JPH06218167A - 環縫いの縫合せ用自動ミシン - Google Patents

環縫いの縫合せ用自動ミシン

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JPH06218167A
JPH06218167A JP2403678A JP40367890A JPH06218167A JP H06218167 A JPH06218167 A JP H06218167A JP 2403678 A JP2403678 A JP 2403678A JP 40367890 A JP40367890 A JP 40367890A JP H06218167 A JPH06218167 A JP H06218167A
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sewing machine
stitching
tongue
needle plate
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Helmut Schips
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B1/00General types of sewing apparatus or machines without mechanism for lateral movement of the needle or the work or both
    • D05B1/08General types of sewing apparatus or machines without mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making multi-thread seams
    • D05B1/18Seams for protecting or securing edges
    • D05B1/20Overedge seams

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】前進縫合せ並びに後進縫合せの両方に適合した
環縫いの縫合せ用自動ミシンを提供する。 【構成】連鎖ループを形成するとき、連鎖トングは針の
領域に配置される。前進縫合せ時、ニードルプレートに
配置された連鎖トングは送り方向に向けられている。前
進縫合せ用のこの連鎖トング(32)は後進縫合せ用の
連鎖トング(34)と同様に、ニードルプレート(2
2)に埋め込まれたディスク形トングキャリア(30)
上に形成されている。ディスク形トングキャリア(3
0)は調整機構(40から57まで)によって前進縫合
せ並びに後進縫合せの夫々に対応した2つの定められた
作動位置の1つにもたらされる。縫製材料送り手段は上
部並びに下部グリップ手段(60,62)を有するグリ
ッパー形送り手段として形成されている。 下部グリッ
プ手段(60)はトングキャリア(30)を横切ったニ
ードルプレートのガイドウエイ(36)に誘導されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は環縫いの縫合せ用自動ミ
シンに関する。
【0002】
【従来の技術】はぎ合わせまたは環縫い、例えばかがり
縫い、両面編み縫い並びにはぜ止め縫いを縫合すると
き、従来技術における自動ミシンでは、ニードルプレー
ト中に、縫合せ送り方向に向けられかつチェーンループ
の形成を可能にする前進縫合せ用の連鎖トングを固定的
に内蔵していた。
【0003】縫製材料の送りは各種の周知技術によって
達成されている。また縫合される上部並びに下部材料の
縁はエッジ切断装置を用いて面一に切断されている。こ
のために、エッジ切断装置の下部ナイフはミシン側に固
定されている。そして上部ナイフはミシン針に連係する
周期で動作する。チェーンキャッチャーは空気によって
縫糸チェーンまたはループ巻き始めの最後の部分を吸い
込み、その部分を保持する。縫合せ操作の始めに、その
保持された縫糸チェーンは縫合されて新しい縫い目を形
成し、縫い目始めはこれによって縫い付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記方法によ
れば、完全な環縫いを行う場合には、縫い目端の縫糸チ
ェーンが特定装置を使用した別の操作手順を用いて本縫
いが行われなければならない。あるいは、縫い付けられ
なければならないために、面倒でも縫製材料を後進させ
た後でないと本縫いを実施することができないために、
実に複雑になり、且つ時間がかかることが明らかになっ
