
型化を図り、しかも廉価とすることにある。 【構成】 このため、この発明は、ＰＣＶバルブの基端
部をシリンダヘッドカバーに設けるとともに、ＰＣＶバ
ルブの先端部を吸気系部材に設けている。
触れるのを回避してブローバイガスが凍結するのを防止
するとともに、部品点数を低減して構成を簡素にし、小
型化を図り、しかも廉価とすることにある。 【構成】 このため、この発明は、ＰＣＶバルブの基端
部をシリンダヘッドカバーに設けるとともに、ＰＣＶバ
ルブの先端部を吸気系部材に設けている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ブローバイガス還流
装置に係り、特にブローバイガスが外気に触れるのを回
避してブローバイガスの凍結を防止し、また、部品点数
を低減し得るブローバイガスの還流装置に関する。
装置に係り、特にブローバイガスが外気に触れるのを回
避してブローバイガスの凍結を防止し、また、部品点数
を低減し得るブローバイガスの還流装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンにおいては、燃焼室からピスト
ンとシリンダ壁の隙間を通ってクランクケース内に漏れ
出るブローバイガスが発生する。この主成分は、未燃焼
ガスで多量のＨＣを含むもので、再度燃焼室へ導いて再
燃焼させてやる必要がある。このために、ブローバイガ
ス還流装置があり、一般に用いられている方法として
は、エンジンの負荷状態として吸気系の吸気管負圧を利
用してエアクリーナあるいは吸気通路、またはその両方
に吸い込み、吸気中に還流して再び燃焼室へ導き燃焼さ
せている。そして、吸気通路等へのブローバイガスの還
流量を調整すべく、ＰＣＶバルブがブローバイガス還流
装置に設けられている。
ンとシリンダ壁の隙間を通ってクランクケース内に漏れ
出るブローバイガスが発生する。この主成分は、未燃焼
ガスで多量のＨＣを含むもので、再度燃焼室へ導いて再
燃焼させてやる必要がある。このために、ブローバイガ
ス還流装置があり、一般に用いられている方法として
は、エンジンの負荷状態として吸気系の吸気管負圧を利
用してエアクリーナあるいは吸気通路、またはその両方
に吸い込み、吸気中に還流して再び燃焼室へ導き燃焼さ
せている。そして、吸気通路等へのブローバイガスの還
流量を調整すべく、ＰＣＶバルブがブローバイガス還流
装置に設けられている。
【０００３】また、ブローバイガス還流装置にあって
は、図３に示す如く、Ｖ型エンジン１０２に設けられて
いるものがある。このＶ型エンジン１０２は、シリンダ
ブロック（図示せず）の上部のＶ字形状の一次側、二次
側シリンダバンク（図示せず）に一次側、二次側シリン
ダヘッド（図示せず）を載置して構成された一次側、二
次側エンジンバンク１０４、１０６を有している。一次
側、二次側シリンダヘッドには、一次側、二次側シリン
ダヘッドカバー１０８、１１０が付設されている。
は、図３に示す如く、Ｖ型エンジン１０２に設けられて
いるものがある。このＶ型エンジン１０２は、シリンダ
ブロック（図示せず）の上部のＶ字形状の一次側、二次
側シリンダバンク（図示せず）に一次側、二次側シリン
ダヘッド（図示せず）を載置して構成された一次側、二
次側エンジンバンク１０４、１０６を有している。一次
側、二次側シリンダヘッドには、一次側、二次側シリン
ダヘッドカバー１０８、１１０が付設されている。
【０００４】前記Ｖ型エンジン１０２の上部には、吸気
系部材として、前記一次側、二次側エンジンバンク１０
４、１０６の一次側、二次側気筒（図示せず）に吸気を
導くべく、一次側、二次側分配管１１２、１１４が設け
られている。
系部材として、前記一次側、二次側エンジンバンク１０
４、１０６の一次側、二次側気筒（図示せず）に吸気を
導くべく、一次側、二次側分配管１１２、１１４が設け
られている。
【０００５】この一次側、二次側分配管１１２、１１４
の各上流側を連結した吸気集合位には、スロットルバル
ブ（図示せず）を有するスロットルボディ１１６が付設
されている。
の各上流側を連結した吸気集合位には、スロットルバル
ブ（図示せず）を有するスロットルボディ１１６が付設
されている。
【０００６】また、前記一次側分配管１１２の下流側に
は、二次側エンジンバンク１０６の上方に位置して一次
側サージタンク１１８が連設されている。この一次側サ
