JPH06227692A - 積層板状物分離搬送装置 - Google Patents

積層板状物分離搬送装置

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JPH06227692A
JPH06227692A JP5016228A JP1622893A JPH06227692A JP H06227692 A JPH06227692 A JP H06227692A JP 5016228 A JP5016228 A JP 5016228A JP 1622893 A JP1622893 A JP 1622893A JP H06227692 A JPH06227692 A JP H06227692A
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JP
Japan
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plate
laminated plate
air
separating
conveying apparatus
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Application number
JP5016228A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takagi
正弘 高木
Masayuki Kawarada
政幸 川原田
Yasuyuki Komatsubara
保幸 小松原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】積層された板状物を表面に傷を付けることな
く、確実に1枚ずつ分離することのできる汎用性が高い
積層板状物分離搬送装置を提供すること。 【構成】積層された板状物1を積載するための供給テー
ブル6、積層された板状物6の側面にエアーを吹き付
け、最上段の板状物を下段の板状物から分離するため
に、最上段の板状物の側面近傍に設けられたエアーノズ
ル2及び下段の板状物から分離した最上段の板状物を把
持するために、板状物の上方に位置することのできる把
持盤11からなる積層板状物分離搬送装置。供給テーブ
ル6の上に積層された板状物が1枚分離される毎に、エ
アーノズル2の相対的位置を補正するためモーター7に
より供給テーブル6を上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、積層された板状物をその最上段
から順次1枚ずつ分離搬送する積層板状物分離搬送装置
に関する。
【0002】
【産業上の利用分野】
【0003】
【従来の技術】従来の積層板状物分離搬送装置は、例え
ば、特開平2−8147号公報に記載されているよう
に、積層された紙等の板状物の最上段に、ローラーが設
けられており、この板状物の最上段にローラーを押し付
けた状態で、ローラーを回転させることにより、板状物
を1枚ずつ横すべりさせながら送り出すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、板状
物を横すべりさせながら送り出すために、板状物の表面
に傷をつける場合があるという問題があった。また、上
記ローラーの押し付け力が強過ぎる場合や、板状物の表
面に静電気を帯びている等の場合に、最上段の板状物と
これに接する下段の板状物が密着して分離し難いため
に、板状物が2枚以上送り出されるという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、積層された板状物を表面
に傷を付けることなく、確実に1枚ずつ分離することの
できる汎用性が高い積層板状物分離搬送装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の積層板状物分離搬送装置は、積層された板
状物を積載するための供給テーブル、積層された板状物
の側面にエアーを吹き付け、最上段の板状物を下段の板
状物から分離するために、最上段の板状物の側面近傍に
設けられたエアーノズル及び下段の板状物から分離した
最上段の板状物を把持するために、板状物の上方に位置
することのできる把持盤から構成される。
【0007】積層された板状物は、供給テーブルに直接
置かれてもよいし、供給テーブル上に配置された収納カ
セットに置かれてもよい。収納カセットを用いるとき
は、その底部か供給テーブルの上部かのいずれかに凸部
が、他方にそれと嵌合する凹部が設けられていて、これ
により収納カセットが供給テーブルの所定の位置に配置
されるように構成されることが好ましい。また、積層さ
れた板状物の横方向のずれを防止するための規制板を供
給テーブルか収納カセットに設けることが好ましい。把