ている。
【0005】前述の困難さの主要原因は、これまでの通
常の自動ミシンでは、ニードルプレートの連鎖トング並
びにエッジ切断装置が固定して配置されていたために、
また前進送りだけに適合した手段であったために前進縫
合せのみしかできなかった点にある。
【0006】本発明の目的は、後進縫合せも可能とした
環縫いを縫合せるための自動ミシンを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、ニードルプレート(2,22)並びにニード
ルプレート及び針に関連し、連鎖ループを形成するのに
役立ち、そして縫製材料の移動方向に向いている前進縫
合せ用の連鎖トング(12,32)とから構成され、そ
して縫製材料送り手段(60,62)から構成されてい
て、前進縫合せ用の連鎖トング(12,32)が後進縫
合せ用に役立つ連鎖トング(14,34)と同様にニー
ドルプレート(2,22)に関して動けるように配置さ
れていること、並びに縫製材料後進送り手段が供給され
ていることを特徴とする環縫いの縫合せ用自動ミシンを
要旨とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、連鎖トングは、従来技術のミ
シンとは異なり、ニードルプレートに固定されることな
く寧ろ2個の連鎖トングを有し、且つニードルプレート
に内蔵されている可動式の連鎖トングキャリアが使用さ
れているため、一方の連鎖トングは前進縫合せ用に、他
方の連鎖トングは後進縫合せ用に利用することができ
る。対応して案出された送り手段並びに縫糸ガイド手段
と共に、縫合せはこれによって前進方向のみならず後進
方向にも行うことができる。
【0009】前記手段を用いた場合、はぎ合わせ、また
は環縫い始め並びに環縫い終わりにおいて特に有利であ
る。
【0010】縫い目の始めにまず後進縫合せが製法材料
縁からある距離をおいて実施され、その後、縫製材料縁
に達した段階で操作が前進縫合せに切り換えられるた
め、縫い目の緩み止めを実施することができる。したが
って、前述のチェーンキャッチャーは不要となる。ま
た、縫い目端の緩み止めの際に、後進方向の縫合せが端
部から短い距離で実施される。材料縁から縫製を開始
し、最初の約10mmから15mmの距離に亘って前進
方向に縫合せ、次に縫製材料縁に戻る逆方向に縫合せ
る。そしてその後、縫製材料の他端に達するまで縫合せ
を実施する。そこで、10mmから15mmの距離に亘
って後進縫合せを行うことによって縫い目が再び整えら
れ、仕上げられる。
【0011】後進縫合せ用の縫糸ガイド手段として、ニ
ードルプレート上に予備連鎖トングが配置されている。
【0012】本発明では、完全な環縫いが別の装置を用
いることなく短時間で可能になるため、環縫いを行うた
めにこれまで要していた時間を著しく短縮することがで
きる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例によれば、ニードルプレート
中に、直線方向に調整可能なトングキャリアが設けられ
ており、前記トングキャリアは相互に向き合いほぼ一直
線上に配置されている2個の連鎖トングを擁し、これら
トングの頂点は相互に一定の距離を保ち、ニードルプレ
ート凹所の平面に選択的に設置されるためのものであ
る。
【0014】他の実施例では、ニードルプレートは、デ
ィスク形トングキャリアを支え、このキャリアは定めら
れた角度範囲の中でニードルプレート平面に直角な回転
軸、すなわちヒンジピンチの回りで回転可能となってい
る。このディスク形トングキャリアはその外周部分に2
個の連鎖トングを有しており、これらの頂点は相互に向
かい合っており、前進縫合せ位置または後進縫合せ位置
が夫々、前述の角度範囲の端部位置に設けられている。
【0015】トングキャリアの調整は、リンク装置を使
用してトングキャリア上の歯付き手段に直接的にあるい
は間接的に噛み合わされている歯付きセグメントを作動
させる調整機構の助けを借りて達成される。連鎖トング
の2つの作動位置は、この調整機構の止め金具によって
形成されている。
【0016】さらに、実施例は空気式回転駆動装置ある
いは回転マグネットによってシャフトを経て直接的にト
ングキャリアを駆動し、並びに正確に定められた回転角
の回りにトングキャリアを回転することを実現してい
る。
【0017】本発明による自動ミシンの特に重要な点は
縫製材料供給または搬送手段である。すなわち、本実施
例はこの縫製材料送り手段として、ミシンから独立した
線形グリップ型送り装置を提供している。この送り装置
を使用して、縫製材料は上部並びに下部グリップ部分の
間に固定される。