ージタンク１１８には、各一次側気筒に吸気を導く各一
次側吸気導入管１２０−１、１２０−２、１２０−３が
並列に連結されている。前記二次側分配管１１４の下流
側には、一次側エンジンバンク１０４の上方に位置して
二次側サージタンク１２２が連設されている。この二次
側サージタンク１２２には、各二次側気筒に吸気を導く
二次側吸気導入管１２４−１、１２４−２、１２４−３
が並列に連結されている。
は、二次側エンジンバンク１０６の上方に位置して一次
側サージタンク１１８が連設されている。この一次側サ
ージタンク１１８には、各一次側気筒に吸気を導く各一
次側吸気導入管１２０−１、１２０−２、１２０−３が
並列に連結されている。前記二次側分配管１１４の下流
側には、一次側エンジンバンク１０４の上方に位置して
二次側サージタンク１２２が連設されている。この二次
側サージタンク１２２には、各二次側気筒に吸気を導く
二次側吸気導入管１２４−１、１２４−２、１２４−３
が並列に連結されている。
【０００７】前記スロットルボディ１１６には、上流側
に吸入管１２６の一端側が連設されている。この吸入管
１２６は、一次側エンジンバンク１０４と二次側エンジ
ンバンク１０６間に形成されたＶ字形状の空間で、クラ
ンク軸心方向に指向して配設されている。この吸入管１
２６の略中央部位は、クランク軸心方向に対して略直角
に折曲されている。この吸入管１２６は、エアクリーナ
（図示せず）からの空気をスロットルボディ１１６に導
くものである。
に吸入管１２６の一端側が連設されている。この吸入管
１２６は、一次側エンジンバンク１０４と二次側エンジ
ンバンク１０６間に形成されたＶ字形状の空間で、クラ
ンク軸心方向に指向して配設されている。この吸入管１
２６の略中央部位は、クランク軸心方向に対して略直角
に折曲されている。この吸入管１２６は、エアクリーナ
（図示せず）からの空気をスロットルボディ１１６に導
くものである。
【０００８】前記一次側、二次側シリンダヘッドカバー
１０８、１１０の各上部には、一次側、二次側ブローバ
イガス装置１２８、１３０を構成する一次側、二次側Ｐ
ＣＶバルブ１３２、１３４の夫々基端部が取付けられて
いる。この一次側、二次側ＰＣＶバルブ１３２、１３４
の夫々先端部には、一次側、二次側ブローバイガスホー
ス１３６、１３８の夫々一端側が取付けられている。こ
の一次側、二次側ブローバイガスホース１３６、１３８
の夫々他端側は、各ホース取付用ユニオン（図示せず）
を介して一次側、二次側サージタンク１１８、１２２に
連結されている。
１０８、１１０の各上部には、一次側、二次側ブローバ
イガス装置１２８、１３０を構成する一次側、二次側Ｐ
ＣＶバルブ１３２、１３４の夫々基端部が取付けられて
いる。この一次側、二次側ＰＣＶバルブ１３２、１３４
の夫々先端部には、一次側、二次側ブローバイガスホー
ス１３６、１３８の夫々一端側が取付けられている。こ
の一次側、二次側ブローバイガスホース１３６、１３８
の夫々他端側は、各ホース取付用ユニオン（図示せず）
を介して一次側、二次側サージタンク１１８、１２２に
連結されている。
【０００９】前記一次側、二次側ＰＣＶバルブ１３２、
１３４は、Ｖ型エンジン１０２で発生したブローバイガ
スを一次側、二次側サージタンク１１８、１２２に夫々
還流させる際に、Ｖ型エンジン１０２の負荷状態、つま
り吸気管負圧状態によって一次側、二次側サージタンク
１１８、１２２へのブローバイガスの還流量を調整する
ものである。
１３４は、Ｖ型エンジン１０２で発生したブローバイガ
スを一次側、二次側サージタンク１１８、１２２に夫々
還流させる際に、Ｖ型エンジン１０２の負荷状態、つま
り吸気管負圧状態によって一次側、二次側サージタンク
１１８、１２２へのブローバイガスの還流量を調整する
ものである。
【００１０】また、このようなブローバイガス還流装置
としては、例えば、実開平１−６１４１４号公報に開示
されている。この公報に記載のものは、吸気マニホルド
に連通した分岐管と、この分岐管内部に収容したＰＣＶ
バルブとを備え、エンジンユニットとフレキシブルな管
で分岐管に直接接続した構成である。
としては、例えば、実開平１−６１４１４号公報に開示
されている。この公報に記載のものは、吸気マニホルド
に連通した分岐管と、この分岐管内部に収容したＰＣＶ