持盤は、吸着式把持盤やエアー吹き出し式非接触把持盤
等を用いることができる。
【0008】エアーノズルは、吹き出すエアーをイオン
化させるためのイオン発生装置を備えることが好まし
い。また、最上段の板状物を分離するに必要な強度でエ
アーを吹き付けるための第1のエアーノズルと、分離し
た板状物を把持盤が把持するに必要な強度で、上記強度
よりも弱いエアーを吹き付けるための第2のエアーノズ
ルとの2種類を設けることが好ましい。このような二種
類のエアーノズルを設けなくても、吹き付けるエアーの
強度を変化できるようにしておいてもよい。
【0009】さらに、本発明の積層板状物分離搬送装置
においては、積層された板状物を最上段から順次1枚ず
つ連続的に分離搬送する毎に、最上段の板状物の高さ
と、エアーノズルの高さの関係を、必要なときは把持盤
の高さの関係も、一致させることが好ましい。そのた
め、積層された板状物が1枚分離される毎に、供給テー
ブルとエアーノズルの相対的位置を補正するための補正
機構を設けることが好ましい。この補正機構は、供給テ
ーブルの高さを上昇させるものでも、エアーノズルの位
置を修正するものでもよい。この場合、板状物の最上段
の高さを検出する機構を備え、検出機構が板状物を検出
するまで板状物供給テーブルを上昇させる又はエアーノ
ズルの位置を修正するようにしてもよい。
【0010】
【作用】積層された板状物を最上段から順次1枚ずつ分
離搬送する積層板状物分離搬送装置において、その積層
された板状物の最上段の側面近傍設けられたエアーノズ
ルから、板状物側面にエアーを吹き付けることにより、
最上段の板状物とそれに接する下段の板状物との間にエ
アー膜が形成され、両者を分離することができる。そし
て把持盤を用いることにより、上方から最上段の板状物
のみ把持できる。また、このエアーノズルを2系統備え
たものでは、予め板状物を把持前に分離するためのもの
と、把持中に分離するためのものに分け、一枚分離把持
の信頼性を向上させると共に、一枚の分離時間を短縮す
ることができる。
【0011】把持盤が吸着把持盤では、例えば、板状物
が多孔質板の場合、多孔質板内部の空孔からの吸引力が
発生するために、一度に多数枚の板状物を吸着してしま
う。エアー吹き出し式非接触把持盤を用いた場合、空孔
から吹き付けたエアーが、下面の多孔質板に当たり分離
力を発生させることにより、一枚分離把持の信頼性を向
上させることができる。
【0012】板状物の積層高さを、1枚ずつ分離毎に補
正する機構を備えているものでは、一枚分離把持の動作
を連続的に行うことができる。また、エアーノズルの直
前に設けたイオン発生装置によりイオン化したエアーを
積層された板状物の最上段近傍の側面に吹き付けること
により、帯電した分離し難い板状物を確実に分離するこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1から図
8を用いて説明する。 〈実施例1〉まず、本発明の第1の実施例について、図
1、2、3、5、8を用いて説明する。図1は積層板状
物分離搬送装置の正面図で、板状物1をエアーで分離し
ている状態を示す。図2は板状物を吸着把持している状
態の積層板状物分離搬送装置の正面図である。図3は板
状物を収納するカセットの斜視図である。図5は板状物
に対し、分離するエアーノズルの位置を表す板状物分離
部の上面図である。図8は本発明の積層板状物分離搬送
装置を含む搬送装置全体の概略を表す斜視図である。図
9は図8に示す搬送装置により積載された3種の板状物
の積載状態図である。
【0014】図9に示すように、例えば、大きさの異な
るアルミ板31、軟性シート32、フィルム33の3種
の板状物をそれぞれ一括供給した後、1枚ずつ分離し、
自動搬送した後、位置ずれなく積載するために、図8に
示す搬送装置を用いることができる。
【0015】図8に示す搬送装置は、供給するアルミ板
31を積層しておくアルミ板供給テーブル6aを有する
積層板状物分離搬送装置(全体は図示せず、供給テーブ
ルのみ示す)、供給する軟性シート32を積層しておく
軟性シート供給テーブル6b有する積層板状物分離搬送
装置(全体は図示せず、供給テーブルと吸着把持盤のみ
示す)、供給するフィルムが巻かれているロール状フィ
ルム33aをセットしておくフィルムセット部51、各
板状物を搬送する際に用いる搬送パレット34を供給す
る搬送パレット供給部34a、搬送パレット34を搬送
するコンベア42等を有している。
【0016】アルミ板31及び軟性シート32の供給側
には、それぞれを1枚ずつ分離して移載する移載ロボッ
ト35、アルミ板31及び軟性シート32を搬送するた
めの一軸テーブル37、アルミ板31及び軟性シート3
2の一軸テーブル37による搬送過程において板状物の
上面の除塵除電を行う除塵除電装置38、アルミ板31