【0018】上部並びに下部グリップ部分は、ボールガ
イドを経てシャフトに支持された支持装置に取り付けら
れている。縫製材料の送りは歯付きベルトにより、下部
並びに上部グリップ部分を備えた前記支持装置並びにそ
の間に固定された布を直線的に変位させるDCモータに
より達成される。
【0019】下部グリップ部分は、ニードルプレートの
ガイドに支持され、上部グリップ部分は、空気式シリン
ダによって上下される。縫製材料が固定されている可動
式上部グリップ部の上下作動のみならず、前進縫合せか
ら後進縫合せへの切換も、ミシンの制御システムによっ
て実施される。
【0020】後進縫合せに関するさらに重要な点は、エ
ッジ切断装置の下部ナイフが引き込み可能であるという
ことにある。装置制御が後進縫合せに切り換わるとき、
エッジ切断装置の下部ナイフは、既に形成された縫い目
が後進縫合せのときにエッジ切断装置によって再び破壊
されるのを防止するため、空気圧シリンダによって自動
的に引き込められる。
【0021】以下、本発明の具体的な実施例を図に基づ
いて説明する。 (実施例1)図1は、2個の連鎖トング用トングキャリ
アから構成されたニードルプレートの平面図であり、こ
のトングキャリアは前記のニードルプレートに連係して
直線的な変位が可能である。同図では、トングキャリア
は前進縫合せの位置で示されている。
【0022】図2は、前記図1のニードルプレートと同
様に平面図で示しているが、この図ではトングキャリア
は後進縫合せの位置で示されている。
【0023】なお、はぎ合わせまたは環縫いの縫合せ用
に適合した自動ミシンの構造はそれ自体は周知であるか
ら詳細な説明は省略する。
【0024】以下の実施例の説明では、縫製材料の環縫
いの前進並びに後進縫合せを可能にする手段並びに送り
装置を備えたニードルプレートの構造に関する。
【0025】図1において、ニードルプレート2は、縫
製材料支持装置の領域にある自動ミシンの装置ハウジン
グに対して、2個のネジ穴4並びに6を用いて取り付け
られている。
【0026】ニードルプレート2は、縫い針がニードル
プレート2の平面下にまで移動する凹所8を有してい
る。
【0027】前記ニードルプレート2は、トングキャリ
ア10が直線的に移動可能となるように配置されたガイ
ドウェイ16から構成されている。トングキャリア10
は前進縫合せ用の連鎖トング12(図1ならびに図2に
おいて上方に向いている)並びに後進縫合せ用で前記連
鎖トング12とは反対方向を向いた連鎖トング14を有
している。
【0028】図1において、連鎖トング12はニードル
プレート2の凹所8の範囲に設置されている。この位置
において、連鎖トング12は前進縫合せ時に連鎖ループ
を形成するのに用いられる。
【0029】後進縫合せの場合には、トングキャリア1
0は図2に示された位置に変位される。
【0030】ここでは、詳細は図示しないが、たとえば
レバーリンク機構等の調整機構によってガイドウェイ1
6中のトングキャリア10は図面において下方に直線的
に変位される結果、図2に示すように後進縫合せ用の連
鎖トング14が凹所8内に入り込む。
【0031】図2から明かなように、連鎖トング12並
びに14の向かい合った頂点部分は、本実施例ではニー
ドルプレート2の凹所8の幅sよりも小さい距離dとな
るように規定されている。
【0032】図1並びに図2から明かなように、連鎖ト
ング12または14のいずれか一方だけがトングキャリ
アの凹所8内に入り込むようになっている。 (実施例2)図3および図4は、本発明の他の実施例を
示している。
【0033】すなわち、図3は、調整機構を備えた2個
の連鎖トング用キャリアから構成されたニードルプレー
トの更に進んだ実施例を示している。この図ではトング
キャリアは前進縫合せ時の位置で示されている。
【0034】また、図4は、前記図3のニードルプレー
トと同様に平面図で示しているが、そのトングキャリア
は後進縫合せ時の位置で示されている。
【0035】本実施例もはた前進縫合せ並びに後進縫合
せによって環縫いを行うことを可能とする。
【0036】自動ミシンの装置ハウジングへの取付けの
ため、ニードルプレート22はネジ穴24および26を
有している。前述の図1および図2による実施例1と同
様に、縫合せ時に針が通過して図面の平面に対して直角
に下方に作動する凹所28を有している。このようなデ
ィスク形状のトングキャリア30は、その外周部分に前
進縫合せようの連鎖トング32および後進縫合せ用の連
鎖トング34を有し、これらの各頂点は、実施例1の連
鎖トング12および14と同様の距離を相互において形
成されている。
【0037】トングキャリア30は前記ニードルプレー