バルブとを備え、エンジンユニットとフレキシブルな管
で分岐管に直接接続した構成である。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、ブロ
ーバイガス還流装置にあっては、ＰＣＶバルブの基端部
をシリンダヘッドカバーに取付け、このＰＣＶバルブの
先端部にブローバイガスホースの一端側を接続するとと
もにこのブローバイガスホースの他端側を吸気系部材で
あるサージタンクにホース取付用ユニオンを介して接続
しているので、ＰＣＶバルブからのブローバイガスがブ
ローバイガスホースを経て吸気系に供給され、このた
め、ブローバイガスが外気に触れ、よって、寒冷地等で
は、ブローバイガスがサージタンク内に流入する直前に
凍結を引起こす不都合がある。
ーバイガス還流装置にあっては、ＰＣＶバルブの基端部
をシリンダヘッドカバーに取付け、このＰＣＶバルブの
先端部にブローバイガスホースの一端側を接続するとと
もにこのブローバイガスホースの他端側を吸気系部材で
あるサージタンクにホース取付用ユニオンを介して接続
しているので、ＰＣＶバルブからのブローバイガスがブ
ローバイガスホースを経て吸気系に供給され、このた
め、ブローバイガスが外気に触れ、よって、寒冷地等で
は、ブローバイガスがサージタンク内に流入する直前に
凍結を引起こす不都合がある。
【００１２】また、ブローバイガス還流装置にブローバ
イガスホースやホース取付用ユニオン等の部品が必要と
なり、部品点数が増大し、このため、構成が複雑になっ
て大型化し、また、高価になる不都合がある。
イガスホースやホース取付用ユニオン等の部品が必要と
なり、部品点数が増大し、このため、構成が複雑になっ
て大型化し、また、高価になる不都合がある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、エンジンで発生したブロ
ーバイガスを吸気系に還流する際にブローバイガスの還
流量を前記エンジンの負荷状態によって調整するＰＣＶ
バルブを設けたブローバイガス還流装置において、前記
ＰＣＶバルブの基端部をシリンダヘッドカバーに設ける
とともに前記ＰＣＶバルブの先端部を吸気系部材に設け
たことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、エンジンで発生したブロ
ーバイガスを吸気系に還流する際にブローバイガスの還
流量を前記エンジンの負荷状態によって調整するＰＣＶ
バルブを設けたブローバイガス還流装置において、前記
ＰＣＶバルブの基端部をシリンダヘッドカバーに設ける
とともに前記ＰＣＶバルブの先端部を吸気系部材に設け
たことを特徴とする。
【００１４】
【作用】この発明の構成によれば、ブローバイガスがＰ
ＣＶバルブから直接吸気系に供給されるので、ブローバ
イガスが外気に触れることがなく、よって、寒冷地等で
もブローバイガスが凍結するおそれがない。また、ブロ
ーバイガスホースやホース取付用ユニオン等の部品を不
要とするので、部品点数を低減し、構成を簡素にして小
型化を図るとともに、廉価とすることができる。
ＣＶバルブから直接吸気系に供給されるので、ブローバ
イガスが外気に触れることがなく、よって、寒冷地等で
もブローバイガスが凍結するおそれがない。また、ブロ
ーバイガスホースやホース取付用ユニオン等の部品を不
要とするので、部品点数を低減し、構成を簡素にして小
型化を図るとともに、廉価とすることができる。
【００１５】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図１、図２は、この発明の実施
例を示すものである。図２において、２は車両に搭載さ
れるＶ型エンジンである。このＶ型エンジン２は、シリ
ンダブロック（図示せず）の上部のＶ字形状の一次側、
二次側シリンダバンク（図示せず）に一次側、二次側シ
リンダヘッド（図示せず）を載置して構成された一次
側、二次側エンジンバンク４、６を有している。一次
側、二次側シリンダヘッドには、一次側、二次側シリン
ダヘッドカバー８、１０が付設されている。
且つ具体的に説明する。図１、図２は、この発明の実施
例を示すものである。図２において、２は車両に搭載さ
れるＶ型エンジンである。このＶ型エンジン２は、シリ
ンダブロック（図示せず）の上部のＶ字形状の一次側、
二次側シリンダバンク（図示せず）に一次側、二次側シ