及び軟性シート32を移載積層するための移載積層ロボ
ット40、移載積層ロボット40による移載過程におい
てアルミ板31及び軟性シート32の裏面を除塵除電す
る裏面用除塵除電装置39が設けられている。
【0017】また、フィルムの供給側には、ロール状フ
ィルム33aを一定量送るためのモーター50、ロール
状フィルム33aを測長切断するフィルム測長切断装置
52、測長切断されたフィルム33を移載するフィルム
移載ロボット41が設けられている。
【0018】さらに、これらの機構等が載置されている
ベースの中には、これらの動作を制御するための制御装
置(図示せず)が設けられている。この制御装置は、ベ
ース上に設けられている操作パネル44の操作に従って
動作するようになっている。
【0019】なお、各板状物が積層された後の次工程と
して、本実施例では、積層物プレス装置30が設けられ
ている。この積層物プレス装置30は、図8に示すよう
に、プレス部47とプレス部47へ積層物を搬入する搬
入機構45と、プレスされた積層物を搬出する搬出コン
ベア46と、プレスに圧力を与えるための油圧装置49
と、これらの動作を制御するプレス用制御盤48とを有
している。
【0020】積層板状物分離搬送装置は、図1、2に示
すように、各板状物を積層した状態で供給する収納カセ
ット3、収納カセット3を位置決めする位置決めピン3
bを有し、収納カセット3を昇降させるためのモーター
7、ボールねじ8、案内ガイド9、支え板13を有する
供給テーブル6、最上段の板状物1を分離し、除電のた
めのイオン発生装置5aを有するエアーノズル2、最上
段の板状物1を検出し常に一定の高さに保持する検出器
10a・10bより構成されている。なお、最上段の板
状物を吸着把持する吸着把持盤11は、図8に示した移
載ロボット35に取り付けられている。なお、図におい
て12はベースである。
【0021】ここで、エアーノズル2は、図5に示すよ
うに、板状物が吸着把持される前に、予め分離するため
の予備分離用エアーノズル2aと、吸着把持最中に分離
状態を保持する本分離用エアーノズル2bより構成され
ている。
【0022】収納カセット3は、図3に示すように、積
載供給された板状物1の横ずれを防止する規制板3c
と、最下段の板状物の下面と収納カセット3のベース上
面との間に分離エアーを挿入しやすくする溝3dが設け
られている。
【0023】次に、本実施例の動作について、図8を用
いて説明する。まず、搬送パレット供給部34aにセッ
トされている搬送パレット供給部34がコンベア42に
より、積層テーブル(図示せず)に搬送される。そし
て、この上にアルミ板31、軟性シート32、フィルム
が順次積層される。
【0024】次に、積載供給した板状物1の分離把持動
作について説明する。まず、図1に示すように、供給テ
ーブル6が下降端にある状態から、供給テーブル6の上
の位置決めピン3bに、板状物1を積載供給した収納カ
セット3の位置決め穴3aを合わせるようにセットし、
モーター7を回転させて供給テーブル6を上昇させる。
そして、検出器10a・10bにて最上段の板状物1を
検出したら上昇を停止する。その後に、図5に示した予
備分離用エアーノズル2aにて、吸着把持盤11が板状
物1の上空位置に来るまでエアーを吹き付ける。吸着把
持盤11が板状物1の上空位置に来たら、一旦エアーを
止め、吸着把持盤11を下降させる。その下降端にて吸
着把持盤11からの吸引と同時に、本分離用エアーノズ
ル2bより、予備分離用エアーノズル2aからのエアー
吹付力より弱く、板状物1枚を分離できる程度の吹付力
でエアーを吹き付ける。この際、エアー吹付力が強いと
板状物と吸着把持盤の間にエアーが入り、上手に吸着把
持できない。これにより、図2に示すように、最上段の
板状物1のみを確実に吸着することができる。
【0025】そして、吸着把持盤11は上昇し、次工程
に搬送し、収納カセット3内の板状物1が1枚減った
分、再度、モーター7を回転させて供給テーブル6を上
昇させ、検出器10a・10bにて最上段の板状物1を
検出したら上昇を停止し、常に一定の高さで分離吸着把
持ができるようにする。この一連の動作を板状物1が無
くなるまで繰り返す。なお、ここで本分離用エアーノズ
ル2bより吹き付けるエアーは、電源5から与えられる
電圧により、イオン発生装置5aの針5bの先端を介し
イオン化されたエアーである。なお、図1、図2に示す
積層板状物搬送装置は、図8に示す搬送装置のアルミ板
供給テーブル6a及び軟性シート供給テーブル6bの部
分に用いられており、それぞれアルミ板31と軟性シー
ト32の重量に合わせてエアー吹付力を変えている。
【0026】次に、図8に示した搬送装置の全体動作に
ついて説明する。まず、前述の通り分離されたアルミ板
31又は軟性シート32を吸着把持した吸着把持盤11