ト22上において、このトングキャリア30の直径より
も僅かに大きい直径を有する円形凹所64内に収容配置
されている。
【0038】前記トングキャリア30の図面上の上端
は、ガイドウェイ36の上端よりも幾分下方に配置され
ている。このガイドウェイ36の機能については後述す
る。
【0039】トングキャリア30は、回転可能な状態で
ヒンジピン38に軸止される。トングキャリア30は、
その外周部分に歯形が形成され、部分的歯付きリム40
を形成している。部分的歯付きリム40は、中間歯車4
2と噛み合い、この中間歯車42は、順繰りに歯付きセ
グメント44を噛み合う。そしてこの歯付きセグメント
44は、ヒンジピン46によって固定板48に回転自在
に軸止されている。
【0040】前記のヒンジピン46を介して、歯付きセ
グメント44は固定板48の下側にある旋回レバー50
と固く結合されている。ヒンジピン46から距離をおい
て向かい合った旋回レバー50の端部に、曲がりレバー
52の端部が旋回自在に連結されている。旋回レバー5
0と曲がりレバー52のヒンジピン46は止め金具部材
57を構成している。
【0041】図3では、トングキャリア30は環縫いの
前進縫合わ時の位置にあり、このとき前進縫合わ用の連
鎖トング32は縫製材料の送り方向に向けられている。
【0042】本実施例において、縫製材料送り手段は下
部グリップ手段60並びに上部グリップ手段62とから
構成されたトップグリップまたはグリッパー形送り手段
から成っている。そして、これらの端部は図3の上部に
示されている。
【0043】縫製材料は下部グリップ手段60と上部グ
リップ手段62との間に固定され、矢印の方向に運ばれ
る。そのようにするとき、下部グリップ手段60はニー
ドルプレート22の領域でガイドウェイ36を通って移
動し、その後、縫製材料支持装置のガイド手段58の中
を移動する。
【0044】上部グリップ手段62は例えば空気式作動
シリンダーによって起動され、そしてその空気式作動シ
リンダーによって下部グリップ手段60に押し進められ
る結果、それらグリップ手段間に縫製材料が固定され
る。
【0045】図3による状態では、曲がりレバー52は
安定した位置を保ち、そして旋回レバー50を介してト
ングキャリアは歯付きセグメント44、中間歯車42並
びにトングキャリア30の部分的歯付きリム40を固定
する。その結果、前進縫合せ用の連鎖トング32はトン
グキャリア上の前進縫合せ用の定められた位置に形成さ
れる。そこで曲がりレバー52は止め金具54に載って
いる。
【0046】続いて、後進縫合せがある距離に亘って、
例えば環縫い端の緩み止めあるいは縫い付けのために実
施されるとき、ミシンの制御システムは後進作動に切り
換えられ、あるいはセンサーによって起動される。そし
て自動的に逆転される。これに応答して、曲がりレバー
52は空気式シリンダー65によって図4の矢印の方向
に向かって斜め上方に移動される。その結果、歯付きセ
グメント44は旋回レバー50によって図4の下方に
(矢印)向かって旋回される。
【0047】歯付きセグメント44は、止め金具部材5
7として役立つ旋回レバー50と曲がりレバー52間の
ヒンジピンの外延部が固定板48に取付けられた止め金
具56に接触するとき、定められた端部位置に達する。
【0048】歯付きセグメント44を下方へ旋回させる
ことによって、中間歯車42は反時計方向に回転し、そ
の結果、トングキャリア30は時計方向に回転する。従
って、後進縫合せ用の連鎖トング34は図4に示された
後進縫合せ用の操作位置に達する。グリッパー形送り手
段60,62はここで図4の下方へ、即ち後進方向へ移
動される。
【0049】グリッパー形送り手段60,62は図面に
はこれ以上詳細には示されていない。2つのグリップ手
段60並びに62は物差しの形状をした手段である。そ
して歯付きベルトによってボールガイド上を通常の駆動
装置、例えばDCモーターによって作動される。下部グ
リップ手段がニードルプレートに誘導されるこのグリッ
パー形送り手段はきわめて適切な効果を発揮する。縫目
の始め並びに縫目の終りは後進縫合せ目部分によって、
あるいは前進並びに後進縫目の各々の追加部分によっ
て、何ら問題なく緩み止めが行われることが可能であ
る。
【0050】その特性により、グリッパー形送り手段は
ある制限内の送給距離の場合に限り適合されることがで
きる。それを超える送給距離の場合には、本発明はミシ
ンの裁縫脚台に内蔵されたトップ送り手段を供給してい
る。そのようなトップ送り手段はそれ事体は周知であ
る。緊急時において、それは前進縫合せ時の送給操作に
使用されるぐらいである。後進縫合せ時には、トップ送