リンダヘッド（図示せず）を載置して構成された一次
側、二次側エンジンバンク４、６を有している。一次
側、二次側シリンダヘッドには、一次側、二次側シリン
ダヘッドカバー８、１０が付設されている。
【００１６】前記二次側エンジンバンク６の上方には、
一次側吸気系部材として一次側サージタンク１２が配設
されている。この一次側サージタンク１２には、各一次
側気筒（図示せず）に吸気を導く各一次側吸気導入管１
４−１、１４−２、１４−３が並列に連結されている。
一次側サージタンク１２には、一次側分配管（図示せ
ず）から吸気が導入される。
一次側吸気系部材として一次側サージタンク１２が配設
されている。この一次側サージタンク１２には、各一次
側気筒（図示せず）に吸気を導く各一次側吸気導入管１
４−１、１４−２、１４−３が並列に連結されている。
一次側サージタンク１２には、一次側分配管（図示せ
ず）から吸気が導入される。
【００１７】前記一次側エンジンバンク４の上方には、
二次側吸気系部材として二次側サージタンク１６が配設
されている。この二次側サージタンク１６には、各二次
側気筒（図示せず）に吸気を導く二次側吸気導入管１８
−１、１８−２、１８−３が並列に連結されている。二
次側サージタンク１６には、二次側分配管（図示せず）
から吸気が導入される。
二次側吸気系部材として二次側サージタンク１６が配設
されている。この二次側サージタンク１６には、各二次
側気筒（図示せず）に吸気を導く二次側吸気導入管１８
−１、１８−２、１８−３が並列に連結されている。二
次側サージタンク１６には、二次側分配管（図示せず）
から吸気が導入される。
【００１８】前記二次側シリンダヘッドカバー１０にお
いて、図１に示す如く、Ｖ字形状の空間側、つまり内側
で、且つ上部位に二次カバー側バルブ取付部２０が平坦
に形成されている。
いて、図１に示す如く、Ｖ字形状の空間側、つまり内側
で、且つ上部位に二次カバー側バルブ取付部２０が平坦
に形成されている。
【００１９】また、前記一次側サージタンク１２におい
て、図１に示す如く、一次側吸気導入管１４−１と一次
側吸気導入管１４−２間でＶ字形状の空間側、つまり内
側で、且つ下部位で、しかも前記二次カバー側バルブ取
付部２０に近接して一次タンク側バルブ取付部２２が平
坦に形成されている。
て、図１に示す如く、一次側吸気導入管１４−１と一次
側吸気導入管１４−２間でＶ字形状の空間側、つまり内
側で、且つ下部位で、しかも前記二次カバー側バルブ取
付部２０に近接して一次タンク側バルブ取付部２２が平
坦に形成されている。
【００２０】前記一次側シリンダヘッドカバー８におい
て、Ｖ字形状の空間側、つまり内側で、且つ上部位に一
次カバー側バルブ取付部２４が平坦に形成されている。
て、Ｖ字形状の空間側、つまり内側で、且つ上部位に一
次カバー側バルブ取付部２４が平坦に形成されている。
【００２１】また、前記二次側サージタンク１６におい
て、二次側吸気導入管１８−１と二次側吸気導入管１８
−２間でＶ字形状の空間側、つまり内側で、且つ下部位
で、しかも前記一次カバー側バルブ取付部２４に近接し
て二次タンク側バルブ取付部２６が平坦に形成されてい
る。
て、二次側吸気導入管１８−１と二次側吸気導入管１８
−２間でＶ字形状の空間側、つまり内側で、且つ下部位
で、しかも前記一次カバー側バルブ取付部２４に近接し
て二次タンク側バルブ取付部２６が平坦に形成されてい
る。
【００２２】前記二次カバー側バルブ取付部２０と一次
タンク側バルブ取付部２２とには、一次側ブローバイガ
ス還流装置２８を構成する一次側ＰＣＶバルブ３０が直
接取付けられる。
タンク側バルブ取付部２２とには、一次側ブローバイガ
ス還流装置２８を構成する一次側ＰＣＶバルブ３０が直
接取付けられる。
【００２３】また、前記一次側カバー側バルブ取付部２
４と二次タンク側バルブ取付部２６とには、二次側ブロ
ーバイガス還流装置３２を構成する二次側ＰＣＶバルブ
３４が直接取付けられる。
４と二次タンク側バルブ取付部２６とには、二次側ブロ
ーバイガス還流装置３２を構成する二次側ＰＣＶバルブ
３４が直接取付けられる。
【００２４】一次側ブローバイガス還流装置２８と二次
側ブローバイガス還流装置３２とは、同一構造なので、
ここでは、一次側ブローバイガス還流装置２８の構造に
ついてのみ説明する。