は、移載ロボット35により一軸テーブル37へ移載す
る。移載されたアルミ板31又は軟性シート32を吸着
把持して固定した後、一軸テーブル37が前進する。そ
の際、吸引口が下向きにセットされている除塵除電装置
38の下を通過する。このとき、アルミ板31又は軟性
シート32の表面の塵埃及び静電気が除去される。一軸
テーブル37が前進端まで達すると、その上のアルミ板
31又は軟性シート32は、上方から移載積層ロボット
40の吸着把持盤(図示せず)で吸着把持される。そし
て、吸着把持盤(図示せず)が再び上昇し、積層テーブ
ル(図示せず)まで移載積層ロボット40にて前進し、
移載する。この前進過程において、吸引口が上向きにセ
ットされている裏面用除塵除電装置39の上を通過し、
アルミ板31又は軟性シート32の裏面の塵埃及び静電
気が除去される。
【0027】次に、ロール状フィルム33aをモーター
50を駆動して、フィルムセット部51から所定量送り
出し、フィルム測長切断装置52にてロール状フィルム
33aが目的の寸法になるように切断する。その後、切
断したフィルムは、フィルム移載ロボット41により、
積層テーブル(図示せず)に移載される。
【0028】以上のような一連の動作が、例えば、図9
に示す積層順序に合わせて行なわれる。
【0029】最後に、積層完了した板状物(図示せず)
は、搬入機構45により、積層物プレス装置30のプレ
ス部47に2段分挿入される。そして、プレス終了後、
排出コンベア46に排出される。
【0030】本実施例によれば、各板状物を積層した状
態で供給する収納カセットに設けられている位置決め穴
と、供給テーブルに設けられている位置決めピンによ
り、簡単に位置決めできるため、板状物供給作業が簡易
にできる。
【0031】また、本実施例では、図5に示した予備分
離用エアーノズル2aにて、積層した状態の上部の板状
物を予め十分に分離し、次に、吸着把持盤からの吸引と
同時に、本分離用エアーノズル2bより、予備分離用エ
アーノズル2aからのエアー吹付力より弱く、板状物1
枚を分離できる程度の吹付力でエアーを吹き付けること
により、例えば、粘着性のある軟性シート等を1枚のみ
確実に分離吸着することができ、汎用性を持たせること
ができる。
【0032】また、本実施例では、吸着把持盤11によ
る吸着高さを、検出器10a、10bが板状物を検出す
るまで供給テーブル6を上昇させることにより決めてい
る。従って、供給する板状物の厚さに関係なく、1枚分
離吸着ができ、汎用性を持たせることができる。また、
本実施例では、図1、2に示したエアーノズル2の手前
にイオン発生装置5aを入れた箱4を設けたことによ
り、例えば、静電気を帯びた板状物の表面をイオン化エ
アーにより除電し、分離性をよくし、汎用性を持たせる
ことができる。
【0033】なお、本実施例では、エアー吹付力の強い
本分離用エアーノズルとエアー吹付力のそれより弱い予
備分離用エアーノズルを設けたが、複数のエアーノズル
のエアー吹付力を同じにして、その吹付力を変化させ
て、本分離と予備分離を行うようにしてもよい。
【0034】〈実施例2〉次に、本発明の第2の実施例
を図4を用いて説明する。本実施例は、分離した積層板
状物1の最上段の板状物を、上方から把持する別の手段
として、エアー吹き出し式非接触把持盤11aを設けた
例で、その他の構成は、基本的には前記実施例と同様で
ある。
【0035】本実施例では、エアー吹き出し式非接触把
持盤11aの中央部からエアーを吹き出し、エアーポケ
ット11bから流出する流速の速いエアーにより、板状
物1との間に浮力を発生させ、その浮力と流出するエア
ー圧とのバランスにより、すきまを保たせたまま把持で
きる。これは、板状物の表面のキズやゴミを防止するこ
とを目的としたものである。また、例えば、多孔質板の
ようなエアーを通過させることができる板状物に適用で
きる。真空吸着の場合、多孔質板内部をエアーが通過
し、一度に複数枚吸着してしまう。しかしながら、エア
ー吹き出し式非接触把持盤11aを用いた場合、吹き出
すエアーにより積層された板状物を分離し、確実な1枚
把持が可能である。
【0036】〈実施例3〉次に、本発明の第3の実施例
を図6を用いて説明する。図6に示す積層板状物分離搬
送装置は、積層された板状物1を供給した収納カセット
3をセットするための供給テーブル6と、それを支える
支柱15と、最上段の板状物1を分離するためのエアー
ノズル2と、最上段の板状物1を吸着把持する吸着把持
盤11等から構成されている。エアーノズル2は、板状
物1の積層枚数に係らず、常に、最上段の板状物1に高
さ調整するための昇降板18と、それを案内する案内ガ
イド17と、それに連結し装置ベースに固定されたブラ
ケット16と、昇降板18を中空に吊っておくバネ20
と、吊り板19より構成されている。
【0037】なお、吊り板19は装置カバーフレーム