り手段は止められ、その代わりにグリッパー形送り手段
が操作される。
【0051】図面には示されていないが、ここで問題に
しているこの種の環縫いの縫合せ用の自動ミシンに一般
に備えられているエッジ切断装置は材料の縁が相互に面
一になるように、縫い合わされる上部並びに下部材料の
縁を切断するときに使用される。
【0052】エッジ切断装置は下部ナイフ並びに縫い針
の縫合せサイクルに同期して作動される滋養部ナイフと
から構成されている。本発明によると、自動ミシンの下
部ナイフのみが可動式でミシンに取付けられており、も
っと正確に言うならば、それは引き込み可能な方法で支
持されている。これまでに作られた縫目が後進縫合せ時
にエッジ切断装置によって再び破壊されないように、下
部ナイフはミシン制御システムによって自動的に作動さ
れる空気式シリンダーによって引き込められるので、こ
れは後進縫合せの場合には重要である。
【0053】ミシン制御システムは原則的に周知であっ
てミシンの個々の機能を制御する電子制御システムであ
る。
【0054】なお、図4における予備連鎖トング70
は、はニードルプレート上にそして縫合せ位置の右側に
配置されていて、後進縫合せ時の編目形成部材として用
いられる。 (実施例3)図5は、トングキャリアの第3の実施例を
示している。
【0055】本実施例3におけるトングキャリアは、線
形調整可能トングキャリアあるいは回転可能トングキャ
リアに代わって、縦軸であるL軸回りに旋回する。
【0056】そして前進縫合せ用の連鎖トング112あ
るいは後進縫合せ用の連鎖トング114のいずれかを所
要の作動位置に回転配置することにより前記実施例1お
よび実施例2と同様の効果を少ない部品点数で実現する
ことができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、ニードルプレートに固
定されない2個の連鎖トングを備えており、この連鎖ト
ングのうちの一方を前進縫合せ用に、他方を後進縫合せ
用に用いるため、完全な環縫いが別の装置を用いること
なく短時間で可能となり、環縫いを行うためにこれまで
要していた時間を著しく短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で用いられるニードルプレー
トを示しており、そのトングキャリアについて前進縫合
せの位置で示す平面図である。
【図2】本発明の実施例1で用いられるニードルプレー
トを示しており、そのトングキャリアについて後進縫合
せの位置で示す平面図である。
【図3】本発明の実施例2で用いられるニードルプレー
トを示しており、そのトングキャリアについて前進縫合
せの位置で示す平面図である。
【図4】本発明の実施例2で用いられるニードルプレー
トを示しており、そのトングキャリアについて後進縫合
せの位置で示す平面図である。
【図5】本発明の実施例3で用いられるトングキャリア
を示す平面図である。
【符号の説明】
2 ニードルプレート、 10 トングキャリア、 12 連鎖トング、 14 連鎖トング、 16 ガイドウェイ、 30 トングキャリア、 32 連鎖トング、 34 連鎖トング、 36 ガイドウェイ、 38 ヒンジピン、 58 ガイド手段、 60 グリッパー形送り手段、 60 下部グリップ手段、 62 上部グリップ手段、 65 空気式シリンダー、 70 予備連鎖トング、 100 トングキャリア、 112 連鎖トング、 114 連鎖トング。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニードルプレート(2,22)並びにニ
    ードルプレート及び針に関連し、連鎖ループを形成する
    のに役立ち、そして縫製材料の移動方向に向いている前
    進縫合せ用の連鎖トング(12,32)とから構成さ
    れ、そして縫製材料送り手段(60,62)から構成さ
    れていて、前進縫合せ用の連鎖トング(12,32)が
    後進縫合せ用に役立つ連鎖トング(14,34)と同様
    にニードルプレート(2,22)に関して動けるように
    配置されていること、並びに縫製材料後進送り手段が供
    給されていることを特徴とする環縫いの縫合せ用自動ミ
    シン。
  2. 【請求項2】 後進送り手段がミシンとは独立して作動
    することを特徴とする請求項1に従った環縫いの縫合せ
    用自動ミシン。
  3. 【請求項3】 予備連鎖トング(70)が後進縫合せ時
    の編目形成部材として供給されることを特徴とする請求
    項1または2に従った環縫いの縫合せ用自動ミシン。