側ブローバイガス還流装置３２とは、同一構造なので、
ここでは、一次側ブローバイガス還流装置２８の構造に
ついてのみ説明する。
【００２５】即ち、図１に示す如く、二次側シリンダヘ
ッドカバー１０の二次カバー側バルブ取付部２０には、
二次カバー側バルブ取付孔３６が形成されている。この
二次側バルブ取付孔３６には、二次カバー側グロメット
３８が嵌挿して設けられる。この二次カバー側グロメッ
ト３８には、一次側ＰＣＶバルブ３０の一次側バルブ基
端部３０ａが挿通される。二次カバー側グロメット３８
の二次カバー側フランジ部３８ａは、二次カバー側バル
ブ取付部２０の外面に形成した二次カバー側フランジ穴
４０嵌入されている。これにより、一次側ＰＣＶバルブ
３０の一次側バルブ基端部３０ａの一次側ガス取入口４
２は、二次側シリンダヘッドカバー１０内に臨んで配設
される。
ッドカバー１０の二次カバー側バルブ取付部２０には、
二次カバー側バルブ取付孔３６が形成されている。この
二次側バルブ取付孔３６には、二次カバー側グロメット
３８が嵌挿して設けられる。この二次カバー側グロメッ
ト３８には、一次側ＰＣＶバルブ３０の一次側バルブ基
端部３０ａが挿通される。二次カバー側グロメット３８
の二次カバー側フランジ部３８ａは、二次カバー側バル
ブ取付部２０の外面に形成した二次カバー側フランジ穴
４０嵌入されている。これにより、一次側ＰＣＶバルブ
３０の一次側バルブ基端部３０ａの一次側ガス取入口４
２は、二次側シリンダヘッドカバー１０内に臨んで配設
される。
【００２６】また、前記一次側サージタンク１２の一次
タンク側バルブ取付部２２には、前記二次カバー側バル
ブ取付孔３６に対応して一次タンク側バルブ取付孔４４
が形成されている。この一次タンク側バルブ取付孔４４
には、一次側ＰＣＶバルブ３０の一次側バルブ先端部３
０ｂが挿通される。この一次側ＰＣＶバルブ３０の一次
側バルブ先端部３０ｂには、一次タンク側グロメット４
６が嵌装される。この一次タンク側グロメット４６は、
一次タンク側バルブ取付部２２の外面に形成した一次タ
ンク側フランジ穴４８に嵌入されている。これにより、
一次側ＰＣＶバルブ３０の一次側バルブ先端部３０ｂの
一次側ガス還流口５０は、一次側サージタンク１２内に
臨んで配設される。
タンク側バルブ取付部２２には、前記二次カバー側バル
ブ取付孔３６に対応して一次タンク側バルブ取付孔４４
が形成されている。この一次タンク側バルブ取付孔４４
には、一次側ＰＣＶバルブ３０の一次側バルブ先端部３
０ｂが挿通される。この一次側ＰＣＶバルブ３０の一次
側バルブ先端部３０ｂには、一次タンク側グロメット４
６が嵌装される。この一次タンク側グロメット４６は、
一次タンク側バルブ取付部２２の外面に形成した一次タ
ンク側フランジ穴４８に嵌入されている。これにより、
一次側ＰＣＶバルブ３０の一次側バルブ先端部３０ｂの
一次側ガス還流口５０は、一次側サージタンク１２内に
臨んで配設される。
【００２７】前記一次側、二次側ＰＣＶバルブ３０、３
４は、Ｖ型エンジン２で発生するブローバイガスを吸気
系である一次側、二次側サージタンク１２、１６に還流
させる際に、Ｖ型エンジン２の負荷状態、つまり吸気管
負圧状態によって作動し、一次側サージタンク１２、二
次側サージタンク１６へのブローバイガスの還流量を調
整するものである。
４は、Ｖ型エンジン２で発生するブローバイガスを吸気
系である一次側、二次側サージタンク１２、１６に還流
させる際に、Ｖ型エンジン２の負荷状態、つまり吸気管
負圧状態によって作動し、一次側サージタンク１２、二
次側サージタンク１６へのブローバイガスの還流量を調
整するものである。
【００２８】次に、この実施例の作用を説明する。
【００２９】Ｖ型エンジン２で発生したブローバイガス
は、一次側、二次側シリンダヘッドカバー８、１０内に
流動し、そして、一次側、二次側ＰＣＶバルブ３０、３
４が吸気管負圧によって作動することにより、一次側、
二次側サージタンク１２、１６内に供給される。
は、一次側、二次側シリンダヘッドカバー８、１０内に
流動し、そして、一次側、二次側ＰＣＶバルブ３０、３
４が吸気管負圧によって作動することにより、一次側、
二次側サージタンク１２、１６内に供給される。
【００３０】このとき、二次側シリンダヘッドカバー１
０と一次側サージタンク１２とに一次側ＰＣＶバルブ３