(図示せず)に固定されている。また、昇降板18に
は、エアーノズル2と同じ高さの位置に、最上段の板状
物1を検出する反射型光検出器(図示せず)が設けられ
ている。また、吸着把持盤11には、最上段の板状物1
の高さにエアーノズル2を合わせるための位置決めボル
ト27及び位置決め板26が連結されている。さらに、
吸着把持盤11は、上下移動のための中間停止型のシリ
ンダ21、シリンダ21のロッドを案内するシャフト2
3、この昇降機構を支持する支持板22、吸着把持盤1
1等の自重を軽減し、板状物1の圧縮を防止する圧縮バ
ネ25及び案内バー24から構成されている。ここで、
支持板22は、次工程に搬送する移載ロボット35に連
結されている。
【0038】次に、本装置の動作について説明する。積
層された板状物1を供給した収納カセット3をセットし
た後、シリンダ21を動作させ吸着把持盤11を下降さ
せる。吸着把持盤11が最上段の板状物1に接近する
と、位置決めボルト27が昇降板18に接触し、昇降板
18が同時に下降する。そして、反射型光検出器(図示
せず)が最上段の板状物1を検出し、その信号を受けて
シリンダ21が停止し、その状態を保持する。その状態
で、エアーノズル2から前述と同様にイオン化エアーを
吹き付け、最上段の板状物1のみ浮かせた状態で吸着把
持盤11にて吸着する。そして、シリンダ21を上昇さ
せ、次工程に連動する。以上の動作を繰り返す。
【0039】本実施例によれば、前述の供給テーブル6
の昇降機構に比べて、コスト低減を図ることができる。
【0040】〈実施例4〉次に、本発明の第4の実施例
を図7を用いて説明する。本実施例は、前述のエアーノ
ズルの代わりに、ノズル先端形状を板状物1の幅方向に
長くした長穴状エアーノズル2cを設けた例である。本
実施例によれば、板状物1の最上段近傍に対し、より多
くのエアーを供給することができ、さらに確実な1枚分
離が可能となる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、積層された板状物、例
えば、表面を鏡面仕上げにした金属性板状物や柔軟性シ
ート等をその表面に傷を付けることなく、最上段から1
枚ずつ確実に、かつ、連続的に吸着把持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の積層板状物分離搬送装
置の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の積層板状物分離搬送装
置の吸着把持時の正面図である。
【図3】本発明の実施例の板状物収納カセットの斜視図
である。
【図4】本発明の第2の実施例の非接触式把持盤を用い
た積層板状物分離搬送装置の部分正面図である。
【図5】本発明の第1の実施例のエアーによる板状物分
離を説明するための部分上面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の積層板状物分離搬送装
置の正面図である。
【図7】本発明の第4の実施例の長穴状エアーノズルの
エアー吹き出し状態図である。
【図8】本発明の積層板状物分離搬送装置を含む搬送装
置の全体斜視図である。
【図9】図8に示す搬送装置で積載する板状物の積載状
態図である。
【符号の説明】
1…板状物 2…エアーノズル 2a…予備分離用エアーノズル 2b…本分離用エ
アーノズル 2c…長穴状エアーノズル 3…収納カセット 3a…位置決め穴 3b…位置決めピ
ン 3c…規制板 3d…溝 4…箱 5…電源 5a…イオン発生装置 5b…針 6…供給テーブル 6a…アルミ板供
給テーブル 6b…軟性シート供給テーブル 7…モーター 8…ボールねじ 9…案内ガイド 10a、10b…検出器 11…吸着把持盤 11a…エアー吹き出し式非接触把持盤 11b…エアーポケット 12…ベース 13…支え板 15…支柱 16…ブラケット 17…案内ガイド 18…昇降板 19…吊り板 20…バネ 21…シリンダ 22…支持板 23…シャフト 24…案内バー 25…圧縮バネ 26…位置決め板 27…位置決めボ
ルト 30…積層物プレス装置 31…アルミ板 32…軟性シート 33…フィルム 33a…ロール状フィルム 34…搬送パレッ
ト 34a…搬送パレット供給部 35…移載ロボッ
ト 37…一軸テーブル 38…除塵除電装
置 39…裏面用除塵除電装置 40…移載積層ロ
ボット 41…フィルム移載ロボット 42…コンベア 44…操作パネル 45…搬入機構 46…搬出コンベア 47…プレス部 48…プレス用制御盤 49…油圧装置 50…モーター 51…フィルムセ
ット部 52…フィルム測長切断装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層された板状物を積載するための供給テ