  4. 【請求項4】 ニードルプレート(2)が送り方向に直
    線的な調整が可能なトングキャリア(10)を支持する
    ことを特徴とする請求項1,2または3に従った環縫い
    の縫合せ用自動ミシン。
  5. 【請求項5】 トングキャリア(10)が相互に向い合
    わされかつほぼ一直線上に設置された2個の連鎖トング
    (12,14)を有し、そしてある距離(d)によって
    相互に間隔を置いて設置されたこれらの頂点はニードル
    プレート凹所(8)の平面に選択的に設置されるための
    ものであることを特徴とする請求項4に従った環縫いの
    縫合せ用自動ミシン。
  6. 【請求項6】 ニードルプレート(22)がニードルプ
    レート平面に直角な回転軸(38)の回りに定められた
    角度範囲で回転可能なディスク形トングキャリア(3
    0)を支持することを特徴とする請求項1に従った環縫
    いの縫合せ用自動ミシン。
  7. 【請求項7】 ディスク形トングキャリア(30)がそ
    の外周部分に2個の連鎖トング(32,34)を有し、
    これらの頂点が予定の間隔を置いて相互に相対して設置
    され、そして角度範囲の一端位置並びに他端位置で前進
    縫合せ用並びに後進縫合せ用の位置に夫々設置されるこ
    とを特徴とする請求項6に従った環縫いの縫合せ用自動
    ミシン。
  8. 【請求項8】 リンク装置(50,52)によって作動
    される歯付きセグメント(44)により歯形手段(4
    0)を備えたトングキャリア(30)を起動する調整機
    構(40から56まで)が供給されることを特徴とする
    請求項4から7までのいずれかに従った環縫いの縫合せ
    用自動ミシン。
  9. 【請求項9】 調整機構が連鎖トング(32,34)の
    作動位置を形成する止め金具(54,56)から構成さ
    れることを特徴とする請求項8に従った環縫いの縫合せ
    用自動ミシン。
  10. 【請求項10】 トングキャリア(10,30)が凹所
    に置かれる方法でニードルプレート(2,22)に配置
    されることを特徴とする請求項4から9までのいずれか
    に従った環縫いの縫合せ用自動ミシン。
  11. 【請求項11】 縫製材料送り手段(60,62)の少
    なくとも一部分であるウエイ(16,36)がトングキ
    ャリアを横切って延出していることを特徴とする請求項
    10に従った環縫いの縫合せ用自動ミシン。
  12. 【請求項12】 縫製材料送り手段が下部(60)並び
    に上部グリップ手段(60)を有するグリッパー形送り
    手段として形成され、その下部グリップ手段(60)が
    ニードルプレート(22)のガイドウェイ(36)を通
    って誘導されることを特徴とする請求項10に従った環
    縫いの縫合せ用自動ミシン。
  13. 【請求項13】 トングキャリアがミシン制御システム
    を通して、前進縫合せ並びに後進縫合せ用の位置に夫々
    設定されることを特徴とする請求項4から12までのい
    ずれかに従った環縫いの縫合せ用自動ミシン。
  14. 【請求項14】 下部ナイフ並びに縫い針のサイクルで
    作動する上部ナイフを有するエッジ切断装置から構成さ
    れ、エッジ切断装置の下部ナイフが可動されるように支
    持されることを特徴とする請求項1から13のいずれか
    に従った環縫いの縫合せ用自動ミシン。
  15. 【請求項15】 エッジ切断装置の下部ナイフは起動手
    段、例えば空気式シリンダーと結合し、この手段は後進
    縫合せ時に切断領域から下部ナイフを引き込めるために
    ミシン制御システムによって起動されるためのものであ
    ることを特徴とする請求項14に従った環縫いの縫合せ
    用自動ミシン。
  16. 【請求項16】 自動ミシンの裁縫脚台に内蔵されたト
    ップ送給手段が追加として供給されていて、これは前進
    縫合せ時に縫製材料を運び、一方グリッパー形送給手段
    は後進縫合せ時に縫製材料を運ぶことを特徴とする請求
    項12あるいは13に従った環縫いの縫合せ用自動ミシ
    ン。
  17. 【請求項17】 トングキャリアが好ましくは空気式の
    回転駆動装置または回転マグネットによるシャフトによ
    って調整可能であることを特徴とする請求項4から16
    までのいずれかに従った環縫いの縫合せ用自動ミシン。
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