０が直接取付けられているとともに、一次側シリンダヘ
ッドカバー８と二次側サージタンク１６とに二次側ＰＣ
Ｖバルブ３４が直接取付けられているので、ブローバイ
ガスが外気に触れることがなく一次側、二次側サージタ
ンク１２、１６に供給され、寒冷地等でもブローバイガ
スが凍結するおそれがない。
０と一次側サージタンク１２とに一次側ＰＣＶバルブ３
０が直接取付けられているとともに、一次側シリンダヘ
ッドカバー８と二次側サージタンク１６とに二次側ＰＣ
Ｖバルブ３４が直接取付けられているので、ブローバイ
ガスが外気に触れることがなく一次側、二次側サージタ
ンク１２、１６に供給され、寒冷地等でもブローバイガ
スが凍結するおそれがない。
【００３１】また、従来の如きブローバイガスホース等
やホース取付用ユニオン等の部品が不要となるので、構
成を簡素にし、小型化を図るとともに、廉価とすること
ができる。
やホース取付用ユニオン等の部品が不要となるので、構
成を簡素にし、小型化を図るとともに、廉価とすること
ができる。
【００３２】更に、一次側、二次側ＰＣＶバルブ３０、
３４がＶ型エンジン２のＶ字形状の空間側である内側に
配設されているので、一次側、二次側ＰＣＶバルブ３
０、３４の保温性に優れ、一次側、二次側ＰＣＶバルブ
３０、３４内でブローバイガスが凍結するのを防止し、
一次側、二次側ＰＣＶバルブ３０、３４の機能を良好に
担保することができる。
３４がＶ型エンジン２のＶ字形状の空間側である内側に
配設されているので、一次側、二次側ＰＣＶバルブ３
０、３４の保温性に優れ、一次側、二次側ＰＣＶバルブ
３０、３４内でブローバイガスが凍結するのを防止し、
一次側、二次側ＰＣＶバルブ３０、３４の機能を良好に
担保することができる。
【００３３】なお、上述の実施例において、吸気系部材
としてサージタンクとしたが、吸気系部材として分配管
や吸気導入管等の他の吸気系部材でもよいことは勿論で
ある。
としてサージタンクとしたが、吸気系部材として分配管
や吸気導入管等の他の吸気系部材でもよいことは勿論で
ある。
【００３４】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、ＰＣＶバルブの基端部をシリンダヘッド
カバーに設けるとともにＰＣＶバルブの先端部を吸気系
部材に設けたことにより、ブローバイガスがＰＣＶバル
ブから直接吸気系に供給されるので、ブローバイガスが
外気に触れることがなく、よって、寒冷地等でもブロー
バイガスが凍結するおそれを防止し得る。
発明によれば、ＰＣＶバルブの基端部をシリンダヘッド
カバーに設けるとともにＰＣＶバルブの先端部を吸気系
部材に設けたことにより、ブローバイガスがＰＣＶバル
ブから直接吸気系に供給されるので、ブローバイガスが
外気に触れることがなく、よって、寒冷地等でもブロー
バイガスが凍結するおそれを防止し得る。
【００３５】また、ブローバイガスホースやホース取付
用ユニオン等の部品が不要となり、部品点数を低減し、
構成を簡素にし、これにより、小型化を図るとともに、
廉価とし得る。
用ユニオン等の部品が不要となり、部品点数を低減し、
構成を簡素にし、これにより、小型化を図るとともに、
廉価とし得る。
【図１】図２の〓−〓線による一次側ブローバイガス還
流装置の拡大断面図である。
流装置の拡大断面図である。
【図２】Ｖ型エンジンの概略平面図である。
【図３】従来におけるブローバイガス還流装置が備えら
れたＶ型エンジンの平面図である。
れたＶ型エンジンの平面図である。
２ Ｖ型エンジン ８ 一次側シリンダヘッドカバー １０ 二次側シリンダヘッドカバー １２ 一次側サージタンク １６ 二次側サージタンク ２８ 一次側ブローバイガス還流装置 ３０ 一次側ＰＣＶバルブ ３２ 二次側ブローバイガス還流装置 ３４ 二次側ＰＣＶバルブ
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジンで発生したブローバイガスを吸
気系に還流する際にブローバイガスの還流量を前記エン
ジンの負荷状態によって調整するＰＣＶバルブを設けた
ブローバイガス還流装置において、前記ＰＣＶバルブの
基端部をシリンダヘッドカバーに設けるとともに前記Ｐ
ＣＶバルブの先端部を吸気系部材に設けたことを特徴と