    ーブル、該積層された板状物の側面にエアーを吹き付
    け、最上段の板状物を下段の板状物から分離するため
    に、最上段の板状物の側面近傍に設けられたエアーノズ
    ル及び下段の板状物から分離した最上段の板状物を把持
    するために、板状物の上方に位置することのできる把持
    盤からなることを特徴とする積層板状物分離搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の積層板状物分離搬送装置に
    おいて、上記エアーノズルは、吹き出すエアーをイオン
    化させるためのイオン発生装置を備えたことを特徴とす
    る積層板状物分離搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の積層板状物分離搬送
    装置において、上記供給テーブルの上に積層された板状
    物が1枚分離される毎に、上記供給テーブルと上記エア
    ーノズルの相対的位置を補正するための補正機構を有す
    ることを特徴とする積層板状物分離搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の積層板状物分離搬送装置に
    おいて、上記補正機構は、上記供給テーブルの高さを上
    昇させる手段であることを特徴とする積層板状物分離搬
    送装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の積層板状物分離搬送装置に
    おいて、上記補正機構は、上記エアーノズルの位置を修
    正する手段であることを特徴とする積層板状物分離搬送
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれか一に記載の積層
    板状物分離搬送装置において、上記供給テーブルは、上
    記積層された板状物を収納し、供給テーブル上にセット
    される収納カセットを備えたことを特徴とする積層板状
    物分離搬送装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の積層板状物分離搬送装置に
    おいて、上記収納カセットは、上記積層された板状物の
    横方向のずれを防止するための規制板を有することを特
    徴とする積層板状物分離搬送装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の積層板状物分離搬送
    装置において、上記収納カセットは、その底板の上記板
    状物の最下段と接する面に、上記エアーノズルからのエ
    アーの吹き込み方向に一致した溝を有することを特徴と
    する積層板状物分離搬送装置。
  9. 【請求項9】請求項6、7又は8記載の積層板状物分離
    搬送装置において、上記収納カセットが上記供給テーブ
    ルの所定の位置に配置されるために、収納カセットの底
    部と供給テーブルの上部のいずれかに凸部が、他方にそ
    れと嵌合する凹部が設けられたことを特徴とする積層板
    状物分離搬送装置。
  10. 【請求項10】請求項1から9のいずれか一に記載の積
    層板状物分離搬送装置において、上記把持盤は、吸着式
    把持盤であることを特徴とする積層板状物分離搬送装
    置。
  11. 【請求項11】請求項1から9のいずれか一に記載の積
    層板状物分離搬送装置において、上記把持盤は、エアー
    吹き出し式非接触把持盤であることを特徴とする積層板
    状物分離搬送装置。
  12. 【請求項12】請求項1から11のいずれか一に記載の
    積層板状物分離搬送装置において、上記エアーノズル
    は、最上段の上記板状物を分離するに必要な強度でエア
    ーを吹き付けるための第1のエアーノズルと、その板状
    物を上記把持盤が把持するに必要な強度でエアーを吹き
    付けるための第2のエアーノズルからなることを特徴と
    する積層板状物分離搬送装置。
  13. 【請求項13】請求項1から11のいずれか一に記載の
    積層板状物分離搬送装置において、上記エアーノズル
    は、吹き出すエアーの強度を変化させることのできるエ
    アーノズルであることを特徴とする積層板状物分離搬送
    装置。
  14. 【請求項14】請求項1から11のいずれか一に記載の
    積層板状物分離搬送装置において、上記エアーノズル
    は、複数個設けられ、少なくともその一部は、その先端
    が上記板状物の横方向に広がった形状であることを特徴
    とする積層板状物分離搬送装置。
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