するブローバイガス還流装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3460193A JPH06229221A (ja) | 1993-01-30 | 1993-01-30 | ブローバイガス還流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3460193A JPH06229221A (ja) | 1993-01-30 | 1993-01-30 | ブローバイガス還流装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06229221A true JPH06229221A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12418875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3460193A Pending JPH06229221A (ja) | 1993-01-30 | 1993-01-30 | ブローバイガス還流装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06229221A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4216329C1 (ja) * | 1992-05-16 | 1993-02-18 | Hurth Maschinen Und Werkzeuge Gmbh, 8000 Muenchen, De | |
| KR100375771B1 (ko) * | 2000-12-28 | 2003-03-15 | 현대자동차주식회사 | 피시브이밸브의 결빙 방지구조 |
| DE19701977B4 (de) * | 1997-01-22 | 2006-11-23 | Iav Gmbh Ingenieurgesellschaft Auto Und Verkehr | Brennkraftmaschine mit einem Ventilkammerdeckel |
| JP2009150289A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | Ｐｃｖバルブの取付構造 |
| DE102011011719A1 (de) | 2010-02-19 | 2011-08-25 | AISAN KOGYO KABUSHIKI KAISHA, Aichi-ken | PCV-Ventilmontagestrukturen |
| JP2012117451A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Daihatsu Motor Co Ltd | Ｐｃｖ構造 |
| JP2016125467A (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-11 | アイシン精機株式会社 | 内燃機関の吸気装置 |
| JP2017101570A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | アイシン精機株式会社 | 吸気装置 |
| CN107905909A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-04-13 | 重庆小康工业集团股份有限公司 | 气缸盖罩组件 |
| JP2019199807A (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | 株式会社クボタ | ブローバイガス還流装置付エンジン |
-
1993
- 1993-01-30 JP JP3460193A patent/JPH06229221A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8955501B2 (en) | 2010-02-19 | 2015-02-17 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | PCV valve mounting structures |
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